【人】 よろず屋 シラサワ二日目のいつかの時。 祭り囃子は相変わらずに島に響き、 昨日と変わらぬ喧騒が皆を待っている。 島民はすぐに気づくかもしれない。 外から来たモノもそのうち気付くかもしれない。 あのブレスレットを配っていた 巫女のサクヤが姿を見せないことに。 それでも尚、祭は続いている。 そんな中、この男は今日も祭の中を歩いている。 朗らかな笑みはそのままに。 「今日も盛況やなぁ。」 会場入り口の狼像を見て、そう呟いた。 誰かに声をかけられれば、 すぐにその海のような瞳を向けるだろう。 (0) 2021/07/20(Tue) 22:20:25 |
よろず屋 シラサワは、メモを貼った。 (a0) 2021/07/20(Tue) 22:22:53 |
【人】 女鬼 アザミ「夜通しの祭りでないのは残念じゃが、しっかり寝るのも良いものじゃの。あの宿も悪くなかった」 口では悪くない等と言ってはいるが、満足げだ。 「今日も祭じゃ、早速楽しむとするかの」 屋台で月見団子sweetとコロッケパンfoodを購入し、それに日本酒を合わせてさっそく飲んでいる。 人が一人減っている程度の細かいことは言われなければ気づくこともないだろう。 (1) 2021/07/20(Tue) 23:01:25 |
【人】 左方舞 五十鈴「あれ? ……サクヤ!? サクヤは!!!????? サクヤーーーーーーーーーーッ!!!!」 大声でサクヤの名前を呼びながら境内を走っている。 (2) 2021/07/21(Wed) 0:07:41 |
【人】 右方舞 戸隠妙な様子が、祭りを支配しはじめていた。 それでもかまわず、舞を舞い続ける。 それだけが、できることだとでもいうように。 ……同じ舞子が、走り回っている様子にはさすがに少し目をやったが。 (3) 2021/07/21(Wed) 0:18:59 |
【人】 一ツ目龍 モクレン「おはよ〜。みんな早いねえ」 のんきに起きだしてきて、五十鈴の悲鳴に足を止める。 奇妙な空気と見えない顔に事情を察して表情を曇らせた。 「サクヤさん……そっか、始まった″から、参加者はもう増やさなくていいんだ」 (6) 2021/07/21(Wed) 0:52:23 |
【人】 よろず屋 シラサワ「…………。」 慌てふためく五十鈴に青緑眼がそちらを向いた。 無言で、ただ、その海には確かに哀しみを湛えて。 それでも、口元には笑みを浮かべて。 「………やかましわ、五十鈴の娘はん。」 リェンが落ち着けと言う相手に、 男はそう言い放った。 無理した笑みの下、真意を隠し、男は言葉を紡ぐ。 その真意を問うならば? 「おつとめや。島のもんならわかるやろて。 "しゃあないこと"や。」 …それで五十鈴、君は納得するか? サクヤと親しいであろう君は。 (14) 2021/07/21(Wed) 2:39:50 |
【人】 学徒 蝶間「『月日は 百代の過客にして 行きかふ人もまた旅人なり』」 即ちそう、然もありなん。 ゆるりと指先が紙を捲り、つらつらと口先だけが偉人の言の葉を舞い散らす。 「故合ってだったのでしょう。喜ぶべきか、悲しむべきか」 如何ともし難き、と学徒は説く。 「……或いはつとに、つぶさに決まっていた事なのかもしれませんね」 其れが天命か、作為的か。 つらつら、と。淡々とした学徒の声が空音を揺らす。 「さて、今更乍ら皆々様は今はお変わり様子で。 ……嗚呼、いえ、他意など御座いません。つづがなく、何事も無く祭事が終われば良いと願う」 「小生は小さき故、細やかな事しか考えません故」 (15) 2021/07/21(Wed) 2:41:55 |
【人】 右方舞 戸隠「………」 どうやら、巫女がいなくなったらしい。 そうして、それを良しとするものと、 悪しと騒ぐものがいる。 島の中のことなど、知りはしない。 ただ、自分より舞が上手い、という言葉は、 少し気に食わない。 だから、台の上に飛び乗って、ゆっくりと舞い始めた。 どうせ、自分にはそれしかできないのだから。 (16) 2021/07/21(Wed) 2:46:01 |
【赤】 右方舞 戸隠時刻になれば、『神狼の祠』とやらに、足を運ぶだろう。 異様な雰囲気。 ぞろぞろと進む村人たち。 立ち込める香。 むわりとした熱気。 ちかちかとする灯り。 気持ちが悪い。 気持ちが悪い。 なんだかとても、気持ちが悪かった。 あえぐように息をして、布で口元を抑えながら、ゆらゆらと向かう。向かう。向かう。 /* 置きレス (*0) 2021/07/21(Wed) 2:48:52 |
【人】 学徒 蝶間「─────。」 「『空鏡、天道に至らず』」 即ち月は、太陽に勝る事は無い。 如何様に舞おうが其れが"最初"に認められる事など無かったのだ。 敢えて其れを凛とした声音で読んだ。 ゆるりと、何事も無く紙を捲る。 (17) 2021/07/21(Wed) 2:53:37 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* とりあえず一旦赤会話纏めるわ。 魔術師 はこの会話見とるて思うて話すから、よろしゅうな、魔術師はん。 という訳で、改めて。 『囁き狂人』 のよろず屋 シラサワや。表の俺は道化やからな。言うて嘘はついてないで? "言うてないこと"はぎょうさんあるけどな。 時間的にまた俺のPLが寝るかもしらんけど… とりあえず、戸隠はんの置きレスはディスコでも見たけど また赤会話のロール再開する時に貼り直したらええやろ。 (*1) 2021/07/21(Wed) 3:27:40 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>19 「…なんや、サクヤはんが心配なんとちゃうんかい。」 とはいえ五十鈴の真意が言葉通りかは分からない。 「あぁ分からんかもしれんわ。 俺には"どっち"も大事なお客はんの1人やからな。 サクヤはんは特にこの島来た時から 俺の事、余所者にせんと接してくれたしな。」 誰とて大事な客という言葉に嘘偽りはなかった。 男が瞳の海に哀しみを湛える理由は、嘘を告げない。 「せやけど選ばれた言うんならそういう事なんやろ。 ……まぁ、言うて、もしかしたら美味しいモノは 後で食べる主義なんかもしれんしな。神狼はん。」 男はそう紡ぐ。 …こんなんただの詭弁や。 カミサマが選ぶ順序の嗜好なんぞわかるかいな。 それでもサクヤはん選ばれたんには理由があるんやろ。 (21) 2021/07/21(Wed) 3:50:46 |
【赤】 右方舞 戸隠/* 纏め助かる。 改めて、『 智狼 』の戸隠だ。表じゃ暫く……できるならずっと踊ってるよ。 あと、喋らないのはただのお呪いだ。気にしないでくれい。 置きレスは、なんとなく雰囲気で置いただけだから気にしないでくれ。 会議の流れで、なんとでも変わるだろうさ。 魔術師さんも含めて、どうぞよろしく。 楽しもう。 (*2) 2021/07/21(Wed) 3:59:38 |
