人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[犠牲者リスト]
オーランジュ

二日目

本日の生存者:ミュシカ、エリクソン、エヴィ、メルーシュ、ニコロ、ティグレ、ヨシュア、ウェールズ、メイレン以上9名

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・宮廷 舞踏用大ホール─



[2日目の会場は夜会にも使われます
何百人……下手すれば千人は超えてしまいそうなほど
大きな大きな舞踏用の大ホール。>>1:1


中央の一番大きなシャンデリアを筆頭に
大小のシャンデリアが天井を飾り
天井画には国にちなんだ伝説が描かれております。


審査に使われる場所は、王族の方々が
主にお座りになる2階席の正反対。
余興や演劇などで使われる普段は仕切り等で隠された
舞台が会場でございます。]
(0) 2020/09/24(Thu) 0:03:13

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ホールは赤と金を主調にし、
下には最高級の絨毯が敷き詰められ


舞台にはホール全体へ音が響くよう
設計に工夫がこなされております。
まるで一つの音響装置のように。


1日目の会場に比べ屋外が不利な楽器でも
(例えばフルートなど)>>1:1
風に音が吹き消されることは無いでしょう。


しかし、場所は宮廷内のため
屋外にいる者に演奏は届かず>>1:2
飛び入り募集と見学は昨日の会場に比べれば
少しばかり難しいやもしれません。
勿論、裏方に言えば受け付けて貰えますよ。>>1:43]
(1) 2020/09/24(Thu) 0:05:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[宮廷外で裏方達が2日目コンペ会場への
整理券を配布しておりますので>>1:42
そちらを受け取れば、大ホールまで
入場と観覧が可能でございますわ。


この国の住民であれば大概はそのことを知っているので
聞けば教えて貰えることでしょう。
それ以前に楽士や宮廷勤めの方と顔見知りであったり、
以前から宮廷に出入りしていたものは
いつものように宮廷内へと入れることでしょう。


また、この時期は街や屋外でも
大道芸を始め店や各所で見所がございますので
そちらを楽しむ方々も大勢いらっしゃるのです。]
(2) 2020/09/24(Thu) 0:05:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私達は舞台を鑑賞するかのような正反対の位置で
昨日と同じく横並びに座り、審査をするでしょう。


席も1日目と同じく挑戦者から見て一番右端、
私は紫のドレスにスピネルのプローチを
胸元に一つ飾った状態で。]
(3) 2020/09/24(Thu) 0:05:42

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 『出場変更で夜の出順になった
  参加者がいるので各自確認。

  彼らの準備時間も予測されるので
  夜時間突入時は彼らの前に
  急遽30分間の休憩を設けた。

  長丁場が予測されるので
  各自本日の数度ある休憩で
  きちんと休むように。』




            承知しました。
(4) 2020/09/24(Thu) 0:06:10

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[審査開始前、私達しかいない時の出来事。
宮廷楽長による本日の注意事項に加え
伝えられた一つの指示。

あの異国の6人組ねと>>1:241>>1:242
心の中で独り言ち、ファラリスに頼んで
お茶を用意して貰ったり仮眠も検討して。

大ホールのカーテン自体が大きく
全て閉め切るのには時間が掛かるし
話に聞くと裏方陣の数からも>>1:242
準備に大変手間取りそうに感じられたので
休憩自体は妥当に思えました。]
(5) 2020/09/24(Thu) 0:06:32

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (むしろ30分の休憩で大丈夫かしら?)


[6人組が暫定2日目コンペ最後の出場とはいえ
準備としての時間が足りるかどうか、
思わずそちらが気に掛かってしまって。

宮廷楽長曰くもしもの前座は用意しているらしく、
そもそも休憩の話は今朝楽長が思いついたので
本人達の元に裏方が確認の通達に向かったそうです。

彼らによる休憩時間の短縮や延長も相談に応じる上、
不要と彼らが判断すれば即座に取り消すそうでありますが。]**
(6) 2020/09/24(Thu) 0:07:19
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a0) 2020/09/24(Thu) 0:14:57

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a1) 2020/09/24(Thu) 0:21:12

【人】 従者 ヨシュア


[ 一晩かけて街を駆け回り。
  心当たりを探す。
  手紙に書いてあった宿も当然あたってはみた。
  周辺の宿は観光客で賑わい、殆ど満室で、
  そのどこにも、お嬢様とメイドの姿はなかった。


  …… 心当たりは、ある。>>1:@25

  他ならぬ自分が、彼女へ望んだこと。 ]
 
 
(7) 2020/09/24(Thu) 0:26:29

【人】 従者 ヨシュア



  痛い腹を探られるのを厭うたか?
  ならば愚かなことだ。


[ 眦を吊り上げて、吐き捨てるように口にする。

  悠長に証拠固めをしている時間はない。
  お嬢様のお身体は、
  いつ何が起こってもおかしくないのだから。 ]


  …… 多少、無茶をする必要があるな。


[ 呟くと、身につけている物から、
  ハイアーム家と縁があるものを外し、物陰に隠すと。
  一振りの剣だけ、握り締める。 ] 
  
(8) 2020/09/24(Thu) 0:27:10

【人】 従者 ヨシュア


[ やがて朝日と共に、コンペ二日目を迎える。
  昨日の余韻が冷めやらぬのか、
  興奮した人々の間をすり抜けて。

  目指すは教会。─── その奥部。

  参拝客に紛れ、女神の像を仰いだ後。
  気配を殺すと、公開されているエリアから外れ。
  関係者のみに許された戸に、手を掛けた。 ]** 
   
(9) 2020/09/24(Thu) 0:27:55

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 1日目の夕時 ――


[ しばらくして
  官邸の近くまで歩くと
  かさかさと花の揺れる音がした気がして
  振り返る。>>1:291>>1:295


  そこにいたのは花屋だろうか。


  花屋も、花屋が抱えた彩りの花たちも
  音楽に呼応し、楽しげに幸せに
  歌うようで。


  小さい頃から耳がいいと言われてたけど
  花が歌うのは初めて見たな。


  暮れゆく街に射す
  和やかな夕陽のようで
  ティグレは思わず微笑んだ。 ]*
  
(10) 2020/09/24(Thu) 0:32:13
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a2) 2020/09/24(Thu) 0:32:50

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ―


[ ティグレは宿に着くと、
  エリクソンが不在であることを知る。

  練習ホールのあるその宿は
  音楽祭の参加者達が泊まる宿だ。


  エリクソンは
  明日の音楽祭に出るのだろうか。

  
  そうであれば、本番直前にバネが破損するとは。
  取り付けは自分でできると言っていたし、
  渡したら立ち去るか。

  とりあえず少し、ロビーで待つことにした。 ]*
  
(11) 2020/09/24(Thu) 0:53:56
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a3) 2020/09/24(Thu) 1:00:04

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―宿『グランソ・シュトランド』―



[ 全く眠れない夜を過ごし、
  朝日が顔を出すと同時に、
  機械仕掛けのように身を起こす。


  第三王子リジィの計らいで与えられた、
  最上階のスイートルーム。
  しかし今やずぼらな男6人の所業によって
  たった一日で散らかり放題だ。 ]
(12) 2020/09/24(Thu) 2:25:52

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


[ 投げかけられたあの言葉は >>1:303
  昨夜から今この瞬間まで、
  何千とループした事だろう。

  思い詰めれば思い詰める程に
  際限なく湧き上がる黒い澱は、
  一日明けてさらに淀みを増して
  底なし沼のように全身を覆うようだ。 ]


    ――あいつは知っている。


[ そう、確信した。
  どうせカネと人を使って探らせたのだろう。]
 
(13) 2020/09/24(Thu) 2:26:13

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


[ 音楽を、電子六弦を――武器を、手にして。

  自分は強くなった、あらゆるしがらみを
  取り払って本当の自分を生きるのだと。

  そう信じていたのは、
  いつの頃までだったか。 ]
(14) 2020/09/24(Thu) 2:27:25

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ バルコニーに出て、煙草を吸う。
  流石にこの時間の人出は少ないようだ。

  吹き抜けを挟んだ斜め下方に、宿のロビーが
  見えた。

  ちょうどあの柱の辺りだっただろうか…
  そこに立って待っていた楽器工房の彼女を、
  ふと思い出した。 ]
(15) 2020/09/24(Thu) 2:27:52

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―回想・昨夜 宿のロビーにて―



[ 夢遊病者のような足取りで宿に戻り、
  待っている彼女の姿を見かけると、>>11
  なぜか分からないが、安堵を覚えた。 ]


  待たせたか?わざわざすまない。


[ 受け取ったブロンズのバネ。>>1:184
  中々しっかりした作りで、
  これなら大丈夫そうだと一人頷く。
  

  バネには小さな文字でサインが刻まれていた。
  自国か…もしくは近隣国のどこかに
  遠征した時に見た
  楽器に記されたサインに、
  どこか似ているような気がして、


  もし…彼女に時間があるのなら、
  どこで仕入れたものか、
  何をきっかけに知ったのか、
  聞いてみたい。そう思った。 ]*
(16) 2020/09/24(Thu) 2:33:51
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a4) 2020/09/24(Thu) 2:41:40

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 驕っていた部分はあったのだろう。
  教会内部を牛耳り、尻尾を掴ませない動き。
  そうした全能感から、今回も上手くいくと
  危ない橋を渡る。

  でも、私の従者は、私の家は
  そんなに無能ではない。 ]
(@0) 2020/09/24(Thu) 3:44:11

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ ──あれからいくら時が経ったか。
  何も見えない状態、連れていたものたちの
  安否も確認できない状況。

  いくら信じていようと、
  焦燥感は募っていくばかり。

  これからなにをされるのか。
  じっとただ時が過ぎるのを待っていると
  再び、近づいてくる足音を聴いた。 ]


   「さて、話し合いといきましょうか」


[ 縄で拘束されている自身に手が触れてくる。
  びくりと身体を揺らせば、くつりと笑う声。

  そのまま抱えあげられれば
  どこかへと連れられ。

  降ろされたのは、……柔らかい場所。
  寝かされたのをみるにベッドの上だろうか。 ]
(@1) 2020/09/24(Thu) 3:44:56

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ そうして、彼は語り始める。
  私が周りを嗅ぎ回っていることはわかっていること。
  それをどうかやめて欲しいこと。
  けれど、これからも付き合っていきたいということ。

  それから ]


   「今から、貴女の処女を頂きます。」


[ 貴族にとって、純潔であることは
  身が綺麗であるということはとても大切である。

  嫁ぐ相手への誓い。
  周囲からの目線。
  様々なものを、この男は踏みにじると言う。

  血の気が引く。
  もし家にバレたらどうなるかなどと
  考えないのだろうか?

  この男は狂っている。 ]
(@2) 2020/09/24(Thu) 3:45:43

【見】 病弱貴族 アメリア

 

   「なに、貴女さえ黙っていれば
    なにも問題ありませんよ。」

   「もし告発でもすれば
    貴女の身も破滅です。」


[ 手が厭らしく身体の輪郭をなぞる。
  身をくねらせ逃れようとすれば
  返って男を煽るのか、荒い息が聞こえた。

  この男は本気だ。
  本気でこの馬鹿な真似を実行しようとしている。

  抵抗しようと、縄で括られた腕を
  相手に押し付ければ
  齎されるのは人質に取られている
  共に居たもの達の存在。

  唇を噛み締めれば血が僅かに滲む。
  それを男は舌で舐め取れば、
  女の身体を包む衣服に手をかけた───。 ]
(@3) 2020/09/24(Thu) 3:46:14

【見】 病弱貴族 アメリア


[ それが行われたのは、
  参拝客も立ち去ったあとの深夜のこと。
  場所は関係者しか入れない部屋のさらに奥。

  もしかしたら
  彼女が伽をさせられていた
  場所なのかもしれない>>0:105


  彼が来たのは朝日も昇った頃>>9
  もう全てが終わったあとだろう。

  女は乱暴に脱がされた衣服のまま
  ベッドのうえでまるまっている。

  少しすれば連れていたものと共に
  帰っていいと言われていた。
  脅しの言葉も添えられていたが。 ]
(@4) 2020/09/24(Thu) 3:46:39

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ 熱が出て気だるい身体。
  途中からショックにより放心した心は
  未だ戻らずに。

  神父は既に表に出ていただろうか。
  貴族の役目を果たさなければいけないけれど

  もう少しだけ、休ませて欲しかった。 ]*
(@5) 2020/09/24(Thu) 3:46:58

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 回想:宮廷学士と ─


[ 綺麗なカテーシーをしてくれる相手に対し>>1:215
  こちらも挨拶を返して。 
  悩む様子に不安になりながら
  彼女の口が再び開くのを待つ。 ]


   木琴、鉄琴、
   ……オーケストラで見たことがあるわ。

   確かにあれなら、私でも扱えるかしら。


[ 淑女の嗜みは基本的に、
  管楽器や弦楽器、鍵盤楽器が
  用いられることが多い。

  それは見た目に美しく見えるからと
  そういう意図であるのだろう。

  自身は色んな観点から
  扱うことが出来なかったそれら。
  彼女の新たな視点の楽器は>>1:216
  ゆっくりでも誰かと紡げそうで
  希望を持ったように両手の指を組む。 ]
(@6) 2020/09/24(Thu) 4:42:59

【見】 病弱貴族 アメリア


  
   アレ?


[ 彼女は急に意気込むと、
  メイドになにかを頼んでいた>>1:217

  そうして組み立てられ、見せられたのは、
  よくわからない、恐らく楽器だろうもの。
  『電子どらむ』と言うらしい。]


   わぁ、すごいのね。
   でも、どうやって音楽にするのかしら……?


[ 見ている様子だと
  音の上げ下げは出来ないみたいで>>1:219

  連打は自身には難しそうだなと思いながら
  光を放つ謎の楽器を見る。

  様々な音が出るのは確かに楽しそうではあった。 ]
(@7) 2020/09/24(Thu) 4:43:16

【見】 病弱貴族 アメリア



[ そうして説明されたのは
  人と紡ぎ合い音楽を奏でるということ>>1:221
  自身のやりたい方向性ずばりに
  目を輝かせて話を聞く。 ]


   少し、やってみようかしら。
   扱うのは大変そうだけれど、


[ 撥を渡されれば彼女を真似して座ってみる。
  少しはしたない気もするが、
  そういうものならあまり気にされないだろう。

  とん、たん、どんっ

  いくつか音を鳴らすのは楽しい。
  でも ]
(@8) 2020/09/24(Thu) 4:43:28

【見】 病弱貴族 アメリア



   この楽器と一緒に奏でられる楽器って
   なんなのかしら……?


[ 知っている楽器とは
  なんとなく合わない気もした。 ]
(@9) 2020/09/24(Thu) 4:43:45

【見】 病弱貴族 アメリア


[ 一面に咲く花々を、私は見た事がない>>224
  勿論我が邸には広大な庭園があるが
  それとは違うものなのだろう。

  羨ましいと思った。
  様々な経験をした彼女が。
  これからも体験するだろう彼女が。

  暗い思いが胸の内に燻ると
  それを隠すように両手を合わせ握り
  彼女の話に笑みを深めたように表情を動かす。

  
嫉妬してばかりの汚い女。
  そんな私のことも、あまり好きじゃない。
 ]
(@10) 2020/09/24(Thu) 4:44:09

【見】 病弱貴族 アメリア


   陛下から!
   気にかけてくださるなんて、
   ありがたいことだわ。

   大事にするわね。

[ 貰ったオルゴールの表面を撫でる>>226

  アクアマリンが美しいそれを
  今度からは部屋の見えるところに
  飾らなければいけないのだろう。

  少しばかり憂鬱だと、感じる自分が
  おかしくて、情けなくて。

  紅茶のカップに手を伸ばせば
  嫌な気持ちごと飲み込むように。

  舌の上を通ったそれは
  まろやかに喉を潤した。 ]**
(@11) 2020/09/24(Thu) 4:44:33

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷を出て歩み出す私に、ふわりと降る
  言葉に振り向きました>>1:312

  一人歩く私を案じてくださっているのだと
  分かれば少し驚いて。

  …それでも。   ]

 
    あ、ありがとうございます…
    でも、大丈夫です。
    私は教会まで帰りますから、すぐそこですし。


[ 男の方に送って頂いて、それがもし、
  神父様に見られると色々と大変に
  なることは明らかでしたから。

  その方の装いはどのようなものか、
  辺りの暗さのせいかよくわからずに
  宮廷楽士の方であるとは
  分からなかったでしょうか。

  いつかの日、教会で、音楽は好きかと
  問うてくださったその方であるとも。>>1:170
 
(17) 2020/09/24(Thu) 7:07:00

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 私が来た方、宮廷への入り口へと
  歩まれていたように見えたので、  ]


    これから宮廷へ行かれるのですか?


[ と尋ねて。  ]


    心優しい貴方に、
    神の御加護がありますように。


[ そう笑んで、また歩き出しました。
  
  彼はその後、どうされたのか。

  
もし素直に送って頂いていれば、
  その後の出来事>>@1はまた
  変わっていたのでしょうか。
 ]*
 
(18) 2020/09/24(Thu) 7:09:14
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a5) 2020/09/24(Thu) 7:22:00

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

・・・小さな楽器工房・・・


>>1:305

そうですね。
  弓毛がそろそろ取り替え時期です。
  お取替えいたしますか?
  
[ そうカウンターの中の彼女は言った ]

ぜひ、お願いします。

[ ニコロはそう言うと
彼女はニコロにコーヒーを用意して
  毛替えを始めた。

彼女はどうやらニコロが入ってきた
時の戸惑いに気づいていたようだ

ニコロはコーヒーを飲みながら
ここを紹介してくれたカフェの
女性が「初老の」と言っていた事を
少し気まずそうに言った

ニコロは手早く、しかし丁寧に
弓毛を取り替える彼女に感嘆した ]
(19) 2020/09/24(Thu) 7:33:41

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ


ああ、貴女に出会えたことに感謝します
カフェの女性が言っていたのは
きっと貴女のことなんでしょう
貴女はとても素晴らしい職人ですね


[ ニコロはそう言いながら
このヴァイオリンとの出会いを
弓毛が張り終えるまで
ゆっくりと、静かに話し始めた。
>>1:281
そして最後に]

このヴァイオリンを渡してくれた
師匠が言っていました
素晴らしい出会いをたくさんしなさいと
今日、この日の出会いはとても
私にとって素晴らしいものになりました

この素晴らしき出会いに感謝を
(20) 2020/09/24(Thu) 7:33:58

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロはそう言って微笑んだ
そろそろ弓毛のかえも終わる頃だろうか
彼はきっと最後にこの出会いが
ここで終わりになってしまうことに
寂しさを感じて

「ぜひ、今日か明日お時間が合えば
この街一番の音楽の溢れる酒場に
ぜひ来てください
そこで演奏をする予定なので… 」

と言っただろう
そして、彼女はなんと言うだろうか]*
(21) 2020/09/24(Thu) 7:34:21
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t0) 2020/09/24(Thu) 7:36:06

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 教会が近づくにつれ、足取りは鉛を携えた
  ように重くなりました。
  空にはもう、いくつもの星が煌めいていて、
  神父様が戻っていないという可能性は
  随分と低くなっていましたから。

  それでも、今日のひとときが私の心に
  灯してくれた
は、顔を上げて
  歩を進めるには充分。

  意を決して、教会の扉を開けた私の前には、
  やはり、と言うか、残念ながらと言うべきか。

  表面だけは普段と変わらぬ笑みを浮かべて、
  瞳の奥にはぞっとするほどの冷たさを秘めた、
  神父様が静かに立っているのでした。 ]
 
(22) 2020/09/24(Thu) 8:05:09

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    …遅くなって申し訳
   



[ 謝罪の言葉すら、最後までは言えません。
  胸元を掴まれてぐいと引かれ、
  
おかえり、エヴィ、
と耳元で囁く
  その声は、まるで地獄から這い出るように
  不気味に穏やかでした。

  そこからは、普段と同じ、俗世の禍々しいものを
  祓うための指導と言う名の
   


  私はただ頭を抱えて蹲るだけ。
  骨の軋む音が革靴の下で聞こえても、
  唇を、奥歯を噛みしめて声を出さぬよう。

  だって今日は、大丈夫。

  頭の中には、今日の夢のような出来事。

  

  あなたが挑戦した「自身の実力」という問いに、
  私達と聴衆から帰ってきた“答え”がこれよ>>1:272
  


  メイレン様の笑顔が過ぎり、
  消えてはまた浮かんで。   ]
 
(23) 2020/09/24(Thu) 8:08:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 
  
と、小さな異変に気付きました。

  ふ、と鼻に触れる、微かな、ごく微かな
  柔らかく甘い香り…

  愛しいこれは、これは何処かで
   


  ぐわんと歪む頭で、記憶の糸を
  懸命に手繰ります。

  司祭杖で身体中を打たれながらも、
  妙な胸騒ぎのほうが気になって、
  どくん、どくん、と心臓が奏でる音が、
  静かな教会内に響くよう。   ]


    
……!!



    
(これは、まさか、そんなはずは……)



[ 先程大勢の前で歌った時とは比べ物にならない
  ほどがくがくと震えだす身体を懸命に叱り付けて ]
 
(24) 2020/09/24(Thu) 8:13:10

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  ……どなたか、ここへいらしたのですか…?


[ 途切れ途切れになる息をどうにか繋げて、
  絞り出すようにそう尋ねます。
  どうか、勘違いであって欲しい、
  そう願いながら。  ]


    …その方は、いま、どちらに…!?


[ ぎり、と下から睨みつければ、少し
  驚いたような神父様の顔が見えました。
  それはすぐに、からからと笑むものへと変わり、
  私の頭を足蹴にしながら口を開きました。 ]


    『お前は声だけでなく鼻も、そして観察力も
     良いのだな。お前の大切な御友人に
     
俺は
 手は出しておらん。
     教会には金が要るのだ。
     俺はお前を愛してやっているだけなのに、
     そのことをコソコソと嗅ぎ回るような真似を
     見過ごす訳にはいかんのでなぁ。』

 
(25) 2020/09/24(Thu) 8:18:11

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 抑揚の無い声が、私の耳に突き刺さります。
  ひとまず手を出していないと言う声に、
  気づかれぬようほっと息を吐きました。  ]


    『まぁ、俺が手を出さずともどうにか
     なりそうな随分とお身体の丈夫でない
     ご様子であった。
     お前はなにも心配せず、開かれた世界
     などにうつつを抜かさずに、ここで、
     俺の為だけに歌っていれば良いのだ…』



[ 私の髪を掴んでは、ぐいと近づいて。
  
  囁くように笑うその顔目掛けて、私は、


  
ぺっ、
と唾を吐きつけて差し上げました。

  上手く頬を汚すことが出来たら、
  にっこりと笑うでしょう。

  思えばそれは、初めての、私の抗議。  ]
 
(26) 2020/09/24(Thu) 8:23:13

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 
   
…その後はあまり
  思い出せないのですが、
  げほ、と吐き出した息に赤い物が混じって
  いるのが見えて、意識が遠くなるのを感じながら
  ただ祈ること
   
  ]



    願わくば、ああどうか
神様

    コンセールカリヨンの音楽の神様
    私ならどうなっても構わない
    あの方は、
    アメリア様だけは、どうかご無事で
   




**
 
(27) 2020/09/24(Thu) 8:26:27
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a6) 2020/09/24(Thu) 8:53:10

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 現在:協会の中で ─

 
[ ひと時休んだ頃には、
  もう朝日が顔を出していた頃だっただろうか。

  靴を脱がされた裸足を床につけると
  ひんやりとした温度が伝わる。
  やはり、というか。
  酷く熱が出ているみたい。

  衣服をかき集めて見に纏えば
  教えられた、連れのもの達がいた所へ。

  探っていたことがあったこと。
  それが原因で今日のようなことがあったこと。
  ……内容は言えないけれど、脅されていること。
  
  それらを伝えて、
  今日のことは黙っているようにと
  彼らに説得を、……懇願をした。]
(@12) 2020/09/24(Thu) 9:24:06

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ メイドに身を軽く整えさせれば
  部屋から出ようとノブを回し。

  廊下をいくらか歩いたところ
  見覚えのある姿を見かけた。 ]


   ヨシュア……?


