人狼物語 三日月国


111 【身内村】あの日の、向こう側【R18】

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天海谷 睦月3票

処刑対象:天海谷 睦月、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利

村の更新日が延長されました。

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【人】 天海谷 睦月

 
 
   あ、そうだ
   この前、貸した参考書あんじゃん?
   次のレポートで必要になりそうなんだけど、
   海斗、まだ使ってる?


[ 赤い痕をつけてから、
  少し後のこと、何度か海斗が何か言いたそうに
  こちらを見ていたけれど、ガンスルーしてきたけど
  そろそろ、一つ、切っ掛けでも作ってやろうかと。

  そんな言葉をかけてみた。]
(0) 2021/12/13(Mon) 23:20:29

【人】 木峰 海斗

[ あれから、何度か切り出そうとして、
  他の奴らの邪魔が入ったり、タイミングを掴めず、
  首につけられたキスマークのことは、聞けず仕舞い。

  何か、切っ掛けはと思っていれば、
  以前、借りた参考書のことを言われて、
  そういえば、返してなかったことを思い出す。]
 
 
   あぁ? あ、あぁ……今は使ってねーや
   明日、持ってくるか――

   それか、急ぎなら今日取りに来るか?


[ いつもの調子で、明日。
  と終わらせようとして、一瞬だけ考えて。

  いい機会かと、家に誘ってみたが、
  割と察しのいい此奴が、
  ずっと俺に何も言ってこなかったことが、
  少しだけ、引っかかっていた。

  分かってて、避けていたんじゃないかって
  らしくなく、少し伺うような瞳で見つめてみたが]
(1) 2021/12/13(Mon) 23:20:31

【人】 天海谷 睦月

 
 
   ん? あぁ、今日暇だし、丁度いいや
   海斗んち行けるって、レアじゃね?


[ 想定通り。

  家に誘って貰えれば、
  その反応を予想なんてしていなかったと言う顔で、
  何でもない風に、けらけらと、
  いつもの調子の良い笑い声をあげて、了承すれば、
  お互いの講義終わりの時間を確認して、
  待ち合わせをすれば、一緒に海斗の家へと向かった。]
(2) 2021/12/13(Mon) 23:20:34

【人】 木峰 海斗

[ 友人を家に誘ったのは、大分久しぶりだ。

  兄貴と恋人関係になる前は、時々誘っていたが、
  夜遊びに出ていた兄貴とは、
  そう多く顔を合わせることはなかっただろうが
  数度くらいはあっただろう。


  今日は、早く帰ってきてないといいんだけど、
  キスマークをつけたと思われる奴と、
  意図せず、顔を合わせることになったら、
  そこだけ少し心配だったが、真相を確かめないと、
  睦月との距離感を考えあぐねて、
  気持ちが悪いのも確か。

  二人で一緒に電車に揺られて、
  お互いスマホを見ながら、時々、最近のドラマや
  他の友人に彼女ができたとか、フラれたとか、
  他愛もない話をしながら、家路についた。]
(3) 2021/12/13(Mon) 23:20:38

【人】 木峰 海斗

 
 
   ちゃんと手洗えよ、
   あとは、リビングで、
   適当に座って待ってろよ


[ カチャリ、と鍵を開けて入った家は、
  変わらず、この時間は誰もいない。

  ただいま、なんて小さく律儀に口にしながら
  自分はさっさと手洗いを済ませて、
  返すものを先にとってこようと、
  俺は、一人、二階へ向かった*]
(4) 2021/12/13(Mon) 23:20:45

【人】 天海谷 睦月

 
 
   母ちゃんかよ、お前
   はいはい、ちゃんと手洗いすませて
   大人しく待ってますよ


[ げらげら、とふざけて笑って、
  言われた通りに、手洗いを済ませれば、
  革張りのソファーの隅っこの方に、座る。

  なんとなく、ど真ん中に座れないのは性分だった。
  しかし、いい家だよな。


  テレビ、ソファー
  自分の実家とは、違う洒落たリビングキッチン。

  以前、遊びに来た時は、
  すぐに二階に上がっていたから、
  ここで待つのは、少しだけドキドキするのは、
  やはり他人の家だからなんだろうな。*]
(5) 2021/12/13(Mon) 23:20:47

