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【赤】 気紛れ者 空木こんなところで乱暴にいたしてしまって、肌が痛みませんか? [彼女の白い肌を確認するように余すところなく見ていく。 謝るべきなのはそこではないと思われるかもだけれど、自分は謝るつもりはないのだから。 そのまま両手は彼女の胸へと赴き、愛撫の形へと変わっていく。 先ほどは浴衣が邪魔をして彼女の肌に存分に触れることができなかった。 灯の中の彼女の裸を記憶に焼き付けるように見ながら、そしてその胸に顔をうずめる。 面の呪いの時期が長くて、こうして面なしで人と話せるようになったのだって、ここ1月ぶりのこと。 そして彼女を面越しでなく話せたのなんて僅かな時間だけだった。 こうして素顔を晒して彼女と話せるだけでも嬉しいのにこうして抱き合えるのも嬉しすぎて、調子にのっている自分がいる。 大体、自業自得だったこの呪いを解いてくれたのは、結局は彼女のおかげだったのに] (*25) 2020/08/02(Sun) 16:25:09 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ[言われて初めて涙が流れたのだと…。 確認したくて、縛られた手ではうまく確認する事も出来ず] ――泣いて…ま…せっ……っ [泣く事はないというより、泣けるような立場ではない。 それに感じて、感じすぎて、溢れてしまったものかもしれないが、それはそれで認めたくない。 どちらにしても、認められないから、泣いていた事を否定する。 否定したいのに、男の舌が頬をかすめるから嫌でも涙を零した事を印象付けられる。 印象付けられるだけならいい…。 感じ過ぎていた躰は、その余韻が抜けきらず、頬を掬われただけでも、小刻みに躰を揺らと、小さな吐息が漏れてしまう。 息を飲み、落ち着こうとしていると、しゅるりと戒めが解かれていく。 それだけではない。しゅるりと帯まで解かれて行く。 それはと身を捩ろうとするが、繋がったままな為か、躰の方が反応してしまい、抵抗らしい抵抗ができないでいる。 浴衣が開き、男の前に肌を晒すのは顔を背けてしまう。 淡い、灯りの下に晒される肌は、行為の後な事もあり、ほんのり色づきを浮き彫りにしているようである] (*27) 2020/08/02(Sun) 17:42:04 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――っ…ふっ……んっ…。 [戒めは全て取り払われ、それだけでなく、身に着けていたものも。 視線を感じても、見上げる事はしない。 痛みと聞かれても、解らない…。 首を振りつつも、指は躰を隠すのではなく、何かを探る様に畳を這う。 それは、懐にしまい、解かれた時、躰の横に落ちた割れた面を探る為。 浴衣を脱がされた時に、巻き込まれて、一緒に取り払われたのだと思うから、それを探して…] ……ぁっ…んっ…… [淡い灯りの元、向けられていた視線は、行為の余韻を忘れさせない為のものに思え それから逃れるように、指を彷徨わせていたが、男の手が今まで触れなかった胸へと伸ばされ触れられるだけで甘い声を上げ 腰が跳ねてしまう。 触れれば、触れられるだけ、吐息が甘くなる。 男の重さを感じるだけでまた、躰が跳ねる。 そこまできて、やっと指を這わせていた事に気づき、躰が動く事を認識する。 引きはがそうと、男の肩に手を置いて時] (*28) 2020/08/02(Sun) 17:42:24 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――えっ… [胸元で、囁かれるので、吐息が肌に触れてくすぐったいがそれどころではない。 囁かれた言葉を、理解するのにほんの数刻かかってしまう。 理解すれば、男を見つめる。 その事を言うのは、言えるのは彼である。 彼であるが、ついさっきまで、知らない人だと思っていたから、すぐに切り替えができない。 切り替えができないから、混乱して、言葉がでない] ……はっ…っ… [それでも出来てはいる事だけ伝えたいと口を開いても、やはり言葉にはならなくて] (*29) 2020/08/02(Sun) 17:42:49 |
