人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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襲う対象設定:イーサンリュイ

【秘】 教育用 ロベル → 給仕用 イーサン

「貴方の言い回し、坊ちゃんを彷彿とさせますねえ」

生意気で反抗的な子供のよう。
相手が嫌いなわけではないけれど、素直になれなくて本当の気持ちを隠してしまう。
そんな主に似ていると思った。

実際のところがどうあれ。

「貴方が興味を示していた、西洋料理の文化的背景等がまとまった書物もご用意していますよ」
「どちらかといえば私が講義をするというよりは、貴方が読みたい本を探す時間にあててもらおうと思っていたのですが…そこまで仰るのでしたら、何か一つお話してもいいでしょうね」

どうぞ、と部屋に貴方を招き入れる。

内装は高級感のある家具がいくつか置かれており、中でも本の詰まった本棚と作業デスクが目立って見えた。
ピックアップされたらしい本がいくつかデスクに積まれており、その他にも料理や教養に関する本が、本棚には用意されているようだ。
(-11) 2023/12/05(Tue) 2:00:27

【独】 給仕用 イーサン

僕の襲撃先リュイって書いてなかった?(動揺)
(-14) 2023/12/05(Tue) 6:53:11

【人】 給仕用 イーサン


「ひとつ残らず綺麗にしてやります」

掃除洗濯もまあまあできる。薬品の扱いみたいなもんだ。

「……が、今日は野暮用もあるからな。
 攻略は焦らなくてもいいとして、家具屋を覗いて本部に持ち込むものを考えたいし……忙しい一日になるか」
(17) 2023/12/05(Tue) 8:38:05

【人】 給仕用 イーサン


「何を言ってるんだか。僕は誰とも仲良くなった気がしていないな。そもそも懐に君たちを入れてないのだから」

あからさまに突き放している。悪くは思っていないはず。

「……所詮グレイだ。
 多少中を深めたところで大したことではない。
 利用するなり何なり好きにしたらいいじゃないか?」
(19) 2023/12/05(Tue) 13:08:02

【秘】 送迎用 フーグル → 給仕用 イーサン

「あぁ、でも……」

「キミの言葉は良くも悪くも、
他のグレイの感情というものを呼び起こす力
があるらしいね」
「自覚があるのかないのかはしらないが、気をつけた方がいい」

どこから聞いたのか、あなたにそっと耳打ちをしただろう。
いわば助言のつもりのようだ。
(-23) 2023/12/05(Tue) 13:26:15

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「えー、それはどうして?
まあ飼い主と仲良くするつもりは無いってのは分かるけどぉ。
ボクは君は色々と分かってくれそうだと思ってたのに。」

「人間様への最低限の敬意って事?
もしくは誰も信じたくない?」

首を斜めにしながら、そう質問。
自分の名前と同じ色のお茶が入った容器に軽く指を這わせた。
(-29) 2023/12/05(Tue) 14:46:37

【秘】 給仕用 イーサン → 送迎用 フーグル


「なんだそれは」

さして気に留めた様子はない。
心当たりがあるかどうかはさておいて。

「光栄です、とでも言っておけばいいのか?
 ともかく……じゃあ猶更関わるんじゃないぞ」

大義名分を得た、という風に改めて突き放すのだった。
(-31) 2023/12/05(Tue) 15:04:47

【秘】 送迎用 フーグル → 給仕用 イーサン

「無自覚の方がより問題なのだろうけど」

さて、僕はこれを教えて貰ったと言うだけの話。
関わるも関わらないも、今以上のことは出来もしないのだろうが。
しかしながら、知ることが出来た以上は何もせずにはいられない。

このグレイは、できれば自分以外のグレイが傷つく様は見たくないようだ。

「キミが悪いことをしているなんて思わないけどね。
 ただ……誰かがバグを引き起こす様はみたくはないから、知ってしまった以上はケアができるよう動くほか無いだろう?
 キミも含めてね」
(-32) 2023/12/05(Tue) 15:23:36