【人】 木峰 夏生


[ キノミネくん、最近いい子だね。

ふわりと漂う香水の匂い。
今にも笑い出しそうな声に振り返れば、
件の先輩がデスクのすぐ後ろで
艶っぽい笑みを浮かべて立っていた。 ]


  お疲れ様です。
  そーなんすよ、いい子なんです。


[ リモートワークの隙間、週に一度の出社日も
仕事が済めばさっさと帰宅する。
なんやかんやと理由をつけてダラダラと残業し、
その後も飲みに行ったりホテルに行ったり、
そんな爛れた生活はこのところ
すっかり鳴りを潜めていたから、彼女だけではなく
俺の一面を知る友人や同僚から揶揄されることが
ちょいちょいある。 ]
 
(6) 2021/12/14(Tue) 7:02:45

【人】 木峰 夏生


[ そう、とけらけら笑いながら、
先輩は俺の座る椅子の背もたれに手をかけて、
身体を寄せてくる。

背中に、あいつとは違う柔らかな膨らみ。

今までだったら───そうだな、まぁそれはいいか。


相変わらずな彼女にこちらもふふ、と笑いながら
さりげなく身体を離そうと立ち上がりかければ、
つ、と細くひんやりとした指が、首筋を伝う。 ]
 
(7) 2021/12/14(Tue) 7:03:44

【人】 木峰 夏生



   「 いい子ねー。」


[ まるで歌うみたいに首筋を撫でて。

いつつけられたやつだったかな、
シャツの隙間から覗く肩の咬み傷に、指が、
そして綺麗に整えられ飾らせた爪が、触れた。 ]


   「 えっちー。 」


[ ゲラゲラ笑いながらするりと離れる熱。
こちらが何か言う前に、さっさか歩いて去っていく
しなやかな背中。 ]


  やっぱオンナってこえぇ。


[ こちらも思わず吹き出して。
さっさと帰宅準備を整えれば、席を立った。 ]
 
(8) 2021/12/14(Tue) 7:05:55

【人】 木峰 夏生

**


  ただいま。


[ 開いた玄関に、知らない靴があることにすぐ気づいた。
海斗の靴と似たような、カジュアルなものだったなら
珍しく友達かな、と驚きつつ嬉しくなっただろう。

すっかり母よりも口煩く言われることにも慣れて、
言われる前にちゃんと手洗いとうがいをしてから、
リビングへ向かう。 ]


  ─── ああ、こんにちは。
  海斗の友達だよな?いらっしゃい。
 
(9) 2021/12/14(Tue) 7:06:56

【人】 木峰 夏生


[ ソファの端っこに座っていたのは、長い前髪の
綺麗な顔をした男。
真ん中に座ればいいのに、居心地が悪いのか
遠慮がちに端にいる様子に印象は悪く無かった。 ]


  海斗?


[ 2階で物音がする。
一度リビングを出て階段の下から上に向かって
声をかけてみた。
じきに降りてくるだろう。
整った顔立ちの彼に向けて ]


  コーヒーでいいかな。


[ と話しかけながら、いつものクセでジャケットを
脱いでダイニングの椅子の背にかけた。
ユカリ先輩の香水の匂いが少し残っていて、
ふわりと部屋の空気を揺らす。
あー、やべぇ、海斗に怒られる、と思って
コーヒーを淹れながら一人、密かに笑った。 ]*
 
(10) 2021/12/14(Tue) 7:08:53

【人】 天海谷 睦月

[ 海斗を待って、4、5分というところ。
  なかなか降りてこないので、恐らく、
  目的のものが、なかなか見つからないのだろう。

  話したいことがあるだろうに、
  そういう律儀なところは、
  出会った頃から変わらない。

  部室でのことは、まだ鮮明に覚えている。
  赤い花の痕は、きっともう薄れているだろう。
  最近、海斗は、首元がしっかり隠れる服ばかり
  着ているから、確認はできていないが。


