【赤】 ルビーの花 アルレシャ暑いほどのスポットライトが当てられる。灼熱の中にあるようだった。 仮面をつけた従業員達はなにやら大仰なセットをステージへと持ち運んだ。磔台のようにも見える。 木製の台を運び終えた従業員達は、今度はナフと呼ばれた少年を持ち上げ、着衣の一切を剥ぐ。 その体は、台の上に乗り上げさせられた。まるで処刑される直前の光景のようだ。 「さあ皆様、ご覧ください。我らの前より逃げ出した天上の虎の姿を。彼は再び我らの楽園に足を踏み入れてくださいました、そして……、 『エンジェル』の演目に投票されたチップの数はいくらであると思いますでしょうか、本日はそれを彼に当てていただきましゃう!」 『命の価値は天使の為に!』 『命の価値は天使の為に!』 『命の価値は天使の為に!』 まるで一切に示し合わせたかのような声があちこちから上がる。それは次第に合唱のように膨れ上がった。 女はそのフレーズが、大層お気に入りらしいーー命の価値は貴方が決める。 (*10) 2021/07/08(Thu) 9:33:09 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャまず、体は仰向けに台の上に横たえられた。首に輪を嵌めずり落ちないようにしているが、シリコンを噛んで傷が出来ないようには配慮されている。 腕はやはり透明の覆いのつけられた箱の中へと入れられた。腕の下にはクッションがあって、力を抜いても壁に当たらない。 ただ、腕のすぐ横に何か……モーター式で駆動する、鋸刃のような大掛かりな器具が横たわっている。 それは腕よりも太く、差し詰めカートゥーンのドリルにも似た、でも全く違う……有刺鉄線のようにとげとげした何か。 足元には何かのペダルがあった。数は三つ。透明のアクリル玉覆われているが、膝下を全て入れないとならず、しかと膝が天井に引っかかって足を抜きにくい。 ペダルにはラベルが張られている。客席にもナフにも見えるように表裏にしっかりと。 そこにはこう書かれている。『200万ドル』『5000ドル』『4.65セント』。 ところで、貴方が暗殺を請け負った報酬というのはどんなものだっただろう? 実費に換算し、経費を差し引いて、感情的な値を差し引いて。 貴方の命の価値はいくらだった? 「ナフ、選択肢は三つ。あのペダルを踏んで解答するのよ。 ペダルを踏むと軽い電流が流れます。痛めつけるためではありません。ペダルから簡単に足を離さないようにするためです。 チョンっと踏んですぐに引き上げてはつまらないし、賭けにもならないでしょう? 貴方が己の価値を考えるの。正答はひとつだけ。命の価値はいくらでしょう、貴方の命の価値はいくらでしょう?」 動揺も冷めやらないだろうに、女はそっと囁くとすぐに客席の方を向いた。パチパチと拍手が二人を迎える。 スポットライトとカメラは正しくナフの方を向いて、貴方が主役であることを指すように惜しみなく飾った。 「皆様、固唾を呑んでお見守りください、じっとですよ……彼が怯えてしまわないように。 命の価値は、 命の価値は、 命の価値はーー」 (*11) 2021/07/08(Thu) 10:23:58 |
底知れぬ ニアは、メモを貼った。 (a24) 2021/07/08(Thu) 10:52:04 |
ハマルは、7 肉体or精神年齢が変わる薬 を賭けました。 (a25) 2021/07/08(Thu) 10:57:39 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャ「命の価値は、5000ドル!」 笑い声がオーケストラの演奏を掻き消すようにこだまする。 ぴり、と電流が走るものの、細い針を刺したような鋭い痛みはあれど心臓を蝕むほどではないだろう。 けれども確かに足の動きは縫い止められるように硬直して、ペダルから足を離すまでには時間がかかる。 その、一呼吸深く肺に酸素を入れるように時間。たったそれだけの時間。 ギャルルルルルルルル! 凄まじい轟音を立ててモーターが回転した。 左腕を捕捉している回転鋸はまず最初に肌に棘を引っ掛けて、シーツを巻き取るかのように皮膚を引き剥がした。 真っ赤な肉が露出して、思い出したかのように遅れて鮮血が噴き出す。容器の中に血は溜まることなく、繋がれたチューブから台の下のケースに流れていった。 回転鋸は止まらずに肉を轢き潰し、フォークで何度もステーキを引っ掻くように細い粗挽きを作り出した。 端々に見える白い芯は骨だろうか? 辛うじて当たらないものの、身動ぎをして暴れたならばそれも同じように巻き込まれるのだと言うのは想像に難くない。 少年の腕は側面の半分の肉をごっそりと抉り取られ、もはや自分の意思で動かすのもむずかしいほど原型を無くしてしまった。 「おや、これはこれは。どうやら間違えてしまったようですね? 選んだのは中間。思い切りのなさが不安を生んでしまったのかもしれない、悲しいことです……。 さあ、ショウはまだ終わっていませんよ。