【人】 電球 フィラメント*電球は鼻歌を歌いながら、廊下を歩いています。 *電球はいつでも上機嫌で居ますから、るんるん気分で館を散歩中です。 *ふと、この館の主の部屋の扉に通りかかり。 *そういえば、今日は姿を見ていないような気がします。 *一日姿を見せずにいるのも、なんだか変な気分ですから。 *寝る前に一言、おやすみなさいを言うために主の部屋の扉をノックします。 *しかし、待てども待てども返事は帰ってきません。 *いつもでしたら、まだ寝るには早い時間のような気もします。 「……主さん?寝ていますか? ……失礼しますね」 *ドアノブを捻ってみれば、なんの抵抗もなく扉は開きます。 *部屋は、どうやら電気などは付いていないようで。 *ああ、眠っているんだなぁと。 *であれば、ひとつ寝顔でも見て退散しようかと、ベッドで眠っているように見える主へと近付きます。 *彼の頭は電球ですから、なるべく小さい明かりにして、部屋の電気は消したまま。 *ベッドの横まで行って、主の寝顔を確認します。 *ああ、よく眠って―――、 (0) 2022/07/17(Sun) 22:43:25 |
【人】 電球 フィラメント「――――――、?」 「ぇ、ゎ、――、」 「 ひ 」「 ア ァア!! ゥワア アァァアア!!??!? *―――そこで見たのは。 *頭から、止め処無く紅を垂れ流す。 * 変わり果てた、 主の姿でした。 *開けっ放しの扉からは、彼の叫び声と。 *突然の出来事に、制御できなくなった電球の明滅が、バチリバチリと光り、消えを不規則に繰り返すのが見えました。 (1) 2022/07/17(Sun) 22:48:58 |
【人】 命灯癒光 リーディエ22時。時計の針がその時刻を告げる頃、キッチンにいたリディは手をつけられていない食事に視線を向ける。 いつもであればこの時間にはここに訪れ、トレイとともに回収されていくはずだが。 後片付けをしながら暫く考え込んで、これが終わるまでに取りに来る様子がなければこちらから持っていく方がいいのかもしれないと考えた。 (2) 2022/07/17(Sun) 22:55:36 |
リーディエは、後片付けを終え、水に濡れた手を布巾で拭う。 (a0) 2022/07/17(Sun) 22:56:11 |
リーディエは、余計なお世話かもしれないと一瞬考えはするも……。 (a1) 2022/07/17(Sun) 22:56:26 |
リーディエは、トレイを手に『お父様』の部屋へと足を進める。 (a2) 2022/07/17(Sun) 22:56:39 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「え………………、」 穏やかな屋敷の中、悲鳴を聞くことは殆どない事だろう。 それも、『お父様』の部屋近くから聞こえてくるもので。 あぁ、もしかすると窓からカラスでも飛び込んできたのだろうか。 と和やかな思考を巡らせ、ドクドクと音を早める鼓動とともに息を吐き出す。 少しだけ早足になる。焦るような、怖がるような強ばった表情を浮かべながら。 (3) 2022/07/17(Sun) 22:57:59 |
リーディエは、『お父様』の部屋の前に。 (a4) 2022/07/17(Sun) 22:59:00 |
リーディエは、開けっ放しの扉を覗き込み、明滅を繰り返すフィラメントの姿を認識する。 (a5) 2022/07/17(Sun) 22:59:09 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「フィル……、フィル…………? あの、どうし…………ました、か」 トレイを片手に手探りで電気のスイッチを押す。 そして1歩。また1歩と奥に進み。 ガシャンッ!! ……と、手にしていたそれらを床に落とした。 カチリッと歯の音が鳴り、明滅を繰り返すフィラメントの横で口元を押さえる。 悲鳴が、喉の奥から込み上げそうになって……けれどそれは吐き出されることなく呆然と。 ただ呆然と、変わり果てた彼の姿を見つめ。 「どう、して………………………………」 こんなことに。 キュウと鳴る喉に、込み上げる胃液に。 必死で飲み込んで、小さな声で『お父様』の名を呼んだ。 (4) 2022/07/17(Sun) 23:03:58 |
【人】 骨頭 クローディオクローディオは、畑にいた。 野菜の育ち具合を見て、明日にはどの辺が食べごろになるだろうかとか、収穫したらどう料理すべきかとか、また焼くか煮るかしか思いつかないなぁとか。そんなことを考える。 クローディオは外が好きだ。日中はこんな自分でも日が照らしてくれるし、夜は風も月明かりも心地よい。 それでもそろそろ中に入るか、と踵を返して、……悲鳴を聞いた。 「……、?」 みんなで遊んで騒いでいる、にしては突然の悲鳴だった。 じゃあ悪戯か?と思うにはあまりに、ーー何か。不自然な。 屋敷を骨の下から睨みつけるように眺め、やがて窓の一つがおかしいのに気付いた。 光の点滅。フィラメントだ。そしてあの部屋は。 そこまで考えて、漸く、クワを放り出しバケツも蹴り倒して、主人の部屋まで走って行った。 (5) 2022/07/17(Sun) 23:13:35 |
クローディオは、ガシャン、と何かが落ちる音も聞いた。 (a6) 2022/07/17(Sun) 23:15:13 |
【人】 骨頭 クローディオ静かに、だとか、寝てる奴がいたら起こしちゃうとか、そんなことも何も考えずに、足音を響かせながら廊下を駆ける。 いつもなら、廊下は走るなって言われたりするんだけど。 そうして、扉の開いた主人の部屋に飛び込んで。 その途端にピタリと動きを止めた。 骨の頭は視界が悪い。音もややこもって聞こえてしまう。 けれど、一つだけ。骨を被っていても邪魔されないものがある。 それは嗅覚だ。獲物を解体するのに慣れた鼻が捉える、この部屋でするには非現実的な匂い。 「………、な、なに」 声が震えたのが自分でも分かった。 (7) 2022/07/17(Sun) 23:34:50 |
