【人】 フィアンメッタ『 知っている?一匹の蝶の羽搏きは 何処かで竜巻になるかもしれない、なんて。 私はね、フィーが力を持っていて よかったと思っているの。 貴女なら、正しい選択をできる筈よ。』 (4) 2022/05/23(Mon) 0:39:45 |
【人】 フィアンメッタそれはいつかに聞かせてもらった話。 セシリーは聡明な人だった。 私よりずっと魔法にたけていて 知識も人一倍持っている勉強家で。 私にも色々なことを教えてくれた。 一方で私が使える魔法は少ないし。 覚えも悪くて、愚図だった。 持っているのは、未来を視る力。それだけ。 この力をセシリーが持っていれば完璧だったのに。 聡明なセシリーにあったなら、 もっと……なんて、言われていた。 里の皆がそう陰で囁いていたのを私は知っていた。 どうあがいても努力では才能にかなわないことも。 出来損ないが、力だけを手に入れてしまったことも。 (5) 2022/05/23(Mon) 0:41:52 |
【人】 フィアンメッタ 私が生まれなければよかったと。 姉を見ていると、思ってしまうから。 でも、 尊敬だってしていたし、セシリーの妹でよかった、とも。 「ねぇ、セシリー。 貴女は……恨んでる? 知っていながら見殺しにした私を。 出来損ないの預言者の私を。」 里の外へと出かける用事があると言って 出かけて行ったセシリー。 私は、彼女が死ぬことを知っていた。 それなのに……。 見殺しに、してしまったのは―――――。* (7) 2022/05/23(Mon) 0:44:30 |
フィアンメッタは、メモを貼った。 (a1) 2022/05/23(Mon) 0:53:27 |
ヴィムは、メモを貼った。 (a2) 2022/05/23(Mon) 1:17:55 |
【人】 ヴィム[ 青年がそれを口にしてもなお ウーヴェは腑に落ちていない様子だった。 呆れた笑いの中にほんの小さな暖かみが 生まれたのは、きっと彼のおかげなのだろう。 こちらの謎を解き明かそうと覗き込む瞳に 青年は己の真実を、ひとつ、彼へと伝えるだろう。] (12) 2022/05/23(Mon) 3:06:35 |
【人】 ヴィム「世界には、いつだって悪役が必要なのさ 英雄を讃えるために必要なW犠牲Wが、ね。 その時のW犠牲Wに選ばれたのが僕だった。 ただそれだけのことだ。」 (13) 2022/05/23(Mon) 3:07:52 |
【人】 ヴィム[ その事実を嘆いたのではない。 ただ、知らなくていい国の有り様を 伝えてしまったことが、ただただ申し訳なかった。 しかしウーヴェという男もまた 己のことをよく観ていると、青年は思い。] (...そうか......気づかれてしまったか。) [ 青年は観念したかのように その問いかけへの答えを差し出すことにする。] (14) 2022/05/23(Mon) 3:09:14 |
【人】 ヴィム「あの日、僕が守りたかった 全てが今はもうこの世にはない。 この世に居ないW友Wに会うまで この世界から消えることもできない 僕は、W 亡霊 Wなんだ。」 (16) 2022/05/23(Mon) 3:15:47 |
【人】 ヴィム[ あの時はそこまでしか話さなかったけど 今夜だと興味を隠そうとしないウーヴェに 青年は思わず吹き出すように笑う。 きっとその日の夜は酒を片手に ほかの仲間達も居るようならば彼らも混じえて 歴史を、語り伝えることになったのだろう。]** (17) 2022/05/23(Mon) 3:17:54 |
【人】 ヴィム[ ちなみに少女の落し物については 「僕が預かろうか? きっとあの子はここに来るだろうし 渡しておいてあげるけど、どうする?」 と、レイには打診してみたけれど 最終的な判断はどうだったんだったんだか。]** (19) 2022/05/23(Mon) 3:22:00 |