【置】 呪術師 リェン「……一番手? あぁ、一番手。 100年越しの催事ともなれば確かに栄誉のある物なのかな?」 どうにも話を聞いている限り、サクヤの身を案じての動揺という訳でも無さそうだ。 「巫女様は……いわば呼び水のような物。 神狼の手慣らしの為に用意された役回りです」 そう語るリェンはそうなる事を、知っていたかのよう。 実際、恐らくも何もサクヤが祠に居る事を知っていて、社の者から世話を頼まれている身分だ。 「手慣らしで隠してしまうには、五十鈴嬢の舞と姿は些か手に余ったのやも知れませんね」 (L0) 2021/07/21(Wed) 4:37:42 公開: 2021/07/21(Wed) 6:30:00 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* けけけ、いよいよ始まるたつうことだ。 四人もここに詰めておきながら実働部隊は俺と戸隠のみ、 一人は無口でもう一人は"本当に口が利けず"と来やがったか。 魔術師さまね、俺等よりも潜伏上手といっちゃ癪だがあくまで味方とつうなら期待しようじゃねえか。 ことの実情については随時すり合わせを行おうか。 もっともこの俺が実際に口を割って己等にその辺を打ち明けてやるのかどうかというのは ロール次第てことにしておくけれどな? 俺の感覚でも戸隠じゃないが祠でもうおっぱじまってるてな認識だが、この際だ。 俺達自身がいかような実害を加えたのかは、じいくりと希望を打ち合わせてみようぜ。 打つほどに強固な絶望が鍛えあげられそうだあけどもなあ〜。 (*3) 2021/07/21(Wed) 5:52:21 |
【人】 右方舞 戸隠まさにその"まさか"のようで、舞子はずっと踊っていた。 踊って、休憩して、しばらく姿を消したかと思えばまた戻ってきて踊りだす。 まるでそういうかたちの展示品かなにかのように、ずっとそこで舞っていた。 (23) 2021/07/21(Wed) 6:05:40 |
【赤】 右方舞 戸隠/*実働部隊、ね。まったくぴんときやしないが、精一杯やるとしよう。魔術師どのは……票で確かめるしかないかねえ? まあ、いったん、会議にお付き合いいただこうか。しばししばしの辛抱だ。 さて、希望ってえことだが……そうだな、この時点でもう祠ではじまってるほうが説明は早そうだ。見ただけでこの奉りやべえってなるようなやつ。 誰かやってくれてもいいが、要素だけみんなできめて、ちょい時間もらえたら俺が適当に描写するよ。誰かやってくれてもいいんだぞ(二回目)。 そして襲撃だが……まずはサクヤだよな? ロール的には、俺はサクヤのことをあのあと見ていない。 “俺がサクヤに情欲を抱いたから、その欲に反応して印が刻まれた…”みたいなノリは、ちょっと暗く淫猥な感じで割と嫌いではないのだが、ごく自然に考えると沙華がなんかやったか、あるいは村側で刻んだか…ってかんじになるか? そのへんどうだろうか。とりあえずサクヤについ手を出してしまって、後戻りできなくなるやつをやれれば俺的にはOKなのだが。 (*4) 2021/07/21(Wed) 6:14:20 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* そしたら昨日の祠の前には俺達側の手勢となる島人が複数人居て、 その総締めとなるのが襲撃対象の選択権を持つ俺と戸隠。 (選択が任意か"深層心理"で自ずから決まっちまうのかはまた別として。) それから忘れ屋とかいう俺の所為でか記憶に陰りはあるが、 戸隠は確かに島人達にまざってサクヤを・・・なんて筋書きはべーすに出来るだろうかな? (*5) 2021/07/21(Wed) 6:34:34 |
【人】 忘れ屋 沙華「朝はなから賑わうじゃねえか、時報鐘要らずだな己等は。」 ユヅルの宿で朝食とくつろいでいた沙華も、喧噪を聞きながら狸寝入りを洒落込むほどにまで倒錯はしていない。 「玄人じみた吟遊詩人まで居たと来やがる。」 ぼそっと学徒を評したのは記録係をとって代られる危機を感じたからか。 >>22 「偏食の気は相変わらずかい、舞子君。」 普段の接点こそ程度は知れないが、この記録係が毎年と島を往来する面白い住人に目を付けていない筈もなし。 その細手は一見慰めるように五十鈴の頬をなでようとさえするのだが。 「今年に限ってやけに精がでるじゃねえか」 「何か訳でもあるのかい。」 ついて出るのは詰めるかのような問いだった。 尤も聞くだけ聞いて、この大事な島人をあやすのに適した人物が他に出るであるなら その場を譲りもしそうなものだが。 (24) 2021/07/21(Wed) 6:39:07 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 寝とったな。魔術師に対して一つ提案なんやが、 元の人狼にはこういうモノがあるで。聴狂人っていう役職で、 狼会話を聞くだけの狂人を確かめる為のモノや。 『合言葉』を決める っていうやり方がある。もしくは特定の行動をさせる事で確かめる。 例えばそうやな、此処なら『歩いた拍子に石を足で蹴った』 やらのさりげない行動をさせたりな。 (*7) 2021/07/21(Wed) 6:54:38 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* しゃあなしや。俺はあくまで狂人。 他三人のような特異な力は持ってへん。 時に笑い、時に泣き、道化のように振舞うことが仕事や。 まぁ、せやから纏めたり表で焚きつけたりで、 口で仕事しとんのやけどな。 ちょっと箇条書きにしよか。(口調を戻します) ・忘れ屋 沙華(皇狼)には記憶操作の能力がある ・右方舞 戸隠(智狼)には魔除けの呪いがかかっている ↓ ・三人全員で祠に行った。 ・沙華とシラサワは既に事の次第を知っている。 →もしかしたら過去別々に仕事したことあるのでは? ・現地に行った事で初回である戸隠が祠と共鳴するなりして 智狼として覚醒、意識朦朧になる。 ・現地には狼側の村人が居て、既にサクヤを連れて来ていた。 ↓ ・村人に促されるまま、狼として覚醒した戸隠がサクヤを…。 ↓ ・意識を取り戻したら辛いだろうと沙華が忘れさせたが、 翌日に思い出してしまった的なロールで〆 二人のやりたいことを統合したが、これでどうやろうか? (*8) 2021/07/21(Wed) 7:11:13 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>22 「…ちゃうで、俺は今も島の一部で余所者言われとる。 今はユヅルはんやモクレンはん、リェンはんみたいに 口きいてくれるんも増えたけどな。」 なので五十鈴が"ソトの奴"と言うのにも慣れてはいる。 それはそれとして、サクヤは島に来た当初から 偏見無く接してくれたというだけだ。 「……神狼はん、喰うつもりやったんかい。 確かにサクヤはんには難しいやろな、ええ子やさかいに。」 >>24 「沙華はん、おはようさんやな? てっきりもっとのんびりしとるかと思うてたわ。」 開口一番にこれなのだ。まぁ、ある意味それでも 毎年のことだと相手を分かっているからか。 笑みを崩してはいないが、その海眼には哀しみを宿して。 「…今年もあんたはんの仕事の時間が来たんやで。」 (25) 2021/07/21(Wed) 7:26:27 |