ナフ、さあ、選び取りなさい。 貴方の命の価値は?」 (*12) 2021/07/08(Thu) 11:49:51 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル今日の朝食。昨日の思い出。明日の予定。 誰も彼もが朗らかに語るあたたかな日常の話。けれど、そんなもの赤の他人にとっては全てノイズでしかない。 様々な話題で溢れかえる賑わいの中を、黒い人影が縫うように突き進んでいく。四肢を包むダークスーツ。飾り気のない装いの中で、パステルグリーンの十字の髪留めが浮いている。 今日はもうディーラーの制服を脱いでいる。再び袖を通すことはない。 「……」 歓声をあげる賓客たち。空間を彩る合奏。ひっきりなしに行われる拍手喝采。 女は通信機から聞こえる饗宴の様子をBGMに、乗船客の中へと紛れ込んでいった。 /* 五日目冒頭に記載し忘れましたが、もしサダルと話したい方がいらっしゃいましたらご自由にどうぞ。口プロでもビンタするでも背中から刺すでもお応えします。置きレスでかなり低速なのはご容赦を。 (23) 2021/07/08(Thu) 12:08:45 |
サダルは、エンヴィーは、奔って降りた舞台の様子を聞いて口元を歪めて嗤っている。 (a26) 2021/07/08(Thu) 12:16:02 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャ少年は悲鳴をあげ、血飛沫は容器の口から少年の顔へ、胴体へも血を飛ばす。そばで補佐する女も例外ではない。 真っ赤な衣装に更なる絢を重ねながら、少年がよく見えるように顔の血を拭ってやった。美しい顔を皆に見てもらえるように。 少年の勇気を讃えでもするかのように、客席からは拍手喝采が上がる。見世物としてはとても喜ばれているらしい。 一度の痛みを与えられても、ショウは平然と、終わらない。 「命の価値は4.65セント! さあ果たして彼の選択は……おや!」 まるで道端に美しい花でも見つけたかのように声を上げる。それはすぐにやはり、モーター音にかき消された。 高速で回転する刃が少年の残った腕を引き裂いたのだ。 刃には糸のように細い血管や神経が絡み、カツカツと引っかかる音を立てながらそれでも止まらずに奔らせる。 チチ、と火花でも散らすように鳴っているのは、肩まで繋がる組織を巻き取って引きちぎる音だ。 電流に呼び止められた脚がようやくペダルから離れる頃には、両腕は揃いの傷を抱えていた。 「さあ、残るペダルは後一つ。 皆様はどう見受けましょう、これにも仕掛けがあるのかどうか? いいえ、神は彼を見放さず天上へと迎え入れてくれるでしょうか。 拍手でお見送りくださいませ、彼の勇気ある第一歩を! 命の価値は━━」 最後のペダルは、『200万』。それは彼の命の価値に、見合っているだろうか? (*13) 2021/07/08(Thu) 12:42:39 |
妄想癖 キエは、メモを貼った。 (a27) 2021/07/08(Thu) 13:25:08 |
妄想癖 キエは、メモを貼った。 (a28) 2021/07/08(Thu) 13:29:16 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>24 ニア 「おや、ニア様。ごきげんよう。お察しの通り私も今日はお休みなんです。 ニア様は本日もお変わりなく、そしてゲイザーさんも変わらず美味しいパイを焼いているようで何よりです」 にこやかに返す。仮面を暴こうとしない限り、女は実行犯としての素顔を晒さない。 「ええ、構いませんよ。これから暑くなるこの時期アイスがとても美味しく感じられますものね。私もご一緒します。 ……ふふ、大丈夫。ちっとも駄目なんかじゃありませんとも」 快く頷いた。 女は連絡を入れた者たちがどういう動きを見せるのか、わざわざディーラーの仕事も休んで時間を作った。 "噂"に関して動いても動かなくても、どちらであっても本当に構わない。ただ、彼らは名前も知らない有象無象沢山の乗客がいる中でも特に、運が悪ければ公開抽選で引きずり落とされていたかも知れない人たちだ。 どういう者なのか興味があった。人を羨む"嫉妬"の女は、人を見る事が好きだった。 (27) 2021/07/08(Thu) 13:32:42 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャ最後のペダルが踏まれたならば、踏む勇気があったならば。 パン、パン! と甲高い破裂音が鳴り響くことだろう。 それはチープなクラッカーだった。祝祭の始まりのような音が鳴り響くと、両側から従業員が進み出る。 「命の価値は……200万ドル! これこそがみなさまが此度の演目に投票し積み上げた金額になります。法外とお思いでしょうか、いいえみなさまの愛あればこそ! 良かったわね、ナフ。彼らはみな貴方のファンなの。戻ってくるのを待っていたのよ。 