人狼物語 三日月国


52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】

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【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[重なる疲労は誤魔化して、手当もしない怪我と出血は何れ治ると見て見ぬ振りを繰り返した図体は、武器を振り下ろしてしまえば直ぐに力尽きてもおかしくはない。

生命の危機に直面していたのは彼よりも寧ろ自分であることも
見えぬ獅子の命に守られていたことすら───気づける筈もなく。]



[包み込まれるような暖かさに微睡みそうになるのを堪え乍ら、鉤爪が包帯を引き裂かぬように指先を這わせるのに意識を向けていれば、憎まれ口を跳ね返す言葉も浮かばなかった。>>115
「黙れ」の一言で抑え込もうとする傍ら、寝台に身を乗り上げれば胸元に掌を当てる。脈動する感覚が伝われば、緊張が解けて重い身体を委ねてしまった。

元々今は碌な会話ができる状態ではないのだ。
彼女が此処に至るまで積み重ねたものがどれだけ悲壮に満ちていたとしても───今宵に難儀な会話など不要。]

 
(-3) 2020/12/04(Fri) 14:47:12

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[生まれ落ちた時に与えられた未来を絶ってしまえば
死の縁に溢れすぎた異常行為は、精神の許容量を余裕で超える。
悲鳴をあげる内心を抑え込み、涎を垂らす本能を耐え抜き、狂いそうになる自我を殺すのは───唯一手放さなかった終焉に歩を進めるためだった。

(叶わぬ望みを乞うのだとしたら、
 与えられるのだとしたら───全てを終わらせてからだろう。)

そんな諦め混じりな思いを抱いていたというのに。]



[背中に回された腕の感覚に微かながら肩が跳ねた。>>119
相変わらず細くて折れそうな腕が、朧な過去を彷彿とさせる。
征服者として奪うのみだったものが予想外に優しく呆気なく与えられるものだから、一瞬戸惑うような動きを見せた後───巻き付いた尾と共に両腕を抱き返すように回したのだ。醜悪な鉤爪を必死で丸め込みながら。]


(一度捨ててしまったものなのに、
 もう奪い取るだけしかできないと思っていたのに。
 与えられてしまえば、離したくなくなってしまうじゃないか。)


 
(-4) 2020/12/04(Fri) 14:47:30

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[他人優先な考えを抱く常時なら、相手の震えも低下しゆく体温だって見逃すことはないのだろうに。
副作用で碌に機能しない脳みそは自身の欲を優先するのみで、他人を思いやることなどできやしなかった。

彼が教え込まれた喜びは、色恋というには酷く優しく包み込むようなそれである。梳かれる髪も、撫でられる方も、慈愛に満ちた手つきが両親の姿を思い起こさせるから、ぐずるように鼻を啜って更に身を寄せる。]


    ……ばかか。祝え。 私が来たことを祝え。
    どれだけ寒い思いをして来たと思っているんだ。


(減らず口の中に隠された本心に気づけたかどうかも不明。
 どこか方向性がおかしい言葉で撥ねっ返した口調は
 昔に戻ったようで、重ならないのかもしれない。
 「寮長」の枷を外した、唯の少女がそこにある。)


 
(-5) 2020/12/04(Fri) 14:47:36

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[それ以上の言葉を聞く余裕は既になかった。
鱗に覆われていようと柔らかさを隠せぬ肢体を押し付け、顔を埋めてしまえば息遣いまでもが肌に伝わってしまう。

無意識に伸ばした凶悪すぎる獣の部位は何れ消え去るところであるため感覚器官が未だ繋がっているかも定かではなかった。
生殖行為に程遠いものとはいえ、模倣のようなことをしていることに気づくこともなく、彼が無抵抗の儘に受け入れる選択肢しかとれぬのならば────凶悪な尾の侵入は呆気なく許されてしまった。]


    ──────ぃ゛、

              …………ん、  ふ、


[自覚がなければ、挿入時の締め付けに呻くことすら皆無である。
声を上げるとするならば───痛みを感じる時くらい。
彼女にとっては唐突に突き立てられたも当然の爪の感触に小さな悲鳴が漏れだした。経験も皆無であれば、漏れ出た矯正を不安の一種と勘違いして反射的に、安心させるように更にきつく抱え込み、優しい手つきで背を撫でる。

