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【人】 吟遊詩人 フェリックス ………ふふ ふふふっ あ、ごめんなさい? いきなりすぎて呆気にとられちゃって……っ [フルリ―の怒涛の言葉が終われば、 思わず笑いが込み上げてきたわ。 聞かれていたことも驚きだったけど、 その逞しい想像力にも吃驚でね。 せっかく笑ってくれた顔がまた不機嫌になってしまうようなら ゴメンゴメンとまたついその頭に手を伸ばすの。] はぁ〜〜、何から言えばいいのやら。 ……そうね、 長くなるけど、昔話をさせてもらえるかしら? [そう前置きして。 了解なんか得られなくても話し始めちゃうわ。 だって、そっちだって沢山話したでしょう?] (104) 2021/08/21(Sat) 14:38:38 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスもう10年程、病に臥せっているという どこか遠くの国の、 一人の王子様のお話。 その王子様は変わり者でね、 よく城下町にお忍びで繰り出す人だったわ。 お城の中にいるのが嫌だったのね。 口を開けばやれ政だとかやれ誰が時期王に相応しいだとか、 ギスギスした空気が息苦しくて、窮屈だったのよ。 やりたいことは何一つやらせてもらえず、>>1:132 むしろ馬鹿にして見下されたりしたこともあったようね。 城下町へ下りればありのままの自分でいられた。 得意のピアノで流行の曲を弾いて酒場を盛り上げたり、 談笑したり馬鹿やったり、とても王子様って感じじゃ なかったけれど、街の人たちには愛されていたはずよ。 だから優秀な兄弟たちを差し置いて、 その王子を王に、という声が段々と大きくなったわ。 逆に王侯貴族たちからは相応しくないという声が多くてね。 困り果てた王室は彼を城の中に閉じ込めたの。 そして王族としての再教育をうけさせる日々。 病に臥せっていると、民衆には報せてね。 でも閉じ込められたまま黙ってる王子じゃないのよね。 元々王位継承とか興味はなかったし。 本の知識じゃなくて自分の目で、 世界を見たいという 夢 もあった。 (105) 2021/08/21(Sat) 14:50:25 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスだから金も地位も名誉も、民も家族すら捨てて、 ――――ただ自由を求めて、逃げたわ。 [ここまでいえば誰のことか見当はつくかしら。 気づいた様子ならそっと人差し指を口に添えて笑うわ。 今まで誰にも言ったことないんだから、秘密よ? なんて言うように。 フルリーの過去を聞いちゃったんだもの。 これでフェアよね?] (106) 2021/08/21(Sat) 14:51:56 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスフルリーの言葉は嬉しいわ。>>2:61 アタシがこのパーティに必要だと思ってくれるのも、 ただいまやおかえりを言ってくれるのだって。 フルリーの努力は、そのままでいいと思う。 でもね、アタシは 吟遊詩人 よ。 唄と自由を愛してるの。 だからずっと一つの場所には留まれない。 皆のことは好きだけど、 このパーティだっていつかは抜けるわ。 だから、あぁ言ったの。>>11 (そうね、仮にその時、 フルリーがアタシについていくというなら、 その先も傍にいることは出来るけれど) (107) 2021/08/21(Sat) 14:58:29 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスアタシはね、フルリーにはこれから 沢山の人と出会って、沢山の経験をしていって欲しいの。 アタシなんかより尊敬できる人や 憧れを持てる人は世の中にたくさんいるから。 そうして世の中を知って、立派なレディになって、 いつかどこかで道具屋を開いたら、 その時はどこにいても、ちゃんと駆けつけるわ。 それでもなお、気持ちが変わっていなかったなら、 その時はママでもなんでも、考えてあげる。 その頃にはアタシも満足してるかもしれないしね? 本当の [こんなアタシがいいって言ってくれるのなら、 吝かではないといった言葉>>0:163は嘘ではないのよ。] (108) 2021/08/21(Sat) 15:05:34 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス――― その前に、まずお友達だったかしら? [そう言って手を差し出せば、フルリーはどうしたかしら。 フルリーの願いには、応えられていないのはわかってるわ。 だから握り返されることがなければ、 少し残念そうに引っ込めることになったでしょうけど。]