人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【赤】 奏者 イルムヒルト

[己の胎に、奥へと再び命の源は注がれる。
女は知っている。その熱さも、叩きつけられるような快楽も。
その奔流に甘く、されどしなやかに吐き出す剛直を内壁は包み。
律動に合わせて卑猥な水音はより粘性を増すのだろう

二度も精を放てど硬さを保つ其れは、
女の中を再び蹂躙し始める

体勢がかわり、褥へと景色が変われば
手はシーツを握りしめ、肘を其処へ沈めながら
撓らせた背を、腰を、全体を打ち付けるかのような
貴方の抽挿に、肌同士のぶつかる音に合わせたかのような女の嬌声が
部屋の中で奏でられることになろう。]

 ぁ、あぁ、ん、っ
 
[深く。教え込むような剛直の齎す官能は
先と違う進路で己の良い場所を、満ちながらも貪欲に疼く中を
刺激し、快楽を与えていく。まるで溺れろというかのように。

尻が揺れる。腰が、揺れる。
貴方に揺さぶられ、突かれ、女は獣のように自身を乱れさせ
同時に、貴方を誘う。貴方を、引きずり込む。
自身と同じ快楽を与えんとしてか。
或いは、誘い、昂らせようとしてか

共に飢えを満たさんと、してか。]
(*4) 2022/11/26(Sat) 8:19:24

【赤】 奏者 イルムヒルト

 ふぁ、ぁ。ください、まし。
 貴方の、熱を。

 私の中に。  溢れるほど。

[欲しい。と揺さぶられながら。激しい動きの中で
女は確かに望みを口にする。

それもまた婀娜めきながら男を誘う
女の中へ目覚めた、官能。
貴方に育てられ、艶めく雌性。

貴方に食われながらも精を放つ雄を締め付け、包み込む。
吐精に肉まで染め上げられる感覚に、
熱を帯びた吐息を零しながら、貴方が背に
己が体を預けるを感じていた。*]
(*5) 2022/11/26(Sat) 8:19:42
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a1) 2022/11/26(Sat) 8:24:24

奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a2) 2022/11/26(Sat) 8:24:24

【赤】 奏者 イルムヒルト

 ひぁ、 あ!
 ――― んんっ。

[ぐちゅり、水音。
再び熱く滾る切っ先を突き立てられた女は啜り啼く。
抱かれながら、満たされながらも爪先から飢えていく。

まだ足りない。
――まだ、もっと。欲しい。

その思いは、今。女を喰らい、喰らわれる男もまた
同じように抱いているのだと知っている。

互いにどこまでも求め、乱れ、喰らい、
絶え間ないかのような水音が、支配する空間は
高まりあう己らが性はあれども、退廃的なものは一切ない。

堕落ではなく、昇華を。
依存ではなく、共鳴を。

昨夜のように互いの音を混じらせて
どこまでも、貴方と喰らいあう。]
(*8) 2022/11/26(Sat) 9:50:18

【赤】 奏者 イルムヒルト

[抵抗もなく引き起こされた体は、男の胸に己の背を
預ける形になる。
重力から解放されたかのように胸は揺れ
揺さぶられた体は尻椨を男の股座へ打ち付ける形となり
己が背に感じる胸筋の脈動に、
益々穿たれる胎を熱くさせてしまう。

結合部からは最早、留めきれぬ程満たされた交わりの証が
女の肌と男の肌。そして褥の色を変え
スプリングの音とともに、肉と声が奏でる音が
今、この空間を支配していた。


首筋に感じるものに、
女は喉を反らして啼く。

刻まれた痕を舐める舌。快感をなぞるように
耳裏まで嬲られながら。零す吐息はただ、熱く。*]
(*9) 2022/11/26(Sat) 9:50:32

【赤】 奏者 イルムヒルト

[胎を抱かれながら。胸を弄ばれながら
私自身が貴方の楽器となってしまったかように。

上気させた肌が、株のような汗を散らす。
奏でられた音は、蜜壺だけではなく私の鼓膜まで犯していく。]

