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【赤】 清掃員 カミクズ接続中…… ユーザーを認証しました。 この会話ログは二度目の参加者の方のみ閲覧できます。 身に覚えのない方は、 直ちに退出してください。 (*0) 2022/02/20(Sun) 20:25:33 |
【人】 清掃員 カミクズ「あ、あわわ…… その、えーと、語弊がありませんか…? ここに居る誰も、ここに居る誰かに死を望まれては… い、いや、国には望まれたかもしれません、けど」 ばらばらに散らばった掃除用具を拾い集めて、 脱げかけた帽子を被り直して。 持ち直したデッキブラシの柄をぎゅっと握った。 「い、言い方を変えましょう、ね! 誰なら死んでもいいか、じゃなくて ええと、その、誰に生きていて欲しいかで話しましょう…?」 (7) 2022/02/20(Sun) 20:33:02 |
【人】 清掃員 カミクズ「オ、オブラートに包んでもしょうがないのはそうですけど… うう、でもダメですよ、この場に居る誰にだって 背負うべき責任なんて無いんですから…」 剣呑なユスとカイの方を見て、おろおろ… 「ハナサキさぁん……」 した末に、賛同してくれた少女の方を見て情けない声を発した。 なさけない大人だ。 (14) 2022/02/20(Sun) 20:46:15 |
【人】 清掃員 カミクズ「……自分は、その… あんまり言いたくないですけど…死ぬのは、怖いですよ…」 「誰だって……そうじゃ、 ないのかな… 」周りを見て、言葉尻が萎んでいった。 自分がそう思っていたいだけなのかもしれないと思って。 自分は彼等のようにはなれないとも。 「…自分が1に丸を付けたのは、 どうしても死ななきゃいけないなら、それが一番だって そう思ったからで…皆が皆死にたいわけじゃ… ……ない、と、思うんです…」 (28) 2022/02/20(Sun) 21:25:15 |
【人】 清掃員 カミクズ「そ、そうですよ… 知ってる人を選ぶ事になったら、きっと辛くなりますし… ああうう、でも知らないと判断のしようもないのか…」 フカワの発言に同意して、それから一人で勝手に悩み始めた。 身の上やその人となりを知らなければ、 生きていて欲しいも何も無いのも事実だから。 「……ああ、じゃあ、自分は回答を差し控えます、ね。 これは単に自分が複雑だから、なので。 それで自分が選ばれたら…それは、当然の事ですから」 (37) 2022/02/20(Sun) 21:44:31 |
カミクズは、目を逸らした。 (a6) 2022/02/20(Sun) 21:48:39 |
【人】 清掃員 カミクズ「……"家畜の豚"が屠殺される事には何も思わないけど、 "飼っていた鶏"をシメるのには抵抗を覚えるんです 人間って不思議ですよね」 「辛くなるのは、思い出が、愛着があるから」 (44) 2022/02/20(Sun) 22:04:04 |
【人】 清掃員 カミクズ「んえっ」 センチメンタルになっている所に唐突なオンステージ! びっくりして妙な鳴き声を発した。 「……え、あ、はい…はい? えっと……えっと?」 (46) 2022/02/20(Sun) 22:10:19 |
カミクズは、とりあえず右に倣えで手を振ってみた。 (a9) 2022/02/20(Sun) 22:10:50 |
【人】 清掃員 カミクズ「……あ、はい、自分は構いませんけど…」 時間の指定にはとりあえず了承を返しておいて、 席を外す人達の事は視線だけで見送った。 (64) 2022/02/20(Sun) 23:35:56 |
カミクズは、やっぱり手を振ろうと片手を上げかけて、やっぱりやめた。 (a23) 2022/02/20(Sun) 23:37:18 |
カミクズは、もた…もた… (a24) 2022/02/20(Sun) 23:37:25 |