【人】 鳥籠 ワルゴワルゴは掃除をしたり、ノルたちと遊んだり。 そんな風にいつも通りの時間を過ごしていたが 「……?」 いつもの平穏な時間に似つかわしくない、悲鳴の声。 何かあったんだろうか、と思いながらも あとで教えてもらえるだろうかと、呑気にしていた。 だからきっと、誰かが言わなければ 少女はまだ知る由も無い。 (8) 2022/07/17(Sun) 23:38:31 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>6 フィル 「 フィル……………………、 」震える声でフィラメントの名を呼び、一点を見つめていた視線は頭と呼べるであろうその位置に向かう。 「ま、まだ………………生き、て…………」 いませんか。と問いたくても、それは最後まで言葉にならず。 もし、もしも。まだ、微かにでも息があるのなら。 きっとリディの力で治せるはずだ 。けれど、手を伸ばさずにいるのは。 頭のどこかでそれは難しいことだと理解しているから。 駆け込んできたクローディオ(>>7)の声に耳だけを傾け、やはりその場から動けずにいるリディだった。 (9) 2022/07/17(Sun) 23:49:34 |
【人】 ガラクタ モノオキがさごそ。少女は今日も箒を持って掃除をしていた。 あ、と気づいて小石をちりとりへと拾い、そのときに悲鳴を聞いた。 その悲鳴が誰のものかはあまり聞き馴染みがなかった。ここに来て数ヶ月、こんな悲鳴というものをまだ聞いたことがないからだ。 ぱたぱたとそちらへ急ぐ。もしかしたら出番かもしれないからだ。たとえば、虫等を代わりに仕留めてあげるとか。 そうして先にいる先輩たちの後ろまでたどり着いた。慣れない匂いがする。 「ん」 鼻の代わりにバケツを押さえた。 (10) 2022/07/17(Sun) 23:57:08 |
【人】 骨頭 クローディオ動けないリーディエ(>>9)に掛ける言葉も、混乱して真っ白な頭では見つからない。 一見すれば、骨を被っているということもあって、いつも通りに見えるのかもしれないが。 「……悲鳴と、点滅が見えたから、……来た」 来たのかと問われれば(>>11)、理由を告げた。 この心臓が跳ねる音が、走ったせいなのか否かもわからない。 「呼ん、……見せんの、これ?」 わかってる。隠し通せはしない。隠し通してはいけないことくらい。 それでも、この様子を皆に見せるかと、この場に呼ぶべきかという問いには頷けず。 「……集めた方がいいとは思う。知らせるべきとも、……っモノ、」 後ろから来た幼い子に気付いて(>>10)、思わずそれ以上部屋の奥へ進むのを止めようとするだろう。 すり抜けて奥へ進むことは可能だ。 (12) 2022/07/18(Mon) 0:16:00 |
【人】 包帯 タンジー夕方の散歩はとっくに終えてタンジーは自室にいた。 眠るには少し早いし、何より寝付けないし。椅子に座って、鉛筆を握っていると微かに耳に届いた誰かの悲鳴。 どうしたのだろう。と、扉を開き廊下を覗くと、バタバタと響く大きな足音が聞こえてきた。 遊んで走っているのではなく、何か急いで、慌てているような。 不安に駆られて自分も廊下を走りだす。 あまり速くは走れないけれど、なるべく急いで。 「みんな。一体、なにが……」 話し声を頼りに辿り着いたのは主人の部屋で、僅かに呼吸を乱して、集まっている子たちに問い掛けようとした。 それを言い切る前に、視界に入ったのはベッドの上の── (13) 2022/07/18(Mon) 0:17:46 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>11 フィル わかっていた答えがフィラメントによって改めて告げられる。 それ以上に何かを言おうと口を動かしたが、上手く言葉に出来ず。 ゆっくりと視線が落とされ、乾いた息だけが零れた。 本来ならここで、ぱたぱたと鳴る足音(>>10)を止めるために動くべきだったはずだが。 それを行う事が出来ないほど多くの感情の中で揺れている。 フィラメントとクローディオの会話(>>12)に口を挟むこともないだろう。 ただ何かに耐えるように、祈るように両手を胸の前に組む。 指先が白くなるほど強く、強く。 背を丸め、顔を青くしながらどうすればいいか分からないように視線は更に落ちて。 (16) 2022/07/18(Mon) 0:31:48 |
リーディエは、割れた食器の破片を眺めている。 (a7) 2022/07/18(Mon) 0:33:06 |
【人】 手探り ノル「ふぁぁ……?なんか、あつまってる……?」 なんだか大きな声がした気がして起きてきたので、呑気な欠伸をしながらやってくる。 悲鳴だったかの確証もない。のんびり歩いて、まだ部屋には入らず廊下にいる。 去っていく誰かとすれ違うかもしれないし、近づけば雰囲気に戸惑ったように様子を伺う。 「……どうしたの?」 (17) 2022/07/18(Mon) 0:36:25 |
【人】 無線通信 ユングフラウ―― 声 きっと、耳からと、異形の角を介して脳へ直接と、両方。 不穏と動揺に満ちたそれに、頭を殴られるような衝撃。 混乱の中でも、ただならぬ事態と言うことだけはわかって、声のした方へと駆ける。 こっちから、廊下を抜けて、階段を上がって、また廊下を、こっちは…… 〔⿻▫__ え、こっちは……?〕 チカチカ、チカチカ、視界が点滅する。 嫌な予感が纏まるより先に、脚はそこへ辿り着いてしまって、目は ソレ 〔 ▙ ▜▓▗ _ チビたちに、見せちゃダメだ!!! 傍に居る年長組に、部屋の入口を塞ぐようにと。 いや、指示なんて考えてない。ただ、咄嗟に出ただけ。 (18) 2022/07/18(Mon) 0:40:44 |
