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【人】 落星 クロウリー[漸く現れた彩りと共に、主はそこにいる。 暗色ながら闇には覆われない机、羽撃きを閉じこめるランプ 胸像に飾られるネックレスには特に、思い出がある。 教会の教えを否定し、忘れていく最中のことだったのだ 命令に従い両の手を組む際、少しの嫌悪感を抱いていた。 まるでそれを表すように、純白は見る見る内に黒に染まった。 この作品そのものが穢れであるのか、 穢れた祈りを見分けることが出来るとでも言うのか。 館の数々の芸術品の材料と性質を思うのならば、 こちらの意思が反映されるなど、馬鹿馬鹿しい思考だが。 悪魔と、悪魔に魂を売った人間が祈祷の真似事をした結果ならば 否定しきることは出来ない──と、私には思えてならなくて。] (121) 2022/05/25(Wed) 2:42:49 |
【人】 落星 クロウリーお許しをいただけるまでは 貴方の御慈悲に甘えることは出来ませんから [厚意に感謝を述べながらも、小さな笑みに眉を下げそう述べ 銀のトレーを置きワインボトルを手に取った。 注がれる視線を強く意識しながらも、手先には乱れは無く 真紅に染まるグラスは、より華美さを増すと共に毒々しさを手に入れる。 二つがそうして清らかな透明を失った後、空いた椅子へと腰を下ろす。 教え仔としての生活の中で数えることを忘れる程この場所に通って、 何度も窓から外を見下ろしては 此処から見える景色に恐れを抱いていた気がする。 主と共に在ることで病を退け、寿命を無意味なものとした私でも 昼行性生物として暗闇に危機感を抱く本能は変わらないらしかった。 或いは、幼き日々の記憶の影響もあっただろうか。 事実私は、主に認められ名前を与えられ人の世に帰されてからは 様々な手を使い、人間らしい生活を保ってきた。] (122) 2022/05/25(Wed) 2:43:10 |
【人】 落星 クロウリー血相を変えるだなどと、とんでもない 私の主は至って冷静でいらっしゃりました 外出好きの貴方が、世俗の様子を知らずにいたわけもないでしょう? [注ぐグラスも、口をつけるのも主が先。 当然の規律を守った後に、緩やかな速度の語らいが始まる。 何とも惚けた悪魔の言葉に、首を横に振り穏やかに否定を返す。 そうしながら、魔術師として独立した当時のことを思い起こした。 大凡人間二人分の人生以上の時が過ぎ去っていたというのに、 異端狩りが収まるどころか加速していたことには呆れたものだ。 幾多の人間が己の欲望の為に動き、その耳元に囁けばより陰謀は加速した 人間の尺度ではそれは短い期間に多くの争いが起きたのではなく、 長く争いが続きあらゆる被害が生まれた時代であった。 国を出て長く帰らなかった要因の多くを占めているといえよう。] (123) 2022/05/25(Wed) 2:43:45 |
【人】 落星 クロウリー[その頃の人の世の動き、争いにより確保した魂の剪定の難しさ ある悪魔の気が短すぎ、召喚させた人間を焼き殺した時の思い出。 性急さも無く味を楽しむ彼に合わせながら舌を躍らせたのなら、 話題は幾つか渡っていき。 水面が枯れ果てる前に確りと注ぎ直した主のグラスも、 再び半ばまで減り、私の手元のそれも水位が下がってきた頃。 ふと思いついたような切り出しと共に、温度無き手が触れる やはり、あの消失は彼の体現の為だったらしい。] ああ、…… [グラスを置き、礼を言おうとした声が──途切れた。 ブローチの置いてあった場所にある本に、 今更意識を向け、そして気づき目を見開き固まったからだ。 それは私がアレイズ=クロウリーとして書き上げた 魔術と思想を人々に伝道する著作物の内の一冊である。 他の信仰者の書籍も保管されていることを知っている。 決して、おかしな話ではないのだが。] (124) 2022/05/25(Wed) 2:44:02 |
