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【人】 魔法猫 カザリ────────…… [仰向けのまま、薄目でじろり。 もふるなら、はいはいどーぞな気持ちである。 途中幾度かは「もうやめろ」と下僕の手を噛んだりしたものの効き目はあったかどうか。 こうなると長いことは、にゃーが一番知っている。 ようやく下僕が離れれば>>1寝転びながら枕を引き寄せ前脚で抱え] …………にゃ? [がっちり前脚で枕をホールド、後脚でげしげしげしげしげし(以下略 ストレス発散の蹴りぐるみにしつつ、布の隅っこを鋭い牙で齧る。 下僕が戻ってきたのはまさにそのタイミングで──] ぅ、なぁおん♡ [とびきりの可愛い声。 なんでもありませんよ、とそっと目を逸らす*] (3) 2020/10/30(Fri) 22:22:18 |
アリアは、メイベルに抱きついた。 (a0) 2020/10/30(Fri) 23:30:29 |
アリアは、メイベルにお腹をくっつけて横になった。 (a1) 2020/10/30(Fri) 23:49:00 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス──告解── [ 強大な魔物となってしまった最後の勇者と対峙し、 聖都では人魔の一時的な協力関係は生まれたものの。 3000年の信仰を突き崩すのは容易いことでは無かった。 しかし、真の壁はその先に存在していた。 明らかになった真実は、魔族に正当性を生むものではなかった。 正体不明の禍つ木の影響を受け、変わり果てた同族だったモノ 旧き時代が滅びた直接の要因も、彼らの祖先であったのなら 何を語ろうとも永きに渡り人類を殺めてきたのが事実ならば。 戦争が終わった世界で、魔族を自分達と対等に扱い 平穏の中繁栄させる理由は、彼らにはありはしなかったのだ。 ] (*0) 2020/10/31(Sat) 0:51:06 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 生きる為には、指導者が必要だった。 命を奪い合ってきた異種族と共に歩む道を民に示す、 新たな魔族の姿を人類に見せる、そんな御方が。 すぐに王となれなくてもいい、暫くは参謀やベアが政治を代行する。 今必要なのは存在そのものなのだから。 人類が魔族の処遇を決める前に、 民衆を前にして赤子を掲げ、宣言する。 王には遺児がいたことを、これからの魔族の在り方を。 それが正当な血筋の子であり、人類に寄り添う言葉を語るのなら 偽りの歴史の元迫害した教会という負い目があった彼らは、 少なくとも、すぐに魔族を滅ぼすことは出来なくなる。 ] (*1) 2020/10/31(Sat) 0:51:33 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 魔王城の地下で長年復元を試みられていた機械は 引き入れた背信者達と水人族によりついに蘇り、用途を解明される。 しかしヤドリギの破壊も勇者の打倒も出来ないものだった為に、 使用されること無く一つの時代の幕切れまで眠り続けていた。 そして、誰もが思わぬ形で目覚めさせることとなる。 それは────交わりなくして子を産み出す為のものであったから。 ] (*2) 2020/10/31(Sat) 0:51:48 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ ただでさえ伝説のその先にあった遥か遠き時代の遺物、 本当にそんなことが出来るのか、皆が疑問を口にした。 また、多くが命はそのように産まれるべきではないと抵抗を示した。 ] なら聞こう。あの方は何の為に死んだ? 陛下が守った民達が、このまま人類に滅ぼされていいと言うのか! [ それでも、最後には何も言うことは出来なくなる。 本当に我々の手で王と王妃の子供を抱くことが出来るのならば、 どれ程幸せか、どれ程民の希望となるか誰もが知っており、 人類が自分達を受け入れられていないことも分かっていた。 ] (*3) 2020/10/31(Sat) 0:52:20 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 勇者にとって魔族はただの倒すべき人外、 故に命さえ絶ってしまえばそれでいい、肉への執着などは無い。 我々が帰還した時、王と王妃の亡骸は 常冬の気候により形を保って横たわっていた。 王妃リヴァイアサンは、海上領域にて勇者と交戦、敗北。 無残な姿で岸に流れ着いていた。 メフィスト王は玉座の間にて勇者と対峙、そして討たれる。 その身体の半分程が、空間を構成する青の結晶に包まれかけていたのは この場所は初代王の魔法で満ちているせいだ。 初代王は自身が没した後も領土の氷雪が形を保つ為、 その身を魔力で満ちた氷へと変えてしまったのだという。 きっと、メフィストも同じように死しても民を守ろうとした。 “やるべきこと”を果たした瞬間、結晶は音を立てて彼の全身へ広がる。 きっと全てを理解し、待っていてくれたに違いない。 ] (*4) 2020/10/31(Sat) 0:52:50 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 両親の身体の一部から、肉体を構成する為の要素を抽出する 機械が女の胎の代わりとなり、命を育む。 400年前、魔王が倒れ、最後の勇者が潰えた後。 硝子に包まれた円柱形の機械の中で、ウロボロス様は産まれた。 産声一つ上げぬまま、母に抱かれることも出来ないまま。 絡み合った細長い身体に二つの頭、二対の瞳。 変異種を示す、本来の真祖竜とは違う異形の姿で。 ] ああ、…… [ 俺は涙し、一晩中機械に縋り付くようにして眺めていた。 黒い瞳は、お二人が人型でいた時の色だ。 赤い瞳も、竜になった時のそれとよく似ていた。 何の為にこの方を望み、創り上げたのか。 それすらも一時は忘れ、この奇跡の如く出会いへの喜びが胸に満ち。 ] (*6) 2020/10/31(Sat) 0:53:26 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ そこに愛情は存在した。しかし、今思えばもっと他にも…… 例えば狂気のようなものも、含んでいたのではないか。 異質な身体のことなど、少しも目に入っていなかった。 ついに果たしてしまったこの所業について、 何も考えることなくただ湧き上がる感情に浸っていた。 自身の罪を自覚するのは、この出来事からずっと後となる。 ウロボロス様の生まれについて罵声を浴びせた者は、 あのオーガだけでは無かった────** ] (*7) 2020/10/31(Sat) 0:53:41 |
御門 涼司は、お布団で寝た** (a2) 2020/10/31(Sat) 3:25:33 |
【人】 アクスル[ずっと疑問だったんだ。 白雪姫然り、茨姫然り。 目を覚まして王子と結ばれることが どうしてハッピーエンドなのだろう。 花が美しく咲いていられるのは ほんのひとときだ。 そのまま眠り続けさせてあげれば 枯れることなく 美は永遠のものになったのに。] (7) 2020/10/31(Sat) 13:57:58 |