[ なぜ彼がここに、というのは
  愚問だろうか。
  どうやら、自分を探してくれたらしい。 

  一瞬だけ言葉が見当たらず、
  目をうろ、と惑わせる。 ]
(@13) 2020/09/24(Thu) 9:25:17

【見】 病弱貴族 アメリア



   ……心配をかけてごめんなさい。
   体調が悪くて、
   教会で少し休ませて貰っていたの。


[ 嘘ではない。真実を言っていないだけ。
  追求されてもそれ以外ないというような
  そんな態度をとって。

  宿に泊まっていたのでは、なんて言われたのなら
  眉を動かさないままぱちりと瞬き、
  「宿から帰る道、やっぱり疲れたから」
  なんて嘯こう。 ]
(@14) 2020/09/24(Thu) 9:25:41

【見】 病弱貴族 アメリア

  
[ ただただ、行われたことを
  忘れたいのか、知られたくないのか
  自分でもよくわからない感情で
  全てをなかったことにしようとする。

  貴族としては最低な行いなのだろう。
  結局、ただのか弱い女だったということなのだ。 ]


    ……ごめんなさい、もう限界で。
    悪いけれど、運んでくれるかしら。


[ 彼の顔を見たからか、
  任せていいと思った身体は
  徐々に力が抜けていってしまう。

  そのうち意識もまた飛ぶだろう。
  まだ今日という一日が始まったばかりだけれど
  疲れてしまった。 ]*
(@15) 2020/09/24(Thu) 9:27:01
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t1) 2020/09/24(Thu) 9:28:26

【人】 宮廷楽士 ウェールズ



 [

    ウェールズの従妹にあたる人物の
    オーランジュは、ヴェーネレ王国上級貴族。
    ウェールズの母方の従妹の彼女は、
    この時期に、この国へ遊びに来る。

    主人である第3王子のことは放置して。


                         ]
(28) 2020/09/24(Thu) 9:45:26

【人】 宮廷楽士 ウェールズ




     自分の主人、放置でいいんだ?


 [

    そんなことを口にした時、
    彼女は確か鼻で笑ってこう言った。

   『それぞれ別件で来ているんだから当たり前』

    オーランジュの気の強さは、
    流石母方の血があると思った。
    宮廷楽士になったときは、

   『顔を合わせる機会が増えそうですね』

    なんてことを言われた記憶がある。
    実際、家の催し事に加えて
    隣国の要人をもてなす際には
    必ず彼女がいた。

    そしてそのたびに、
    彼女は第3王子にからかわれていた。
    彼女は終身侍女でもいいんじゃないかなんて、
    言っていたような。

                         ]
(29) 2020/09/24(Thu) 9:46:07

【人】 宮廷楽士 ウェールズ



     王子専属の肩書ついたんだし、
     求婚多くなってそうだな。

 [

    けらけらと、彼は笑う。
    オーランジュの容姿と、肩書きをもってすれば
    簡単に良いところの坊と婚姻を結べるだろうから。

    もちろん、この後すぐに睨まれたが。
    そんな気がないから、侍女をしているのだろう。


                          ]*
(30) 2020/09/24(Thu) 9:46:27

【人】 従者 ヨシュア


[ スン、立ち止まり、鼻を鳴らす。
  神を崇める神を神聖な場所、そのはずに。
  伏魔殿の如く、陰鬱で不快な臭いで満ちていた。

  その中に、鉄錆の香りが紛れていたのは、>>27
  もしかしたら気のせいだったかもしれないが。
  些細なことでも、今は見逃すわけにはいかないと。
  そちらへ歩みを進める。 ]
 

  ……エヴィ嬢?


[ 臭いの先で横たわる娘が垂らすのは、豊かな栗色の髪。
  お嬢様ではなかったと安堵の胸を撫で下ろす。
  しかし誰なのか気付けば、
  すぐさま、眉を潜め、その名を呼んだ。
  返ってくる声はあっただろうか。 ]
  
(31) 2020/09/24(Thu) 10:18:43

【人】 従者 ヨシュア


[ やはりこの教会はおかしい。

  疑惑を深めつつ、エヴィが目覚めぬようなら
  ひとまずこの場に寝かせたままに。
  もし、開いた双眸がこちらを映すようならば、
  間髪入れずに尋ねるだろう。 ]


  お嬢様を知りませんか?


[ ただ、その答えが是でも否でも。
  自分はもう、確信している。 ]
 
(32) 2020/09/24(Thu) 10:19:18

【人】 従者 ヨシュア


[ お嬢様はもとより、
  危険に晒されているのは彼女も同様だ。
  ならば、己がすべき事は。

  頭の中で整理したそれを、口早に告げる。 ]


  すぐにお逃げなさい、エヴィ嬢。
  
  ここを出て、その足で、
  ハイアームの屋敷に行くのです。
  時計塔の裏に、私の外套を隠しています。
  そこに刻まれた紋章を家の者に見せて、
  ヨシュアに言われたと。
  そうすれば旦那様とお会いできるはずです。
  そこで、貴女が伝えたいことを、言って下さい。
 
 
(33) 2020/09/24(Thu) 10:19:39

【人】 従者 ヨシュア


[ 果たして、彼女は救われたいと願うのか。
  いつかの傷薬の時のように、
  自身の無力を知る結果に終わるだけかもしれない。

  それを承知の上で。
  祈るような気持ちで、言葉を続ける。 ]


  ここにくる途中。
  道ゆく人々が皆、昨日のコンペの噂をしていました。

  …… 俺は聴けずじまいでしたが。
  特に飛び入りである栗毛の娘の歌が
  素晴らしかったと。


[ 該当する者など、いくらでもいるだろう。>>1:109
  だからそうであればいいと、思っただけ。 ]
  
(34) 2020/09/24(Thu) 10:20:25

【人】 従者 ヨシュア



  エヴィ嬢。
  どうか光のあたる道をお進み下さい。
 
  俺もアメリア様も、それを願っています。


[ 自分も彼女の歌を聞いてみたかった。
  とは言わない。
  何故なら己は、歌が嫌いなのだから。

  だから、ぎこちなく微笑んで。
  
ああ、やはり自分は笑うのが苦手だ。

  代わりの台詞で、そっと彼女の背を押そうと。 ]**
 
(35) 2020/09/24(Thu) 10:20:57

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−教会

 [       >>17
       
    少女に断られた後、そのまま後をつけた。
    男が勝手に女性の後をつけるなんて、
    紳士的ではないとしても、教会なんて言われれば、
    あの時の少女なのではないかと思ってしまう。

    ときは既に星が煌めく夜。

    行き着いた先は、あの時の教会。
    見送っていた彼女が扉を開けて入れば、
    彼はその扉の外から様子を確認するだろう。

    何も響かなければいい。

    そんな願いは叶う様子を見せなかった。
    扉越しに聞こえるのは、暴力の音。
    短時間で聞こえるようになったということは、
    出迎えた人物が、彼女を、という構図しかない。

    すぐに中へ入って、現場を押さえるか、
    夜が明けて、外堀を固めてから押さえるか。

    彼にとっても悩ましい状況下にあることは
    間違いなかった。


                         ]
(36) 2020/09/24(Thu) 10:21:11
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a7) 2020/09/24(Thu) 10:21:46

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


 [

    しかし、待っていられるものか。
    そんな風に己を鼓舞した彼はゆっくりと、
    深夜の教会の扉を叩く。

                        ]

    神父様、神父様はいらっしゃいますかな。


 [

    反応が返ってくるまでの一瞬を使い、
    彼は従妹に手紙を飛ばしただろう。


   『1番大きな教会へ騎士を数人連れて来て』

    などと書いた手紙を。

                      ]*
(37) 2020/09/24(Thu) 10:23:01
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t2) 2020/09/24(Thu) 10:49:28

病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t3) 2020/09/24(Thu) 10:54:27

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ …遠のいていく意識の中で、メイレン様の
  奏でるピアノの旋律がやけにクリアに
  思い返されては響いていました。

  心優しい方が、私を案じて跡をつけてくれていた
  ことなど知らずに>>36
  もう何も感じなくなった頃に響いたノックの
  音は>>37、私には聞こえないまま。  ]
 
(38) 2020/09/24(Thu) 11:03:12

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そのままどれくらい時間が過ぎたのか、
  ふわり吹く風と、私を呼ぶ声>>31
  


  瞼を上げるのにも苦労しましたが、
  その声には、聞き覚えがある気がして、
  それが正しければ一筋の光さえ感じて、
  目線を上げた先には、ああやはり… ]



     
   
…ヨシュア…様…



[ アメリア様は、と私が口を開くより先に、
  ヨシュア様の刺すような問いが飛びました>>32

  やはり、やはりアメリア様になにかあったのだ、
  と思えば、歯の根が合わぬほどががたがたと
  震え出す身体。
  
  それでも、どうにか上体を起こして。 ]


    ち、地下に…
    地下に続く、階段が、そこに。
    その先に、だれも知らぬ部屋が。>>@4

*
(39) 2020/09/24(Thu) 11:08:19
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a8) 2020/09/24(Thu) 11:11:00

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―『グランソ・シュトランド』最上階―



[ ディミトリエがバルコニーに入ってきた。


  昨日の出順変更要請、ならびに
  会場変更に伴う各種手続きや打ち合わせは
  すべて彼が捌いてくれていた。
 
  そこでの決定事項を、現在
  各メンバーに報告して回ってるらしい。


  曰く、本日の出順は夜。
  他に夜時間を指定した出演者はいないらしく、
  意図せずとも、自分らが
  コンペの最後を飾ることになったようだ。>>6]
(40) 2020/09/24(Thu) 11:25:45

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ また宮廷楽長の指示で、
  50名のスタッフ陣にも
  通行証等の手配が完了しており。>>1:309

  さらに"休憩"と称し、30分の転換時間を
  設けてくれるという。>>4>>5 ]


  『転換のゴタツキが一つの懸念だったからな。
   俺達からはなにも言わなかったのに
   さすが、気が利く人たちだな。』


[ そう言ってディミトリエは明るく笑った。]
(41) 2020/09/24(Thu) 11:26:41

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

  『転換時間はもう少し延長も出来るようだが>>6
   このままで大丈夫だよな?』


[ あぁ。と曖昧な返事だけ返す。

  大丈夫か、酷い顔色だぞ、と
  改まった顔で問われたが。 

  その間ずっと、
  煙草を吸う手を止める事はなかった。]*
(42) 2020/09/24(Thu) 11:27:22

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ なにかあるとすればそこしか無い、
  と確信していました。

  私のせいで、なにかとんでもないことに
  皆様を巻き込んでしまったと、
  起こった事件の詳細などわからないままに、
  絞り出すようにそう伝えます。

  そうすればヨシュア様から伝えられる、
  言葉>>33
   


  
  どんなに執拗な暴力を受けても流すことの
  なかった涙が一筋、つうと頬を伝うのが
  わかりました。
  頬も腫れているのか、それはじんと滲みて。

  痛みは、私がまだ生きていることの証のようで
  けれどすぐに返事をすることもできず、
  縋るようにヨシュア様を見つめていたでしょう。 ]
 
(43) 2020/09/24(Thu) 11:29:47
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a9) 2020/09/24(Thu) 11:31:24

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    
の、あたる、道…>>35


[ 紡がれる、言の葉。
  
  そんなものがあると、私は知らなかった。
  信じてなどいなかった……昨日までは。
  
気づいてしまった。


  
本当は、私が一番、欲していたのに

  
臆病で、卑屈で、こうして皆を
  傷つけてしまった…



  ぼたぼたと流れる滴は、冷たい床を濡らして。

  こちらを見やるヨシュア様の、笑顔というには
  あまりにぎこちない表情>>35に気づけば
  あぁこの方にもなにか心に終うものが
  あるのかもしれない…と推し量るには充分
  
 ]
 
(44) 2020/09/24(Thu) 11:33:55
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a10) 2020/09/24(Thu) 11:36:08

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    ……私は、大丈夫です。
    とにかく、早く、アメリア様を
    どうか、お願い、
    あの方を助けて……


[ 色々な液体で汚れた顔を拭うこともせずに
  ぎりと顔上げて。
  ヨシュア様がアメリア様のもとへ向かえるよう、
  どうか大事に至っていないよう、
  
私はまだ神に祈りながら

  そう口にするのでした。  ]**
 
(45) 2020/09/24(Thu) 11:36:48
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a11) 2020/09/24(Thu) 11:44:05

【人】 従者 ヨシュア



  申し訳ありません。
  ハンカチを持っていなくて ……


[ 零れる雫に、ばつが悪そうに、謝罪する。
  自身の立場に繋がりそうな物は、
  全て置いてきてしまった。>>8

  埃や涙で汚れた顔。>>45
  それでも真っ直ぐに上を向く姿は、
  これまで見た中で、一番美しいと思う。 ]
 
(46) 2020/09/24(Thu) 13:40:17

【人】 従者 ヨシュア



  …… 嫌な予感が当れば。
  この教会で、これから
  とても、良くないことが起こります。

  その前に、貴女は。
  貴女のいるべき世界へ行って下さい。


[ 再び教会から去るように急かし、
  ちらり、地下へ続く階段へ視線を送った後。
  目線を戻し、射抜くような眼差しで
  エヴィ嬢の顔を見つめる。 ]
 
(47) 2020/09/24(Thu) 13:42:15

【人】 従者 ヨシュア



  どうか、貴女の歩む道に。
  貴女の信じる神の祝福があらんことを。


[ 交わした言葉は、それが最後。

  そのまま、エヴィ嬢に背を向けて。
  後は振り返ることなく、
  日の届かぬ地下への道を、一人降りて行く。]* 
 
(48) 2020/09/24(Thu) 13:43:03

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−深夜・教会前


 [

    扉が開くことはなかった。
    ならば、強行突破が正しいだろう。
    そう思って、彼が扉のノブに手をかけると、
    
脇腹を突かれた。

    誰かと思えば、従妹。

    と、騎士団のはずだった。

                         ]


  なんで他国の王子連れて来てるんだよ、オーランジュ。


『身近にいる騎士だったので、連れて来ました』


「なになに。今から乗り込むのかい?
ちょっと待ってて。中の様子確認して来て」
(49) 2020/09/24(Thu) 14:07:58

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    簡単にやりたいことを察するあたり、
    流石だろう。
    ヴェーネレ王国第3王子にして
    オーランジュが仕える人、リーベアムールは
    使い魔を扉の隙間から中へ侵入させると、
    確認作業に入った。

    一緒にいた王子たちは後2人。

    シュネーヴェ王国次期国王、シュラーフェン。
    そして、テールエールデ王国第1王子、
    ムーティジェンティーレ。


   どこか嬉々としてここに来ているように見えるのは、
   彼の勘違いなのだろうか。


                        ]
(50) 2020/09/24(Thu) 14:08:30

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

“それで?なんでまた、教会なのかな。”

    以前、この教会で出会った少女、いえ…女性に、
    よく似た女性が宮廷より帰るところを、
    後ろから見守っていまして…………


『何故一緒にいかなかったのです、小心者』

    違う。ここは、なにかと、不思議なところなんだ。

「お喋りもいいけど、悪い報告がふたつだよ。
ひとつ目は、扉の目の前で女の子が暴力受けてる。
ふたつ目は、扉よりももっと奥のほうで、
汚されようとしてる女の子がいる。今ならまだ間に合う」

‘じゃ、俺とリーベはそのふたつ目のほうに行くぞ。’

「任せて。鍵自体はしまってるみたいだけど……」

“なんのための僕だい?さ、行くよ。
君も剣を持って。オーランジュ嬢は、ここにいること。
何かあったら、フィオーレにこれを飛ばすんだ。”
(51) 2020/09/24(Thu) 14:09:37

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    指示を出すことに慣れている人間がいると、
    現場は早く回る。
    ムーティジェンティーレとリーベアムールは
    奥の深いところへ。
    シュラーフェンとウェールズは目の前。
    シュラーフェンから剣を預かれば、
    彼の力によって、扉は簡単に開かれる。

                         ]


 ”おや?目の前に人がいるのに
どうして扉が開かなかったのかな”


 [

    少し白々しい言い方も、王子ならではと考えれば
    まぁ許せるものだろう。
    目の前の神父は、とても驚いた様子。
    何せ、鍵をかけていたはずの扉から
    正々堂々と若い男たちが入ってきたのだから。

                          ]


  
ち、違うのです。
  これには訳がございまして……!
(52) 2020/09/24(Thu) 14:10:20

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    神父のことは一旦いたぶるのが好きな
    王子に任せておいて、
    近くで気を失っている女性を
    彼はだきかかえた。

    あたりには血が落ちている。
    彼女の口元にも、その跡がある。
    彼女を起こさぬよう、
    少し離れたところへ彼女を寝かせる。
    今ここで捕らえるべきは、
    そこにいる神父と、まだ見ぬ人。

                       ]

  あっちに合流して来ます。

“はいはーい。いってらっしゃい。こっちは任せて。”


 [

    あの2人に任せておけば、
    なんとか未然に防げるだろうと、
    心のどこかで思いながら、
    彼は足音のする方を目指した。

                     ]
(53) 2020/09/24(Thu) 14:14:35
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t4) 2020/09/24(Thu) 14:33:21

【人】 従者 ヨシュア



  ── 地下室 ──



[ エヴィ嬢に教えられた階段を下る。
  地上から離れれば離れるほど、
  冷気とカビの臭いが、身体に纏わり付いた。 ]


  アメリア様……!
  ご無事ですか?


[ やがて廊下の先に、
  探し求めていた人を見れば駆け寄って。
  身体に不調がないか確認する。

  力を失った肢体。
  従者が嘘つきならば、>>1:177
  主人も嘘をつくのだろう。>>@14

  しかしこの場で違和感を問い詰めることはせず、
  幼い頃からそうしていたように、
  熱を孕んだ細い身体を抱き抱える。>>@15 ]
 
(54) 2020/09/24(Thu) 14:47:39

【人】 従者 ヨシュア



  …………。


[ 男の齢は25。
  色恋とは無縁でも、女を知らぬわけではない。
  ある程度は清められていただろう。
  それでも。

  抱き上げた拍子に漂ったかもしれない。
  破瓜に伴う血の匂い。
  常の鈴を転がす可憐な声は、掠れていて。
  精を主張する、不愉快な臭いが鼻腔に纏わり付く。

  それらは一切の慈悲もなく、
  男に知らしめただろうか?
  
─── お前は間に合わなかったのだと。


  …………例えそうでなくとも。
  ぐったりと力のない姿を見れば、
  無意識のうちに、ぎりと歯を噛みしめる。
  しかし、直ぐに顎の力を緩めると、
  一転して唇は、ゆったりとした微笑みを形作って。 ] 
  
(55) 2020/09/24(Thu) 14:49:04

【人】 従者 ヨシュア



  お疲れでしょう。
  そのままお休み下さい。


[ 笑みが不得手な自分。
  それでも今くらいは、安心させるような顔を 
  作れているといいと、そう願いながら。 ]*
 
(56) 2020/09/24(Thu) 14:49:37
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a12) 2020/09/24(Thu) 14:53:50

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a13) 2020/09/24(Thu) 14:59:57

病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t5) 2020/09/24(Thu) 15:02:36

【人】 従者 ヨシュア

 
[ さて、そのまま無事屋敷へ戻れただろうか。
  邪魔立てする者がいれば、
  腰に差した剣で、容赦も慈悲もなく切り捨てよう。

  屋敷に着けば、お嬢様をベッドに寝かせ、
  医者とメイドを呼ぶ。
  後のことは彼らに任せたなら、
  すぐに旦那様への謁見を願う。 

  望むのは、ただ一つ。 ] 
 
(57) 2020/09/24(Thu) 15:06:58

【人】 従者 ヨシュア

 

  私から従者の任を解いて下さい。


[ 行く当てのない子供を拾い
  育ててくれた、大恩ある人へ。
  その決別を、乞う。

  お嬢様を辱め、傷付けた輩。
  直接手を下したのは、誰なのか。
  そんなことはどうでもいい。 ]


  あの教会に、聖職者はおりません。
  いるのは人の皮を被った、醜い畜生です。
 
 
(58) 2020/09/24(Thu) 15:07:13

【人】 従者 ヨシュア

 
[ 首を刎ねない理由はどこにもない。
  訴える眸は、暗く強い光を宿し。

  とはいえ、仮にも神父の位を持つ相手。
  旦那様やお嬢様に迷惑はかけられない。

  やるのは、ハイアーム家の従者ではなく
  ただのヨシュアだ。 ] 
  
(59) 2020/09/24(Thu) 15:07:26

【人】 従者 ヨシュア

 
[ 許しを得られれば、
  教会へ舞い戻り、宣言通り、聖職者を騙る下衆の
  首を刎ねるだろう。

  まだ神父が教会にいるかは定かではないが。>>53
  それは今の男には、わからぬこと。

  “とても良くないことが起こる”>>47
  そう、それを起こすのは自分だ。

  決意を帯びた眼を、ふっと閉ざす。
  それから、エヴィ嬢があの時の頼みを聞き入れてくれて
  惨劇の場に不在であることを願った。 ]** 
  
(60) 2020/09/24(Thu) 15:08:03

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−深夜・教会

 [

    足音のする方へ彼も追いつこうとした。
    しかし、それよりも前に、
    あの2人がこちらに戻ってきた。
    訳を聞けば、特別な鍵
術式

    そこにはかかっていたらしく、
    2人ではどうすることもできなかったらしい。

                         ]


「不甲斐ないから、ちょっとハニーと顔合わせられない」

‘右に同じく……中の奴ら、せめて生きててくれよ’

 [

    2人の王子が見つめる先で、
    何があっていたのか知る由もない。>>@4

    玄関先に戻り、神父だけは捕まえた。
    そして、2人の王子は森のほうに行くと言って、
    別行動になったのだ。
    後々、婚約者たちから更に怒られるとは
    全く知らないまま。

                         ]*
(61) 2020/09/24(Thu) 15:55:20
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a14) 2020/09/24(Thu) 15:56:15