おめでとう、貴方の価値は200万ドル。貴方は皆に選ばれたのよ……」 賓客に、少年に。それぞれにポジティブな言葉を投げかける。 客席の中には貴方を見てうっとりと頰を染める貴婦人があれば、熱烈な愛の言葉を叫びかける紳士もあった。 貴方は求められているのだ。貴方が求められているのだ。 貴方に払われた価値は200万ドル。貴方の大切なものを守るのに、不足することはないだろう。 貴方自身は守れないけれど。 「"前座"はこれまで。いよいよナフには極上の踊りを踊っていただきましょう。 その為にも、彼が寵愛に満たされるさまを、ご覧くださいな」 血に塗れた台は斜めに傾けられ、体のよく見えやすいように。今度はうつ伏せに転がされ、顔は客席の方に向いた。 ペダルは運ばれていき、両腕の器具は取り外される。すぐさま傷口は清潔な布に包まれ、みるみる赤く染まった。 きつく肩口は縛り付けられて、パフォーマンス以上の出血がないように施される。当然だ。殺す意味などない。 かれの命には価値があり、値打ちがつけられ、金を生むのだ。 必要なだけの輸血も施され、命を失わず、気を失わないようにしっかりとケアがされていく。 ならば、なぜまだ、見世物台の上に? 「刮目ください、彼の美しい顔を、身体を。彼に称賛を。 これよりみなさまに、『エンジェル』の誕生をお見せいたします」 (*14) 2021/07/08(Thu) 13:33:35 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>28 そうでしたねニア様 一瞬薬を盛られているのではないかと疑ったが、公の場であまり疑うのも印象が悪い。 女はカトラリーを持ってパイを一口食べようとし…… 「…………あ、あのー、ニア様? ところでこれ、なんて名前のパイでしたか?ゲイザーさんはなんて?」 ちょっと思い出した。 パイを食べてアチチになり自室で服を脱ぐ羽目になった事を。 ゲイザーから忠告を受けていたのでバーナード脱衣事件の二の舞は防げたが、今回は何も聞いていない。 恐る恐る、問いかける。 (29) 2021/07/08(Thu) 13:53:02 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>30 ニア 「ゲイザーさん?ううん……私はパンダというより、人懐っこい中型犬にも見えますが……。 ……それはさておき。 皆さんが食べていらっしゃったのなら……まあ……」 おずおずとスペシャルアニマルパイを口に運ぶ。 不思議な効果にはドキドキするが、新人クルーの腕は本物だと知っているからだ。 結果は…… (2)1d3時間の間、百足animalのの特徴を手に入れた。 (31) 2021/07/08(Thu) 14:25:29 |
サダルは、うわあああああ!!!!!!!!!!! (a29) 2021/07/08(Thu) 14:25:43 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>31 ニア 「ニッ、ニアさん私帰ります!帰らせてください!お願いします!こんなんじゃお外に出られません!」 ポーカーフェイスもどっかいった。 なお、特徴を書こうとしたのだがPLが検索しようとして体調不良を起こした為どこにどのような特徴が現れたのかは割愛させていただくものとする。 (32) 2021/07/08(Thu) 14:28:19 |
サダルは、うえええんとなっている。うえええん。 (a30) 2021/07/08(Thu) 14:34:38 |
【人】 底知れぬ ニア「 アア アアアア 」「割とすぐに効果は、その切れるとおもうので」 「そういえば動物の中に虫が含まれてるのヤバいッスね」 ……しゅん。 ムイくんへの差し入れにしとくッスかね。 /* PLさんホント御免なさい。 (34) 2021/07/08(Thu) 14:38:27 |
ニアは、サダルを宥めて謝って、隠しつつお部屋に送っていった。 (a31) 2021/07/08(Thu) 14:39:24 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>33 ニア 「や、やだ……」 やだった。 なんでアニマルパイで百足が……と言いたげだ。 「……う、うう……スーツで殆ど体が隠れていますから、特徴も見えませんし出歩けないことはありませんが……。 プールは私ニア様を見守るだけになってしまいますね、私その……あまり人に見せられるような体をしていませんので。 ゲームはカジノでよく見かけるものとか……ああ、麻雀とかも好きです。昔付き合いでやらされていましたから」 もごもご言いながら答えた。何かのコメントについては意図的に無視をしているが。 /* フルスイング中澤の息子ですが、どうかお気になさらず。ちなみにこれ見たゲイザーPLさん宛に念のため記載しておきますが、万が一気を病んでしまった場合気を病まないでくださいね。 PLは爆笑しています。サダルのツキがなかっただけです。びっくり〜 (35) 2021/07/08(Thu) 14:45:30 |
