【置】 二年生 早乙女 菜月 『 それから後も、やさしい星だけは、 下の世界をずっと見守っていました。 ── 「ある夜の星たちの話」 』 (L2) 2020/10/04(Sun) 10:32:20 公開: 2020/10/04(Sun) 10:35:00 |
【人】 二年生 早乙女 菜月「うわ!?」 [パチっと音がして、図書室の中が明るくなる。 文庫本を胸に抱いたまま振り返ると、ドン引きした司書の先生と目が合う。 「電気もつけずに何してんだ早乙女。もう下校時刻過ぎてるぞ、帰れ帰れ。あとそこ座るの禁止の椅子だから」] あ……はい [感染症対策で、座れる場所はかなり減った。椅子の半分には赤いテープでバッテンが貼られているし、机も同じ。 さっきまでこんなのなかったのに。 延長手続きを済ませて廊下に出る。 廊下から外を見たら、チア部の横断幕>>0:23がはためいていた。 中庭の明かりに照らされて、かろうじて読める。 銅賞の文字が一瞬霞んで、優賞、と書かれているように見えたのは>>1:43、暗さで目がバグったんだろう。]* (25) 2020/10/04(Sun) 10:33:58 |
【人】 二年生 早乙女 菜月「ナツキ、」 [と心配そうに友達が言う。] 「どうしたのここんとこ。図書室で見かけた時、ずっとぼうっと壁を眺めてたから、怖すぎて声かけられなかったよ。しかも、次の瞬間ふらっと消えちゃったし……どこ行ってたの?」 どこ? ……デートかな〜〜〜〜? あんま無粋なこと聞かないでよね! [私は笑ってごまかす。 紙はすっかり傷んでしまったから、裏面を丁寧に補強した。 一面に、縦にも横にも張り付けたセロハンテープ。 パッと見ると市松模様みたいで、ああ、そういえば、オリンピックもどうなるんだろう。 あれだけ大騒ぎしてたのに、今年もどうなるか怪しいや。 筋トレとランニングの時間が減って、少し、体重が落ちた。]** (26) 2020/10/04(Sun) 10:39:03 |
二年生 早乙女 菜月は、メモを貼った。 (a9) 2020/10/04(Sun) 10:40:16 |
【置】 二年生 小林 友「その子供が、かわいそうじゃないか。 だれか、どうかしてやったらいいに。」 といいました。 「私は、その子が、目をさまさないほどに、 揺り起こしました。 そして、それが夢であることを 知らしてやりました。 それから子供は、やすやすと 平和に眠っています。」 と、やさしい星は答えました。 ─────『ある夜の星たちの話』 小川 未明* (L3) 2020/10/04(Sun) 15:26:53 公開: 2020/10/04(Sun) 15:25:00 |
【赤】 アクスル[その唯一の見目が損なわれることは 死より辛いことだった。 けれど、いまの僕の容姿でも彼は 美しいと言ってくれるから すべてを許された気になってしまう。 アクスル・パームは一度死んだ。 新たに命を与えたのは貴方。 無責任に投げ出すことを許したくない。] (*33) 2020/10/04(Sun) 16:15:33 |
【赤】 アクスル[彼の方も僕をW連れて帰りたいWと――、 そう思ってくれていたと言う。 嗚呼、これこそ夢のような話。] …………はぁ [その手に愛でられる想像で 頭の奥から甘い痺れが拡がり 小さく吐息をこぼした。 もう、身体が覚えてしまった。 貴方に手掛けられるのは 大変に気持ちが良いことだと。] (*35) 2020/10/04(Sun) 16:16:15 |
【赤】 アクスル[……ただ、互いの想いが 真にひとつだと言うならば もっと自然に笑ってくれても、いいと思う。 どこか表情は硬く、違和感がある。 訊ねるべきだろうか。] (*36) 2020/10/04(Sun) 16:16:24 |
