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【人】 [『 力 』 フォルス[ この喪失に 穏やかで居られる人間がどれだけ居るのだろう 大なり小なり 誰もが。 誰よりも冷静に 或いは神にさえ物申す心を持つ彼女もまた だから、そんな彼女が考えたくないと そういうのならなおさら ] あー なるほど それで調合ってコト……? [ 紅茶をアリアの前に置きながら 部屋の状況に 「アリアはすごいねえ」なんて なんとなくの得心を置いて ] (177) 2022/12/24(Sat) 1:59:23 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 彼女に倣って 紅茶に一つ口をつける>>171 ] そうだなあ――… 不思議な気分、かな? ぽっかり穴が空いたような 自分じゃないみたいな 変な感じ。 [ いつもと然程も変わらない居住まいは 言葉より 余程軽い声に聞こえただろうか ] ただ まあ 在るべき形に戻ったとも言えるなら 解放されたって喜ぶべきものなのかもね [ そう言って もう一口 * ] (178) 2022/12/24(Sat) 1:59:51 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ その返答に異質さを覚えようと>>254 しがみつくような事も無く流されるまま 通された椅子へと移り変わる状況を良しとした あんな事があった後だ 己とていつも通りとは言えないかもしれない この世の言葉のどれとも違う感覚を 今、言葉にする事はどうしたって出来ない けれど、これはきっと 大なり小なり証持ち全員が直面しているだろう違和 ならばいつもと多少様子が違っていたとして それは当然の範疇でしかなく だからたとえ誰の前であっても いつも通りは容易かった ] (315) 2022/12/25(Sun) 0:17:50 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ ぽつぽつと 紡がれる声に耳を傾けるひととき 彼女がティーカップを置くまで 特段に口を差し挟む事も無く耳に留めて 「 それなら良かった 」 と微笑んだ ] (316) 2022/12/25(Sun) 0:18:03 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 置かれたティーカップと アリアとを見れば ] 嬉しくない? 自分の中の……自分が消えたこと。 ――あ、いや ごめんね! なんだか怖がっているように見えて、つい [ 少しぬるくなった紅茶で喉を湿らせた ] (317) 2022/12/25(Sun) 0:18:19 |
【人】 [『 力 』 フォルスアリアはさー しっかりしてるよね ホラ、神様を前にしても物怖じしないし 死体蹴りの如くにずけずけと毒も吐けるし? [ 小さく笑って ] だからきっと 辛い事があっても 一人でどうにかできるんだろうって思うし たとえば俺がここに来なくても 部屋を出る頃には 冷静沈着で頼りになる いつものアリアになるんだろうって、そう思うよ (318) 2022/12/25(Sun) 0:19:02 |
【人】 [『 力 』 フォルス――でもさ 人って、見てないようで案外見てたりする 俺が君の事なんとなく気付いたように 無理してるかもって気付く人は居るんじゃないかな 普段からアリアの事見てる人なら尚更。 アリアが何に怯えているのか 何をしまおうとしているのかはわからないけど ……。 しんどい時は しんどいって言った方がいいよ [ 沈黙が続くなら 楽しい話でもしようか * ] (319) 2022/12/25(Sun) 0:19:39 |
【人】 [『 力 』 フォルス――ヴェルトの部屋 [ ふと、思い出した 今尚忘れる事のないあの表情を>>0:367 ここに来た頃の事を逐一覚えている訳では無い 少しずつ薄れるものはどうしたってあって その中に在って色褪せずに こびりついたように心に残っている記憶 いつも笑っているからだろうか 呆けたような ただそれだけの表情 それでも俺が見た、シンの笑顔ではない数少ない表情 だからきっと、今という状況に過ぎった ] (327) 2022/12/25(Sun) 1:23:50 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ いつか ぷつりと糸が切れて 壊れてしまいそうな笑顔だと思っていた だから 泣ける場所があったこと 縋りたいと思えるものがあったこと そうして縋れる手があったこと それが他でもないタナトスであること 閉められた扉の向こうに見たのは 消えた証の中の 消えないものの象徴 良かった 安心した それだけの自分で在りたかった ] (328) 2022/12/25(Sun) 1:25:04 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 開かれた扉の向こうに見たのは ベッドで眠る男と 傍ら顔を伏せた男>>160 向くことの無い顔 埋まることのない距離 ] ――――――… [ 蓋をしてしまおうか いつものようになんてことのないように ――簡単だ この隙を淋しいと思う そんな過ぎた心、無かった事に ] (329) 2022/12/25(Sun) 1:27:04 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ シンの頭上 こぼした声 ] ――…って言ったら 喜んでくれる? なんてね [ 撫でるとするには少し雑な手つきで 顔の合わないシンの頭にわしゃりと手を置いた ] (331) 2022/12/25(Sun) 1:28:08 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 見られたくないんだろう 知ってるよ。だから見なくていい ] 俺、行くよ ちょっと行きたいところがあってさ [ タナトスが居て ヴェルトが居る それなら尚更必要ない ] ――ヴェルトも戻ってきたなら またいつだって、皆で話せるだろうしね。 [ 部屋を出る前にタナトスに微笑んだ。 ありがとうって気持ちが せめて伝わったらいい ] * (332) 2022/12/25(Sun) 1:30:07 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 踏み込んだところで 何も得られない事など知っていた そういう存在である事などとうに自覚している 何も望まれていない事などわかっていた 己のする事に何一つの価値のない事なんてわかっていた 生まれてから死ぬまで それだけが不変の存在価値 両親の跡を継げば迷惑をかけるのは必定で どれだけ立派で在ろうと 大切な人まで指をさされる世界で 結局、何一つだってうまく行かない人生だった 踏み込むたび 得られるものは諦念 また一つと積もり行く絶望 それどころか 踏み込むだけ傷つけていく 傷つける事でしか過去も清算できない それが己という存在の根幹でしかない事 とうに、わかりきっていたのに。 ] (479) 2022/12/25(Sun) 22:28:18 |