【人】 清掃員 カミクズ「ぶ、無事じゃなくなるようなこと そうそう無い…と思いたいですよ…」 飽くまでも対話による穏便な合議の場だ。 今日明日でどうこうなるような事も無い。 きっと。 「……あれ、つまり問題なし、大丈夫ってことですか?」 そして遅れて捻くれた言葉の裏を理解した。 (73) 2022/02/20(Sun) 23:55:18 |
【人】 清掃員 カミクズ「………あの、提案した人本人が なんだか危なっかしい事しようとしてませんか? や、安全面は考慮されて…… いるかなあ……? 」安全な場所で、という前提はしっかり認識しているけど。 免許取れたばかりで速度オーバーしてみたいのは、どう? (78) 2022/02/21(Mon) 0:12:41 |
カミクズは、ふと、嫌いな童話を思い出した。 (a27) 2022/02/21(Mon) 0:19:28 |
【人】 清掃員 カミクズ「……息抜き…」 「ああそっか、自由時間もあるんでした。 …でも、何をしたらいいかわからないな、急だし」 やりたいこと、息抜き。 周囲の人々はそういう何かがあるらしい。 自分はこれといったものが思い付かなくて、立ち尽くして。 「そうじ、掃除がしたいなぁ…」 デッキブラシの柄を握って、ほんの少し肩を落とした。 (86) 2022/02/21(Mon) 0:59:22 |
【人】 清掃員 カミクズこれは海と砂浜が造られ、色々なものが散らかって… それから清掃員にメッセージが送られた頃の話… 「汚しておきましたってどういう!?」 結果的に汚れたならともかくとして。 汚しておきました、はなかなか聞かない表現。 とはいえ呼ばれたからにはと現場へ急行したのだった……。 「ほんとに汚れてる……汚れてるなあ……」 砂浜を見渡せばなるほどいかにもなゴミが点々と散らばって… 散らばって……… タコは汚れに含めていいんだろうか? (98) 2022/02/21(Mon) 2:04:40 |
カミクズは、とりあえず、汚れてるなぁ……と思った。 (a32) 2022/02/21(Mon) 2:05:44 |
カミクズは、ゴミばさみで黙々とゴミを拾い集め始めた… (a33) 2022/02/21(Mon) 2:06:49 |
【人】 清掃員 カミクズ>>96 フカワ 「うぐ……そ、それは正直わかりま… あっ違、お金の方じゃなくてですね!? 急に子供とかお年寄りが飛び出して来るの、 いつもいつも本当に心臓に悪くて…ですね…!!」 勝手に同意して勝手に弁明を並べ立てている。 口ぶりからして何らかの免許は持っていそうな感じだ。 「………あのー、フカワさん… い、嫌だったらこれはすっぱり断って欲しいんですが… 良ければその時は後ろ、乗せて頂いてもいいですか? 誰かと乗ってる事意識してれば安全運転できるかも…」 「い、いや、事故る可能性、却って上がるかもしれませんけど… 万が一の時は自分、這ってでも後片付けしますから… 」清掃員のプライドにかけて…とでも言いたげな顔だ。 (103) 2022/02/21(Mon) 2:37:14 |
【人】 清掃員 カミクズ>>102 ユス 「えあっ!?」 打ち上げられたタコを海へ、ぽーい…… した所に声を掛けられ、情けない声を上げた。 まさか声を掛けられるとは思っていなかったので。 「ど、どうも、えっと……ユスさん、でした、ね? 自分、VR空間でも散らかせばいいというのは盲点でした… …すみません、気を遣わせてしまったみたいで」 流石に本人を前にプロフィールを確認するわけにもいかず、 名前はうろ覚えだ。どうにも自分は要領が悪い。 「…大丈夫ですよ、一人で仕事する方が慣れてますから。 ああ、ええと、でも。 手伝いたいって気持ちを無碍にしたいわけじゃなくて… だから、何だろう、ええと…死にそうなほどお暇なら…?」 (104) 2022/02/21(Mon) 2:54:11 |