【人】 骨頭 クローディオクローディオの身体は一つしかない。一人に立ち塞がっていれば、その更に後ろから現れたもう一人(>>13)の視界を塞ぐことはできず。 「……タンジー…」 何があった、と言えずにいた。 大広間に、と言って先に行くフィラメント(>>14)にもただ頷くだけ。 そうして、見上げるバケツ(>>15)に視線を返す。骨じゃ全く表情もないのだけど。 新たにやってきたノル(>>17)にも顔を向け。 「……えっと、な。大変なことが起きた。だから、みんなを大広間に集めるんだ。 大広間にいこう。……ここは、あんまり見ない方がいい、今は」 クローディオにしては随分言葉を選んで告げた。 共に大広間に行くなら、モノオキの手を引くつもり。 (19) 2022/07/18(Mon) 0:42:32 |
クローディオは、扉を閉めればいいのだ、という簡単な結論も出せない。ただ、自分の身体で不完全に入口を塞いでいる。 (a8) 2022/07/18(Mon) 0:44:07 |
【人】 包帯 タンジー露わになっている目を見開いて、むせ返るような匂いに口元を押さえて後退る。 このままでは声を出す前に、違うものが口から溢れ出そうになるから。 フィラメントの大広間へという言葉にどうにか頷きだけは返して、それ以上は動けずにいた。 目を離したくても離せない、呼吸がうまく出来なくなっていく。 (20) 2022/07/18(Mon) 0:49:37 |
フィラメントは、すれ違った者がいれば、其の時に。部屋にいる者には、部屋へと声をかけました。寝ている子は、起こさずに。 (a9) 2022/07/18(Mon) 0:51:40 |
【人】 無線通信 ユングフラウ〔⿻▫__ やだ〕 〔⿻▫__ いやだ〕 〔⿻▫__ 壊 れ〕〔⿻▫__ モノは……クロが〕 〔⿻▫__ ワルゴは、きてない?〕 〔⿻▫__ 他の子は、無事?〕 〔⿻▫__ ハグベリーは? いない〕 〔⿻▫__ まさか、どこかで〕 〔 ▙ ▜▓▗ _ み、みんなで集まろ?強盗とか、悪い人……まだ館の中にいるかも……〕 〔⿻▫__ それとも、まさか〕 〔⿻▫__ 誰かが……〕 思考を垂れ流していることに気が付かないまま、自分ばかりは一足先に冷静と勘違いして。 リディ(>>9)やタンジー(>>20)や、他にも固まって動けなくなっている子がいたら、弱く手を引くようにして移動を促すだろう。 (21) 2022/07/18(Mon) 0:59:40 |
【人】 命灯癒光 リーディエフィラメントが目の前から退けば、またそれは視界に映るのだろう。(>>14) 行かないで。と止めるわけでもなく、足元の破片を暫く眺めて。 暫くしてその場にしゃがみ込み、トレイを拾う。 その頃にはモノオキの他に幾人か(>>13 >>17 >>18)が集まっているはずだ。 もしも後から来た子達がこれを踏んでは怪我をしてしまうかもしれない。 トレイの上にひとつひとつ、割れた破片を集めていく。 リディに出来ることはそれだけで、それだけしか。 上手く頭を動かせずにいるから、正しい行動が分からない。 カチャカチャと、割れた破片の音が耳によく響いていた。 (23) 2022/07/18(Mon) 1:00:49 |
リーディエは、「大広間へ」という言葉も聞こえていたが小さな頷きだけで破片を拾う手は止めずにいた。 (a12) 2022/07/18(Mon) 1:04:32 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>22 ノル 〔⿻▫__ 見 〕〔⿻▫__ これを〕 〔 ▙ ▜▓▗ _ ダメ、駄目だよ、ノール……! 〕〔⿻▫__ 見なくていい〕 〔⿻▫__ 見せたくない〕 貴方の前に立ち塞がるように。 貴方を凄惨な光景から守るように。 〔 ▙ ▜▓▗ _ ノール、ダメ。大広間、いこ?〕 (24) 2022/07/18(Mon) 1:04:48 |
【赤】 手探り ノル「ベリ兄」 これはワルゴを見つける前。君の部屋の前あたりか、秘密の会話。 「時間ないから短く言うね。 アベルもう見つかっちゃった。 ユーが混乱してる。バレないように頭の中のこと声にしないように気をつけて。 大広間に来て。集まり終わった後、また話そう」 この後会っても、ノルは何事もなかったかのように接するだろう。 この会話がなければアベルのことは強盗でも入ったのだ、と思えるほどに。 (*0) 2022/07/18(Mon) 1:23:01 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>25 クロ 「…………………………クロ、」 名を呼ばれて漸く、そちらを向く。 ぽろぽろと涙が落ちる。 滲んだ視界の中で縋るように誰かに手を伸ばしたくて。 でも、伸ばせなかった。伸ばせずにいた。 「……あと、…………あとで、いきます」 震える声でそれだけ告げ、トレイを床に置く。 漂う血の匂いが気持ち悪くて、瞬きすれば変わり果てた彼の姿が浮かんで。 それなのに足は床に貼り付いたように動かせなくて。 丸まった背は小さく揺れ、雫が床を濡らした。 (29) 2022/07/18(Mon) 1:25:50 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>26 ノル 〔 ▙ ▜▓▗ _ あ、うん、あ……っ〕喋ったつもりの無い、でもやらなきゃって思ってたことを先回りで申し出てくれたことにほっとして。 それから、指摘を受けて、初めて全て垂れ流してたことに気がつく。 〔 ▙ ▜▓▗ _ あぅ……ありがと、ノール。〕貴方のおかげで少しだけ、落ち着いて。 それから貴方を見送るのだろう。 (30) 2022/07/18(Mon) 1:27:25 |