【赤】 アクスル[しかし、時差ボケと 負傷による体力の磨耗で 色々と限界だった。 彼のこと 僕を傷つけるだけの存在ではないと 認識したから、気が抜けたのもあり] ……、……うん、……ずっと、だよ…… [重たくなった目蓋を必死に持ち上げながら 釘を刺すことで、今は精一杯だった。 言質はとった。 やっぱりずっとはダメなんて、言わせない――…] (*37) 2020/10/04(Sun) 16:16:47 |
【赤】 アクスル[知っている。 貴方の家、綺麗な子、たっくさんいるんだ。 余所見は、出来たらしないで欲しいよ。 だから、貴方の家じゃなくて 僕の家に来て欲しい……こととか 貴方のこと 貴方がどんな風に生きてきたのか 知りたい……ってこととか 話したいこと、山程あるんだけれど] (*38) 2020/10/04(Sun) 16:17:03 |
【赤】 アクスル……、ごめん、……眠くて…… ちょっとだけ、……眠らせて…… [断りを入れてから目を閉じようとする。 許可が得られたなら間もなく、 ……得られなければ少し抗った末に、 金の睫毛に縁取られた目蓋が 蒼い瞳を隠してしまう。 無防備な姿を晒して、 小さな寝息を立て始めるだろう。] (*39) 2020/10/04(Sun) 16:17:12 |
【人】 二年生 小林 友[気がついた時には暮れなずむ図書館に 一人っきりで机に突っ伏していた。 暖かな影は、もう何処にもなくて 冷たい秋の風がふんわり、頬を撫でていく。 幸せな夢から醒めたら、 色褪せた現実が横たわっている。 ……今ならマッチ売りの少女の気持ちが分かる。 何度も何度も、マッチを擦っては 同じ夢を見たがるの。 残された本と、ボロボロの便箋。 便箋には、菜月からのメッセージが しっかり残されていた。]* (27) 2020/10/04(Sun) 18:25:07 |
【人】 二年生 小林 友「……ともちゃん、変わったね」 [ある日、図書館に行こうとした俺に 青柳はそう言った。 振り向くと、青柳はその端正な顔をそっと あらぬ方向へ向けて、笑う。] 「なんか、彼女出来たのかなって。 ……それは喜ばしいことだけど ともちゃん、なんか消えそうで、怖い」 [それぞれが部活や委員会に向かおうとする 騒がしい教室内に、消え入りそうな声を出す。 俺は青柳のそんな顔、初めて見た。 もっと明るく何も考えない奴だと思ってた。 “陽キャ”ってそんな生き物だって。 俺はそんな青柳にそっと笑いかけて 肩を叩いて、言った。] (28) 2020/10/04(Sun) 18:36:15 |
【人】 二年生 小林 友……なんだよ、それ。 別な世界に飛んでいきそうって? そんな方法、どこにも無いよ。 [何処にもない。 影に触れて、体温を分かつ方法も。 俺は知らない。 そう笑うと、俺は踵を返して 図書館へと向かうだろう。 大好きなあの子に逢いに行くために。]* (29) 2020/10/04(Sun) 18:39:17 |
【人】 志隈[此方は比較的に夢を見るのは少ない方だ。>>17 見たとしても忘れている、がより正しいだろうか。 見解を聞いても理解が及ばない顔をした。 自分は同一ではあるが、アジダルには異変があるらしい。] あの口の悪いのは、やっぱりあんただったのか。 記憶も年齢に合わせて変化した? [腰を叩く姿に何をしているのかと見て、 ガンホルダーを見て現実ではなさそうだと再確認。 不思議と此方は何かを作り出せる気はしなかったが。 アジダルの頭で作られたかどうかの否定要素は満たない。 自己認識は普段の自分でしかないと言うだけで、 言ってみてよと問われれば眉を顰め。 知らないことは沢山あるだろうが、 昔話をする程の時間もなく。] さっき、寝た時、 物音がすぐにすれば起きるくらいには警戒して目を閉じた。 だから、あの部屋からは出てないだろうと考える。 …“練習”にならなかったな。 [自己申告の是非を図る手段があるとは思えなかったが、 状況の補足ついでに言う。 理由は寝る前に言った通りだから、 警戒して寝ていたと気付いたなら、 知らない事にはならなかったか。] (30) 2020/10/04(Sun) 19:47:38 |