カミクズは、写真の中でもニコニコ笑顔のままだ。 (a35) 2022/02/21(Mon) 2:58:52 |
【人】 清掃員 カミクズ>>106 ユス 「あ、ならいいんですけど……」 色々それでよかったらしい。 単に厚意を無碍にする事を懸念していただけで、 身も蓋もない言い方も特に気にしてはいないようだった。 「……好きというか、仕事って、"日常"じゃないですか。 だからこういう所でも、少し日常に帰れる気がして。 学生の人なら勉強とか、部活動とか… 趣味がある人は、趣味が日常になるのかもですけど」 自分にとっては仕事がそうなんです。 そう呟いて、溶けかけたクラゲをはさみの先でつついた。 「それに、掃除が好き、というよりは、きっと。 自分は誰かの散らかしたあと、 誰かの居たあとを見るのが好きなんじゃないかなあ…」 (108) 2022/02/21(Mon) 4:03:15 |
カミクズは、打ち上げられたクラゲをつついている。 (a36) 2022/02/21(Mon) 4:04:41 |
【人】 清掃員 カミクズ>>111 ユス 「……ユスさんは、寂しいと感じますか? それとも自分はそういうふうに見えましたか? それとも、えーと…一般論的な…?」 はさみで溶けかけのクラゲをひっくり返そうとして、 どぅるんっと失敗した所に、想定外の問いを投げ掛けられて。 顔を上げて、やや困惑気味に問い返した。 「…蚊帳の外とかそうじゃないとか、気にした事もなくて。 や、仕事中に物寂しさを覚えないわけじゃないですけど… でも、それ以上にここに誰かが居たんだなって思うんです。 そのことに何となく安心するんです。 だから寧ろ、片付けてしまう事の方が寂しいんですが…」 でも、こればっかりはお仕事ですからね。 なんて言って、ちょっと困ったような笑顔で頬をかいた。 (112) 2022/02/21(Mon) 16:05:19 |
【赤】 清掃員 カミクズ通信中…… ██件の新着メッセージ 『エノさん。そちらは落ち着きましたか』 『落ち着き次第、こちら側の話し合いも始めましょう』 『先ずは、最初に選ばれる事になる あの人をどうするかについて』 (*3) 2022/02/21(Mon) 16:25:44 |
【人】 清掃員 カミクズ>>113 ユス 「…ああ、そうですね。 人が居なくなる事には…慣れないです。自分もそうです。 でも…居なくなってしまうのは、どうにもならないから。 だからせめて、少しでも 誰かがそこで生きていた事の名残を感じていたいのかな…」 あなたがちっとも眉を動かさないのと同じように、 清掃員の表情も笑顔のまま。 滲み出した感傷は隠しきれなかったかもしれないけど、 「……な、なんて、あはは… きっとそんな大した事じゃないんですよ。ただ、 何となく、生活感があった方が安心するじゃないですか。」 それを慌てて笑って誤魔化して、 しどろもどろに下手くそな話題転換を試みた。 「え……えーと。 ところでユスさん、どうして海にしたんですか? あの、散らかす場所……の為の場所を…?」 (115) 2022/02/21(Mon) 17:49:18 |
【赤】 清掃員 カミクズ無機質な文字が画面を流れていく。 通知が、画面が動きを止めて、暫くした後。 『いいですよ』 『手伝いも、後片付けも、必要ならします 何だって』 『自分は目を瞑ります その代わりに』 『この先、自分がきみに何かお願いする事があったら その時は聞いてくれますか。』 (*10) 2022/02/21(Mon) 20:22:55 |
カミクズは、帽子のつばを下げた。 (a44) 2022/02/21(Mon) 20:23:59 |