モノオキは、集まってきた人に少しづつバケツを向けて、それからうつむきながら手を引かれていった。 (a13) 2022/07/18(Mon) 1:35:25 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>25 クロ 〔 ▙ ▜▓▗ _ クロ兄、先に広間、行ってあげて。みんな、不安がってると思う、し。〕 モノもここから引き離して欲しいし、とは声が漏れないように。 >>a11 >>29 リーディエ それから、拒まれた手を引っ込めて、代わりに傍にしゃがみこんで。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 僕も、お手伝いしていい?〕返事を聞く前に、破片に手を伸ばすだろう。 片付けて、落ち着いてから、一緒に行くつもりで。 だって、 〔⿻▫__ 今、一人でいるのは、危ないかも……〕 (32) 2022/07/18(Mon) 1:37:04 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>32 ユン 涙で視界が滲むから、破片に手を伸ばす様子には気づけない。 それでも首を横に振りその行動を止めようとする意思は見せた。 勿論、クローディオの様子(>>33)にだって気づけやしない。 ただ肯定の言葉だけを受け取り、安堵の息を零す。 聞こえる声に、本当であれば言葉で反応を返すべきだろうが。 何を言えばいいのか、やっぱり何も分からない。 破片を拾う手はトレイを置いてからは進まず。 暫く泣き続け、目を腫らしながら大広間へと向かうのだろう。 ユングフラウとともに。 (34) 2022/07/18(Mon) 2:08:59 |
【人】 浮遊する ハグベリー兄を名乗る青年は、一足先に大広間にいた。 キョロキョロと、他の人を探すような仕草をして。 誰かが入ってきたならば 「あぁ、いた!よかった。 なんか大きな声が聞こえてなにかと……」 「…なにか、あった?」 ただならぬ様子に、声は潜められ。 事情を聞けば、口元を押さえて。 「…強盗、かな。戸締まりとか、みとこうかな…」 そんな、冷静な言葉とは裏腹。 声も、手も、震えていた。 (36) 2022/07/18(Mon) 11:44:50 |
【人】 命灯癒光 リーディエこれで全員集まった。 誰が話を切り出すのだろうか。 泣き腫らした目で周囲に視線を送り、瞳を不安げに揺らす。 暫く口を閉ざしそのようにしてこの場にいるが。 もしも誰も話す様子が無ければ躊躇うように口を開くだろう。 簡潔に、誰がどうなっていたのかを。 震える声で。俯きながら、両手を強く握りしめて。 それまでは、沈黙を。 (38) 2022/07/18(Mon) 15:43:06 |
【人】 骨頭 クローディオ大広間に辿り着いてからも、モノオキが離れるそぶりを見せるまでは手を繋いだままにしておいた。 その場にハグベリーの姿があり、続いてワルゴもやってきたのであれば、骨の下でこっそりと安堵の息を吐いた。 「ご主人が死んだ」 皆が集まったのを確認してから、一言呟いた。 素っ気ない自分にこそ、きっとそれを告げる役目はうってつけだろうから。 あんな悲鳴を上げたフィラメントと、泣いていたリーディエには絶対にその一声を上げさせたくなかったから。 (39) 2022/07/18(Mon) 16:34:48 |
【人】 電球 フィラメント「……クロ、私は大丈夫ですから」 *明滅も収まり、いくらか落ち着いたようです。 *最初に発見したのは自分だからと、口を開きます。 「――主さんは、ベッドの上で頭から血を流して死んでいました。 恐らく、誰かに殴られたようです。 足元に、酒瓶のようなものも転がっていましたから」 「事故ということは、ありえないかと」 *若干の声の震えを抑えることが出来ず。 *だって、だって。 *犯人が、恐らく此の中にいると思われるのですから。 *それは、口には出しませんでしたが。 (40) 2022/07/18(Mon) 17:13:00 |
【人】 鳥籠 ワルゴ「…………?ご主人が?」 当然ながら。 その言葉の意味を飲み込むのには、時間を要した。 死んだ?死ぬというのは、死ぬことだ。 殴られて死んだとなれば、誰かがそれをしたということ。 だれかが、殺したということ。 「…………ねえ」 「それって」 「この中の誰かが殺したってこと?」 フィラメントが言わなかった言葉を、 籠の少女は軽率に口にした。 (41) 2022/07/18(Mon) 17:53:22 |
【人】 浮遊する ハグベリー起こったことを聞く。 努めて冷静に伝えてくれてるのだろうと、思う。 俺はお兄ちゃんだ。 俺が一番冷静でいないと。 俺が頑張らないと。 「……皆、怖かったな。悲しいな……。 ………………。」 冷静になって、考える。 犯人は? 「……あの、お客さんがやったのかもしれない! それか強盗か……なんか、そういうのかも、しれないから。」 何かを払拭するように声をあげる。 罪の所在を外に移す。 そうじゃないと、犯人は。 「だから、一旦………一旦、自分の部屋に戻らないか? 今は……話し合いとか、難しいだろうし……… 俺、戸締りとかちゃんと確認するよ、それで……」 それで、どこも開いてなかったら。 その時は、 話し合い をしないといけない。 (42) 2022/07/18(Mon) 17:59:42 |
【人】 骨頭 クローディオ大丈夫なわけないだろ、なんて。言えたらよかったんだが。 駆けつけたあと、すぐに部屋の中に背を向けていたクローディオには、状況の説明まではできなかった。フィラメントに説明してもらう他なかったのだ。 黙って話を聞く。そのあと、発せられたワルゴの言葉に、骨の頭をそちらに向けた。 続いたハグベリーの言葉にも、同様にそちらを向いて。 「……酒瓶、だっけ?強盗しようって奴がさぁ、わざわざ酒瓶で殴る、かなぁ……。 お客の可能性は確かにある、屋敷の場所知ってんだから」 誰かが?と、口にはしなかった。 けれど、半分はもう、……そうなんじゃないか、と思ってしまっている。 「ハグ、俺も行く。戸締まりと、……なんか、荒らされてたりしないか、とか」 確認しなければ。居ても立っても居られない。 (43) 2022/07/18(Mon) 18:25:19 |
