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【人】 会社員 シロウ[得体の知れない恐怖に鳩尾まで痛いほど 心臓が暴れ回る。 竦めた首を亀のようにそおっと伸ばして 様子を窺うと、両手で口元を覆って コントみたいなセリフを発する背の高い男性が、 そこに、居て、 ] ──────、さ、 [一度見たらきっと忘れない、 眩しく笑う黄色のスマイリー。 まさか、そんな、ちょ、え、 細切れの単語が幾つも弾幕のように 頭を駆け抜けて、どうにか捕まえたその人の名前を 紡ごうとしたけれど、言えたのは一文字だけ。 鼻歌というには少々ボリュームの調整に難がある、 はっきり言えば熱唱レベルの歌声が その場に流れ出したから>>293。] (301) 2021/03/17(Wed) 19:26:42 |
【人】 会社員 シロウ[どどどどうしよう、と焦りながら、 ともかく声を出さないように、両手でがしっと 口を抑えた。] 『生きている人間で最高の存在よ 誰にも負けない存在なんだ』 [あぁぁもう歌詞まではっきりわかります いい曲ですよねほんとに最高の存在ですね、 とモノマネ番組のご本人登場スペシャルの如く 立ち上がればいいのか、 あっ、それともいっそハモる??] (303) 2021/03/17(Wed) 19:29:13 |
【人】 会社員 シロウ[けれどカウンターの下に消えていった サクライさんの、今度こそ 蚊の鳴くような声が>>295耳に届いて、 僕はそこでもう耐えきれなくなった。] ─── さ、サクライ、さん、あ、の、 なんか、ごめん、なさい、ぜんぜん、 気づいてな、くて、 [笑いを噛み殺すたびに、ひゅ、と喉が鳴る。 手を離してようやく立ち上がった。 気まずいのはわかるし、笑っては申し訳ないと 思うからなんとか笑いを抑え込んで、 そっとカウンターの方へ足を動かした。 耳まで赤く染まるサクライさんを見つけたら、 改めて、こんにちは、と伝えよう、と思って。] (305) 2021/03/17(Wed) 19:33:12 |
【人】 会社員 シロウあ、の。 ───、びっくり、しました。 まさか、サクライさんだなんて。 [ へへ、と笑う。 どんな顔をするのが妥当なのか、 色々ありすぎてちっともわからなかった。]* (306) 2021/03/17(Wed) 19:33:58 |
【人】 会社員 シロウ[吸い寄せられる。 目が、離せない。] ……僕も、です。 ロビーでお会いした時から、 素敵だなと思っていたから。 [彼の手がそっと伸びて、甲が頬に触れる。 ぴく、と身体が反応して微かに跳ねた。 ゆっくり瞼を伏せて、撫でてくれる間 目を閉じていた。 喰みたいな、と思った。] (350) 2021/03/17(Wed) 23:21:32 |
【人】 会社員 シロウ[サクライさんの瞳を覗き込む。 ほわ、と視線が熱を持ち、早鐘を撃ち始める 心臓の音に気付いて慌ててグラスを口に運ぶ。 どんな方が来るかはわからなかったけれど、 念のため食事も水分も控えていたから、 喉を走って胃に落ちる水は、 乾いた身体に沁みた。] ……僕は、サクライさんでよかった、 と思ってます。 サクライさんは、僕でいいのかな。 [全身を品定めするように這う視線に、 体が熱くなるのがわかる。 こくん、と喉を鳴らして唾液を飲み込んだ。] (352) 2021/03/17(Wed) 23:24:07 |
【人】 会社員 シロウ[長い足を組み替える姿はもとより、 布地の擦れるさり、という音にも欲が走る。 さっき触れてくれた手がもう恋しいと 卑しく思った。] ……僕はゲイで、マゾヒストなんです。 パートナーだと思っていた人は、 奥さんの元へ戻っていきました。 手切れ金貰ったけど、すごく嫌で。 だから、一番高い部屋で、 全て支配してくださる方と過ごしたいって メールしたんです。 サクライさんは、どんな願望を 書かれたんですか。 [グラスの中で湧き上がって次々とはじけて 消えていく泡はぱちぱちと心地良く鳴るのに、 僕の心臓はどくん、どくんとうるさかった。]** (353) 2021/03/17(Wed) 23:26:29 |