【人】 魔砲少女 シオン―― わたしがやりました ―― [>>2尻尾でバーンされても吸ったりなでもふすることを止めることはなかった。 肉球判子をされても止まらなかったろう。 何故ならばそこに吸える猫が居るからである] ふぅぅぅ、至福だった。 [>>3ジト目であっても何のその。 手を噛まれたとしても効果は今一であり、 もふり方が足りないのだと判断して逆にもふもふする時間が加速度的に増えていく。 満足しきった。間違いない。 そうしてご褒美を取りに行っていた間に事件は起こった。 下手猫は可愛らしい鳴き声をあげたかと思えば目を逸らした。 実に人間っぽい反応であるが両親を陥れたのだ。 人間に似通った行動をとってもおかしくはないだろう] ……にゃぁん? [...は唇の端だけで笑みを作り上げた。 手には高速で板状のものが取り出されており、 目を逸らしながらも近くにある無惨な姿となった枕と一緒に写真を撮った] (10) 2020/10/31(Sat) 17:00:25 |
【人】 魔砲少女 シオン ……『 わたしがやりました♡ 』、っと。[...は撮影した写真に装飾の文字を描くと、 そのままSNSにアップした。 猫がそうしてしまうのは仕方がないことだ。 何せ猫なのだ。所詮は畜生なのだ。 故に飼い主としては躾をしなくてはならない] 良い子で待っていられなかったのね。 [...はハチワレ猫に語り掛けながらベッドへと近づく。 下手猫を見降ろしながら、スマホと交代で手に持ったのは決戦兵器である] ふふっ、 良い顔で鳴くのよ? [ころん。 ...はハチワレ猫の近くにマタタビの実を転がした**] (11) 2020/10/31(Sat) 17:00:43 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ きちんとした形になる前、 指の先にも満たない小さな球体にしか見えなかった頃から。 漸く大きくなり始めて、 透けた表皮から骨格が見て取れていた頃も当然。 ] ────殿下。 俺は早く貴方に会いたい。早く俺達のことを知ってほしい。 貴方の父上と母上がどのように生きたのかも……。 [ 時間を見つけては食い入るように眺め、 未だ名前も無いその方に譫言のように呼び掛けていた。 旧き時代の技術とは畏れ敬うべきものだ。 人の子が母に抱えられている時間よりもずっと短い期間で、 産まれる筈は無かった命が、花開く。 完全な形態が作られ、開いた四つの目が外を見た日を 誕生日として定めると我々は決めた。 その日、彼と共に幾多の魔族の命が救われる未来が産まれた。] (*9) 2020/10/31(Sat) 21:13:33 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 性別が分かったのは外に出した後だった。 何しろ竜族は絶滅してしまったもので、水人族が苦心して特定に至る。 あのように集団に身体を眺められ何度もひっくり返され過ごすのは、 きっと中々に居心地が悪い。 必要な行為と分かりながらも、可哀想に思わずにはいられなかった。 思っていたのに、もっと酷いことをしてしまった。 ────あの日。 幾重にも重ねられた防御魔法に包まれた彼を、 民衆の前へと連れて行き、よく見えるように掲げた。 ベアによる魔族の民、そして人類への宣言の最中。 光の珠のような魔法の中で、もつれ合う身体は酷く暴れていた。 今までは円柱の中とその機械がある研究所しか知らなかったのだ、 彼を見る目の数も桁が違う、物も語れない赤子には怖かっただろう。 戻ってきた後、二つ頭を押し付けるように甘え俺から離れなかった。 しかし、思い至ることは無かったがもしかすれば 怯えた原因は他にもあったのかもしれない。 その頃から既に悪意の視線が存在していたのかもしれない。 ] (*10) 2020/10/31(Sat) 21:13:47 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 人型になったのは彼が40歳になった頃だろう。 いつものように水槽から出し、室内を散歩させて差し上げようとした。 未だ足は未発達の、こちらに向けて這い寄る御方が 唐突に金髪の幼児に姿を変えたのだ。 ああ、本当に王子だったのかとぼうっと眺めてしまって 気づいたオルフェウスに殴られ 早く服を持ってこいと怒鳴られたのをよく覚えている。 騒々しい俺達を見て笑っている姿も愛らしかったが、 幼い頃からウロボロス様は既にウロボロス様だったと今は思う。 悪い意味ではない。我々は皆、王の全てを愛している。 その気まぐれさも、掌で転がすような物言いも。 向こう側に存在するいじらしさを知っているから。 そんな風に楽しげな姿を眺めていられることが、 どれ程尊い時間なのか、すぐに思い知らされることとなったから。 ] (*11) 2020/10/31(Sat) 21:14:02 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス申し訳ございません、陛下……。 [ その年、戴冠式の後のこと。 凍土には決して降ることなど無い筈の雨が、 ついに我々の王となった小さな御方の上に降り注いだ。 抱き締める腕は今日ばかりは加減が利かなかった。 ────暗殺を目的とした、襲撃事件。 未遂に終わった。ウロボロス様には当然、傷一つ付けさせなかった。 しかし、犯人は拘束され連れて行かれる間最後まで陛下を罵り 決して認めないと叫んでいた。 彼の知らない時代を寝物語に毎夜聞かせ続け、 その生まれも隠すことなく教えてある。 それでも、今まで周りには彼を愛する者しかいなかった。 否定され、加害を試みられるのは初めての経験だった。 ] (*12) 2020/10/31(Sat) 21:14:22 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ きっと、神を真似るような所業への報いだったのだ。 産まれた幼子に罪はない、しかしそれを目論んだ者は 純粋な愛ではなく、周囲の為に一つの命を創り上げた者は──── 人の姿は見目良くとも、竜としては異形だと奴は言った。 その見目すら王と王妃の面影一つ無いと奴は言った。 我々もそのことに気づいていない筈は無かった。 恐らくそれは、産まれ方が影響していると結論を出していた。 彼にはどうしようもない、他の誰かの行いのせいで きっとこれから何度も、同じように詰られる。 ] (*13) 2020/10/31(Sat) 21:14:39 |
【赤】 幼き日の魔王 ウロボロス どうしてあやまるの。ボクは、どこも痛くない。 みんながボクを守ってくれたから。 ……辛いのはボクじゃなくて、フォークでしょう? [じっと目の奥を覗き込み、白く柔らかな手は頭を撫でる。 人の形となる前から、何度もされていたものを真似るように ぎこちなく、優しく、雨が止むまで何度でも。] (*14) 2020/10/31(Sat) 21:15:31 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 女神も聖木もこの世界にはありはしない。 救いを差し伸べたのは、罪を赦したのは 小さな小さな、人造の魔王だった。 遥かな寿命、唯一の竜。 その身に永きに渡り降りかかることとなる苦を思えば、 決して許されてはならない。 それでも雨は勢いを増して、暫くの間優しい子を濡らし続けた。 真に尊き、光のような御方だと知った。 ] (*15) 2020/10/31(Sat) 21:16:15 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 裏切りが教会に知れた後、故郷の村は焼かれてしまった。 復讐を志した、同じ孤児院で育った少年が 変わらない姿の俺の前に、成長した男として現れた。 彼の命を摘み取った時の虚しさが、何百年経とうと忘れられない。 仲間達の亡骸と同じく、死に顔が目に焼き付いた。 目的が存在した。仰ぐべき御方と、仲間達がいた。 そうでなければきっと心も喪っていただろう。 異能を見に宿し、しかし魔族のようには変わらない姿。 人の寿命を遠く過ぎて、誰にも分からない終わり。 その日が来れば魔物へと成り果ててしまうと定められた運命。 