(どうせ獣の治癒能力で元に戻るのだから、
 指先を丸めることなんてしなくていいのに。)


────不意に上がった体温を愛おしむように額を擦りつけながら。]

 
(-6) 2020/12/04(Fri) 14:47:47

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[母親のように触れる優しさとは対照的に、侵入を続ける下の部位はどうしても激しさを抑えられない。
探ることにより発見した性感帯が“熱を上げる”と結論に至れば最大限迄引き出してしまうのが性である。
抱え込むのと同時に尾の締め付けも増してしまえば、捕らえた獲物の逃げ場を失くす蛇のようだ。

征服者を演じる必要性が無いにも関わらず、彼の胎内を征服し奪いつくそうとしているのは───植え付けられた本質を表しているとでもいうのだろうか。


ずろろ───……と生々しい水音を立てて引き抜きかける行為さえ、鱗が内側を擦って快感を引きずり出してしまうのかもしれない。
然し、目的はそんなに生易しくはない。故に────再度の貫きは容赦なく、一思いに。一直線に弱点目掛けて突き上げる行為を繰り返そうとして。*]

 
(-7) 2020/12/04(Fri) 14:47:53

【雲】 征伐者 ヴィルヘルム



[ 幾度となく矢を受け、血と泥の上に倒され、
  其れでも決して怯むことなく剣を振るえたのは────


( 既に繋ぎ止められぬ生命だと云うのなら、
  終焉は其の願い通り我が手に依って。

     ────独り終わらせる事だけは看過出来ぬ。 )

          
“他の何奴にも渡しはしない”



      慈悲ではない。情けですらない。
      殺す以外の生き様を赦されなかった人間の、
      ■しき者を救う為のたった一つの手筈。 ]


 
(D2) 2020/12/04(Fri) 19:56:00

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 

[今や死臭に変わりつつある血の匂いが鼻を突くのも構わずに、委ねられた身体を強く引き寄せた。
解放薬の効果が薄れた身体は腹側を中心に肌が顕になり、豊満な性徴が更なる熱を帯びつつある胸に押し付けられる。

この五年間で伸びた背と、より逞しくなった肉体。
強靭でありながらも未だ何処か未熟さの残る四肢が脆く思えるのは、飽くまでヒトの範疇から突出しない故なのだろう。]


[刀傷を受け、腕と同じく止血処置の施された胸部に触れる掌が、存命を確かめる様な仕草であったものだから。

傷を撫で、脈を測り、熱源に縋るその行為が、朦朧とした際に命の在り処に行き着こうと藻掻く時のそれである事は何となく解った。

       ────故に、黙って身を委ねる。
           傷痕に触れない様にじっと。]


 
(-10) 2020/12/04(Fri) 19:57:59

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[爪先まで重なり合うようにして預けられた体重は、記憶にあるより軽く思えさえする。
肌をぴったりと合わせれば内側で燃える温度が微かに伝わり、生きている証を得られる事の安心感を知る。


   変温動物との境目に在り、
   月の見えぬ晩の雨に打たれ弱った身体を
   慈しむ様に抱き留める。

      本当は、暴き立てて自分の物にしてしまいたい。
       赦されるのならまだ見ぬ奥底まで満たしたい。
             理由も知らぬ衝動が噭んでいた。

    
( 既に伐すべき仇は滅んだと云うのに、何故? )



然れど自由は奪われてしまえば、明らかな錯綜の中にある彼女を連れ戻す事も出来ず。その衝迫が止まるまで耐え抜く以外の手段はない。

・・・・・
おかされている。
理由はどうあれ、その事実を再確認する間もなく戒めは更に強まった。]
 
(-11) 2020/12/04(Fri) 19:58:52

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[きつく締め付けられ、鱗と素肌が触れ合ってはざらついた感覚を与えられる。
全身への愛撫に等しい刺激ながら、唯一自由な足先の爪が耐え抜くようにシーツを掻く。

ゆっくりと引き抜かれるモノが微かに前立腺を掠めていくのが焦れったい。
雨粒と腸液を含んだ鱗の隙間からぐちゅりと誤魔化せない音が鳴る。濡れる筈がないのに拡張されて悦んでしまっているかのようで、恥じらいながら顔を背けた。]