  そんなことを考えていれば、
  玄関の方から、扉が開く音がする。
  海斗の靴の横に並んだスニーカーは、
  同じ年ごろの男物であることは、分かるだろうから

  リビングに入ってきた人が
  俺のことも、友達だと認識するのも容易いだろう。]


   こんにちは、お邪魔してます
   海斗は、俺が貸した参考書、
   探してると思います。苦戦してそうっすね


[ ふふ、と苦笑交じりの楽しそうな声をあげて、
  入口向こうの階段を見つめた。]
(11) 2021/12/14(Tue) 9:39:07

【人】 天海谷 睦月

 
 
   いえ、お構いなく
   受け取ったら、直ぐ帰るつもりだったんで
   ……すが、時間かかりそうなんで、
   お言葉に甘えましょうか


[ コーヒーも断ろうと思ったけれど、
  少しだけ肩を竦めて、お言葉に甘える。

  海斗の兄。
  数度、顔を合わせたこともあった記憶があるが
  こんな風にちゃんと言葉を交わしたのは、
  恐らく、初めてな気がする。]
(12) 2021/12/14(Tue) 9:39:09

【人】 天海谷 睦月

[ 友人の兄と二人きり、沈黙し続けるのは、
  とてつもなく気まずいので、
  何か話題を考えていると、
  ジャケットを脱いで、揺れた空気から
  微かに女性ものの香水が漂ってきて、]
 
 
   兄弟揃って、モテてそーっすね


[ 距離のあるこちらからは、
  コーヒーを準備する人の肩に歯型あるなんて、
  見えることはないけれど、雰囲気や残り香から、
  くすくすと、冗談っぽく笑って、水を向けてみる。

  まぁ、肯定が返ってきそうとは思いつつ。*]
(13) 2021/12/14(Tue) 9:39:11

【人】 木峰 海斗

 
 
   おっかしーな、
   ここだと思ってたんだけど


[ 仕舞ったはずの場所に、目的の参考書がなくて。
  記憶を辿るように、部屋をぐるりと見渡す。

  空調の聞いていない部屋は、
  少しずつ、涼しくなってきたとはいえ、
  さすがに暑くて、とりあえず窓を開けて、
  薄いハイネックのシャツの首を、伸ばして、
  パタパタと仰いだ。

  項に並んだ、赤い花弁が二片。
  多少薄れて、薄桃色に近い色合いになっていた。
  暑いが、絆創膏を貼るのは、逆に目立つし、
  こうして消えるまで隠しておこうと思っている。


  だが、完全に消えるまでに、
  睦月には、きちんと確認をしておきたい――]
(14) 2021/12/14(Tue) 9:48:30

【人】 木峰 海斗

 
 
   ってのに、見つからねー


[ 引き出しの中を見たがなく。
  本棚を上から順番に、確認する羽目になり、
  ぶつくさ、言いながら探していれば、
  階下で物音がして、兄の呼ぶ声が聞こえれば]
 
 
   やっば、


[ 兄貴が帰ってきた。]
(15) 2021/12/14(Tue) 9:48:32

【人】 木峰 海斗

 
 
   すぐ行くから、
   睦月に変なこと言うなよ!


[ その一言だけ、返して。
  参考書探しに急いで戻った*]
(16) 2021/12/14(Tue) 9:48:34

【人】 天海谷 睦月

 
 
   へんなこと?
   あー言われると、逆にきになるって、
   海斗、分かってないっすよね


[ 海斗の声に、おかしそうに思わず吹き出して
  同意を求めるように、お兄さんの方に視線を向けた**]
(17) 2021/12/14(Tue) 9:49:49

【人】 木峰 夏生


[ しっかりした挨拶と、気さくな笑顔に
こちらもにこやかに会釈を返す。 ]


  なんだあいつ、人に参考書借りといて
  どこ置いたかわかんなくなってんのかよ。


[ 苦戦してそう、の言い回しが頭の良さを感じさせる。
2階から聞こえるがさがさ音に半ば呆れた顔で、
ごめんなぁ、と彼に肩を竦めて見せた。 ]