【赤】 気紛れ者 空木俺、そんなに印象薄い……? [疑わしそうな顔をして自分を見る彼女に、眼鏡を外し、にやりと笑う。 彼女が探していただろう狐面の片割れを顔に押し当て、こちらの方だとわかる?と面を当ててない隙間から、彼女をじっと見つめた] それとも、俺の変装もどきが上手くいきすぎてた? [囁きながら彼女の奥を、固さが残る屹立で軽くノックをして。 初めて求め合いそのまま別れて旅立ったから、男慣れしてない躰なのに、こうしてむつみあってもひどくなじんだことが奇跡のようで。 混乱しているような彼女の髪を優しく撫でた] (*30) 2020/08/02(Sun) 20:40:11 |
【赤】 気紛れ者 空木さすがだね。 きっと幻燈屋の提灯は、肌を綺麗に見せるだけでなく、世界を作るんだな。 [彼女にわからせるように空中を指先で指し示す] 君の提灯や行燈は複数あってもお互いの世界を干渉しないで、どこか幽玄のような雰囲気になる。 ここの中にいるだけで、どこか不思議な心持ちになるよ。 [いうなれば、エロティック?と首を傾げて] だからこそ、俺が初対面の男だと思ったのに、あまり抵抗しないで抱かれてしまったのかな? だって、あの薬、すぐに効果は切れるし、縄、あの縛り方だったら足は自由に動かせたよねえ? [意地悪に言いながら、今度は顔を彼女の寄せて頬にキスをして。 さぁ、反論をどうぞ?と促した*] (*31) 2020/08/02(Sun) 20:40:32 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネそんな事は……ただ、お顔を拝見したのは、睦み合ったあの時の、ほんの一刻でしたので…。 [ないとは言い切れない。 印象が薄いというよりは、狐の面の印象が強いせい。 顔を見つめ、眼鏡がないさまを見れば、ああ確かに、このようなとだんだんと記憶が蘇る。 が、狐の面の半分を男が顔に付ければ、ああ、そうだ。その姿だ…。 はいと、愛おし気に見つけている] ……ぁっ…そ、それは… [それも確かにあると思う。声に出そうとするが悪戯をされるから、 躰が跳ねて、甘い声を漏らす。 だから数回頷いて返事をする。 知らない人とと思っていた時とは違い、悪戯されて漏らした吐息の甘さは、愛しい人と繋がっている喜び。 見せる表情も何もかも、違っているように見えたかもしれない] (*32) 2020/08/02(Sun) 21:11:10 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――そう、ですか? [言われて辺りを改めて見渡す。 確かに、この部屋を見た時、この世のものとは思え無く感じた。 が、自分が作ったものが、このような世界を作り出すなど想像もしていなかった] はぃ…私も、このような世界になるとは思いもよりませんでした。 [いつもは行燈単一である。 仕事を褒められたのは嬉しいが、このような置き方は、見事と言えよう。 囁かれる言葉も、納得してしまう。 思わず、そのような世界ならば、廓に売り込んでみるのも良いと思うほどに] え…そうだったのですか? 薬が切れているなど、気づいていませんでした。 それに、抵抗しなかったのではありません。出来なかったのです。 抵抗すれば、空木様から頂いた浴衣を傷つけるようで…。 [確かに気づいていなかったので、知らぬ男に抵抗せずに抱かれていたように見える。 だが、浴衣を傷つけたくなかったのも本心である。 本心であるが、言い訳にしか聞こえぬだろう。 恐る恐る男を見てあげる。 どう思われるか、恐い……怯えをたたえていても、それでも視線を逸らすさずじっと*] (*33) 2020/08/02(Sun) 21:11:28 |