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ こんな時でさえハンカチを持っていないことを
  詫びるバツの悪そうな顔>>46は、
  それどころではないと言うのに、
  あぁこんな少年のような表情もなさるのだと、
  張り詰めた空気が一瞬だけ、緩んだ気がしました。

  けれどもその顔は何かを思い詰めたような
  表情へとすぐに変わって、告げられる言葉>>47

  はっ、と息を飲めば、ヨシュア様の身を
  包むお姿に、いつものハイアーム家のものと
  わかるものは何一つ無いことに気づいたでしょう。

  止めなければ、この美しい心の方にまで、
  罪を背負わせることをしてはいけない
  


  そう強く思うのに、その眼差しが射抜くように
  私の瞳を貫いて、目を逸らすことも、
  何かを言うことも出来なくて。  ]
 
(62) 2020/09/24(Thu) 16:28:29

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 言うことを聞いてくれない身体を
  なんとか動かすより先に、彼の願い>>48

  待って、とようやく伸ばすことが出来た腕は、
  彼の背中には届きません。

  その揺るがぬ意思を持った背中が
  見えなくなると、私は声を上げて。
  まるで迷子の幼子のようにぼろぼろと
  泣くのを止めることは出来ませんでした。 ]
 
(63) 2020/09/24(Thu) 16:31:08

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 差し込む光が、もう朝になっていることを
  知らせてくれて。

  ようやく顔を上げて、立ち上がります。

  上手く動かない足を引き摺りながら、
  大切な家族
  
小さな弟や妹たちの
  いる部屋へ
  



  ヨシュア様の言う通りなら、この子たちは
  ここにいてはいけない。
  
少なくとも、この子たちにとって、
  あの人は、心優しい神父様だったのだから。


  …そう言えば、その神父様は、今、
  何処にいるのでしょう。
  ここまでくる間にも、姿は見えず。
  それでも、子どもたちの部屋へ入れば、
  いつものようににっこり笑って。 ]


    ……皆、おはよう。
    今日は、皆で、この国の音楽祭を見に、

    
この教会を出ましょう
   


  **
(64) 2020/09/24(Thu) 16:35:31
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a15) 2020/09/24(Thu) 16:38:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・宮廷 舞踏用大ホール─



  『それでは、次の方……どうぞ。』


[昨日と同じくまだ朝だというのに>>1:1
楽士の方々や貴族の方、
審査員席の後ろにおられる王族の方々。


民衆の方々は裏方に案内され
審査員席の後ろにある
台付き臨時観覧席が何列も並べられた、
その席に座って鑑賞をする者が多いようです。


中にはホールの端で立ち見をする者や
2階のアリーナ席から眺めるものもおりましたが
警備の者が目を光らせつつも
鑑賞の邪魔はしていない様子。]
(65) 2020/09/24(Thu) 16:38:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 (やはり、フルートやクラリネットは
  屋内希望が集まるわよね。)


[1日目が音をかき消されやすい屋外な分、
そういった楽器類の奏者が>>1:1>>1:2
登録し、演奏するケースが目立ちます。

ですが、午前中にはちょっと目を引いた奏者が。]
(66) 2020/09/24(Thu) 16:39:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (あら、珍しい楽器。)


[彼らは異国の留学で教わった「雅楽」を
演奏しに来た学生達に集団でした。
篳篥や笙、琵琶や龍笛など
初めて目にした楽器に思わず身も前のめりに。


  他にも装飾が施された太鼓のような楽器や
  弦を張り巡らせた四角い楽器。


衣服も優雅な印象に見えますが
袖や足元がゆったりしておりますし
そもそもの構造も全く違います。]
(67) 2020/09/24(Thu) 16:39:40

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ですが、演奏が始まった途端]


   (あら、
あらあらあら!!)



[荘厳で優美な音色がホール全体に響き渡り、
ほうとため息があちこちから聞こえて来ます。

この国の楽器では出しえない、
聞いたこともない音色達。
まるで──大いなる者達を感じさせてくれるかのような!]
(68) 2020/09/24(Thu) 16:40:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  あらあらあらあら、いいじゃない!
  なんて澄んだ音色なの!?素晴らしいわ!!
  そちらの楽器、一つずつ音を聞かせてくださる?



[どの楽器も大変素晴らしく、
また雅楽に構成された「天から差し込む光」
「天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍」
「地上に木霊する人々の声」



   合奏することにより宇宙を作り出し、
   世界そのものを表現するという考えが
   何より大いに気に入ったの。]
(69) 2020/09/24(Thu) 16:40:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その後も貴族の私楽団の選抜隊や
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス
弦楽器の四重奏、口笛奏者などなど
様々な者が挑戦し、評価を受けました。]


 (ええ、やはり技術は高いわね)


[水準が一定数以上なのは大変喜ばしいですが
まだまだ上に行ける底力を感じます。
感じたことや助言を送りつつ、
次の奏者の演奏を聴くことの繰り返し。

時は昼近く、1度目の10分休憩に
差し掛かろうとしていた頃のお話です。]**
(70) 2020/09/24(Thu) 16:40:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ開始前─



[コンペ開始前、審査員の皆様方が集まり
段取りについて打ち合わせをしていた折。
6人組関連に関し、
裏方が一度報告を携えて戻りました。>>40


    裏方の報告曰く、休憩という名の転換時間に
    拒否らしい返答は無いらしく>>41
    延長も短縮も今の所要望は無いようだとか。>>42


私達は2日目コンペの資料にそれを書き足し
会場へと向かいました。
まだ裏方や宮中の警備の者達が
バタバタと動く観客も参加者もいないホール。]
(71) 2020/09/24(Thu) 16:41:15

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[昨日の合議では>>1:206>>1:207>>1:208
飛び入りで歌った彼女のことは
飛び抜けた逸材であるというのが
多数の見解。>>1:310]


  2日目の出場者にも
  才ある者が見つかれば良いですね。


[とはいえ6人組の話を聞いた時から
彼らの実力がどうなのか。>>0:34>>0:35
その真偽も内心気にかかっておりました。


紆余曲折>>1:104>>1:105>>1:172>>1:183の末
本日巡り出会えるであろう彼らのことを
少しばかり待ち遠しく思いながら。]**
(72) 2020/09/24(Thu) 16:41:45
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a16) 2020/09/24(Thu) 16:46:27

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 薄れゆく意識の中
  優しい、……優しい、声を聞いた>>56



       
そこで、私の意識は途切れている。 ]
(@16) 2020/09/24(Thu) 16:56:28

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 


  ───苦しみに息を吐いた。
  数度、呼吸を繰り返せば、
  水から浮上するように世界へと戻ってゆく。

  そうして、小さな呻き声を上げると
  重い瞼をゆっくりと開いていき。 ]


   ───けほっ、


[ 声を発そうとした。
  のに、喉が掠れて咳が出てしまう。

  自分はどうしたというのだろう?
  なにがあったのだろう

  目覚めたばかりではなにも判別つかず
  ぼんやりと天井を見上げて。

  少しすれば、意識が戻ったことに気がついたのか
  傍に控えていたメイドが
  水を飲ませようとしてくれた。 ]
(@17) 2020/09/24(Thu) 16:57:22

【見】 病弱貴族 アメリア

 

    ───ヨシュアは?


[ いつもならそれは彼の役目。
  だから居ないことに疑問を持った。
  目の焦点は未だに合いづらく
  けれど探すように、ゆらゆらと視線を巡らせて。 

  メイドは少しの間黙っていた。
  そうして、迷ったように口を開けては閉じ、
  再び開くと、言葉を紡ぎはじめる。 ]
(@18) 2020/09/24(Thu) 16:57:51

【見】 病弱貴族 アメリア

 

 
   「ヨシュアは暇を出されました。」
 
(@19) 2020/09/24(Thu) 16:58:13

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ その言葉を、一瞬理解できなかった。
  暇。休暇?どうして今?

  自身が身体を壊している時は、いつも彼が傍にいた。
  なのに今、彼はいない。 

  そのことがおかしくて、不安で。
  眉根を下げて、理由を問いかける。 


  メイドは、何も答えてくれなかった。 ]
(@20) 2020/09/24(Thu) 16:58:36

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 寒いのに、身体は熱い。
  いつまでも下がらない熱に苦しみ、荒く息を吐く。
 
  けれど、起きた時よりは少し
  ものごとを考えられるようになった。
  だから、何が起こったのかも、理解している。

  でも、ヨシュアは?
  ヨシュアのことは、なにもわからない。

  見舞いに来てくれる人に聞いても
  顔を見せてくれた父親や母親に聞いても
  誰も教えてくれない。 ]
(@21) 2020/09/24(Thu) 16:59:36

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ ……窓の外を見ながら
  もしかしたら、このまま死んでしまうのだろうか
  ふと、そう思う。

  ヨシュアに会えないまま。
  無様に純潔を奪われて。
  なにも問題を解決することも出来ず。
  惨めに。 ]


    ……ヨシュア、あいたい。


[ 誰もいない部屋の中
  ぽつりと呟いた言葉は

  きっと誰にも聞かれないまま、
  空気に消えるのだろう。 ]**
(@22) 2020/09/24(Thu) 17:00:00
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t6) 2020/09/24(Thu) 17:03:29

従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a17) 2020/09/24(Thu) 19:20:42

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a18) 2020/09/24(Thu) 19:38:44

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 私の愛しい兄弟は、妹が4人、弟が3人。
  一番大きな子でも十歳に足りず、
  一番のおちびちゃんはまだ四つ。
  私のただならぬ様子に驚いた子もいる
  でしょうが、ともかく手早く身の回りの
  ものを纏めて(と言ってもほとんど何も
  ありませんが)
  半ば飛び出すように教会を後にしました。


  
   
ヨシュア様の言葉を噛み締めます>>33
  急ぎ、ハイアーム家を目指して。


  ヨシュア様は、アメリア様は、ご無事だろうか。
  そればかりが頭をぐるぐると過るので
  外の爽やかなそよ風に吹かれて尚、
  私の心は曇天のまま、
  気を抜けばすぐに瞳に水膜が張る有様でした。 ]
 
(73) 2020/09/24(Thu) 20:47:50

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 何も知らない小さい子たちは
  無邪気に歌を口遊んでいます。  ]


    いつくしみふかき ともなるイエスは
    つみとがうれいを とりさりたもう
    こころのなげきを つつまずのべて
    などかはくださぬ おえるおもにを



[ あぁ、今頃は、音楽祭の2日目が
  また盛大に行われていることでしょうか。

  ハイアーム家への道のりは、
  宮廷のある通りを過ぎた先。  ]
 
(74) 2020/09/24(Thu) 20:50:59

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 息をするだけで身体中が軋んで、
  足は自分のものでは無い重い棒のよう。

  逸る気持ちと裏腹に、進まない歩み。
  苛立ちながらも歩を止めれば、
  ふいに甘さを含んだ風が吹きました。

  細い路地の先には、生き生きと揺れる
  沢山の花に囲まれてひっそり佇む、
  お花屋さんがあったのかも知れません。>>0:12

  視線を上げればそっと繋がれる、
  小さな家族の手。

  ほわりと暖かい掌に、堪えた涙がまた
  沸いてしまいそうで、無理矢理微笑んで
  ぎゅ、と握り返しました。

  教会を出て、私は、この子たちは
  これからどうなるのか、
  どうするべきなのか、
  未来の音は何も聞こえないままに。  ]
 
(75) 2020/09/24(Thu) 20:53:18

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ それでも少なくともこの国に生まれた
  運命ならば、どうか心を拠せる音に
  出会って貰いたい。

  それさえあれば、前を向いて歩いて
  行けるような、強く生きて行けるような、
  そんな音にどうか触れて貰いたい。

  左手につけたままだった番号札が、
  かさりと音を立てました。

  この子たちは、どうにか一時だけ
  宮廷へ置いてもらえないだろうか。
  それが叶うなら、その間に自分は
  ハイアーム家に向かい、大切な方々の
  無事を確認することが出来るだろうに。

  私の頭には、あの母のような、>>1:273
  メイレン様の笑みが一筋の

  ように浮かんでは消えるのでした。 ]*
 
(76) 2020/09/24(Thu) 20:57:57
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t7) 2020/09/24(Thu) 21:33:30

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― ここは小さな楽器工房 ――


  初老?

[ >>19
  ティグレは彼を見てくすっと笑う。 ]
  
(77) 2020/09/24(Thu) 22:15:23

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ その後は
  ゆっくりと静かに語る>>20
  彼の声音を聴きながら
  弓の毛を替えていく。

  繊細な作業だ。
  弓のスティックの強さ、反りの深さ、
  材質を確認し、
  毛量と長さを1寸の狂いなく調整する。
  それだけでなく、一つ一つの工程で
  弓を全く傷めないように注意を払う。
  毛替えの精度は音に直接影響する。

  ティグレは自身の感情を込めない。
  技術の癖は演奏者の引っ掛かりになりえる。


  彼の声音を
  彼の想いを
  そのままに受け入れて
  丁寧に作業に行う。


  スタカッートもダイナミクスも
  思いのままに演奏できるように……。 ]
  
(78) 2020/09/24(Thu) 22:21:16

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ >>20
  「この素晴らしき出会いに感謝を」
  その言葉を聞いた時

  ティグレの作業は終わり
  顔を上げた。

  彼は優しく微笑んでいた。


  改めて彼とヴァイオリンを見る。

  彼はこのヴァイオリンとともに
  常に自分で行き先を決め、歩んできたのだろう。
  多くの感謝とともに。 ]


  ねぇ、自分の歩いてきた道に
  後悔したことはない?
  
  
(79) 2020/09/24(Thu) 22:34:16

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ その後だろうか、
  彼からこの街一番の
  音楽の溢れる酒場で演奏をすると聞いて。>>21

  2日目はコンペ会場に行こうと思っていたけれど、
  その前後で行くと返事をする。 ]


  このヴァイオリンの音を聴けるのを
  楽しみにしてる。


[ 彼にそう告げた。 ]*
  
(80) 2020/09/24(Thu) 22:38:35

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−明け方・宮廷

  そろそろ帰ってもいいでしょうか。

「いいけど、このおじさんの処遇どうなるか気にならない?」

  ……気にならないって言ったら嘘にはなる。


「まぁ、すぐにでも決まるさ。……ねぇ、王様?」


 [
    ちらりと見遣る視線の先には、
    この国の最高権限。
    どうしてここまで話が大きくなった。
    元を辿れば、ひとりの女性を後ろから
    見守っていただけだったのに。

                       ]
(81) 2020/09/24(Thu) 22:42:44

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

“もういたぶっちゃダメ?”

「もういいかな」

“えー、もうダメなの?面白くないなぁ…。
まぁ、とりあえず、僕らは一旦教会に戻るよ。
第三者が調べる方がいいだろうから。”

    俺も、行きましょうか。

“いや、いい。君は……とりあえず帰ろうか。”

‘オーランジュ、今日も品定めなんだろ?’

    俺、関係ないんだけどな……。
    よろしくお願いします。

「何かあれば、うちの子達が迎えに行くから」

    ワァ、俺家族に怪しまれそう。
    それでは、失礼いたします。
(82) 2020/09/24(Thu) 22:43:40

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    日が昇って、2日目の宴が始まる頃。
    彼は宮廷から帰ろうとしていた。
    そして、入り口に見えるのは

    ひとりの女性と小さな子供たち。

          >>76          ]


     どうか、したのかな。
     迷子のようには見えないけれど。

 [


    あえて、何も知らないふりをして
    彼女に声をかけるだろう。
    手助けができればと、心の底から思って。


                        ]*
(83) 2020/09/24(Thu) 22:43:54

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ――



  待ってない。


[ >>16
  ティグレはそう言うと、
  エリクソンにものとお釣りを手渡す。

  彼はバネを見ていた。


  彼に聞かれたなら
  ロビーにあるソファに腰掛けて
  ティグレは話を始めるだろう。

  1年ほど前に
  この国の第三王子であるリジィが店に来たこと。
  >>1:182
  それからいくつかの部品を取り寄せたこと。
  >>1:183
  電子六弦は留学先で触ったことがあること。
  >>1:137 ]
  
(84) 2020/09/24(Thu) 23:17:35

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  

  アタシ、ずっと幼い頃から
  楽器を作る職人に憧れてたんだよね。


  じいさんなんかさ、
  普段なんにも話さないのに
  人の仕事は決めてしまうんだから。

  
  勝手に決められた留学だったけど
  驚くほどにたくさんの音と出会えた。
  自由に羽ばたくような気持ち。
  楽しかったよ。


  その時を思い出すかな。
  電子六弦とか見ると。
  
  
(85) 2020/09/24(Thu) 23:21:17

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ ふと煙草に手が伸びるけれど
  その手を引っ込めて
  コンペで弾くの?と聞いた。 ]*
  
(86) 2020/09/24(Thu) 23:22:10
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a19) 2020/09/24(Thu) 23:28:34

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a20) 2020/09/24(Thu) 23:35:01

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a21) 2020/09/25(Fri) 1:23:45

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a22) 2020/09/25(Fri) 1:31:36

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[国の水面下に起こる数々の出来事を
果たして人は、全て見通せているのでしょうか。





神ですら───お見通しなのかどうか。





それを知る者、知らぬ者は 
当事者として在る者は。
そして……今、ここにいる私は。]
(87) 2020/09/25(Fri) 2:55:34

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・ハイアーム家の御令嬢と─



  はい、こちらでしたらアメリア様でも
  扱いやすいかと思いますわ。


[確かに淑女の嗜みとして>>@6
管楽器・弦楽器・鍵盤楽器の類は
多く選ばれているように私も感じます。

木琴や鉄琴であれば御令嬢でも、との案。
言葉に否定の音色が混ざったようには
あまり感じませんでしたので

少しでもお役に立てたなら、と
内心安堵したのでございました。]
(88) 2020/09/25(Fri) 2:55:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ええ、少し変わった珍しい楽器ですわ。
  少なくともこの国で製造する者は
  誰一人いないと記憶しております。


[ファラリスは慣れた手つきで>>1:217
包みの中のものを組み立て、>>1:218
「電子どらむ」を組み立ててくれました。]


  こちらの楽器は、従来のものと違い
  叩くことで音を奏でる楽器なのです。
  少々お待ちくださいませ。


[そう言って私自ら実演して見せたのですが
>>@7>>1:219
この時音の高低につきまして
説明するのを失念しておりました。

シンバルの高音と、ドラムの低音。
確かに音の上げ下げが高低という意味であれば
楽器そのものに調整をかけるのは確かに不可能な物。]
(89) 2020/09/25(Fri) 2:56:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[拍節の話に移れば>>@8
目を輝かせたご様子で私の話に
耳を傾けてくださる御令嬢。
そして、御令嬢のお返事に>>@8]


  かしこまりました。
  ファラリス。


[ファラリスが撥を差し出すと>>1:222
御令嬢は音を鳴らし始められましたが、>>@8
ふと尋ねるようなお言葉には>>@9]
(90) 2020/09/25(Fri) 2:56:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  そうですわね……。
  私の体感という形になりますが
  金管楽器全般は相性がよろしいですわ。

  中でもトランペットとトロンボーンは
  互いの音が負けないので、
  一方が金管・一方がドラムという状態でも
  十分に引き立ちますの。
  

[御令嬢に伝わりやすいかと、>>@9
楽器名を変えてお話ししましたが
果たしてどうでしたでしょうか。]


  サクソフォンやクラリネット、木琴に鉄琴
  あとはティンパニやパーカッション類も
  相性がよろしいですわ。
(91) 2020/09/25(Fri) 2:57:12

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  逆にフルートなどは、
  フルートの音がドラムに負けますので
  音量を調節した方が調和を奏でられるでしょう。


[自身の経験や楽器の特徴等を思い出し>>@9]


  この『電子どらむ』は私楽団や
  オーケストラにある太鼓や銅鑼などの
  パーカッションの幾つかを一つに纏めた
  楽器としてお考えいただくと分かりやすいかと。
(92) 2020/09/25(Fri) 2:57:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[実家の庭は伯爵家のお屋敷とは
比べようにもならないほど狭いもの。>>@10
むしろ広大な大地に咲く花々の方が馴染み深かった私。



      笑みを深めたかのような御令嬢の
      真の御心内を、
      どうして一介の宮廷楽士が見抜けましょうか?