【人】 奉公人 ユヅル「平静を保つべきである事は明白ですが………。 私も、五十鈴さまの身の入れ方は少々気にかかります」 日がな踊り続ける舞子も気になるが 沙華が問うように、熱心な五十鈴の様子も気になるものだ。 (26) 2021/07/21(Wed) 7:29:07 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* こりゃ本当に丁寧なまとめが来たね。 俺に異論は無いな、俺の視点だと大体以下のように解釈をしているところだ。 ・魔術師について 合言葉とは、口八丁の狂人らしくいい案だね。 これは何か指示する行動を考えてみようか、魔術師側がそれに乗るのかは任意となるが。 ・狼陣営の設定について 神託がある俺達とは別に、とりまきで過激派の村人が居るというのは共通認知としてよさそうだな。 島の中で過激派とか保守派とかでもない俺達が任命されていたり、 沙華にとって勝手な事がし辛くなるとも思われる万屋が入っているのはある程度島長の意図も含まれるのだろう。 ・沙華とシラサワの参加経験 俺の方も過去に祭の仕事に関わっているというのは自然だろうね。 ついでに俺は誰の味方とは言わねえが祭について探りを入れた事があるつう話が有ってな。 そのこととも尾尻が合うからちょうどいい。 ・戸隠に対し祠の記憶を翳らせようとした動機 親切かどうかは置いといて、この場では理由は伏せさせてもらうとしようかな。 (*9) 2021/07/21(Wed) 8:00:19 |
【人】 書生 シキ訳知る者と知らぬ者。 嘆く舞子に語らぬ舞子。 諭す万屋は哀色浮かべて声を成し 語る学徒は言葉巧みに節を詠む。 最初の"務め"にと姿を暗ましたあの巫女は 確か、自分も言葉を交わしたことのある女だった気がした。 例え知らずとも、この『本』がそれを教えてくれる 「………。」 相も変わらず、その青年は深く黙したままに 島の者たちが交わす言葉の掛け合いを、聞き続けている。 (28) 2021/07/21(Wed) 8:01:32 |
【赤】 忘れ屋 沙華皇狼としての力はまた別に考えてもいいが。 記憶の操作についてはおよそ以下の程度で考えているところだ。 ●忘れ屋 (そう大したことのない能力の一部説明) その手品は植物を幾層強く押し付けて作られた香によって、濃度と使用時間に応じた記憶の忘却を促すという物。 忘れたくないと強く思っていることを忘れさせることは出来ず、 記憶の引き算はできても足し算は不可能で、ある程度の辻褄は忘れた者自身が勝手に合わせるが、 まったく無かったような事を有った事に捏造することは出来ない。 正確な記録などがあれば元の記憶が"真の記憶"であると自覚しながら思い出される場合もある。 逆にそうした切っ掛けが込みでなければ思い出した記憶を夢か嘘だと思い込むかも知れない。 ある種、人の記憶、島の記録その両方を操作できて初めて有効な効果があると言える。 (普段この能力で何をしているか、何を目指しているかは伏せさせてもらおう) (*10) 2021/07/21(Wed) 8:03:38 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* まぁ、あくまで俺のPLは人狼系自体はやるん初めてやけどな。 そういう類の動画を好き好んで見てただけや。 NG項目から中身割れとるやろうから、 嘘言うとらんのはディスコの会話から分かると思うわ。 (何かとお騒がせしました) 狂人の身分で偉そうに纏めたりしとるが、 役職的な仕事が無い以上、こういう雑事は こっちに回してもらえればええからな。 実際にやるんはあんたはんらやさかい。 第三者の方が冷静になれるやろ多分。 戸隠はんも問題無かったら魔術師に 『歩いた拍子に小石を足で蹴った』という行動を 要求しよか思うけど、どうやろ? (*11) 2021/07/21(Wed) 8:24:18 |
【人】 よろず屋 シラサワ「つれんこと言いよるわ。」 沙華の態度に一つ息を吐いて。 ゆっくりと瞬きをすると普段の笑みに戻る。 …毎年の事や。あんまり感傷に浸るんもな。 「まぁええ、沙華はんが調子変わらん方が助かるわ。」 そう言って、どこか遠巻きのシキや蝶間を見やる。 舞台で舞っている戸隠や、昨日と相変わらず屋台を楽しむ アザミにも聞こえるように、 祭り囃子の中でも良く通る男の声は、商売人の声だ。 「……さて、騒いでもうたな? サクヤはんは"選ばれた"んやが、 この『神狼大祭』の伝統やな。 このブレスレット持っとるもんの中から選ばれるんや。」 自分も身に着けている木製のブレスレットを見せる。 五十鈴はんが騒いだ。 リェンはんが祠の事言うた。 俺は沙華はんに仕事や言うた。皆同罪や。 隠し通せる訳あらへんやろ? ま、表向き綺麗に言うんは勝手にせぇ。 /* 各自ロールフックにどうぞ (29) 2021/07/21(Wed) 10:05:35 |
【人】 よろず屋 シラサワ島のもんで祭の詳細知らん奴がおるかは分からん。 もしかしたらよう知らんのも居るかもしれん。 ユヅルはんに関してはまだ若いのもあって 細かいは教えられてへんのかもしれんけど。 モクレンはんは……どうやろな。 印について知っとるなら、内容は知っとるか。 よう喋るし親しいしてくれるけど、 あんまわからん所もあるしな。 (30) 2021/07/21(Wed) 10:11:39 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* ちなみに俺は囁き狂人やけど、 表向きは煽動者か水仙鏡として動くつもりしてるで。 まぁやってることは煽動者感あるかね? (*12) 2021/07/21(Wed) 10:36:36 |
【赤】 右方舞 戸隠/*寝てた、すまん。 まとめ助かる…! こちらとしては異存はない。 沙華さんの記憶操作能力は、ある程度魔術的なものが絡んでいると思っていいのか? 過激派の村人の存在も、想定とおりだ。 こちらはあとは適度に流れで大丈夫。 ……これはやりたい、って言ってるわけじゃあないが、 魔術師さんが見てる可能性があるんだから センシティブな描写は狼窓じゃないほうがいいんだよな。うん。 (*13) 2021/07/21(Wed) 11:21:19 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* (許可が取れた為、それでは口調を戻します) 『魔術師』へ"合言葉"アナウンス 『歩いた拍子に小石を足で蹴った』 というロールをお願いします。出来ましたら本日中、遅くて二日目中にお願いします。 もちろんそちら様の文章から浮かない程度に改変頂いてOKです。 ※もしロールにするのが難しい場合、 我々狼陣営の誰かしらへ 秘話を送っていただけますでしょうか。 (*14) 2021/07/21(Wed) 11:29:38 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* 魔術関係、俺の能力に関してはそれで構わないよ。 妖術だ忍術だと変に種別を沢山つくるのもなんだしな。 時と場合で好きに設定を付け足してくれても、尾尻はこっちで合わせておくから概ね問題ないさ。 (*15) 2021/07/21(Wed) 11:32:21 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 狼窓のセンシティブについては一旦ディスコで質問投げるわ。 可能な場合、赤でやるかやらないかについては、 魔術師はんが誰か分かってからでええんやないか? NG項目次第やと思うで? 俺もNLNGや言うて、自分の身に降りかからん限りは問題ないしな。 (*16) 2021/07/21(Wed) 11:37:01 |