【赤】 清掃員 カミクズ「ほんとに歳下なのかな……」 現実と同じ外見とは限らない事は理解しているし、 何もあなただけに限った話ではないのだけど。 そしてこれは口頭での独り言なので、誰かに伝わる事は無い。 多分。きっと。 『ありがとうございます』 『自分も後片付けは得意ですから、任せてください』 『 人が死んだ後のものは、特に。 』多分、あなたにとって。 そのように殺すという事は、 理解の為の手段の一つであって、目的じゃない。 文面の圧が与える印象ほど恐ろしい人ではない、はずだ。 けれど、殺す事が理解に繋がるとしたら。 きっと躊躇う事は無いんだろうな。 そんな事を思って、最後の一文を付け足した。 (*12) 2022/02/21(Mon) 21:07:31 |
カミクズは、そのように約束をしました。 (a45) 2022/02/21(Mon) 21:10:22 |
【赤】 清掃員 カミクズ単純明快な返答。 あまり職や身の上の事を明かすつもりは無かったけれど。 ああまで言ってしまえば同じものだろうと判断した。 『聞いた事くらいはありませんか?』 『遺体そのものは専門というわけではありませんが』 『相応の耐性はあるつもりです』 (*15) 2022/02/21(Mon) 23:05:30 |
【人】 清掃員 カミクズ>>127 ユス うっかり口を滑らせた発言を復唱され、 確実に何か取り繕い損ねている顔をまじまじと見詰められ… この間、冷や汗で清掃員の手や背中はべちゃべちゃだった。 正直このまま溶けて消えたい。あのクラゲのように……。 「あ、そ、そうなんです…ね…? 本物、小さい頃、そうですかあ……」 そういう発想もあるのか、とでも言いたげに。 あなたの返答に、なんとも気の抜けた相槌を打って。 「……海、見られてよかった、ですか? それとも、やっぱり… ちゃんとした本物が見たいなって、思います?」 帽子のつばを持ち上げて、 98uの海、その切れ目の辺りへ視線をやって。 この場所はどこまでもリアルだけど、 ふとした時に仮想空間なのだと思い知らされるのだ。 (128) 2022/02/21(Mon) 23:37:08 |
【赤】 清掃員 カミクズ『一人暮らしがしたかったんですよ』 『その理由が欲しかったんです』 『この職は臭いがつくから、そうせざるを得ないでしょう?』 土足で踏み入る事を咎めこそしないけれど。 理由の一部は、敢えて伏せた。 これだけだと、そんな理由で、と思われそうだけれど。 別にそれでいい。くだらない理由だから。 『それから、今お願いするような事は、何も。』 『単なる保険です。 誰を選ぶかの相談になるか、他の事になるかもわかりませんが』 『拒否する自由はありますからね』 (*17) 2022/02/21(Mon) 23:50:05 |
【赤】 清掃員 カミクズ家族から離れたい。 それは確かに図星だった。俄に表情をなくす程に。 その理由までは、察されてはいないようだったけど。 『何分未成年の頃でしたから』 言及には、曖昧な答えだけを返して。 『それで自分を理解できるかはわかりませんが』 『その時は、お願いします』 『では、何かあったらまた連絡を』 ───通信切断中。 (*19) 2022/02/22(Tue) 0:51:11 |
【人】 清掃員 カミクズ>>134 ユス 「ひん………」 表情の変化に乏しいこの学生が、きょとんとするほどか。 あまりの自分の取り繕う技術の低さに、 べちゃべちゃのクラゲは鳴いていたとか、ないとか。 「……そうですか… あ、でも、理由はちょっとわかるかもしれません。 小さい頃の思い出って、 誰と行ったとか、その前にどんな理由、経緯があったとか。 そういうエピソードがあるから特別に感じるもので… や、一概にそうだってわけじゃない、ですけど」 清掃員は、あなたの事は何も知らないから。 だから結局の所、実に無責任極まりない事しか言えなくて。 それが人によっては気に障るかもしれないという事に、 いつもいつも、口に出してしまってから思い至って。 慌てて両手を振って張るのは、手遅れの予防線。 「だから、ええと、そう。 今、一人で、ぽんと海に放り出されても。 思ったより感慨がないのは、問題というか。 ええと、その…しょうがないのかなって…」 あの、自分は、そう思うんですけど。 そう付け足す頃には声は蚊の鳴くようなものになっていた。 (135) 2022/02/22(Tue) 4:03:17 |