これは人類でも、魔族でもないと言うべきではないか。 俺は何なのだろう、どうして存在しているのだろう──── 胸に空いた穴は、一人きりになると開いてしまう。 ] (*16) 2020/10/31(Sat) 21:16:32 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 君は我々の血を受け入れ王に仕えたまごうこと無き魔族だ。 守るべき方に逃される苦渋を共に味わった仲間がそう語った。 あなたは教会と戦争の真実を暴き、未来で喪われる命を救った。 やはり勇者と呼ばれるべき人間だと、聖都で助けた人類が言った。 元より我らは一つであったのだから、お前はどちらでもある。 そんなことを口にしたのは水人の研究者と迫害された者達であった。 その全てがこちらを想っての、心よりの言葉。 それでもどうしても、受け入れることが出来ずに今に至る。 ] (*17) 2020/10/31(Sat) 21:16:46 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス「ふぉーく?」 いいえ、フォルクスですよ殿下。 「ふぉる……う」 その調子。フォルクス、です。 「ふぉううぅ」 ああ、遠のいたな一気に…… 「……んっ!」 いてっ、痛い痛い!分かりましたフォークでいいです!いいですから! ……フォーク、か。なんだろうな、これも、運命ってやつかな。 (*19) 2020/10/31(Sat) 21:17:16 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 培養管の中からこちらを見つめていた四つの目が、 巻き付き噛み付き、言葉にならない愛情を示した異形の身体が、 抱き上げた腕の中の幼子の笑顔が、 優しく頭に触れたその光が、 果てしない時間の中、穏やかな流れで美しく成長していく姿が 共に未来を見据える時間が。 己が何者か定めることすら出来ない男に、 この方の従者であるという一つの答えを、与えてくれた。 ] (*20) 2020/10/31(Sat) 21:17:34 |
【人】 エガリテ[週末で人気の少ない大学。 その一室、資料室の窓が 時折ポワリと明かりを漏らす。] mh... .....liom.. ....guise...... .... ..m’f.. ....cé...e a fh.. ....áil. [置かれた資料の一つ一つに淡々と 防御魔法を付与していた。 死者の魂が帰ってくる日が近く 歴史ある道具は魔を宿し易い。 取り憑かれることのないように、とは 本来の職務の枠を越えた雑務であるが 負うことを厭わなかった。 古今東西の術を試すのに良い機会だし。] (12) 2020/10/31(Sat) 22:31:37 |
【人】 エガリテ[受け取っていたリストの 最上段からきっちりと施していき 最下段に届けば、はて、と首を傾げる。 リストに載っていない品が 部屋の片隅には在った。] ……おかしいな [一度見聞きしたものは忘れない。 忘れることが出来ない。 灰色の布で覆われたそれは随分と大きく 去年は確実に無かった。 その様なものが搬入された話も聴いていない。] (13) 2020/10/31(Sat) 22:31:40 |
【人】 エガリテ[けれど、そのシルエットは どこかで見たことがあった気がした。 そうここでは無いどこかで。 ――頭がズキリと痛み米神に右手を添える。 手にしていたリストに皺が寄った。 忘れる筈がない頭脳と記憶が矛盾している。 整然としないことは気味が悪くて仕方ない。] ……、記憶を弄られたか……? [一体誰に。何のために。 決して、敵が居ないわけではなかった。 認識できていないものもあるから 直ぐに当たりをつけられそうにはない。] (14) 2020/10/31(Sat) 22:32:01 |
【人】 エガリテ[手が伸びかけるが、恋人の言葉が過り、拳の形とした。 知的好奇心で飛びつきたくなるのを 何度抑えられ、また何度救われて来たか。 布で覆われた謎の品がどんなものか 気になって気になって気になって気になるが 下手に手を出さない方が良いだろう。 愛おしい人を傷つけたく無い。] (15) 2020/10/31(Sat) 22:32:47 |
【人】 エガリテ……週明けに学園長に報告してからだ [踵を返し、扉へ向かう。 自分自身にも防御魔法は施して在った。 不老不死理論第一節から第伍節迄、それなりに強固な物。 害なすものは容易にこの身を冒せぬ筈で。] (16) 2020/10/31(Sat) 22:33:02 |
【人】 魔法猫 カザリ── これが…‥最終兵器か、にゃ ── [下僕が構えた板状のもの>>10 あれはスマホ。色々と多機能で常日頃から、下僕が肌身離さず持ってるやつ。 下僕その1だけじゃない、その2もその3も、待つゆく人間は大抵が持ってる物。 浸透率だけで言えばにゃー達以上、実質人間を支配してる──ような気はする。 そんなスマホを手に持って人間がなにをするかと言えば、にゃー達の写真を撮るわけで] ぅ、なぁぁん! [もっといいところを撮ってよ!の意。 写真自体は嫌いじゃない。 だけど下僕が撮る写真は爆睡して半目だったり、下ベロをしまい忘れてる時だったり。 とにかく、にゃーにとって不名誉なものが多すぎるのだ。 今だってそう、枕を抱えた写真なんて何のアピールにもなりはしない。 せっかくなら、もっと大きな獲物──たとえば。モグラを捕まえた時の方がずっと良いだろうに] (19) 2020/11/01(Sun) 14:36:32 |
【人】 魔法猫 カザリ[人間の考えることはよくわからない。 お風呂もそう、カリカリご飯の種類もそう。 下僕たるものどうするべきかと、これは躾し直さなければいけない。そう思うのに] ────ん、る? [ベッドに近づいてきた下僕。 さっきまでスマホを持っていたその手にあるのは別のもの>>11 なんだろうかと、すぴすぴとその匂いを嗅げば] んるぅぅにゃ んにゃあ♡ [マタタビ、猫が酔っぱらうもの。 雌猫のフェロモンに似ているから、雄の方が効き目は強い。 とはいえ、個体差はあっても雌でも酔いはする。 その効果はといえば食欲増進するものや、攻撃的になるもの、ひたすらゴロゴロするもの様々で] (20) 2020/11/01(Sun) 14:38:15 |
【人】 魔法猫 カザリ ふにゃぁぁぁお んぐるにゃぁぁあ♡ [にゃーの場合はご機嫌になるタイプ。 匂いを嗅ぐごとに、たりーんとよだれがたれたれ。 そのままよだれを擦り付けながらごろごろ。 そうこうするうち、ベッドの隅っこへ移動して] ────ふ、 ぎゃにゃ!? [案の定ぽてっと落下。 いつもなら一目散に逃げるけど、今はマタタビ効果で「まぁいいや」な気持ち。 ごろんと転がり直すと、前脚でカーペットをバリバリ。リメイク中*] (21) 2020/11/01(Sun) 14:40:00 |
【人】 エガリテ[目蓋を持ち上げ、二度、三度、瞬いた。 冷たく硬い床の上で身体を起こし 小さな頭を斜めに傾けると 緩く編まれた三つ編みが背を撫ぜる。] ……? [どうして自分は 柔らかなベッドの上に居ないのだ? 寝心地が無駄に良いからつい眠り過ぎて 本を読む時間が減ってしまうのだけれども 言いつけを守って夜はそこで寝ていた筈だ。] (22) 2020/11/01(Sun) 18:35:15 |
【人】 エガリテ[ボーーーーン……、と予鈴がひとつ響く。 いけない。 どうしてこんな場所で寝ていたかはさておき 授業に向かわなければならない。 教科書は――枕にしていたみたいだ、 ちゃんと近くに在る。 両腕でしっかり抱えると資料室を出た。] (23) 2020/11/01(Sun) 18:35:31 |