【人】 右方舞 戸隠ちゃりちゃりと、踊る自分の手で音が鳴る。 ブレスレット。 選ばれる。 そんな言葉が熱帯夜の蒸し暑い空気のように、 耳にゆるりと絡みつく。 けれど、それを振り払うように踊る。踊る。 自分は舞子だ。 それを証明するように、今日も同じ場所で踊っていた。 (35) 2021/07/21(Wed) 12:15:23 |
【人】 奉公人 ユヅル「それが島の掟である以上は、 従わねばならぬのが道理で御座います」 背中に隠れている沙華を好きにさせつつ、 思い思いに語る周囲を見据え。 「これより三日と三晩。島外からの御方であっても、 腕輪を持つ人間は等しく神託にて選ばれる事が有り得る者。 それがこの祭礼の決まりです」 腕に嵌められたブレスレット。 それは自らも又生贄の候補である事を示していた。 (36) 2021/07/21(Wed) 12:44:05 |
【人】 忘れ屋 沙華>>37 「まったくもう、答えになっていねえよ。」 そういう声音は先ほどのように迫ったものでもなくなっており。 「もつ肉の鮮度を競おうつうたら、何も心の臓から取ってでもって他をダメにする奴があってたまるか。」 「己さては偏食祟って手料理の一つも覚えにやがらねえな?」 冗談ともつかない正論で的外れな説教をすると、頬に伸ばしていた手をより後ろへ回しながら顔を寄せる。 走り回って乱れたであろう五十鈴の髪を、そのままちゃっちゃと結びなおした。 「しゃきりとしとけ。それこそ己が"左"の奴に舞で負けてもみろ、神涙永年の面目丸つぶれだろが。」 気丈にしていたら練り物の屋台に食紅塗ったもん用意しとくよう言ってやろう。 そんな言葉を最後にしたか、それ以上の言及をする気はなさそうだった。 (38) 2021/07/21(Wed) 14:04:02 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* GMからアナウンス出たな。赤会話センシティブOKやそうや。 まぁ墓下と見学から見えるそうやけど。 んで、よう考えたんやけど、 そもそもR18見るのも嫌やったら この村入ってへん気がしたんやな…… とりあえず、二人の返事聞いて 場面なりやろうか思うけどええやろか。 (*18) 2021/07/21(Wed) 14:39:18 |
【赤】 右方舞 戸隠/* まぁそれはそうだな。 言いつつ、まぁ、適度にと言った感じでやっていこうか。 俺はOKだ。貼り直すのもなんだし、適当に案内してくれたらついていくよ。 (*19) 2021/07/21(Wed) 14:46:09 |
【赤】 忘れ屋 沙華それじゃ、折衷案もこれでまとまったか。 襲撃描写以外に初日にやっていたような狼内容の会話も、秘話よりこっちでやるのが面白そうだ。 それじゃあここから先は当座アドリブに戻ってよさそうだな? 無論思いついた事が有ればまたPLとして挙げていこうじゃないか。 俺も気が乗る状況が回ってきたらば、 えげつねえエログロナンセンスを持ち込ませてもらうとするかな。 -------- (*20) 2021/07/21(Wed) 15:03:37 |
【赤】 よろず屋 シラサワ『神狼の祠』へと至る道筋。 近付くにつれて、戸隠の歩みは遅くなり、 足並みがズレるのに、先導していたシラサワの足が止まった。 「…あぁ、…まぁ……"俺もそうだったな"。」 後ろを振り返り、沙華を見やる。 問題なく歩むそちらに、二人ともで無かった事は分かった。 「なんだ、沙華の方は経験済みなのか。 ちょっと期待してたんだけどな。」 ……シラサワの言葉は、 いつもの朗らかな特徴的なモノではなかった。 道化を脱ぎ捨てた言葉で、まるで別人のようで。 あぁ、そのうちに戸隠も理解するんだろうな。 神狼の恐ろしさを。この島の地獄を。 外の人間なのに、…可哀想に。 (*21) 2021/07/21(Wed) 15:20:41 |
【赤】 右方舞 戸隠「…………」 ぐぅ、と喉の奥から唸るような声がする。 明らかに変わったシラサワの言葉にすら何を返すこともなく、 ただゆるゆると首を振った。 先ほどから、一言も発しない。 "おまじない"とやらにすら、すがりたい気分なのだろう。 ただ、鉛のように重たい脚を、少しでも前に進める。 それしかできない様子で、あとをついていく。 (*22) 2021/07/21(Wed) 15:30:50 |
【人】 右方舞 戸隠 はぁ、はぁ。 荒い息をつく。 日が昇ってからずっと、ずっと踊り続けて、肌を汗が滴り落ちる。 屋台で売っていた、果実の汁を含ませた氷水をぐいと飲みほして、木陰に座り込んだ。 (39) 2021/07/21(Wed) 16:01:06 |
【赤】 忘れ屋 沙華化けの皮を脱いだシラサワに珍しく目を丸くするのだが。 「さもなければ、よりによってこの年に【皇狼】を仰せつかったりしねえよ。」 返す言葉自体は変わらず油断ない。 「忘れおおせたならずっと良かったな。」 放つ恨み言に含まれる震えは恐れているというよりむしろ、悔いているような響き。 事実に向き合うことから逃げた、或いは既に向き合うことを終えて今の境地に至るのか。 それでも余裕がなくなり始めた言葉の縁々には、この人間が元来有する怠惰な本質が滲みだす。 「俺でいい、俺がよかった筈だ、俺でなければいけなかったのだろう。」 この人格の檻の中、結論は既に腹で決めてしまっている。 あらたな"同類"の目覚めを止めようともしない。 (*23) 2021/07/21(Wed) 16:09:27 |
書生 シキは、メモを貼った。 (a1) 2021/07/21(Wed) 16:16:24 |
【赤】 よろず屋 シラサワ沙華の張りつめた言動に海眼を細める。 まあ、その驚愕が見れただけしてやったり、 といったところかもしれない。 「確かにそうか、 二匹の"子狼"のお守りはちょっとな。」 道化を言いつけられた自分には 荷の重い話だ。 神狼は呼び起こす。 人間の根底に澱む衝動を、 飽くなき飢えと渇きを、引き摺り出す。 戸隠の歩みは止まらないだろう。 まるで祠に導かれるように、呼ばれるように。 見えるだろう? 灯をもった、飢えた同胞達が。 匂うだろう? 印に焼き付けられた、熟れた果実の匂いが。 「…可哀想に。忘れられたらいいのにな。」 戸隠を見て零した。 歩みを彼に合わせるように再開する。 (*24) 2021/07/21(Wed) 16:32:30 |
【赤】 右方舞 戸隠 ずりずり、ずりずり。 足を引きずっているのか、 体が引きずられているのか、 だんだんと分からなくなってくる。 灯りがあかるいのか、 灯りがくらいのかもわからない。 甘い匂いが漂っているのか、 甘い匂いに引き寄せられているのかもわからない。 ただ、ずりずり、と歩いた。 気が付けば、いつの間にか目をつむっていて。 漂う匂いのするほうに、ただ歩いていた。 「……なんだ、……これ、さ」 うわごとのように、呟く。 おまじないが解けてしまうことも構わずに。 「……狼、の……遠吠え……?」 なんにも聞こえない、はずだけれど。 (*25) 2021/07/21(Wed) 16:38:33 |