サダルは、みょいんみょいんと電波を出した。助けてスロウス!!! (a32) 2021/07/08(Thu) 14:45:51 |
サダルは、どっかの29歳徹底的にぶち犯されてくれないかな……と舌打ちしている。 (a33) 2021/07/08(Thu) 14:46:30 |
ニアは、サダルなら一人でいる方がしんどいかも、と思った。 (a34) 2021/07/08(Thu) 14:48:12 |
サダルは、墓下君たち呑気に構えやがってこのやろ……みたいな空気を出している。 (a35) 2021/07/08(Thu) 14:55:10 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル (37) 2021/07/08(Thu) 14:56:57 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル (40) 2021/07/08(Thu) 15:12:18 |
サダルは、今日ちょっとツキが回ってこないな…だめかも… (a36) 2021/07/08(Thu) 15:13:29 |
サダルは、絶対見るな馬鹿!!!!!!!!!の呪詛を送っている。 (a37) 2021/07/08(Thu) 15:22:36 |
サダルは、29歳バーナードに向かって盛大に舌打ちをした。 (a38) 2021/07/08(Thu) 15:26:26 |
キファは、今日も昆虫食を堪能していた。おいしい。 (a39) 2021/07/08(Thu) 15:35:47 |
サダルは、どこかで昆虫食が行われている気配を察知しポーカーフェイスのまま冷や汗だらだらだ。 (a40) 2021/07/08(Thu) 15:43:59 |
【赤】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル/* そういえば今のうちに連絡しておきますが、ちょっと仕事が激化してきた為夜殆どレス出来そうにない事をお知らせしておきますわ……多分研修合いの手も一回が限度だと思いますの……ご了承くださいませ……!スロウス、テンガン様ファイトですわよ……よきエッチを……! (*15) 2021/07/08(Thu) 16:37:40 |
ハマルは、幸先いいぞ! (a41) 2021/07/08(Thu) 17:57:13 |
ハマルは、ヒット!【2枚目】 (a42) 2021/07/08(Thu) 17:57:31 |
ハマルは、まさかの全く同じカードにびっくりしているのでスートは誤魔化して欲しいぞ! (a43) 2021/07/08(Thu) 17:58:36 |
【赤】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル/* これはシリアスな本編と全く関係のないどこかの、とってもメタな為そもそも本編とは関係のない時間帯 「仲良いよね墓下君たち!?なにさこのアクションの量!!!」 (仕事がやばくておしまいになっており村に来れそうにないんですけど元気出ましたありがとうございますわの意) (*16) 2021/07/08(Thu) 20:07:55 |
【赤】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル/* 「そこに挟まれたナフのアクションの気持ち考えたことあるかな!?ラサルハグ!バーナード!そこに正座!!!反省して!!!」 (PCはこうだけどPLは楽しかったのでいいと思いますわ。反省はしなくていいと思いますわ。アクション芸大好きですの) (*17) 2021/07/08(Thu) 20:14:27 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャゴトン! と台が傾いた。背中がよく見えるようにだ。下側には細い桶が置かれ血を受け止めている。 まず、体をしっかりと固定した。なめしたベルトは肌触りがよい。何の慰みにもなりはしないが。 やはり仮面を付けた従業員が傍に立ち、幾重にも生命維持の為の装置や器具を取り付ける。 無理矢理に消費分を補う輸血に加えて、透明な薬が硬膜へと追加された。 「気絶されてしまっては見ごたえがないというもの。 副船長に投与したのと同じ薬を入れております、中身はご承知おきでしょう。 やはり人間を昇華させるのであれば、天にのぼるような気持ちでなくては……」 わっと笑い声が上がった。ジョークのつもりなのだろうか、この場ではきっとそうなのだ。 少年にとっては見えない背後で、何かが行われている。本人以外には、ようく見える。 よく手入れのされた刃物がスッと背中に入った。鋭すぎてすぐには痛みを感じないかも知れない。 