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【赤】 サーチャー ゼクス[ クチュクチュとネスの下肢から水音が響く。 ネスの体に差し入れた指を、 中の感触を味わうように幾度も前後させて内壁に振れる。 触れれば触れるほど挿れたくて堪らなくなる衝動を どうにか押さえつけられているのは、 他ならぬネスの声に従ったからだった。 小さく漏れる声も、>>*68 今はそれすら俺を狂わせる毒のようだ。 ] なぁ……、もうもたねえ… お前の事、抱きたい…… [ は…と熱い吐息混じりに呻いたのと、 ネスの薬の調合が終わったのはほぼ同時だっただろう。 もう我慢出来ないと、 がっついてしまおうとネスに唇を寄せようとして。 半端に開いた口に、丸い薬が押し込まれた。>>*69 ] (*90) 2024/02/19(Mon) 16:43:29 |
【赤】 サーチャー ゼクス[ ネスの体の中に挿れた指は抜かず、 俺の性器を撫でるネスの掌に腰を押し付けながら、 より深く彼の中に触れていく。 触れているだけでもたまらないのに、 俺のものを扱いてくれているのがネス自身だと思えば ドロドロに溶けるように気持ちよかった。 物欲しげに熱を持て余した目で、ネスを見る。 縋るように目の前の唇に自分の唇を重ね、 ネスの手の動きに合わせるよう、腰をゆるく前後させて。 ] ──…、……っ く …ぅ[ やがて、びゅくびゅくと勢いのある精が ネスの手に吐き出される。 殆ど漏らすようなそれは、 普段の自分だったら考えられないような情けないもので。 最も恋しいネスの胎内からゆっくり指を引き抜くと、 脱力したようにロッカー内に体を凭れ掛からせた。 未だ思考はぼやけたままだが、 薬が早くも効いたのかもしくは一度出したからなのか、 幾らかはマシにはなっている。 ] (*92) 2024/02/19(Mon) 16:45:17 |
【赤】 サーチャー ゼクス[ 徐々に落ち着いてくる思考。 未だ熱の燻りは収まっていない体。 半端に触れた事で、より欲しくなっている眼の前の恋人の体。 ] (*93) 2024/02/19(Mon) 16:46:47 |
【赤】 サーチャー ゼクスあ〜〜〜〜〜〜〜〜 クソ……ッ [ むわっと青臭い香りが充満するロッカーを、 ガン、と蹴っ飛ばして扉を開けた。 篭った熱気が外へ逃げ、幾分か体もスッキリしてくる。 そして、思考が落ち着けば落ち着くほど 理解するのは己の情けなさなわけで。 ] ……悪かった。ネス…。 それとさんきゅ…助かった。 [ どこか悔しげな表情を浮かべつつ、 ネスの肩を抱いてロッカーの外へ出よう。 外にはもう魔物の気配もない。 先程こちらへ来ていた魔物は、 あのタコの死体が目当てだったようで。 此方には興味も示さずに奥へ消えたのを、 今となっては知ることが出来た。 ] (*94) 2024/02/19(Mon) 16:47:13 |
【赤】 サーチャー ゼクス[ しかし、どうしてこうなってしまったのか。 自分ですらわからない。 おそらく簡単に言葉にするなら この研究所に溢れ返る淫らな魔力に 俺の体がどうしようもないほど反応してしまった…と いう事なのだろうけど。 だとしたら、 そもそも俺がここに来てしまった事自体間違いだ。 最初から知っていればまだ対策できただろうに、 生憎と今から撤退することもできやしない。 ふぅ…と溜息をつくと、側にいるネスを抱き寄せて。 額に一度キスをすると、困ったように笑った。 ] やっぱ、お前が居てくれてよかった。 …少しだけ、ここで休んでもいいか? [ 今この状態ですぐに出発するのもリスクがある。 行くにしても、先程の薬がしっかり回る程度の時間は ここで暫し待っておこうかと提案しよう。 ] (*95) 2024/02/19(Mon) 16:47:39 |
【赤】 サーチャー ゼクス[ そして。 オマケでずっと気になっていた”ソレ”に手を伸ばす。 濡れた音と嬌声が漏れっぱなしになっている、 仲間内での交信用の魔石に。** ] (*96) 2024/02/19(Mon) 16:47:53 |
【人】 サーチャー ゼクス[ ネスから許可を得て休めたなら、 奴らのソレに”一区切り”がつく所まで黙って聞いて。 それからこちらの音声も入れるように魔石を擦ろうか。 ] 全部聞こえてんぞ。 ゴチソーサマ。 [ 普段あいつらがどんな風に行為に及んでいて、 どんな声を出すのかも ハナから知っていた俺は、至ってなんてことない声で告げる。 まぁ、横でずっと全部聞いてたネスがどう思うかは また別の話だけど。** ] (93) 2024/02/19(Mon) 16:49:00 |