  ほい、どーぞ。
  あ、俺は海斗の兄で、夏生です。
 
(18) 2021/12/14(Tue) 10:51:51

【人】 木峰 夏生


[ リモートワークになってから導入した
コーヒーマシンでカプセルを放り込めば、
インスタントではあるけれどそれなりのクオリティ。
あっという間に室内に香ばしい香りが立つ。
客様のカップを彼の前にことりと置いた。

ついでに自分の分もマグカップに入れて、
よっこらせとソファの少し離れたところに
腰を下ろせば、形の良い唇が動いて。>>13 ]


  ええ?
  いや、俺は……
  そう言う君もモテそうだけど。
 
(19) 2021/12/14(Tue) 10:53:14

【人】 木峰 夏生


[ 整った顔立ちににやりと笑ってみせる。
微かに漂った香水をきっちり嗅ぎ取って
容易く揶揄するのだから、彼とて完全に奥手
というわけではないのだろう、と推察した。 ]


  海斗もモテる?
  あー、そうだ、あいつこないださ───


[ 口を開きかけた時、2階から海斗の声が降ってきて>>16
同意を求めるようにこちらに視線を向けた彼と
目を合わせ、同時に吹き出した。 ]
 
(20) 2021/12/14(Tue) 10:57:03

【人】 木峰 夏生



  そうだよな。
  君とは話が合いそうだよ。


[ くつくつ笑いながら。 ]
 
(21) 2021/12/14(Tue) 10:57:39

【人】 木峰 夏生


[ そう、愉しそうに小声で囁いた。

つけた本人に聞いているとは、知るよしもない。
]*
 
(22) 2021/12/14(Tue) 10:58:42

【人】 天海谷 睦月

 
 
   ども、っす
   あ、俺は……天海谷あまみや睦月です


[ 丁寧に、名前を教えて貰えば、
  会釈をしながら、こちらも名乗る。

  夏生、睦月…… 少しだけ、響きが似てるな。

  なんて、頭の片隅で思いながら
  目の前に置かれたカップから漂う香ばしい香りに、
  余所行きの人好きのする笑みを浮かべる。

  ソファに座る振動を身体に感じながら、
  冗談交じりの言葉を投げかけてみれば、
  にやり、と浮かべられる笑みに同じ匂いを感じる]
 
 
   俺っすか? まぁ、ほどほどに


[ 肩を竦めながら、
  否定も肯定もしない返事を返して、
  2階から聞こえてきた海斗の声に、同時に笑って。]
(23) 2021/12/14(Tue) 11:36:58

【人】 天海谷 睦月

 
 
   へー…


[ くつり、と
  小さく囁き声で聞かれた言葉に、
  僅かに、眉をぴくりと揺らして、
  緩やかに唇に弧を浮かべる。]


   やっぱ気になるもんなんすか?
   弟の恋愛事情とか


[ 答えではない、返答を一つしてから。]
(24) 2021/12/14(Tue) 11:37:00

【人】 天海谷 睦月

 
 
   まぁ、今まで海斗って、
   誰かと付き合うとか、聞いたことないんで、
   遅い春でもきたんじゃないっすか
   てか、夏生さんは、誰とか知らないんっすね


[ ということは、家に呼んでいるわけではないのか。

  目の前に、その"恋人"がいるなんて、
  思いもよらず、情報を得られるかと、
  片隅で思っていたので、少しだけ残念に思う。]
(25) 2021/12/14(Tue) 11:37:03

【人】 天海谷 睦月

[ カップを持ち上げて、ふぅと少し冷ましてから、
  ず、とコーヒーを啜ると、
  短時間で出てきたコーヒーとは思えない味わいに
  何度か、瞳を瞬かせれば、]
 
 
   このコーヒー、美味しいっすね


[ 少しだけ緊張のとれた笑みを浮かべていた。**]
(26) 2021/12/14(Tue) 11:37:07

【人】 木峰 夏生


[ ほどほどに、と>>23返された言葉と嫌味のない笑顔に
へぇ、と声には出さずに眉を少しだけ上げた。

肯定も否定もしない、その対応は擦れていて、
手慣れた感じが見え隠れしているものだから。
遊んでるな、とは言えないけれど
なんとなく同じ匂いを感じ取る。 ]