【赤】 気紛れ者 空木[先ほどまでのどこか悲痛な様子より、やはりこの方が彼女は感じているようで。 淫らに鳴く甘い声は、先ほどより高い気がするし、どこか媚びたようにも聞こえてしまう。 表情だってずっと艶っぽくて。 製作者の喜ぶ顔を見て嬉しくなる。 元々こういう演出を考えるのが大好きだ。 特にツリガネの作品は色々と囁きかけてくれるものが大きいから、やってみたいことも多い。 旅を終えた今、彼女の隣で彼女と共に働く姿を夢想するが] 浴衣ごときのせいで君の体を他のやつに預けてもいいというのかな? 実際、女は男の力には敵わないにしろ、君は「喜んで」「自ら」望んで抱かれたようだよ? もしかして、俺以外の男を味見したかったのかな? [ツリガネがそんなことを考える人ではないのを分かっていて皮肉を言う。 でも実際、この先、自分があげたものを惜しんで同じようなことになってもらったら困るのだ。 自分が一番大事なのは彼女だと、なんでわからないのだろう] (*34) 2020/08/02(Sun) 22:05:07 |
【赤】 気紛れ者 空木お仕置きしないとね [そう呟くと、先ほど彼女の腕を縛っていた柔らかな布。 綿に絹を混ぜてある、とても肌に優しいものだ。 それで彼女の目を覆うから、と彼女の目を閉じさせる。 まるでスイカ割りの時のように彼女を目隠しをして。 そして先ほどのように低い声で……しかも囁くように言う] ……お嬢さん 本当に、貴方は騙されやすいですね。 ここにいる私は、貴方の恋人から貴方のことを聞き出した、他人だったら……と考えないのですか? 本物の彼は貴方に手紙と浴衣を贈ってすぐに死んだかもしれない。 成りすましているかもしれないという可能性は? [そういうと、ずるっと彼女の中から逸物を抜き出してしまう。 そのまま先ほど愛撫できなかった彼女の胸を掴み柔らかく揉みしだき。 先端を優しく擽るかのように触れて、そのまま彼女を観察していく。 自分の中に残る疼きに耐え切れなくなったら、彼女の前で、思うさま屹立を扱いて、彼女を面食らわせようとは思っていたが、まだまだ自分は大丈夫なようで。 ぴちゃ、と彼女の肌にも舌をはわせようか*] (*35) 2020/08/02(Sun) 22:05:24 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ[男の言葉にびくりと、恐怖で躰が跳ねる。 違う。違う…そうではない――。 頭を振って否定する。 何か言わないとと、思っても喉が張り付いたようで、すぐに声が出ない] そ、んな事は…ありませんっ……。 [一言、絞り出せば、何とか声が出せる] この後、空木様に会えると思っていたから、それで、せっかくのものがと思って…。 [やはり言い訳に聞こえるだろう。 口にしながら、誰か知らぬ相手に自分が穢されていたと知った方が、傷つくのではないか。 では、どうしたらよかったのか…どうすればよかったのか……。 今更遅いかもしれないけど、改めて考えてしまう。 どうすればよかったのかと…だけど、答えが出てこない。 どうするのが良かったのか、それが浮かばないから] (*36) 2020/08/02(Sun) 22:48:00 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――お、しぉき? [驚きに、男を見上げる。 結果として、相手は空木であったが、そうでなかったら――。 違えば、悪いのは自分であると、素直に目を伏せてしまう] ――えっ…た、にん? そんな事は、ありません。空木様が…そんな…… [囁かれる声音に、躰が緊張するように固くなる。 空木であった…でもこうして視界を奪われ、囁かれると、別の誰かな気もしてしまう。 空木だと思ったが、違うのかと、混乱してくる] な、りすまして…何…っ、ぁ……んっ… [そんな事はないと、頭を振る。 なりすます理由はないだろうし、もし違うのなら狐の面の事を知らないはず。 だから、彼は空木で間違いない。間違いないと思いたいのに、見えないだけで、別の人がとも思えてしまう。 見えないから、胸への愛撫は突然のよう。 驚きに、身を捩。 敏感な突起を優しく、触れられると、躰は小さいながら跳ねてしまう。 反応は、混乱を表すよう。 空木だと思い、愛しい人の愛撫に感じたいと、想いと 知らない人だと思い、感じたくないと言う想い 相反するからこそ、どこかぎこちなさと固さを含んでしまう] (*37) 2020/08/02(Sun) 22:48:26 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ――そらき…さまっ…… [名前を呼んで、手を伸ばして、確認しようとする。 先ほど、振れていたから、おとこにはふれるが、別の人、本人?それだけでは解らない。 迷いが男の肌を撫でる。 そうしてると、肌にぬるりとした感触。 舌の感触に、躰が震えて、声を上げそうになるから、男から離れた右手は自身の口を覆い声を殺そうとする*] (*38) 2020/08/02(Sun) 22:48:45 |