背中の肉を観音開きにするように、体から離れすぎないように中央から離されていく。 信じられないほど手際よく薄い肉が退かされて、その下から骨が見えた。 肉と骨の境に、ヘラのような器具が入り込む。 ベキッ、とアーチを描く鎖骨の裏側から固いものの折れる音がした。 肩甲骨が剥がれ、背中に突き立つようにしているのだ。 広い骨が菱形筋からサクサクと料理でもしているかのように剥がされて、鎖骨から離れた。 からっぽになってしまった背中はまたパタ、パタと縫い合わされていく。 手術と言うには手荒で、そして暴力と言うにはやけに繊細だ。 異質だ。生命の維持のためではないのだから、当然といえばそうなのだろうか? 未だ露出したままの細い背中に。従業員は、今度は工具を手にした。 → (*18) 2021/07/08(Thu) 20:38:15 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャまず取り出された骨に取り付けられたのは蝶番だった。 ドアーのように骨が動くところを、従業員は客席に見せた。 それから、蝶番の一片はかすかに肉の隙間から見える鎖骨に打ち付けられた。 文字通り骨身に響くような衝撃がガツン、ガツンと少年の体を踊らせる。 ふらふらと、血と肉のこびりついた肩甲骨は外部に露出したまま、少年の体に戻された。 それから先は、こんな場でなければ職人芸と言って良いような様子だった。 肩甲骨に指を広げるような形のワイヤーが打ち付けられ――勿論体につながったまま――、 そこに人工皮膚が張り巡らされた。他者のものではないから、不適合の兆候もない。 無残な剥製のように広げられた骨組みは、銀で塗装されてきらきらと照明を反射した。 いずれはそこに羽が縫い付けられていくのだろうか。けれど今は、はだかの翼のまま。 ステージの上からフックが下がり、少年の皮膚に縫い付けられていく。 サスペンション、というパフォーマンスを知っているだろうか? 直に皮膚にいくつものかぎ針を取り付けて、人間の体を浮き上がらせるものだ。 的確な場所に、十本以上ものフックが薄皮を通過していく。 人間の皮膚というのは存外に丈夫なものだ。重心を分散すれば、こうした芸当もできる。 偏らず皮膚を破ることもなくしっかりとフックは体重を支え、ゆっくりと少年の体を客席に見せた。 まるで磔にされているか、そうでなければ、天から降りてきた神の使いのようだ。 痛みがない、なんてことはないし、血は細く流れ続けているのだけれど。 オーケストラはいよいよクライマックスというように、激しい演奏にホールを揺らす。 夥しいほどの出血と血の匂いに満たされた空間は、今まででいちばんの拍手に満たされる。 まさしくそれは―― 「さあ、紳士淑女の皆様、今宵こちらにいらしたあなた方はとても運がいい! これこそ一番人気の演目――『エンジェル』でございます! 愛し愛されし我らの踊り子に、あなた方の愛を――!」 (*19) 2021/07/08(Thu) 20:53:13 |
ゲイザーは、既に消えてしまった人を探している。 (a44) 2021/07/08(Thu) 21:31:04 |
ゲイザーは、そして、後悔する。 (a45) 2021/07/08(Thu) 21:31:12 |
【置】 新人クルー ゲイザー▼破られた日記の一部 変えられない舞台を、運命を、ただ見つめる事になんの意味があるのだろう。何度己の無力に心を挫かれればいいのだろう。見ていることしか出来ない人間に、なんの存在意味があるのだろう。 ……変えられない結末なら、 【続きは見当たらない】 (L0) 2021/07/08(Thu) 21:56:40 公開: 2021/07/08(Thu) 22:30:00 |
サダルは、通信機から聞こえてくる様子を静かに聞いている。 (a46) 2021/07/08(Thu) 22:02:31 |
サダルは、地に落ちた敗者は、理不尽な巡り合わせに負けた者は、すべからく権利がないと思っている。 (a47) 2021/07/08(Thu) 22:04:29 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>44 ニア レモンアイスを全員分配っている付き人からアイスを受け取り、自分もご馳走になろうと一口掬って食べようとした矢先。 「……はい?」 今、なんて? 「…………私が?ムルイジ様に?惚れている? ………………………………」 ▼ (50) 2021/07/08(Thu) 22:09:13 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>44 ニア 「そんな事あってたまるか馬鹿!」 スプーンを思わず取り落とした。アイス一口も食べていないのに。 「…………失礼しました。 …………ニア様、それは誤解です。あの男がいつも通りパフォーマンスでなんか変なこと言っているだけです、嘘八百です、お分かりですか?よろしいですね?