【人】 書生 シキ>>31 一ツ目覗かす男の声に当てられれば 手に持つ黒赤色の本を胸へと当てる。 万屋の言葉と薬屋の表情に意識を向けつつ ちらりと揺れた視線でユヅルを一瞥すれば それまで重く噤んでいた口を、小さく開く。 「ええ、こんにちは。 ……怖がらすようなことを言うのですね? 心配せずとも、今から跳んで這って 逃げ出すような真似はしませんよ」 掛けられた言葉の意図には、相応の程度を以て。 どこか貴方の親しさに応えるような声色で しかし、未だ釈然としなさげな面持ちのままに。 「あの人、最初に選ばれなかったというだけで あんなに心を乱して、嘆いていらっしゃる。 そういう祭り なのでしょう、これは」神の肉、神の臓。 左方の舞子が嘯くそれは、 はたしてただの言葉遊びか、それとも。 「俺は、『先生』の言い付けでここに来ただけです。 何があっても、許される分は俺の勝手にします」 付け足した言葉は、仄かな苦みを帯びていた。 (40) 2021/07/21(Wed) 16:41:45 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「ひとつ"喰えば"、まずは治まるさ。」 道化の男は謳う。 それは五十鈴が求める林檎のよう。 禁断の果実。楽園の知恵の実。 一度齧れば、追放者の出来上がり。 最早楽園には、二度と戻れない。 (*26) 2021/07/21(Wed) 17:56:11 |
【赤】 右方舞 戸隠 祠とやらについたのか、ついていないのかももうわからなかった。 ざわざわと喧騒。 視界がぼやけて、 唸るような耳鳴。 ばくばく、ばくばくと心臓が脈打つ。 体の内側全てが、太い太い血管になってしまったかのように。 酒に酔った時とも、 熱中症になった時ともまた違う、 脳味噌の芯の芯からかぁと熱くなるような感覚。 「……っ、、あ、……ぅ、」 もう、意味のある音は口から出てこない。 つぅと、口の端から涎が伝う。 幽鬼のような顔で、ただ灯りと香りが示す奥へ、奥へと歩いて行った。 (*27) 2021/07/21(Wed) 18:25:06 |
【人】 左方舞 五十鈴振り返ると書生らしい格好の男が目に入った。 「ふうん、アレも”輪付き”かぁ。 いい顔してんじゃん。 さぞかしいい家に飼われてんのかな?」 不躾な目を向ける。 (43) 2021/07/21(Wed) 18:33:24 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>32 モクレン >>33 沙華 >>36 ユヅル 「隠したかて、いつかバレるもんやろ? 神狼はんに直接問えるとは思わんけど…。」 情報は大切な"商品"だ。 言葉を紡ごう、経済を回し流通させるように。 遠くに居たモノは近くに。会話を始めたシキと五十鈴。 良い傾向なのではないだろうか? 商人とはこういうモノだ。周りを煽り、動かそう。 言葉という資金の循環を回そうではないか。 …島外の子かて、せめて覚悟ぐらい出来た方がええやろ? モクレンはんもユヅルはんも分かっとるみたいやな。 「ユヅルはんはやっぱええこやな…。 ちょっとぐらい反抗期起きてもええんやで?」 (46) 2021/07/21(Wed) 19:48:09 |
【人】 書生 シキ>>45 五十鈴 向けられる笑みには、笑みを以て返す。 青年のそれは、ややぎこちなさがあったが。 「俺は、シキです。 成程、そういう関係だったのですね――」 そうして、慰めの言葉を添えようとした刹那。 あなたとモクレンとのやり取りが脳裏を過れば 下手な物言いを添えるのは心情に悪かろうと、言葉を慎む。 「……そうですかね、俺には他所の程度は分かりませんが。 でも『先生』は良い人ですよ、こんな時代に 貧乏家の息子1人の世話を引き受けてくれて 作家としての勉強もさせてくれるんですから」 兎にも角にも、日々妙な目移りを繰り返していた青年も その時だけは、あなたの面立ちをじっと眺めていた。 (47) 2021/07/21(Wed) 20:00:47 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>50 「かわええ子には旅させぇ言うやないか沙華はん。」 全くもって油と水。 とことん気質が合わないのか、喧嘩するほどなのか。 まぁ、ある意味変わらないやりとりに安堵しているとも。 扇子をパチンと畳み、帽子のツバを突きあげる。 「商人は美味しいとこ摘まむもんやで。 そないな言うて…この状況で、何の責任が取れるんや。 状況としては皆同じやろ。 何知っとるか違うぐらいで。」 あの状況で不確実な断片だけで混乱させるより、 どういう状態か説明した方がマシではないか、と。 言葉と言葉で斬り合う。 「まぁ、足りんもんがあったら うちの店から出すぐらいはするけどな。」 (51) 2021/07/21(Wed) 21:30:28 |
【赤】 右方舞 戸隠ぼう、とする意識の中。 あたりは、いくつもの口があった。 こちらをみて、何か話しかける口。 こちらとみて、何か笑いかける口。 何を言っているか、何を求めているか。 何もかも分からなくて、ただ、視界がゆらゆらと揺らめいていく。 そんな、揺らめく視界の中に、ひとり。 おんなの姿が、浮かび上がったように見えた。 > (*29) 2021/07/22(Thu) 1:35:23 |
【赤】 右方舞 戸隠甘い香り。 蜜の香り。 目の前に捧げられた、甘い果実が誘う香り。 ふらふらと、手を伸ばす。 ふらふらと、歩み寄る。 だれかわからないものたちが囲む、 ぼうとした灯りの輪の中に。 あの、巫女の、白い肌が浮かんでいて。 その肌が、手に吸い付いてくる。 違った。 俺の手が、腕が、彼女を抑え込んでいて。 ずぶずぶと、沈んでいく。 意識が。 ──……果肉にうずもれていくように。 (*30) 2021/07/22(Thu) 1:43:59 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「…俺も、あんなんだったんだろうか。」 戸隠を見て、男は沙華に聞こえるよう、そう呟いた。 「今年ばかりは全員島民だと思ってたよ。 島長も神狼様も、惨いことをするね。」 ああ、無責任か。どうにか出来る責任を持てるなら、 こんな状況になっていないよ。 俺も、沙華も、…この子も。逃げられないんだ。 ▶ (*32) 2021/07/22(Thu) 2:07:58 |
【赤】 よろず屋 シラサワ──島民には、島長を筆頭に神狼を崇める一派がいる。 祠の出入り口で三人を出迎えたのは、 そういった複数の島民だ。 中へ通される。リェンは言っていた、"何も無い"、と。 いいや、あるのだ。 神狼の遣いと呼ばれる"狼"には、 今の戸隠のように、頭へと刷り込まれる。 シラサワのようなモノには、一派から教え込まれる。 さぁ、新たな"狼"の誕生を祝おう。 島民が囲む白い布に横たえられた柔肌に吸い寄せられるように、 戸隠が覆い被さるのを見ている。 どれだけ掟だ風習だ伝統だと言っても、 いざ当事者になれば、少女も少なからず抵抗するだろうか。 島民が腕と脚を押さえたのが見えた。 使いが舞でなく肉を要求するのなら、そうなるのだろう。 (*33) 2021/07/22(Thu) 2:09:10 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>52 ユヅル >>54 沙華 「急に引きなさんなや、押した手ぇがどっか行くわ。 どないしたんや沙華はん?」 跳ね返ってくると思って出した言葉が そのまま受け入れられてしまうと拍子抜けだとばかり。 「充分か……俺はな、物事を知らんで怪我して それを後悔するぐらいなら、 知った上でなんなりした方がええ思うとる。 その上で怪我するんやったら、まだ納得いくやろから。」 そう、海を瞳に湛える男は言う。 無知が罪だとまでは言いたい訳ではない。 知ることは誰にだって権利としてあるのだと。 「不躾なんはわかっとる。これはあくまでうちの信条や。 せやし、俺が言うんはただの戯言。 聞く聞かんはユヅルはんの自由やからな。」 (56) 2021/07/22(Thu) 2:24:28 |