【赤】 気紛れ者 空木どうして私がなりすましていないと思うのですか? 貴方は可愛らしい人。 貴方のことを彼から聞いた私が、彼を亡き者にして、貴方を彼の代わりに手にしようとしてもおかしくないでしょう? 貴方は彼の素顔をほとんど知らない。 彼と遠く離れてかなりになる。 そんな間に付け込むことは、とてもたやすいことだと思いませんか? [囁くように、意識を混濁させるかのように囁き続ける。 彼女の耳に囁くその言葉はまるで毒。 焦がれていた彼女の乳房をしゃぶるようにすれば、彼女は声を殺そうとしている。 先ほど、安堵したような様子は消え失せ、半分見える顔もどこかこわばったようだ。 自分の言葉に囚われて、迷っているかのようだ。 見えていた情報に人は一番信用を置く。 しかし、自分と彼女の場合、自分の面があったせいで、彼女は恋人を恋人だと認識することもできない。 それに、それ以外の記憶がしっかりとする前に我々は離れてしまった。 だから、彼女は己を疑う。 そんな自分の妄言に惑わされて、一喜一憂する様が果てしなく可愛い] (*39) 2020/08/03(Mon) 12:26:33 |
【赤】 気紛れ者 空木貴方は、恋人以外の男に抱かれて悦ぶはしたない女性なのですよ。 そうでしょう? でも、それは自然なこと。 [先ほどまで自分を受け入れていた箇所をするりと撫でる。 自分を受け入れていた時、彼女は自分を恋人と認識していなかったのは事実だろう。 抵抗できなかったと悦んで受け入れていたのは違う。 そのままくちゅくちゅと、中に指を入れようとすれば、反射で彼女の体がきゅっと締まる。 無理に押し込まないで、その甘い締め付けを楽しんで、彼女の体の導きのまま、奥へと入れて、見つけたざらりとした箇所を指で擦ってあげよう] 久しぶりに受け入れた男の味はいかがでした? 躰が悦んでいたでしょう? 女の悦びを与えるのは、傍にいる恋人にしかできないこと。 貴女は傍によりそって抱いてくれる恋人の方が本当はいいのですよ。 (*40) 2020/08/03(Mon) 12:27:12 |
【赤】 気紛れ者 空木[彼女に囁くことは自分の弱さの裏返し。 自分が心の奥でずっと思っていた彼女への引け目。 それを直接彼女にぶつけても、優しい彼女は否定するだけだと思うから、こうして弱っている時にぶつけてしまう。 指で優しく蜜に溢れた坩堝を触れて、唇は胸の頂を優しく咥えて噛んで。 放置して傍にいて愛も囁けない恋人より、こうして傍にいて気持ちよくしてくれる男の方が、貴方はよほど幸せなのかもしれない。 ツリガネが待ってくれていた間、そう思っていたのだから。 ふと彼女から離れると、彼女の顔に屹立を寄せ、唇にその先端をねじ込ませる] さぁ、味わってくださいね。 [悪役めいた言葉を言い捨て、彼女が自分から動き始めるのを待った*] (*41) 2020/08/03(Mon) 12:27:32 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――えっ…………………。 [囁き落とされた言葉に、愕然となる。 どうしてと言われたら、答えようがない。 顔を覚えていなかったのだから、本当に違う人だとしても、確信がもてない。 亡き者と言われると、一瞬全身の力が抜けたような喪失感を感じる。 違う。それは違うと頭を振り] き、聞いたからと言いましても、私の、事を解る、はっ……っ [否定出来る事を探して、言葉にする。 自分を知らなくても、彼が贈ってくれた浴衣を知っていたら、たやすいと言う事まで、思い至らずに。 他にも、何か――と思考をめぐらしたいのに、胸を戯れの刺激に邪魔される。 嫌だと思っても、躰はぴくりと跳ねてしまうのは彼だと思うから。 