【人】 会社員 シロウ[本心から褒めたのだけれど、戯けたように 肩を竦めるサクライさん。 さっきカウンターの下に沈んでいった姿と 重ねて、お茶目というかキュートさに 場の空気がふわん、と撓む。 全部計算され尽くした大人の余裕なのかな、と ちらり頭を過ぎるけど、さっきまでの はしゃぎっぷりはたぶん素だろうなと思うから なんだか嬉しくなってしまう。 僕とマッチングしたのだから、彼は 僕とは真逆の嗜好を持っているはずなのに。 (371) 2021/03/18(Thu) 11:01:54 |
【人】 会社員 シロウえ、サクライさんも本名なんですか? [偽名だと思ってました、と驚いて眉が上がる。 自分のことを完全に棚に上げて。] んあ、僕、サクライさんでよかった、 って、2回言いましたね…… [唇に当てたグラスの中に、くすくすと笑う吐息を 集めるサクライさんを見上げながら、 僕は恥ずかし、って呟いて耳の後ろの髪を 摘むようにぽりぽり掻いた。] ……がっつき過ぎました。 だけど、 (372) 2021/03/18(Thu) 11:03:15 |
【人】 会社員 シロウそうです。 燃やしてやろうかと 思ったりしたんですけど、 [するりと手から奪われるグラス。 微かに指は触れただろうか。] ─── 使って、よかったな。 [こと、とテーブルとグラスが音を立てて、 それが合図みたいにサクライさんが身体を動かした。 ぐっと乗せられる重みに、わ、と 色気のない声を出しながらも身を任せれば、 ソファに押し倒されるように身体が重なって、 サクライさんの顔がすぐ、近くで。] (374) 2021/03/18(Thu) 11:05:21 |
【人】 会社員 シロウ[片足が持ち上げられてサクライさんの肩に乗る。] ─── ッ 、 [形の良い唇がゆるゆると動く。 ゆっくりと、静かに獲物を絡めていく 蜘蛛の巣のような言葉に、どく、と 身体に恐怖と期待の混じった熱が走った。 ずる、と足を開けばサクライさんも動く。 布地越しの抽送。 それは優しい動きで、甘くて。 分厚いデニムとスラックスに隔てられていても 芯が的確に触れて擦れて気持ち良いのに、 でも焦ったくて身を捩った。 簡単に荒む息。 さっきと同じように手のひらで口を覆って、 さっきとは違う種類の息を抑え込む。 声を出していいか、わからなかったから。 ] (375) 2021/03/18(Thu) 11:08:54 |
【人】 会社員 シロウ[意地悪く聞かれる問いに、熱を帯びた視線を 持ち上げて、手のひらを口から外して、 はい、と頷いて笑う。 そしてふと思い出したように、] すみません、僕、 今日、まだ準備してなくて…… どんな方が来るかわからなかったから、 [準備、されるのが嫌な人もいるでしょう?と 探るような視線でサクライさんを窺い見る。 この人は、どんなふうに自身の欲望を 吐き出すのか早く知りたかった。 サクライさんが望むなら、碌に慣らしもしないまま 強引にねじ込まれたって構わない、と思うほど。] (376) 2021/03/18(Thu) 11:11:33 |
【人】 会社員 シロウ[止まらない抽送に主張を始める欲望が スラックスに阻まれて窮屈で痛い。 片方の手で、ネクタイに触れる。 ぐ、と引っ張って緩めて、荒い呼吸のまま 咎められないなら、シャツのボタンを外そうとして。]* (377) 2021/03/18(Thu) 11:12:11 |
【人】 会社員 シロウ[ スーツ、脱ぎたい。 そう思っていたのだけれどふいにサクライさんは 腰の動きを止めてしまった。 顰めていた目で、荒む息を整えようと 瞬きを繰り返しながらそっと見上げた彼は また優しく、今度は額に口付けをくれる。 肩で息をしながらネクタイにかけた指を 静かに下ろして身体を起こそうしても、 サクライさんの掌だけは腹の上で蠢いていた。 人の急所でもある鳩尾に触れる手が ふと、長い時間をかけて植え付けられた 記憶を蘇らせて、知らずのうちに身体に力が入った。 けれどサクライさんの手が、拳に握られることも 鋭い衝撃に変わることもなくて、 その動きはただ、静かで、穏やかで。 それがかえってぞっとするような怯えと、 マゾヒストならではの期待を生む。 さながら食われるために 自ら蜘蛛の巣にかかった蝶のように。 (393) 2021/03/18(Thu) 19:18:45 |