【人】 エガリテ[様々な方向から視線を受けるが 初日で慣れたことだ。 気にすることなく黒外套の裾を揺らす。] ……? [中途、同窓生に雰囲気が良く似た 教員らしき隻眼の男を見たが――、 もしかしたら親戚か。 その程度の認識で、 時間も愛想も無ければ挨拶は省略される。 周囲より頭一つ、二つ分小さな体躯は 人と人の隙間を縫うように進み 目的地に届くまで止まることがなかった。] (24) 2020/11/01(Sun) 18:35:55 |
【人】 エガリテ[講義室の最前列、中央。 どの授業でもその席に座ることにしていた。 歳上に囲まれるから、身長的な問題で。 今日は何と、既に座るものが在る。 空いている席は彼の左右だけのようだが 長机の上には彼の荷物がはみ出している。 どうしよう、……悩んだ挙句。] すまない、隣良いだろうか [出来れば譲って欲しいがそこは我慢して ボーイソプラノで声を掛けた。 彼に見覚えがないけれど 彼の方には、きっとあっただろう。] (25) 2020/11/01(Sun) 18:36:03 |
【人】 エガリテ[職員室の廊下に飾られている成績優秀者の写真。 その入学当時の姿のままのエガリテ=ヒューゲルが リアン=キースリングに話しかけているのだから。**] (26) 2020/11/01(Sun) 18:36:08 |
【人】 魔砲少女 シオン―― 猫は吸うもの、猫は可愛がるもの ―― [いつもは何かと対抗心を燃やしてくる我が家の猫。 >>19写真を撮れば何やら抗議の声をあげるし、 お風呂は嫌がるし家の外にすぐに出たがる。 猫にとっては不名誉であっても高評価をつけられている。 澄ましている顔よりも余程愛嬌があるようで人気なのだ。 ...は笑みを浮かべてカメラを向けた] あらあら良い顔になって、まぁ。 いつもよりも余程可愛らしいわ。 [...は動画を撮影しながらシャッターも起動し画像を増やしていく。 >>20流石は最終兵器MATATABIである。 これを前にしては如何な生意気可愛いハチワレ猫であっても、 ただの可愛い猫になってしまう不思議] (27) 2020/11/01(Sun) 19:56:54 |
【人】 魔砲少女 シオン おっとと……平気そうね。 [>>21御機嫌になりすぎてベッドから落ちてしまったが、 そのままごろごろしまくるハチワレ猫。 ...はころんと近くにマタタビを落としてやり、 上機嫌なままにリズムを刻むハチワレ猫の頭を撫でた。 頭の他にも顎やお腹、お尻を撫でてやりながら写真は加速度的にその枚数を増やしていく。 ただずっとこのままだと正気に戻らないので、 適度なところでマタタビ先生にはお帰りになって頂こう] うりうりぃ。 ここじゃろう、ここが良いのじゃろう? [ハチワレ猫が好きなポイントをかいぐりしてやって、 途中で身体を拾いあげるとまたベッドの上に召喚して抱きしめながら駄目な笑い声を漏らしていた*] (28) 2020/11/01(Sun) 19:57:00 |
【人】 魔王 ウロボロス──魔王城・フォルクスの私室── [ハロウィーンは過ぎ去った。 美しきかの都を再び滅茶苦茶にし、一人の死者を出すことも無く。] ……まあ、そういうわけだよ [人類側に無許可で行った人狼族の配置問題、 以前より政権に反抗的であった二つの種族が襲撃に加わった責任。 各国の王侯貴族が集まる場であった式典で起きた事件だ、 非難の声は大きく無視も出来ない。暫くは開催も見送られるだろう。 復興に加わるのが配下達なら、 上の者はひたすらに説明や謝罪に追われる。そうして国は動くのだ。] (29) 2020/11/02(Mon) 2:00:51 |
【人】 魔王 ウロボロスでも、悪いことばかりじゃない。 あの場に居合わせてしまった民からは、支持の声のほうが大きい。 それに、王族の一部も擁護に回ってくれている。 それもこれも、君達が力を尽くして戦ってくれたからだ。 ……ありがとう、フォーク。皆を、僕を助けてくれて [世界は変わり続けている。良くも、悪くも。 休養を余儀なくされた配下への報告も、 最後だけは明るい話で締めくくることが出来た。 自分が脇に腰掛けている寝台の主は、 足を伸ばし身体を起こして座り、じっと話を聞いている。 そちらを一度見て、微笑みかける。] (30) 2020/11/02(Mon) 2:01:04 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスいえ、陛下を煩わせないもっと良い策があったのかもしれません。 それにはきっと、他にも人員が必要だった。 ……特に、フーですかね。 [ 眉を下げる。とにかく必死だった記憶しかない。 生まれもあり、元々頭より身体を動かすのが得意な質だ。 策略の面で最善を尽せた自信は無かった。 各地で多発する事件により幹部全員の同行は叶わず、 先代に仕え、陛下の幼い頃は摂関政治を行った参謀は 老いて既に里に帰っているのが痛い。 ] 我々を理解してくれる人類が存在することは、とても喜ばしい。 しかし、矢面に立たされる貴方の傍に在れないことが心苦しいです。 [ 早く回復し、傍でお支えして差し上げたい。 自身の身体に苛立ちすら覚えて、膝の上で左手が寝着の布を握る。 ] (31) 2020/11/02(Mon) 2:01:29 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス陛下、その…… [ それから、視線が向くのは軍服から覗く白い首。 其処に残る、痛々しい傷痕。 身体に覚える苛立ちの原因は、働けないことだけでは無い。 ] (32) 2020/11/02(Mon) 2:01:41 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス[ 痣に熱を感じることがあるのは、殆どは精神的要因の所為。 先代が語ったように、それは勇者候補に付けられた目印に過ぎない。 お前の人生に大きな影響を及ぼしたから、 今でも意味があるように心の何処かで思ってしまっている。 しかしその精神的要因に問題がある。 体内の魔素が不安定となる理由は異能の使用過多が多く、 恐らくは心の乱れも多少関わってきている。 “だからお前には軍を辞めてほしかった“ そんなことを話の最後に呟いたオルフェウスは、 今回ばかりは暴力も罵声も浴びせてこなかった。 ] (*21) 2020/11/02(Mon) 2:01:57 |
【人】 魔王 ウロボロス君は本当に仕事熱心だな。 いい加減休息も知るべき時期じゃないかと、思うけどね。 [何気なく響く返答で、語るその先を予測して遮った。 400年と言ってしまえば本当に短いものだ。 しかし、絶えず共に在れば人格を知るには充分な時間と言えよう。] これは良い機会になるんじゃないかな? [表情を変えぬまま、首に手を伸ばし痕を隠す。 魔族には些細な攻撃を受けた、それだけだ。 治癒能力を下げる呪いこそ掛けられていたものの、 人間と変わらない程度の速度でやがて消えるだろう。 その先で起きたことも、忌むべきものでは無い。 自分の意思で彼を誘った。かつての先代のように、血を与えた。 誰にも文句など言わせはしない。当人にすらも、だ。] (33) 2020/11/02(Mon) 2:02:25 |