その後に違うと思うと、固くなる。] (*42) 2020/08/03(Mon) 13:45:10 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――ちがっ……ちがぃ…ぁ……んっっっ [またもや躰が跳ねてしまう。 反応したくないのに、反応してしまう。 見えないから、どこにどう触れているのか解らない恐怖。 指が中に侵入すると、腰を浮かして逃げようとしてしまう。 逃げようとはしているのに、腰を浮かした事で逆に差し込まれている指を締め付ける事になってはいるが。 どこにいるのか、解らない。 でもこれ以上はと手を伸ばせば、何とか男に触れる事は出来る。 引きはがそうとするが、差し込まれた指は奥へ、そして感じる場所を弄るから力が入らない] ちがっ……ゃ…、そらき…さま、がぁっ…… そらき、さまだけがぁ…… [いいのに、言えない。 そうではないと、今実際に、見せているようだから。 いやだと思っても、反応してしまうのだから。 違うと頭を振り、否定をする。 否定をしても、蜜壺だけではなく、胸の果実を刺激されると、また身体が跳ねて感じてしまう] (*43) 2020/08/03(Mon) 13:46:27 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ……ぁっ…。 [男の重さは消え、蜜壺からも指が抜かれる。 男に触れていたが、離れた事で、手ぺたりと落ちる。 見えないから、離れられたらどこにいるか解らない。 でも、これ以上はと、離れた事を良い事に脚を閉じて、胸に手を回す] ……んっ!? [ところで唇に何か当たり、そのまま口の中へと押し込まれる。 その衝撃に、胸に回していた手に力がこもり、自分で胸を掴んでしまう。 驚いて、胸を隠している手は力を抜いて落ちるが、やはり隠しておきたいという心理が働く。 落ちてはあげて、あげては落ちて…。 それはまるで自分で胸を弄っているように男の目には映るだろう] ………っ、っ…。 [そう言われても、彼ならば感じさせたい。 だけど違うのなら、味わう事が、男の言葉を肯定する事になる気がする。 そうはしたくないからと、口から離そうと顔をゆするが、ゆする分だけ差し込まれたものを刺激する事になっていた*] (*44) 2020/08/03(Mon) 13:46:49 |
【赤】 気紛れ者 空木[彼女の口に包まれ、熱を感じてほくそ笑む。 こんなことをされているのに、歯を立てるということを思いつかないのは彼女の優しさなのだろうか。 それとも、怯えや恐れなどの他の感情のせいなのだろうか。 左右に揺れる彼女の頭のせいで、奥へと入っていく。それは口から出そうとする動きか、それとももっと深く咥えようとしているためか。 しかし、男のモノを口いっぱいにほおばる様は、目が隠されている状況というのも相まって、そそる。 彼女の様子を見ればしきりに胸を掴んでいるようで、胸が感じるのだろうかと思って手を伸ばし、彼女の手を掴む。 彼女の手越しに胸をつまむようにすれば、彼女が自慰をしているようにも見えて微笑んでしまう] やっぱり君はいやらしい子ですね。 [そう言って、今度は自分の指でその箇所を直接つねる。 あんまり深くすると苦しいだろうと、頬を突くようにしてから、ちゅぽっという音を立てて彼女の中から抜いてやる。 濡れた唇が赤く染まり、彼女の下の口を思い起こさせる。 全裸で顔だけ隠すような形で、男の前でしどけなく裸体を晒す。 いくら親方の前で肌を晒しているとはいえ、こんな風な彼女を見ることができるのは自分だけだろう] (*45) 2020/08/03(Mon) 16:33:55 |
