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ミズガネは、いつも通りタバコを吸っている。 (a1) 2022/01/25(Tue) 0:48:28 |
【人】 酔吟 ミズガネ>>6 ウミ 「……もしかしてラサルハグの事言ってんのか?」 赤くて、ひらひら。 確かに金魚には彼女の事を思うと首を傾げますが、 容姿だけを形容するなら、まあ。くらいの顔。 「…………。俺は知らねぇよ。 協力者でも、協力者の協力者でも、それを誰かに教えて貰ったわけでもねーからな。ただ──」 「使えないんだろ、お前の様子見る限りだと」 自分が“協力者”なのを知っているのは、ある種の特異例なのは薄々感じていた。これが与えられた役割で、“協力者”とやらもそうなのかも、結局『金魚』には何も聞けずじまいだった。 ただ、テラスでぼんやり、 ほんの僅かに互いの棘を取ろうとしていただけ。 「……アルってあのガキか? そういや全く見かけなかったが…あれも消えてんのか」 帽子を弄りながら考える。己が殺したと思ったアマノすら、正確には本当に一度死んで、“神隠し”とやらにあってたとは聞いた。“協力者”を何故か認識できるのも、知っている。 「悪いが、俺もアイツに心当たりはねぇよ。 お前は俺らと違って単に消えた奴が見えなくなってるだけってしってたんだろ?……それで見つからないなら、機嫌でも損ねたか、逆に先に帰っちまったのかね」 (10) 2022/01/25(Tue) 23:20:09 |
【人】 酔吟 ミズガネ>>11 ウミ 「見かけだけならな……」 男女と呼んでいた相手を素直に称賛するのは何か癪らしく、そんな半端な返し。 「……アマノは、戻ってきた。 イクリールが無理矢理何とかしてな。 話は聞いたが、本当に見えなくなるだけで俺らの方ずっと見てたって言ってたぞ。神隠しってやつだな。……だからそんな落ち込んでたら、それこそあのガキが側にいてお前見てたら、悲しがるんじゃねえの」 落ち込む様子を見てため息をつきながら言う。正直、ラサルハグについては自分もまるでわからない。けど、あの子供の方ならそんな特殊な消え方じゃないなら、可能性はあるように思えた。 「だが、そもそもこれを知れたのもイレギュラーだろう。 根本的に決めないとだ。なあ、"協力者"。 ラサルハグが本当に去ったかどうか、確かめる手段は──夢から覚めるのを願う事、じゃないのか」 アマノは夢に引き摺り込まれてる感覚があると言っていた。解除条件なんか、知るわけがない。ただ、漠然と彼女がそれを願うか、拒否するか。いずれにしても何か鍵があるとは思った。だって彼女はラサルハグと"同じ"なのだから。 (12) 2022/01/26(Wed) 2:21:20 |
【人】 酔吟 ミズガネ>>14 ウミ 「……あー……タイミング的に、そう?か?」 アマノが帰ってきた情報があるから知れたこともあるし、ガキは嫌いだと常日頃から言ってるが、流石にそんな状況に一人でもしかしたらいるかもしれないのをざまあみろとまでは思えない。 少し気まずげだが、貴方が撫でられる位置に移動しているのを見て、もし見ているのなら少しでも癒されるかと、内心思っておいた。 「……は、はぁ!?今までそんなだったのかよ!? ……無意味に敵愾心を抱いてたってことか?ジェットコースターに……? と、とにかく!俺は絶対乗らないからな!絶対だからな!?……真面目な話をすると、城の主人に何か託されてるのはお前なら、ジェットコースターはお前がするべきなんじゃないのか……?いや、一人でできんのかは知らねえけどよ……」 どうなのか。さっぱりわからないが、とりあえずそれを試みるなら成功するように祈っておこう。ミズガネは決意した。 「……正直言って、俺はこれが夢なら覚めるのが怖いよ。……ただ、それならどうせらいつか『いつ覚めるかわからない事』に今度は怯えだす。だから、俺は。……俺とイクリールは、構わないというさ。だから判断はお前に任せる」 (15) 2022/01/26(Wed) 13:46:12 |
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