【赤】 サーチャー ゼクス[ 俺の恋人がネスでよかった。と あらゆる意味でこんなに実感させられるとは。 達して冷静になった頭で、ネスに寄り添いながらそう思った。 あんな風に危険地帯で襲われて、 怒るでもなく俺を優しく危険から遠ざけてくれて。 更に無遠慮に触る俺の手も、必要以上に怒ること無く 落ち着かせようと手淫すらしてくれた。>>*104 根本治療の観点から薬を調合してくれたのもそうだし、 ネスにはもう完全に頭が上がらない。 ロッカーから二人で出た後は、 少しばかりその場で休ませてもらおうと提案し。 頷いてもらえれば、その場に腰を下ろした。 ] …あのタコの体液に中てられた。 多分…確証はねーけど、ネスに変化がない以上 俺の体質とすげー相性が悪かったんだと思う。 [ 今わかる事を、その場でネスに共有しよう。>>*107 ] (*112) 2024/02/19(Mon) 21:23:29 |
【赤】 サーチャー ゼクス[ この研究所の気から感じるに、 そもそもこの研究所全体が ああいうもんを研究する場だという事。 あのタコだけじゃない。 それこそその手の魔物が大量に居て… きっと今魔石から聞こえてくる、フィルとバドのアレソレも それによるものだろうという事。 それらを共有した後、もう一つの憶測もつけたそう。 ] あとはそうだな…。 罠なんかもあるかもしれない。 罠じゃなくとも、エロい事につかえそーな実験装置だとか。 [ 本来発動しないはずの器具が、 不意に誤作動を起こしてトラップのように発動したり。 そういうのも無いとは限らない。 それこそ入り口の扉は そうやって誤作動を起こしたのだから。 ] (*113) 2024/02/19(Mon) 21:24:02 |
【人】 サーチャー ゼクス[ ネスと二人、ささやかな安全地帯となったそこで 薬が効くまでの少しの間をその場に座って過ごす。 魔石からはその間もひっきりなしに嬌声と水音が響き、 俺は腕を組んで”ソレ”が終わるのを待った。 ちらりとネスを見れば、いたたまれないのだろうか 顔を赤くしている姿が目に入り。] (……かわいいな…) [ 少しばかり、そんなネスの姿もじっと見つつ 一区切りの瞬間を待ち。 そして俺は、やたらと艷やかな音を響かせる魔石に 優しく音が漏れていることを教えてやったわけなのだが。 ] ……ん? [ なにやら赤い顔で俺を睨むネスに、 不思議そうに首を傾げた。>>96 ] (101) 2024/02/19(Mon) 21:25:06 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 聞こえていた事を教えてやった魔石からは、 随分と元気な反応が帰ってきた。>>99 思わずクックッと面白そうに肩を揺らし ] こんな所で随分盛り上がってたなぁ。 バド、バド…って。まぁいつもの事か。 [ 魔石の向こうで真っ赤になっているんだろう様子がわかり ついそんな風に誂ってはみたが。 ] ……ああそうだ。それでお前らにも伝える事がある。 コレ、アハトやトゥエルにも聞こえてんだろ? ココ、魔物だけじゃなくて罠や装置も全部ソレ系だ。 多分な。 それ自体はまぁ…脅威の観点から見りゃ 気をつけてくれりゃあどうでもいいんだが…… [ そうして、ちらりと視線を送るのはネスに向けて。 先程は言えなかったが、それより大事な伝達事項があった。 ] (102) 2024/02/19(Mon) 21:25:38 |
【人】 サーチャー ゼクス多分な、俺はココであんま役に立たねえ。 どうも施設に満ちた魔力と相性が悪いみたいでな。 普段通りの探知も索敵もできねえし、 お前らがいる階層にたちの悪い魔物が居ても 全く気づけ無いかもしれない。 ……悪いが、各々でそういうつもりで探索してくれ。 何もなきゃそれでいいし、 俺も目で見える範囲なら通常の索敵はできる。 俺とネスはこのまま進む。 [ それは、あのタコと接敵した時に確信したものだった。 あんなデカブツがすり抜けてしまう索敵は、 普段通りに機能しているとは言い難い。 幸い命の危険という意味では薄そうな施設だ。 俺とネスがこのまま進むだけならなんとかなるだろう。 ] (103) 2024/02/19(Mon) 21:26:27 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 薬の調合をし始めるネスを、じーー……っと見つめる。 あぐらをかき、膝に肘をついて。] なぁネス。 [ 俺から目をそらすネスに、ニマニマと口元を緩めた。 ] ……もしかして、嫉妬してくれてんの? [ フィルの喘ぎ声を聞いている、と知って 複雑な表情をする理由があるとすれば、 そんな所かとあたりをつけて。 無遠慮に聞くさまは…そう 別世界で言うところの”ノンデリ”というやつだった。* ] (105) 2024/02/19(Mon) 21:29:52 |
【人】 サーチャー ゼクス[ そして、話は俺達以外の情事の音に向く。 交信をきったあとのネスへ、 そんなものを聞いた所で何も感じないと 特に何を誤魔化すわけでもない事実を告げた。 ] なんだよ。驚いた顔して。 [ 俺の返事を聞いた後のネスは、 まるで意外だとでも言うように驚いた表情をしている。 なんだかそれが面白くて、 目をそらすネスを見つめながら意地悪く彼の本音を探った。 薬を調合する事で気を紛らわせようとするネスに、 嫉妬か、なんてデリカシーも知らない言葉を発して。>>111 大きな音で皿を傾ける様子を見れば、 可笑しそうにまたクスクスと笑った。 ] (118) 2024/02/19(Mon) 23:45:24 |