          ッぐ、…う、

[息もつかせず始まった律動。
限界まで引き抜いてから乱暴に突き上げる動きでは、鱗の向きに逆らった挿入は苦しさを伴うだけ。
蕾の縁に引っ掛かっては擦れる痛みを堪え、背に縋っている指の腹をぎゅっと肌に食い込ませる。

長らく眠っていた箇所が性感帯としての機能を思い出すには些か凶悪過ぎる刺激薬。
快感より先に伝達されるのは弾ける様な疝痛。身体の内側であれば保護する組織など何もなく。]
 
(-12) 2020/12/04(Fri) 19:59:32

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[────順応とは恐ろしいもので。
蹂躙をひたすら耐え忍び、痛みに慣れる頃には腹の中側が次第に甘く痺れる様な快楽を拾い始めていた。

引けば、滑らかに生え揃った組織が優しく撫ぜる戯れを。
押し込めば、逆立った鱗が連続で弱点を抉る暴力を。

身体の奥から広がり、高められていく性感に塗り潰される様にして、思考も少しずつ蕩けていく。]


        んん……んッ、 んう ……
         り ゔぁい、 怖い────止してくれ、


[食い縛った歯の隙間からついつい甘い声が漏れ出すので、続けられれば知らない場所へ堕ちてしまいそう。
静止の手段が媚びた様な声になってしまうのも、呼び起こされる微熱に浮かされてしまうのも、きっと葡萄酒に酔った所為だ。

寄せ合った下腹部に溜まっていくものが首を擡げていけば、もうじきまともな思考は持ち合わせられなくなる。
芯を持ち始めた欲望が女の艶かしい肌に隠せない情熱を押し付け、ささやかに主張していた。]
 
(-13) 2020/12/04(Fri) 20:00:20

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



(大切なものを守りたくって、
 求められれば与えたくって、

 お節介をかけたがる癖に、享受の仕方を知らなかった。
 手を伸ばしても冷たいばかりが常識で、
 不意に舞い込んだ熱源に驚いて───喜んで。

 傷だらけの姿が誰かの記憶を呼び起こすから、
 自分も何かを与えてあげたい筈なのに、
 全てを成し遂げてしまった今は何も持ってはいないから。

        どうすればいいのか……わからなくって。)



[数日間何も食べずに走れば重量も驚くほどに減っている。
脱力した四肢をそっくりそのまま委ねてしまって、元の色に戻りかけた瞳を細める。

人形のように預けてしまった身体でも、生命だけはここにあるのだと脈動が叫んでいるのはきっと伝わるだろうから。
長い長い五年間、互いに受けた痛みの数を、弱ってしまった心の傷を、祈り合った無事の証を───不器用ながらに分け合ってしまおうか。]

 
(-23) 2020/12/05(Sat) 2:04:12

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[獣の本能のままに繁殖行為を繰り返すようだ。
上半身で包み込んでこそいれど、暴走する下半身のそれは分け合うには程遠く……言葉にするなら押し付けているに等しい。

相手のことを考えない腸内への侵攻は、その中をヒトの性器ではない形に新たに作り変えて都合の良いものにしてしまう。
常人ならばまず体感することすらない、許容範囲外の感触を味わわせる一方で、自覚をしない頭は恥じらう姿を視界に入れるやいなや寂しさを覚えてしまったようだ。
柄でもなく反射的に片手を頬に添えた。]


     ……何故顔を背ける。もっとよく見せろ。
   (離れていってほしくないのだ。今だけは。)



[ぐずるような声色と同時に叩き込んだ衝撃に思いやりの欠片なんてひとつもない。
元々排泄器官である場所は性器は兎も角───人外の尾など受け入れる手筈すら整っていないというのに、無理くり刻み込むように苦痛を運ぶ。
引っかかりを覚えようと力任せに突き進む動きを水分と腸液が加速させ、卑猥な水音がひっきりなしに響いていた。]

 
(-24) 2020/12/05(Sat) 2:04:18

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[肩の痛みを伴わず食い込む指に頼られている感覚を覚えれば、心が微かに満たされた気がした。
顔の輪郭をなぞるように撫でつけて、表情を覗き込もうとした。
羞恥で染まっていることも、その原因も察知するには自覚が足りない。更に熱を加速させるかもしれないなんて猶更に。