【人】 志隈[薄暗闇に歩くのも慣れていて足取りは確りとしている。 迷っても逸れても目が覚めれば元通りだろうと、疑ってもなく。 そんな話をしながら、暫くは探索。 近づいた扉は閉まっていた。] 情が深い方に見えるし、大事なものであれば、 あんたは躊躇なく、助けたんじゃないか。 [まるでそうならなかった様な物言いには疑問を持ったが、 誰かが不特定多数であり、続く言葉には数瞬考え込み。] 目の前で倒れていれば手を差し伸べたいと思う人もいるだろうな。 戦争は自分の国を守る為に、他国と戦うし、 俺は正義のヒーローに憧れた事が無いから、 在り方はわからないが、 …あんたに助けられてる人間も多そうだ。 [今、正義の味方になりたいようには見えてなかったが、 そんなに外れた事もしてなさそうだとは言っておく。 全部を救う事は土台無理な話だ。 傷付ける事がいけない事だとは言わない。 幼き頃、異国を受け入れられなかった親戚達に 怒りを覚えた事は一度もない。 声に応ずる様に薄く開く扉に視線を向け。 背中から止める言葉が無いのなら踏み入れた。] (31) 2020/10/04(Sun) 19:47:46 |
【人】 志隈[踏み入れれば明るい路地裏に行き渡る。 少し先に人の姿が見える。 髪の色も同じだし男もアジダルなのだろうかと、 後ろに気配が無いのを確認して、 青い青年より更に若くなったか年を取ったか、 確かめようと男へと近づく。 先程地面を染めたのは乾ききってない鮮血に見えた。 今はこびりついているだけで、まだ平和に見える。 一歩、二歩、近付いていくと、男が振り返る。 1度目と照らし合わせれば面影のある顔だ。 目が合えば、何かを止められて、手を引かれた。>>22 口を開こうとすれば、指を立てる仕草。 大人しく沈黙する事にしたのは、 見たことのない様な顔をしていたから。 高揚を讃えた笑みは、先程の表情より余程普段から遠く。 高そうなスーツを着るのは昔からなのか、と服を見て、 点々と並べられた物を見て。 明るい青年の待つものを、此方も待ち。] (32) 2020/10/04(Sun) 19:47:54 |
【人】 志隈……可愛い? [吐き出した声は思うより低い。 地面に落ちてる物を拾わなければ生きていけない事、 施しを有り難く思う小さな子供は理解出来たが、 可愛いと称した男は無性に気味悪く思えた。 警戒して持っていくのは奪われる事や、 盗んだと疑われて叩かれるのを恐れるからだろうか。 子供が笑っている方がいいのも 食物を施す事も間違ってはいない、 悪気もないのだろう。] あの様子だと家もろくな所じゃないだろうな。 そのお高い時計を売って、養ってやったらどうだ? [腕を指差して、提案をする。 何度かあの子供に渡してるのなら、 あの子供だけ特別なのだろうか。 他にも与えてるからそんな事出来ないって回答でもいい。 ただ、ほんの少し意地の悪い質問をしたくなった。]* (33) 2020/10/04(Sun) 19:48:02 |
志隈は、メモを貼った。 (a10) 2020/10/04(Sun) 19:51:41 |
【人】 Marguerite シャーリエ―― 船をこぐ ―― お姉さま お怪我ですか? [花壇の前に立ったお姉さまが右腕を押さえている。 バラの手入れでトゲに割かれたのだろうか。 血の色はバラよりも赤く痛々しい。] <いたいのいたいの とんでいけ> [昔お姉さまがしてくれたように、 傷に手をかざして撫でて、空に放つ。 子供じゃないんだからって笑われてもやめない。] いたいと悲しくなるでしょう。 お茶も美味しくないもの。 <いたいのいたいの とんでいけ> <かなしいのかなしいの とんでいけ> [とんでけって見上げた空は作り物めいた真っ青な空。 とばした痛みや悲しみは空に浮かんで雲になる。 雲を見つけたラッコが寄ってきて、 気持ちよさそうに泳いでから、雲を両手に抱えて齧っていた*] (34) 2020/10/04(Sun) 22:42:47 |
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