五十鈴は、りんご飴を食べている。 (a2) 2021/07/22(Thu) 3:36:54 |
【赤】 右方舞 戸隠 抑え込まれた巫女に、口づけをする。 ──いや、唇を押し付け、舌でそれを割り裂き、 口内を穢すだけの行いをする。 異様な熱気と、人の息遣いが響く中で、 その水っぽい音はいやに大きく聞こえた気がした。 抑え込まれ、開かれた身体中に、 手が、口が、指が舌が這う回る。 響くのは餓えて喘ぐ男の声か、 嬌声にもならぬ女の呻き声か。 どちらかもわからない。 ただそれはほどなく、 肉と肉がぶつかる鈍い音が入交り、 なにもかもが溶けて消えていくかのようだった。 (*34) 2021/07/22(Thu) 4:03:58 |
【赤】 忘れ屋 沙華ここまで来ると沙華の口数も目減りするのだが、 ああ。と、若干の間があけばシラサワの言にも答えている。 「あんまり自分を特別だと思うな、童じゃねえんだから。」 「誰もかわりあるめえさ。」 誰を窘めているのか分からないような言葉で、 顔も合わさずに断言するだろう。 「ただそうだな、島も何もまとめて壊すか、全員死なぬだけ儲けと思うか」 「己は後ろを選ぶだけまだ救いようがあるかも知れねえな。」 「一度は居たよ 本気で手前を選ぼうとするどうしようの無い奴もな。」 そういう口元はすこしうっとりとした物を浮かべていた。 (*35) 2021/07/22(Thu) 5:24:06 |
【人】 忘れ屋 沙華>>56 「"どないもなにも"なあ…。」 存外嘘臭さのない意見で返され、渋々なのか口火を切り始める。 「しょうがねえだろう 俺ができるのは先走る奴を程々諦めさせてやることと、 ちょっとばかり事の有る無し誤魔くらかす程度のことなんだから」 「別に怒鳴ってまで俺にし得えねえ事をしたがる奴まで止める義理はねえよ、それが分相応て物だろ。」 怒鳴るはおろか腹から声をだすことさえ有った試しはないが。 「己は己が煽り立てた火について、後々被せる鍋蓋を用意しねえだろと言ってるのさ。」 こういう自他を見限った性根であるからこそ 或いは島長にも未だ見逃され、ともすれば泳がされているのかも知れない。 「当然俺も敢えて好んで割りを食いたいとは思わねえが、なあ。」 火種を己の手に負える大小にまでしか暖めようとせず。 或いは手に負えなくなるとみるや自らその火を絶つまでするだろうか。 そこまで徹底した 責任感 という奴を果たして持っているのか、この乾いた言葉からだけでは誰も判断し得ない筈だ。 「今日の明日ので変わらないとは昨日もいったかな そういう祭り だとも、ぼっちゃんの方が心得があるらしいぜ。」 (57) 2021/07/22(Thu) 5:25:48 |
【赤】 よろず屋 シラサワ薄暗い祠に響く、鈍くも熱い、粘つく水の音。 そのうち島民が捕まえていた手脚は離され、 少女は熱に呑まれるまま、眼前の狼に縋るより他無い。 もしかすれば、地の白布を染めるのは、 白でなく、初めて牙を突き立てられた傷口からの赤色か。 ああ、人も結局して獣なのだ。 ▶ (*36) 2021/07/22(Thu) 10:16:18 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「…"ありがとう"。沙華」 異様な雰囲気の中に混じって告げられる、 澄んだ海の煌めきたるや。 「記録をしている沙華がそう言うなら、 俺も同じだと、信じられるよ。」 言葉を向けられた沙華以外、 誰も道化の言葉など聞いてはいないだろう。 最初は眼耳を疑ったモノだ。 毎年犬猿の仲のようなやりとりをする沙華と、 こうして仕事をすることに。 己は狼ではなく、ただの人間として二人の隣に在る事に。 「救いがあると? 俺はもう、諦めているだけだよ。 沙華の言うような"御伽噺の主人公"を、 ……でも、沙華がそう言うだけで、救われてるさ。 沙華ぐらいだからね。 俺にぶつかって来てくれるのは。」 (*37) 2021/07/22(Thu) 10:17:20 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>57 「寒い中温まる火ぃ大きいしたい思うただけやで。 俺が水かけんかて、誰かがかけてまうからな。 まぁ、うちが選ばれたら"次の日の二人" 一緒に面倒見るぐらいはするわ。」 そもそもに今日神託に選ばれてしまえば、 このシラサワという男はただの放火魔と成り果てる。 きちんと色々責任の取り方を考えた所で、 途中で道を塞がれてしまえば、 どう足掻いても成立のさせようが無いのだ。 だからと言って、何も知らず小さな火を見つめるよりも、 祭なのだから花火を見た方が良いだろう? 様々な角度から見える花火を、だ。 男なりの器用で不器用な親切心だった。 (58) 2021/07/22(Thu) 10:37:01 |
【赤】 忘れ屋 沙華「ふ…しょうがねえ奴だ、日がなせこせこ口八丁で煙に巻いているのは 何よりもまず己自身の言葉ときてんだから。」 「わざわざ腹を探ってやらなきゃならねえ此方の身にもなりやがれ。」 しかしなあ。 「真面目に残した記録が役に立つこともあるもんだな。」 背は向けたまま、長髪だけがおだやかに揺れていた。 (*38) 2021/07/22(Thu) 14:39:53 |
【人】 忘れ屋 沙華>>58 「つくづく口が達者で嫌になるぜ。 なにを摘まんでも小奇麗に比喩しやがって。」 時折じりじりとした苛烈さを孕んでいた語勢も既に鎮んでいた。 「手前が明日くたばる方に賭けながら賽を振る奴もたしかに居ねえや。」 「俺ァ水を刺し過ぎたかね、万屋。」 焦げ付くものがあり過ぎて。 見たいものもみれなくなっちまっているのかもな。 花火は、好きだったな。 わざわざ形容していなかったとしてもシラサワが何を見ようとしているのかは十分伝わっただろう。 「己のみじめな線香花火がおっこちる所までは、滅さずと見ておいてやるよ。」 「せいぜいあがけ、『言うは易し』というのが俺の一番嫌いな文句だ。」 にまりと口脇を曲げていた。 (59) 2021/07/22(Thu) 14:41:46 |
【人】 左方舞 五十鈴「なんか放火がどうのとか聞こえるけどぉ〜? 僕よりよっぽど怖いじゃんね、笑っちゃうよ。 あー”サクヤどうしてるかな”〜〜〜」 (60) 2021/07/22(Thu) 15:48:41 |
【赤】 よろず屋 シラサワ澄んだ海を湛える瞳を濁すような、灰色の髪。 肌の露出を控える服装と見た目は、 己が真意を隠したい表れでもあるのか。 「そりゃあね、知り合いが誰も居ない島に、 訳あって単身商売しに来てるんだ。 不安を表に出してちゃ商売にならないだろ? 堂々と構えてないと、商品にまでケチをつけられる。 俺自身も商品なんだよ。」 まぁ、中身の分からないパンドラの箱か。 逢った時から真っ向と開けようとしたのは。 「……仲間が沙華じゃなかったら、 此処まで言わなかっただろうな…。」 やはり今年は何かが違う、と。 (*39) 2021/07/22(Thu) 15:55:58 |