己の歳も進み、寿命や不慮の可能性はあっても
今のままであれば私は見て……知るのでしょう。>>@10]
(93) 2020/09/25(Fri) 2:58:55

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

「勿体なきお言葉にございます」と>>@11
紅茶のカップへ手を伸ばした御令嬢へ
頭を下げ、カーテシーを一つ。



私が普段口にするものより一等上等そうな、
実家で口にしたものよりは遥かに上等そうな
茶の匂いが鼻腔を擽るのを感じながら。]
(94) 2020/09/25(Fri) 2:59:12

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その後、お役目を終えて研究室に戻れば
思い返すは楽器の実演と
電子どらむのご説明。>>1:225

御令嬢と>>1:@3従者の方>>1:116>>1:117
感じたほんの僅かな違和。>>1:251]


 (……私は、今の私の腕に。
  己の力に驕っていたのかもしれないわ。)


[もしそうであれば、慰問で派遣される者として
私は今最も不適当な者なのではないかと。
楽長及び陛下に上申し、直接のご指名以外では
慰問の活動を止めた次第でありました。>>1:250]
(95) 2020/09/25(Fri) 2:59:32

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[時が経ち、そして今も知らぬ
従者の方の当時心中のお考え。>>1:249
私に対する評価。>>1:250>>1:251



己が力に驕るまいと決心を建てたあの日は
今も私の心の中に根ざされたまま。]**
(96) 2020/09/25(Fri) 3:00:07
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a23) 2020/09/25(Fri) 3:10:15

【人】 花屋の主 メルーシュ

【2年前の回想 印象深い女性のお客様について】

メルーシュはこの2人連れの女性のことをよく覚えている。
特にワンピースの女性のように、まるで花たちと視線が合うかのような、そして彼らの歌が聞こえているかのように思えた人はいなかったから。

仕立てた花束を受け取ってくださったその手を間近で見たとき、

女性にしては大きくて、
指もすらりと細く長いけど

手の甲は同年代のご婦人達に比べれば
不自然なほどに筋肉がついて
爪先も真っ直ぐで指先の皮も厚く
節が妙に骨ばっていること>>1:85

から、この女性が、音楽家かもしれないと想像することは自然なことだった。もちろん『語り手の奏者』時に『才能発見機』>>0:32
との異名をとられるほど高名な宮廷楽士であられたことまでは、メルーシュは思い至らなかったけれど。
(97) 2020/09/25(Fri) 5:57:49

【人】 花屋の主 メルーシュ

>>1:81
 ……あなたのお花や花束は、人を幸せにする花々ね。

その言葉がほんとうに嬉しくて、メルーシュは今でもそれを時折心の中で繰り返してみるのだ。
(98) 2020/09/25(Fri) 5:58:51

【人】 花屋の主 メルーシュ

そして、この時から程なくして、リーズリー伯爵家から定期的に花の注文が入るようになったのだ。

注文は必ずといっていいほど、「その季節にこそ咲き、美しさが際立つ花や草木を」というもので、メルーシュは毎回、われこそはという店中の花たちと、ああしたほうがこうしたほうがと趣向を凝らしながら、仕立てることがとても楽しかった。

伯爵家も、そして時折店に花を買いに見えるこちらも上流階級と思しき女性も、皆様過分すぎる対価をと申し出てくださる。
そして必ず、最初に来てくださったかの女性と同じ言葉をかけてくださるのだ。

  『多い分はお花達の輝きと
   あなたの腕前へのチップと思って頂戴な。』>>1:88*
(99) 2020/09/25(Fri) 6:01:41
花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a24) 2020/09/25(Fri) 6:14:22

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・宮廷 舞踏用大ホール(昼)─



[最初の昼休憩が終わり、
次の挑戦者である歌手の歌を聴いて
私が助言したのは次の言葉。]


  あなた、歌の質はとても素晴らしいわ。
  だけど選曲が合ってない。

  あなたが選んだのは儚き星の歌だけど、
  むしろ雄々しい迫力を持った
  強弱の激しい曲の方が向いているわ。


[何せ、声自体は素晴らしいのだけど
彼の声質に曲が全く合っておらず
その良さが全然活かしきれていないのだから。]
(100) 2020/09/25(Fri) 8:41:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[筋骨隆々としたテノールボイスの歌手に対し
私は堂々と言い放った。
恐らく彼にはこうした繊細で美しい曲や
荘厳な曲を好むのでしょう。


  けれども声は躍動に満ちた
  若き獅子のような咆哮すら思わせる
  滾り狂うような力を本来は持ち合わせているはず。


曲に合わせて歌い方を変えているせいか、
囁くように歌う声はどこか窮屈で
背伸びしている印象にしか思えない。]
(101) 2020/09/25(Fri) 8:41:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  曲を変えましょう、『イリフ・オラ・ジン』
  戦場の兵士達を鼓舞する将が放つ一声……
  基本曲だからといって侮ってはいけないわ。

  曲に合わせてあなたが歌い方を変えるのではなく、
  歌声と声質に合わせて曲を選びなさい。



[目の前の彼は少しばかり動揺してるようだけど
伸びる可能性がある人物を放置するわけにはいかない。]



    ──── 一方向だけでなく
    他方からあなた自身を見つめなさい。
    あなたは自分の分析と観察が足りて無い。



  磨ける才能を放置するのは私の性分が許さない。
(102) 2020/09/25(Fri) 8:43:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  伴奏も立台だけじゃ足りないわ。
  金属製尺八、高低1人ずつに
  角笛が1人……喇叭1人。

  あとは堤琴3人も第一第二
  それぞれおいでなさい。
  

[伴奏役の裏方達にそれぞれ指示を出し
舞台に立たせた。彼らは共に練習する中なので
演奏に関する心配は一切無い。]


          さあ、いつでも良いわ。

   ────始めて?
(103) 2020/09/25(Fri) 8:44:11

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[全員の準備が出来たら、挑戦者に目線で
合図を送った。それに彼が頷くと……


突如、けたたましく鳴り響く喇叭
……トランペットの音。
金属製尺八(トロンボーン)がそれを盛り上げ
角笛(ホルン)が戦場の緊張感を表現する。]



   (────今よ!)



[結果は歴然だった。
敵兵を殲滅せよと高らかに叫ぶような歌い出し、
己の誇りと自軍の素晴らしさを褒め称え


しかし油断はするなと低く警告を飛ばし、
敵が攻め込むのを待ち───総攻撃をかける!!
堤琴(ヴァイオリン)の音色が不意打ちのように
鋭く響き渡るのを、叫びのような声が応えて!!]
(104) 2020/09/25(Fri) 8:44:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[先ほどは抑えられていた歌声は
その縛りが解き放たれ、遺憾無く声質と曲が
ぴったり合わさったせいで迫力と空気の振動を
1000を超える人間が入れそうな大ホールへと響かせた。]



   (いい、いい!
    やはりこちらの方が素晴らしい!!)




[先ほどの窮屈な服を着た人間のような
ちぐはぐな印象は見事に吹き飛んだ。


今、舞台にいるのは1頭の獰猛な獅子。
血走るような瞳孔と犬歯の目立つ口を
これでもかと開き……先程手に当てていた腕は
大きく振り被り、動きにも躍動感を与えている。]
(105) 2020/09/25(Fri) 8:45:27

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[やがて、空間を切り裂くように伴奏が止まれば。]


  そう、これよ!

  声の質に曲を合わせただけで
  周囲の評価もガラリと変わるの!!


[歓声も最初の時と比べ明らかに違う。
見れば聴衆も今の声を絶賛している。]


  あなたはまず自分を卑下するのをおやめなさい?
  胸を張って、堂々と前を向いて
  観客へ牙を剥くような気概ぐらいが
  あなたの声には丁度良い。
(106) 2020/09/25(Fri) 8:45:56

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  あなたの喉と心には雄々しい勇敢な獅子がいるわ。
  獅子が猫にならないよう、
  懸命に育ててくれることを期待します。


[目の前の彼に、そう告げて。]
(107) 2020/09/25(Fri) 8:46:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その後はフルート奏者の娘に]



  腕の位置については他の審査員が
  散々指摘した通り。

  あとはドレスの見た目を合わせることね。
  服の色は鮮やかなものよりも
  もう少し霞のような風合いがあなたには合う。

  演奏の際見た目が与える印象にも気を配れたら
  あなたはもっと上に行けるわよ。



[と、助言を加え次に挑戦するよう伝え]
(108) 2020/09/25(Fri) 8:46:56

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[次の木琴・鉄琴奏者3人組には]


  一番左、木琴のあなたは焦りすぎ。
  一番右、木琴あなたは緊張に飲まれすぎ。
  中央、鉄琴のあなたは一人でもやっていけるわね。

  それぞれの得意分野曲がバラバラなら
  曲節の担当を得意箇所で分けて、
  主旋律と副旋律を入れ替え続けるように
  演奏した方が伸び代がある。


[選曲自体は正しかったわ、とそこを褒めて
次の奏者を呼び出す、これを繰り返し。]
(109) 2020/09/25(Fri) 8:47:15

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (気付けばもう、夕方ね…………)


[とうとう夕方の演奏も終わりに近づき、
残り2人に────]**
(110) 2020/09/25(Fri) 8:50:07

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

・・・小さな楽器工房・・・


>>79

ねぇ、自分の歩いてきた道に
  後悔したことはない?

[ 彼女のその言葉に笑みを浮かべていた顔が一瞬
自分でも強ばってしまったのがわかった ]

ああ、私はまた思い出してしまう
この記憶もこの感情も
この国では、私は私として思い出さず
忘れて楽しむと決めていたのに

溢れてしまう


[ ニコロは彼女の

このヴァイオリンの音を聴けるのを
楽しみにしてる。

という言葉を聞き
(111) 2020/09/25(Fri) 8:55:18

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

ありがとうございます
お時間があったらぜひこの子の音を

そう言って
ニコロはお代をカウンターに置き
工房から出た ] *
(112) 2020/09/25(Fri) 8:55:25
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a25) 2020/09/25(Fri) 8:55:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[余談、自身と同じ平台奏者には]



  素晴らしいわね、平台は手が大きくないと
  演奏に向かないというのが世間の持論だけど、
  全くそんなことは無いのよ?


  手が大きいものは和音を多用した演奏に向いてるし
  小さいものは指を細かく動かす運指を多用した、
  そんな曲が向いてるの。



[手の小ささをバネに頑張る奏者へ微笑むように
手の甲へ筋肉が着いた自身の手を見せて>>1:85]
(113) 2020/09/25(Fri) 9:13:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  私は女にしては指が長くて大きいけど、
  その分手や指が鍵盤を飛び越えやすいから
  細かい運指が多い曲……実は苦手なの。
  手が大きければ良いとは必ずしも限らないわ。



[そう言って子供のようにクスクス笑い
「今の内緒ね?」と、唇付近に
人差し指を当てて片目を瞑る。]



    勿論研鑽次第では指の長さに不向きな曲でも
    素晴らしい演奏を奏でられる可能性は十分にある。
    諦めず研鑽を重ねなさい、


 あなたみたいに常識を打ち破ってくれる
 挑戦者はね────私、大好きよ?
(114) 2020/09/25(Fri) 9:16:10

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[余りにも嬉しかったものだから、
ついクスクスと愉しそうに笑って。]


  精進なさい。
  楓のように小さな愛らしい手でも、
  その手中に世界を収めることは十分可能なのだから。


[こう言った者達が音楽の常識と世界を作り変え、
より高みと限界に挑戦してくれることを期待しながら]**
(115) 2020/09/25(Fri) 9:17:21
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a26) 2020/09/25(Fri) 9:33:34

教会住みの娘 エヴィ(匿名)は、メモを貼った。
2020/09/25(Fri) 10:45:00

教会住みの娘 エヴィ(匿名)は、メモを貼った。
2020/09/25(Fri) 10:46:06

公爵家長男 ヨシュアは、メモを貼った。
(a27) 2020/09/25(Fri) 11:01:25

病弱貴族 アメリア(匿名)は、メモを貼った。
2020/09/25(Fri) 11:06:53

病弱貴族 アメリア(匿名)は、メモを貼った。
2020/09/25(Fri) 11:07:23

教会住みの娘 エヴィ(匿名)は、メモを貼った。
2020/09/25(Fri) 11:28:46

【人】 ヨシュア



  これまでお世話になりました。
  お嬢様にもよろしくお伝え下さい。


[ 旦那様に向かって告げ、深く頭を下げる。

  この屋敷に拾われなければ、
  無力な幼子だった自分は、
  のたれ死んでいたかもしれない。

  下した決断に、後悔はない。>>58
  未練があるとすれば、
  その恩義に最後まで
  報いることができなかった事。 ]
  
(116) 2020/09/25(Fri) 11:33:44

【人】 ヨシュア


[ 確たる証拠も得られないまま、
  地位ある者を討てば。
  自分は絞首台へと上がるだろう。

  かと言って、証拠を集め、事が世間に公になれば
  アメリア様の身に起こった事も、白日の元に晒される。

  被害者、加害者は関係ない。
  傷物となった令嬢に、幸せな縁談は訪れない。

  ならば事は、全て闇のままで葬る。
  贖いは、元凶である神父と、
  お嬢様を救えなかった自身の命によって。

  この国で出会った、縁のある者達。
  彼らとも今生の別れとなるかもしれない。
  その覚悟は、既にできていた。 ]  
  
(117) 2020/09/25(Fri) 11:37:25

【人】 ヨシュア


[ そうして、旦那様と別れ、ただのヨシュアに舞い戻り。
  一振りの剣と共に、教会に向かえば、
  何やら施設内の様子がおかしい。
  自身の侵入が露呈したのかと思えばそうでもなく。

  耳を澄ませれば、ありがたくない報せ。
  自身が討つべき相手。
  神父の行方が、昨夜から知れないらしい。

  …… やれ、面倒なことになった。

  眸の奥の剣呑な光と共に、嘆息する。 ]  
  
(118) 2020/09/25(Fri) 11:37:49

【人】 ヨシュア


[ 昨夜の捕物を知らぬ身。
  さて、どこを探したものか、思案する。
  務めをサボり、酒や女にうつつを抜かす、
  生臭坊主である可能性も否めないが ───

  ……あの豚とて、コンセールカリヨンの生まれ。
  音楽に何らかの思い入れがあるのかもしれない。

  ならばコンペの会場に?
  可能性が低いのは承知の上。
  音楽家達の晴れ舞台を、血で汚すつもりはないが
  それでも身柄くらいは確保したい。

  そこまで考えて、男は険しい目つきのまま
  あれほど忌避していた、コンペ会場へ向かう。 ]**
 
(119) 2020/09/25(Fri) 11:40:20

【見】 病弱貴族 アメリア

  
 
   ゆっくり叩いても音楽になるかしら?

   それなら、講師を紹介してもらって。
   体調のいい時だけになるけれど
   勉強してみたいわ。


[ >>91人と音楽を奏でること。
  この国に生まれたものとして、
  それはひとつの存在意義である。

  白い頬を赤らめ、期待に胸を膨らませた姿は
  確かに嘘では無いのだ。 ]
(@23) 2020/09/25(Fri) 11:41:31

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ 自身の命の続く時間の少なさを
  知っている。

  どんなに努力したって
  全ては失われてしまうということを。 


  けれど、それまでの間だけでも。 ]


   またいつか、お話しましょう。

   その時にはきっと
   電子どらむを演奏できるように
   なっているから。


[ 様々な経験をする彼女のことは眩しく、羨ましく、
  ……憎く感じる想いも否定できないけれど。

  けれど、彼女はいい人だ。
  自分なんかに使ってくれたこの時間を
  無下にしたいわけじゃない。 

  だから、"次"の約束。

  果たしてそれが果たされるのか
  果たされたのかは。
  さて、どうだっただろう。 ]**
(@24) 2020/09/25(Fri) 11:42:26
ヨシュアは、メモを貼った。
(a28) 2020/09/25(Fri) 11:46:30

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ ハイアーム家の家長である伯爵は
  その地位に上がるために非情なことを
  したこともあっただろうが。

  幼い少年を拾うくらいには、
  慈悲深さも持っていた>>0:87
 
 
  であるからして。


  長年自身の家に尽くしてきた男が
  決意を心に秘め、自分の身さえも顧みず
  娘のために動くことを察知したのなら>>58

  温かい言葉を、投げかけることもしただろう。 ]
(@25) 2020/09/25(Fri) 11:51:04

【見】 病弱貴族 アメリア

  

[ 自身の言葉で彼を止めることは
  出来たとしてもしてはいけない。

  そのくらい、その瞳には意志を感じた。

  けれど、彼には味方がいると。
  私たちが確かに、共に居たのだと。

  そう、知ってもらいたかった。 ]**
(@26) 2020/09/25(Fri) 11:51:29
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t8) 2020/09/25(Fri) 11:54:49

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷が近づいても、今日は昨日のように
  心踊る音が漏れ聞こえることは無くて>>1
  あぁそうか、今日は屋内での舞台になるのだ
  と思い出しました。

  ヨシュア様の御覚悟や、その後の出来事>>118
  また偶然にも同じ場所へ向かっておられる
  ことはわからないまま。>>119

  ただただお二人の安否が気になって
  仕方がないのに、反して身体は重く、熱く、
  一歩を進めるのがやっと。
  目を閉じて息を大きく吐いて汗を拭いました。

  賑やかな露店や、大道芸>>2に、
  子どもたちはすっかり夢中になっていて、

  その声>>83が、私達に寄せられたものだと
  気付くのには少し時間がかかりました。 ]
 
(120) 2020/09/25(Fri) 13:06:19

【人】 教会住みの娘 エヴィ

 
    あ…昨夜の。


[ 声を掛けて下さったその方>>83が、
  ゆうべどのようなことをして下さったのか
  >>53>>61など知る由もなく、
  小さな会釈をして俯きました。

  腫れて、傷だらけの、
  酷い顔をしているでしょうから。  ]


    いえ、迷子と言う事ではないのですが…。
    あ、この子たちは、教会の子です。
    私の、妹や弟で。

    
   
え…っと。
    神父様が、あの、音楽祭を皆で
    見ておいでなさいと仰って下さったので、
    それで…。


[ 昨晩の悍しい出来事を伝えることは出来ず、
  詰まりながらそう答えました。
  既に、ご存知のこととは思いも寄らず。>>36


    あの、音楽祭へ行かれるのですか?*
  
(121) 2020/09/25(Fri) 13:10:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・ハイアーム家の御令嬢と一つの御約束─



  ええ、ゆっくりとした拍節を保つ楽曲も
  幾つかございますし
  取り合わせや工夫次第で
  幾らでも音楽に出来ますの。


[ゆっくり叩いても音楽になるのか、という
意味合いのような問いには
ハッキリと力強く頷いて>>@23]
(122) 2020/09/25(Fri) 13:29:48

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  かしこまりました。
  それでは私から講師に相応しい楽士へ
  お話を通しておきましょう。

  近く本人から伯爵家へ
  日程に関する打診の手紙が
  届く手筈になるかと存じますわ。



[私以上にあの楽器へ嵌った
元ボーリス子爵のオーケストラ所属の
スネアドラム・コンサートバスドラムの楽士。


   年は20後半と若くはあるが、
   御令嬢と同じ女性で
   年も私と比べれば十分に近い。


それに、何より人へ教えるのが上手な彼女だから
御令嬢の希望と技術に合わせた適切な指導を
行ってくれるでしょうと信じて。]
(123) 2020/09/25(Fri) 13:30:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[白い頬を赤らめ、期待に胸を膨らませたご様子の
御令嬢ににっこりと微笑む。>>@23
そして、次の御言葉には>>@24]



  ……勿論でございますとも。
  その時は私に直接お知らせいただくか、
  私の名を宮廷に要請していただけたなら。

  私──喜んでアメリア様の元へ馳せ参じますわ。



[御令嬢との再会のお約束。>>@24
私と御令嬢の寿命と体が願わくば、
それまで保たれますように。]
(124) 2020/09/25(Fri) 13:31:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[己に驕りがあるのでは無いかと、>>95
初めはすべてお断りしようとした慰問を
“直接指名された時のみ”お応えするようにしたのは。



   御令嬢との御約束を果たしたいと願う私と、
   「電子どらむ」を演奏する御令嬢の御姿を
   心待ちにしていた自分が居たのですから。>>@24]
(125) 2020/09/25(Fri) 13:31:46

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私に自分でも扱える楽器は無いかと
お尋ねになった御令嬢。>>1:@2


  宮廷楽士として己が言葉の責任と
  その行く末を見守りたいといのもございましたが。


目を輝かせた御様子であった御令嬢の御顔。
その先に見える表情と成長の過程、
次にお目見えする時には
どんな表情で演奏されるのか。


それが非常に興味深く、>>@8
反応から一種の可能性を感じていたのですから。>>@7]
(126) 2020/09/25(Fri) 13:32:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[この未来がどうなるかは
私もハッキリとは分かりませんが────


願わくば、御約束が実りますように
と。
その日の夜……窓から眺めた一筋の流星に
私はそっと、祈りを捧げて過ごしたのでございました。]**
(127) 2020/09/25(Fri) 13:33:07
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a29) 2020/09/25(Fri) 13:42:43

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a30) 2020/09/25(Fri) 13:47:01

【見】 病弱貴族 アメリア

── 宮廷学士との邂逅から ──


[ あれから、合間を見ては、
  彼女に教えてもらった楽士に
  授業を開いてもらって>>123

  少しずつ、本当に少しづつだけれど
  形も良くなっていっていたところ。

  助けてあげたい女性と教会の問題>>1:@19
  また、体調が優れない日も多くなり。

  ある程度の間隔で受けていた授業も
  ぷっつりと途絶えてしまっていた。 ]
(@27) 2020/09/25(Fri) 15:01:14

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ もう長く撥を握っていない。
  これでは、彼女と約束した再会も
  遠のいていくばかり>>124

  けれどよかったのかもしれない。
  形は出来るようになってきても

 
 他の音もなく、ゆっくりしか叩けない私は
  やっぱり子供みたいだと
  思ってしまっていたから。
 ]*
(@28) 2020/09/25(Fri) 15:01:34

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 邸宅、ベッドの上。 ─


[ 霞のような淡い意識が集まっていく。
  眠りに沈んでいた思考が整っていく。

  目をふる、と震わせ、開いてみれば
  窓からは赤い夕焼けが差し込んでいた。 ]


   ……もう、そんな時間なのね。
   コンペも、もうあと少し。


[ 今回のコンペを取り仕切るものが
  自身のもとへ慰問に訪れてくれた
  メイレン・シュレグマーだということは
  従者から聞いていただろうか>>1:249

  あれきり会っていない彼女は元気だろうか
  様々な異名を>>0:32メイドから聞いた時には
  そんなに高名な方が訪れてくれたのかと
  驚いたものだけれど。 ]
(@29) 2020/09/25(Fri) 15:01:56

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ かけ布の上で両手を合わせる。
  ……本当にこのままでいいのだろうか?
  どうしてヨシュアがいなくなったのか
  わからないまま。
  純潔をなくして、ただただ泣き寝入り。

  それが、本当に貴族として
  あるべき姿なのだろうか? ]
(@30) 2020/09/25(Fri) 15:03:14

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   ……んっ、


[ ベッドの縁を助けに、体を起こす。
  まだふらつく体は、下がらない熱を表して。
  でも、このまま寝てはいられない。

  まず、父に会いに行こう。
  それから、……それからは。
  まだわからないけれど。

  知っていることを伝えに。
  知らないことを知りに。

  動かなければ、何も得られないから。 ]**
(@31) 2020/09/25(Fri) 15:03:29
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t9) 2020/09/25(Fri) 15:06:31

【人】 ヨシュア


[ 神父はコンペ会場にいるのでは?>>119
  そう思ったのは、心当たりをあらかた潰した後。
  しかし依然として行方は不明なまま。
  男は最後の候補地へ向かう。

  気付けば、空は茜色に染まり始め。>>110
  プログラムも終わりに近い頃。

  もしや、身の危険を感じて遠くへ逃げたのか?
  焦燥感を抱きつつ、一縷の望みを託し
  今日の会場である、大ホールの戸を開く。

  …… 遠目に見えるのは、
  メイレン・シュレグマーだろうか?
  彼女や奏者達の邪魔にならぬよう
  目立たぬホールの片隅に立つと。
  音楽を楽しむとは程遠い、鋭い視線を、
  憎き獲物を求めて彷徨わせた。 ]
 
(128) 2020/09/25(Fri) 15:23:37

【人】 ヨシュア


[ ─── 次のプログラムが始まった。

  そんなこの神聖な場に相応しくない男の耳を、
  音の濁流が、激しく打ち鳴らす。
  洗練された音の色は空気を揺るがし、
  人々の心をも叩いて行く。

  二度と歌うまいと誓った。
  その日から、音楽は忌避するものだった。

  …… 離れていたからこそ、
  久方ぶりに触れるそれにひどく圧倒され。
  息を飲むと、暫しその場に佇んでいた。 ]**
  
(129) 2020/09/25(Fri) 15:25:04
ヨシュアは、メモを貼った。
(a31) 2020/09/25(Fri) 15:28:44

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 小さな楽器工房にて ――



[ 決められた道を歩き
  選べなかった道がある。


  常に自分で歩いてきた
  彼にふと問いかけた言葉。>>79


  その反響は
  予想外の静寂。>>111


  弓の毛替えの最中に語られた
  暖かな包み込まれるような
  旋律のような声音。>>20
  ずっと聴いていたいと思うような
  心地よい調和。


  唐突に訪れた沈黙は
  周りの空気をシンと引き締め
  次の音が溢れ出しそうになるのを
  待つように。 ]
  
  
(130) 2020/09/25(Fri) 15:37:42

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 彼から次に出た言葉は
  ヴァイオリンを演奏する話だったろうか。
  >>21

  彼は出会った時からずっとそうだったように
  丁重に優しく微笑み、お礼を述べる。

  少し目深に帽子を被り
  それからカタリとドアを開け、工房を出て行った
  >>112 ]*
  
(131) 2020/09/25(Fri) 15:46:19
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a32) 2020/09/25(Fri) 15:54:35