【人】 会社員 シロウ[中途半端に刺激を与えられた腹の下で もっと触れて欲しいと欲望が鎌首を跨げるせいで 視界がぼやけた。 じんわりと滲んでいた汗が滴になって 顳顬を流れて落ちる。 耳元で囁かれた言葉にまたびくりと腰が弾んで、 ─── はい、と熱っぽく頷けば、 身体からサクライさんの重みが消えた。 遠のく熱。 途端に冷たい空気が身体を包んで、 口付けられた額にそっと指を添わせた。] (394) 2021/03/18(Thu) 19:20:11 |
【人】 会社員 シロウ[準備、とは言っても、このような類の 逢瀬の際にはトイレが必要な処置だけは 済ませてある。 マナー、なのかなんなのかわからないけど。 食事も控えていたから、そのあたりは多分 問題なさげ。 だからソファから立ち上がって、 バッグを手にバスルームに向かった。 分厚い扉を閉めて、ひとつ息を深く吐く。 手早く衣服を脱いで、簡単に畳めば スラックスに微かなシミを見つけて頭を抱えて、 ちょっと考えてからランドリーバッグに入れた。] (395) 2021/03/18(Thu) 19:21:23 |
【人】 会社員 シロウ[アメニティひとつとってもブランド品。 けれど場末のラブホにさえあるはずの 潤滑剤が当たり前のようになくて笑ってしまう。] そりゃそーだな。 [ひとりごちてカバンから取り出したそれを手に 改めてざざっとシャワーを浴びる。 流れる湯を浴びながら後孔を解した。 私物のそれを解したナカに入れれば 一人でに、ぶる、と身体が震えた。] (396) 2021/03/18(Thu) 19:22:54 |
【人】 会社員 シロウ[ところで僕はいつも悩むんだけれど、 シャワーのあとはどんな格好で 出ていけばいいのだろう。 どうにもバスローブというものに照れがあって。 かと言って素っ裸というわけにもいかない。 それなりに鍛えてはいるけど、 お披露目するほどの身体でもない。 というわけで、カバンから取り出した 真新しい半袖の黒の肌着に、 黒のボクサーパンツを身につけて、 バスタオルを被って浴室から出る。] (397) 2021/03/18(Thu) 19:23:43 |
【人】 会社員 シロウ[気品のある大理石のバスルームで、 シャワーから出るきめ細やかな湯を浴びながら 僕がやっていることに関して 我ながら浮かぶ苦笑いは仕方がないと思う。 慣れた行為とは言え、僅かな時間ですっかり サクライさんに魅せられてしまって、 たいして触れられてもいないのに 張り詰めたものをそのままで、 後ろを解すのはなかなかきつかった。] (423) 2021/03/18(Thu) 22:46:26 |
【人】 会社員 シロウ[声をかけたら返事はベッドルームから 聞こえて、そちらに足早に向かう。 キングサイズのベッド、その隣にある サイドテーブルもきっと僕の給料一月分では 買えないような趣ある素敵なもの。 ……その上に何気なく目をやってギョッとする。 所狭しと並べられた道具は、そんじょそこらの SMホテル、いやいっそホームセンター顔負けの 見事な品揃え。>>408 見慣れたものもあるけれど、端にある あのサイズは確実に無理だ、と背中を汗が伝った。 それを並べたであろう当の本人は、 ベッドの端に腰を下ろしてにっこり笑っている。>>410 ラグジュアリーな空間と、おいで、なんて 腕をこちらに向けて拡げているサクライさんと、 アブノーマルな道具のコントラストが どうにもアンバランスで、 ] (425) 2021/03/18(Thu) 22:49:24 |
【人】 会社員 シロウ[裸足で絨毯を蹴るように、その拡げられた 腕の中に飛び込んだ。 ぼす、と長い腕と胸板に包まれたなら、 まるで犬にでもなったような気分。 胸元から、目を細めてうっとりと サクライさんを見上げた。 ベッドに横たえてくれたサクライさんの掌を 胸に感じる。 目線が下がり、足の間に向けられて いくのも見てとれた。 照明はついたままで、消してくれる様子はなくて、 鼓動が痛いほど早い。] (426) 2021/03/18(Thu) 22:51:45 |
【人】 会社員 シロウ……はい、さわって、ない、です、 けど、考えてました。 言いつけを守らず、勝手に触ったら、 ───貴方はどんなふうに、怒るのかなって、 失望、されたくないから、我慢しましたけど。* (427) 2021/03/18(Thu) 22:52:53 |
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