人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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到着:OL 奈々

【人】 OL 奈々



    『別れよう。僕らは合わないらしい』


[ 何度目だろうか。
  デートの最後にこういうことを言われるのは。

  合わないの内容を聞くまで、
  彼女は了承しないのだが。

  今回は、というより今回も、
  体の相性が良くなくて別れてほしいだった。
  ほぅ、と頷くために首を縦に振った彼女が
  恋人へ投げかけた言葉はこうだ。     ]


    ────車、返したほうがいい?


(14) 2021/07/01(Thu) 18:36:03

【人】 OL 奈々



[ この目の前の恋人のスペックは
  なんとか区女子が羨むかもしれないハイスペック。

  ・20代
  ・実業家(飲食系の店舗経営)
  ・父親は銀行の役員
  ・タワーマンション高層階に一人暮らし


  そんな男を恋人に持っている彼女は、
  一流企業に勤める至って普通のOL。
  会社の顔でもある受付にいる。

  この彼から彼女が付き合う前に
  プレゼントされたもののひとつが
  数百万円の外車1台である。
  彼女は、返せと言われたら返せるように
  傷ひとつつけることなく乗っていたので
  車のキーを彼に差し出した。       ]


(17) 2021/07/01(Thu) 18:51:49

【人】 OL 奈々



   『それはあげたものだからいいよ』


[ そういわれると、わかったと呟いて
  会社とは仲良くしてほしいことを
  その男に告げて彼女はその場から
  優雅に去っていった。
  その人から貰った車のエンジンを入れて
  夜の街を駆け抜けていく。

  彼女が就職してから何人目の恋人だろうか。

  彼が言わなければ彼女からこの日、
  別れを告げようと思っていたから
  彼から言ってくれたことは
  とても嬉しかったのである。       ]


(18) 2021/07/01(Thu) 18:52:20

【人】 OL 奈々

  *


   もしもしー?別れちゃったー。
   演技してるのわかっちゃったかなぁ。
   とは言っても今回は彼から振ってくれたから
   なーにも心配してないわ。


[ デートしていた場所から
  二駅ほどの場所にある彼女の家。

  気の知れた友達に電話をかけて
  ふふふっと笑みを浮かべながら
  ナイトルーティーンになっている
  ストレッチをこなしていくのだった。

  別れた報告も付き合う報告も欠かさない。
  何故なら、彼女自身は
  「何か違うんだけど付き合うんだぁ」
  と友達に話していたから。        ]*


(19) 2021/07/01(Thu) 18:53:22

【人】 OL 奈々

──別の日

[ 彼女はお昼前からワンピースを
  数枚と、下着類を入れたバッグを手に
  DVDレンタルショップに来ていた。

  というのも、この後ホテルに滞在予定で
  退屈しのぎになるものが欲しかったから。 ]


    ……2本くらいあれば、いいかなぁ。


[ 彼女は何も考えることなく、
  成人向けスペースに向かい色んなジャケットを
  手に取っては片付け、を何度か繰り返す。
  女性主導ものに興味が湧くわけでも
  嬲り倒されるものに興味が湧くわけでも
  なんでもなくて、彼女は悩んでしまっていた。 ]



(21) 2021/07/01(Thu) 19:13:30

【人】 OL 奈々



   あ、………み、たいかも。


[ 手に取ったものは、所謂男性向け主観。
  奥さんとの子作りをコンセプトにしたもの。
  そんなに長くないみたいと
  映像時間も確認して、もう一本。

  選ばれたものは男子高校生と
  女子大学生の幼馴染恋人みたいなやつ。  ]


    こういうの、憧れちゃうよねぇ…


[ 会計を済ませて、見た見てないに関わらず
  明日返却とすることにして
  彼女はホテルへと足取り軽く向かうのだった。 ]