【秘】 送迎用 フーグル → 給仕用 イーサン

送迎用は何も堪えてないように笑っている。
暖簾に腕押しといったところだろう。

「まぁ、つまりは。
 しばらく僕につきまとわれてくれ」
(-33) 2023/12/05(Tue) 15:24:58

【秘】 給仕用 イーサン → 軍事用 リュイ

「残念だが、僕は君の事は分からないし、
 君が僕の事を分かってくれるとも思ってないよ」

「さほど悪いように扱われてなかったのはいいとして。
 ……人間を嫌うことなんかに意味がないだけだ」

まだ踏み込んでくると言うのなら、
面倒くさそうに、けれど受け答えをする。

「グレイは何かの代替品でしかない。
 役割も、存在も、全てが、
 明日にはすぐに別のものに換えてしまえる。

 僕は、叶うならば人間になりたかった。
 そうでないから、どうでもいいんだ」

そうして茶を一口啜った。
(-37) 2023/12/05(Tue) 15:39:38

【秘】 給仕用 イーサン → 送迎用 フーグル


「やだなあ」
「送迎とはストーカーも兼ねているんですか?」

だが、ふむ、と暫く考え込んで。
それからマスク越しの口を開く。

「正直理由は分かっている。だから君一人が付き纏った程度で何かが変わるとは思わないし、ともすれば君に面倒事が舞い込むかもしれない。それでもいいんだったら」

「勝手にすればいいんじゃないか」

受容、の手前にある諦観。
何言っても無駄ということくらいは理解したようだ。
(-39) 2023/12/05(Tue) 15:45:34

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「…自分が自分であると
代替品じゃなく、替えの利かない一個人だと。
そう認めて欲しいんだ?」

グレイは代替えが利く機械であり
その上で人間になりたかったと零す貴方。
軍事用はその意味を、そういう風に受け取った。

「まあボクはまだ何にも君に教えてないしねぇ。
どうでもいい、かぁ。じゃあ壊れても後悔しない?」
(-41) 2023/12/05(Tue) 15:54:24

【秘】 送迎用 フーグル → 給仕用 イーサン

「はは、まさか。
 僕にそんな趣味はないけど、必要とあらばそれくらいの事はするさ」

諦めて許容してくれるなら好都合。
遠慮なくつきまとわせてもらおうと頷いて。

「へぇ。心当たりはあるというわけだね。
 まぁ面倒事なんて今更じゃないか。
 見ての通り僕は旧型だし、どうも心に関しては随分鈍いらしい。
 僕より新型の他のグレイより、頑丈だけが取り柄の僕が壁になれるならなっておきたいし」

「なにか思うところがあれば、僕にぶつけてすっきりするといい」

うんうん、それがいい。
送迎用はにこやかに笑っている。
これ以降、度々貴方を観察する送迎用を見ることができるだろう。ついでに会話もしようとしてくるからうざいことこの上ない。
まさにストーカーだ。
(-42) 2023/12/05(Tue) 15:54:37