 ぁん、ぁあ、ぁ。
 
[揺さぶられながらの断続的なビブラート
貴方の指に奏でられた箇所は赤く色づき、
芯をもちながらふっくらとして
より高らかな音を貴方の耳に届けるのでしょう

2つが混じりあい紡がれる音はより深く、より甘く。
貴方とのユニゾン以外では、叶えられぬものを
磨き上げて、高めてゆくのでしょう]
(*15) 2022/11/26(Sat) 11:39:20

【赤】 奏者 イルムヒルト

[揺れる白丘へと触れていた指がたどり着いた先
掴まれれば命を手中に収められたかのような態勢に。
私のを、貴方は今誰よりも
何よりも近くで触れている

抱いた腕へと身を任せ、
官能の限界に達するのは男が先か、女が先か。

――それとも。同時か。

乱れた息とともに、締め付けられる腕に嫋やかでありながら
しなやかな躰が撓り、長い髪が散る
また、満たされる。
――また、己は命を喰らってゆく。

奥の奥まで男の熱で染め上げられながら、女は。*]
(*16) 2022/11/26(Sat) 11:40:09
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a4) 2022/11/26(Sat) 11:42:08

【赤】 奏者 イルムヒルト

[緩い戒めから逃れることもせず。
絶頂の余韻と、充足感に身と心を浸していた。

一時のものだと、本能は理解している。
最上を知れば、再び、或いはそれ以上を求める飢餓を。
貴方も、私も。

されど今は。その逞しい腕と胸の中に。]
(*37) 2022/11/26(Sat) 21:26:52

【赤】 奏者 イルムヒルト

[用意されたガウンは上質で。
己の肌を隠すように余韻を閉じ込める

乱れ髪を手櫛で数度、撫で付けて
貴方の言葉にひとつ、頷く。



差し出された手に己の手を重ね。
立とうとすればふらつき。羞恥で頬を染めて。
それでも往きますと、視線は真っ直ぐに。貴方に向けて*]
(*38) 2022/11/26(Sat) 21:34:16

【人】 奏者 イルムヒルト

ー 浴場 ー

[一目でわかる、上質な浴場のつくり
湯気の中に香る柑橘と木の香りは上質で。
それは何処か心地よく体を解していくかのよう。

そのなかで貴方は、老いの知覚を吐露する。
口惜しくも、それを理解しているという色で。
あれ程の欲を持ちながらも、老いの足音への
抗いようもないことを]

……然れど。
年月を経ることで、深まるものもありましょう。

若さだけでは、届かぬものも。

[貴方なら、経る年月の中で。
そう思える程の美を見せてくれると、言外に。

少しふらつきながら、湯に手を浸す。
指先に感じる温かさは、先の荒ぶる程の熱さとを
無意識に比べて、しまいそう。]
(14) 2022/11/26(Sat) 22:46:35

【人】 奏者 イルムヒルト

[透き通る湯は、暖かみのあるブラウンに染まり
何処か森の小道のような色合い。
硝子張りの向こうの展望に、思わず吐息を溢して、見いる

湯の中に身を浸せば、蕩けるような心地と
少しだけひりつく入り口に内腿を閉じて。
問いかけには、小さく笑みを溢して]

それ以上に、美しさを知れましたから。
まだ何処か。高揚しているみたいです。

温かくて、染み込むような。
……音や、熱。それ以外にも。このような
美も、あるのですね。

[湯を、掌に掬いながら。ぽつりと。]
(15) 2022/11/26(Sat) 22:52:26

【人】 奏者 イルムヒルト

[そして、明日の夜の演奏をと
誰かの添えではなく、己のものを望まれるなら。]

承りました。
……奏でましょう。あの夜よりも深い音を。

[冗談めかし笑う貴方をみやりながら、女は是と返して。
また世界を奏でる喜びを。
指先に込めんとするでしょう。*]
(16) 2022/11/26(Sat) 22:55:59