  んー、いや、ただの興味本位だよ。
  俺は自他共に認めるブラコンなんだけど、
  海斗は自分のことあんま話してくんないからな。
 
(27) 2021/12/14(Tue) 19:51:53

【人】 木峰 夏生


[ へらりと笑って、コーヒーを口にする手が、
次の台詞>>-26に、ぴく、と止まった。

 『 悪い虫 』

たしかに彼はそう言った。
彼女出来たんじゃないですか、とかでもなくて
悪い虫
だと。

にやっと笑う顔をちらりと見やって、
続く言葉を聞いていた。

そうして、ふは、と吹き出して。
唇を緩やかな三日月の形に歪ませる。 ]


  悪い虫、かぁ。
  そうなんだよ、俺は知らなくてね。
 
(28) 2021/12/14(Tue) 19:52:48

【人】 木峰 夏生


[ マグカップにくすくすと笑う吐息を集めながら
鼓膜を微かに擽る呟きにしっかりと耳を傾けて。 ]


  ─── そっか。
  兄から見ても隙の多い弟なんだ。
  手がかかるやつだけど、
  
いい友達が居て良かったよ



[ 少しだけ、低くなった声を
感じさせないような完璧な笑顔でにっこりと笑った。

なんでもなかったように、コーヒーを
褒めてくれる表情に、そお?よかった、と笑い返して。

今度、メシでも行こうぜ、なんて話しかけながら
ドタドタと鳴る天井を見上げて悪戯に笑んで。
意味ありげにちょっと肩を竦めて見せた顔は、
ちゃんと兄貴の顔だったかな。 ]**
 
(29) 2021/12/14(Tue) 19:56:14

【人】 天海谷 睦月

 
 
   あー、なるほど
   確かに、海斗から兄弟の話とか、
   あんまり聞かないっすね


[ なんか、メッセージがうざい。とか、
  たまに零している独り言を聞くくらいか。
  まぁ、本人を目の前にして、伝えはしないけど。

  俺が言った言葉で、ぴくりと
  動きを止めた様子に、笑みを浮かべた唇はそのまま]
(30) 2021/12/14(Tue) 22:41:34

【人】 天海谷 睦月

 
  
   ええ、俺たち、
いい友達
なんで、
   これからも仲良くさせてもらいます


[ 鼓膜を震わす音色が、
  微かに低く響いたが確かめる前に、
  視線の向こうには、完璧な大人の笑顔がある。

  ブラコンというのは、冗談ではなさそうだ。
  こちらの目には、
  弟を心配する兄にしか見えていない。

  腹の内に、どす黒いものを飼っているだとか、
  残念ながら、経験のないものには気付けはしない。]
(31) 2021/12/14(Tue) 22:41:38

【人】 天海谷 睦月

[ メシでも、と誘われれば、
  一度だけ、大きく目を見開いて、驚いたが
  良いですね。色々お話が聞けそうだ。と
  頷き返せば、連絡先などを渡したかもしれない。
 
  それから、もう一度、カップを傾けて、
  苦く香ばしい味わいを楽しんでいれば、
  上階でバタバタと聞こえてきて、
  あぁ、そろそろ降りてきそうだと、
  また、楽しそうな含み笑いをカップの中に落とした。*]
(32) 2021/12/14(Tue) 22:41:42

【人】 木峰 海斗

[ 本棚の奥に仕舞っていた参考書を見つけ出して、
  慌てて引っ掴んで、階段を下りていけば、
  一見、和やかそうにソファに座って、
  二人は、コーヒーを飲んでいた。]


   睦月、待たせて悪い
   ほら、これだろ?