【赤】 気紛れ者 空木……。 [そのまま彼女にそっと口づけた。 以前は狐面が邪魔であまり口づけられた記憶がなかった。 優しく唇を噛み、舌を絡め、彼女が驚いたりしたら、その腕を優しく撫でる。 彼女の横に添い寝するようにすれば、自分の屹立を彼女の太腿の間に挟ませるようにして。 ああ、こうして恋人としてのイチャイチャも、これからは思う存分にできるのだ。 そう思えば嬉しくなって] (*46) 2020/08/03(Mon) 16:34:07 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ―――んっ…ぅんっ…ふっ……っ!? [何とか抜こうとしているのに、抜けるどころか、どんどんと口いっぱいになっていくよう。 抜き差しをするわけでもなく、ただ自分の様子を見ているのだろうか。 見えていないから、どんなふうにしているのかが解らないし 口に差し込まれるもので、いっぱい、いっぱい。 不意に、手に降られたよう。 触れられるだけで、ぴくりと跳ねてしまう。 何をする。何をさせられる――と身が少し強張る。 が手は胸へだったのですぐ力が抜けるのは、隠そうとしていたから。 それに補助してくれたと思ってしまって。 それが補助ではなく自身の手の上から、摘まむように。 まるで自分で、自分の胸を揉んでいるよう] (*47) 2020/08/03(Mon) 17:29:18 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ ――んんっ……っん …――っ… [囁かれる言葉に、ピクリとまた躰が跳ねる。 跳ねるから、口の中のものをくいっと刺激してしまう。 その後に、直接男の手で、胸をつねられるから、さらに躰が跳ね、咥えている物をくいっと刺激する。 それを動かすのではなく、他のところに触れて、自分の反応を見 勝手に動いてしまう躰を使って、口の中のものを刺激するのを楽しんでいるのではないか…。 そう思えば、次は、反応しない様に…。 そうしようと思っていたが、くいっと頬を突くと、抜かれる。 抜かれても、口は開いたまま。 肩をすくめるようにし、唇を閉じていいのか、それともまた来るのか…。 解らない。 解らないから、閉じられず、震えている] (*48) 2020/08/03(Mon) 17:29:34 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ …んっ……ふっ… [変わりに唇が重なり合う。 舌を出そうとしていたから、唇を噛まれるとき、相手の唇を突いてしまう。 それに気づかぬわけはないだろう。誘われていると取られたのか、舌が絡み合う。 混乱が続いているから、離さないとと男の肩に手を添えるが、落ち着けと言わんばかりに撫でられる。 撫でられると、力を籠める事は止めて添えるだけ。 その間に、脚の間に熱いものが差し込まれ、気づけば少し体制が変わっているような。 優しく囁かれると同時に、視界が明るくなる。 と言っても、薄暗い場所。 それでも全く見えなかった時と比べる、眩しく、改めて男の顔を確認する。 見るだけではなく、手を伸ばし頬に触れる。 顎先で両手を合わせるように動かすから、小指から人差し指までの順で男の唇を撫でる。 顎先で手を合わせて触れ、人差し指と、中指で、首から、首元まで撫で下げ 首元につけば、胸まですべての指で男の躰を確かめるように撫でた後、胸元に手を添え] (*49) 2020/08/03(Mon) 17:29:53 |
【赤】 気紛れ者 空木俺はほんと、君に弱い……。 いや、君が俺に優しくしてくれるから、君に最後まで厳しくできないんだろうな。 [彼女の指を頬に感じ、そして唇にも触れられる。 彼女の手が何かを確かめるように体中をまさぐられる。 この呪いがとけたのだって、結局はツリガネのおかげだから。 どこかその引け目のようなものが自分の中にあるのかもしれない。 いや、引け目ではなく感謝だろう。 そしてそれ以上に、彼女への愛も] どこかずれてるお嬢さんにお仕置きしようと思ったけれど、ね。 [目を合わせて彼女にほほ笑む。 今度こそ彼女が自分を覚えていられるように、覚えていてね、と囁きながら彼女の顔をじっと見つめながら、また口づけをする。 これでは至近距離すぎて見づらいかもしれない。 しかし、自分もこうして彼女を見つめていたかった] (*50) 2020/08/03(Mon) 21:50:38 |
