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カミクズは、こんな時でも、やっぱり笑顔のままだった。 (a0) 2022/02/23(Wed) 21:29:41 |
カミクズは、それは、下手くそな笑顔だったかもしれないけど。 (a1) 2022/02/23(Wed) 21:29:54 |
【赤】 清掃員 カミクズ「…………」 ほんの少し、帽子を目深に被って。 目蓋を閉じて、端末の操作を介さないメッセージの送信。 流石にこの場でやり取りする素振りを見せるわけにもいかない。 『だそうです』 『エノさんは、どうしたいですか?』 『自分は、返答はしてもしなくても構いません』 (*0) 2022/02/23(Wed) 23:12:46 |
カミクズは、僅かに帽子のつばを下げた。 (a10) 2022/02/23(Wed) 23:13:10 |
【赤】 清掃員 カミクズ『そうですね』 『少なからず、認識は歪んでしまいそうです』 『自分も この立場を明かす事は避けたいと考えます』 理由は異なっても、清掃員も確かに似通った点がいやだった。 二度も選ばれた人間であるという事実が。 先入観が、哀れみが、或いは敵意や警戒心が。 誰かの態度を変えてしまう事が、いやだった。 『何れにせよ 考える時間や判断材料は欲しい、ですよね』 『返答……匿名でしておきましょうか?』 (*2) 2022/02/23(Wed) 23:34:45 |
カミクズは、話し合いの後。一人で燃えあとを片付けていた。 (a19) 2022/02/24(Thu) 10:28:24 |
カミクズは、はっぴーばーすでーとぅーゆー。 (a20) 2022/02/24(Thu) 10:28:44 |
カミクズは、小さく歌いながら手を洗う。 (a21) 2022/02/24(Thu) 10:28:54 |
カミクズは、はっぴーばーすでー、でぃあ…… (a22) 2022/02/24(Thu) 13:15:10 |
カミクズは、そこで一度歌う事をやめて、もう一度始めから歌い直す。 (a23) 2022/02/24(Thu) 13:15:24 |
カミクズは、それも結局、最後まで歌う事はなかった。 (a24) 2022/02/24(Thu) 13:15:41 |
【人】 清掃員 カミクズ話し合いを終えて、後片付けを終えて、その後の事。 清掃員は、一人でいつかの事故現場に居た。 「楽しかったなあ…」 見るも無残な残骸、残された痕、それらをぼうっと眺めていた。 清掃員は、誰かの名残に疎外感を覚える事は無いけれど。 こういうものには、確かな寂しさを感じる。 それは、楽しかった時間を思い起こさせるものだから。 「ほんとうに、楽しかった」 めそめそめそ、今にも泣き出しそうな、下手くそな笑顔。 そんなに怖がるなら、言わなければいいのに。 そう言われてしまっても仕方ない事だと思うけど。 それでも、生きてしまう事の方が今はずっと怖かった。 それでも。 「……死にたくないなあ…」 あなたも同じ気持ちだったのだろうか。 それとも、やっぱり。 「僕は、兄さんみたいにはなれないんだな…」 (15) 2022/02/24(Thu) 13:33:01 |
カミクズは、めそめそ、空も見上げず立ち尽くしています。 (a31) 2022/02/24(Thu) 13:54:55 |
カミクズは、それから、何かに気付いて、少しだけびくりとしました。 (a32) 2022/02/24(Thu) 13:56:40 |
【人】 清掃員 カミクズ>>19 ツルギ 「………介錯…」 その言葉の指す所はすぐにわかった。 あなたの申告は、きっと決して強がりなどではないのだとも。 ……いいや、どうだろう。 死体を見た事はあっても、人を手にかける感触は。 それは、いつまでもその手に残り続けるんじゃないだろうか。 「…もう少し、考えてみます。 死ぬのは怖いですから、 できるだけわけもわからないまま死にたくて。 どうすればできるかなって、考えてたところで…」 「でも、できるだけ死体、見られたくなくて。 見たらきっと、誰でも。 ああ、死んだんだなって思いますから…」 どうしても思い付かなかったら、その時はお願いします。 あなたの言葉にそんなふうに返して、力なく笑った。 (22) 2022/02/24(Thu) 15:54:53 |