【人】 魔王 ウロボロス[再び話を試みてこないように。 徐に靴を脱ぎ、上体を捻り彼の方を向いて横たわった。 そのまま下半身も寝台に乗せてしまい、腰を上げて 横に重ねた足が両方柔らかなシーツに触れるように姿勢を変えれば、 俯せから肘をついたような姿でゆっくりと距離を詰め。] ふふっ……ねえ、これ何だと思う? [いつの間にか、この手には君の捜し物。 紙切れを指先で摘む手と頭だけを上げて、態とらしく小首を傾げる。 満面の笑みで見上げ意地悪を始めたのは、 あと少し詰めたら鼻先が腹部に付きそうな程近くになってから。 重いなんて文句は勿論許していないし、君はそれを理解している。] (34) 2020/11/02(Mon) 2:02:56 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスそれは……俺は、休むというのはあまり…… [ いつもなら即座に飛び出す真っ直ぐな拒否の言葉。 しかし今はどうしても、口籠ってしまう。 目覚めた後、してしまった蛮行を思い出し 何を考えるより先に短剣を作り出したら即座に取り上げられた。 定期的な魔素の供給が必要な自分の為に、 輸血の技術を確立してもらって以降、直接飲むことは無かった。 ましてや尊き御方を乱暴に扱い、傷つけるなど。 あの自分は行いも、主を忘れた心の状態も ────まるで獣のようであった。 全て理解した上で彼から許した行為で無く、 己に軍で成すべきことが存在しなかったのならば 辞して消息を絶ってしまったかも知れない。 ] (35) 2020/11/02(Mon) 2:03:43 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスあの……? [ そんな風に迷っている内に、放られる靴。 伸し掛かる重みが少しづつ上がり、今や膝の上。 床の上を懸命に這って自分に近づこうとしていた幼竜を思い出す、 現在の彼が行うとそこには何処か艶のようなものが含んでしまうが。 ……文字通りの魔性というやつか。 ] (36) 2020/11/02(Mon) 2:03:55 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスあっ! [ 思わず目を見開き声を張る。やはり我らが王は魔性であった。 オルフェウスに知らないと言われ、行方知れずだった紙が目前に。 愉しげな姿と明らかに持ち主を断定している様子から、 どうして手にしているのかは想像がついた。 ] それは、俺が失くしていたものです。 お返しいただけますか……? [ それでも咎めることは立場上出来ない。 ……理由があれど秘匿していた弱みも、あるわけなので。 丁重に願い、慈悲を求めるのみだ。 ] (37) 2020/11/02(Mon) 2:04:09 |
【人】 魔王 ウロボロス駄目。ちゃんと僕に隠していたことを白状してね。 それから君のウロボロス様にきちんとお願いするんだよ? [深まる笑み、覗く牙。指を離れて天井近くで浮かぶ紙切れ 見せつけるように見やすい位置でそれは止まっている。 こんな意地悪を今まで何回繰り返してきたっけ あと何回出来るんだろうな。 どうすることも出来ない思考は、口に出さないまま。] (38) 2020/11/02(Mon) 2:04:39 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクスぐっ…… [ あっさり突き落とされる。此処は無慈悲な蛇の胃袋の中である。 ] それは……かつて勇者だったと思われる魔物の目撃情報です。 以前から陛下に黙って部下に調べさせて……倒しに行っていました。 反省しておりますので、返していただけませんか。 [ 目前の二つの青紫を見下ろし、最後まで視線を逸らさないまま 絞り出すような声で全てを打ち明けた。 どうしても、彼らを楽にするのは自分でありたかった。 同類の成れの果て達は、他の魔物と比べ物にならない程強い。 心配をさせず、出来る限り早く向かうことで被害を抑える。 いつでも心は王に在るつもりでも、 やはりそれは裏切りの一つであったのだろう。 ] (*22) 2020/11/02(Mon) 2:05:31 |
【赤】 魔王 ウロボロスよく出来ました。 まあずっと前から知っていたし、これからは許さないけどね [満足げに両眼を細める。 更に奈落へ追い詰めんとばかりの支配者の言葉。 しかし、それは表面上は戯けただけのつもりだった。 故に彼の様子を見てすぐに引っ込め、真意を伝える。] ああ、……そんな顔をして 分かっているさ、それが君にとってどれだけ大切なことだったのか。 だから今まで望むようにさせてあげていたじゃないか。 許さないと言ったのは一人で行くことだよ。 これからは軍から一人同行者を必ず用意するんだ。いいね? [ほら、と言えば宙を舞って紙片がその手の上へと落ちてくる。] (*23) 2020/11/02(Mon) 2:06:06 |
【赤】 魔王軍幹部 フォルクス陛下…… [ ああ、なんと愚かな間違いをしたものか。 王は秘匿を裏切りと認識し憤っていたのではない。 ただただ自分を心配し、話してほしいと思っていたのだろう。 今までの我慢を解いたのは物的証拠を手に入れただけではなく、 きっと、この結局戻らなかった手を想ってのことでもあるのだ。 ] はい、ここで誓います。 もう陛下に隠し事など決して致しません。 そして……他の者を頼り行動します。 最期の時まで、貴方に抱かせてしまう憂いは少なくあるように [ 左手でそれを取り、側にある小さなテーブルの上に置いた。 今度こそ忘れないようにしよう、覚えていよう。 大切なただ一人の心を。 ] (*25) 2020/11/02(Mon) 2:07:05 |
【人】 魔王 ウロボロスそれでいい [珍しく、短く愛想の無い声で応える。 表情が見えないように俯いて、更にまた彼の上で這い寄る。 そのまま腰に手を回し、抱きつくような姿勢になり。] 僕は疲れたから暫くこうして休むよ [許可は取らない。ただの報告だ。] (39) 2020/11/02(Mon) 2:07:42 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス……はい。 [ 答えは、きっとその一言だけでいい。 密着した状態で、動かないように努めながら すっかり顔を隠してしまった金髪の頭を、侵されない手で撫でる。 昔、フォークと呼ぶことをやめさせたのは自分で 成長の為の区切りとし、甘えやかすのも終わりとしたけれど。 もう見た目では、同じような年頃としか見えないのだけれど。 今だけはこうしていてもいい気がした。 ] (40) 2020/11/02(Mon) 2:08:12 |
【人】 アクスル── 或る日 ── [ばたばた、珍しく焦燥して 使用人を見つけるなり投げた問い。] W風邪を引いた時ってどうすればいいのっ?W [――あんなに慌てたお坊ちゃんは初めてでしたね。 と暫く話の種にされることを主人は知らない。] (42) 2020/11/02(Mon) 10:58:10 |
【人】 アクスル[経営より商品開発の方が好きな性質上 薬剤の扱いには長けているが 風邪で易々と薬を出さないのが島国との違い。 また美容のための規則正しい生活で 自分自身は体調を崩すことが殆ど無かった。 酷く寝込んだのは18歳のときの一度だけ。 母を殺めてから数日は人らしく生きられなかった。 使命のために立ち直らざるを得なかったけれど。 ] (43) 2020/11/02(Mon) 10:58:23 |
【人】 アクスル[料理長が風邪に効くよいものを作ってくれると。 有難いが「僕が作ってあげたい」と主張すれば 「包丁使えますか?」と神妙に確認される。 この歳まで碌に扱ったことがなかったし 誤って肌を傷つけたら怖いけれど] W……頑張るよ!W [――結果を言うと怪我をする前に取り上げられ 労せずして玉ねぎの微塵切りを蜂蜜と共に 火にかけた玉ねぎエキスが手に入った。 その後使用人たちからの恩情として 家主専用のブンブンチョ○パーが 厨房の片隅に置かれることになる。閑話休題。] (44) 2020/11/02(Mon) 10:58:42 |