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a33) 2020/09/25(Fri) 16:00:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞踏用大ホール 審査員席(夕)─



[従者の……いいえ、元従者の方と言うべきでしょうか。
(そのことすら、私は知り得ていないのですが)



     ご自身の目的により、
     張り詰めたようなお覚悟を
     その胸中に抱いたご様子で。
     >>117>>118>>119



あの方がコンペ会場へと赴き、>>58
遠目から私の姿を>>119>>128
推測されたらしいことも今は露知らず。]
(132) 2020/09/25(Fri) 16:54:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[舞台に向き合うように座る私と>>3
或る者を討つ為にこちらへいらしたあのお方。>>118



   新たな才能を求め、舞台を見つめる私。



      獲物

   才能
を放置し、逃すのは許さないという
   私の性分が目にもギラつきを宿していることなど
   どうして私自身が気付けましょう。>>102



       神父

聖職者を語る下衆の首
を刎ねんと>>59>>60
外が茜色に染まり始め、コンペ終焉に近付きし時。




          獲物

     神父
を見つけ出さんとでも言わんばかりの
     鋭い視線を彷徨わせている、かのお方。>>128]
 
(133) 2020/09/25(Fri) 16:54:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

   [似てるようで、しかし対極でもありそうな私達が





同じ所へ集うというのは
偶然
か、それとも
必然
か。





   その場に佇む
を────私は、知らない。>>129]**
(134) 2020/09/25(Fri) 16:55:17
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a34) 2020/09/25(Fri) 17:07:20

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a35) 2020/09/25(Fri) 17:09:05

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a36) 2020/09/25(Fri) 17:20:01

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロは工房から出たあと
もう一つのオススメの場所に向かうことにした。
そこは【穴場な花屋】だとか
カフェの女性のオススメは本物だと思った
なぜなら、先程の工房はとても職人としての腕も
そして、落ち着いた空間も素晴らしいものだったからだ

彼は、工房でのことを思い出しては
最後に誘ったのは失敗してしまったのではないか
そう思った。

この国の最大のイベント
コンペの時間にかからないとはいっても
きっと、初対面の自分に誘われるたのは困惑した
だろう。その上、客と店員…断りづらかっただろう

そんな事を考えながらも、教えてもらっていた
花屋の前にたどり着いた ]

ああ、とても華やかな匂いだ
華やかなのに落ち着くのはなぜだろうか…
また、素敵な出会いがありますように


[ ニコロは花屋の扉を開けた
店員はいるのだろうか?いたなら、ニコロはきっと
この素晴らしい空間に「この素晴らしい日にオススメの花を
もらえないかな?」と言っただろう
店主が不在のようだったら、また出直すだろう ]*
(135) 2020/09/25(Fri) 19:29:01
ヨシュアは、メモを貼った。
(a37) 2020/09/25(Fri) 19:34:52

旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a38) 2020/09/25(Fri) 19:35:50

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―1日目夜・宿のロビーにて―



 『待ってない。』


[ 外連味のない、一言。>>84
  
  彼女が大して待たなかったのは
  本当なのだろう、と妙に納得する。


  初めて会った時から、
  彼女は、あまり多くを語らない人物に
  見えていた。

  だがその一方で、鋭い五感で思慮深く
  外界を捉えているようにも。 ]
(136) 2020/09/25(Fri) 20:38:33

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ …なぜ今、
  彼女の話を聞きたいと思ったのだろう。
  
  あの時、会場から…世の中全体から>>303
  一人取り残された感覚が
  ずっと尾を引いていて。
  誰かの手でつなぎ止められていたい、
  そう思ったのかも知れない。]
(137) 2020/09/25(Fri) 20:39:53

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ロビーの端のソファに腰を落ち着け、
  彼女の思い出話に耳を傾ける。>>84 


  途中、彼女の手がポケットに伸びる
  瞬間があり。>>86
  身に覚えのあるその動きに、
  あぁ、と破顔して。]


   一緒に吸おうか。


[ そう言って、自ら煙草を取り出すことも
  あっただろうか。]
(138) 2020/09/25(Fri) 20:40:09

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ …第三王子リジィがあの工房に来た。>>84
  …それがきっかけで彼女は、
   電子六弦の部品を仕入れていた。
  
  その店に自分が転がり込み、
  すんでの所で危機を脱することができた。


  まるで自分がこの音楽祭に出るまでの道筋に、
  つねにリジィがいて、
  歩むべき場所に、マイルストーンを
  ぽんと置いているようだ。]
(139) 2020/09/25(Fri) 20:40:34

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ しかし…。 ]


 ――『コンペで弾くの?』>>86


 ………。


[ 何気なく発せられた言葉に、不覚にも
  重たげに沈黙してしまう。 ]
(140) 2020/09/25(Fri) 20:42:05

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―記憶の深みへ―


[ リジィが置いてくれたマイルストーン。>>139
  それを蹴散らすかのような存在を
  思い出す。>>1:301
  恐らくリジィとは血縁関係に
  あるであろう男。


  …いつかディミトリエが言っていたか。
  自分らを招聘した第三王子は
  多少、素行不良のきらいがありつつも
  新しい物を吸収するその柔軟性から
  民からの信頼厚く、
 
  対して実兄である第二王子は頑迷かつ狭量、
  "古き良き"伝統に満ちた国家体制を懐古し
  それを目指すべく動いているため

  先進的な第三王子とは
  恐ろしい程にそりが合わず、
  そのうえ彼に人望が集まっている状況に
  嫉妬して、事ある毎にこすい画策をして
  邪魔をしていると。 ]
(141) 2020/09/25(Fri) 20:44:01

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 聞いた話を総合するに。
  
  恐らく第二王子レイズは、
  リジィから趣味を奪っても>>0:102
  彼が折れないどころか、
  その界隈の人間と交流を始めたり>>0:103

  そのうえl彼にとって"伝統"を体現する
  場であるはずの音楽祭に
  俺ら6人を勝手に呼んで、
  さぞ怒り狂った事だろう。

  当然、招聘を阻止すべく動き、


  ――その過程で、俺という都合のいい材料が
    転がってたというわけだ。 >>1:303
(142) 2020/09/25(Fri) 20:44:45

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ゴシップ記事に書かれた、>>1:302
  扇情的な文句。]


  
――『かの国民的六弦奏者は
    あの集団誘拐・リンチ事件の
      実行犯だった!?』



[ 誰も信じなかった。証拠が無かったから。
  でも俺だけは分かった。


  地位を。名声を。得るたびに。
  執拗に顔を覗かせる。過去。

  このとき、悟った。
  俺のような下衆は、
  外面上はどうあっても
  本当の意味で日の光を浴びることは
  決して無いのだと。]
(143) 2020/09/25(Fri) 20:45:42

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―回想・遠い記憶―

  
―いつだったかは、もう忘れた―


[ 深い霧。鈍色の空。
  触れれば指を切ってしまいそうな、
  冷たく尖った針葉樹林。
  この季節にもなれば、もう霜が降りても
  おかしくないような、
  寒く荒涼とした、高緯度に位置する国。


  その国の、さらに枯れ果てた田舎の教会
   ――教悔堂と呼ばれていた――
  で、俺は幼少期を過ごした。


  教会といっても、コンセールカリヨンの
  それとは大分違う、土着の宗教。

  村とも呼べない限界集落だった俺の故郷は
  きわめて閉鎖的で、
  信仰されていた宗教も、地元の要衝を
  掌握する名士達の手で、長い年月をかけて
  都合の良いモノに作り変えられていたようだ。
  俺らの時代は、その教義が最も
  苛烈を極めていた頃だったらしいと、
  後から新聞で読んだ。

  教悔堂とは名ばかりのそこで行われていた
  所業は、筆舌に尽くしがたい。]
(144) 2020/09/25(Fri) 20:47:40

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 信じられないと思われるだろうが、
  当時の俺は
  奴等の所業を疑うこともなかった。

  少しでも悪事を働けば、
  木彫の偶像を恭しく擁した大人達の手で、
  "罰"が下されることも。

  一定の年齢になると、
  "神"の采配通りに、その子供の格に見合う
  新たな"家"に貰われ、そこから姿を消すことも。

  それらを当然の摂理だと、信じ込み。
  ときには雑用を買って出ることも
  あっただろうか。 ]
(145) 2020/09/25(Fri) 20:48:31

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 逃げようと思ったのも、
  13歳の冬が最初で最後。
  扉を開けて外に出たところで、
  そそり立つ針葉樹林の枯れ木に
  四方を阻まれるばかりで、

  その自然の要塞は、
  逃げるアテどころか、
  そも逃げるという発想さえ
  押さえ込むのに十分すぎるほどだった。]
(146) 2020/09/25(Fri) 20:49:00

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 俺は、別に孤児じゃあない。
  それなのに教悔堂に住んでいたのは、
  父親が、そこと契約していたから。


  父親は、『お前がいた方が"仕事"が捗る』
  と、日曜日になると決まって
  俺を薄汚れたバンに乗せ、田舎道を走った。


  俺はというと、何もしない。
  バンの向かう先で、父親が拐かしてきた
  見知らぬ子供に向かって
  笑顔を貼り付けて笑いかけて、
  乗車をためらうその子らの背中を、
  そっと押すだけ。


  ――『ガキが1人いた方が
     ガキ共は安心するからな』


  歯の溶けた無精髭まみれの口元を
  薄く歪めて笑いながら、
  父親はよくそう言っていた。 ]
(147) 2020/09/25(Fri) 20:49:18

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ "仕事"を終えると、
  父親は僅かばかりの駄賃を俺に与えた。
  そして、俺に金を握らせた後は必ず、
  濁った目を不気味に光らせて
  俺の顔をのぞき込んでこう言う。

    ・・・・・・
   『分かってるな?』


  お前も誘拐に荷担してるぞ。手に握られた
  その"報酬"が最たる証拠だ――と
  その目は語っていた。]
(148) 2020/09/25(Fri) 20:49:30

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ その子供達がどうなったかは分からない。

  13歳の時に、隙を見て
  定期的に日用品を卸す配達業者の
  車両に潜り込み、逃げてから。
  奴等が検挙されたのは1年後のこと。


  長年の隠蔽工作が暴かれ
  首謀者達が逮捕される、その中に、


  『誘拐した子供達の
   
"監督役"
をしていた少年がいる』


  そんな噂が立ったが、
  その実像が明らかになることはなかった。
  俺の父親はとうに死んでいて、関係者も
  父親の素性は何も知らなかったらしい。


  しばらくすると、そんな事件すら
  庶民の関心事が他へ移っていくと同時に
  忘れ去られた。 ]
(149) 2020/09/25(Fri) 20:49:43

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


[ 全部、全部。
  捨ててきたもののはずだったのに。]


 
(150) 2020/09/25(Fri) 20:50:26

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ …俺の作る曲に、明るい曲は一つもない。
  通常よりも太い弦を張り、
  調弦を下げに下げ、
  極限的に歪ませた音像を用い、
  全てが短調。

  拍のスピードも、鈍重なミドルか
  ブラストビートが炸裂する
  馬鹿みたいに速いやつの、両極端。]
(151) 2020/09/25(Fri) 20:51:02

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 配送便に乗って逃げてきた都市で、
  電子六弦に、今の仲間に、音楽に出会った。
  そのうち、音楽が
  自分から切っても切り離せないものに
  なっていった。


    
その自分の"核"たる音楽に、
  忌むべき記憶は
    あからさまに陰影を与えている。
 ]
(152) 2020/09/25(Fri) 20:51:49

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

  
――時は戻って 1日目夜――
    ――宿のロビーにて――



  ……
  …………。


[ 鮮明な回想録が脳内を駆け巡り。

  暗澹たる事実に、
  今、ようやく気づく。


  真意を隠しながら、
  しかし自分の音楽に絶望しきるなど
  出来るわけがなくて、
  共感など望まない、でも少しでも
  音楽を信じていられるよすがが欲しいと、
  

  横に座る彼女に、>>86
  台詞を選びながら慎重に言葉を紡いだ。]
(153) 2020/09/25(Fri) 20:53:10

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

  …俺も、自分の力ではどうしようもない
  実の親に勝手に決められたことを
  していたことがあった。

  お前と違って、>>85
  そこで得られたことなど何一つないが。

  それでも、
  俺の人生を一番変えたのは、電子六弦だと思う。

  …お前のバネだってそうだ。
  お前がリペアをしていたお陰で
  助けられたんだからな。


[ 自分を信じ込めるように、そう言った。]
(154) 2020/09/25(Fri) 20:53:55

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 日はとうに沈み、
  そろそろ夜の練習が始まる頃合い。

  変な話につきあわせて悪かったな、と
  わざと無愛想に
  突き放す言い方をして、席を立つ。
  心の底に、まだわだかまりを残したまま。 ]


  コンペ、明日の夜に出る。  


[ そう、最後に言い残して。]*
(155) 2020/09/25(Fri) 20:54:52
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t10) 2020/09/25(Fri) 20:56:12

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a39) 2020/09/25(Fri) 20:58:21

【人】 花屋の主 メルーシュ

[
>>0:87
ヨシュア様はコンセールカリヨンの名家ハイアーム家に仕える方だ。(もちろんメルーシュが知っているのはかの方が名乗ってくださった名前だけだったが、両隣のおしゃべり好きな店主たちがおしえてくれた)

時に、ご自身が使えられているハイアーム公のご息女へ、花を求めて見えられる。

そしていささか不躾なメルーシュの質問>>1:59にも、不審な顔をせずに答えてくださるお得意様だった。

  用事を終え、あとは屋敷に戻るだけなのです。
  よければ店の隅で、
  待たせて頂いでもいいでしょうか?>>1:113


ええ、勿論です。ヨシュア様。

[花々が所狭しと並ぶ店内の片隅には、ちょうど天窓の光がやわらかく差し込むその場所に置かれたひとりがけのソファがある。

もし彼がそこに座っても座らなくても、メルーシュは気にかけることはないけれど。

そのソファのちょうど目の前にある早咲きのコスモスが、どこか浮かない表情のヨシュア様に、声ならざる声で小さなメロディを風に乗せたことに、かすかに微笑んだ。]
(156) 2020/09/25(Fri) 21:09:39

【人】 花屋の主 メルーシュ

お待たせしました、こちらでいかがですか?


ヨシュア様が花を贈られるそのお方のことを、メルーシュはどれくらい知っているのだろうか。
だが、彼の言葉の中から、そのご息女が花を愛でる深いお心があられることと、もしかしたらあまりお体が丈夫であられないことだけはくみ取ることができていた。]

お持ちいただくのがちょっと大変かもしれませんが

[そう言い添えて見せたのは、深い橙と白のアネモネを中心にした花束。
窓辺に飾るとしたら、少し花器からしたたるくらいの、穏やかな色合いのグリーンを添えて。]

そして、これはヨシュア様に。

[さきほどから彼へ小さな声で歌いかける、真っ白いコスモスを小さな花束にして手渡した。]*
(157) 2020/09/25(Fri) 21:12:10
花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a40) 2020/09/25(Fri) 21:21:27

花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a41) 2020/09/25(Fri) 21:21:38

【人】 花屋の主 メルーシュ

>>135
いらっしゃいませ

[誰かが訪ねてきた気配に気付いて、メルーシュは店先からは死角となった場所から顔をのぞかせた。

そこに佇んでいたのはひとりの男性。

この国ではあまり見かけない帽子と装い、そして手にしている楽器ケースは、大きさからヴァイオリンかもしれないと思った。
(コンセールカリヨンに住む住人であるメルーシュは、もちろん音楽を愛していたが、残念ながら楽器にはあまり詳しくない。)]

「この素晴らしい日にオススメの花を
もらえないかな?」>>135

「はい、では少しだけお待ちいただいても?」

[初めてのお客様から頂いた難しくも素敵なオーダーに、もしかしたらメルーシュの動きは、いささかぎこちなかったかもしれない。

メルーシュはその方に、店の片隅にあるソファで待たれることを勧めると(もちろんその方が座られても、座られなくても気にとめることない)、ふんっとばかりに花たちに向き合い、このお客様のオーダーにかなうのはなにかと、花たちと相談を始めるのであった。]*
(158) 2020/09/25(Fri) 21:56:34

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─幕間・何気ない朝食風景─


[これは何気ない日常のお話。
平台の演奏がある日のお話。


平台の演奏がある日には、練習と
手の筋肉……特に薬指と小指の関節は
入念にほぐす必要がある為
本番が早い日は必然と早起きする形となりました。]
(159) 2020/09/25(Fri) 22:44:42

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  お行儀悪かもしれないけど、
  これが美味しいのよね。



[台所でファラリスが野菜を切ってる間、
私はフライパンで2人分の卵とベーコンを焼き、
ヤギのチーズを温める。



  貴族令嬢が料理なんて驚かれるかもしれませんけど、
  何せ実家には使用人が10人もいなかった貧乏時代。



        屋敷の料理人だけでは追いつかず
        私も簡単な手伝いをするうち、
        料理を教えて貰い覚えたのです。



それもあり、朝はファラリスと共に
料理をするのも最早日常茶飯事。]
(160) 2020/09/25(Fri) 22:46:08

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ライ麦のパンを厚めに切って
上に温めたチーズを乗せ、
皿に目玉焼きとベーコンを……

何てお上品なことはせず
パンにチーズと焼いたベーコン、
目玉焼きを乗せて塩胡椒を轢いたら
そのまま豪快にガブリ!が
私達の通常運転でございます。]



  あ、今日はお給料が出たから
  上にパンをもう一枚乗せて
  挟んで食べちゃいましょうか。



[贅沢だわー、とご機嫌に鼻歌を歌いながら
食べる前にもう一枚パンを切って。
ファラリスの分も追加で切っておきました。

安定した収入を得て、メニュレーが豊かになってからも
貧乏根性というのは案外染み付いたままのようですわ。

一応男爵令嬢の端くれではありますが、
まるで らしからぬこの行為。
人前に見せない二人きりの食事くらい

楽に食べて良いかと思ってる訳ではございませんよ?
]
(161) 2020/09/25(Fri) 22:47:49

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[後は白インゲン豆と野菜、ハーブのスープと
ファラリスが切った季節野菜と
無花果のサラダを果実酢のドレッシング。

デザートはフライパンで薄く焼いた
林檎のパンケーキを添えて。]



  今日は演奏があるから
  しっかり食べておかなきゃね。



[平台の演奏は代謝を消費するから
食べる量が少ないと途中でバテてしまいますもの。
しっかり食べて、しっかり練習しなければ
演奏の質にも差し障ってしまうから。

食材を生み出してくれた各々の恵みに感謝して。
楽士ご飯の小噺────これにておしまい。]**
(162) 2020/09/25(Fri) 22:48:21
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a42) 2020/09/25(Fri) 22:56:31

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷の庭園には昨日のような大勢の
  人だかりは無く、私が心を、体を、
  酷く震わせたあの光景はやっぱり
  まるで夢だったかのよう。

  それでも耳を済ませば、やはり風に乗って
  微かに此処まで運ばれてくるのは、
  人々の希望を抱いて響く、清らな音。 ]


    あの、私。
    この子たちを、音楽祭が行われている
    宮廷内へ連れて行きたいのです。


[ 意を決して、隣に立つ方へ>>83
  そう伝えましょう。

  昨日私を夢の舞台へ上げて下さった方と
  同じかは、顔をきちんと把握出来ない
  距離でしたのでわかりませんでしたが、
  コンペ裏方、の腕章を付けた方が整理券を
  配っていらっしゃるのが見えました。 ]
 
(163) 2020/09/25(Fri) 23:01:24

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 人数分の整理券を頂くために、
  その方のところへ歩み寄るのも、
  随分と時間がかかります。
  それでもなんとか近くへ行くことが出来れば、
  たくさんの子供たちを連れて宮廷内へ
  入っても良いか尋ねてみたでしょう。

  問題が無いようなら、お礼を伝えて。
  はしゃぐ子どもたちに、しぃー、と
  人差し指を唇に当てて、笑んで。

  会場内には、私が案じて止まぬ方が
  いらっしゃったのでしょうか。>>128

  もし、お顔を目にすることが叶うなら、
  その揺るがぬ意志を宿した瞳が見つめる
  光を、向ける眼差しの意味を、
  どうか失っていませんように、と
  心から祈ったことでしょう。

  また、手首の番号札がかさりと鳴いて、
  無意識のうちにそっと包むように触れました。 ]*
 
(164) 2020/09/25(Fri) 23:07:03
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a43) 2020/09/25(Fri) 23:12:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[余談ですが、宮廷内で子供を連れての入場は
目を離さないように・はぐれないようにと>>164
裏方に注意を受ければ問題なく入れることでしょう。


審査員達の考えは、老若男女関係なく
音楽に触れる機会を奪ってはならないと
いうものなのですから。]
(165) 2020/09/25(Fri) 23:21:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞踏用大ホール 審査員席(夕)─



[夕方の演奏はもう残り二人。>>110
後は暫定夜枠の挑戦者を残すのみ。


夜枠の彼らの準備は大丈夫かと
少しばかり案じながら。


向こうからの要請や変更が無ければ
残り2人の演奏後、司会の発表により
30分の休憩時間が挟まれることでしょう。]**
(166) 2020/09/25(Fri) 23:22:43
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a44) 2020/09/25(Fri) 23:27:37

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 少しの注意を守れば子供を連れて行っても
  問題ない、と教えて頂ければ>>165
  私はお礼を伝えて頭を軽く下げました。


  
   
また、そよぐ風が私の髪を揺らし、
  先程と同じ>>75甘い香が鼻腔を擽ります。

  す、と視線を泳がせてみれば、そこには今日も、
  小さくて可愛らしい花束がたくさん入った
  籠を抱えて、それでも他の露店や大道芸人>>2
  のように商売に勤しむというよりは、
  まるで散歩でもするように歩く、
  お花屋さん>>1:291の姿が目に入ったでしょうか。

  丈の長い作業着>>1:295の、変わらない柔和な笑み。
  その手抱えられた籠には、鮮やかな色。
  昨夜からずっと、色が失せた世界を彷徨って
  いるような気がしていた私に、それは本当に
  眩しく輝いて。

  暫くじっと見つめた後、小さな花束を幾つか
  買う為に声をかけたことでしょう。  ]
 
(167) 2020/09/26(Sat) 6:29:46

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 いつかのお花屋さん 
  


[ いつだって教会に飾るお花は、
  細い路地にひっそりと佇むお花屋さん>>0:12
  にお願いしていました。

  私はお花のことをあまり詳しく知りません
  でしたが、店主の方が見繕って
  束にしてくださる花々は、
  季節によってその種類を、色を、
  また香まで変えて、色彩のない日常に
  鮮やかな煌めきをもたらしてくれるので、
  私はお花屋さんの御使い事は
  決して嫌いではありません。


  …店主の方は、不思議な雰囲気を
  纏う方でした。>>1:26
 
(168) 2020/09/26(Sat) 6:32:41

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 穏やかに笑む表情は柔らかく。
  花々に触れる指先の動きは舞うように
  滑らかで、眼差しは深く、澄んでいて。

  なんとなくその瞳で、私の濁った心の中までも
  見透かされているような気がして、
  何度訪れても視線を上手く合わせることが
  出来ずにただ花束をお願いし、
  帰るだけの私。
  そんな妙な私にも何と声を掛けて問うこともなく
  ただ、穏やかに微笑みをくれるのでした。

  …時には渡した代金では到底買えない程の
  たくさんの美しい花束を持たせてくれることも、
  あったかも知れません。  ]*
 
(169) 2020/09/26(Sat) 6:35:43
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a45) 2020/09/26(Sat) 6:39:36

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ――


[ >>16
  コンペが終わった者、明日に控える者
  たくさんの演奏家が溢れる
  慌ただしいロビーの中で
  現れた彼の声は平然としているようで
  どこか強ばっていた。

  「一緒に吸おうか」>>138

  と出された煙草。
  
  重い沈黙に>>140
  その煙をゆっくりと吐き出して。 ]
  
(170) 2020/09/26(Sat) 7:44:46

【人】 楽器リペアマン ティグレ


[ >>154
  静寂の後、彼から紡がれた言葉。
  彼に何があったのかは
  到底推し量ることはできない。


  だけど電子六弦との出会いが
  このバネとの出会いが
  彼を良い道に導くように願った。

  人は何かをきっかけで
  最悪の道を選んでしまうことが
  あるものだから。


  煙草の煙はそっと寄り添うように
  混じり合い
  消えた。 ]
  
(171) 2020/09/26(Sat) 7:49:29

【人】 楽器リペアマン ティグレ


[ 煙草の火を消して
  ああ煙草を吸うならいい場所があるよ、と
  >>1:313あの歌声を聴いた橋を思い出す。

  コンペに来た彼に
  そんなところに行く時間があるかは
  分からなかったけど。

  >>155
  変な話につきあわせて悪かったな、と
  彼は席を立つ。 ]


  いいよ。
  コンペ見に行く。


[ そう言って彼と別れた。 ]*
  
(172) 2020/09/26(Sat) 7:51:53

【人】 ヨシュア



 ── 回想、花屋 ──



[ よく手入れのされたソファに腰をかけると。
  店内の様子がよく見えた。
  自分は、花にはあまり詳しくないが、
  店内を飾る色彩豊かな花々は、
  どれも瑞々しくて美しい。

  だが何よりも目を引いたのは、
  どう言った手順なのか、男には珍紛漢紛な動きで
  たちどころに花束を編む、女主人の細い指。 ]
 
(173) 2020/09/26(Sat) 7:58:06

【人】 ヨシュア


[ 男に花の声は聞こえない。>>156
  だから、メルーシュ嬢の笑みの意味はわからない。
  単純に、心地の良いものと受け取って
  この穏やかで美しい時間を楽しんだ。 ]


  …… 私に、ですか?