【人】 サーチャー ゼクスっくく…… 可愛いなぁ…俺のネスは……。 [ そんな風に態度で示されてしまえば、 YESだと告げられているようなものだ。 顔を真っ赤に染めて、 図星をつかれて手元を狂わせて。 あんまりにも可愛いから、 このままちょっと悪戯をしてやろうかと 身を乗り出した時だった。 ネスの体が、僅かに跳ねたのは。 ] (119) 2024/02/19(Mon) 23:45:38 |
【人】 サーチャー ゼクス………何だ…? [ 首を気にするように触れるネスに、 怪訝な顔で眉根を寄せる。 一瞬、どこかで小さく風をきるような音がした。 ごくごく小さく、聞き間違いにも思えるような そんな僅かな音。 何かが飛ぶような、そんな音が。] おいネス、大丈夫か? [ 血の匂いはしない。 ネスの様子からも、 何か怪我をしたような感じはしないのだが。 それでもネスが何か体に違和感を感じたのならと 近寄って様子を探ろうとして。 ] (120) 2024/02/19(Mon) 23:46:31 |
【人】 サーチャー ゼクス[ それが一拍遅れた先程の会話の続きだと気付くのに、 僅かに時間を要した。 なんせあまりに唐突で、 なんなら先程のネスはそれを否定しようとしていたのだから。 急に照れが収まったとしても違和感がある。 現に言葉を発したネス本人が、 何が置きたのかと口を覆っていて>>114 ] …う…れしいけど…… どうしたんだ、ネス……。 [ 何か様子がおかしい。 視線が合えば、戸惑うようなネスの顔がそこにある。 けれど口から出るのは、 俺への愛の言葉だけで。 それが何かこの施設の罠によるものだと、 理解するまでにそう時間はかからなかった。 ] (122) 2024/02/19(Mon) 23:47:27 |
【人】 サーチャー ゼクス[ フリーズである。 何を言われたのか理解できないでいる俺を前に、 聞いたこともないような叫びを上げるネスが どこかへ走り去っていく。>>116 捕まえなければならないのに、 脳みそだけが置き去りになった俺の足は 一瞬その場に固定されて動かなかった。 ] (え? なんて? いやまて、あの罠のせいか? なんて? いやでも罠のせいだとして 本音じゃない事を言う何か…があったとしたら その前に俺を好きって言ってんのはおかしいし… え? なんて???? )[ 少し遅れて、ネスの「追ってきて」という本音が 少し遠くから聞こえ その言葉を理解するより早く、漸く動くようになった足で その場から飛ぶようにネスの元へと向かった。 ] (127) 2024/02/19(Mon) 23:49:43 |
【人】 サーチャー ゼクス[ そもそも足の速さだけで言えば、 俺はギルド内でも相当上位に入る程だ。 ネスの元へ辿り着くのにもそう時間はかからず、 トン、トン、と大きく地面を蹴るようにその背中に追いつくと 未だ混乱した頭のままネスの体を抱いて止めた。 ] ネス、待て…… [ 尚まだ頭は混乱している。 というよりも、 簡単にへーそうなんだと受け入れられないのだ。 今一番大事なのは、 それがネスの口から”何故”出てきたのかで。 ] (128) 2024/02/19(Mon) 23:50:21 |
【人】 サーチャー ゼクス(嫉妬した、は本当だろう。 つまり、俺が好きってのもまぁ…当然本当だとして… それじゃあその先の言葉も必然的に本当って事になる。 ネスの反応からして、 ”言うはずじゃなかった本音”を 言っちまってるって事か……?) [ ネスの様子をしげしげと見つめるも、 特に操られたり、催眠にかかっているような様子はない。 ならばアレはなんなのだと推測をしてみるが、 結局ソレも確証はなく。] …ちょっと待ってろ。 静かに…その場で待てるか? [ ネスの首をじっと見る。 俺も落ち着かなきゃならないが、 ネスにも落ち着いてもらわねば。 もしも頷いてくれたなら、 ひとまずその首の針を引き抜こう。 ] (129) 2024/02/19(Mon) 23:50:55 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 首から針が抜ければ、ネスの症状は治まるのだろうか。 それとも今暫く続くのか、俺には判断ができないでいたが ] ……その………… [ 言い淀む。 ネスの体は依然抱いたまま。 彼が逃げることがないように腕で抑えて ] 逃げなくて良い。 大丈夫だから…。 [ ネスが落ち着くまで、そっと頭を撫でる。 未開拓のエリアの中、 ひとまず目の前に敵意のある魔物はいなさそうだと 辺りを見渡して。** ] (130) 2024/02/19(Mon) 23:51:21 |
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