(22) 2021/07/01(Thu) 19:14:44

【人】 OL 奈々

──────ホテルのお部屋で


[ ブルーレイプレーヤーの設置を
  事前にお願いしていたので、
  部屋に着いてみればすぐに一本目を。

  けれども、前戯は長すぎると嫌なので
  本番直前からスタートする癖がある。
  画面の中の女優は、男性のことを
  『だぁりん』なんて呼んでいる。   ]


   だぁりん、かぁ……



(23) 2021/07/01(Thu) 19:16:07

【人】 OL 奈々



[ 本番が始まって、彼女はさも普通の映画を
  見るように落ち着いてソファで眺める。
  奥さん役の女優の言葉をひとつひとつ、
  噛み締めるように呟きながら。

  今日の彼女は相手が脱がせやすいように
  簡単な背中側にチャックがあるワンピース。
  あの別れた日に着ていた黒のホルターネック。
  もし相手がノックをせずに
  渡された鍵を使って入ってきたなら、
  生脚で脚を組んだ彼女が目に入るかも。   ]*



(24) 2021/07/01(Thu) 19:16:34

【人】 OL 奈々

────部屋の中


[ 大音量ではないけれど、
  女性の喘ぎ声が部屋中に響き渡っていた。
  それは喘ぎ声だけではなく、
  結合部の水音まで撮ってしまっているので
  ずんっと腹部へと響いてきてしまう。

  生は一回もしたことがない。
  当たり前だが、相手と結婚したいと
  微塵も思っていなかったから。     ]


(34) 2021/07/01(Thu) 20:10:25

【人】 OL 奈々



    あ、はぁい!


[ はっと、ノックされた後に気づいて
  彼女はパタパタと扉に向かう。
  彼女は忘れている。

  何をか?

  テレビの電源を切ることに。
  
  そんな彼女は扉をそーっと開けて
  相手を受け入れることに。     ]



(35) 2021/07/01(Thu) 20:10:46

【人】 OL 奈々




   
おかえりなさい、だぁりん。



[ 彼女は驚いた。
  初めての相手に、
  しかもまだ顔も見てない相手に
  DVDの中から得たワードを言ってしまった
  彼女自身自身のことを。

  相手の顔を見れば、それは懐かしい人に
  とっても似ていて、彼女は失ったアオハルが
  戻ってきたような錯覚を覚える。
  相手の手を見れば赤いバラが。
  ときめかないわけがないだろうに。    ]


(36) 2021/07/01(Thu) 20:11:15

【人】 OL 奈々



    お荷物あるね!ささっ、おいで?


[ 扉を開いて相手を部屋の中へ。
  扉を閉めたのち、
  映像をつけたままのリビングに
  彼を連れて行こうとした。    ]*


(37) 2021/07/01(Thu) 20:11:31

【人】 OL 奈々

─────303号室

[ 相手がいくつもの言葉を考えていたと
  彼女が知ったなら、後からでも教えてと
  せがんだことだろう。
  けれども、それを知ることは…。
  あると、願っておこう。       ]


    お外暑かったでしょう?
    涼しくしてあるから落ち着きましょ…


[ 扉を閉めて、彼がどうしてそんなに
  中に入りたがったのか誤解した彼女は
  ふふっと笑いながら眺めていた。

  可愛い顔をしていて、
  なんだか弟みたいだな、と
  思ってしまった彼女の心は
  彼の大きな声で掻き乱された。

  びくっと肩を揺らして彼女は気づく。
  ビデオを消していなかったらしい。   ]


(49) 2021/07/01(Thu) 21:11:55

【人】 OL 奈々



    あっ……!
    や、やだ…私………



[ 頬を赤らめて、彼女はそれを隠すように
  両手を添え、ちらりと彼を見やる。
  彼がもしまだ動けないなら、
  何度か呼吸を正し、こんにちは、と
  彼に対して笑みを見せるのだ。

  刺激的な1日にしたくて        ]


    おなまえ、きいてもいい?