【人】 落星 クロウリー……ありがとうございます 奪われていなくて、本当に良かった [再び浮かべた笑みはぎこちなくなっていた。 先程までと変わらぬ振る舞いを続けているようで、 黒混じりの黄を見る翠には、確かな怯えが滲んでいる。**] (125) 2022/05/25(Wed) 2:44:22 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[幻覚ではなく現実で事実だと、冷静な頭で理解しているが。「違う」とは即答出来なかった。どこか愉快げに見える彼を前に、冗談の軽さで笑い返せずに仏頂面のまま見つめる。手のひらに懐いた頬を慈しむように撫でながら。 さらりと暴露してから気付いたが、監禁と変わりない入院生活だと告げたようなものだ。飄々とした様子には少し面食らってしまう。 脱衣所で話した時、外に残してきた両親を気にしていた様子だったが。気掛かりな所はあれど、彼が構わないと言うならそれでいい。結局ここに留まる選択肢しか許可出来ないのに、あえて蒸し返して「駄目だ」と拒絶するのは……、避けたいことだった] ……私もこの話を知った時は、冗談だと思ったさ。 [彼にとっては此処が病院だろうが、そうでなかろうが、大差ないかもしれない。とはいえ彼の生活を制限する以上は、説明しておくべきだとも考える。 会員性SNSの存在を伝える代わりに、どうするか……] (*28) 2022/05/25(Wed) 6:01:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼の体調が心配で様子を窺ったが、近い距離で見つめ合うと少し心臓に悪い。私を映す瞳に惹きつけられる。「きもちいい」の甘やかな響きが情事の彼を連想させ、恋慕の色眼鏡が彼をそう見せるのか、それとも熱っぽさのせいなのか判断に困る] ……、……調子が良くてなにより。 でも熱っぽいのは心配だな。 平熱は低い方? そんなに昨日と変わりない気もするが、 あとで体温を測った方がいいね。 [「やけに可愛く言うんだな」という感想を零すよりも動揺が勝り、するりと視線が泳いだ。分かりにくい照れ方。 前髪を片手で引き浚うと、手のひらで額の温度を確かめる。正確性には欠けるので後で測りはするのだけど] (*29) 2022/05/25(Wed) 6:01:36 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[はじめは転院した体を貫く気でいたから、左眼のためだと話したが。入院理由の話をされ、ふと思い付く。 頬のまろみを辿っていた手指を解き、凭れ掛かる重みをベッドボードに託して、徐に立ち上がる。何か聞かれたら「見せたいものがある」だけで、部屋から出ないと答えるだろう。病室の隅に寄せ、布を掛けられた置物のひとつに近寄る。 背景に溶け込んでいたそのカバーを外して、] ……個人的な監禁で、ここまで用意するのは なかなか金が掛かり過ぎる話だと思わないか? これ一台で数百万はする。 [露出した検査機器を指し示す。何度も眼科に掛った彼なら見覚えがあるかもしれないが、興味が無ければ記憶にも残り難い置物だ。手続きの書類は手元にないので、幻覚を否定し得るものとして代わりに見せる] (*30) 2022/05/25(Wed) 6:04:10 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞この病院のスポンサーは相当の金持ちらしい。 文面だけのやりとりで直接会ったことはないが……、 私と似た目的の為に病院を設立した、と聞いた。 入院費の請求を私達が受けることはないし、 医者にも給料が支払われる契約……のはずだ。 …………まあ、信じ難い話だとは思う。 私ですら夢なんじゃないかと、時々過ぎるくらいだ。 いくら担保すると言われても初日じゃ判断出来ない。 [患者側にとっては監禁と変わらないだろうから、幻覚という認識でも構わないのだが。どこからか内情が漏れてしまい業務禁止処分……だとか。