[ 差し出されたのは、二つの花束。
  驚いたように、ぱちりを眸を瞬かせる。

  お嬢様宛の花束は、期待に違わぬ出来栄え。>>157
  それどころか、毎回期待を軽々越えていく。
  しかし今の視線は、白い花束の方へ向けられて。 ]


  ………… 似合いますか?


[ 男の認識では、美しく繊細な花束は、
  同様の性質を持つ女性達にふさわしいもので。
  無骨な自分とは似つかわしくはないのでは、と。

  否定の言葉を期待しながら尋ね、
  花束を受け取ると。
  胸元でそっと白いコスモスの花弁を揺らした。 ]**
 
(174) 2020/09/26(Sat) 8:00:39

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−朝の話


  俺は今から、帰宅するところなんだ。
  小さい子供たちは、目を離してはいけないけれど
  こんなに多いと、ひとりくらいはぐれそうだ。

 [

    引率1人に対して、少し数が多い子供たち。
    いないはずの神父に
    いっておいでといわれたという。
    あの時、暗くて見えなかった彼女の顔は、
    今はっきりと見え、ひどく傷ついていた。

                         ]

  
  首はねでいいだろ


   いや、すまない。
   これからの予定は何かあるのかな?
   子供たちは、うちのものに宮廷内で
   見てもらえるだろうから、
   予定がなければ…いや、あったとしても、
   少し俺と回ってくれないか?
(175) 2020/09/26(Sat) 8:17:20

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    彼女の後ろ側から見えたのは、馬車。
    彼の家の馬車。近くで止まり、
    中から出てきて目を見開いたのは

    オーランジュ。

    何事か、と彼女は急いで小さな集団に近づき
    傷だらけの女性を見て、
    彼と同じことを呟いただろう。

                      ] 
(176) 2020/09/26(Sat) 8:17:52

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


  『
首をはねてしまえ……


   よろしい。子供たち、
   わたくしがとても楽しいところへ
   お連れしましょう。
   その間、お姉さまと離れてしまうけれど、
   よろしいですね?あとで、会えますから』


 [

    そんな発言を聞いた子供たちの反応は
    どのようなものだっただろうか。
    了承の言葉が聞こえれば、
    その場で二手に分かれることになっただろう。
    彼は、目の前の女性の手に触れ、
    待機している馬車に乗ってほしいと言ったかも。
    断られたなら、裏動線に誘導して
    宮廷内で比較的静かな場所へ
    連れて行ったことだろう。

                          ]*
(177) 2020/09/26(Sat) 8:18:46

【人】 ヨシュア


[ ホールからは見えない空は、それでも。
  茜から藍へとゆっくりと時の流れを示して行く。

  それはコンペも終わりを迎えようと言う頃。
  あろうことか、憎き男を追い求める目を止めて。
  残りの2つの曲に聞き入ってしまった。

  これから追加で飛び入りを募る可能性もある。
  再び音によってこの場に縫い止められる前に。
  歩み出そうとした足は、
  今度は言葉で制止される。 ]
 
(178) 2020/09/26(Sat) 8:40:14

【人】 ヨシュア



  …… お前は。


[ 随分探しましたと苦く笑うのは、
  ハイアーム家の者だった。
  今の自分とは関わりがないはずの人間。
  なので会話は、視線を合わさないままで。 ]


  ………… 神父が?


[ 果たすべき事のため、凪のようにと努めていた心に。
  その知らせは、それでも小さく波を立てた。

  つい先程、旦那様の元へ入った情報。
  公にか、内密かは定かではないが。
  神父が捕らえられ、王の裁きを受けると言う。>>81 ]


  …… そう、か。


[ 何とか、その一言だけ絞り出す。
  敵討ちを果たせぬまま怨敵は、
  自分の手の届かぬところに行ってしまったのだと
  そう理解して。 ]
 
(179) 2020/09/26(Sat) 8:42:43

【人】 ヨシュア



  滑稽だな、俺は。


[ 務めを果たした使いの者を見送りながら。
  自嘲するように笑う。

  従者の立場を捨て、仇討ちだけを求めた結果。
  結局何も果たせぬまま、お嬢様も救えない。

  先ほどまでの憎悪に満ちた心を、今。
  虚無が支配する。 ] 
 
(180) 2020/09/26(Sat) 8:43:37

【人】 ヨシュア


[ 歩もうとした足は、しかし。
  行く場所も、帰る場所も持たない。

  すべき事を見失った空っぽの男は、
  虚な眼で顔を上げて ───。 ]


  エヴィ嬢。


[ …… 僅かに、目つきを和らげる。>>164
  もしかしたら、彼女の横には大勢の子供と。
  彼女の身を案じる青年がいたかもしれない。
  その事実は、男を安堵させ。

  改めて見た彼女の顔の傷痕に、眉を顰めた。 ]
  
(181) 2020/09/26(Sat) 8:44:53

【人】 ヨシュア



  傷によく効く薬です。
  どうか、貴女の為に使って下さい。 


[ 言葉と共に近付き、懐から取り出したそれを手渡す。
  今度は、伝える言葉を間違えないように。>>1:111

  さようなら、エヴィ嬢。
  別れの言葉と共に、小さく笑うと。
  これからの彼女の未来を象徴するような、
  賑やかな子供の笑い声からそっと背を向ける。

  するべき事は見出せぬとも、
  してはならぬ事は、愚かな自分とて理解している。


  直接神父に手を下す事は叶わぬとも。
  神聖なるコンペの場に、
  殺意と憎しみという感情をもたらした自分は、
  コンセールカリヨン。
  この美しい音楽の都に相応しくない、咎人だと。 ]
  
(182) 2020/09/26(Sat) 8:48:41

【人】 ヨシュア


[ 罰を求めるように彷徨わせた視線は
  ある一点でピタリと止まる。

  その先には、
  あのメイレン・シュレグマーの姿があった。 ]** 
 
(183) 2020/09/26(Sat) 8:48:45
ヨシュアは、メモを貼った。
(a46) 2020/09/26(Sat) 8:54:09

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a47) 2020/09/26(Sat) 9:34:34

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[屋内である舞踏用大ホールは>>0>>1>>2
昨日の会場であった>>1:1>>1:2
舞台付き第庭園に比べれば、
例年飛び入りの参加希望者は少ない状態。

今年に至っては報告すら届いておらず
言うなれば今現在、飛び入りの数は
──0でございました。]



   ( ────── 。)



[本日、全ての演奏が終われば。
私を含めた審査員達は協議の末、
最優秀者……審査員特別賞に至るまで
入賞者を裁定するのだと。]
(184) 2020/09/26(Sat) 10:23:04

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[最優秀者は宮廷楽士となる権利を得られる>>0:n0
この国でも特に誉れ高い賞だと、私は認識するこの栄光。

それとは別に、
各審査員によって選出される審査員特別賞。

宮廷楽士になる権利こそないものの
褒賞として各審査員から幾つか褒賞の選択肢を出され、
その中から好きなものを選択出来るというもの。]




    (私、は)



[未来の音楽のため、この国のために
誰へ一票を投じるべきか。
どの才能へ、手を差し伸べるべきなのか。

その精神的重圧は10年経とうが慣れぬものです。]
(185) 2020/09/26(Sat) 10:24:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その一方で、一報を聞かされ>>179
憎悪に満ちた心が虚無に摩り替わった様子の彼。
>>181>>182


この場に殺意と憎しみという感情を
もたらした自分が咎人と考えているらしい彼。]
(186) 2020/09/26(Sat) 10:24:54

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ふ、と視線を感じ「はてな?」といった
小首を傾げた時の不思議気な表情で
彼の方向へ一瞬顔をやったものの>>183

残念ながらその顔と正体にまで>>183
気付き及ぶこともなく>>128]



  (……気のせいかしら)



[感じた視線と気配は害意というよりも、
私にはどこか懐かしいもののように思えて。
>>1:116>>1:117


それでもその正体が分からぬまま、
再度私は舞台の方向に向き直ってしまったのでございました。
ですが────もしも 気付けていたならば?]**
(187) 2020/09/26(Sat) 10:25:56
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a48) 2020/09/26(Sat) 10:31:01

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 夕刻 ─


[ 壁に手をついて伝いながら歩く。
  重い身体はなかなか言うことを聞かないが
  それでも確かに、一歩一歩前へと進む。

  途中出会う者もいただろう。
  部屋に戻るようにとも促されただろう。

  けれど、頑として首を縦に振らず
  強い眼差しを持って歩みを続けたいと伝えれば
  皆一様に黙り、せめてとその様子を見守った。 

  そうして辿り着いた父の部屋で。
  私は全てを伝え、全てを知る。 ]
(@32) 2020/09/26(Sat) 10:45:34

【見】 病弱貴族 アメリア


[ 真実を正しく理解した父は
  まず、伝えてくれた感謝を。
  そして、すぐに伝えなかった過ちを説いてくれた。

  自身の行動は遅かったらしい。
  既に立ち去ってしまった彼のことを聞けば
  唇をかみ締め、涙を滲ませる。

  悔やんでいる間に父がとった行動。
  王宮へと使いを出して、
  教会についての今まで調べた限りを伝えると
  さて、どんな対応があることだろうか。

  逸る気持ちを抑えて、
  やがて訪れる知らせの後。

  彼に伝えるための者とは別に>>179
  自身は屋敷を後にした。 ]
(@33) 2020/09/26(Sat) 10:46:04

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 少しでも体を休めるため
  馬車に乗り込み揺られながら。

  遠のきそうになる意識を
  気力で繋ぎ止め、窓から彼を探す。

  使いのものより先に見つけられるのならそれ。
  見つけられないのなら伝えに来てくれるだろう。
  
  迎えに行くのは誰でもなく、
  自身がしたかったことだ。 ]
(@34) 2020/09/26(Sat) 10:46:22

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   コンペ会場に。


[ 結局、先に見つけることは適わなかったよう。

  役目を先に終えた者にその場所を聞けば>>179
  何故、と疑問を持ちながらも
  馬車を宮廷へと向かわせる。 

  彼が音楽にあまり関心がないのは
  その様子からなんとなく理解していた。

  嫌っている、とは思っていなかったが
  向かう場所としては疑問に思う。 ]
(@35) 2020/09/26(Sat) 10:46:47

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ 教会に向かっていないのなら、
  復讐を諦めてくれたのだろうか。

  けれど彼の忠誠心は本物。
  ならば違う目的がある、
  という方が理にかなっている。

  宮廷へと馬車をつければ、
  あとは歩かなければならない。

  側仕えの腕に手を置いて寄りかかりながら
  コンペ会場の方へと向かう頃には
  辺りは宵に包まれていただろうか。 ]**
(@36) 2020/09/26(Sat) 10:47:04
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t11) 2020/09/26(Sat) 10:48:47

病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t12) 2020/09/26(Sat) 10:49:01

【人】 ヨシュア


[ 視線が交わったのは、ほんの一瞬。>>187
  逸らされた眸に気付く。
  
  刹那の邂逅が
偶然
にせよ
必然
にせよ。
  自分は、彼女に裁いて欲しかったのだと。
  この身は音楽を厭み、
  神聖なる場に悪意を持ち込んだ冒涜者。

  この国に懺悔を聞く神父はもういない。
  ならば誰よりも真摯に、
  音楽へと向き合っている彼女にと。 ]
 
(188) 2020/09/26(Sat) 11:18:24

【人】 ヨシュア


[ ただ、それこそが甘えだったのだろう。
  今、彼女の目は、真っ直ぐに
  音楽の方を向いて ───。

  …… このような雑事で、
  煩わせるわけにはいかない。
  誰よりもこの国と音楽を愛する人。
  終ぞ言葉を交わす事なく、ただ尊敬の念だけを胸に。

  もうこちらを見ていないだろう彼女に会釈をして。
  コンペの結果を待つ事なく
  宮廷を後にする。 ]
 
(189) 2020/09/26(Sat) 11:18:33

【人】 ヨシュア


[ 会場を出て、宵闇の中、一人歩く。

  途中すれ違った馬車。
  そこに刻まれた紋章は、
  もう己には関係のないはずのものだった。>>@35 ]

 
(190) 2020/09/26(Sat) 11:18:45

【人】 ヨシュア


[ 暫くして訪れたのは、道外れにある花屋。
  顔馴染みの主人はそこにいただろうか?
  いたのなら、花束の注文を一つ。

 「 長く、この国を離れる事になりまして。
   別れの花束を一つお願いします。 」

  そうリクエストして、完成した品を。
  そのままメルーシュ嬢に手渡すだろう。

  …… 今までお世話になりました、と。 ]
 
(191) 2020/09/26(Sat) 11:19:26

【人】 ヨシュア


[ ……音楽を穢した自分は、
  この国に相応しくない。>>182

  ならば賊と共に果てよう。
  そんな願いも叶わなかった。
  なら後に残された道は、この国を去るだけ。

  茜色が去った空の下。
  コンペに触発されたのか、
  楽しげな声で奏でる住人達の歌声を背にして。

  そんな決意と共に、暗闇を纏った男は、
  城壁を越える為、関所へと向かう。 ]**
 
(192) 2020/09/26(Sat) 11:19:58
ヨシュアは、メモを貼った。
(a49) 2020/09/26(Sat) 11:23:09

【見】 病弱貴族 アメリア

── 宮廷内:コンペ会場 ──
 

[ 辺りは人でごった返していた。
  その隙間を縫うのはなかなか大変で
  人にぶつかってしまうこともあっただろう。

  綺麗なドレスを身にまとっていることから
  因縁つけるものはいなかっただろうか。
  その顔色の悪さから
  心配気な眼差しなんかを向けられたりして。

  けれど、それらにかかずらっている
  暇は無いのだ。
  
  急がなければきっと
  彼はいなくなってしまう。 ]
(@37) 2020/09/26(Sat) 11:45:09

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ しかし、辺りを見回せども
  大勢の人の中に、彼は見当たらなかった。

  もう移動してしまったのだろうか?
  それとも見つけられていないだけ?

  自分で迎えに行くという欲をかかず
  知らせのものに連れて帰ってもらうべきだったと
  後悔をしながら。

  ふらり、揺れた視界に
  側仕えの腕をぎゅ、と握る。 ]
(@38) 2020/09/26(Sat) 11:45:29

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ もう限界に近かった。
  ちかちかと明滅するように
  意識が持っていかれそうになる。

  本能は休まなければと
  そう考えるのに。

  ぎりっと唇を噛んで。
  血が滲むほど噛んで。
  意識を繋ぎ止めようとする。 ]
(@39) 2020/09/26(Sat) 11:45:45

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ やがて、人混みの中に
  見知った女性を見かけることは
  あっただろうか>>164

  もし出会えたのなら。
  自身の、"従者"を見ていないかと
  そう尋ねるだろう。 

  コンペはもう終わり頃だろうか、
  それともあと一曲残っていたか。

  それを聞く余裕もない自分は
  ここには相応しくはないのだろう。 ]**
(@40) 2020/09/26(Sat) 11:45:57
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t13) 2020/09/26(Sat) 11:47:08

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―朝・『グランソ・シュとランド』最上階―



[ 最上階のバルコニーで
  一人、目を閉じ。嘆息する。


  思い、出した。>>15


  昨夜、楽器工房の彼女と話したことと。
  第二王子が弟への妨害のため
  自分の過去の過ちを掌握していること。>>142>>143
  

  捨てたはずの過去は今も足枷のように絡みつき
  唯一の武器だった音楽にも
  影を落としていること。 >>151>>152 ]
(193) 2020/09/26(Sat) 12:16:53

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

 

[ ――それでも。
  捨てられない、捨てられる筈のない、もの。


  音楽という存在…
  自分の重苦しい楽曲も。
  沈鬱な歌詞も。
  とうに愛憎をも超越し、
  自分の一部になっていたのだと。]
 
(194) 2020/09/26(Sat) 12:17:48

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―昨夜・宿のロビーにて―



[ 去り際に。
  煙草を吸うならいい場所があるよと
  楽器工房の彼女が耳打ちしてくれる。>>172

  どこかと聞くと、それは
  自分がこの国に来たときに
  居心地の悪さから設営中のコンペ会場から逃げて
  油を売っていた場所だった。>>0:3


  あの場所で彼女も一服していたのか。
  想像したその姿が様になっていて、
  くっくっと笑った。 ]
(195) 2020/09/26(Sat) 12:19:07

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 悟った真実、その底は昏く深く。
  胸中に渦巻く靄が消えたわけでは無い。
  
  しかし、]


  『いいよ。
   コンペ見に行く。』>>172


[ 昨日から変わらない、外連味のない口調で
  そう言う彼女に。


  
(…いい音を届けないとな。)



  思い浮かんだのは、そんな、
  先程まで見失いかけていた感情。
  しかし奏者としてずっと持ち続けていた
  あたりまえの感情だった。 ]
(196) 2020/09/26(Sat) 12:19:56

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―夕刻・コンペ会場―



[ ――そして今。
  本日の戦場―舞踏用大ホールの前に立っている。


  ヨハン、ディミトリエ、
  ノード、ニルソン、ダンテ。

  地獄みたいだった山奥の寒村を抜け出して、
  その先で出会えた5人の仲間と、
  己の
武器
を携えて。

  
  会場アナウンスが、『30分間の休憩』
  を告げる。>>166


  仕組まれた命運を打ち破るように。
  関係者用の搬入口から
  ホールという名の戦場に、
  6人並んで踏み込んでゆく。

   
――さあ、舞台転換の開始だ。
 ]*
(197) 2020/09/26(Sat) 12:25:23
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a50) 2020/09/26(Sat) 12:31:14

教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a51) 2020/09/26(Sat) 13:33:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞踏用大ホール─


[彼と逸れてしまった私の瞳。
まさか私に裁いて欲しかったというその心中を
察することも今は出来ないままに。>>188



  その心を知れていたら一体誰が怒りましょう?
  一体誰が裁きましょう?>>188



確かに悪意を持ち込んだやも知れません、
ですがそれで会場の人々を
直接傷付けたわけでは恐らく無いのでしょう?



         奏者の邪魔をしたわけでもなく、
         貴方が抱いた心、そのものを
         どうして私が裁けましょう?]
(198) 2020/09/26(Sat) 13:37:55

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ですが──この考えですら。



   貴方には、酷なのでしょうか?>>188>>189
   私には、例え貴方の心が知れようと
   咎人にも冒涜者にすらも思えないのです。



貴方は、才能を環境や貴方自身の手で
潰した方だとは……到底思えませんもの。]
(199) 2020/09/26(Sat) 13:38:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

   [暗闇の中、国を去ろうとする貴方と>>192
   貴方を探す御令嬢>>@35>>@38



彼女は楽士と共にいるのかどうか。>>163>>175
私も訪れた花屋の方への注文に>>156>>157>>191



   リペアマンと花屋の元を訪れた
   旅のヴァイオリン弾き>>79>>111>>135



或る奏者の影と感情。>>193>>196
約束を交わしたリペアマンの娘>>172]



  様々なものの現在位置が、思惑が。
  舞踏用大ホールで、それらから離れた場所で。
  時の流れの中で、展開されていたのでしょうか?]
(200) 2020/09/26(Sat) 13:38:42

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[物理的にも、情報的にも


精神的にも恐らく彼らから


最も遠い席にいるであろう私に


彼らの真実を知る時は


果たしてやってくるのでしょうか?]
(201) 2020/09/26(Sat) 13:40:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞踏用大ホール─



[司会が『30分休憩のアナウンス』を告げ、>>197
私や審査員はこの日専用に開けられた
臨時控え室に戻るため、席を立ち上がったのでした。]



  (──いよいよなのね。)



[コンペ前に話を聞き>>0:34>>0:35>>197
間接的にとはいえ(知らぬこととは言え)
因縁が無いとは言えないのかもしれませんが。

私が席を立った時、審査員席の私と
6人組とは顔を合わせられたか、
どうだったでしょう。>>197

いずれにせよ、もし視線が合えば
軽くカーテシーをして臨時控え室に戻り行くのでした。]
(202) 2020/09/26(Sat) 13:41:46

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─宮廷・臨時控え室─



  あーーー、ファラリス!
  炭酸水あるかしら!?