違和感から苦痛へ。苦痛から快楽へ。
無理やり塗り替えるような暴力に適応してしまえば、本能の思うつぼ。
元から存在していないような抵抗感を溶かしてしまえば欲が増していくだけだ。

性感と共に上がっていく体温に応じるように責める速度が増していき、探る深さまでも徐々に多くなっていた。
誰にも知られぬ奥底へ───前立腺では飽き足らず、結腸にまで魔の手を伸ばすように。]


[新たに開拓を押し進めながら、今や愛撫にすり替わった刺激を与えることも忘れない。
思考回路の機能を時たま狂わせて、戻ることのできない猟奇的な快楽の底へ落とし込んでいく。]


 
(-26) 2020/12/05(Sat) 2:04:23

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



(未知の感覚に身を震わせた、
 まるで満たされないような声色が
 自分の名前を呼ぶものだから、心が搔き乱されてしまう。
 赤と青が混じった色合いが揺れて、大きく息を吐いた。)



    何も恐れることはない。
    安心しろ……な? 私がいてやるから。
    ずっと、ずっと傍にいてやるから。


[桁外れな返答をしたのは、混濁した意識と重ねた影の影響だ。
表情だけは慈愛に満ちて、優しい声色で囁いてやるだけ。
過去に溺れかけてしまえば押し付けられた欲求に反応することも叶わないのだ───“今”は。
その熱でさえも温もりとして享受しようとくびれた腰を擦りつけながら、強すぎるくらいに抱き込む力を増した。]

[その間も尾の動きは留まることを知らず、奥底を目指して許しがたいところまで明かそうとする。
ぐぽ、ぐぽ、と腹の奥から酷い音を奏でながら焦らすように遊ばせた後───快感を受け止め、開きかけている其処に狙いを定める。

                        そして。]


 
(-27) 2020/12/05(Sat) 2:04:30

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム




           
守ってやる

      お前は私が喰ってやる。
      人生の最期まで───私のものだ。


[重過ぎる
約束
を再確認するかのような譫言と、
泥濘を打つような音を立て、一気に最奥が貫かれたのはほぼ同時のことだった。*]



 
(-28) 2020/12/05(Sat) 2:04:34

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[一度きり重なって眠ったかつての夜とも、誓いを交わしたあの日ともまるで異なる横暴には打ち震える他なく。
逃がさぬようにと増していく圧力は捕食行動にも似て、避けられぬ危機には否応なしに心臓が駆ける。

一方頬を擦り寄せる仕草は甘えている様で、やはり理解の及ばない情緒の動きには散々翻弄されていた。
女心とも違う本能の向く先を辿ろうとする思考も、艷めく黒鱗が締め付けた腰を撫で上げればみるみる内に霧散する。]


     [“お前とはそういう関係ではないから”と、
      突っ撥ねる為の手段も動機も既に失っているのは
      五年の歳月が再会への冀望を加速させた所為か。

      無意識に縋っていた両手を重ねて、
      左手の指環をもう一方の掌で覆い隠した。]


 ( 本当に見られたくないのはむしろ其方だと
    刹那に思ったのは────何故だったろう。 )


 
(-34) 2020/12/05(Sat) 18:09:53

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ


 
[頬に触れる手があれば、未だ続く末端の冷えに肌が跳ねた。導かれるままに顔を向け、視線が合ったのは深紅から氷海の色に戻る最中の不透明な瞳。

貞操を奪われているのにも関わらず、戯れは徐々に深い場所を知り尽くそうと潜り込んで来る。
更なる開拓の予兆に蕩けた顔を晒しながら不安げに彼女を見上げていた。]


        ふう、うッ… …駄目、だ……来るっ、


[全身を知らない感触で撫で回され、久しい悦楽を溢れる程に与えられ。神経が暴れ狂って、情緒が乱れていくのが止められない。
絶頂が近いのは明らかだったが、二人の肢体に挟み込まれた欲の根源はもどかしく包まれるだけ。うねり始めるはらわたの感覚に意識を連れ去られ、ぞわぞわと昇り詰めていく性感には抗えず。

宥める様な言葉が優しく染み渡るから、
強い抱擁が不思議と何より心地好いから、
唇を噛み締めるのも忘れてひっきりなしに啼いた。ぴんと張った足指が自然と開いて、快感を享受しようとしながら。]