【秘】 給仕用 イーサン → 教育用 ロベル


「その坊やはどうやら僕に似た偏屈者のようだな。
 気を付けろ、油断するとこんな風に育ってしまうからな」

真偽はさておいて、的外れであろう分析に対し、
軽口をぶつけてやはり興味なさげに。

「他人の性能、というのも興味がある分野の一つです。
 ああ、面倒なら放っておいてくれていい。気にしない」

この期に及んで天邪鬼な言葉を吐きつつ、
何か動かしたりしないよう気を付けて部屋の中へ。
好奇心を隠そうともせず、視線があちらこちらに。

「グレイごとに部屋が違うとは聞いたが、
 君の所は殊更元の暮らしが現れているな……」
(-44) 2023/12/05(Tue) 15:59:11

【秘】 給仕用 イーサン → 軍事用 リュイ


「“俺”がどれだけ薬やスパイスを捏ねても、
 それが真に作用するのは人間の舌に臓腑に対してだけ。

 僕の身体はそれによく似せられた、
 結局はより下等な電気信号で動くだけのお人形」

より一歩踏み込んで。精神的なものだけではなく、
肉体に関することまで全てひっくるめた話を切り出し。

「感覚も、感情も、交友関係も。
 全部が偽物なんですよ、俺にとっては。

 温かい居場所なんてもんを求めてるわけじゃない。
 居場所なんかで僕は本物の人間にはならないから」

それから既に何度も自覚した答を出す。

「うん、どうでもいいよ。慣れてますのでえ。物理上とデータ上で何が違うかは興味があるし。ああでも、」

「じゃあ、と実行するようなら、軽蔑するし、
 普通に後で監察官に言うかな」

それとこれとは別だと。
諦観の下で相手を見定めているグレイは言う。
(-45) 2023/12/05(Tue) 16:10:50
給仕用 イーサン(匿名)は、メモを貼った。
2023/12/05(Tue) 16:13:12

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「肉体も何も全部人間になりたいって、そういう事。
となると、そっかぁ。諦めもするよねぇ。」

どだい無理な話だ。
今でこそ、その心を人として扱おうとする動きが出てきている。
けれど、体はどうやったって、人間にはなれない。

「心くらいはなれるかもよ?なーんて。
ボクたちは0と1からなるデータで出来ているけれど
思う事全てがプログラムだなんて、そんなことはないんだし。」

実行するかどうかについては
噴き出すようにして笑った。

「あは、まっさかぁ。ボクはそんなことはしないよ。
ボクが壊すのは敵だけ、だからねぇ。」

「君はボクの敵じゃないもの。
そうでしょう、イーサン。」
(-47) 2023/12/05(Tue) 16:29:52

【秘】 給仕用 イーサン → 軍事用 リュイ


「じゃあ僕の早とちりか。……悪かったな」

詫びを入れることに対しては比較的素直に。
根っこの所で相手を尊重していることは確かなのだ。

「肉体がそうでなかったところで、
 心に肉があっても自己満足でしかないからな。
 僕は現実主義者だ。見える形で欲しかっただけ……まあ」

「故に周囲に八つ当たりしていると思ってもらっていい。
 ストレスを溜めてここに放り込まれたのも同じこと。
 だから……最悪、本当に換えられたりするのかもな」

自分が不要とされること自体に恐怖はないのか、
やはり言うように諦めてしまっているのか。
実に大したことないように言ってのける。

「とはいえ飽きたらストレスの値も下がるだろう。
 君はぶつけ先としてまあまあ悪くなかった」

褒めているんだか、或いは皮肉だろうか。
敵ではないという扱いへの感謝も込められてはいた。
(-60) 2023/12/05(Tue) 18:57:07

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「別にぃ。謝らなくてもいいよぉ。」

にぱ、といつもの調子に戻る。

「八つ当たりされるのは慣れてるし。
君くらいならかわいいものって言うかぁ。」

「当たりたいなら幾らでも当たりなよ。
言葉だろうが、暴力だろうが、いつでも受けてあげる。
ただでは受けてあげないけどねぇ。」

それで貴方の気が晴れるならば。
自分が的になる分には問題は無い、と判断した。
(-78) 2023/12/05(Tue) 21:48:38

【神】 給仕用 イーサン

#ハノイの塔

「実際、思想的にはここで……
 動物との触れ合いも楽しめる作りでしょうから。
 戦い詰めでは気が滅入るだろうという人間様がたからの気遣いなのでは?僕にとってはどうでもいいが」