【人】 奏者 イルムヒルト

ー 浴場 ー

[貴方のように自分の美の到達点を理解するには
今花開き更に磨かれんとする私の美は未だその無数の可能性の中に
然れど。道はたしかに見えて。あとはそれに向け歩いていくのみの私。
到ることは出来るのか。その極みに
或いは貴方と同じように、その道の先を見るままに届かぬかもと理解するのか。
できるなら。いや、掴むのだ。可能性は私の手の内に既にあるのだから。


思いをあらたに、芽生え育つ美を私は深め奏でていくのでしょう。いつか頂きに到るまで。
餓えと、満ちるを繰り返しながら、我欲のままに。]

 静と、動。どちらも。
 心惹かれてやまない、もの。

[掬った掌より零れ落ちる湯。
それをぱしゃりと肩にかける。
零れる前に取り込むがごとくに。]
(24) 2022/11/26(Sat) 23:55:45

【人】 奏者 イルムヒルト


[明日は彼には用があるらしい。
演奏ひとつだけの女とは違い、
彼にも多くの為さねばならぬことがあるのでしょう。

女は頷く。
ほほえみ、その言葉に頷く。

必ず行くという、貴方の言の葉。]
(26) 2022/11/26(Sat) 23:56:40

【赤】 奏者 イルムヒルト

[夜の演奏迄には幾ばくか時もある。

満ちながらも、爪先から餓えていく心地もまた、
女も。きっと。今眼前へと近づいた、男も

飢えた獣性は、満ちたりを知れども欲に限りなく。
それを知るが故に、証を見た女は艶めき、
口元に三日月を穿くのだ。]
(*47) 2022/11/27(Sun) 0:03:41

【赤】 奏者 イルムヒルト

[調律をとばかりに、女もまた誘いに手を伸ばす。]


……奏でて、よいのですか?


[と。甘やかに言の葉を溢したならば、
剛直に触れるたおやかな指は
リュートを爪弾くよりも緩やかに。されど絡みつくように
裏筋を掌と指で擦るだろう。

奏でるのに集中すれば
自然、自分の双丘を剛直に押し付ける形になるのだが
恥ずかしがることはなく

その欲の、ままに。*]
(*49) 2022/11/27(Sun) 0:08:02
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a16) 2022/11/27(Sun) 0:11:07

【赤】 奏者 イルムヒルト

[其れの味は。
湯に浸かっていたとはいえ

――雄、を感じさせるものであった]
(*56) 2022/11/27(Sun) 13:09:14

【赤】 奏者 イルムヒルト

[良いという言葉と、
手の中の熱が硬く、震える様子を見
女は緩やかに触れる指で優しく扱いて、いたのだが]


 ……舌と、口、と。


[こうだろうか。剛直に手を添えれば、
切っ先の形を確かめるように、鈴口や亀頭を舌先で触れ
ぐるりと円を描くように舐めた後
其れを口に咥えて頬張って。
竿の半ばまで飲み込むようにして、喉や頬肉を使い
吸って圧をかけてみる

誰が教えたわけでもない、昂らせ方。
唯、咥えて、味わって。
私の手で貴方の欲を育てたくなったから。

悦びを与える方法を、貴方が教えるのなら
女は貪欲に吸収し、それを身に着けてゆく
そして1つ、花が開くのだ。]
(*57) 2022/11/27(Sun) 13:09:30

【赤】 奏者 イルムヒルト

[欲という名の、花がまた、1つ。*]
(*58) 2022/11/27(Sun) 13:12:48

【人】 奏者 イルムヒルト

― 2日目夕刻:中央広場 ―

[2日目のはじめに、女が望んだことは
リュートの手入れと調律に必要な道具。それから
破られた服の代わりに着られるものを。

――其処に男はおらじとも、
叶えられたのなら驚くであろうし、
思わず頭を下げて礼をいう。

今宵の演奏の約を叶えるために女は調律を怠らぬ。
夕刻に中央広場に向かうまでは音は屋敷の中で、響き。


空が茜に染まる頃、
女は装飾のない、紺の衣装に身を包み
フードを被ってその場所へと向かう。

広場では早朝に美しい歌と自由に、楽しそうに踊り舞う娘の
演があったとの噂を耳にする。>>44
誰なのだろう。――見てみたくあったな、とふと思いながらも
広場の、とある場所へ向かえば
あの方の従者なのだろう人に促され
指定された場所に座れば、普段の酒場より見る景色と違うのだな、と思う。]
(50) 2022/11/27(Sun) 13:24:31