 
(-35) 2020/12/05(Sat) 18:10:43

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[震えはやがて激しい戦きに変わり、渦を巻く快感に飲まれる儘に喉を反らした。

振り乱した髪がシーツに広がって、緩く結ばれていた紙紐がいつの間にか赤糸に混じっていた。黒髪にも生えるその淡い色合いは、誰かにとっては見慣れた品だったろう。


絶えず熱い息を浅く繰り返していれば
死の宣告にも似た言葉と共に凶器は蠢いて、

     ────頂点に差し掛かる肉体に止めを刺す。]


     やッ、あっ……ふあぁ ぁッ──……!


[窄まった最奥と腫れ出た前立腺を一度になぞり上げられ、閃光にも等しい快感が腰から脳へ登り、真っ白に弾ける。
短く小さな声を上げたのを最後に、何もかも受け止めて一層強くその背を掻き抱いた。

何度も打ち寄せる波に押される度、弓形にしなった身体が大きく跳ねる。膨張した欲望はちっとも吐き出せないまま、絶頂が引くまで弾む呼吸を苦しげに、愛おしげに繰り返して。
きゅうきゅうと締め付ける後孔は意志とは無関係で、うねる程に内側を征服したモノの形を浮き彫りにする様に感じ取った。

暴き、奪い、ヒトを壊しかねない快感を真正面から注いで、果てさせたのはただひとり。]

 
(-36) 2020/12/05(Sat) 18:12:28

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[痙攣が収まり、充足感を得ながら脱力する頃には深くゆっくりとした息を吐き出した。依然として頭の中は甘い多幸感に満たされていて、碌に働きそうもない。
うっすらと顳顬に汗を浮かべながら、降りた後の余韻に浸っては緩い瞬きをする。
瞼を伏せ、投げ出した両腕を緩やかに引き寄せて長い黒髪を撫でていた。そして、]


       ………… おい、おまえ。


[────やがて思い出した様に身を起こそうとするが、抜け出す事は叶うだろうか。

冷めやらぬ熱に気付けば、直ぐにでも形勢を逆転させてしまいたくて。羞恥や屈辱よりも先に、自分から触れて拓きたい衝動に駆られる。]


      [じっと、情慾に燃える瞳が一心に視線を注ぐ。
       既に燃え上がって、留まる所を知らない。]*


 
(-37) 2020/12/05(Sat) 18:12:56
征伐者 ヴィルヘルムは、メモを貼った。
(a0) 2020/12/05(Sat) 18:39:50

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[捕食するには抵抗が足りず、抱きしめるには熱量が足りない。
元より死にかけの獲物を食う趣味は無いのだ。今も昔も。

怪物と人の身体の境目を彷徨うと同時に、本能と情を持ち合わせた正反対の行動は更に相手の性感を高めて深みに落とす要因にしかならない。

降りしきる雨で冷え切った体温を取り戻すべく、
      
甘やかす

欲望のままに貪りつくすことしか脳内の選択肢が残っていなかった。]


(自分以外の誰かに傷を負わされた痛々しい姿が
 傷だらけの誰かと重なって、行き場のない苛立ちが溜まる。
 守りたいのに、守れない。どうしたらいいのかさえも……
 やるせなさと溢れ出る庇護欲をそのまま相手へ注ぎ込んだ。)



[普段絶対することのない行為に走ったのは、肉体に鞭を入れすぎた反動と副作用のせいだ。
普段の彼女であったならば、彼をもっと見ていたならば。
……こんな結果にならなかったであろうもう一つの理由を相手の意思で隠されてしまえば、気づくのはもう少し先になる。]


 
(-42) 2020/12/06(Sun) 0:13:06

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[眼帯を投げ捨てた右目は今や二本の爪痕に切り裂かれ、光でさえも通すことを許さない状態だ。
唯一の頼りの左目が蕩けた表情を映し込めば、喜色を浮かべた表情が緩む。末端の冷えを補うように指先を滑らせて、再度きつく抱き寄せた。
緩やかに撫でる手つきはどこまでも母のような優しさを帯びて、まるで悪夢に怯える子供をあやすかのようだった。