【人】 包帯 タンジーふらふらと辿り着いた大広間。皆が集まってからも座り込んだまま、自分から口を開く事はなく。 不安から自分の腕を握り込んで、そのまま服の上からガリガリと爪を立てていた。 「…………」 主人の死についての話が聞こえると、肩を弾ませて顔を上げる。 爪は腕に食い込んだまま、元々あった傷から血が滲んでいたとしても。 「……誰が、やったの。」 眉を寄せ、怯えた表情で皆の顔を見て、呟く。 ここに居る誰かがやったのだと、疑いたくはない。だがクロも言ったように、あの状況で外の人物がやったと言えるのだろうか。 (44) 2022/07/18(Mon) 18:37:10 |
【人】 電球 フィラメント「お客さん、が」 「――そんな、誰の目に見てもバレバレな風に殺したり、するんでしょうか。 私が同じ立場なら、――もっと、分かりづらく……」 *そこまで言って、口をふさいで明かりを落とします。 *間違っても、自分は主を殺したりしませんから。 *――変に疑われるようなことを、言うべきではないでしょう。 「……、私も部屋へと戻ります。 皆さん、戸締まりはキチンと。 ……今はまだ暗いですから、明るくなってから、私は色々と調べてみます」 *そう言い残し、部屋を立ち去ろうとします。 (45) 2022/07/18(Mon) 18:39:16 |
【人】 命灯癒光 リーディエ泣いて、黙って。他者に説明(>>39 >>40)を任せる自身が情けない。 それでも何かを告げる余裕もないほどに心は揺れていて。 ガタンッ!! と、ワルゴの言葉(>>41)に激しい動揺を得てしまったためか。 近くにあった椅子を弾くように倒してしまう。 「…………あ、あ…………ごめん、なさい…………」 この中の、誰かが……なんて。 そんなこと、考えたくない。……けど。 リディもその考えを僅かにでも思考の隅に生んでいたから。 泣いたせいか、誰かを疑わなければならない状況のせいか。 ズキズキと痛む頭を押さえ。一瞬、目を強く閉じる。 次に目を開く時、誰かが話しかけるよりも前にリディは駆け出した。 (46) 2022/07/18(Mon) 18:41:32 |
【人】 ガラクタ モノオキ「う。」 モノオキは第一発見者でもないし、何かを見たわけではない。 バケツの姿のまま広間で静かに座っている。バケツはやや下に傾いたまま、恐らく皆を見るために少し動いている。 『誰かがやった』という意味合いの言葉にも、何も答えなかった。 でも、言葉ができないからと言って理解できないわけではない。 すこし不安げに誰かに手を伸ばそうとして、諦めて自分の服の裾を掴んだ。 (48) 2022/07/18(Mon) 19:26:20 |
【人】 浮遊する ハグベリー「そんなの滅多に言う事じゃない!」 思わず叫ぶように、声をあげて。 それから、しまった、と。 口を抑えるものの、出てしまったものを戻すことなんてできず。 「……もうちょっと………もうちょっと、待ってよ…… なにか、外の人が来た、痕跡、あるかもしれない…… ……皆を。疑うのは……もう少しだけ……。」 大きい声を出してごめん、と、謝って。 でも。 大好きな家族が互いを疑う事が、どうしようもなく悲しくて。 してほしく、なくて。 >>43 「…うん、クロ、一緒に行こう。 二人の方が…探しやすいしね。」 何か見つかってくれ、そう願うしか今は出来なかった。 (50) 2022/07/18(Mon) 21:17:15 |
【人】 骨頭 クローディオ大きな声に、何も反応を示さなかった。 その前に倒れた椅子の大きな音にも、その後の舌打ちのような籠の音にも。 大きすぎる衝撃の後で、こんな音程度で驚けなくなってしまっている。 「……誰、なんて、名乗り出るわけないじゃん、誰も」 もし強盗でも客人でもそれは同じ。 だから、今は確かめるしかできない。 「行こ、ハグ。 ノル、みんなを頼む」 ハグベリー(>>50)を見上げて促し。 みんなを部屋に送るというノル(>>47)には賛成を示す。もう何人かは先にこの場から去っているが、それでも。 そうして、戸締まりと、その他諸々。確認しに、その場を後にした。 (53) 2022/07/18(Mon) 21:57:56 |
【赤】 手探り ノル(ベリ兄) (どこ?) 二人を送り届けて、一人の時間を作ってから。 屋敷の中をひっそり、歩いて探す。 この屋敷の中に侵入者なんかいない。危険はないから警戒する必要もない。 君もきっと一人になる時間があるはず。 話をしないと。 (*2) 2022/07/18(Mon) 23:04:12 |
【赤】 浮遊する ハグベリー屋敷を見回った後、青年は。 廊下の片隅、依然使った部屋の近くで漂っていた。 きっと今日は皆、部屋から出てこない。 だからこそ、人気のない廊下は安全圏だった。 「……ノル。」 気配に気づけば、名を呼ぶ。 今この時、出歩けるような人はきっと、貴方しかいない。 (*3) 2022/07/18(Mon) 23:52:21 |
【赤】 手探り ノル「ふふ……へへへ、ベリ兄!やっと二人で話せるね」 さっきまで、にこにこできる雰囲気でなかったからできなかったけど。 君の姿を見つければ笑って。 中で話そ、と部屋へと手を引く。 「あのね、ごめん。もうちょっと事故っぽくしようとしたのに、一回じゃ死んでくれなかったから、あんなになっちゃった。 でも僕一人でもちゃんと殺せた。から、お父さんからはもう邪魔ないから、大丈夫」 どうかな。これで君の心配は一つくらい減ったかな? ノルはこれまで、アベルのことを『お父さん』と呼んだことはなかった。 「でも……」 一旦、君を見上げて言葉を切る。 この先、どうするのが一番か。君が分かっていないなら、しっかり伝えなければいけない。それを考えている。 (*4) 2022/07/19(Tue) 0:37:45 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>51 ワルゴ 〔 ▙ ▜▓▗ _あっ、ワルゴ……っ!〕大広間から飛び出すように居なくなってしまった彼女の後を数歩追い掛けようとして、立ち止まる。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 僕、じゃ……〕余計なことを聞かせてしまいそうで。 〔 ▙ ▜▓▗ _誰か、お願い……僕、は、暫く部屋にいるね。〕思考が止まらない。周囲の人を不安にさせたり、不快にさせたりしちゃうだろうから。 だから、せめて今は人が近寄らないように自分を隔離しようと。 〔⿻▫__ でも、もし……〕 そっと、少しずつ人が減る大広間を後にする。 〔⿻▫__ 疑い合う、くらいなら……〕 〔⿻▫__ 仲良しが壊れない、方法……〕 (58) 2022/07/19(Tue) 2:39:17 |