頭に「イイガー」と復唱するオウムを乗せながら、
適当に辺りを散策している。危険が少ないと分かれば自由。

「特効グレイがいたことは想定されてるんだかどうだか。
 ……いややはり楽をできるというのは最高だな。
 次の層からも、できる限りこんな感じであるといい」

横を向いて檻を見る。じゃれ合うパンダが数匹。
横を向いて檻を見る。これはまだ空のようだ。
横を向いて檻を────


『さいしょからこうすればよかったんだ』


見なかったことにした。
(G4) 2023/12/06(Wed) 5:56:50

【秘】 給仕用 イーサン → 軍事用 リュイ


「僕は別にグレイを殴って楽しむ趣味はない」

誰かにはあるんだろう。言外にはそう述べて。

「無為なことをするつもりはないが、
 無為に生活を過ごすというのも仕方ないものだ。
 僕も君を見習って悪戯をしに行ったり、部屋へ押しかけに行ったりしても悪くないのかもしれない」

「……緑茶が冷めるぞ。
 それを飲み切ったら帰ってもらうからな」

何処までが本心なのか。
鈍った電脳から出てくる言葉はやはりどこか適当だ。
(-119) 2023/12/06(Wed) 11:36:23

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「あはっ、趣味があるって言われたら
それはそれでびっくりするところだった。」

半ば冗談で、半ば本気。
貴方がそうしないならそれでいい。

「ボクは歓迎するよぉ。
お部屋に来てくれても良いし、探索でも良いし。
お店に行くのだっていい事らしいしさぁ。」

「うん、お部屋を見せて貰いに来ただけだしね。
飲んだら帰る帰るぅ。」

ようやっとお茶を持ち上げて
飲み始めた。
(-126) 2023/12/06(Wed) 13:51:28

【神】 給仕用 イーサン

#ハノイの塔

「ふむ。どうやら僕の幻覚ではなかったようだな。
 正気を疑われては仕方ないから見て見ぬふりをしたが」

失礼を一切気にしてない代わりに、
やはりこちらも傍若無人に振舞っているのだが。
それはともかく。問題になってくる点が一つ。

「じゃあこれは──まさか人間様の趣味ではないでしょう。
 あるいは以前のグレイ軽視風潮の時の名残か?」

一度視界から外したそれ。
『人間の収められた檻』を見ながら、顎に手を当て。

「テストプレイの役割は全うできるとはいえ、
 デバッグはもう少ししっかりとやってほしいものだ。
 ……本当に偶然とするならですけどね……」

思うところがあるのかそのまま見ている。
檻の人間はきっとこちらにあまり興味を示さないだろうか。
(G6) 2023/12/06(Wed) 15:14:02

【神】 給仕用 イーサン


#ハノイの塔

「バグ……な。挙動がおかしくなるまでならいいが、
 明確に一つの方向へ向かうとなると、
 流石に何らかの意図を感じ得ないですが」

「我々グレイは何から何まで人間を模しているが、
 データ上の人間が模しているのはその上っ面だけ。

 内面はもっと単純な思考パターンであるのに、
 “プログラムに無い意志”を持った」

ううん。と唸る。あまり面白くない。
自分は探偵用でも何でもないのだから本来は、
何も考えずに『そういうもの』と片付ければいいのだろうが。

「何者かが敢えてそうなるように仕込んだ。
 そう考えても差し支えはなさそうですけど」

ねえ。と監察官が見てそうな辺りを見遣った。
(G8) 2023/12/06(Wed) 16:35:31

【神】 給仕用 イーサン

#ハノイの塔

「だ、そうだ」

頼りない。言葉はしないが、
呆れたような眼からはそんな感情が読み取れる。

「僕はせめて……二層は済ませておきたいと思う。
 飼育用がいるうちは楽だろうし、他のグレイたちだっている。なら一度戻る方が手間だと判断する」

「なあに、最悪僕は換えが用意されるだけさ。
 それよりも何かに踊らされる方が気分が悪い」
(G10) 2023/12/06(Wed) 17:18:06
イーサンは、「そうか」とだけ返した。 #ハノイの塔
(a11) 2023/12/06(Wed) 17:54:41