【人】 アクスル[二人のための寝室に戻れば エキスをハーブティに落として彼に勧めた。 起き上がれないようなら伸ばさないままのものを 小匙のスプーンで掬って口元へ。] ……治人……、元気になって欲しい…… [そのあとは彼のもとを離れようとせず いつでも医師に電話出来る体制で付き添い続けた。 繋ぐ手には死神に連れられることを許さぬ意思を込めて。**] (45) 2020/11/02(Mon) 10:59:16 |
【人】 魔法猫 カザリん、るぅ? [そうこうしているうち、不意に体がふわりと浮いた。 床の上のマタタビにジタバタ手伸ばし、持っていこうとちょっぴり抵抗してみたけれど] ──────ぁ、ふ [やっぱり、まぁいいや。 大あくびひとつ、なんだかケタケタしてる下僕を尻目にその胸の中へ丸まり、ころん] ────みゃぅ、ぅぐ……んにゃ [下僕の衣服の胸の辺りをしゃぶりつつ、手をぐーぱー。生地が傷むとか、関係ない*] (47) 2020/11/02(Mon) 19:17:06 |
【人】 魔砲少女 シオン―― ぐへへべふっ ―― [>>46無惨な姿になったカーペットに見向きもせずに、 ...はベッドへと向かっていた。 意識が腕に抱くハチワレ猫から揺るがない。 それ以外のことには興味がなさそうに動いていた。 殿様バッタが飛び込んだ両親の部屋から 悲鳴でも聞こえてきそうなものなものだが、 それすらも聞こえずに愛くるしく鳴く猫に夢中だった] お前は可愛いなぁ。 本当、可愛い。 いっぱい可愛がってあげるからね。 [>>47胸に飛び込んできた猫を抱く。 抱くのだがきっと猫に伝わる感触は何か変だろう。 感触も、動きも、何もかもが偽乳であるかのようだ。 それなのに確かに豊満な胸はそこにあり、 温かさは確かにあった。 下着の生地が傷んでも気にすることはない。 ...は変わらず我が猫を吸うことを満喫するのだ] (48) 2020/11/02(Mon) 20:52:16 |
【人】 魔法猫 カザリ──────んなぁ [まぁいいや、と締めくくる。 可愛がられているのはにゃーでもわかる。 愛されているのもきちんとわかる。 かといって、良い子になるつもりはないし 主導権を渡すつもりも、握るつもりもない。 人間は下僕。 だけどにゃーは、主人になるつもりもない。 ──だって、責任を負うとかめんどくさいから] にゃおん (ねむい、ねよ) [犬のようにバタバタ尻尾も振らないし、命令に従うつもりもない。 それでも、一応信頼してる嫌いじゃないから。 信頼しているよの合図に、下僕の顔の方にお尻向けまた大あくび。 おやすみなさいと目を瞑るのだった**] (51) 2020/11/02(Mon) 23:25:39 |
【赤】 魔王 ウロボロス[いつからそうしていたのかは分からない。 何しろそれは、空気に触れることも出来ないような幼い頃の記憶だ。 沢山の大きい姿が周りを行き交って、覗き込んできていたと思う。 その中で何故か濃桃の瞳の持ち主の姿が一番印象に残っているのは、 彼が色々とその頃の自分に語り掛けていたらしいからなのだろうか。 内容を覚えてはいない、言葉も理解出来なかったのだから当然だろう。 ただただ、あの色が心に残った。 それが自分達の生きる大地には咲かない花の色なのも、 酷い経験から変色してしまったものという事実も、未だ知らなかった。] (*27) 2020/11/02(Mon) 23:53:44 |
【赤】 魔王 ウロボロス[何も知らない子供は外に出されて成長し、色んな知識を得た。 果てしない戦争、嘘で隠された歴史。人類と魔族の成り立ち 世界を変える為に動いた者達、今この時代で望むべき未来 その為王になり民を導かねばならないこと。 それから、自分がどのようにして産まれたのかも。 種族の違いよりも大きな差が、そこにはあるらしい。 いまいち実感は出来なかった、あの日までは。 祝われる筈の日に、命を狙われた。存在を否定された。 辛くなかったわけではない。これからの日々への不安も生まれた。 何より何処か以前も向けられた気がする鋭い視線が、恐ろしかった。 だが数十年間愛されて育った記憶があった。 これからも守ってくれる、そう信頼出来る皆が側にいた。 恐ろしい勇者は殺しにやって来ない、それだけで恵まれていた。] (*28) 2020/11/02(Mon) 23:53:57 |
【赤】 魔王 ウロボロス[それよりも、痛い程に抱き締める腕の主のほうが気になった。 主を守り傷一つ付けなかったのに、謝罪を繰り返し誇ることも無い。 その心には守ってくれる誰かがいないように感じたから ────当人すらも出来ていないように思えたから。 だからただ事実を指摘しただけで、あんな風に君は泣いたのだろう? 苦しみを理解されるだけで、赦されたように思えたのだろう? 父たる先代の死後に産まれた僕の存在が赦されるのならば、 造り上げた者も等しくそうあるべきではないか。 しかし彼は二つの繋がりを断ち切ってしまう。 それどころかきっと、自分自身のみに罪を見出している。 限られた広さの両手で救える限りを救おうとしながら、 絶対にその対象にならない者が一人だけいる。] (*29) 2020/11/02(Mon) 23:54:11 |
【赤】 魔王 ウロボロスねえ、フォルクス 君は世界が平和になったら何がしたいのかな? 俺……ですか? そう、君だよ。やりたいことくらいあるだろう? その時はなんだって叶えてあげよう。言ってご覧 なら、陛下にゆっくり休んでほしいです。 それは質問の答えになってないな 君自身が何をしたいのか、僕はそう聞いたんだよ? (*30) 2020/11/02(Mon) 23:54:40 |
【赤】 魔王 ウロボロス[目的を掲げ歩むべき道を定める、そうしなければ生きられない。 意義で自己を保つ、力強く儚い生き物。 まるで人類が創り上げ思い描いた勇者そのものではないか。 フォルクスはいつから己の心に無頓着だったのだろう。 その濁流に呑まれた人生に、自分自身を想う時間はきっと無かった。 人の寿命を遥かに超えた年月の中にも、同じように。 背が伸びてゆく程、並び立てる男になる程 気づかれないままに横顔を眺める時間が増えた。 あの目には当人も知らない暗がりが潜んでいる。 ふと遠くなり過去を眺める時にだけ、それは表層に滲み出る。 きっと幼い竜は、硝子越しの瞳に何かを見つけていたのだろう。 今更人類の元へと返しても、彼に安らぎは戻らない。 出来るのは、望むように傍に置くことだけ。 目指すべき未来の為に、その命をすり減らしていくことだけ。] (*33) 2020/11/02(Mon) 23:55:52 |
【赤】 魔王 ウロボロス[フォルクスは父ではなく、兄でもない。親友と呼ぶのもまた違う。 ────ならば、何だというのか? お互いよく理解した立場の差が、 選択肢を潰しながらも答えを与えてくれない。 何も要らないのかもしれない、名前が付くものでも無いのかもしれない。 結ばれたいと思っているわけでもなかったから。 ただ、彼以上に大切な存在を作り隣に立たせる自分が、 どうしても想像出来なかった。 支えが必要なのは此方ではないとしか思えなかった。] (*35) 2020/11/02(Mon) 23:57:32 |
【赤】 魔王 ウロボロス[合わない視線の理由は分かっている。 君は終わりを見つめ、僕はその腕を離したくはなかったから。 それでも、触れた指は冷たく硬質に留まる。 積み重なった思い出の温度は、これからも蝕まれ消えてゆく。 だから僕は、君がそうしていたように自分自身を握り潰して 最期の願いすらも受け入れ叶えるのだろう。 ] (*36) 2020/11/02(Mon) 23:57:51 |