* (109) 2021/08/21(Sat) 15:06:58 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス そうね、辛かったわ。 笑うことすら出来なかった。 [せめてもの慰みだった音楽でさえ、 上品な曲しか弾かせてもらえない。 だから何かしらのパーティーでピアノを披露する時だって、 ただ言われるがままに、渡された曲を弾くだけ。 そこに心なんか籠っていなかったけれど、 お貴族様はそれを素晴らしいと称えるのよ。 馬鹿みたいに。 きっと酷く、冷たい目をしていたでしょうね。] ……ガチ恥にはならないから安心していいわ。 それが答え。 ふふ、どういたしまして? アタシの方こそありがとう。 フルリーには沢山元気を貰ってるから。 アタシも、フルリーのことちゃんと好きよ? [照れ隠しで浮かんだ笑顔>>115にはそう返すわ。] (143) 2021/08/21(Sat) 20:31:23 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス譲らなくていいのよ。 アタシもちゃんとただいまって言ってたでしょう? 帰るところがないアタシにとって、 今の居場所は間違いなくここだから。 その言葉で 温かな気持ち になる人は、沢山いるのよ。だからこれからも、大事にして頂戴。 [行ってらっしゃいの言葉>>116には 内心申し訳なさそうに眉を下げて。 それでも未来の話>>117がでれば] あら、じゃあ、お店もお菓子も楽しみにしてるわね? アタシもどこかで野垂れ死にしないよう頑張るわ。 大量購入は……BOX譲ってくれたら考えるわよ? [冗談半分にそう言って笑うわ。 異論は認めんと言われてしまったから、 尊敬云々に関してはありがたく受け取って。 そうして握手を交わして―――] (144) 2021/08/21(Sat) 20:33:33 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスえ? ちょっと、フルリー? [体の向き変えさせられ、軽く背を押されれば目を丸くするわ。 けれどフルリーはすっきりしたような顔をして 料理を選び始めたから>>118、それ以上は声をかけるのも 野暮かと思ってやめておくの。 ミツコちゃんから衣裳部屋があると聞いたから、 あの時の約束>>4を果たそうと探していたのだけど。 その後ばっちりとドレスアップしたフルリーを見ることが 出来たなら、アタシはしっかり褒めるのを忘れなかったわ。 少しだけ、ヒナが成長したようなそんな感覚を覚えるの。 そんなこといったら、 また子ども扱いだと拗ねられてしまうかしらね。]** (145) 2021/08/21(Sat) 20:37:41 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス― ミツコの酒場(姉妹店) ― [アタシはカジノの時みたいに着替えることはしなかったけど、 服も伝説の装備に変えたから見栄えはするんじゃないかしら。 だからそのまま酒場の扉を開けて] ミツコちゃ〜ん! アタシにもお酒頂戴! [カウンター内にミツコちゃんの姿を見つければ そう声をかけて、アタシも空いてる席に座ろうとしたわ。 そうね、多分アッシュが来る前の時空だったんじゃないかしら。>>142 後ろ姿からはわからなかったけど、 隣に座っていたのはどこかで見た顔な気がして、 思わず首を傾げるようにして覗き込んだわ。] あら、もしかしてユラ…? メイクしてるからすぐにわからなかったわ。 ユラも着替えたのね。 白のドレスも良かったけど、薄水色のドレスも良いじゃない。 [そこまで言って、ミツコちゃんが出してくれた フェアリーランドsakeを受け取ったわ。 そこでふと思うのよ。] (164) 2021/08/21(Sat) 23:50:49 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[ ―――どこかで見た顔な気がしたのは、 本当にそれだけだったかしら? カジノの時にステラがした質問>>74の返答>>87は アタシには聞こえなかったけど、 やはりドレスに着られてる感はないわよねって思うのよ。 その所作を見ても、 時々奇行には走るけど 教育をちゃんと受けている様が見て取れて。 もしかしてどこかで会ったことある…? なんて過ったけど、その言葉は口から出ることはなかったわ。 個性つよつよのユラと一度あったら忘れるはずはないもの。 でも、女子会の話を思い出せばピュアピュアな時期も あったはずで。 ついその顔をジッと見てしまったのよ。]