【人】 奏者 イルムヒルト

[違うのは、人々の視線。
美しく舞う花でもなく、天の歌声を持つ女でもなく
其処にいるのは使い込まれたリュートを持った
フードを被る女、1人。

頭にかかった其れを外し、
弦を一度、掻き鳴らせば空気が変わる。

其処に在るのは常の添え物の音ではなく
世界を、紡ぐ音。]
(51) 2022/11/27(Sun) 13:24:49

【人】 奏者 イルムヒルト

 ―――……。

[吐息を、零し]
(52) 2022/11/27(Sun) 13:25:09

【人】 奏者 イルムヒルト

[旋律を奏で始めれば、人々はその場から足を動かせなくなる。

それを耳にした者のもつ情に、
或いは気づかずにいたものを擽り。
昂らせるように音は鳴る。
人が持ちうる本能を、其れは惹きつけてやまぬ。

魅了、ともいうのだろうか。
視線を向けずにはいられない
耳を傾けずには、いられない。

――それに触れれば、身も心も溺れてしまうことでしょう。
美に触れ芽生えた火種を、熱狂に変えて。

音が、世界を変える。
己の紡ぐ音こそが、世界となる。

花開けども更に高みへと昇るかのように。
艶めく音は中央広場へと響き渡るのでしょう。**]
(53) 2022/11/27(Sun) 13:25:49
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a23) 2022/11/27(Sun) 13:27:51

【赤】 奏者 イルムヒルト

 んぁ、ふ、っ

[くちゅり、と音が鳴る。
己の喉、頬へ招き入れた剛直が肉を擦り上げる音。
教え込む声に導かれるように。
女は貪欲に、舌の使い方を覚えてゆく。

舌だけではない。視線、仕草、指先1つとっても
洗練することで齎す美しさというものを。
貴方は、教え。私は知り。そして色濃く反映していく。

睫毛の影に隠れていた眼差しを男に添え
喉や頬を摺り寄せ、溢れそうな唾液を塗り込めながら頬張り
鳴らす水音をより淫らにしよう。

流れる髪、一房。湯気に匂い立つ色香を隠さず。
竿に添えてあった手は男の逞しい脚へと添えられ
その筋肉を撫でるように、して。

己の飢餓が、男に与えられるものを吸収し、より求め。
婀娜めくかと思えば、初心な娘のように。
貪り喰らう姿は二律背反するものを清濁併せ呑むかのように
確りとその身に宿していた。]
(*66) 2022/11/27(Sun) 18:04:04

【赤】 奏者 イルムヒルト

 ―― 、 っ、ぁ。

[喉奥を染め上げるように叩きつけられる熱がある。
奔流を受け止める口は、それを離しはせず。
頬を膨らませながらも、少しずつ嚥下してゆく。
時折洩れる声は、苦しげにも、悩ましげにも聞こえるか。


時間をかけて飲み込めば、達した雄より口を離し
ちろり、と白濁を絡めた舌で舐める下唇。

精の残る鈴口にそれを押しつけ、舐めとるのは
貴方に教えられたわけでもない。

―― 貴方によって目覚めた女の本能の、まま。*]
(*67) 2022/11/27(Sun) 18:04:51
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a32) 2022/11/27(Sun) 18:05:47

奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a33) 2022/11/27(Sun) 18:07:10

【赤】 奏者 イルムヒルト

 どこで?