快感に上ずった声がまるでぐずるように向けられるから、囁くことを止められない。抱き寄せて近くなった唇が、まろやかな息遣いを耳へと直に当てていた。]


    だいじょうぶ、だいじょうぶ、
    恐がらなくてもいいから……力を抜いていろ。


[零れる嬌声と共に引き出される温度が合わさった肌に沁み込んで、微睡むみたいに瞼を下ろした。五感の殆どを遮断して絶頂へとのぼりつめる熱を全身に受け止める。
不可抗力の戦きも全てまとめて包み込んで───封じ込めて。溺れるが如く縋りつくのを受け入れながら、暴力的な愛撫を満足するまで与え続けた。]

 
(-43) 2020/12/06(Sun) 0:13:11

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[反抗の欠片もない。快感を更に受けるように反る動きを感じたなら片手をゆっくり上に向け、梳くように髪を撫でようとした。

  辿るようになぞっていけば、
  鉤爪が覚えのある感触を引っかけた。
  開きかけた瞳がその色合いを認めれば、
  思わず笑息が零れていた。……ぐ、と握りしめて再度微睡む。


まるで自分の獲物であると証明しているようだった。
苛立ち飢えた本能が歓喜の咆哮を上げるように牙を剥き、───割り開かれた弱点の全てを快感で貫き通す。]


    ああ、 
       ────はは、私のモノだ…………!


[長い期間暴かれず、一見慎ましい肉孔が、ふちを乱し人外の部位に押し広げられ穿たれる様だけでも恐ろしく淫靡であるのに。腰が勝手に跳ね上がり、快感を逃さぬような背のしなり具合は女のそれより淫らで、震いつきたくなるほどに官能的であった。
念を押すように軽々と引き寄せて、自身に縫い留めるように深く刺し込む。
生殖器官でなければ、内部に熱いモノは注げない。代わりにふる、と先端を震わせ、刻みつけるように締め付ける内壁を荒らしていった。


苦しそうな呼吸を整えるように肩を撫でつけ、無意識下で真に求めた温度に到達したことを認めた。
侵攻は収まり、ず、ず───とゆったりした動きで尾を引き抜いていく。当初は苦痛しか伴わなかった行為は、今はどのように感じていたのだろうか。
肉体が温度を取り戻し、奪う必要がなくなった今は再度突き立てることもなく、酷い違和感と共に脅威が去ったことを知らせていた。]

 
(-44) 2020/12/06(Sun) 0:13:17

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[……獣の猛攻が終わりを告げるのは突然だ。]



    ………………   んん、 ん?


[長い夢から醒めたような心地だった。霞んでいた世界が徐々に輪郭を持ち始め、酩酊していた思考がすっと冷えていく。
本能的に求めた熱に満足し、解放するように脱力した四肢と尾から抜け出すことは容易だった筈だ。

未だ寝ぼけた子供のように撫でられる感触に身を委ねていたが、投げかけられる声に今度こそ意識を引き寄せるて──漸く現在の状況を察したのだ。]


     ─────
うぁ
ぁ!?
  おま、 なにを、

  (これは……どういうことだ?
   
どうして此奴と裸で寝台にいるんだ!?



[強すぎた酒に記憶を奪われた夜のような副作用だった。
砦の外壁を攀じ登り、怪我の確認をしたところまでは覚えているが
無意識下に走った恐慌も、口走っていた譫言も、今となっては失われた羞恥の過去である。
改めて広がった予想外の──どこか重なるようで重ならない──光景を受け入れるには準備が足りず、距離を取ろうと藻掻きかけた刹那の事。]

 
(-45) 2020/12/06(Sun) 0:13:23

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



                
 ──────     ッ ひ、


 
[獣の意識から抜け出してしまえば薬の効果も朝の光と共に完全に消えるという予告。
片手に握りしめたいつかの髪紐に驚いたように目を見開くと同時、
すっかり濁りが抜けて澄んだ氷のような瞳が燃えるような視線とかち合い、息を呑んだ。]



