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【人】 魔族 ラク・シャサ[ 穏やかな逢瀬の終わり際、 創造主に挨拶へ向かうと告げた。 言葉とは裏腹に、ちっとも動き出そうとしない 足は正直だったけれど。 彼女の時間を奪っていると自覚しつつ それでも言い淀む言葉を、 ドラゴンステーキの香りと龍眼水が背を押す。 滑らかとは言いがたい口調で、訥々と懸命に またの再会を約束したのは、 今度こそ気まぐれではなかったよ。 (37) 2021/10/25(Mon) 1:11:38 |
【赤】 魔族 ラク・シャサ[ 片方だけになった腕でそっと引き寄せれば、 その身を抱きしめることが出来ただろうか。 ] 運命、やもんな? [ 背を、髪を、頬を、撫でようと手を動かす。 ギリギリのところでさえ、人を気遣って詠う 強く愛しい温もりを。 エルフェリール様のところまで、間に合うか。 彼女が救われるのなら、 生きてくれるのなら、 それが例え彼女の願いだとしても 己の命などどうでもいいと、心から思った。 ] (*9) 2021/10/25(Mon) 1:17:09 |
【赤】 魔族 ラク・シャサユーラ、ユーラ。 聞こえるか、わかるか……? いい子やから、聞いてくれるか、 創造主様のとこまで、がんばれるか───? [ 囁いて、答えを待って。 ] ……独りで生きる人生は味気ないもの。 おれ、は、ふたりがいい、けど、な。 ─── ほんま、ごめんなぁ、 (*10) 2021/10/25(Mon) 1:18:14 |
【赤】 魔族 ラク・シャサ[ 届くかどうかはわからないけれど。 大切なことは、はっきりと、言葉に乗せた。 それだけで、もう、充分 俺は幸せだと思った。 あとは、彼女が。 ジリジリと鳴り響く、嫌な音に 全て飲み込まれてしまう前に、 最期に願うことは、 愛しい人の幸せでしかなかった。 ] (*11) 2021/10/25(Mon) 1:23:15 |
【人】 劇団員 テオドール長い創世祭も終わり、また新しい朝がやってきます。 後片付けを済ませたなら、出立のときはすぐそこです。 記憶を振り返るように白亜の神殿を眺めます。 「 では、またどこかで! 」 誰に対してか、ぺこりとお辞儀をすれば 団員の中へと紛れていきました。 (39) 2021/10/25(Mon) 12:52:22 |
【人】 劇団員 テオドールこの幸せな夢はいつまで続くのでしょう。 人の生は短く、老いは早く 悪夢が来るよりも先に 命を終えているかも知れません。 けれど、其の人生が輝きに満ちているのなら 怖いものなんてきっとなく。 いつものように満足気に 笑っていることができるでしょうか。** (40) 2021/10/25(Mon) 12:52:34 |
【人】 夢見がち ユーラ[ 創造主様に会いたいと言っていたことを 思い出すのと同時くらいだったでしょうか。 逢瀬の終わりを告げる言葉が聞こえます。 名残惜しくて引き止めたいと思って それでも、邪魔をしてはいけないとも 思ったわたくしは、楽しかったです、と。 別れに繋げる言葉を口にして。 それでも何か言い淀む様子の彼を 急かすわけもなく、言葉を待っていたら… ] ええ、勿論。 また是非、お逢いしたいです。 [ 約束できました。 気まぐれじゃなくて、偶然でもない 運命の人との再会を。 ] (43) 2021/10/25(Mon) 17:19:48 |
【赤】 夢見がち ユーラ[ 抱きしめられて、彼のぬくもりを感じて あぁ、優しいな、こんな時まで、 と思うのです。運命、と聞いてもただ黙ってうなずいて。 もう十分です。 さいごに会えたから。 もう、後悔も何もなくて。 わたくしのことなど打ち捨てて このままあなただけでも逃げて欲しいと 彼の気遣いを無碍にするようなことだけが 頭の中をめぐっていました。 ] (*13) 2021/10/25(Mon) 17:21:10 |
【赤】 夢見がち ユーラ ―――――……。 ……ごめんな さい、 もう、…… [ がんばれない、と口にした後。 ] いきて、おねがい……。 わたくしは……、 もう、いいから (*14) 2021/10/25(Mon) 17:22:04 |
【赤】 夢見がち ユーラ[ 魔族のあなたには耐性が人よりあって。 こんなちからに左右されなかったとしても。 大切な人に想いと願いを伝えられたから。 それだけで満足でした。 意識をどうにか保とうとしつつ 身動きできないわたくしは あなたの決断に、 身を委ねるしか出来ません。 ]** (*16) 2021/10/25(Mon) 17:24:04 |
【人】 狩人 レーヴタント― 友の恋路をささやかに ― 「 まいどー そーなんよー美味しいよ〜 」 友と大人しい娘の会話を>>36 すべて聞いていたわけではないが、 にんまりと、微笑めば、ひょいひょい、くるりと あっと言うまに、ステーキをもう一皿用意した。 ラクの言葉通りに、三等分したものを、 さらに切り分けて、サイコロ状にしておいたのは、 友の恋路をささやかに応援するためさ。 命短し 恋 せよ乙女。そんな歌を歌っていた歌王を知っている。 短い生の種族の者たちが、恋をして、愛し合って、 その短い時間を懸命に生きる様は、美しいと思う。 魔族と歌王、生きる時間は違うけれど、 俺たちの3分の一の時間しかないとしても、 きっと、愛する人との時間は一生の宝だと思うから。 (44) 2021/10/25(Mon) 19:06:14 |
【人】 創造主 エルフェリール[ 一年に一度、特別な日。 創世祭は、終わりを迎えた。 きっと来年も開催できる、その確信はある。 少しずつ、少しずつ、 成長していく愛しい子ら。 どうか、どうか、 このまま平穏は日々が続けばいいと願う。] なぁ、ストル…… 私は、この世界を愛している 過ちを犯そうと、悪さをしようと、 我が子たちを愛する気持ちは変わらない [ 時折、不安は過る。 この幸せが、いつか壊れるのではないかと。 ] (49) 2021/10/25(Mon) 22:35:04 |
【人】 創造主 エルフェリール[ 罪は許そう、時には裁こう。 だけど、お前たちを愛する気持ちは変わらない。 だから、どうか―― ] 自分らしく、 納得のいく生を、生きて行って欲しい (50) 2021/10/25(Mon) 22:35:14 |
(n0) 2021/10/25(Mon) 22:35:37 |
(n1) 2021/10/25(Mon) 22:35:41 |
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