【赤】 忘れ屋 沙華「呆れたな。この小さな島でそれをやるか、だから今日まで経って外者扱いも晴れねんだよ。」 ひとりひとりたらし込めとは言わねえけれどさ‥‥ 「ま・・・礼はタダなら受け取ってやるよ。」 「忘れていく以外に使い道は無いと思ってたんだけどな。 残されている俺の記録も、俺の記憶も。」 「己からふんだくった言質は覚えに留めおかねえと行けなくなっちまった。」 そういってふらふらと隅に歩いていく。 「まったくなんなんだよ…己のような奴がいなけりゃ俺はもうとっととさ。」 「先例に倣って全部壊せるほうを選べていた筈なんだがな、おかしいね・・・。」 祠の岩肌に背をあずけたら、両目もつぶってこっきり開こうとしなくなってしまった。 (*40) 2021/07/22(Thu) 17:17:59 |
【赤】 右方舞 戸隠 ふたりが話している間にも、 狼はおんなを貪り、嬲り、食らっていく。 ぐらぐらと煮えたぎる熱は、 しかしついに溢れ、零れていく。 すべてが過ぎ去った後、そこに残るのは残滓だけだ。 荒く息を吐きながら、 ゆっくりと体を起こす。 その瞳には、一度手放した理性の光が戻っていた。 「……ぅ、……っく、は、……っぁ、 何……こ、れ、……なんだ……?」 ゆら、ゆらと。ふらつきながら、足がもつれ倒れ込む。 村人たちの輪は、またすぐに閉じた。 次のものが、巫女に覆いかぶさるのだ。 (*41) 2021/07/22(Thu) 17:34:48 |
【人】 書生 シキ「…………。」 己の言葉 を引かれれば。それについては、云とも寸とも取り合わず。 しかし、■■■と小さく言葉を交わしたその後は 一転して、ただただ"思い違っていた"とばかりに 隠しきれぬ疑念で、目を細め凝らすばかり。 そうして小さく息を殺し、 大人たちのまま成らぬ様子を見やる。 嗤う沙華の白い顔をちらりと一瞥する折 これまで暗がりの中で曖昧に揺れていた青年が、 初めて、感情的な色で瞳を染めているのが見て取れただろう。 (61) 2021/07/22(Thu) 17:39:30 |
【赤】 よろず屋 シラサワ沙華の言葉にはふと自嘲のような笑みを零し、 その背を見送った。 既に目覚めた狼にも、渇きと飢えはあるのだろうか? この余所者の記録さえ残そうとしてくれている、 心優しき薄桜色の狼にも。 次の夜に、誰かを喰らうはどちらだろうか。 徐々に徐々に、男は島に馴染みはしてきている。 現にユヅル、リェン、モクレンのようなモノもいる。 言葉を装うのは、 そちらの方が、島民それぞれが自分にとって どういう対応をするか分かりやすいからである。 まるで、酸を調べる青い紙。 …ああ、慎重なのだよ。この男は。 海の上に流れる薄氷を歩くように。 (*42) 2021/07/22(Thu) 17:39:41 |
【赤】 よろず屋 シラサワぬちぬち、ぐちぐちと、輪の中で水音は続いている。 一度突き立てられた牙。 そのうちに彼女の産む音にも、 快楽の嬌声が宿り始めることだろう。 君が彼女の胎の道を、開いたのだから。 未だ混乱しているとはいえ、最早戸隠の脳裏には、 神狼から、これから何をするかが刻まれているのだろう。 受け入れるのには時間がかかるかもしれないが。 「…腹ぁいっぱいになったか? 戸隠はん。」 傍の島民が持つ布束の一つを取り、 言葉の装いを戻した男が、地に崩れる戸隠の元へ歩み寄る。 触れる事が可能なら、爛れた身体の残熱を拭おうとする。 乱れた綺麗だった舞服を正そうともするかもしれない。 (*43) 2021/07/22(Thu) 17:53:39 |
【赤】 右方舞 戸隠「最悪……」 端的な感想だけを漏らして、荒い息と滝のような汗を流す。 大人しく拭われ、服まで正されながら、 そこしか動かなくなってしまったかのように シラサワの顔を目だけで見上げた。 「……やることは……分かった。 やらなきゃ、いけ、ないってことも。 …… くそ 、くそくそ、くそっ!」舞服は、あちこちが穢れている。 どちらのものか、もうわからないくらいに。 「……踊って、…いられれば、 俺はっ、それで、よかったのに」 けれど、全身を貫くあの肌の柔らかさと。 脳の奥が焼き付くような快感と、 禁断の果実の甘さを、 忘れることができず、ぶるりと震えた。 (*44) 2021/07/22(Thu) 18:16:18 |
【人】 よろず屋 シラサワ>>59 沙華 >>60 五十鈴 >>61 シキ 「伊達に商人やってへんで? ええねん、どうせ答えの出ぇへん問答や。 全員が同じ方向なんぞ向けせんのやからな。」 そう言って男はにっこりと笑うのだ。 ある程度の反応は織り込み済みではある。 「そらぁありがたい話や。 せいぜい派手に束ねた線香花火、見せたるで。」 意外やったんは沙華はんが一度引っ込んだぐらいやな。 「放火と花火の点火は違うやろ? 俺は別に、他所様の家焼こう思うとらんで?」 聞こえた悪態に、青緑眼だけがそちらを向いた。 ブレスレットを着けているモノは皆当事者だ。 火を付け、そこに材をくべれば、色は変わる。 シキのその瞳に宿る色もまた、そうやって変わっていく。 (62) 2021/07/22(Thu) 18:32:29 |
【赤】 よろず屋 シラサワ逆らえたらいいんだけどね。 今まで誰も逆らえなかったんだよ、『神狼』には。 俺だって沙華の記録通りなら、 狼になった時同じ様相だったんだ。 だから、直前まで俺は何も言えなかった。 楽しく笑っていた戸隠を、 …俺の手では穢せなかったんだ。 「ほんまな、島外の人間やのにやらなあかん。 服は後で新しいの用意するわ。」 やっていることに無防備ならば、 するりとシラサワの手が戸隠の頬を撫でる。 ブレスレットが首筋に触れる。 きっと、そちらと比べて冷たいことだろう。 少しだけ力を込めて、顔を上げさせる。 「……俺に神託が下らんうちは面倒は見る。 沙華はんかて助けてくれる。…俺らは同胞や。」 ……それでも、日中の間だけでも忘れていた方がマシなのかな? なぁ、沙華。それが彼の助けになるのなら。 (*45) 2021/07/22(Thu) 18:48:45 |
【人】 学徒 蝶間「『花明かりを坐視せしめば、薄紙を剥がされのたうつのみ』」 まさしく咲き誇るは草鳥頭。 祭事の華やかさとは、まさしくそうであると学徒は読んだ。 のたうつべくして、誰もが素知らぬ薄紙(くるしみ)と宣わり、自らの手元の薄紙をまた一枚、と捲った。 「……さて、誰も彼も思う所があるようですがね。 小生は字は読めても、心髄は読み解けない」 むべらるかな。はらりと、一枚また捲る。 「何であれ、祭事が終わるまでに"悔恨"は残さぬように過ごすべきだとは思いますね。 ……まぁ、其れほどまでに素直な御人が集まっているとは思えませんが」 (67) 2021/07/22(Thu) 19:23:49 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* そういや俺は狂人やから無いんやけど、 時間近いし襲撃もランダムチェック忘れんようになーと、 一応アナウンスしとくな? まぁまだ魔術師はんっぽいの分かってないんやけど。 石蹴った子見えせんな。誰か見たかいな? (*46) 2021/07/22(Thu) 19:24:13 |
ユヅルは、静かに耳を傾けている。 (a3) 2021/07/22(Thu) 19:56:05 |