[さすがに少々疲れが溜まり始めたのか、
休憩を挟んできたとは言え
少しばかり背と腰に違和感を訴え始めていて。

ファラリスからよく冷やした炭酸水を
フルートグラスに入れたものを手渡され
少しずつ口をつけて喉を潤し、気分転換いたします。]
(203) 2020/09/26(Sat) 13:42:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  やっぱり評価で喋っていると
  喉が乾くわね……。


[正直コンペの最中に
水分補給取れたら良いのに、と
何度感じたことか。

こうして休憩の間に急いで水分補給と
花摘みを済ませたのち、
瞑想で心を落ち着けて。]
(204) 2020/09/26(Sat) 13:42:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[軽くクッキーを摘めば、休憩終わりまで10分前。]



  それじゃあ、行きましょうか。
  ファラリス。
  遥々此の国を訪れた彼らの元へ。



[今から向かえば5分前には
審査員席に着席出来る計算。

彼らとの邂逅の時が──近付く私の足音を聞きながら。]**
(205) 2020/09/26(Sat) 13:43:47
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a52) 2020/09/26(Sat) 13:49:53

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―コンペ会場・通路―



[審査員用の控え室と、>>202
 ホールを結ぶ通路。

 舞台袖に向かう途中、
 目立つ紫のドレスを纏った婦人
  ―この表現は独身の彼女には適切では
  ないのだが、そうとは知らず―
 とすれ違った。

 その銀色の腕章の意味が分かった
 ディミトリエだけが、彼女に会釈をする。 ]
(206) 2020/09/26(Sat) 14:22:47

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[エリクソンは何も知らず、
 その女性を一瞥したのみ。

 彼女が新旧国籍一切不問の
 無類に音楽を愛する『大変人』で、>>1:8
 異国から来た自分らのことを
 ずっと気に掛けてくれていたことも、>>202

 いつの日かリジィに音盤を与え、>>0:54
 間接的に招聘の一要因になっていたことも、

 そして、昨日からずっと中心でコンペを動かし、
 厳しい指摘を与えながらも、
 つねに新たな才能を見逃さなかった、
 幾つになっても輝きを失わぬ目も。


 互いのことは、最後まで知らぬまま。
 彼女は審査員席へ。
 6人は舞台袖に繋がる通路へ。


 思惑は交差しながらも
 両者は同じ目的地に向かい、歩き去って行った。 ]*
(207) 2020/09/26(Sat) 14:23:49

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―コンペ会場・舞台―



[裏方を示す腕章を付けた会場スタッフと共に、
 会場入り直前まで打ち合わせした通りに
 機材を配置してゆく。]


 今回、音楽祭に臨むにあたっては
 一つの懸念があった>>1:11

 自分らの武器の一つにノードの電子洋琴による
 シンフォニックなサウンドがある。
 しかし、今回の審査員は、
 平台やその他弦管楽器の、プロ集団。

 電子楽器は、どんなに性能のいいもの
 ―オリジナルの楽器の再現性が高いもの―でも
 微妙なニュアンスの付け方や響かせ方、
 あらゆる面において
 生の楽器には勝てない。

 他の奏者達とも比較され
 減点されること間違いなしだろう。 ]
(208) 2020/09/26(Sat) 14:28:59

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ゆえに、
 今回はウワモノにシンフォニック要素がなく
 逆に電子楽器ならではの音を、
 リズムセクションに置いた楽曲を
 主軸に採用することになった。


 リズムセクションとの同期には
 やや面倒な、別の機材がいる。

 事前に打ち込まれた、
 64チャンネルで構成された楽曲情報。
 その中で、拍だけを鳴らした1チャンネルのみを
 無線で飛ばし、
 メンバー全員が耳に装着している
 小型の再生装置に送られる。

 これで全員がずれることなく
 自動演奏と同期して演奏が出来るという寸法だ。


 また、これだけ規模の大きい会場、
 しかも電子楽器で大音量を奏でるとなると、
 舞台の両端同士、
 また床や壁に音が反響し、
 自分らに跳ね返ってくる音に遅延が生じる。

 無線再生装置には、
 それを遮断する効果もあった。 ]
(209) 2020/09/26(Sat) 14:29:27

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[舞台が室内ということで
 ある特定の音と、会場のどこかの壁が
 変に共振を起こすことがないかは
 一番の気がかりだったが、

 流石はコンセールカリヨン随一の舞踏用ホール、
 そんなことは一切無かった。


 遠目には…あれは二階席だろうか?
 先ほどすれ違った紫ドレスの婦人が
 座っている一角がある。>>0
 

 ばっちりだ。
 音響装置の配置は、
 ちょうど、彼ら審査員の位置で収束するように
 計算されていた。
 
 (なるほど、彼女も審査員か)


 先ほどすれ違った彼女の
 凜とした表情を思い出す。

 今は表情はおろか姿もぼんやりとしか見えない
 その座席を見据え。

 どんな評価でも受けてやろう。
 そう心を決めた。]
(210) 2020/09/26(Sat) 14:43:09

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 日はとうに西へ落ち
  沢山の小さな連れとともに会場に入る者、
  失意とともに会場を去る者、
  馬車で会場に向かう者。

  会場におらずとも、
  どこか他の場所で、流れる音に耳を澄ます者。


  人によって多少はあれど、 
  たった二日間のコンペの中でも、
  音楽によって喜び、憂い。
  様々な感情が生まれただろうか。
 
  そのコンペも、間もなく終わりを
  迎えようとしている。 ]*
(211) 2020/09/26(Sat) 15:00:09

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 昨日ちらと見かけた、派手髪の若者が、>>1:300
  少年のように頬を紅潮させて此方を見ている。


  その対岸にいるのは、あの男。>>1:301
  憎々しげな表情で舞台を睨め据えている。


   ――もう、逃げることはしない。
      お前みたいな視線は慣れている。
 

  こともなげに視線を外し、
  派手髪の若者に目を戻すと、
  彼はこちらをずっと見ていたのか
  計ったように笑みを向けて、
  音盤らしきものをこちらに振って見せた。]
  
(212) 2020/09/26(Sat) 15:11:27

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 最終調整が終わり、
  ダンテが裏方に向かって合図する。


  場内の照明がフッ…と消えた。

  それまで明るく照らし出されていた
  赤と金を基調とした内観も、>>1
  中央の豪華なシャンデリアも、>>0

  闇に隠され、もう見えない。 


  
――『辺りが闇に沈む頃。』



  日陰者の俺が、
  日の当たる者達にとって代わることのできる
  唯一の瞬間。
 

 
――ようこそ。俺らの舞台へ。
 ]*
(213) 2020/09/26(Sat) 15:13:37
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a53) 2020/09/26(Sat) 15:15:08

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a54) 2020/09/26(Sat) 15:20:11

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 優しい方と 
  


[ 宮廷への入り口で帰宅、と仰るその方>>175は、
  明るい陽の下で改めて良く見れば、
  そのお召し物も上等なご様子で、
  なぜそのような方が私を気にかけて
  くださるのか、内心小首を傾げます。

  昨日大層お世話になった方だとは
  知らなかったこととは言え、
  なんて失礼だったのでしょう。

  送られる言葉
  
うちのもの、や、
  宮廷内で、と言う
  
>>175には
  また驚いて、目玉をぱちくりと何度も瞬き、
  伏せていた顔を上げました。   ]
 
(214) 2020/09/26(Sat) 16:26:04

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ と、突如背後にリズミカルな蹄の音、
  そうしてまた一人、豪奢なお姿の方が
  馬車から降りられます。>>176

  なにか小さく呟かれたようですが、
  言葉までは聞こえません。

  子どもたちを見ておいてあげようと
  言う>>177言葉に眉根は寄りますが、
  その眼差しは優しげで、少し安心しました。

  …それでも、子どもたちときたら
  何かを感じているのか。
  私にぴったりくっついて、
  離れようとしません。

  困ったように笑って、その方々を見やり。
  有難いご提案の辞退を申し上げました。

  お気を悪くされていないと良いのですが。 ]
 
(215) 2020/09/26(Sat) 16:28:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    …あの、少し騒がしいのですけど、
    よければこの子たちと一緒に、私を
    宮廷まで連れて行ってくださいませんか。

    
   
私、ちょっと
    転んでしまって、歩くのが少し、
    おぼつかないので。

    ご迷惑で無ければ、ですが…


[ そう言って、また困ったように笑って。 ]
 
(216) 2020/09/26(Sat) 16:30:26

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ その方のお返事はどうであったか、
  もし頷いてくださっていたなら有難く
  ご一緒させて頂いたでしょう。

  宮廷内の舞台は、それはそれは広くて>>0
  もしも子どもたちが走り回って
  はぐれてしまえばもう二度と会えないのでは
  と思うくらい。

  見たこともない程大きなシャンデリアが
  いくつも天井を彩って>>0、その天井には
  国にちなんだ伝説が描かれた絵が、
  あぁ、素晴らしくって。
  息を飲んでそのまま呼吸を忘れてしまいそう。

  身体の痛みもその時は一瞬忘れて、
  うっとりと見上げていた視線を下ろして、

  何気なく、見渡した、人混みの中、


  
   
!!!     
    ]
 
(217) 2020/09/26(Sat) 16:34:18

【人】 教会住みの娘 エヴィ

 


   
ヨシュア様!!!>>181




 
(218) 2020/09/26(Sat) 16:38:13

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 案じ続けていたその方のお顔を目にして。

  近くだったか、離れていたか、どちらにしても
  もう、矢も盾も堪らず、駆け寄ったことでしょう。]



    
   
ご無事で、いらしたのですね
    ……本当に、良かった
   



[ 安堵でぼやける視界の先。
  私の言葉を遮るように差し出されたのは、
  
いつかと同じ、傷薬
   
  ]
 
(219) 2020/09/26(Sat) 16:39:04

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ あの日と異なるのは、
  
手向けられる、
  言葉
   



  胸の奥から、激流のように湧き上がり、
  押し寄せる感情を堪えたつもりでした。
  けれどやっぱり双眸から滴となって流れ出て
  結局なにも言えずに嗚咽が漏れるだけ。

  なにも聞けず、なにも知らず、
  問う勇気もないままに。
  ヨシュア様の瞳を見上げればそれは、
  
私の知っているものとは少し、
  色を変えていて
   


  その奥にあるこの方の、胸の内を
  推し量れたらとどれほど願ったでしょうか。

  おずおずと、薬を受け取る際、
  微かに指が触れました。

  その手を、ぎゅっと握りしめて、
  
行かないでください
と、
  言えればどんなに
   
 ]
 
(220) 2020/09/26(Sat) 16:42:49

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 
さようなら


  と

  告げるヨシュア様は

  確かに
笑んでいて、

 
  それは、今まで見た中で

  
一番美しい笑みだ、
と思いました
   
 ]*
 
 
(221) 2020/09/26(Sat) 16:45:54

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ いつの前にか、音楽祭は終わりが
  近づいていました。

  人混みの中消え行くヨシュア様の背中を
  思い出しては、やはり今からでも
  あとを追わねばと心は騒ぐのに、
  反して身体は鉛のような重さを増し、
  ぐらりと眩む頭に時折吐き気すら
  覚える為体。

  
  すっかり音楽祭に夢中の子どもたちを見れば
  心には少し、穏やかな気持ちが蘇ります。
  ヨシュア様を追うため、場を離れることを
  この子たちになんと説明するべきかと
  思案しつつ目線を彷徨わせた先に、   ]

 
(222) 2020/09/26(Sat) 17:14:24

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    
  
   
あぁ、神様、
>>@40
 


 
(223) 2020/09/26(Sat) 17:14:54

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 陶器よりも白くなったお顔、
  強く噛みしめ過ぎたせいで血が滲む唇。>>@40

  今にも手折れそうな花のようでいて、
  けれど凛と立つ意思をを纏う、その姿は
  
  私を、好きだと言ってくださった、
 
  ただ一人の
   
     ]
 
(224) 2020/09/26(Sat) 17:18:38

【人】 教会住みの娘 エヴィ




    
   
アメリア様!!




 
(225) 2020/09/26(Sat) 17:19:19

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 声は、手は、届くでしょうか。

  近くに寄ることが叶うならば、
  その身体を抱きとめて。

  私がアメリア様のお身体の具合を伺うより
  ずっと早く、

  今にも倒れてしまいそうなご様子なのに
  
それでも案じる方
の行先を
  知らぬかと問われれば、ぐ、と息を詰めて。

  今、伝えるべきは、お身体の心配ではなく。 ]



    …先程、こちらでお会いしました。
    まだ、遠くには、行かれていないと思います。



[ そう、伝えたでしょう。  ]*
 
(226) 2020/09/26(Sat) 17:22:25
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a55) 2020/09/26(Sat) 17:24:36

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 人混みの中に見知った栗毛を見かければ
  彼女も丁度辺りを見渡していたようで>>222
  
  ぴた、と目が合う時>>223
  彼女が自身を呼ぶ声を聞いた>>225 ]


   エヴィ、ああ、エヴィ。


[ 昨日、教会であった出来事を
  私は知らない>>23

  けれど、その顔を見れば
  青ざめた白い頬を見れば
  なにかがあったことはわかる。 ]
(@41) 2020/09/26(Sat) 18:12:43

【見】 病弱貴族 アメリア


 
[ 側仕えから離れ、
  伸ばした手を触れ合わせると
  彼女と抱き合う>>226

  細く痩せた身体。
  でも、残念ながら。
  今は気遣う余裕が無い。 ]


   ヨシュアに会ったのね?

   なら、
   ……でも、どこに、


[ 遠くに行っていないと言っても
  どこに向かったのかがわからない。

  神父のことは使いのものが伝えただろう。
  ならば次に、彼のする行動は。 ]
(@42) 2020/09/26(Sat) 18:13:10

【見】 病弱貴族 アメリア



   ……この国から出る?


[ もし彼女に、彼の最後の言葉を聞いたのなら>>182
  彼の性格と勘案して、そう答えを導き出す。

  きっともう、伯爵家に顔を出すことは無い。
  そしてそのまま、どこかへと消えてしまう。

  もうこれ以上白くなることの無い顔。
  彼女に抱きついたまま、途方に暮れたように
  結論を呟いて。



        ───いや、まだ。
           まだ終わりじゃない。 ]
(@43) 2020/09/26(Sat) 18:13:41

【見】 病弱貴族 アメリア


[ 追いつくには。
  彼が国を出てしまう前に、止めるには。

  働かない頭だろうが関係ない。
  今考えないでいつ考える!

  方法、手段、どうすればいいか。
  息をつく暇もなく考えを巡らせて。 ]


   ……そこの方。
   あなた、馬は乗れますか?


[ 彼女と共に男性がいただろうか>>177
  凛とした瞳を彼と合わせると
  一息、今欲しいものについて問いかける。

  上等な服装、ならば
  馬術を習っている可能性がある。

  もし、彼が馬に乗ることが出来るのなら
  自身を抱えて馬車まで走り、
  馬に乗って彼を共に追いかけてもらいたい。 ]
(@44) 2020/09/26(Sat) 18:14:22

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 無茶は承知だ。
  了承して貰えないかもしれない。


  それならば大きな声をあげよう。
  生まれてから出したことのない声を。

  「馬に乗れる男性はいませんか。」
  この人の多さなら、きっと希望はある。 ]**
(@45) 2020/09/26(Sat) 18:14:38
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t14) 2020/09/26(Sat) 18:16:13

病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t15) 2020/09/26(Sat) 18:16:27

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 小さな楽器工房を出て ――



[ コンペ2日目。
  朝から工房はお客さんが絶えない。

  国民が
  王妃の誕生日を祝うこの時期。
  街は大道芸や露店で賑わい>>2
  たくさんの音楽とともに
  多くの人で溢れていた。

  
  ティグレは
  来客の要望に合わせ音色の調整する。
  故障したものは
  いくつものリペアの方法から
  その楽器に合うものを選択する。

  
  夕頃になり店も落ち着いたころ、
  ティグレは部屋に戻った。
  細身のスーツを着て正装する。
  前に常連の奏者にもらった招待券を
  忘れずに胸の内ポケットに入れて。
  
  ちょっと出かけてくる、と
  工房にいるじいさんと父さんに告げた。 ]*

  
(227) 2020/09/26(Sat) 18:24:36

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

・・・花屋・・・


[ ニコロは扉を開けると

>>158
「いらっしゃいませ」

  と美しい声が聞こえた。落ち着いた優しいこえだ。

この素晴らしい日にオススメの花を
もらえないかな?

  なんて、唐突に言ってしまった。
  普通、初見の客がこんなことを言ったら引くだろう
  ニコロは少し後悔した
  しかし、何故だかこの女性なら自分の難しいこの要望でも
  応えてくれるのではないかと、ふとそう思ってしまったのだ。

「はい、では少しだけお待ちいただいても?」

  彼女は少しぎこちなく動いたが、それでも
  ニコロの難しい要望に答えようとしてくれた。

  ニコロは女性から案内されたソファに腰をかけた。
  彼女が真剣に花に向かい合う姿を眺めながら
  彼女の選ぶ花を楽しみに待つことにした。

  
(228) 2020/09/26(Sat) 18:47:30

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

今日は酒場で大切な演奏をする日。
  酒場に花は似合わないかもしれない。
  が、ニコロのひとつのルーティーンとして
  その街の花を横におき。落ち着いた気持ちで弾くのだ。

  この街は、この花屋の彼女はどんな街の姿を
  見せてくれるのだろうか
  そう思いながらゆっくりと待つことにした。 ]*
(229) 2020/09/26(Sat) 18:47:37

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―舞踏用大ホール・舞台上―



[ 暗幕の張り巡らされた会場。>>213
  ホールが闇に包まれると、
  千人規模の観客は
  潮が引いたように静まりかえった。 

  キリキリとした耳鳴りがしてきそうな
  その静寂を破るように…曲が始まった。  ]
(230) 2020/09/26(Sat) 20:31:08

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 精緻に計算された不協和音とともに
  開始する#1。

  枯れた音。沈み込む重圧感。
  その上に重ねられる、
  這い出るような低いグロウル。


  曲全体に通底する仄暗さの間にはしかし、

  電子ではない"生の"六弦による
  とろけるようなアルペジオが差し挟まれ、
  そこが哀愁漂う叙情性を付加している。

    …まるで、寒く霧深い、
    針葉樹林の森のように。
       

哀愁漂う情景を想起させるとの
評価を受けており、
俺の原体験を色濃く残しているのは明白
6人組といえばこの楽曲、と言われる
キラーチューンは、
それなくしては生まれなかったものだろう


]*
(231) 2020/09/26(Sat) 20:31:26

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ メランコリーと耽美の狭間を行き交う#1が
  終わるやいなや、

  エレクトロニックな打ち込み音が
  会場を包み、
  そのまま、先程とは打って変わって
  "激しさ"を全面に押した#2へ。


  序盤の打ち込み音は、それ以降も
  拍を刻むように続き
  曲の躍動感をさらに加速させている。


  食い気味のリズムは、
  クライマックスで唐突に
  落ち着いたと思いきや、

  その上に、トレブルの効いた
  強靱なファルセットが重なった。


主歌唱のダンテの声遣いが両極端
な楽曲が、二曲連続で並ぶ。
かなり負担を掛けたが
完璧に歌いこなしてくれた。


]*
(232) 2020/09/26(Sat) 20:31:42

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 前2曲とはまた趣を異にする、
  短調で激しさはありつつも、
  どこか前向きさを感じさせる#3。
  
  ツインの電子六弦がメロディー部を担い
  絡み合いながらハーモニーを作り、

  楽器演奏者も副歌唱者として全員参加、
  合いの手とハーモニーを添え
  歌唱に厚みを与えている。


作曲はディミトリエ。
俺の作った他の曲に比べてポップに聞こえ
好きになれなかったが、
コンセールカリヨン出身の、
品のいい彼らしい曲だ。


]*
(233) 2020/09/26(Sat) 20:32:04

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 最後の#4。
 
  これは、今までと一変した雰囲気を持つ。
  昨日、一晩で仕上げた
  エリクソンの新曲。

  六弦のフィードバックと
  怒濤のスネアロールで始まるこの曲は
  低い調弦も激しい音像も
  変わらないが、どこか涼しげなドライさを
  感じさせる音像。
  

歌詞は、抑圧された少年が
電子六弦を手にして
決意を固めるというもの。
壊れゆく世界の中で、
信じるものはただ自分のみという
悟りを開いている



  最後には葛藤と決意に満ちた
  歌い上げるような歌唱で以て、
  曲は終わる。 ]
(234) 2020/09/26(Sat) 20:32:29

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 鬱々とした『陰』から始まり、
  その正体を知り、
  飲み込みながら、
  "その先"を見据える『陽』への進化。


  この二日間、この国で過ごした
  自分自身の変化を表すような
  セットリストと共に。
  

  
――全ての演奏が、終わった。

]*
(235) 2020/09/26(Sat) 20:33:45
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a56) 2020/09/26(Sat) 20:37:32

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a57) 2020/09/26(Sat) 20:58:16

病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t16) 2020/09/26(Sat) 21:04:08

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−宮廷外から中へ

 [

    彼の提案は、小さな抵抗によりご破算となった。
    しかし、彼女の体を支えるという名目で、
    彼女と腕を組んで中を歩いたことだろう。

    オーランジュは、子供たちに昨日彼らの’姉’の
    素晴らしい出来事を物語を語るように
    話していたような。
    彼自身、その話は知らなかったから、
    とても驚いていたことだろう。

                         ]
(236) 2020/09/26(Sat) 21:15:20

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


     君には歌の才能があったのか。

  『宮廷楽士よりも我が家にいらっしゃいませ。
   待遇はとても良いですよ』

     オーランジュ、あっちに連れて行こうとするな。

  『お気に召しませんでした?
   ……それとも、このご令嬢と離れるのが惜しい?』

     うちの宝になるかもしれない女性だからな。

  『ふっ、笑止千万。何おっしゃっているのやら。
   ヴェーネレにいらっしゃったほうが、
   …………子供たちの前でしたね。』


 
(237) 2020/09/26(Sat) 21:16:06

【人】 宮廷楽士 ウェールズ



    従妹との痴話喧嘩。
    どんなことでもこうやって
    お互いを触発し合う終わりのないものも、
    第三者の目があれば終わる不思議。
    そんな痴話喧嘩の少し後、
    彼女が彼から離れひとりの男に近づいた。
    >>181>>219
    彼は何かを彼女に渡していた。
    それが薬だと分かったなら、
    自分の不甲斐なさを呪っただろう。

                        ]

    
『名前も知らない腑抜け』


 [

    従妹がそう、隣で口元を扇子で隠しながら、
    彼だけに聞こえるように呟いた。
    その通り。

    彼女から直接名前を聞いたわけでもなく、
    オーランジュとの会話の中でも
    彼女の名前が出たわけでもない。
    いつか、彼女から名前を聞く時が
    彼にはあるのだろうか。

                        ]
(238) 2020/09/26(Sat) 21:17:43

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    そんな風に考えていると、
    従妹の扇子が脇腹を突く。

    はっと意識を戻すと、男はいなくなっていた。
    オーランジュが子供たちを舞台の近くへと
    連れて行っているのを眺めて、
    彼女が戻ってきて暫く。
    彼女の表情がずっと曇っているのだけは
    察することができた。

                         ]
(239) 2020/09/26(Sat) 21:19:02

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


     なにかあ、っ………

 [

    声をかけようとした瞬間、
    彼女はひとりの名前を呼んだ。
    アメリア、と呼ばれた女性。
    呼ばれた、というよりも叫ばれた、が
    この場合は正しいだろう。
    周りにいた人々は何事だといわんばかりに
    彼女の方を向いた。

    アメリア・ハイアーム。
    昨日、助けることが叶わなかった人物。
    何故わかるのか。
    あの偽善者にもなれていなかった神父が
    朝方吐いたから。

    先ほどの男、よく見ていなかったが、
    2人の話を聞くに従者だったのだろう。

    そしてアメリアは彼を見て言う。
    馬に乗れるのかと。

                       ]
(240) 2020/09/26(Sat) 21:21:01

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    乗れないわけがない。仮にも貴族。
    そして、宮廷学士の前は

    ナイトだったのだから。
    真っ直ぐな視線を向けられれば、
    首を縦に振った。

                     ]

     
    病弱な娘は、早馬の馬車で追いつくといい。
    オーランジュ、手筈を。

   『その女性をヴェーネレに迎えて良いのであれば』

    俺も一緒に行く。急げ。

   『全く……馬であれば私の方が早いのに。
    直ぐに手筈を整えますので、
    アメリア様、でしたか。
    また宮廷前へと行くのです。
    降りられる頃には馬が用意できていますから』
(241) 2020/09/26(Sat) 21:24:21

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    オーランジュは、ふっと笑って
    少し高い場所を見つめれば
    軽く手を上げ、2、3振り。
    彼はそれを見つめることなく、
    急ぎ早に宮廷の外を目指した。
    馬車に繋いでいる馬を外すため。

                    ]

  『さて、男性のよく分からない行動は
   男性に止めてもらいながら、
   わたくしたちは、見守ることにしましょう。
   ね、エヴィ様。』

 [

    男を追いかけると言うアメリアは
    行かせるとしても、エヴィは絶対に行かせない。
    そんなことをオーランジュは思って、
    彼女に語りかけるのだった。

                      ]
(242) 2020/09/26(Sat) 21:25:58

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−その少し高い場所

「おや、オーランジュがなにか言いたげ。
ちょっと聞いてきて?」

“面白いこと?”