*


(50) 2021/07/01(Thu) 21:12:33

【秘】 OL 奈々 → 主催者 村岡 薊



お名前(仮名・ハンドルネーム可):なーりん
性別:じょし
連絡先:77heart@aoharu.com
願望: 刺激的な夜にしたいです♡



(-4) 2021/07/01(Thu) 21:21:16

【人】 OL 奈々

────303号室


   神原、………ヨウ、くん?

   あ、えっと恋人はいないよ?
   最近別れちゃって。

   なーりんって呼んでほしいなぁ。
   呼びにくかったら、お姉さんもよし!

[ 相手の口から聞こえた名前は
  彼女の過去の記憶を呼び覚ましそう。
  というより、呼び覚ましてしまった。

  アオハルが来たかもしれない。

  それを隠して彼女は彼の問いかけに答える。
  そう、別れたばかりだから刺激が欲しい。  ]



(58) 2021/07/01(Thu) 21:53:13

【人】 OL 奈々




    とりあえず、テレビのリモコンは…
    置いておきましょ、ね?


[ 花束を受け取る前に彼から
  悪魔の品物を奪ってしまい
  さてさて、なんて声をかける。

  彼女が見ていたなんて気づかないでほしい。
  彼には純なままでいてほしくて。     ]



(59) 2021/07/01(Thu) 21:53:46

【人】 OL 奈々



    そのバラ、私に持ってきてくれたの?


[ もしそうなら、頂きたいな、と
  恥ずかしそうに彼に両手を差し出す。
  5本に意味があるのなら、知りたい。
  彼女は一歩彼に近づいた。

  可愛い男の子。
  就職してから出会うことのなかった
  彼女が求めてやまなかった部類。
  もっと近くで見たくて、
  顔を少し近づけてしまったかもしれない。
  けれど、キスにはならない程度で止め、
  やっぱり、なんて呟いて。       ]



(60) 2021/07/01(Thu) 21:54:20

【人】 OL 奈々

────303号室


   それじゃぁ…ヨウくんって呼ぶね!
   …だぁりんってなーりんと響き似てるから
   もしかしたら間違って呼んじゃうかも。


[ ちらちらっと視線を送れば
  遠回りに覚悟しておいてね、と
  彼に言いたかったのだけれど
  彼女の思いは少しでも伝わっただろうか。

  リモコンが無事に彼の手を離れ
  テレビの横に置かれると
  彼女の心の中ではほっとする。
  心の底からホッとする。        ]



(63) 2021/07/01(Thu) 22:36:07

【人】 OL 奈々



    んんっ……私も、ヨウくんに…
    ずっと会いたかった。

    ……なんて言ったら、困っちゃうよね。
    変なこと言って、ごめんね?


[ 両手で小さな花束を受け取り、
  少し香りを嗅ぐと近くには彼の顔が。

  ぴしっと固まって、瞳を閉じたけれど
  彼の息が一瞬感じられただけで
  唇が重なることも、当たることもなかった。
  しゅんとした表情は見せなかったけれど、
  彼女は彼に思い出してもらえたら
  嬉しいなの気持ちが上がって、
  まだ気づいていない彼に「ずっと」なんて
  ワードをつけてしまった。        ]



(64) 2021/07/01(Thu) 22:37:08

【人】 OL 奈々



    座りましょ?
    恋人の有無聞いた理由、
    聞かせてくれるでしょう?


[ 彼女は明るく、ふふっと笑って
  彼の落とした荷物を片手にとり
  花束を持ったままソファに戻ることにした。

  彼の願望を聞いてみたくなったのだ。   ]*



(65) 2021/07/01(Thu) 22:37:29

【人】 OL 奈々

────303号室


   そぉ、間違って……
   自分のことなーりんって呼ぶ時…
   そんなにないなぁ、ふふっ。

[ 彼に言い聞かせるように言おうと
  少し考える素振りを見せたけれど
  そんなことはなかったと、
  舌先をぺろりと出しておどけてみせる。

  彼女はDVDのケースを片付けていて
  よかったと安堵している。
  もしソファになんて出していたら
  座る時に見られてしまったかもしれない。
  そっちは、彼に見られたくないなぁ、と。

