【人】 美術部 雨蓮 しずく( あと少しで文化祭が終わっちゃう… )[ しずくは、手をぎゅっと握りしめた。 いつもなら筆を握る手が、いつもは心の拠り所にしているハンカチを握る手が、今は震えている。 自分で決めたことなんだから、ちゃんとモデルを探さなきゃいけない、そう思っているのに思い出のハンカチが忘れられない。 そして、モデルを探しているはずなのに…自分の中では確かに 描きたい人物 が頭の中に浮かんでいた。しずくは、お化け屋敷前にハンカチが落ちていないことに落胆しつつ、彼を探すことにした]* (141) 2020/06/18(Thu) 23:02:23 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく― 回想:紫陽花と別れ ― 「このハンカチ、最初見せてくれたしずくちゃんの絵に似てると思わない?ネットで見つけて、お母さんに買ってきてもらったんだ。」 [ おにいちゃんはそう言って紫陽花が刺繍されたハンカチをくれた。 しずくは、ぎゅっとハンカチをにぎると涙が残る目で笑った。まだ、悲しくて仕方がないけど…一生の別れではない。 しずくが絵を描き続ければきっと会えると信じて…。] 「 しずく、えをいっぱいかくから… いつか思いだしてね… 」[ 会いたいなんて、言えなかった。だから、せめて思いだして欲しい。また、絵を見て「綺麗だ」と言って欲しい。 しずくはそれ以降、紫陽花の絵を描くことが多くなった。 それは、ただひとりの人に気づいて欲しいから]* (163) 2020/06/19(Fri) 7:28:17 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく― ぽつんと― …… [ しずくは、ハンカチが見つからなかったことに気が大きく沈んでいた。 ] (けど、絵は描かなきゃ…) [ 須藤要に出会ったしずくは久しぶりに前向きになれた。 学校で人と会話をしたのが部長いらい本当に久しぶりだったのだ。 楽しい会話も久しぶり。だから、前を向くために絵を描き切ると決めたのだ…。 足は自然と美術室へ 向かっていた…]* (231) 2020/06/19(Fri) 19:10:34 |
美術部 雨蓮 しずくは、メモを貼った。 (a29) 2020/06/19(Fri) 19:11:44 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく 「綺麗だ…」 [ 幻聴だと思った…自分の願望だと… しずくは声がした方に顔を向けた…そこには、あの時ハンカチをくれた優しいお兄ちゃんと同じ綺麗な髪色をした青年がいた ]* (246) 2020/06/19(Fri) 21:17:48 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく[ しずくは、なぜだか泣いていた。 さっきまでの悲しい涙とは違い嬉しい涙だ。 ぽたっ また、目からしずくが零れる。] (ちがう…ちがうはずなのに…なんで嬉しいの?なんで泣いてしまうの…) [ しずくは描きかけのキャンパスに目を向けている青年がどうしてもダブって見えてしまう。] 「す、 すみません 」[ しずくは、ただそれしか言えなかった。]* (259) 2020/06/19(Fri) 22:05:12 |
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