 ……いけずなことを、仰るのね。

[丁寧に奉仕をしながら、女は上目で貴方を見て微笑む。
貴方が花開かせたというのに、と無言で告げて。

湯の音と、舐めとる音をユニゾンさせて
再び硬さを取り戻した男根へ
いっそ愛し気にすら思える程に優しく舌を這わしながらも
互いに理解している。

一時満たそうともその飢えは限りない。
直ぐにまた果てなき欲が顔を出す。

眼差しが捉えた男のかんばせも、その眼光も
己の舌が触れる熱もそう、言っているのだから。]
(*70) 2022/11/27(Sun) 18:48:22

【赤】 奏者 イルムヒルト

[招く声に、女は導かれ。
伸ばした手は片方は筋肉が隆起する、鍛えられた美しい肩へ。
もう片方の手は硬くなったモノへ添えられる。

貴方へとまたがるような体勢になれば自然、
己の柔らかな双丘を、厚い胸板に押し付ける形になるか。
上を向いたものを己の秘所へ宛がえば水中花を散らすが如く
そのまま、自重をかけて。ゆっくりと腰を下ろしていく。]


 くぅ、 ん。 ……ぁ、 ふぁ。


[雁首が押し広げる入り口。
膣肉はその味を。熱さを、穿たれる悦びを知っている。
湯と共に己を犯す侵入者を待ち焦がれたように
艶肉が絡みつき、締め付ける。

自分で行うからこそゆっくりと。
肉が割り拓かれる感覚と、歓喜する雌性が女に与える官能が
愛液となって雄を濡らし、よりスムーズに奥へと導く助けになる。

胸板に押し付けた胸の先端が、
雄を中へ深く招く程に擦られ、赤味と甘い痺れを齎し
上気していた肌はその快楽により一層の薄紅に染まる。]
(*71) 2022/11/27(Sun) 18:48:37

【赤】 奏者 イルムヒルト

[肩へ頬を寄せ、女は熱い息を吐く。
内を満たす雄を咥え込んでいても
まだ足りぬと叫ぶ衝動が全身を巡るのはきっと。


                私も、貴方も。*]
(*72) 2022/11/27(Sun) 18:49:30

【赤】 奏者 イルムヒルト

[貴方を、見つめる。
抑えきれぬ熱を孕む吐息を吐いて。
漏れだす情欲を、眼差しに込めて。

先のように後ろからではなく、今度は向かい合わせで体を重ねる
躰をより密着させれば、押しつぶされた胸は形を変えて男の肌に寄り添う。

熱く渦巻く情欲で肌を、声を、染めて。
押し返そうとするものを包み込む柔肉は
それが欲しいと期待を孕みながら全てを飲み込んだ。]
(*78) 2022/11/27(Sun) 20:00:36