ある日唐突に終わる可能性があるなら、ほとんど幻のようなものだとも思い始める] (*31) 2022/05/25(Wed) 6:04:25 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞だから──……質問に話を戻すと、だ。 手続き的な転院理由は左眼だったとしても、 実際の入院期間は、担当医の匙加減で決まる。 もしくは、…………此処が閉院する時か? [彼の判断はどうであれ、説明材料に使えそうな物証は現状これくらいしかない。検査を始める訳じゃないので元通りに整えたら、彼の隣に戻るつもりだ*] (*32) 2022/05/25(Wed) 6:04:41 |
【人】 転生者 アウローラ寧ろ、此方が珍しいと思いました。 もっと難しい本ばかり読んでいる印象があったから。 [ 世界の成り立ちに関するおとぎ話は>>84 わたしも、小さな頃によく先生やシスターに お話を強請ったことを覚えている。 何もなかったこの世界に、星が落ちて、 そこから闇が広がって。 そんな暗闇の世界に一柱の女神が降り立って 光と、そこから派生する精霊が生まれ、 女神の子である人間や動物たちが産まれた。 だから、この世界に生きる者たちは皆、 光の女神様の許に生まれた兄弟姉妹なのだという。 ただ、ひとりだけを除いて。 ] …。 [ 考えるほどに、わからなくなる。 彼は、闇の精霊とは一体なんなのだろう、って。 遠い昔、「私」だった頃には考えたことのない疑問。 ] (127) 2022/05/25(Wed) 8:20:50 |
【人】 転生者 アウローラ……っ。 びっくり、させないでください…。 [ 高所恐怖症というわけではないけど これは予想外すぎて。 ぎゅ、と彼の手を握る手に自然と力がこもる。 足元に見えるのは、いつもの学園の景色。 だけどそこにいる誰も、わたしたちに気づかないし、 視線を向けることさえしない。 まるでわたしたちの姿が見えていないかのよう。 「風と同じものに変じている」という>>90 彼の言葉を受けて思い出すのは、 「私」が昔、観た映画の1シーン。 (状況だけで言うならば、猫の乗り物というより 動く城の冒頭に近いけれど) 紡ごうとした抗議の言葉は、 結局、彼の笑顔のせいで続かなかった。 ……あまりにもいい笑顔をされると、 なんというか、毒気を抜かれてしまう。 ] (130) 2022/05/25(Wed) 8:33:06 |
【人】 転生者 アウローラ[ それから数分後。 わたしたちは、王都の街並みに降り立っていた。 ] えっとですね、 確かこのあたりに…。 [ ひさしぶりの王都の人混みで逸れないよう、 握ったままの手を緩く引いて、此方へと促す。 彼はわたしの居場所がわかるらしいから>>86 いつものように呼べば来るなんて、 もしかしたら、言われるかもしれないけれど。 …わたしのほうは、彼がどこにいるかわからないから。 万が一、逸れてしまったときに怖い気持ちと …ほんの少しの名残惜しさで 握ったままの手を離さないでいる。 たとえ彼のその手が冷たいままでも ]わたしは手を離さなかったろうなと思う (131) 2022/05/25(Wed) 8:34:45 |
【人】 転生者 アウローラあ、ありました。 [ ここです、と 空いたほうの手で示したのは、王都でも比較的大きな書店。 複数の階にそれぞれ専門の売り場が設けられていて 一番下の階には筆記道具を扱う場所も併設されている。 ] アルカード、本がお好きみたいだったので。 此処にくればなにか気に入る本が 見つかるかもって思ったんです。 [ わたしが彼について知っていることは 本当に少ない。 それでも、彼について何かを知る切欠に なれたらいいなと思って、この場所を選んだ。 もし、彼が古書の類が好きだと言うのなら、 ここからもう少し離れた場所にある古書店街にも 足を運んでみようか。 彼方も古今東西さまざまな書籍が集まるらしいから その中には、彼の気に入る本もあるかもしれない。 ]* (132) 2022/05/25(Wed) 8:35:41 |