「多分ね。さて、………
 早馬の用意と国境閉鎖だってよ。
 フェンが令嬢連れて馬車。
 オレとムーティが馬。王様よろしくね」


 [

    どうやら、オーランジュが見つめたのは、
    彼らがひっそりと会場を眺めていたところらしい。

    婚約者たちにひどく怒られた3人。
    身なりを整えたら、追いかけることだろう。

                         ]
(243) 2020/09/26(Sat) 21:27:15

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−少しして

“アメリア嬢かな、
その今にも倒れそうな表情からして。
時間はそうない。とりあえず、急ぐよ。”

 [

    宮廷外で待てずに迎えにきたどこかの王子。
    彼女の従者には屋敷に戻るように伝え、
    アメリアを担いで馬車へと向かう。
    彼は急いで、と呟いて
    中に入り、扉を閉めさせることだろう。

                       ]

“さて、……君をそんな心配そうな表情にさせた
男の話でも聞かせてもらおうかな。
心配せずとも、早馬並みにこの馬車は早く着くよ。”

 [

    にっこりと笑って、その灰色の髪をした王子は、
    さぁ話したまえ、と初対面の女性に対して
    促すのだった。
    彼が操ることのできる風の力で、
    柔な風は追い風となり
    馬車が目的地へ向かうことに助力することだろう。

                          ]
(244) 2020/09/26(Sat) 21:33:32

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−それよりも物理的に少し先


  
大体、国を出るって言う馬鹿な発想をする前に、
  誰かに話せって話だよな。


 [

    自分の手を汚すことだけが、
    大切な人を守る方法でもない。

    勝手な判断をして、
    周りが混乱していることに
    気づいていないのか。

    力があるか、ないか。
    そんなことは、問題ではない。

    ウェールズはそう考えながら、
    一足先にヨシュアに近づこうとしていた。

                        ]*
(245) 2020/09/26(Sat) 21:34:53
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a58) 2020/09/26(Sat) 21:36:48

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a59) 2020/09/26(Sat) 21:39:52

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a60) 2020/09/26(Sat) 21:44:49

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   私も馬に、っ……わかりました。

   ありがとうございます。


[ 本当は馬に彼と共に乗るつもりだった>>@44
  けれど、乗馬経験も少なく
  最早立っているのでやっとという自身が乗れば
  追いつくものも追いつけなくなるだろう。 

  一度目を閉じて気を落ちつければ
  取れる手段を取ってくれる相手>>241への感謝に
  深く頭を下げた。 ]
(@46) 2020/09/26(Sat) 22:03:41

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ 自身は行かなければならない。
  名残惜しげに、エヴィの体に添えていた
  手を離していく。 ]


   エヴィは、


[ 一緒に行かない、だろうか。

  彼女には関係の無いことなのだから
  体調も悪そうだし休むべきなのだろう。

  けれど、ほんの少し。
  共にいることで不安を和らげたいなんて
  そんな甘えのようなものを瞳に浮かべ。

  ふ、と目を伏せて、それを振り払う。 ]
(@47) 2020/09/26(Sat) 22:04:03

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   エヴィは、身体を休めなさい。
   あなたの顔色、よくないわ。

   大丈夫、ヨシュアのことは
   きっと、止めてみせるから。


[ 安心させるように、頬を上げて笑んで。
  そのまま自身は馬車へと向かおう。
  側仕えの腕に寄りかかろうとしながら
  歩みを進め始める。 ]
(@48) 2020/09/26(Sat) 22:04:41

【見】 病弱貴族 アメリア

[ まさか国境封鎖だなんて
  大きな話になっているとは露知らず。
  その場合の責任がどこへいくのかなんていうのも
  知りもしないからわかりもせず。


  少しして顔を合わせた相手に
  驚いたように目を見開いた。 ]

 
   !?

   ……シュネーヴェ王国次期国王
   シュラーフェン王子、ではありませんか……?


[ あまり茶会に出ることはない病弱な身とはいえ
  大きなものには体調を見て出ることもあった。

  その時に見た顔と、よく似ているような気がして。
  まさか、そんな、なんて。
  状況も忘れて狼狽してしまう>>244

  平伏して挨拶をしようとしたところ。 ]
(@49) 2020/09/26(Sat) 22:05:59

【見】 病弱貴族 アメリア



   きゃっ!?


[ 担ぎあげられ、馬車へといれられ。
  いつの間にやら従者とは離れ離れ。

  エヴィはどうしていただろう? 
  困惑に惑ってしまうけれど
  彼女がいたのなら不安にさせないよう
  すぐに表情を引きしめたことだろう。 ]
(@50) 2020/09/26(Sat) 22:06:20

【見】 病弱貴族 アメリア

 

   ええと、


[ 王子が何故こんなことをしているのか
  気になることはあったものの。
  問われたことを言葉にしないのは不敬だ。

  ……けれど追っているのが、たかが従者だと
  知られてしまったとしたら?

  そんなことに関わらせてしまったことを
  憤られるかもしれない。

  ぐるぐるとする思考回路は
  先程までの回りはどうしたか
  良いという結論を出すことが出来ず。 ]
(@51) 2020/09/26(Sat) 22:06:51

【見】 病弱貴族 アメリア

 

   シェラーフェン王子のお耳に入れるような
   お話ではございませんが……。

   私の、とても大切な人なのです。


[ 一先ず、濁して誤魔化すという手に出た。
  後から考えれば騙すことにも見える悪手だが
  この時はもう、いっぱいいっぱいだったのだ。 ]**
(@52) 2020/09/26(Sat) 22:07:03

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席─


[遠目に私の姿捉えられし後、>>210
対極的とも言えるお二方。>>212

1人が裏方に合図を送ると
場内のシャンデリアを含めた明かりは消え去り
一面が闇に覆われました。>>213]



  (辺りが闇に沈む頃……)



[成る程、昨日の出場でも>>1:13
『辺りが闇に沈む頃』とありましたが>>230
闇そのものすら演出に使うとは。

闇に包まれた会場は静まり返り、>>213
まるで無音の中に放り込まれたかのよう。]
(246) 2020/09/26(Sat) 22:09:21
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t17) 2020/09/26(Sat) 22:09:23

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その刹那、聞こえたのはまさかの不協和音>>231]
(247) 2020/09/26(Sat) 22:09:43

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (これは!?)



[そう、聞こえてきたのはまさかの不協和音。
しかし不快かと言われたら……否。>>231]



  (まさか──音の反響具合を見越して!?)



[会場が広いと音に遅れが生じたり>>209
音によっては特定の音と壁が共振を起こすこともある。
実際、挑戦者の中に不幸にも引き起こした者がおり
結果演奏がバラバラになってしまった例もあった。>>210


   まさか私達審査員の位置で収束するよう
   計算までされていたとは思う筈もなく。>>210



然し、少なくとも音に対する知識に対しては
心得のある者が居ると見解して。]
(248) 2020/09/26(Sat) 22:11:13

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[音が初めに感じさせるのは沈み込むような重圧感。>>231
地の底から這い出る魔のような低き声。



憂鬱げな、仄暗さ
を感じるけれど
差し込まれるように聞こえる
和音から構成される低音から高音を順に弾く手法。
これは……電子六弦。音盤とは違う生の音。

霧深い針葉樹林に紛れ込んだかのように
体感温度の低下を肌が錯覚していく。]



  (例えるなら、哀愁。
   環境であり……)



[これが彼らの代名詞とも言われるような>>231
曲ではあるとは知らないけれど。]
(249) 2020/09/26(Sat) 22:11:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私の興味を惹き付けるには、十分すぎた]
(250) 2020/09/26(Sat) 22:12:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[何処か陶酔してしまいそう音が終わった
……そう思いきや。]



  ──────!



[打って変わって先程の空気を打ち消すかのように
激しさを全面的に押し出すような曲調へ変わる。>>232]



  (今度は、マグマ!?)
(251) 2020/09/26(Sat) 22:12:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[躍動感の加速が続き、曲の最高潮で
唐突に落ち着いたかと思えば

高音域の裏声がホールに響く。>>232]


  (見事だわ……この声域。
   ここまで高低差を出せる者も
   使い分ける幅広さも珍しい)



[喉に負担が掛かるでしょうに、と
心の中で独り言ちて。]


  (あなたたちの中には一体、
   何通りの……いや、
   何色もの一面が隠されているのかしら?)
(252) 2020/09/26(Sat) 22:13:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[極端とも言える違いを見せつけられ、
次は何が来るかと期待すると>>233]


  (あら?)


[曲は短調、激しさはあるけれど
電子六弦が旋律を担い、調和し
先まで歌ってなかったであろう各々も
合いの手や副旋律を加えるかのように
厚みを与えていった。]


  (先の2曲と比べれば、
   この国には馴染みやすい曲ね)


[現にこの曲を気に入ったのか、
横の審査員が指でリズムを紡いでる。
この国の音楽を脚色したかのような。]
(253) 2020/09/26(Sat) 22:13:55

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そして、次の曲が始まった途端
またまた空気は一変する。>>234

一見調弦の低さも激しい音像もあるが
今度纏われたのは涼しくはあるが
辛口の白葡萄酒を思わせるようなキレを感じる音像。]


  (まるで、
吹っ切れたかのような
曲ね──)


[抑圧と葛藤、電子六弦を手にして固めゆく決意。
何故でしょう……そこに並々ならぬ覚悟と
反骨精神のようなものを強く感じて仕方ないの。]
(254) 2020/09/26(Sat) 22:14:44

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (彼ら、まるで戦士のようだわ)



[壊れゆく世界の中で、>>234
信じるものはただ自分のみという
悟りを開くかのような新境地も。




まるで、構成の最初から最後までが
人間の感情を表してるみたい。]
(255) 2020/09/26(Sat) 22:15:40

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[全ての演奏が終わり、
裏方がシャンデリアの明かりを再度つけた。

明るくなった周囲に人々は呆然とし、
やがて舞台の彼らの方を向き始める。
初めの闇の時のような静寂が訪れた、と思いきや。>>213]


  『いいぞー!異国の音楽家ぁー!!』
  『何だこれ、初めて聞いた!』
  『何だか知らねえけどその楽器凄えな!?』


[主に若者達を中心とした観衆が
彼らに惜しみない拍手喝采と熱狂を送り始めた。
一部の聴衆は馴染まないのか顔を顰めたり
きょとんとした顔のままだったりしたのだけど。]
(256) 2020/09/26(Sat) 22:16:03

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  マイク、貸して。


[裏方からマイクを受け取り、電源を入れて
私から彼らに告げた言葉。
始まった瞬間から、ずっと言いたかった言葉。]


  ────あなたたち、
何者
なの?



[その声が思った以上に妖艶で自分でも驚いたけど、
何よりそれ以上にゾクゾクして仕方ない。]
(257) 2020/09/26(Sat) 22:17:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  一見激しい音や哀愁漂うような曲調と、
  あなた達はその楽器と自分たちの能力で
  様々な一面を見せてくるなんて、最高じゃない!


     けれど、ただ音を叩きつけてただけじゃない。


  さてはあなたたち、全て計算ずくなのね?
  そこには緻密な計算が無しには成立しない
  音の反響やズレも考慮されたものというのは
  私でもすぐに分かったわ。
(258) 2020/09/26(Sat) 22:17:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  あなたたち、只者じゃない。
  暗闇ですら自分達の音楽に変え、
  まるで森羅万象のように……

  1人の人生のように曲を繋ぎ、
  演奏として一つの形式に仕上げている。
  ────とても見事だったわ。
  あななたちはまるで一つの生命体のようね。


[これは、彼らの曲を一身に受けた私からの最大の賛辞。]


  どの曲も素晴らしかった。
  哀愁も激しさも好ましいし、
  3曲目はこの国のものにも親しみやすい。
(259) 2020/09/26(Sat) 22:17:47

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ────けどね。



[一度、言葉を切り上げ深呼吸して。]



  私が一番好きなのは最後の曲。
  荒削りで即興性な点は感じたけど、
  この曲が一番鋭く光り、尖ってた。

  曲の歌詞通り、あなたたちの新境地にも
  吹っ切れた者達の潔い覚悟のような
  そんな清々しさすら覚えたわ。


  若者らしい何かを、この曲は抜群に超えていた。
(260) 2020/09/26(Sat) 22:18:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……この曲は、大事にしておきなさい。
  それだけじゃなくあなた達を構成した
  音楽、経験、感情──その他全て。

  あなた達を組み立ててきたもの全てを
  大事にしていきなさい。


[何となしに感じた直感。>>235
陰も陽も恐らくは、
彼らが内側から生み出していったものなのでしょうと。]
(261) 2020/09/26(Sat) 22:18:54

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[自分に席にマイクを置くと、
優雅に──けれど惜しみない拍手を送って。]



  私からは以上よ。
  ふふ、こんなに血が滾るようなゾクゾク感は
  滅多に味わえるもんじゃないわ……。

  これだから新たな才能や可能性に
  触れていくのはやめられないのよ。
  最後の最後に思わぬ大物に出会えるとはね!!



[自分でも唇が弧を描いているのが分かる。
この国には無い新しい音楽と新境地、
嗚呼──気になっていたのだけれど。

想像を遥かに超えた、いや。
想像を遥かに踏み越えてくれたわ!!]**
(262) 2020/09/26(Sat) 22:19:46
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a61) 2020/09/26(Sat) 22:26:21

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宮廷 コンペ会場 ――



[ ティグレが隅の方の観覧席に座ったのは、
  『30分休憩のアナウンス』が流れた時だった。
  >>166

  ここは普段、舞踏会が行われるという。

  広いホール中に高貴な絨毯が敷かれ
  上を見上げると壮大な天井画と
  シャンデリアがある。>>0>>1
  それだけで圧倒されてしまう空間だった。 

  その光景に固唾を飲んでいると
  突然目の前が暗くなった。>>213 ]
  
  
(263) 2020/09/26(Sat) 22:32:16

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ


とある酒場にて


[ 酒場にニコロが入る前、コンペ会場から聞こえるだろう素晴らし
  い曲と拍手の音。
  
  ニコロはその音を少し名残惜しい気持ちを抱えながら
  酒場の中に入っていった
  
  メインストリートの中にあるだけあり、酒場は他の
  場所に比べ大きく、そして賑やかだった
  グラスのぶつかり合う音
  人々の笑い声と僅かなすすり泣くような声 
  ニコロはその音を楽しげに聴きながら
  酒場の主人のもとに歩み寄り挨拶をした

「好きなようにそこの舞台で弾けばいい
 みんなそうしてきた」

  主人はそれだけを言うと仕事に戻った

  ニコロは舞台に上がり、自分の横に花を飾るだろう
  ヴァイオリンケースから丁寧に調律調整された
  ヴァイオリンを取り出すと肩においた

  まだ、酒場の客たちは思い思いに過ごしている
  舞台上のニコロに気づいていないのだ  ]
(264) 2020/09/26(Sat) 22:34:52

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロはこの三日間の思い出を振り返る
  素敵なカフ
  素敵な楽器工房
  素敵な花屋

  どれもキラキラと輝いていて

  ニコロはその細い指から軽快な音楽を奏で始めた

  それは、楽しげで跳ねるような曲調
  思い出すのはメインストリート
  街の賑やかな光景
  自分の過去みた世界とは真逆で素敵な街

  酒場の客たちはニコロが曲を弾き始めてすぐ
  驚いたように舞台を見て
  そして、その楽しくなるような曲に知らないはずなのに
  手を叩いていた

  ニコロもその手拍子を聞き、より楽しげにヴァイオリン
  を響かせた

  曲が終わると酒場の客たちは拍手と指笛を鳴らし
「いいぞあんちゃん」「もう一曲くれや」
  と囃し立てた

 
(265) 2020/09/26(Sat) 22:44:53

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

 ニコロは笑顔で次の曲を弾き始めた
  ゆったりとした曲 
  酒場には似合わないのではないかと思うような
  繊細な音が響く
  
  ニコロは落ち着いた雰囲気の工房を思い出し
  華やかな匂いのする花屋を思い浮かべながら
  一曲を弾いた

  客たちはさっきまでとは違い
  その繊細な曲に聞き入っていた 

  ニコロは最後の曲を弾くことにした
  それは、この街で聞こえたんだ歌声や
  コンペ会場から漏れ聞こえたこの国にはない新しい
  楽器を使った音楽

  そして、きっとその人たちの周りで起きた
  事件と奇跡
  それに対してどうか幸せになりますようにと
  願いをかけた曲
  
  酒場の客たちはこの曲を聞いた時に
  「家に帰りたくなった」「母ちゃんにあいたくなった」
  「ちゃんと生きなきゃ」
  と考えるようになったとか

  ニコロは演奏が終わると静かに舞台を降りた。
  客たちは投げ銭をしようとしていたが
  ニコロが入れ物を指定しなかったために直接渡そう
(266) 2020/09/26(Sat) 22:50:11

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

  としていたが、ニコロは首を横に振り
  バーのカウンターに向かった  ]*
(267) 2020/09/26(Sat) 22:51:00

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 彼らの演奏が始まった。>>230

  低いグロウルに重なる物悲しげな音。
  ただ細部まで趣向が凝らされ
  一瞬も聴き逃せない。
  全身でその音を求めてしまう感覚。


  音は激しさと勢いに乗り
  1つのストーリーのように
  起伏を伴いながら進む。 

  
  最後の曲>>234


  彼の壊れたバネから想像した
  ローミッドの音>>1:137
  彼の暗く重い沈黙>>140
  それが重なる。


  だけど
  
その諧調はまるで羽ばたくようで飛ぶようで

  この大ホールに、ティグレの胸に響いた。


  ティグレはそれを聴き、一筋の涙を流した。 ]*
  
(268) 2020/09/26(Sat) 22:54:35
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a62) 2020/09/26(Sat) 22:56:36

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−馬車の中

 [

    どこかのバカは、にこにこと笑みを浮かべて、
    首を横に振った。
    しかし、コンセールカリヨンとは
    違う服装ゆえに、その嘘は直ぐに
    気づかれるだろうが、
    それもまた一興というわけだ。

                         ]

“僕は一介の騎士だよ。
それにしても、酷く疲れが見える。
一連のことが終われば、
シュネーヴェに遊びにくるといい。
王女様がとても喜ぶだろう。
あの国は、涼しくて体を落ち着かせやすいから。”


 [

    妹や婚約者が聞いたら、
    呆れてなにも言わなくなっていたことだろう。
    目の前の彼女が、追っている人物を
    大切な人
    と称したとき、ふっと笑ってしまった。

                         ]
(269) 2020/09/26(Sat) 22:59:05

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


“僕の婚約者
僕と身分が違うんだ。
愛おしくて、ずっと求婚して3年は頑張ったかなぁ。
だから、いいんじゃない?大切な人を追いかけるって。”


 [

    でも、その男の行動で悲しくなったなら、
    この後会ったときに、
    平手打ちでもやってしまえばいい。

    なんて、淑女に教えてはいけないような
    アドバイスを彼は口にする。
    外の様子は分からないけれど、
    多分現場に近づいていることだろう。

                        ]*
(270) 2020/09/26(Sat) 22:59:50

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−関所への道中

「1人で抜け駆けなんて、酷いんじゃない?」

    はっや……

‘この風、わかるだろ’

    流石ですね。……もう少し。


 [

   風向きが変わっていたのは、
   そういうわけだったことに気づいたのは、
   この2人がウェールズに追いついたとき。
   お目当ての人物は、
   どこにいるのだろうかと彼らは探すのだった。

                         ]*
(271) 2020/09/26(Sat) 23:15:43
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a63) 2020/09/26(Sat) 23:55:36

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 手を取り合い、抱き合っていて尚、
  迷い子のような途方に暮れた声がぽつり、
  と聞こえました>>@43


  
  
この、国から、出る…



  嗚呼やはり、ヨシュア様のご覚悟は、
  そうだったのでしょう…

  不思議と、驚きはありませんでした。
  
  先程の、別れの挨拶とともに
  送られた言葉、

  込められた、思い、

  美しい、笑み
   




       いいえ。
       このままではいけない。
       絶対に。

 
(272) 2020/09/26(Sat) 23:56:17

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ やはりどうしてもヨシュア様を追わなければ、
  と顔を上げた私に、力のこもった声。>>@44
  は、と振り返れば、ここまで共に来て
  くださったあの方>>241に、アメリア様が
  芯のある瞳で尋ねていらっしゃいました。 ]


     アメリア様…


[ 先程から緩みっぱなしの涙腺がまた
  視界を滲ませます。
  それでも、エヴィは、とこちらを
  ちらり見るアメリア様の視線は>>@47
  僅かに不安に揺れていて。

  告げられる言葉は、その揺れとは正反対の、
  私の身を案じて下さるもの。
  けれど。  ]
 
(273) 2020/09/26(Sat) 23:57:53

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    …アメリア様の、お顔の色と比べれば
    私のほうがまだマシです。


[ そう言って、にやりと笑えば、
  アメリア様はどんなお顔をされたでしょう。

  ぐい、と身体を寄せて、
  私はアメリア様に続こうとするのでした。 ]*
 
(274) 2020/09/26(Sat) 23:58:32
 




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