【赤】 気紛れ者 空木君の話を聞かせてくれないか? 俺と離れていた間、何かあったか? 俺に何か伝えたいことはあるか? [彼女の太腿の間にねじ込んだものをさりげなく前後に動かしながら、今更彼女の方に話を促して。 そのまま唇は彼女の頬に首にと押し付け、髪を撫でる。 伝えたいことはたくさんある。 しかし、今はツリガネの話を聞きたい。 こんなに彼女は美しかっただろうか、と灯火の中のツリガネを見てそう思う。 同じように彼女も自分を見て、しみじみとどんな感想を持っているのだろうか。 自分の容姿は自信がある方ではあったけれど、彼女の好みではないかもしれないと思うといまさら不安になってきた*] (*51) 2020/08/03(Mon) 21:50:56 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ私もですよ。私も、空木様にはとても弱いです。 それに、それは私の言葉です。空木様が私に優しくしてくれますから、信じていられるのです。 [お互い様ですと微笑みかけて、改めて顔を触れる事が出来た事を喜ぶ。 胸へと降りた手は、再び男の頬に触れ、触れれる喜びを感じている。] ………? ずれて……いました? [意識していないから、きょとんとした表情を浮かべてしまう。 お仕置は、確かに恐かった…恐かったのは、違う誰かなのかもしれないと思ったからだが。 だが本人だと解ると、それも嬉しく思うのは、出来る距離に居る事だからだろう。 それを口にしたら、ずれていると言われそうなので、そこは秘密だが。 それでもこうして、目を合わせて微笑み合える事が嬉しい。 遮るものがないからこそ、近づける距離。 もちろんですと囁き返して、口づけを受ける。 口づけも簡単に出来るのが嬉しい。 近すぎて、解りにくいと言われても、この近すぎる距離に居れる事が奇跡のようである。 出来なかった分、この距離でいる事が何よりも、嬉しくある] (*52) 2020/08/03(Mon) 22:45:03 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ私の……ですか? [戯れに擦り上げられるから小さく声を上げる。 何かと考えながら、口づけが嬉しくて、くすりと笑いかける。 なにか…何かと言っても、代わり映えはほとんどない毎日。 貰った手紙の返事は、一つずつ同じような手紙として保管してある。 それはあとで見せればいいとして……と一つ浮かんだことがある] 廓の帰り道に稲荷神社を見つけました。 見つけた日から、毎日、毎日、空木様の呪いが、解けるようにとお参りしておりました。 狐の悪戯なのでしょうかね。 [思い出すと、恐かった事、そして改めて覚えている喜びを噛みしめる。 男に抱き着き、温もりを感触を感じながら] 貴方の事を忘れて日々を過ごしていました。 どうして忘れたのか解りません。でも思い出す事が出来たのは、空木様…貴方から文が届いたからです。 それを見た時に、全てを思い出したのです。 あのまま、忘れていなくてよかった…貴方の事を覚えていて、思い出せてよかったと心底思いましたよ。 それに――。 [言葉をとぎらせると、瞳に涙がたまり] (*53) 2020/08/03(Mon) 22:45:17 |
【赤】 幻燈屋 ツリガネ――恐かったです…。 何度も、何度も、不安に襲われました。 もう二度と、貴方に会えないのではないのかと……。 貴方から届く文だけを頼りにがんばっていました。 それと同時に、淋しくも感じていました。会えない淋しさだけではありません。 貴方から頂く文に返事が出来ない事…いつまでも待っている事を伝えられないのが、とても淋しくてつらかったです。 貴方から頂いた文、一つ一つに返事をしたためております。 後で、受け取ってください。 [ずっと、ずっと我慢していた事を口にしながら、抱えていたものが涙となって溢れてしまう。 それでも、最後は顔を上げて、微笑みかける。 改めて、男の顔を自身の中に刻み込むように見つめていたら、どこか不安げに瞳が揺れているように見え。 あの時、言わなかった言葉を先に口にしていいものなのか…迷った挙句に別の形で] 空木様……知らない誰かではなく、空木様を感じたいです。 感じるだけではなく、もっと空木様に私を感じて欲しいです。 [気恥ずかしそうに、もぞもぞと腰を動かして、挟んでいる熱を刺激しようとする*] (*54) 2020/08/03(Mon) 22:46:08 |
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