* (165) 2021/08/21(Sat) 23:54:24 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[ 同じことを言っていませんか と問われれば、少し困ったように眉を下げたわ。] 駄目かしら? だって誰しも綺麗にしたら褒められたいものでしょう? 普段以上に着飾ったのならなおさら。 ……フルリーには相手限定しろとか言われちゃったけど。 >>149 これでも誰彼構わず褒めてるわけじゃないのよ? 似合ってなかったら言わないもの。 [ あまり深入りされないように、 口に出すのもありきたりな言葉ばかりで。 受け取った綺麗な 緑色 のカクテルを一口口に含めば、甘くフルーティな香りが鼻に抜けたわ。 そうしてユラの顔をじっと見ていると、 その口から語られだした言葉に>>174 飲んでいたお酒を喉に詰まらせることになったのよ。] (179) 2021/08/22(Sun) 2:21:59 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス……ちょ、ちょちょ、ちょっと待って!? [思わず右手を前に出して静止したわ。 その内心は大分混乱気味で。 あの時聞いた初恋の金髪美少年って、 もしかしなくてもアタシ!? あ〜〜酒場でアタシ元美少年とか調子こいちゃったわ〜〜 これめちゃくちゃ面識ありよね? それでアタシの素性思いっきりバレてるわよね?? 家名もばっちり聞いたことあるし! なんて頭を抱えることになったわ。 でも、何か事情があるみたいだから] ……一つだけ確認させてもらっていいかしら? ユラは、アタシを連れ戻しにきたわけではない、 ということでオーケー? [それならそんなに慌てることじゃない。 偶然バッタリあっただけなら、 今まで何もしてこなかったのにも納得がいく。] (180) 2021/08/22(Sun) 2:26:11 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[今ではすっかり少なくなったけど、 逃げ出した当初は追手が多くてねぇ。 厄介者がいなくなってあげたんだから、 放っておいてくれたらいいのに。 だから一応そんな確認をしてみたのだけれど、 ユラの返答はどんなものだったかしら]** (181) 2021/08/22(Sun) 2:30:48 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[相手限定しろってフルリーに言われて 仲間うち限定でも駄目なのかしらって、 ちょっと聞いてみたくなっただけ。] あら、ありがとう。 ご忠告感謝するわ。 [でもそんなこと聞かれて>>173「そんなわけないじゃない」 なんて否定出来るのは、本当にそうなった時ぐらいかしら、 なんて思うのよ。 上辺だけの言葉も世辞も嫌いだから。 自由を求めて逃げたアタシが、 立派な大人なわけないじゃない? はぐらかすのは過去のことだけで十分。 だからオマケしてくれたことにはお礼を述べるわ。] (214) 2021/08/22(Sun) 11:41:31 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[お言葉ですが、世の中金髪美少年なんて山ほどいるわよ? 現にほら、キヨヒコだって金髪だし。 まさか鎌をかけられていたなんて微塵も思わず、] ……非公式の純正品、ね。 それならいいのよ。 じゃあアタシたちお揃いってことね? [アタシがそうであったように、 ユラも、 こんな感じだし ぐらいには察するわ。 正直ね、ゴセンチョ・ウェンホスィ城の名前が出た時は 身構えたのよ。>>0:84 王子時代に何度も行ったことのある場所だったから。 だから、そこはツッコまなかったわ。 下手して思い出されることがないように。] (215) 2021/08/22(Sun) 11:46:27 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスふふっ、そうね、それもそうだわ。 ユラならこんな周りっくどいことしないわよね。 怖い怖い。 [そこまで聞いて動揺も落ち着いたら、 やっと笑みが戻ってくるわ。 余裕が出来れば、相手ばかりこちらのことを認識しているのは 落ち着かないから改めて思い出そうとするのよ。] (216) 2021/08/22(Sun) 11:48:26 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[そこまで記憶を掘り起こせば、 一旦ユラの話>>191に耳を傾けるわ。] 奇行? そうね、見てるの 楽しいわよ? [初見は吃驚したけど、慣れてしまえば面白くて。 