カミクズは、ノーヘルはまずいと思う程度の正気は残ってた。 (a59) 2022/02/22(Tue) 5:31:23 |
【人】 清掃員 カミクズ>>138 フカワ 「そ、そうですか?なら良かったです… あ、予習は良いですね。映画なら楽…… 映画? 」もしかして:アクション映画? 「そういうものでしたっけ……?」 あらゆる前提が変な気がする。 どうか教習所での日々を思い出して欲しい。今からでも。 今からするのは教習所での日々をかなぐり捨てる行為でした。 もう全部ダメかもしれません。 「……ま、まあいっか… 最悪虚無の方に突っ込めば致命傷だけで済みますから… 」あなたがバイクに跨った後。最悪も最悪の想定をしながら、 恐る恐る後ろにその後ろに座って、控えめに… 控えめじゃ死ぬかも。 そう思い直してちゃんと腕を回した。こんなに近くに誰か居るのは久し振りだな、なんて思いながら。 (139) 2022/02/22(Tue) 6:24:29 |
カミクズは、努めて言葉を飲み込んだ。 (a62) 2022/02/22(Tue) 6:26:02 |
【人】 清掃員 カミクズ>>140 フカワ 「……こ、これ… 初めてにしては結構…いい感じじゃ、ないですか…!?」 車体が二人を乗せ、冷たい風をきって走り出した、暫く後。 風の音もあって、あなたに聞こえていたかは定かじゃないけど。 今はつい先ほど飲み込んだ言葉も忘れたように、 こそりと上げた声はちょっとだけ弾んでいた、かも。 実の所ニケツで乗せてもらうのは、というか乗るのも初めてだ。 この清掃員の愛車は中古の軽ワゴンだから…… ともあれこの調子なら明日の朝日は拝めそう。 まだちょっと不慣れなバランス感覚に戦々恐々としてるけど。 多分。きっと。何事もなければ。 (141) 2022/02/22(Tue) 7:28:21 |
【人】 清掃員 カミクズ>>143 フカワ 「えっま、待ってください、なんか速……音……あの…… あの、フカワさん!?フカワさん……フカワさん!? 止ま……え!?フカワさん!? 」なんということだ。 もしやきみ、ハンドル握ったら豹変する感じの質だったのか。 いやむしろこれは普通にはしゃいでるだけなのかな。 他人事のような思考が巡っている。──あ、これが走馬灯か。 そんな事を思っている間に無限の彼方へさあ行くぞ。 ウキウキニケツ部がドキドキ道交法違反部に早変わりだ。 これからハチャメチャ自損事故部になるんですけど。 「ああああああなんかそんな気はしてましたしてたんです!!! 一思いに行きますよぉ!!!せーのぉ!!!」 もう半ば通り越して8割くらいやけくそだ。 残りの2割は、あきらめ。 (144) 2022/02/22(Tue) 8:50:43 |
【人】 清掃員 カミクズ>>146 フカワ 「 丈夫さと笑顔だけが取り柄ですから…… 9連勤……徹夜明け……フカワさん、お仕事厳しいんです? あ、寝ちゃってもいいですけど…運びますから…」 自分、後片付けするって約束しましたし。 脱ぎ捨てたヘルメットをパーティクルに分解したのちに、 そう言いながらどっこいしょと立ち上がって、はて。 「……?怪我?そんなぱぱっと治るものでしたっけ? 基本的に数日しか使わない合議場で、 治療が必要になるような事って想定されてないはずですから。 だから治す仕組みはわざわざ用意されてないというか… なんか、そんなだった気がします。今は違うかもですけど」 半ばうわ言のようなあなたの疑問に、 清掃員は、あっけらかんとそんな答えを返した。 「あ、痛みは軽減できますよ。湿布貼っておきましょうね」 (147) 2022/02/22(Tue) 10:19:43 |