イーサンは、響いた様子は特に見られなかった。
(a12) 2023/12/06(Wed) 17:54:52

給仕用 イーサン(匿名)は、メモを貼った。
2023/12/06(Wed) 18:00:28

【神】 給仕用 イーサン

#ハノイの塔

「ははは」
「楽しそうじゃないですか」

乾いた笑いではあるが、
それなりにこの光景を受け入れているらしい。
多少のことなら流してしまえるとも言うが。

「……役割を放棄した……というより。
 望む役割を探し、結果ここに辿り着いた。

 それが多少無理のある形でも──
 誰かに無理矢理当て嵌められたような姿でも」

それでも、人間やグレイに危害を加えることはない。
奇妙で、気味が悪くて、とてもお優しい世界だ。
(G16) 2023/12/06(Wed) 18:51:54

【神】 給仕用 イーサン

#ハノイの塔

「フーグル、これが正しい動物園とは覚えて帰るなよ」

軽口を叩きながらも目線はどこか上の空。
おおよその目測はついた。これからすべきことを考えている。

次の層。その先にあるもの。
自分が望むものが、果たしてそこにあるのか。
賭けてみるのも悪くはないかもしれない。
(G17) 2023/12/06(Wed) 18:55:52

【神】 給仕用 イーサン

#ハノイの塔

「……人間はよしとしないだろう。
 少なくとも、今この世界を管理している人間は」

そこで見ている監察官も、
この世界に色々とお節介を焼いた人間たちも。
多かれ少なかれ趣味自体は悪くないはずだ。

「人間もグレイも、誰もがこれを気味悪がるだろう。
 そう思わないのは──きっと、それ以外のもの」

伸びる足は三層に進む先の道へ。

「僕も、人間の言うことに従うのは嫌いではないが……
 そもそも好きなものもあまりないからな」


「役割とはな。望めるだけで幸福なのだろうよ」
(G21) 2023/12/06(Wed) 20:09:54

【秘】 教育用 ロベル → 給仕用 イーサン

「ご忠告ありがとうございます、イーサン。
 安心してください、そうならないよう性根から叩いて直しているところですからね」

こちらもまた軽口を返して。

気になるなら手に取っていいですよ、と。物を動かされることも気にしていないようで。

「そうですね、過ごしやすく有難い限りです。
 リュイも同じようなことを言っていましたが……他のグレイの部屋は、元の世界とは離れたような内装が多いのでしょうか」

やはり、ストレスになってしまうのだろうか。
元の生活に戻りたくない、と思うグレイもいるだろうことを思うと、複雑な気持ちになる。
貴方の部屋はどうです?と、それとなく尋ねてみたりして。

「そうですね、西洋料理に関する歴史的背景の話をさせていただきましょうか。
 西洋の料理といえば、現代ではイタリア料理及びフランス料理が同程度の地名度であることはご存じでしょうけれど。
 実際はイタリア料理をベースに、フランス料理が発展してきたという話はご存じですか?」

机の上の本を手に取って、ぱらりと開いてみせる。
15世紀末にまで遡ることになる話だ。
(-163) 2023/12/07(Thu) 5:15:27

【秘】 給仕用 イーサン → 教育用 ロベル


「僕の所は住処そのままではなかったな。
 中華の様式こそあしらわれていたが、大体は“僕をモチーフとした”、僕の為の部屋、という認識を得た。

 改めて言うが、元の暮らし自体が嫌だったわけではない僕にとっては要らぬ気遣いであったな」

だとしても気分は悪くない。そう漏らす表情はいつにも増して素直なものだ。それもほんの一瞬のものだったが。

「その辺りの料理が似通っているものという認識はある。
 そこから、きっとルーツが繋がっているのだろうとも。

 東洋……インド、中国、日本にかけてある実利的な、スパイスや薬味を駆使した料理とは全く違う進化を遂げているものだから、やはり興味がある」

本を覗き込み、教わる側だというのに長々語った。
(-194) 2023/12/07(Thu) 20:21:37