【人】 [『 力 』 フォルス (480) 2022/12/25(Sun) 22:28:24 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 少し 沈黙が続いた気がした。 だから 残っていた紅茶を 話題を変えるように飲み干せば カップを置いて立ち上がった ] (481) 2022/12/25(Sun) 22:28:33 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 名を呼べば 視線は向いただろうか ] この世界が続いたら 話がしたいと思ってたんだ>>55 ――これからのことを、君と。 [ 聴いてくれる?って アリアの座る椅子の傍らで膝をついたら 少し、見上げる形になったかな ] (482) 2022/12/25(Sun) 22:28:47 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 楽しい話をしよう ] 店を出すんだ ここから通える場所にさ 証持ちが外で働く事の出来る店を。 みんなに協力してもらいながら 証持ちも そうでない人達も交わる そんな場所を作りたいと思ってる [ 甘くて優しい茶菓子のような 美味しい紅茶に合う そんな話を ] (484) 2022/12/25(Sun) 22:29:09 |
【人】 [『 力 』 フォルスそうだなー まずは各地の特産品を取り寄せて あ! もちろんメルロンは置くでしょ。 シトラの編んだ作品や シンの発案した面白い雑貨も置いて お茶を楽しめるスペースを作るのもいいな? タナトスの育てた作物を使ったメニューに カルクドラがそれに併せた茶葉を合わせたりして ……。 ユグはそこに居てもらった方がいいかな……? カフェスペースの接客はエーリクがやるから 会いに来れるヒナギクも押し出して 二人で看板になってもらったら百人力だね ちょっとしたステージを作ったら たまにチェレスタに歌ってもらえるかなー お客さんも歌えるようにするのもいいね (485) 2022/12/25(Sun) 22:29:21 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 楽しいだけの 途方も無い夢物語。 一度は諦めた>>0:234 諦めた筈のものにぶら下がった>>0:618 そうして今尚繋いでいる一筋の夢>>0:236 いつの間にか重なり 広がりを見せた夢の道4:77 ――なあに。 アイデア倒れになったとしても 口にしないと出来るかどうかも考えられない シンユウが言ってた言葉だ ] (486) 2022/12/25(Sun) 22:29:45 |
【人】 [『 力 』 フォルスそういう夢をさ これからも続いていくこの世界で いつかの証持ちの時代じゃ無い 俺達の代で叶えたい。 [ ふ、と笑えば ] アリアのおかげで楽になったよって 店先で笑い合えるような場所を作りたいんだ そしてそんな景色を アリアと一緒に見たい あの日、 君が繋いでくれた夢だから。 (487) 2022/12/25(Sun) 22:30:01 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 立ち上がれば 空になったカップを携えて ] 時間はたくさんあるし 答えは急がなくていいから。 シトラとも話してみて やってもいいかなって思ったら 声かけて。 あの時みたいにさ [ ぽふりと――撫ぜるように 彼女の頭に手を置いたのは ほんの少しの間のこと。 「 ありがとう 」って笑って 部屋を後にした ] * (488) 2022/12/25(Sun) 22:30:24 |
【人】 [『 力 』 フォルス――それから [ どんな大言壮語を吐いたところで 大きくなんて変わらない日々だ。 ただ、特等席で惰眠を貪る事が少なくなったこと 以前より外に出る事が多くなったこと 外に出る時 手袋をしなくなったこと 売店に居る間 棚に羊を置くようになったこと まあ 他にも無いことは無いけれど 目に見える変化といえば きっとそれぐらい ] (515) 2022/12/25(Sun) 23:07:12 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ ゼロから話を受けた時には>>396 ] そっか 淋しくなるね…… 元気でね…… えぇーーんゼロー! 手紙待ってるからーー! えーんえーん [ ハンカチを目元にあてながら見送る予行演習をして それから走り書いたメモを一枚渡した ] もしも困った事があったら そこに行くといいよ。 俺の友人だって言えば必ず力になってくれるし 大抵のものは用意してくれる。 外のツテは いくらあっても損は無いと思う ベルも居る事だし? [ 実家の住所と地図が書かれたメモ 何かと訊かれれば隠すことも無く伝えて。 ――いつか、二人が洋館を出る時はきちんと見送ろう 「 いってらっしゃい 」の言葉と共に 笑顔で ] * (516) 2022/12/25(Sun) 23:07:51 |
【人】 [『 力 』 フォルス――ヴェルトの部屋 [ 別に 良かったんだ これからもここに居て 変わらない日々がきっとあって これ以上を望めば 見せかけですら 理想で居られなくなる 始まらなくていい そうすれば終わりも無い ――そう、思っているのに。 その檻は どうして どうしようも無く効くんだろう>>450 ] (530) 2022/12/25(Sun) 23:49:25 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ シンのことが大切だ タナトスのことが大切だ ヴェルトのことだって大切だ でも そこに俺は居なくていいと どうしたって思ってしまう。 なのに 最後の一歩を 容易く振り払えるはずの手を 繋ぎ止めるものを振り払えないのは ―――… 振り払いたくないと 心が軋むから ] (532) 2022/12/25(Sun) 23:49:32 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 何も言えなくて ごめん 心の中呟いて ヴェルトと シンと タナトスと ただ、四人だけが居るそこで 世界が止まらずに 進んでいく ] * (534) 2022/12/25(Sun) 23:49:35 |
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