【人】 闇の精霊 アルカード―― 王都 ―― やはりというか人が多いな。 [娘に促されるまま、王都の街並みを歩く。] …案ずるな、娘よ。 たとえ街中で逸れたとしても、 我はお前がどこにいるかすぐにわかる。 [たとえ離れても、一言我が名を呼びさえすれば すぐに其方へ現れることもできる。 なんなら娘自身の影に紛れておけば目立つこともない。 そう言い聞かせるものの、その手が離れる気配はない。 なんなら「それでは一緒に来た意味がないじゃないですか」と 軽く叱られてしまうだろうか。 逸れることが不安なら、なおのこと影に潜んでおいたほうが良いと考えるが。 人の子の考えることは、時に酷く不合理だ。 理解はしているつもりだが。 結局、目的地である書店まで我らの手は繋がれたまま] (133) 2022/05/25(Wed) 8:48:21 |
【人】 闇の精霊 アルカードほう…? これはまた面白い場所だな。 [いつもの図書館とはまた違った趣に興味をそそられる。 ただ一つ、言っておくことがあるならば>>132] 確かに書を読むことは嫌いではないが。 我があの場所で本を読んでいるのは、 人の子について知りたいことがあるからだ。 [主に、目の前の娘について。 闇たる我を喚び寄せる資質がありながら、それでも、他の人の子たちのように世界が滅ぶことを望まない。 それがこの娘があの女の光を強く受け継いでいるからか、 それとも別の要因があるのか。 ならばこの娘の願いを叶えるにはどうすればよいのか。 そもこの娘の考える『友達』とは、どのようなものなのか。 我に求められているものはなんなのか。 何もかもが、わからない。 今までになかった、この状況への足掛かりを求めているのが、我の今の現状と言える] (134) 2022/05/25(Wed) 8:51:09 |
【人】 闇の精霊 アルカード[そこまで考えたところで、はたと思いつく] なぁ、娘よ。 逆に聞くが、お前はどのような本を好むのだ? 我はお前が好むものを読んでみたい。 [選べ、と。 ずいと娘の背を押して先を歩くよう示す。]* (135) 2022/05/25(Wed) 8:52:15 |
【人】 転生者 アウローラええ……? [ 唐突に前へ押し出されて>>135 つい困惑の声が出てしまう。 ] あの、いちおう言っておきますが。 わたし、平民なのでアルカードみたいに 難しい本なんて読めませんよ? [ 故郷の村にいたとき、先生やシスターが (わたしたちが暮らしていた地方の領主様の方針でもある) 大人になってから孤児院を出ても困らないよう 基本的な読み書きや計算、裁縫や家事、 礼儀作法を教えてくれていたけれど、 それでも、学園に通う貴族の子女たちには 到底敵わない。 だから、大好きな人たちと一緒にいられるためには 他の人たちの何倍も、努力しなければいけなかった。 ――それでも敵わないと理解したときの悲しさは ]今も少し、言葉にできないものがある。 (136) 2022/05/25(Wed) 8:59:24 |
【人】 転生者 アウローラんー……。 お気に召さなかったら、ごめんなさい。 [ 先に謝罪を口にしてから 彼に背を押されるまま 哲学書に歴史書、 美術書や数学等の参考書、 巷で流行りのロマンス小説や冒険小説。絵物語。 一通り、書店の中を見て回ってから。 立ち止まったのは、子供向けの本が置かれた一角。 ] ……。 (137) 2022/05/25(Wed) 8:59:59 |
【人】 転生者 アウローラやっぱりわたし、 こういう本のほうが好きです。 [ そういって手に取ったのは、 数十年前から出版されている古い絵本の物語。 ] この本ね、 わたしが育った孤児院にもあったんです。 (138) 2022/05/25(Wed) 9:00:29 |