[ たん、と足音を鳴らして、兄を無視して、
  睦月の方に近づくと、本を差し出した。

  それから、ちらっと兄貴の方に視線をやって、]
 
 
   じゃ、こいつ駅まで送ってくる


[ 親指で、友人を指せば、
  そのまま、くるりと踵を返して、玄関へと向かった。]
(33) 2021/12/14(Tue) 22:41:47

【人】 天海谷 睦月

 
 
   あぁ、サンキュ


[ 差し出された本を受け取って、
  すぐに鞄に仕舞えば、立ち上がると、
  座っていた部分のへこみが、ゆっくりと戻っていく。

  まるで、俺がいた跡をなくすみたいに。]
 
 
   いや、いいよ
   玄関までで、さ


[ 駅まで送るという言葉に、
  ひらひらと手を振って、断りを入れて、]
(34) 2021/12/14(Tue) 22:41:53

【人】 天海谷 睦月

 
 
   それじゃ、夏生さん
   コーヒー、ご馳走様でした

   メシの約束は、また今度ってことで


[ くすくす、と
  冗談とも本気ともつかない笑い声を残して、
  海斗ともに、玄関へと向かう。

  靴を履いて、玄関の扉を開いて、
  あっ、とわざとらしく、声をあげて――]
(35) 2021/12/14(Tue) 22:41:57

【人】 天海谷 睦月

 
 
   俺たち、これからも
ダチ
だろ?
   じゃ、また明日な!


[ けらり、と笑うと、
  扉を開けて、次の言葉を聞く前に出ていった。

  文句があれば、メッセージでも、
  明日会った時にでも、行ってくるだろ?

  そういうとこで、お前が遠慮ないのは知ってる]
(36) 2021/12/14(Tue) 22:42:07

【人】 木峰 海斗

[ 駅まで送ることを断られれば、
  さて、話す機会をどうするか。
  そんなことを考えながら、玄関に立って、
  靴を履く姿を眺めていれば、出ていく間際に此奴。

  いとも簡単に、俺が悩んでいたことを
  さらっと謝罪してきやがった。]
 
 
   はぁ? ちょっ、
睦月っ!!!



[ しかも、こっちの文句は聞きやしないときた。
  この野郎、と悪態を吐きながら、
  それでも、結局許してしまおうとしている俺がいる。

  はぁ、と深くため息をつけば、
  たんたん、と、不機嫌を隠さない
  いつもより足音でかくリビングに戻る。]
(37) 2021/12/14(Tue) 22:42:09

【人】 木峰 海斗

 

   それで? メシって何の話だよ?


[ 腕組みをして、弟ではない顔を向ければ、
  なんと返ってきたかな。

  どんな答えでも、溜息を吐いて。
  ソファに座った兄貴を後ろから、
  そっと、抱き寄せれば]
(38) 2021/12/14(Tue) 22:42:11

【人】 木峰 海斗

 
 
   犯人……わかったけど、
   まぁ、大丈夫だろ?


[ もう隙は見せないし。
  あの様子なら、反省はしているようだし。

  少し甘いかもしれないが、
  兄貴が文句を言わないのなら、このまま
  あのことは忘れるつもりで、そう零した。
  あとで、なんか奢れよくらいは、送っておくけど。


  今は、一つ悩みが解消して、
  胸の中に蟠りが、多少解れたから。

  腕の中のぬくもりに体重をかければ、
  首筋に顔を埋めて、ちゅっと軽くキスをして、]
(39) 2021/12/14(Tue) 22:42:17

【人】 木峰 海斗

 
 
 心の奥底で、ずっと粘つき、燻っていた。
 ―――― 許されない
心。

 あの日、
てようとした想いは、
 あの日、掬われ繋がり
なった。
 
 
(40) 2021/12/14(Tue) 22:59:53

【人】 木峰 海斗

 
 
 
 枯れさせなければ、いけなかった
草は、
 その色をより色濃く鮮やかとなって、
 この先も季節を超えて、咲き誇り続ける――…
 
 
 
(41) 2021/12/14(Tue) 22:59:55

【人】 木峰 海斗

 
 
 絵本や童話、御伽噺たちとは違う。
 これは現実だから、物語の締めくくりも、
 誰にとやかく言われる筋合いはない。

 あれから先も続いている。
 この物語は、幸せなものなんだって。
 読者のいない物語なのだから、

 結末が幸せかどうかは、
 ―――――――― 俺たちが決めていいだろ?

 だから、これからも俺たちは紡ぎ続ける、
 
 
(42) 2021/12/14(Tue) 22:59:57

 




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木峰 海斗
13回 残----pt

 

木峰 夏生
13回 残----pt

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