カミクズは、速度制限標識、立てておこうかな。ふとそんな気持ちになった。 (a68) 2022/02/22(Tue) 10:51:32 |
【人】 清掃員 カミクズ>>149 フカワ 「えっと、自分は身体しんどいのは慣れっこですから… あ、はいわかりま…… え、頭大丈夫ですか!? あっいや、違くて!脳震盪!脳震盪の心配をしています!」 まずい。デリ欠がうつったかもしれない。こんなはずでは。 それはそれとして。 頭を打った相手に配慮して主張する声は控えめだし、 ふらつく様子を見れば支えもしただろう。よいしょっと。 「…あれ、繁忙期……じゃなくて、休む人が多い…ですか? うーん…職業柄かな、自分の所はあてにならないですね…」 そして一度素通りした疑問を遡り、少し考え、また放流する傍ら、ぽんといつもの帽子を出して被り直した。 ぼろぼろの服に無傷の帽子がなんともちぐはぐだ。 「あ、普通の怪我の治し方でしたか! そっちを知らないのもなんだか不思議な感じですけど… とにかく殺菌、消毒、患部を下手に動かさない! これさえ守れば少なくとも悪化はしませんよ、安心!」 言葉の通り、清掃員はさほど怪我が堪えてはいないらしい。 或いは単に、受け身が上手かったのかもしれないけど。 一緒に医務室行きましょうか、なんて呑気に笑ってるくらい。 それは空元気のようにも見えるかもしれないけど、 本当の所は誰にもわからない。ただ、 白む空から差し込む陽射しには、一瞬憂鬱そうな顔をして。 ああ、朝が来てしまったなあ、なんて内心思ったんだろう。 (152) 2022/02/22(Tue) 12:10:27 |
【人】 清掃員 カミクズ>>150 フカワ 「え…… け、軽トラ…? 正直自分、あの時あんまり周り見れてなかったんですが… 軽トラかぁ……」 その帰りがけ、ふとそんな話を振られて。 自分達はギリギリ…やや強引に緊急回避ができたけど。 軽トラは、できないのでは。 そんな事を思って、見知らぬ誰かの無事を切に祈った。 「……あ、そうだ…あの、ええと。 フカワさん、楽しかったですか?」 それから、ふと聞きそびれていた事を思い出して。 「正直、自分は結構楽しかったんです。 ああやって誰かと一緒に何かするのって、久し振りで。 結局最後は事故って終わり方になっちゃいましたけど…」 「でも、楽しかったなって思います。 だから、ええと…ありがとうございました。」 (153) 2022/02/22(Tue) 12:11:58 |
【人】 清掃員 カミクズ>>161 ユス 「……へ、え、ええと… へぇっ!? べ、別にそんな感謝される事でも…あ……あったのかな……? 」あなたの言った事はつまり、思い出がないという事。 自分のしていた想定が随分とハッピーなものだった事に気付いて しまった、とまた冷や汗が滲んで。そうこうしている内に、 不意に頭を下げられて、あからさまに狼狽えた。 「…あ、あの、ユスさん。 もし嫌じゃなかったら…次は、誰かと来るといいですよ。 二人で海を見たり、砂浜歩くだけでも、きっと何か… 何も思わない、って事は、ないんじゃないかなって…」 「そ、それまでに綺麗にしておきますから!」 例によって言い終えてから、 砂浜はまだすっかり片付いたわけではない事を思い出して。 思い出したようにごみバサミとごみ袋を持ち直した。 (175) 2022/02/22(Tue) 20:13:32 |
【人】 清掃員 カミクズ>>164 >>165 フカワ 「………あは、は…命知らずな人、多いですね 無事みたいで、よかったですけど」 一転、随分と悄気げた様子で。 へなへなと笑って、 その傍らに同じく届いた違反者仲間からの連絡に返事をした。 「 えっ、ま、まだ上があるんですか…!? や、あの、嫌ってわけじゃなくて、でもあの… 怪我しても怒らないですけど、 できるだけしないようにしましょうね…」 二人仲良く痛み分けなのだから怒るも何も無いのはそうで。 やっぱりちょっと寝ますか、着いたら起こしますよ。 きっとそんな事を言いながら二人でその場を後にしたはず。 盛大な事故現場だけを残して…… (179) 2022/02/22(Tue) 20:43:58 |