私あの男のギャンブルにおける姿勢は評価していますがその他まったくぜーんぜん評価していませんからどうぞ誤解なさらぬようお願いいたしますね? よろしいでしょうか?」 (52) 2021/07/08(Thu) 22:12:17 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャ「明日よりナフには"従業員"として復帰させていただきます。 それまでの投資によっては、彼の"翼"の完成は早まることでしょう。 彼を御使いに昇華するのは誰であるか、早いものがちですよ……」 口笛を吹き手を振り手を打ち鳴らし、ショウのエンディングを歓呼が華々しくかざる。 白い花びらがぱっと舞い散り、辺り一面に散った血ですぐに染まってしまう。 快楽にとろりと溶けた少年の表情を向けられた客は、いっそう興奮した声を挙げるだろう。 貴方は彼らにとってのアイドルとなった。此処で愛され、欲されていくのだ。 「これよりナフは処置にあたります……すぐにでも元気な姿をお見せいたしますよ。 その時にあなた方の天使がどんな"ぐあい"になっているか。存分にご想像ください。 ご覧いただき、誠にありがとうございました」 貴方を求め見上げるような喧騒の中で、一時幕は下ろされる。 次の演目に向けて少年の体は降ろされ、台は片付けられて辺りの血もきれいに掃除されることだろう。 苦痛は終わったのだ。そして終わることがない。すぐに、傷口に対して適切な処理が行われる。 正しく、手術や手当がされるのだ、ようやく。貴方は大事な従業員なのだから。 「お疲れ様、ナフ。……今はどんな気持ちかしら、気持ちがよくってなにもわからない? これが貴方の甘受すべき幸福であり、今後の人生なのよ。 貴方に掛けられた命の価値は、きちんと貴方の身元に送金すると約束しましょう。 なに、ほかの演目に賭けられた金がありますからね。心配しなくたっていいのよ」 貴方の乗せられた担架はステージの控えへと走り、貴方の体を運んでいくだろう。 勿論俯せで。改造された貴方の体は、もう仰向けに眠ることは出来ない。 施術さえ終わったならば、大丈夫。貴方は貴方の好きな者のところへ、会いに行ける。 貴方達は同じ従業員なのだから。何も心配しなくていい。 貴方達は同じ従業員なのだから。何も苦しむことはない。 貴方の命の価値は200万ドル。 売り買いされる命の価値は、帳面に書き込めるほどのものなのだ。 (*20) 2021/07/08(Thu) 22:45:33 |
【赤】 ルビーの花 アルレシャ/* オッス! オラ狼! エピローグを目前にした襲撃について、現状相談事がありますの。 というのもその原因のガンガン一端ではあるのですが、このタイミングで墓下に来るとエピローグの語りに困る人、或いは今の流れに突っ込むと様々な事情により身動きがとれずみんなでエピローグに参加するのが難しくなってしまう……などの人がいらっしゃると思うんですのよね。 今の状態でランダムに襲撃先を選ぶと芳しくないのでは? というのが要点です。 パスするか、それとも快諾してくれそうな方(キエとか)(失礼)にお願いするかにして、 ランダムで行う以外の方法を取れないかと模索しています。 いかがでしょうか? (*21) 2021/07/08(Thu) 23:15:31 |
【赤】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル/* まずはお疲れ様でしたグラトニー、ナフ!濃厚な時間でしたわね……本当にお疲れ様! そして襲撃に関する件ですが、一番手っ取り早くて安牌なのは「パス」ですわね…… おそらく生きているであろう猟兵にズドンしてもらう為には噛んでもらわなければならない=誰かを襲撃しなければならない となりますから、誰も襲撃死しない形にする……となると多分……それくらいかしら…… (*22) 2021/07/08(Thu) 23:36:20 |
【人】 新人クルー ゲイザー5日目。少し腫れた目で少女はパイの仕込みを済ませる。 パイが焼きあがるのを座って待ちながら、少女は不穏な電話の事を思い出していた。 ”実行犯”を名乗る者からの連絡、それはエンヴィーというらしい。 その人物によると、どうやら失踪した人物は仮面を被った従業員の中に紛れているらしい。 それを聞いてふと思い出した、いつかの透明人間のこと。 あの時はまだ何も知らなくて、船の中で失踪するなんてことは有り得ないと思っていた。 「…木を隠すなら森…。人を隠すなら人の中…」 仮面をつけた人間は皆透明人間だった。そこに居るのに見えない、見つからない。でもそこに居るなら。…きっと見つけられる。 ゲイザーなら わたしなら チン、と言う音で現実に引き戻された。パイが焼けた合図だ。 彼女は立ち上がってオーブンを開けて皿に飾り立てればいつもの場所に出来立てのパイをだしてからカードを添えた。 日課を終えた少女はバンダナとエプロンを外してレストランから出れば、そこから続く続く長い廊下を歩き始める。 透明にされた大切な人たちを、見つける為に。 (54) 2021/07/08(Thu) 23:56:51 |