ただでさえハチャメチャなパーティがさらに賑やかになって、 普通にお腹抱えながら笑っていたこともあったわね。 死にたいと思っていたことすら、わからなかったけど。 アタシは楽しかったわ。 一人でだって旅は出来るけど、いろんなパーティを 渡り歩いているのは、仲間がいた方が楽しめるから。 アタシは城下町でしていたように、 誰かと笑いながら唄を歌ったりするのが好きなのね。] 希望? アタシが?残念だけど、アタシ家捨ててきた口だから 何も力になれないわよ? [家の再建だとか、家に戻れるよう口利きをするだとか、 そんな話ではなく? 困惑しているというユラに、 一応そんなことを言って首を傾げてみせたわ。]* (217) 2021/08/22(Sun) 11:52:44 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[でも元からの性格は変えられないのよね。>>224 まさかそんなところが見抜かれる材料になるなんてね? 挨拶の時は正直アタシも何を話したのか覚えていないわ。 きっと定型文の挨拶だったわね。>>225 それこそ、誰にでもやるような世辞も含めた。 ヤバい発言はどうだったかしら。 そんなものがあったらきっと、 印象に残っているはずだけど。 頑張ったら思い出せるかしら? 結局婚約者は別の令嬢に決まって (決められて) そっちはそっちでお高く留まった束縛系の アタシが一番苦手なタイプで。 アタシの意思なんて、家の中にはどこにもなかったわ。 ]そう、なら良かったわ。 [人生を謳歌しているという言葉>>226には、 心からそう言うのよ。 アタシが過去に何の力になっていたのかは わからなかったけど、ご心配なくと言われれば やっぱり同士ね、ってことでグラスを掲げるわ。] (235) 2021/08/22(Sun) 14:58:25 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[ドレスの用意があるくらいだものね。 店内にはワルツなんか流れちゃって、>>227 他にも誰か踊りに向かう人はいたかしら。 お誘いの言葉が聴こえれば少し目を丸くして、] 料理も絵も上手いし多才だとは思っていたけど、 ダンスも上手いのね? きっとバカ騒ぎしながら適当に 踊ったことの方が多いわよ、アタシ。 体が覚えてるか怪しいわ? ―――失望しても知らないわよ? [カジノの時のように出自を思い起こさせるような 行動は慎んできたわ。 でも少なくともここに高貴な方々はいないし、 そんなことを言われてしまっては受ける他ないわねと、 椅子から降りて手を差し出すの。 エスコートくらいは、ちゃんとできたと思うわ。*] (236) 2021/08/22(Sun) 15:04:14 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス― いつかの野営地 ― ふふふっ、 エルを揶揄おうとして逆にカウンター食らってるの最高だったわよ? 後世に語り継いじゃおうかしら。 [隣に腰を下ろせば持ってきたグラスを渡してお酒を注ぐわ。 キヨヒコは本当に勇者ね、なんて笑って。>>57 次いで問いかけた質問には、唄で返って来るの。 時には止められることもあるけれど、 ちゃんと唄、聴いて覚えてくれたのねって嬉しくなるのよ。 だからアタシは閉じたその瞼の先で、 笑みを浮かべながら聴いていたわ。] (248) 2021/08/22(Sun) 16:10:15 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスあら、そうなの? ありがとう。 アッシュは人前で唄うたいそうにないものね。 そうね、声を出せばスッキリするわ。 楽しい時だけじゃない、悲しい時も、 怒りでどうしようもない時も、 唄は寄り添って慰めてくれるものよ。 [アッシュの歌声?アタシの評価は厳しいわよ? そうね、44点ぐらいかしら? 秘密よ、秘密。 どちらにしても唄いたい気持ちが大事なのよ。] (249) 2021/08/22(Sun) 16:12:50 |