【人】 魔砲少女 シオン―― ごろごろ、もふ ―― [...もまた欠伸をする。 寝たらまた夢を見る。 色のない世界、つまらない世界、閉じた世界。 色褪せた物語の中で私は今日もつまらなさそうに過ごすのだ。 ...は>>51目を瞑る猫の背を一撫でしてやる。 こうなったら無理に抱きしめることはない。 傍で一緒に横になって腕の中に納めてるだけ。 それは私が主人だから。 私が愛してあげるから。 猫は所詮家畜なのだから飼い主に可愛がられていれば良いのだ。 何せ――言葉も何も交わせない気ままな生き物なのだから] ……おやすみなさい、 カザリ 。[...はハチワレ猫の名を呼んだ。 呼ぶだけで反応は求めてはいない。 夢の世界で嫁にした女の子と同じ名前。 夢の世界の嫁と違って自由きままな雌猫の名前。 私が世界で唯一愛する貴女の名前。 ...は微笑を浮かべて瞼を閉じた。 意識はすぐに微睡へと落ちていく。 今日もまた、私は世界と向き合いに行く**] (52) 2020/11/03(Tue) 0:09:21 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス──300年前・玉座の間── ああっ、クソ!やめろ!その歌をやめろ! [ 記念すべき日に、響き渡るダミ声。 その主は極彩色の羽根を持った大きな鳥の魔物。 極寒が似合わなさそうな体色の癖に、元気に歌いながら飛び回る。 今日は我らが小さな王の100歳の誕生日。 数多の贈り物が各魔族から届けられ、この鳥もそうだった。 ……送り主は無実体種族である。 あれも陛下と同じくらいの子供にしか見えない連中だ、 悪戯か本気か測りかねる。鳥が歌うのも、陛下を賛える唄なもので。] (53) 2020/11/03(Tue) 1:16:56 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス串刺しにして焼いて食ってやる……っ! [ しかしいくら賛えていようが、 煩くて言うことを聞かないのでは叶わない。 神聖な場だからと穏便に捕まえようとしていたが、 いい加減限界だと胸の真ん中へ右手を持っていこうとしていた時。] (54) 2020/11/03(Tue) 1:17:15 |
【人】 魔王 ウロボロス……ふふっ。フォルクス、面白いね [全てを傍観していた少年が、笑いながら声を掛ける。 己の座すべき玉座よりも更に上、壁を構成する蒼の結晶に腰掛けながら。] (55) 2020/11/03(Tue) 1:17:46 |
【置】 魔王軍幹部 フォルクス女神の教会が仰がれていた時代、 人々の命はヤドリギの枝から女神の元へと還り、 やがて再び大地に芽吹くとされていた。 女神の救いは存在しなかった。 では、伝説に踊らされ死んでいった者の魂は何処に向かうのだろう。 (L0) 2020/11/03(Tue) 1:19:34 公開: 2020/11/03(Tue) 1:20:00 |
【置】 魔王軍幹部 フォルクスヤドリギが聖木であることの否定、神託の実を利用させないこと。 都に聳え立つ障壁はその為にしか作用していない。 今でも魔樹は生きている。我々を見下ろしている。 誰もヤドリギを潰えさせる方法を知らない、 何故、あの木が現れたのかこれ程の時間が経っても分かっていない。 (L1) 2020/11/03(Tue) 1:19:49 公開: 2020/11/03(Tue) 1:20:00 |
【置】 魔王軍幹部 フォルクス解決出来ない未知の中、否定し切れない可能性。 ────本当に女神が存在し、彼女がヤドリギを齎したのならば 人類 我々は未だ、彼女に赦されていないのかもしれない。 (L2) 2020/11/03(Tue) 1:20:04 公開: 2020/11/03(Tue) 1:20:00 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 差し込む陽の光が結晶を照らし、蒼い輝きが場を満たす。 いつかのように高みから見下ろしていた主が飛び降り、こちらを見た。 その手を恭しく取り、唇を落とす。 ] (58) 2020/11/03(Tue) 1:21:26 |
【置】 とある書物の記述 フォルクス世界歴██年 最後の勇者被検体フォルクスが魔物化 魔素種族統一王ウロボロス・スィ・ルォクヮ・コーキュトスに討たれる。 フォルクスは完全に理性を失う前に自ら拘束と隔離を申し出、 水人族の研究者を始めとした魔王城の術士達が彼の願いを叶えた。 張られた厳重な障壁の中、死傷者を一人も出すこと無く生涯を終える。 ウロボロス王が現れると、頭を垂れ大人しくなったという。 (L3) 2020/11/03(Tue) 1:22:05 公開: 2020/11/03(Tue) 1:25:00 |
【赤】 フォルクス「本当に魔族なんていたのかな?」 「いたと思う。だって、色んな本に書いてあった。」 「うーん、でも。本が嘘かもしれないよ?」 「そんな風に考えたら、何も信じられないだろう?」 「だから昔の人達は、本当のことを語り継ぐ為に頑張ったんだぞ。」 (*37) 2020/11/03(Tue) 1:24:05 |
【人】 フォルクス[ 机に置かれた本の背表紙に描かれているのは、 二匹の蛇が形作る円の中に三本の穂を持った槍が一本の紋章。 吹き込んだ風が悪戯に頁を捲る。 子供達が見つめた窓の向こうに、ヤドリギは──── ] (59) 2020/11/03(Tue) 1:24:29 |
【人】 アクスル[息が苦しくなるほどに口づけて 服越しに体温を伝え合って 満たされているのにまだ足りないなんて 燻る欲を抱えてる。 治人と出逢い治人を通じて 僕の世界は拡がった。 知らなかったことを知る喜びを覚える程に もっと教えて欲しくなって 欲深い自分にも気付かされてしまう。 この欲は尽きることがないのだろう。 生きている限り、ずっと。] (61) 2020/11/03(Tue) 17:07:37 |
【人】 アクスル── その後 ── [貴方に恋をしていると自覚して、その後。] 治人、……好き。治人も、僕を好き…… ……はぁ、どうしよう……どうしたら…… ええと、結婚を前提に、お付き合い……? あれ、結婚はもうしたね……っ? [幸せな混乱をする姿が在ったとか、在ったとか。**] (63) 2020/11/03(Tue) 17:13:51 |
天のお告げ(村建て人)宣伝宣伝! 11/26〜 ・ 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】 「痛みの共有」をキーワードに物語を紡ぐペアソロRP村 上記ゆるテーマ以外の指定なし お好きなシーンをお好きなだけ http://jsfun525.gamedb.info... 12/26〜 ・ 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】 とある神様が作った温泉宿が舞台の交流あり新規再演ペアソロRP村 人間、人外、死亡済みPC何でもどうぞ 平和な温泉宿での一泊を楽しんでね http://jsfun525.gamedb.info... よろしくお願いします〜 (#0) 2020/11/03(Tue) 19:08:22 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽── ある寒い日の朝 ──[ 耳にちゅんちゅんと小鳥の鳴き声が響く。 障子越しに朝の柔らかな陽光が 部屋に降り注いでいた。 微睡んでいた意識は 徐々に霞が晴れるように覚醒し始め、 長い睫毛を震わせながら ゆっくりと瞼を持ち上げていった。] (64) 2020/11/03(Tue) 19:22:29 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 視界は真っ暗な闇から ぼんやりと滲んだ光景へと切り替わる。 何度か瞬きを繰り返していれば 次第に滲みは薄れて鮮明になり。 すぐ傍にぬくもりがある事に気が付いた。 ───あたたかい。 心が、身体が、何もかも。 