ニアは、ハマルに対し責任を感じた (a48) 2021/07/09(Fri) 0:27:06 |
【赤】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル次なる舞台を多くのカメラが取り囲む。 撮影機器は語らない。けれど──その存在そのものが、淫らに踊る主演の姿を渇望する賓客達がいる事を証明していた。 触手に弄ばれる衣擦れの音も。 男の引き結ばれた唇からこぼれ落ちる熱い吐息も。 舞台から生まれ出るものは全て拾い上げられ、貪り尽くされていく。 客人達の仮面越しの眼差し。 カメラの向こう側にある賓客の双眸。 最早彼に逃げ場はない。 頭から足の先に至るまで。 会場の欲望が視線となって降り注ぎ、男を犯し尽くそうとしている。 (*23) 2021/07/09(Fri) 3:40:01 |
ニアは、ムルイジにこっそりアニマルパイも差し出していました(過去形) (a49) 2021/07/09(Fri) 9:39:55 |
【人】 底知れぬ ニア「んと、これくらいだよね?」 大体の顔見知りには配り終えたはずだ。 「……」 ハマルがハマルであるように、ニアはニアです マサムネは元のかっこよさ5の執事に戻った。 (59) 2021/07/09(Fri) 9:53:41 |
【人】 底知れぬ ニアマサムネの先制-26damage 「……プロっすねぇ」 マサムネの筋力はマリーより劣っているのに 何故パトリックと模擬戦をさせたのか。 ニアチョキpon マリーパーpon 「う〜ん……」 知ってる人、みんな忙しそうで、みんないない。 (61) 2021/07/09(Fri) 11:44:57 |
【赤】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル降り注がれる賓客達の熱視線が男の痴態に群がっていく。 てらてらと様々な液体に濡れた肢体が快楽から逃れようと乱れる様を。 男としての昂りの果てへ無理矢理追い詰められていく様を。 達しても尚休みなく飢えた生き物にしゃぶられ尽くされていく様を。 カメラの無機質な目が余すことなく映し出しては記憶していった。 賓客達や従業員の上に君臨する王の考えによっては、この映像がばら撒かれたり男の別の研修中に利用されたりするだろう。 きっと男はこの陵辱が終わってもこれから先なお辱められる。その為の道具がここで作られる。他ならない男自身がそれを今生み出した。 飢えた触手と怠惰なる白蛇に絡まれる男の様子に、観客達は更に期待を膨らませる。 腹を空かせているのは何も異形の怪物だけではない。 男を取り囲むその全てが、男の持ち得る全てを奪い愛でて啜り上げ、骨の髄まで味わおうとしていた。 さあ、次はどのように愉しませてくれるのだろう──。 (*24) 2021/07/09(Fri) 15:07:38 |
ニアは、またかっちゃったな。 (a50) 2021/07/09(Fri) 15:08:12 |
サダルは、パイやアイスを食べながら思案する。 (a51) 2021/07/09(Fri) 15:42:10 |
サダルは、" "も、やっぱりお菓子と同様に『美味しかった』のを思い出している。 (a52) 2021/07/09(Fri) 15:43:46 |
【置】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル人は生まれた瞬間から不平等だ。 血筋も選べず、親も選べない。 親が屑だったとしても力無い子供は抗うことさえできやしない。それなのに親が積み上げた負債や因縁、触りたくなかった遺産は全てそっくりそのまま子へと押し付けられるのだ。 この世は理不尽で溢れ返って腐っている。 自分は何も持たなかったからただひたすらに相手を羨んだ。 有無を言わせず相手を捩じ伏せる暴力。指一本触れずとも思いのままに相手を動かす権力。大抵のものなら望めばなんでも手に入る財力。 力を持っている奴らが憎らしく、妬ましい。 傷ついた相手に寄り添う優しさ。明日に繋がる道を切り開く勇敢さ。周りに涼やかな風を運ぶ清らかさ。 眩しい光を持つ奴らが憎らしく、妬ましい。 無いものねだりをすればするほど、己の中にはどろりとしたものが溜まっていく。 この世界が嫌いだった。 でも、自分も嫌いだった。 嫉妬を燃やして相手を傷つけ落としたいという感情を抱えなければ、もう動けなくなっていたからどうしようもなかったのだけれど。 (L1) 2021/07/09(Fri) 19:09:55 公開: 2021/07/09(Fri) 19:30:00 |