【人】 吟遊詩人 フェリックスあら、いいわね。 あっ、そういえばアタシ、 アッシュのために唄作ってたのよ〜〜 っていっても歌詞はほぼアッシュ提供なんだけど! 会心の出来だから聞いて! タイトルは ”割り切れねェ〜俺のココロ〜”♪ [ 〜♪ 俺は自分というポテンシャルの高さに迷う子羊 でも犬の帰巣本能には負けねェぜ とマンドリンを取り出し渋めのメロディーを奏でながら そこまで唄ったところで止められたわ。 最後まで聞きなさいよ〜〜! とやはりぶー垂れはするけど、しょうがないからこんな夜に似合う "星めぐりの歌" にしておきましょうか。その夜は二つの声が重なって、星空へと溶けていったのよ。*] (250) 2021/08/22(Sun) 16:26:57 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[お酒の色なんて、アタシは気にしてなかったわ。>>243 でもその名前はどちらもおとぎ話を思わせるもの。 元王子 と元令嬢 にはピッタリじゃない?なんて思ってしまうのも無理はないわね。] 性別さえ違えば、ね… でもそんなに有能なら、 ユラ=ルネアとして大成すればいいわ。 貴方の呪術も凄いもの。 身をもって体験もしたしね? [差し出した手を取られれば軽く握って、 笑みながら「そう」とだけ返したわ。] (267) 2021/08/22(Sun) 19:47:31 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[もうやることはないと思っていたけれど、 思いの外覚えているものね。 フロアに立てば自然と手を取り片や腰に回して、 三拍子の音楽に合わせて身体が動いたわ。 少しだけ、間違えることはあったけど。 ユラも名を馳せただけあって上手かったわ。 周りとは段違いで、その時はアタシたち二人だけ、 浮いていたかもしれないわね。 思い出すのはお城の舞踏会。 誰がどこぞの姫だとか、誰が特別上手いだとか、 そんなことは聞き流していたけれど、 美しいダンスには自然と目で追っていたものよ。 その相手がユラだったかは―――どうだったかしらね。 仲間が見たらいったいどう思われてしまうかしら。 なんて内心苦笑していれば] ―――――…… [聴こえてきた言葉>>-392に、思わずユラの顔を見たわ。 向き合って正面から改めてみるその顔と、 その呼び方に、ハッとするの。] (268) 2021/08/22(Sun) 19:52:01 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[―――あぁ、本当に、会っていたのね。 なんて、今更そんなことを思うのよ。] ふふ、迎えになんて行けないわ。 アタシはもう王子様でもなんでもないもの。 [伝説の装備はシルクで出来ているから それなりに見えるかもしれないけれど、 踊りをやめてしまえば魔法は解けて、 もう王子の面影なんかなくなるわ。] 今のアタシはただの 吟遊詩人のフェリックス よ。―――でもそうね、 ガラスの靴は、ちゃんとしまっておくわね? [胸に手を当てて、瞳を閉じるわ。 鐘の代わりに拍手を受けながら魔法は解けて、 幕は閉じたの。] (269) 2021/08/22(Sun) 20:00:21 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[―――代わりに別の幕が開くのよ。 何者でもない、ただのアタシたちの物語。 令嬢のユラルネア=ドクス・パラキシカルに 興味はなかったわ。 アタシが好きになるのはいつだって 本当のアタシを否定せずに見ていてくれる人。 一緒に楽しんでくれる人。 だから、そうね、 少しだけ意地悪そうに笑って、 その耳にそっと囁くわ。] (270) 2021/08/22(Sun) 20:04:37 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[ 思い出したと言わんばかりに、 あの頃の自己紹介をもう一度。 この物語は、途中で終わらないといいわね? ]** (271) 2021/08/22(Sun) 20:09:52 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス― そして ― あら、花火。 ……昔はよく見ていたわねぇ。 [ 自分や他の王族たちの誕生日や記念日に 盛大にあげられていた花火を思い出したわ。 美しかったけど、そんなものをあげるより 他に使えばいいのにと何度思ったことか。 ―――でも今は あの頃見たものより見劣りはするけど あの頃見たものより、とても綺麗に思えて アタシは笑顔でその 花束 を、見つめていたわ。] (298) 2021/08/22(Sun) 23:05:19 |
【人】 吟遊詩人 フェリックス[きっとアタシは、このパーティに飽きたり、 居心地が悪くなったり、進む方向が違えば 抜けることを選択するでしょう。 でも多分、それはまだ先のことだと思うのよ。 だってアタシ、 今とても楽しいもの。 ]ふふ、そうね。 みんなで頑張りましょ! [聴こえてきたエルの言葉>>297に同意して、 きらきら と散っていく星 を、惜しみながら眼に焼き付けたのよ。**] (299) 2021/08/22(Sun) 23:10:17 |
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