   ……… ぁ  あ、
          や、やめ、  はなして、


[蛇に睨まれた蛙のように縮みあがってしまえば、きっと体制だって逆転されてしまうだろう。
昔のように金的を食らわすには知らない前科を重ねすぎていた。

混乱と怯えで若干震えた声が言葉にもならぬ単語を落とす頃には、潤んだ瞳が見上げていた。先ほどの凶暴性とは程遠い、初心なひ少女が其処にいる。

先ほどとは打って変わった弱気な態度が燃えた欲に油を注ぐなど知ることも無く。*]


 
(-46) 2020/12/06(Sun) 0:13:29

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[達している最中の身体を内側から好き勝手嫐られれば、暴力的なオルガズムは倦怠感を引き起こす程度には続く。
蹂躙され尽くした胎内の蠕動が収まり、尾を抜き去られた後蕾は僅かに開いたままの花弁をしっとりと濡らして震えていた。

終わる頃に襲い来るのは緩やかな眠気だったが、募る熱を自覚して仕舞えばそのまま微睡むつもりにもなれず。

折り重なった四肢の下から這い出そうと考え、未だ色濃く残る革命と報復の傷痕を思い出す。それを実行する代わりに身体を起こして、抱き留めた身体をシーツの上へと引っくり返した。
肩に掛かっていたナイトガウンが滑り落ち、古傷だらけの前腕が明らかになる。]


   [血の匂いなど暫く懲り懲りだと思っていた筈なのに。
    腐肉と汚泥を踏み締め駆け抜けた戦乱の記憶が
    呼び起こされて、神経を逆立てる。

    ────其れはどうしようもなく興奮を呼ぶから。]



[身を捻れば、ゆるく巻き付いていた尾が脱げ落ちる様にして寝台に沈んだ。ともなれば見下ろす先にあるのは、未だ濡れそぼつ女の肢体。

既に愛撫など必要としない程の昂りに在りながら、手始めに触れたのは、未だ血の滲む脇腹の傷痕だった。]
 
(-53) 2020/12/06(Sun) 18:38:24

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[再会が叶った喜びよりも、傷だらけの姿が見るに堪えない想いの方が強いのは、呪いをかけてしまった後悔があるから。
寝台横の小さな卓上へ手を伸ばし、替えの包帯を手に取る。

従者は既に追い払ってしまったから、応急処置程度にしかならないが。傷薬を染み込ませた柔軟な布地を脇腹を覆うように巻き付け、腰で結ぼうと。]


  ……委ねていろ。


[奥底にあるもどかしさが苛立ちを呼ぶから、逃げようと身を捩れば引き戻す手が多少なりとも乱暴になったかも知れない。

買った女に抱く様な単純な情慾は其処にはなく。処置を済ませる間、名前の付けようがない奇妙な心持ちの正体を掴もうとしていた。

    焦がれていたものが漸く眼前に現れたというのに、
    彼女が自分に重ねているものは────……

     誰と抱き合っているつもりになりたかったのか
     想像が付いてしまうのが、何故だか苦しくて。
]
 
(-54) 2020/12/06(Sun) 18:39:04

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ



[押し付けられた小瓶の意味を考えない日はなかった。
交わした約束を忘れた瞬間だってなかった。

其れとこれとは関係ない話の筈なのに、その肌に触れたいと願う。この火照りを鎮めたくて仕方がない。

       ────此奴がどうしようもなく欲しい。
     ( 止め難いのは生存本能のせいだ。きっと。 )]



[処置を終えてからも、暴れて抜け出すタイミングは何度かあっただろう。
誰かに教わった通りに体温を分け合うだけでは物足りなくて、知らない感情の原因を長旅の疲れだと結論付けた。

腰に纏わりついた儘の衣装を解き、放り出して。改めて胴体に触れていく手付きは余りにも儚げなものだった。
腹部に薄く入った縦のラインをゆっくりとなぞり、膝を立てて覆い被されば逃げ場は喪われていった。

壊さぬ様に、痛みを与えぬ様にと緩やかな動作でありながらその実、虎視眈々と光り輝く深紅は捕食者のそれである。

鯉、貂、牡鹿、梟、蟒蛇、狼、鷹。全ての獣を屠った唯一の獅子が其処にいた。]
 
(-55) 2020/12/06(Sun) 18:40:03

【秘】 征伐者 ヴィルヘルム → 終焉の獣 リヴァイ

 
[正面から見詰めた隻眼が普段通りの色に戻っている事に安堵する一方、欠けた側に増えた傷を見付けるのは早かった。
居た堪れなくなって、閉じた唇を十文字の上に寄せ、触れるだけの祝福と労りを贈る。
少なくとも娼婦の様に無碍に扱うことが有り得ないのは伝わるだろうか。