【置】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダルギャンブルは限りなく理不尽で、限りなく公平だ。 勿論少なからず心理戦や読み合いが生まれるゲームもあるし、違法な場所では胴元側がイカサマや培った技術で結果を歪ませる事だってある。出来レースだって横行していることもある。それはどうしようもないのだが。 でも、純粋な運だけの勝負においては皆が平等だ。身分も地位も性別も年齢も全て関係ない。 だから私はギャンブルを気に入っていた。 巻き上げられた側から巻き上げる側へと立ち位置を変え、多くの人と勝負した。 恵まれた奴が負けて私の目の前で顔を歪ませているのを見るのが何より好きだった。地に落ちて破滅する姿を見ると胸がすく。頭の奥に甘い痺れが走ったし、仄暗い悦びが身体を蝕んだ。 ……けれど、こちらを喰い殺すような、捩じ伏せるような瞳をして本気で勝負に挑む人だっている。チップの先にある金の山や欲望などには目もくれず、眼前にある勝利への渇望を剥き出しにして挑んでくる人たち。 そんな人と勝負するのは純粋に楽しかった。 本当に、ただ、楽しかったんだ。 ……きっともう、ディーラーじゃいられなくなるけれど。 (L2) 2021/07/09(Fri) 19:11:10 公開: 2021/07/09(Fri) 19:30:00 |
【置】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダルああ、でも。 教えられたんだ。 結局、ディーラーを見てくれている人なんていないのだと。 みんな眼前のゲームの結果と、チップの向こう側の未来や欲望ばかり見ていると。 ……私を見てくれている人は、どれくらいいたんだろう。 (L3) 2021/07/09(Fri) 19:29:44 公開: 2021/07/09(Fri) 19:30:00 |
ニアは、さっちーのことが好きだ。やな部分も含めて。 (a53) 2021/07/09(Fri) 19:32:32 |
ハマルは、仮面をひとつまたひとつと過ぎていきます。 (a54) 2021/07/09(Fri) 19:48:07 |
キファは、運命なんてものはなければよかったと思っている。 (a55) 2021/07/09(Fri) 19:48:37 |
ハマルは、見つけられません。遊びは遊び。それだけです。 (a56) 2021/07/09(Fri) 19:48:56 |
ハマルは、勝ちばかりでは面白くありませんからね。 (a57) 2021/07/09(Fri) 19:50:57 |
ハマルは、それもまた一興。 (a58) 2021/07/09(Fri) 19:51:21 |
サダルは、とある者の部屋を訪れる。 (a59) 2021/07/09(Fri) 19:56:33 |
サダルは、代金を置いてリボルバーと数発の銃弾を拝借した。 (a60) 2021/07/09(Fri) 19:57:16 |
ハマルは、ムルイジとバクチしてみたかったなぁ。 (a61) 2021/07/09(Fri) 19:58:33 |
【置】 ルビーの花 アルレシャ幕が下りる。酒と香水の匂いの中、あぶくのように拍手の音が爆ぜた。 天鵞絨の目隠しの前で、はだかの王は深々と頭を下げた。 豪奢な宝石、真っ赤なルージュ。役者が見窄らしくては務まらない。 ほとんど何にも隠されない乳房と男性器を備えた真っ白い象牙の身体は、きらきらと七色の照明を受けていた。 船旅の中でいつの間にか並び立つ同僚たちは壇上を降りてひまったが、女は隣に在るものがいるように横に手を伸ばして頭を下げた。 舞台劇の終わりに、演者達が揃って挨拶をするかのように、両手に虚空を握り締めて。 「本日はわれらのショウをご覧いただき、ありがとうございました。 もうすぐ海の上で揺られるのも終わり。地上に足をつけるのは名残惜しくなってしまったでしょうか? なんなら、もっと船にいらしたって構いませんよ!」 どっと笑い声が溢れた。迫力のあるショウが途切れて、客達の心も緩んできているのだろう。 短い口上に耳を傾けながら、どれほどそれを確かに聞いているのか。酒気に霞んで、本質は見えない。 「カッサンドラはみなみなさまの再度の乗船をお待ちしております。 耳を傾けられぬひそやかな予言が、皆様の娯楽となりますように。 笛吹き男の演奏が、皆様の大切な人を攫っていってしまいませんように。 またの機会に、われらの姿をご覧にあれ。 それでは、これで、本当にさらばでございます」 パラパラと降り注いだ拍手はやがて大嵐となり、すべての演者の頭に届くことだろう。 舞台に上げられたもの、舞台を知らぬもの、舞台を見つめるもの、舞台を探すもの。 けれど此度の演目は、これにて、きっかり、ほんとうに、お終い。 (L4) 2021/07/09(Fri) 19:59:08 公開: 2021/07/09(Fri) 20:00:00 |
ハマルは、サダルにもいろんな遊びを教えてもらいたい。またカジノに行こうかな。 (a62) 2021/07/09(Fri) 19:59:11 |
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