カミクズは、そのまっくらな瞳は、いつだって憂いを帯びている。 (a35) 2022/02/24(Thu) 20:10:29 |
カミクズは、深く息を吐いて、苦痛を押し殺す。 (a45) 2022/02/25(Fri) 9:21:37 |
【赤】 清掃員 カミクズ通信中…… ██件の新着メッセージ 『エノさん』 『こちら側で選ぶ人、誰がいいとか、ありますか』 『自分は何とも言えません』 『強いて言うなら。 比較的選ばれる事を受け入れられている人から それが穏当なやり方だとは思いますが…』 (*6) 2022/02/26(Sat) 0:22:49 |
【赤】 清掃員 カミクズ自分が死に至る可能性を受け入れられていない人を わざわざ選んで殺す必要はない。清掃員はそう思っている。 きっと大半の人がそうだろうとも。 もちろん何か理由があればそれも致し方ないとは思うけれど。 『ヒメノさん、ですか』 話し合いには参加せず、自分の意見も主張する事なく。 迷いなく投票だけをして行った少女。 清掃員は彼女に"投票しない"事と、それから。 自分に投票するように、という事を予め伝えていた。 『そうですね。 残念ですが、意見もわからないのであれば そうなっても仕方のないことでしょう。』 でも、この権利は投票とは異なるものだ。 つまりそれを止める理由は何処にも無い。 何より、"選ばれる"事による死は最後の最後まで不確定だ。 であれば選ばれても、死なないよう足掻くだろうとも思っている。 それはある種の信頼として。 『今日選ぶのは、ヒメノさんにしましょうか』 (*10) 2022/02/26(Sat) 10:57:05 |
【赤】 清掃員 カミクズ『それから お願いする事、決まりました』 『もしフカワさんを選ぶとしたら、後の方にしてあげてください』 『もちろん投票で選ばれてしまったり、 自ら立候補した場合は仕方ありません。』 『でも、そうでなければ』 『もう少しだけ、好きなようにさせてあげたくて』 (*11) 2022/02/26(Sat) 10:58:50 |
【赤】 清掃員 カミクズ『そうですか』 返答は、簡潔なものだったけれど。 あなたの居ない所で、人知れず安堵の息を吐いた。 『よかったです そう言って頂けて』 『ありがとうございます、エノさん』 感謝の言葉を述べて、ログを閉じる。 本当にこれがよかったのかはわからない。 あの人がそれを望んでいるのかはわからない。 そう望まれたわけではないから。自分の一存でそうしている。 それでも。 こうして確かに誰かに生きていて欲しいと思われている事は。 決して悪い事ではないんじゃないかと、そう思う。 (*14) 2022/02/26(Sat) 13:05:03 |
カミクズは、なんか首の辺りがぞわっとした気がする。 (a58) 2022/02/26(Sat) 15:48:49 |
【人】 清掃員 カミクズすっかり陽は傾いて、もう何時間かしたら。 投票の結果が出て、きっと宣言通りに自分が選ばれて。 そうして今日もまた話し合いが始まる。そんな時間。 清掃員はぼうっと初期エリアを歩いて、時間を潰していた。 死を受け入れたような、やっぱり怖いような。 どこか穏やかなようで、やっぱり漠然とした不安があるような。 そのどちらもが矛盾する事なく共存している。 どうにも言葉にできないような、奇妙な気分だった。 (45) 2022/02/26(Sat) 19:08:13 |
カミクズは、でも、これは。これは、諦めではないのだと思う。 (a62) 2022/02/26(Sat) 19:15:12 |
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