ユングフラウは、部屋の中。 (a14) 2022/07/19(Tue) 2:51:32 |
ユングフラウは、角をことさら巻くようにして、毛布を被ってる。 (a15) 2022/07/19(Tue) 2:52:13 |
リーディエは、自室を出て談話室に向かう。 (a16) 2022/07/19(Tue) 3:32:49 |
【置】 鳥籠 ワルゴどうしてみんな、そんなに静かで居られるのかしら。 どうしてみんな、怖がって居られるのかしら。 どうしてみんな、 ねえ。 大事な家族が、ご主人が、殺されてしまったのよ。 ───どうして、怒らないで居られるの? 冷静になんて、なれるわけないでしょ。 あの時間に部屋に行ったらご主人が死んでた、なんて 外から誰か来たなら、絶対気付いたじゃない。 家族の中にいるに決まってるじゃない。 はやく見つけ出さないと、きっとみんな殺されちゃうわ。 (L0) 2022/07/19(Tue) 6:54:04 公開: 2022/07/19(Tue) 7:00:00 |
【人】 無線通信 ユングフラウどこかの深夜、皆がそれぞれ寝静まった頃に自室を出る。 箒とちりとり、バケツと雑巾を手に、向かうのは旦那様の部屋。 傍から見れば、不審を煽る行動なのかもしれないけど、そこまでは思い至らなかった。 ただ、主さまの眠る、その部屋を綺麗にしたくて。 割れた酒瓶や皿の欠片が残っていたなら拾い集めて、干からびた食事の残骸を片付け、床を拭って。 僅かに漂い始めた独特の匂いの元。汚れたベッドはどうしよう。 いや、それより、それ以上に……。 〔⿻▫__ このまま、ってわけにはいかないよね……〕 遺体が傷む前になんとかしなきゃいけないってわかるのだけど、どうしたらいいのかわからなくて途方に暮れる。 誰かに相談? 誰に? (59) 2022/07/19(Tue) 7:17:52 |
リーディエは、談話室で目を覚ます。 (a17) 2022/07/19(Tue) 11:36:16 |
【赤】 浮遊する ハグベリー「うん……ノル、たくさん頑張ったな。 辛くなかった?ありがとう、偉いよ君は……。」 引き寄せられるままに部屋に入り、 そうして、実行してくれた君を労うように 手を伸ばしてその頭を撫でる。 「おとう…………あぁ、アベルの、こと? うん……これで、売られることはなくなるかな……」 呼び方に僅かな違和感を覚えながら、しかし安堵したように息をつく。 売られ見せ物にされる、という最悪の事態からは遠のいた。 ……遠のいた、けど…………。 「……皆、疑心暗鬼になってたな。あれじゃあ、 アベルが悪いやつだって言っても、信じてはもらえないだろうな……」 眉を下げて、先程の光景を思い出す。 なかでも、犯人が子供たちの中にいる、と言っていた子達を思い浮かべて…… 「……このまま、周りを疑う空気になったら、大変だと思うんだ。 だから……その子たちとは、ちゃんと話し合おうかなって思うんだけど……」 話せばわかってくれるはずだから、と語る兄の姿は、随分甘く見えるだろう。 (*5) 2022/07/19(Tue) 12:34:31 |
【赤】 浮遊する ハグベリーただ、話し合いが上手くいかなかった末に、 逆上されて抵抗するうちに、殺してしまったのだといえば。 この甘い兄は納得してしまうようにも思う。 最初から殺すつもりで話をするより、軽い罪悪感を抱えるだけで済むはずだ。 (*6) 2022/07/19(Tue) 12:41:03 |
【赤】 手探り ノル「うん。大丈夫。何にも」 いつもより積極的に頭を近づけて、嬉しそうな様子で撫でられている。 「……ダメだよ。僕はお父さんのこと話さないほうがいいと思う。……けど」 兄にとっては多分、まだ引き返せる段階なのかな、と考える。 話し合っていいことが起こると思ってる。 一つも良いこと、あるわけない。 疑う空気になっても……何が悪いんだろう。もっと最悪のことがあるのに。そうだ、後で仲直りすればいいんだし。 「フィーと話、してみていい? なんとなく、大人だし。それでまだみんなには内緒にして……話し終わったらみんなへの説明、考えよ。 ……こっそり説明しにくくなるから、僕たち疑われないようにしようよ。クロが怪しいって言って、クロ、疑われて貰おう? それで、その次はクロに説明して、謝ったらクロだったら分かってくれるよ」 つまり、濡れ衣を着せるということだ。 話し合いで解決すると思ってるんだよね?なら、後で謝って解決って思ってくれないかな。 ……本当に怒っている子がいたら、僕が一人ずつやるより、早く終わらせられるかもしれない。 僕がやったんじゃなくて、他の誰かがやってて、僕は何も知らなかったら……って考えたら不思議じゃない。 (*7) 2022/07/19(Tue) 14:05:31 |
【赤】 浮遊する ハグベリー頭を撫でて、それだけが今君にできる兄らしい事。 「駄目……かな。だって、悪いのはアベルなのに……」 なのに、他の子達が互いを疑うようになってしまったら。 今までの仲良しな家族が、無くなってしまうではないかと。 既にそんなものなくなっているという事実から、目を逸らしている。 君の話を聞く。 一人ずつ説明は、良いと思う。 きっと話せばわかってくれる、そう信じてる。 ……クロを犯人に仕立て上げるのは。 兄は、眉を下げたけれど。 「……皆に説明するため、だもんな。 俺達が疑われたら、説明しても信じてもらえないもんな。」 言い聞かせる。 皆で幸せになるために、ほんの少しだけ疑われてもらうだけ。 まさか、疑いのかかった人を。 どうにかするような人なんて、いるわけない。 「…うん、それでいこう。」 君の言葉を肯定するように、頷いた。 いつもはもう少し自分で考える兄も、今は。 君に実行させてしまったという負い目もあって、言葉の真意を疑う事はなかった。 (*8) 2022/07/19(Tue) 16:26:03 |