それが何か、確かめるまでもなく。 一旦目を閉じては両腕を伸ばし ぬくもりをぎゅっと抱きしめては 身体を触れ合わす。] (65) 2020/11/03(Tue) 19:22:32 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ すぅっと鼻から空気を吸い込めば 鼻孔に満ちるは心安らぐ大好きな香り。 そのまま頬をすりすりと触れ合わせて ぱちりと目を開いては口を動かし。] ……おはようございます。 [ 穏やかな声音で挨拶の言葉を告げよう。 もう目は覚めていただろうか。 反応があってもなくても構わない。 顔に唇を近付けては 頬にちゅっと口付けを落として。 それから再びぎゅっと抱きしめよう。] (66) 2020/11/03(Tue) 19:22:35 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ そうしてそのまま、暫くの間 布団の中で大好きなぬくもりを堪能する。 外は霜が降りる等冷え込んでる一方 布団の中は心地いいぬくもりで満たされていた。 このままずっと布団の中で過ごしたくなる。 とっても幸せで穏やかで安らぎのひととき。 どうかこの幸せを。 彼と共に、何時までも、永遠に───…。]* (67) 2020/11/03(Tue) 19:22:41 |
【人】 琴羽の天狗 時見─ある寒い朝の前の晩─ [その路地裏は、帝都の闇の更に深淵であった。 元は、ただのゴミ捨て場だったと聞く。 当然、正規の集積場では無い。 けれど不法投棄に適したその場所には 有象無象のあらゆるものが捨てられ、腐敗し。 結果今となっては腐肉を煮詰めた様な匂いと、 そして怨霊がこびり着く場と化していた。 今回の依頼はそこに巣食った何者かを 退治して欲しいという事だったが────…] (68) 2020/11/04(Wed) 0:59:10 |
【人】 琴羽の天狗 時見琴羽、頼む! [近付いただけで、これである。 周囲の闇から湧きいでる様に 向かい来る悪霊やら餓鬼の類を ヤツデの風で牽制し。 彼女を護る様にその前に出ると 背の羽根を大きく左右に拡げ仁王立つ。 指一本、いや瘴気一筋触れさせてたまるかと、 殺気まみれで睨み据える俺とは対象的に。 小さく、歌い継ぐ様な祝詞と共に 背後より、暖かな光が拡がり照らすのを感じ取れば] (69) 2020/11/04(Wed) 1:01:09 |
【人】 琴羽の天狗 時見[この闇に囚われた様々な怨霊が、 幾つもの、悲劇が。 琴羽の角灯の明かりに導かれ天へと還り] …────出たな、本体。 [かくして闇のヴェールは剥がされて。 奥の、奥より。 人を喰らい肥え太っていた 肉の塊の如き妖怪が姿を現したのだった。 今迄であれば、こいつを見つけ出すのに それこそ気の遠くなるような労力と 力の放出が必要だったのだが……] (70) 2020/11/04(Wed) 1:01:44 |
【人】 琴羽の天狗 時見悪いな。 うちの妻は、有能でな? [向かい来る肉の塊を足蹴にし、 力を籠めて、踏み降ろす。 …────ぐしゃり 、と。ブーツが多少汚れたが、まぁそれは明日、 靴磨きにでも頼もうか。 それよりも、今は] (71) 2020/11/04(Wed) 1:02:08 |
【人】 琴羽の天狗 時見大丈夫だったか!? 怪我は無いか? 疲れてたりとか、目眩がするとか…… [初任務を見事こなした琴羽の元へと慌てて駆け寄って その身の無事を確かめるのだった。 尋ねるだけでなく、両手で抱えて持ち上げてみたり、 おでこに手の平を当ててみたり。 ……どうやら、大事は無さそうで。 ほっと、一息ついたその後に] お疲れ様だ。 戦勝祝いに牛鍋でも食べに行くか。 それから…… (72) 2020/11/04(Wed) 1:08:58 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[何度目かの一緒に迎えるクリスマスの朝。 枕元にはもう毎年恒例となった プレゼントの包みが置かれている。 今年は随分と小さな箱のようだ。 掌に収まるような…… 開けずとも中身がわかりそうないかにもな、あの箱だ。 隣でまだ眠る送り主の指には既に 昨夜までは確かになかった筈の 細い金属の飾りが嵌っていた。 狸寝入りの片眼を開けて、口角を釣り上げる] 今ならサービスで直々に嵌めてやるぞ? [どうする?って悪戯っぽく小首を傾げて 寄越せと言わんばかりに手を差し出した。 恋か、愛か、或いは別の何かであっても この先の時間をお前と共に歩みたいと 誓う言葉を素直に口にできるまでは 未だもう少しかかりそうだけれど まぁ、ここまで待ったんだ、気長に待てよ。 そんな開き直った気持ちと多大な甘えとで 何の証かまだ上手く表現できないまま 前倒しで指輪を薬指に……] (74) 2020/11/04(Wed) 1:48:41 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[一頻り反応を楽しんでから自分の指の指輪を外す。 途中で止まった指輪と入れ替えれば 今度は正しく互いの指にぴったり嵌った。 くだらない冗談にしたり顔でにんまり笑って。 文句の言葉を笑い飛ばす] ははっ、怒んなよ、 いいだろべつに、その貌見たかったんだよ。 ……はー。朝っぱらから愉快な百面相見れたわ。 気が済んだ。 もっと、いろんな顔見せろよ。 明日も、明後日も、その先も…… ……──俺の隣で。 [キスするみたいに顔を寄せて、鼻の頭を摺り寄せながら へんじは?ってほんの少しだけ臆病な声で尋ねる。 まぁ、俺がやるといったら、やるんですけどね。 だから如何か拒まないでくれと珍しく込める懇願と 僅かばかりの照れ臭さを、甘えたキスで誤魔化そうと 目を伏せて、唇を重ねた。**] (76) 2020/11/04(Wed) 1:50:00 |
【人】 サラリーマン 御門 涼司[ただ寝るだけのシングルベッドが 別の用途に使うようになって手狭になったから お金を出し合って少し大きめの物に買い替えても、 眠る時の距離はまるで変わらずに季節が過ぎて。 クリスマスに形が残る物は贈れないって 悩んだのも懐かしくすら感じられる。 今は部屋に置く物も身に着ける物も、 この左薬指に光る物だって遠慮なく贈りあえる。] あの時はこんな風になるなんて思いませんでした。 [いつものように抱き枕にされながら ふと自分の指を見ていたら思い出してしまって そう呟いたら彼が不思議そうな顔をした。] ああ、違いますよ。 酔っぱらって初めて泊まった日じゃなくて。 …学生の時。 俺、聡さんに塾で教えてもらってたんですよ。 覚えてないでしょうけど。 [まだ恋を知らなかった、あの頃。] (77) 2020/11/04(Wed) 3:17:02 |
【人】 サラリーマン 御門 涼司[ただの憧れだった。 恋がどんなものか分からなかった。 それは大人になっても変わらなくて 誰に愛を囁かれて抱かれても実感が湧かなかった。 けど貴方に再会して俺の心に芽吹いた。 毎日の小さな楽しいや嬉しいで育っていって ぐっと近づいた事で一気に花開いたんだ。] あの時の聡さんも素敵だったけど 俺が好きになったのはこっちの貴方ですよ。 俺だけが知ってる貴方の顔…… 他の人には見せないでくださいね。 ずっと、俺だけの聡さんでいてください。 [外じゃ絶対に見せる事のない 少し髭の伸びた俺だけが知るだらしない顔に 頬擦りして臭い台詞を茶化すみたいに笑う。 けど茶化しきれなかった愛おしい気持ちが溢れたから いつもみたいに鼻先を摺り寄せてキスをねだった。]* (78) 2020/11/04(Wed) 3:17:30 |
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