【人】 清掃員 カミクズ「ねむい……身体痛い……しんどい………」 慌ただしい朝を過ぎて、時刻は昼前かその後か。 満身創痍の清掃員はあっちへふらふら、こっちへふらふら… 理由は大体自己責任、自業自得の極みです。 「……あれ、そういえば…」 恐らくある程度の検閲はあれど、 ここにも外部の情報を閲覧できる施設がある。 それは知っていて、多分あの図書館がそうなんだろうな。 そう思って、はたと首を傾げた。 「…どこまで見れるんだろ?」 別に、知りたい事があるわけじゃないけど。 (189) 2022/02/22(Tue) 23:51:28 |
カミクズは、何となく図書館に入って、適当な項目を開いた。 (a78) 2022/02/23(Wed) 1:17:19 |
カミクズは、……あ、この映画はどこかで見たような…。 (a79) 2022/02/23(Wed) 1:17:37 |
【人】 清掃員 カミクズ「…………」 どこかで見たような映画のワンシーンが目についた。 どこかで、どこなんだろうな。 つい数時間前、ダメージを軽減する為に コラテラルダメージを負った腕が痛む気がする。 実際はしんどいというか、厳密にはだるいだけなんだけど。 なんでだろうな。不思議だな…… (191) 2022/02/23(Wed) 1:32:54 |
カミクズは、その後、なんか……ネコチャンとか……ニュースとか見て時間を潰し、一度寮に戻る事にした。 (a82) 2022/02/23(Wed) 2:48:18 |
【人】 清掃員 カミクズ自室に戻る道すがら。 一角を大改装されている食堂を通りがかり、二度見して、…… いや元からこうだった可能性もあるな……。 そんな事を思ったとか、思わなかったとか。 何せ食堂の事なんてこれまで意識していなかったし、 ここで食事をとろうなんて考えた事もなかった。 「……まあ、別に、お腹空かないし。食べなくてもいいか…」 食事を面倒だと思う質だから、必要ないのは有り難いと思う。 肉は、あんまり得意じゃないし。 (192) 2022/02/23(Wed) 2:55:10 |
カミクズは、自室の床に転がって、ゴミみたいな気持ちになっている…。 (a92) 2022/02/23(Wed) 14:05:29 |
カミクズは、クラゲを掴む事は諦めて、消去した。 (a93) 2022/02/23(Wed) 14:44:48 |
【赤】 清掃員 カミクズ「…………」 ぱた、ぱた。 結果の出る時間が、合議の続きが。 正真正銘、自分達の意思で誰か一人を選ぶ時間の始まりが。 少しずつ迫っている事が、どうにも落ち着かなくて。 散らかった部屋で、メッセージログを何度も開いては、閉じて。 『エノさんは』 『この制度の事、どう思ってますか』 『返信、なくても大丈夫です』 逃避の果てに送ったのは益体もないメッセージ。 言葉の通り、返答は、なくてもよかった。 (*21) 2022/02/23(Wed) 16:04:11 |
【赤】 清掃員 カミクズ清掃員は、特別この合議場に馴染んでいるふうでもなくて。 細かな仕様はうろ覚えだし、機能の事をど忘れする事もある。 それらは演技ではない。伏せるべき点は伏せているけれど。 前回の事を忘れたいのかもしれない。 なのに本当に忘れたい事ばかりが今も心の底に重く沈んでいる。 『今が特別辛いわけじゃなくて』 憂鬱なのは、いつものことだ。 『この制度の事、この制度で自分が死ぬかもしれない事』 『エノさんはどう思ってるのかなと思って』 『独りで死ぬのは寂しい、って言ってましたけど』 『怖くはないんですか』 一人で死ぬのは寂しいし怖い。 寂しいけど怖くはない。 寂しくないけど怖い。 それらはきっと、どれも有り得る事。だから敢えて問う。 (*23) 2022/02/23(Wed) 17:00:35 |