そっと身を退いて行くのと共に、膝を割り開いて張り詰めた熱を股座に直接押し付ける。伝わる質感と温もりにほんの少し切羽詰まった様な息を吐き出した。]


    
( 何故だろう、 )


          リヴァイ。────欲しい
             
……此の儘では辛いだけだ、


      
( ずっと“こうしたかった”と思うのは。 )



[我慢の限界だった。怒張は物欲しげに一筋の蜜を零し、欲求を言葉にしてしまえば尚更焦れったくなって、目を伏せる。
両手で大腿を一撫ですると押さえつける様に掌を置いて。心臓が喧しく、自分の脈が耳許に感じられるようだった。

かく、かくと腰が揺れれば透明な蜜を秘所へと塗り付ける。切先が入口に合わされば、その禍々しいまでの図体と硬度は嫌でも伝わるというもの。

半分閉じられた瞼に熱を帯びた深紅を宿して、視線は恐る恐る水音のする場所から彼女のかんばせへと移る。その瞳は助けを求める様でさえあった。]*
 
(-56) 2020/12/06(Sun) 18:43:19

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[抜き去った後の尾は、傍若無人な態度が嘘のように勢いを失って垂れ下がる。
組み敷かれたまま伸ばされた腕に怯えた表情で目を固く閉じるが、予想外に柔い布地の感触に恐る恐る瞼を上げて……思わず「は?」と声が漏れた。

  最強の生物には似合わぬ銃弾の痕は、
  大した処置もされずに雨風に晒され、当初よりも開いていた。
  薬品の過剰摂取で麻痺した痛覚は怪我の存在を一時忘れ、
  何れは獣の遺伝子の圧倒的な再生力が回復させる筈だった。


疑問符を浮かべたまんま暴れかけた手先が強引に押さえつけられれば抵抗を弱める。把握に少々時間を要した頭はその時漸く傷の処置を施されているという事実を飲み込み、受け入れた。

有無を言わせぬ強制力の割には触れる手つきが怖くなる程優しくて。矛盾に揺れる感情の名前を見つけることも叶わず、困ったような表情でされるがままに身を委ねるだけ。]


    [記憶のない空白の時間の己が彼に何をしたのか。
    尋ねる事さえ憚られたから口を閉ざして
    行き場を無くした視線を下へと泳がせる。
    学徒の頃よりも量の増えた傷だらけの腕が視界に入れば
    また誰かの姿が重なって、表情が曇る。

                      ……それから。]


 
(-59) 2020/12/06(Sun) 23:23:20

【秘】 終焉の獣 リヴァイ → 征伐者 ヴィルヘルム



[腕から指先へと辿った視線の先、そこに光るもの。
幾ら田舎で育っていようと、左手の薬指に嵌める指輪の意味など分かっていた。見開いた目を不規則に揺らがせながら、]


  (……ああ、)

       ────……お前、 それ、
          
(私は最期まで“奪う者”なのか。)



[それ以上を言葉に出せなくっても、視線の先を辿れば自然と察しは付く筈だった。

  その婚姻に込められた意味も、王族の常識も詳しくはない。
  自分の中に刻まれた夫婦像とは仲睦まじい両親の姿だけ。

  彼が既に既婚者であるという事実が、
  あの頃から変わりすぎてしまった関係が、
  
(寄り添う相手から大切なものを奪い取る未来が、)

  心の中を冷たくどす黒い絶望感で染め上げていく。


過去に交わした約束を変えることはできなくとも、処置後の行為は関係性を裏切るようなものである。それだけは許しがたくて、触れる手つきから逃げるように身体を捩らせ、「駄目だ」と小さく連呼する。獲物を追い詰める獅子の動きの翻弄されれば、その表情が徐々に焦りを帯びていく。]

(やめてくれ、これ以上私に何かを奪わせないでくれ。
 懇願の言葉が喉を通らないのは重ねた誰かの影のせい。
     ……相手の本心に気づく事すらままならないまま。)


 
(-60) 2020/12/06(Sun) 23:23:27