【赤】 奏者 イルムヒルト

[足りない。
――満たされる端から足りなくなるの。

貴方に揺さぶられる体は、貴方によって花開き
より艶やかに咲き誇る。

言わずとも理解しているのだと
貴方の動きが教えてくれる。
擦りあった2つの肉は、より甘い疼きを齎しては
官能を刺激し、溢れんばかりの熱を高めてゆく

激しくはなく、強すぎるということもない。
されど、より密着したそれが伝える官能は
丁寧であり細やかでありながら深いモノ。


何度抱かれても、より求めて。
貴方の美を喰らいたいと、いつも。

肩に置いた手を滑らせ、背に回し
貴方に揺さぶられるたびに長い髪が肌に張り付き、
或いは水気を吸いながらもはらりと落ちる。

咲かせた花を見せつけるが如くに
揺さぶられる脚に咲く赤が、湯の中で揺れている*]
(*79) 2022/11/27(Sun) 20:01:13

【人】 奏者 イルムヒルト

― 中央広場 ―

[陽が夜の帳に隠れても人口の灯と天の星
そしてフェスの独特の空気が街を支配する。

眠らぬ街を。人々を。より鮮やかに彩る旋律は
大勢を魅了する誘蛾灯の如くに。

音だけではなく、旋律を奏でる女の所作
――ふと流れる眼差し、弦を爪弾く指の動き
揺れる長い髪さえも
演奏に酔いしれる人々をも惹きつける。


その、時であった。]
(71) 2022/11/27(Sun) 20:24:32

【人】 奏者 イルムヒルト

 ―――……。


[美麗な衣装の乱入者。
鮮やかな衣を翻す者の持つ片刃の剣。

音に合わせて舞う姿。いいえ
音へと絡み、或いは斬りあうかのような動きは洗練されており
女の音の邪魔どころか、
其れを高めるかのようなものだ。


 吐息を零す。


それは胎を熱くさせるような、舞う”美”しさへとか。
或いは、仮面の演者へ向けたものか。

夜に金の色を纏う貴方を
女は見定め―――


 ぴぃん

        と


鳴る音は高らかに。
貴方の演舞に寄り添い、斬りあい。
或いは抱き合うかのように。*]
(72) 2022/11/27(Sun) 20:25:27

【赤】 奏者 イルムヒルト

[貴方は最初の約を叶えてくれる。
すべてを、きっと注いでくれるのだろう。

抱きしめられ、揺さぶられる躰は
漣のように、或いは荒波の様に翻弄されつつ
刻まれる快楽が全身を巡って。

手づから育て開いた花の蜜を啜る男に
女は体を預け、感じ入る。
己のすべてで、何度も望み。刻んでほしいとばかりに
触れる肌の熱さと、繋がった部分の溶け合う感覚と
水面が跳ね上げる飛沫の音と混ざる、女の嬌声と

それらが趣のある浴室を支配する。]
(*84) 2022/11/27(Sun) 20:47:46

【赤】 奏者 イルムヒルト

 ―― 、 ぁ。あ


[その責めが深く、強くなればなるほど、
女が奏でる音はより蕩けてゆく。
鼓膜を犯す蠱惑的な声を貴方の耳に届け、
深く突きさされたそれを咥え込み味わう中は
とろかされながらもそれを我欲のまま喰らってゆく。

もっと。
あなたを、もっと。

欲のまま求めれば、命を育む場所も貴方の熱に染められる。
胎のすべてを貴方に染められ、犯されて
啼きながら全身で得ている快楽を貴方に伝えるだろう。

伝えながら、男の熱を搾り取るように膣肉はうねる。
昨夜のような欲を。より濃密なものを受け止めながら乱れる。

――ああ、今貴方に喰らわれ、そして喰らっている。*]
(*85) 2022/11/27(Sun) 20:48:06

【人】 奏者 イルムヒルト

[その問いかけは、言葉ではなく
色鮮やかな衣装の舞う姿によって
そして、向けられた切っ先によって

――距離はある。されど
  それが喉元に迫るようなものだと感じたのは

  女だけなのか、それとも見ている観客もなのか

人々にとってはまるで
演奏をリードするかのようなものに見えるのかしら

いいえ、そんな生易しいものではない。
まだ。まだなの。

 それはエスコートの掌ではない
 それは誘い。魅せろと囁く貴方の挑戦状

私に可能性をみせろと積み上げた金貨の音のように
私の美を。私だけのものを。
魅せて、見せてみせろと貴方は告げている。


 ついていくわ。
 ―― そして、それ以上に
    

      貴方を私の世界に絡めとりましょう]
(83) 2022/11/27(Sun) 21:20:42

【人】 奏者 イルムヒルト

[合わさった音と、剣筋は交わり、高まり
演奏を凌駕していくその美しさ。
繊細さと力強さの対極を同時に孕む奇跡を見せつける。

されど、
其れに呑まれるだけでおわれない。
まだ、私は貴方に食らいつく、喰らい、花開き
そして超えんとしようとするだろう。

何方もが主を張り
何方もが、その美しさを競い合う

観客は目が離せぬであろう
一息、つくたびに斬りあう2つの宴は1つ1つ切り取る刹那すら美しい。

睦みあい殺しあう。
激しくも鮮烈なそれらがステージの上で交わされて。]
(84) 2022/11/27(Sun) 21:20:59

【人】 奏者 イルムヒルト

[物事には終わりがある。
どれ程その時が楽しくても、ずっと奏でていたくても
時というのは残酷であり、また誰にでも平等で。

終わりなきものに次はなく。
終わりがあるからこそ、美しい。

貴方との音と刃との演舞も、また。]
(93) 2022/11/27(Sun) 22:03:54

【赤】 奏者 イルムヒルト

[全て喰らいたいと魂より叫んでいる。
其れを赦す男に刻まれ、貪欲に求めて。
突き上げる熱杭を一番奥まで届かせてと
跨っていた脚は腰に絡むようにして
よりしがみ付きながら肥える熱を迎え入れる。

