【秘】 サーチャー ゼクス → 調合師 ネス[ 頭の奥がジンジンする。 部屋の外の人の流れだとか、窓の外を歩く誰かを 常に意識する余裕は持って生きてきたのに。 今は体の奥から湧き上がる熱で霞がかかったようになって 自分の肌の感覚にしか意識が向かない。 俺を呼ぶネスの声に、「欲しい」と体が反応する。 ] は…… ぁ、 [ 自分の意思とは別の所から湧き上がってきた性欲に 期待と興奮と…それから少しの緊張で ネスの名を何度も呼んだ。 『大丈夫だよ』と言われて漸く少し気持が落ち着いて、 あつい、と何度も頷いた。 ネスの腰に触れる、どろりと視線が歪む。 俺は知ってる。彼の体の心地よさを。 ] (-37) 2023/11/23(Thu) 13:37:11 |
【秘】 サーチャー ゼクス → 調合師 ネス[ 熱を逃がすように上半身の衣服が捲くられれば、 その刺激にすらピク、と自然に震えてしまう。 部屋の空気に晒された肌は、 じんわりと熱を持って桃色に色付いていた。 ] …おまえ、いつもこんなんなってたワケ…? [ 媚薬に侵される感覚。 体の奥底から勝手に込み上げる情欲に全身が染められて、 どこもかしこも敏感で──……どうにかなりそうな程、 ネスが欲しい。 俺がネスに与えたものもこういう物だったのだろうかと、 恐る恐る伺った。 自分で感じてわかるコレは、決して嫌なものじゃない。 けれど想像したよりずっと強くて。 ] (-38) 2023/11/23(Thu) 13:37:43 |
【秘】 サーチャー ゼクス → 調合師 ネス[ 下半身に伸びたネスの手が、俺のズボンを寛げていく。 何をするのか理解すれば、 大人しく彼がやりやすいように少し腰を引いて。 ネスの指が下着の中に潜り込み、 その刺激にびくんと腰を跳ねさせた。 ] ッひ っぁま…って まて、ネス……ッ! [ ネスの手に包まれた熱芯は面白いように反応し、 硬く脈を打ち嬉しそうに透明な雫を滲ませる。 けれど、普段であれば嬉しいだけのその刺激が 今の俺には強すぎる。 ふるふると耐えるように腹筋を震わせて、 ネスの腕と肩をギュっと握る。] (あ、頭おかしく……なる……ッ) [ ぶわりと粟立つ肌を落ち着かせてから、 浅い呼吸を繰り返した。 ] (-39) 2023/11/23(Thu) 13:38:25 |
【秘】 サーチャー ゼクス → 調合師 ネス[ もっと触って欲しい。 けれどこのままでは狂ってしまいそうだから。 手でイかせていい?と問うてくれる恋人にまだ答えず、 そっと先端を握る彼の手に自分の手を重ねた。 ] ……ん、 ……ッん…ぅ……っ…![ 彼の手に押し付けるように、ゆるく腰を前後させる。 ネスの手で自慰をするようなソレも、 きっと普段であればもっと余裕を持って 彼の羞恥を煽ってやりたい所だったけど。 今の俺にそんな余裕は一欠片も残っていなくて、 ただ自分の感覚を刺激に慣らして 情けなく声が漏れないようにと浅く腰を動かした。 眉根を寄せ、頬を赤らめてじぃっとネスを見る。 ヌチ…と鈍い水音は、きっとネスの手のひらの中から。 重ねていた手を離すと、 ネスの衣服を開けさせるようにチャックを下ろした。 ] (-40) 2023/11/23(Thu) 13:39:46 |
【秘】 サーチャー ゼクス → 調合師 ネス[ 大好きなネスの肌に指を這わせる。 男なのに滑らかで、触れるたびに幸福になる体。 肋から腹の凹凸を手のひらで撫でた後、 漸く先程の彼の問いに答えよう。 ] 最初は手でいーよ… てか手くらいじゃなきゃ刺激が…やべーから…… [ 答えは尻すぼむ。 そこまで話して漸く、自分が抱いていた感情に気づいた。 ああそうか。俺今ちょっと恥ずかしいんだ。 変な声は出るし、普段は俺が相手を狂わせる方で… 自分がこんなに行き場のない興奮に 中てられるなんて事なかったから。 ] (-41) 2023/11/23(Thu) 13:40:11 |