【赤】 清掃員 カミクズ清掃員の人生は、平凡なものだった。 特別得難いものを得たわけではないし、 特別苦労をするような事もなかった。 ただ、人並みに恵まれていて、 人並みに幸せで、 今はそうではないだけ。 『怖いですよ』 『でも きっと後悔するから、生きているのも怖いんです』 『そうやって、やりたい事もないまま惰性で生きてる』 惰性。 今生きている理由を言葉にするなら、これが最も正しくて。 生きてやりたい事はない。やり残した事もない。 ただ漠然とした、意識の喪失、その根源的な恐怖に怯えている。 『前回を経て、自分が生きていてよかったと思うこともなくて』 『エノさんは、生きていてよかったと思うこと、ありましたか』 『生きていて、嬉しかったこと、ありましたか』 (*25) 2022/02/23(Wed) 17:35:55 |
【赤】 清掃員 カミクズほんの少し、言葉に迷うような間の後に。 『逃げたかったんですよ』 家族の問題からか、自分の問題からか。 或いは、それ以外の何かか。 どうとでも取れるような、曖昧な答えだけを返した。 実際の所は、本当にくだらない理由だと自分でも思う。 それでも自分には耐えきれなかった。今だってそうだ。 逃げる事しかできなかった。それが全てだった。 「…………」 死んでいた方が楽だったかもしれない。 これまで何度も思った事で、ここでも何度も思った事。 自分とあなたのそれは、細かに分析すれば 本質的にはやや異なるものかもしれないけれど。 それでも、そのように思うのだな、と思った。 『それでも』 『誰かに理解されるまでは、生きていたいんですよね』 (*27) 2022/02/23(Wed) 18:14:06 |
【赤】 清掃員 カミクズその考えに至る、それまでの道筋がどんなものであっても。 生きる事の空虚さが、生きる事の喜びを上回る事もある。 必ずしも生き永らえる事ばかりが幸せとは限らない。 そう考えられるあなたなら、その問いに答えても きっと態度を変える事は無いのでは、なんて。 なんてのは、自分がそういうふうに思っていたいだけなのかな。 『兄の居なくなった空白から』 『自分では、兄の代わりになれなかった事実から。』 イネイブラー。 所謂アダルトチルドレン、その類型の一つ。 それになろうとしてなれなかった、夢のあと。 それと向き合う事から逃げた。たったそれだけの話だ。 『そうですね 死んだらきっと、叶いません』 『明日、来年、10年後。 誰しも同じ考えで居続ける保証なんて無いんです』 『人は常に変わり続けるものだと、自分はそう思っていて』 『ああ、でも、死で変化が止まるなら、それでいいのかな』 (*29) 2022/02/23(Wed) 18:59:43 |
【赤】 清掃員 カミクズ「………時間、…そろそろかな」 ふ、と。 空を見れば、もう随分暗くなっていて。 そろそろ合議の場へ向かった方が良いのかもしれない。 『時間、そろそろですね』 『裁判場で、また。』 (*30) 2022/02/23(Wed) 19:00:16 |
【人】 清掃員 カミクズ無様に自室のベッドから落ち、ごみのような気分に浸り…… それから幾つかメッセージをやり取りして。 一度解いた髪を纏め直してから、清掃員は裁判場へと向かった。 既に陽は沈んで、随分暗くなった頃の事。 向かって、でも、何となくすぐに入る気にはなれなくて。 そのまま暫く裁判場の外観をぼうっと眺めていた。 今日手に持っているのはごく一般的なほうきと、 大きめの──所謂鉄道ちりとりというやつ。 (247) 2022/02/23(Wed) 19:58:29 |
カミクズは、結局仮眠に失敗したので、寝不足だ。 (a109) 2022/02/23(Wed) 19:58:54 |
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