  
それは彼と彼女に置換ができるから。
  ]


(69) 2021/07/01(Thu) 23:17:39

【人】 OL 奈々



    変じゃない?…ならよかったぁ。


[ うふふっと大人になった笑みを見せ、
  先程まで座っていた場所に腰を下ろす。
  彼との距離は手が勝手に触れ合わない
  少し離れた距離にあるけれど、
  今はまずこのままでいいかな、と
  花束を離さずに話を聞いた。

  彼は、恋人がいなかった。
  この20年間。

  しかも、初恋の人は奈々。
  彼女は意地悪なことを聞くことにした。 ]


   あらあら……そんなに綺麗だったの?


(70) 2021/07/01(Thu) 23:18:39

【秘】 OL 奈々 → 神原 ヨウ




   ────────ね、今は?



(-9) 2021/07/01(Thu) 23:19:12

【人】 OL 奈々




[ 彼の耳元に顔を近づけて聞いてみた。

  彼が自分で気づくまで待ってもよかったのに
  というより待たなければいけなかったのに
  待てなくて気づくようなヒントを与える。

  片膝をソファに突いて、
  片手を彼の肩にそっと置いて、
  優しく語りかけた彼女のことは
  彼の目にどう写っただろう。

  彼が動揺しているなら
  ゆっくりと体を元に戻し、
  彼女は薔薇の花弁に視線を落とす。
  可愛すぎて直視できなかなるから。

  もし、思い出してくれたなら、
  視線は彼に向けたままになるけれど。  ]*



(71) 2021/07/01(Thu) 23:21:11

【秘】 神原 ヨウ → OL 奈々



  ───な、奈々……ちゃん?



[身体を詰めて彼女に近付くと薔薇の花束を握る彼女の手を
オレはそっと手に取ると、彼女に小さく問うた。

もしかして、と。]**
(-10) 2021/07/01(Thu) 23:34:08

【人】 OL 奈々



[ 質問を投げた後、
  彼の表情は少し固まって
  状況を理解するのに頭を使っているよう。
  だから彼女は一度体勢を戻して、
  ふふん、と鼻歌を歌いながら
  薔薇の花束に視線を落とす。

  今が咲きどきといわんばかりに
  自己主張が強い5本の薔薇。
  結局彼は教えてくれなかったけど、
  1本ではなく5本にした意味、
  気になってきてしまった。

  もし彼女ではない女性と、
  こうやって出会っていたのなら…と
  ふと考えてしまったせいと
  ふるふると軽く頭を振っていると、
  彼が手をとりその名を呼ぶ。    ]



(77) 2021/07/01(Thu) 23:47:58

【人】 OL 奈々



    ふふ、ヨウくんっ。
    だぁりん、あっ間違えちゃった。
    なーりんのこと思い出してくれた…?

    久しぶりに会えたね。


[ 手を軽く握られたような状態。
  体温が伝わるその仕草に、
  彼女は彼の成長を感じてしまった。
  学生になってから少しずつ疎遠になった人。

  けれどもとても素直でいい子だった。
  恋人がいるときも、偶に頭によぎって
  今どうしているのか、考えてしまう。

  それが目の前にいる彼だった。      ]



(78) 2021/07/01(Thu) 23:48:50

【人】 OL 奈々



    気づいてくれなくて、
    ちょっと寂しかったなぁ……?
    20歳になっちゃったの?
    ……最近、元気にしてる?


[ 初めましての関係でないと彼が理解したなら
  彼女は会わなくなってからの彼のことが
  とても知りたくて仕方がなく、
  質問をし始めてしまったのである。

  もちろん、手を離すことは絶対になかった。 ]*


(79) 2021/07/01(Thu) 23:49:09