【人】 骨頭 クローディオ見回りが終わった後、 異変が見つけられなかった後、 普段なら皆が起きてしまう前、早朝のころ。クローディオは、屋敷から少し離れた裏手側、スコップを持ってそこにいた。 ざく、ざく、と音が鳴る。 クローディオは穴を掘っていた。 それが必要になるか否かは皆で決めればいい。 けれど、それが出来るのはクローディオくらいだろう。 力には自信があるから。農具の使い方も、慣れているし。 ざく、ざく、と音を鳴らす。 大人一人分の大きさの穴を掘る。 (61) 2022/07/19(Tue) 16:44:49 |
【赤】 手探り ノル「クロだったら分かってくれるよ……ありがと。 ねぇ、ゆっくり二人で話せる時間、うまくできなかったらここに手紙置いておくね」 分かってくれないほうがいい。クロが素っ気ないのは雰囲気だけだから……本当のこと、僕たちに先がないこと、知ったらきっとちゃんと悲しい。 手紙は、もしものときの保険でもある。 「今日も一緒に寝ていい?」 ついでに作戦に関係ないお願いも。 (*9) 2022/07/19(Tue) 19:40:38 |
【人】 電球 フィラメント*電球の彼は、主の部屋に居ます。 *電気も付けずに。しかし、彼の電球が輝いているので、視界には困りません。 *見たいものも見たくないものも、全て明瞭に見えてしまいます。 「……主さん」 *小さく呟いて。 *床に転がったままの酒瓶を、屈んで観察します。 *赤く赤く塗られたソレは、何度も何度も殴りつけたように、多量の血液でコーティングされていて。 *――そこまでして殺してしまうほど、主は恨まれていたのだろうか、と。 *ただただ、そんな考えしか浮かばずに。 *じぃ、と酒瓶を眺めています。 (62) 2022/07/19(Tue) 20:06:50 |
【赤】 浮遊する ハグベリー「うん……クロなら………クロ、なら………」 「……ん、手紙、いいね。 俺、誰かのお世話をしてる事も多いから、 二人になれない時もあるだろうし。」 「……ふふ、甘えん坊だな、ノルは。 良いよ、俺も、ノルと一緒に寝たい。」 今日もしっかり抱きしめてくれる?なんて。 最後の顔だけが、心からの笑顔だった。 (*10) 2022/07/19(Tue) 20:41:04 |
【赤】 浮遊する ハグベリー/* お客様〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! ああお話はしたものの、やはり決心がつかず、 初日の投票は自分にしてしまう……というロールがやりたいんですの… でも、そのせいで釣られて不利になるかもしれないので、 それはちょっとという事であれば上手く言いくるめられて クロ様に投票したことにいたしますわ! どうかしら! (*11) 2022/07/19(Tue) 20:42:51 |
【赤】 手探り ノル「やった。もちろんだよ」 前みたいにちゃんと掴まえておくよ、と、さっきまでの話なんて嘘みたいに。 いつも通りに笑い返して、またみんなの集まる場所へ行くだろう。 (*12) 2022/07/19(Tue) 21:13:25 |
【赤】 手探り ノル/* いいわよ! 一体誰に票が集まるのかまったく読めないけど……2人ほど声をかけてクロへの疑惑、深めますわ! ここでハグベリーだけになったら覚悟なさそうなのだけがわたくし心配なのですわ〜死んでも覚悟支援しますわ! もしノルが処刑されちゃったら後から手紙の形でハグベリーの背中を押しまくりますわ!皆殺しの覚悟させたいですわ〜〜〜! (*13) 2022/07/19(Tue) 21:20:20 |
【赤】 浮遊する ハグベリー/* ありがとうございますわ〜〜〜〜〜!!! もし一人残されたら……私……頑張りますわ! 色々お世話してもらい本当に感謝いたしますわ……! 絶対皆殺しにしますわ!!!!!!!!!!!!!!! (*14) 2022/07/19(Tue) 21:24:50 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>60 モノオキ 〔 ▙ ▜▓▗ _ あ、モノ……〕発見した時よりは綺麗になった部屋。少し迷って、掛け布団を旦那様の頭の上まで引っ張り上げてから、貴方の方へ。 〔 ▙ ▜▓▗ _ お掃除、しにきてくれたんだね? ありがとう。〕〔⿻▫__ ほんとは、知らないままでいて欲しい……けど。〕 それから、膝をついて貴方のバケツと視線の高さを合わせる。 〔 ▙ ▜▓▗ _ あのね、モノ。主さま、寝ちゃったんだ。……もう、起きないの。〕 〔⿻▫__ お別れ、くらいはちゃんと……〕 〔 ▙ ▜▓▗ _ 主さまに、おやすみなさい、言う?〕ベッドの布類に染みた色彩はそのままだけど、床は拭ったし、割れた頭部は掛け布団の下。 貴方が望むなら、側まで手を引いていくだろう。 (63) 2022/07/19(Tue) 22:14:15 |