【赤】 右方舞 戸隠少し冷えたブレスレットが首筋に触れ、 太い血管が冷えて、ぞくりと肌が震える。 あなたに顔をあげさせられて、 混乱と、 恐怖と、 悔恨と。 そういったものに思わず涙すら浮かべた。 「……とりあえず、あんたらに頼むしかないみたいだ。 頼むよ。 ……俺は、……せめて舞は続けるからな」 そういって、力無く立ち上がろうとする。 ──その懐から、ひらり、と一枚の紙が落ちた。 その紙には、<<シキ>>whoという名が刻まれていた。 (*48) 2021/07/22(Thu) 20:16:55 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 了解やで、日付変更から俺らは大忙しなるやろうしなぁ。 これで俺当たったらほんま笑うな… (上の自分の赤会話見ながら) (*49) 2021/07/22(Thu) 20:19:08 |
【赤】 右方舞 戸隠/* シキさんか〜。襲撃予告してる暇あるかなぁ。 ……沙華さんが襲撃でいいんだったか? 念のため俺もセットしておこうか。 (*50) 2021/07/22(Thu) 20:22:02 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* またえらいとこ当たったなぁ。 そやな、両方しといたほうが安牌やろ。 特に智狼は犠牲者の役職分かるしな。 告知はどうしよな、俺でもええけど。 (*52) 2021/07/22(Thu) 20:25:35 |
【赤】 右方舞 戸隠/* ふと思ったのだが、告知しておいて沙華さんが ランダム設定とかしててズレたらえらいことになるな! ……バタバタしててすまん。 もし沙華さんの確認が取れたら発射としておこう。 (*53) 2021/07/22(Thu) 20:26:16 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 了解や。 しゃあない、今日が実質俺ら狼側の初日や。 何か齟齬があったら 明日からちゃんと打ち合わせしておけばええやろ。 (*55) 2021/07/22(Thu) 20:27:57 |
五十鈴は、静かに目を伏せている。 (a4) 2021/07/22(Thu) 20:33:12 |
シラサワは、五十鈴に眼を細めた。 (a5) 2021/07/22(Thu) 20:35:23 |
【赤】 右方舞 戸隠/* ああ。すまんな。GMも、手間取っていて申し訳ない…… 明日から告知周りは対応させてもらう。 以下、ざっと明日以降の手順をまとめる。 時刻とかは適当だから適度に修正してほしい。 ▼襲撃手順確認 ・前日の襲撃後、すぐにどちらかが「ランダム機能」で襲撃相手を決定する。 ・決定された襲撃相手に、ダイスを振った者がPL発言で告知を行う。 ・ダイスを振ったものが「襲う」で対象を指定。 もう片方は「パス」を選択。 ※この際、襲撃当日の12:00(正午)頃までに↑が行われていなかった場合、もう片方の狼が代行する。 ……襲撃者はどちらがいいんだろうな。 智狼が食っていった方が基本的にはよさそうだが、沙華さんがロール的に対応したいときもあるだろう。 まぁそこも含めて話せばいいか。 (*56) 2021/07/22(Thu) 20:36:19 |
シキは、交わされ合う言葉の合間を縫い歩き、暫しその姿を隠すだろう (a6) 2021/07/22(Thu) 20:36:53 |
【人】 右方舞 戸隠今日もまた、祭りの中に現れる。 表情は伺いしれない。 ただ、周囲を警戒するように首を巡らせていた。 腕で、ブレスレットがちゃりと鳴る。 はぁ、と息を吸って。 吐いて。 ────踊りだす。 いけにえ。しるし。 何があっても、何があろうと、 舞うことに変わりはない。 (69) 2021/07/22(Thu) 20:37:50 |
【人】 学徒 蝶間ぺらり、また一枚紙が捲れる。 「何故に思い馳せるかは、小生にはわかりかねる」 「ある者は扇情煽られるか、ある者は強情さ故か。 祭事の華やかさにうつつを抜かすのも、其れも良しでしょう」 優風が黒糸をかき乱し、また紙は捲れる。 「然れど、故に "本性" は隠せない」「故に、人である」 学徒の吐息は、蚊遣火の紫煙を霧散させる。 (70) 2021/07/22(Thu) 20:40:53 |
【人】 右方舞 戸隠素足のまま、硬い足場を踏み、擦る。 指が弧を描き、ひらひらと舞う袖がそれを追う。 その身体で表現される、一個の芸術。 篝火からちろちろと、鱗粉のように舞う火の粉を割いて。 温く熱い空気をかき乱し、ひょうひょうと風の音。 人体が得意とするのは、円と弧の動きだ。 それを縦横に組み合わせた、ゆるゆると流れる踊り。 決して早くはなく、ただ、常に流れ続ける踊りが、 今日も続く。 (71) 2021/07/22(Thu) 20:41:22 |
五十鈴は、りんご飴を食べている。 (a7) 2021/07/22(Thu) 20:42:16 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* その辺がんばってくれとしか言えんのが狂人の辛いとこやな。 まぁ、定期的なアナウンスやら確認は 俺生きてたらこっちでもするわ。 もっと早うしといたらよかったな。すまんかった。 (*57) 2021/07/22(Thu) 20:46:43 |
【人】 学徒 蝶間「また今日も刻が過ぎる。また誰かが選ばれる。 座視も結構。然るに、本質が単純な事を皆理解しているからだろう」 どれだけ目を反らそうと、否が応でも理解する時が来る。 学徒は其れを知っている。其の言葉は、小火を燻ぶらせる凩也。 「隣人か、友か、或いは小生か。……まぁ、誰が選ばれてもおかしくはない」 僅かに学徒の口角がつり上がった。 (72) 2021/07/22(Thu) 20:47:37 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* お、間に合うて良かったわ沙華はん。 襲撃はシキはんやそうや。 基本的に相手の役の分かる戸隠はんが 喰うのがええやろ思うんやけど(RP的にはすさまじく惨いが) どうやろ。 (*61) 2021/07/22(Thu) 20:50:29 |
【赤】 右方舞 戸隠/* ヤる分には問題ないぜ。ま、印刻むだけだしな。 問題なければ更新後、印を刻むロールだけしてくる。 基本印を刻む時点では、俺はそんなアレなことはしない予定だ。 刻んだ後は好きにしてくれ! (*65) 2021/07/22(Thu) 20:54:33 |
【赤】 右方舞 戸隠/* やむなしだ。そーだな、 実はこのルール初陣でな、お手柔らかに…… とりあえず、初日の結果を見て色々やっていこうか。 (*66) 2021/07/22(Thu) 20:55:19 |
【赤】 忘れ屋 沙華「けけけ・・俺は元来こっちが本業だな。」 わかっていた、とばかりに開いた瞳からは 色のない死に化粧がつう、と流れていた。 袖から得体の知れないものが取り出されれば、それはすでに幻惑であり。 死なされる記憶へ送られる彼岸の花が覆うように重なる万華鏡。 折り重なる赤はやがて赫となり黒と化し‥‥‥‥‥ (*67) 2021/07/22(Thu) 20:57:45 |
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