――すべてを、と。
  望む声に応えるものを飲み干して。

花を開かせた指に魂を浸し。
灯された熱に身を焼かせ

自分の美を昇華させていく。
貴方の目に映るそれがいつか貴方を超えるときを
私の中で貴方の美をも、糧として

私は益々、音を深めてゆくのでしょう]
(*91) 2022/11/27(Sun) 22:04:04

【赤】 奏者 イルムヒルト

 ふぁ、あ……きて、くださいまし。

 注いで。あなたさま、の。

[抱き寄せる腕の中で、女もまた果てる。
一時でも飢えを満たすそれに浸されて。

それを飲み干して。*]
(*92) 2022/11/27(Sun) 22:04:41

【人】 奏者 イルムヒルト

[高めあい、求めあい、
魅かれあい、惹かれあう

音と、刃の軌跡が結びあい
絡み、離れ、斬りあい、舞いて

その舞いに酩酊しながらも、女はそれをも魅せたいとばかりに
爪弾く音は、更に深く艶を帯び。



――激しく、時に穏やかにと
幾つもの追憶をこえるようにして]
(94) 2022/11/27(Sun) 22:05:20

【人】 奏者 イルムヒルト

[最後の節を奏でる指先
惜しむ心はあれど、其れは留まることはない。

空を舞う刃は、まるで女神の祝福の如くに光を湛え
箒星の様に落ちて。



 終幕を告げる音は、同時に。




       刺さったのは地面にだろうか

或いは、その舞いに魅了された人々の心にか。*]
(95) 2022/11/27(Sun) 22:05:38

【人】 奏者 イルムヒルト

[それに気づいたのは、眼前で貴方を見つめる女だけであったのか。



面を外した貴方の顔は嘗て見たもの。
――競い、奏でた際に見えたもの。

其れだけではない。あの太刀筋も、
交わした演舞も確かにあなたのものであった。

此方へ向かう貴方の顔は
競演を終えた満足ではなく、青ざめていて。
その不調を具に表していた。

故に女の口は貴方の名を紡ごうと、して。


跪くようにして膝をつくその人へと
女はリュートを手から離し、その体に触れる。

支えようとして>>102

端から見れば、跪く男へと
女が顔を合わせ、抱きしめたようにも見えるだろう

遠くで演奏を聴いていた者>>96にも
何が起こっているかが伝わるまでは。未だ遠くか。*]
(103) 2022/11/27(Sun) 22:47:39

【人】 奏者 イルムヒルト

それでも。貴方様が今。
苦しいのには変わりありますまい。

[触れた体は、交わりの時よりも熱く。
軽口には少しばかり寂しそうに笑み]

 舞い踊る貴方のかんばせも、
 過ごした年月を刻んだ顔も。何方も美しいわ。

[女は、男が何を対価にしたかを知らず。
されど自然の摂理に反するものには
対価があることを、母の一件にて知っていた。

 ――何かを貴方は捧げ、そして
 私に美を見せてくれた。
 私にすべてを、みせてくれた。

 美の祭典にて。今宵。

知己に幸せを願われていると知るならこう告げただろう
その事実で私は、十分幸いであるのだと。]
(111) 2022/11/27(Sun) 23:32:05

【人】 奏者 イルムヒルト

[崩れ落ちた男を従者は屋敷へと運ぶ。
女もまた、リュートを抱えその場を去れば、
跡に残るのは、一夜の幻想のように人々に爪痕を残した美の余韻。

彼が目覚めぬ間は、ただ
貴方の寝台の隣で、穏やかな音を奏でたり
その眠る姿を眺めることでしょう

其れを赦してくれる使用人に不思議な心地を覚えつつも
其れに甘えて。>>33*]
(112) 2022/11/27(Sun) 23:32:52
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a43) 2022/11/27(Sun) 23:50:17

 




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