【人】 転生者 アウローラわたし、小さい頃はこの本がとても好きで よく、シスターや兄さん姉さん…あ、 本当のきょうだいではないのですけど。 一緒に育った年長の人たちに、 よくこの本を読み聞かせてもらっていました。 大きくなって字が読めるようになってからは 今度はわたしが、弟や妹たちに読み聞かせてました。 それから、こっちの本は 故郷の村の本屋さんにあった本ですね。 本屋さんと言ってもここのような立派なお店ではなくて 村に一軒だけある小さな貸本屋さんでした。 村長の叔父さんが半分道楽でやってたお店なんですけど わたしもたまに本を借りにいってたんです。 [懐かしいなぁと、ついつい目を細めてしまうが。] あ、えっと。 面白くなかったら、すみません…。 (139) 2022/05/25(Wed) 9:08:06 |
【人】 闇の精霊 アルカード―――…いや。 なかなか興味深い話だった。 [思えば、この娘がここまで饒舌に 我に己のことを話したのは初めてではないだろうか。 実をいうとあまり期待はしていなかったが。 此方が思っていた以上の収穫に、ふ、と目を細める] (140) 2022/05/25(Wed) 9:47:06 |
【人】 闇の精霊 アルカードでは、その二冊を購入しよう。 我も其れに目を通しておきたい故。 [娘が手にしていた二冊の絵本を受け取る。 他に娘が他に欲しがるような本がなければ、そのまま会計を済ませよう。 幾度となく死を迎え、その度転生を繰り返した猫の話と、 己の名前を探す猫の話。 …猫が好きなのか? 人の子とは一般的にこういう生き物を好むのだろうか? 表紙を眺めながら、そんなことを思う。] (141) 2022/05/25(Wed) 9:48:17 |
【人】 闇の精霊 アルカードさて、娘よ。 其方はなにか、望むものはないのか? [己ばかりが何かを得るというのも、些か納まりが悪い。 此処は絵本の礼も兼ねて、と なにか欲しいものはないかと問うてみるものの、 あまり芳しい返事は期待できない。 あれがほしいこれがほしいと言ってくれた方が いっそ我としてはやりやすいのだが。 娘と話をしながら一番下の階まで戻る。 せっかくだからと筆記用具を扱う売り場にも 足を延ばしてみることにした。] これなどはどうだ? [万年筆に硝子ペン、色とりどりのインク。 水晶を削って花の形に仕上げたペーパーウェイト。 そのどれもに娘は首を横に振る。] (142) 2022/05/25(Wed) 9:49:21 |
【人】 闇の精霊 アルカードふむ……。 [どうしたものかな、と ふと何気なく店の中を見回したところで、 ある一点に目を惹かれた。 柔らかな品の良いクリーム色の紙に 五枚の花弁を持つ薄紅色の花が描かれた便箋と 同色同柄の封筒が納められたレターセット。] …杏の花か。珍しいな。 [言いながら、娘のほうへと視線を移す。 はじめて娘とまみえた夜。 小さく震える杏子茶色の髪の娘に、 此方が手を伸ばしたときのことを思い出して] (143) 2022/05/25(Wed) 9:50:22 |
【人】 闇の精霊 アルカード……娘よ。 我はこれを二セット買おう。 そのうち片方をお前が持っていてくれ。 [おそらく嫌だと言われても、なんだかんだと娘には 購入したレターセットの片方を押しつけるのだろう。 何故、と言われても恐らく答えることもない。 ……描かれた杏の花の愛らしさに、 初めて出逢ったときの面影を見てしまった等と 言えるはずも、ないのだから。] (144) 2022/05/25(Wed) 9:52:05 |
【人】 闇の精霊 アルカードさて、娘よ。 我はアプリコットティーを所望する。 良い店があれば案内せよ。 [なおこの後、街へいくたび 娘への贈り物について延々話を繰り返すことになるのだが。 ……それは今はまだ、誰も知らない話である]** (145) 2022/05/25(Wed) 9:53:02 |
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