【人】 ガラクタ モノオキ>>63 ユングフラウ 「うん」 〔▙ ▜▓うん。〕 子供は静かに気を使うあなたを見上げ、お掃除に頷く。あなたは、モノがほぼ唯一の、自由に言葉を交わせる相手でもある。だから声の返事は短く、その代わりできるだけノイズに乗せて。偶に言いたくないことまで流してしまうけれど。 「うふふ」 〔知ってる。〕〔▙ ▜▓▗_ 気を使わなないで、モノオキはもっともっと知ってる。死体はもう動かないし、どんどん腐っていくんだ。〕 子供は一つも動揺せず、冷静にうなずいて見せる。バケツの中の顔はわからない。ただ、手を引かれるがままに主の前に立つ。 〔いやだなあ、いやだ。どうして壊れてしまったんだろう主。モノオキは主に聞けないけれど。〕 ノイズに乗せる彼女は饒舌に、冷静なノイズでそう伝えるか、漏らすだろう。 「……。」 〔▙ ▜▓▗_ 壊れて欲しくなかったのに。モノオキは主も、この生活も綺麗におもっていたのに。〕 そう更にノイズに流しながら、ためらうこと無く赤いシーツ越しに小さい手で死んだ主の肩を撫で、なぞり、そして存在しない頭を撫でる。いつも皆に、主にしてもらっているように。 そうして首を振った。 〔▙ ▜▓▗_ こんなに壊れてるのか……。〕 (64) 2022/07/19(Tue) 23:44:23 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>64 モノオキ 〔 ▙ ▜▓▗ _ モノ……〕まだ幼い貴方に、残酷な現実を見せたくなかった。 だけど、声を用いた言葉は不自由でも、何も分からない訳でもないって、知っていて。 〔 ▙ ▜▓▗ _ ごめん、モノ……〕〔⿻▫__ 誤魔化すような、言い回しをして。〕 そう、自身よりよっぽど冷静だ。 主さまが死体と成り果てたことも。このまま放置しては、もっと酷いことになることも。 貴方の方が、ちゃんと向き合えている。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 埋葬、してさしあげないと、ね。〕ひょっとしたら、現実的なクロあたりはもう用意をしているかもしれない。 それから暫し、貴方が旦那様に別れを告げるのを見送って。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 朝になったら、みんなと、相談しないと、ね。〕〔 ▙ ▜▓▗ _ それで……なんとか、皆仲良しのままで……この生活が続けられる方法を、考えてみるよ。〕 (65) 2022/07/20(Wed) 1:04:07 |
【人】 ガラクタ モノオキ>>65 ユングフラウ 〔▙ ▜▓▗_いいよ。モノオキが知っていることを、教えてないから。〕 〔▙ ▜▓▗_あったんだ、初めてじゃないんだ……あ。これは別に言わなくていい〕 首を振りながらバケツの口がある辺りを抑えて答える。多少必要ない返事までしてしまうけど、テレパシーは慣れ始めたものだ。 〔▙ ▜▓▗_埋めるのは嫌い……でもモノオキはいい方法思いつかない。ごめんね主、生きてないから、モノオキは何もできない〕 〔▙ ▜▓▗_壊さないようにモノオキも頑張る。みんな壊れないようにしたい。主には言えなかったけど。〕 モノオキは冷静に、冷静そうに、あなたにノイズを伝えきった。でもそのノイズの声がわかるのは、この館の中であなたしかいない。 (66) 2022/07/20(Wed) 2:01:33 |
【人】 無線通信 ユングフラウ〔 ▙ ▜▓▗ _ 初めてじゃ……そっか……。〕ほんとだったら、頭を撫でてあげたいところだけど、そこはバケツに覆われているので。 肩口に、ぽんぽん、と優しく触れる。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 埋めるの……僕も、やだ……けど。このままだと、もっと悪くなっちゃうから……〕 〔⿻▫__ 仕方ない、んだ……〕 貴方に言い聞かせるようで、自分にも向けたような。 それから暫く、貴方が主さまに伝えたいことを、或いは声を聞く自分に届けてくれることを、語り尽くすのを待ってから。 〔 ▙ ▜▓▗ _ モノ、今日は……寝よっか。〕〔⿻▫__ 明日……来ないで欲しい……〕 そっと、貴方の背を押すように、この部屋を離れることを促すだろう。 (67) 2022/07/20(Wed) 3:02:53 |
ユングフラウは、大広間へは、出て行かない。 (a18) 2022/07/20(Wed) 16:46:19 |
ユングフラウは、だけど、誰かに、何かを託した。 (a19) 2022/07/20(Wed) 16:46:39 |
無線通信 ユングフラウは、メモを貼った。 (a20) 2022/07/20(Wed) 19:28:26 |
【置】 無線通信 ユングフラウこの屋敷に来たのは、10年程前。ノールとほぼ一緒くらい。 その頃はまだ小さかったし、それからの日々が大好きで、 ここに来る前のことは上書きされるみたいに殆ど覚えていない。 んだけど、時々夢に見ては思い出す記憶がひとつ。 真っ暗な森の中、独りぼっちで、暗くて、怖くて、さみしくて。 冬じゃなかったのは、なけなしの慈悲だったのかな。だけど、とても寒く感じられて。 うん、それだけ。 今は、大好きな兄妹達が沢山。明るくて暖かい家の中。 もう、さみしくないし、怖くない。 皆が仲良しで……喧嘩したって、ごめんなさいで仲直り出来て。 助け合いながら、ずっと一緒に、幸せに暮らしてたいなって。 僕にとって、それが一番大事なことなんだ。 だから、だから………… (L1) 2022/07/20(Wed) 20:48:10 公開: 2022/07/20(Wed) 21:00:00 |
リーディエは、大広間でのやり取りを静かに見つめている。 (a21) 2022/07/20(Wed) 20:54:31 |
【置】 無線通信 ユングフラウこんなはずじゃなかった そんなつもりはなかった ただ 行き場の無い疑心と怒りの矛先を引き受けて その間に 本当の犯人を見つけて 話して 理由を聞いて 一緒に謝ろうって 僕も、嘘ついてごめんなさいって それで すぐには無理かもだけど だけど みんなで助け合って 生きていけるから そしたら ちょっとずつ また仲良しに 戻れるって (L2) 2022/07/20(Wed) 21:56:12 公開: 2022/07/21(Thu) 0:00:00 |
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