人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

うねるほどに波打つ女の体を、擽るように優しく撫でる。
濡れそぼる肌と秘部に指をあてがい、
まだぴちゃぴちゃと音を立てながら
すこしだけ、眉間にしわをよせて。

「……これについてはだな、
 お前だからこんなにしてるんだ」


…なんだか喧嘩相手の実力を認める…みたいな文脈ではあったが、肯定する言葉。
それを証明するかのように、太い血管の浮いた肉幹がぴくりぴくりと震えて
振れる女の手と口を、貪欲に求め蠢いた。


「……ぁ、……っ、……」

ときたま漏れる吐息以外に、言葉はない。
ただ、あなたの髪をかりかりとかく指が、
肌に触れて優しくなでる掌が、
少しだけぴくりと震える表情が、
その快楽と安堵をこの上なく伝えてくる。

「………、……フィオ、
 ……」


──やがて、掌の内だけでは我慢ができないと、
  その先端がぐいと、さらに押し当てられて。
(-171) 2023/09/24(Sun) 15:52:25

【秘】 幕の中で イレネオ → 口に金貨を ルチアーノ

恨んでいる? どうして?・・・・・・ ・・・・・


そう言った男の反応は、貴方には意外なものだっただろうか。

俺は感謝しているよ・・・・・・・・・。」


続く言葉は。

男は至って平静に見えた。むしろ誇らしげにすら見えたろう。
ここにいるという時点で自分以外の全ては悪人だ・・・・・・・・・・・
その点で貴方に勝っている・・・・・・・・・・・・

嫌いだった。
けれど嫌いだっただけと言われれば語弊がある。
単に、男は聡かった。
そして、同じだけ愚かだった。
顔の割れた幹部を捕らえれば法の効力を知らしめられる。
一足飛びでそこまでいけるなら食いつかない手などない。
そう考える能があった。当時の話だ。
(-172) 2023/09/24(Sun) 15:58:35

【秘】 favorire アリーチェ → 新芽 テオドロ


「何のつもりだって詰められても、テオに言われました。
 って名前挙げるの想像したらちょっとおかしいね」

くすくす、本当にそうなったら笑い事ではないが、
想像の中では随分と愉快な構図に見える気がした。
それでも想定は想定で、同じ状況になったら、次のアリーチェは容赦なく引き金を引けるだろう。名を出すかはさておき。

「一人になるわけではない……」
「……うん。"同じ"形じゃなくても、ずっと形を変えて、
 私たちを支え合っていくのは、きっとこれからも」

きっと自分達にもそれぞれ、今の三人以外にも支えたいと、
独りにしたくないと思える人が現れるかもしれない。
それでもこの絆がすぐに失われるわけではないのだと、
もしそうなったとしても残るものがあるのだと、心が温かい。

「それこそ、これも焦らなくても少しずつ認めてあげたらいいんだろうね。
 私はやっぱり人に褒められるとちょっと自信がつくし、
 褒めて伸ばしてくれる人が多いから、なんとかなれそう」

テオにはそんな人いるかな。気になったけど、いるいないに関わらず自分が褒めればいいのだ。と落ち着いた。

そうこうしている間にトルタも初めよりも随分と数が減り、お礼の言葉がアリーチェから飛んでくる。

「……そろそろ、いい時間かな?
 お菓子もこれならきっと今の法案がなくなった後、持っていけそうって安心できたし、今日は色々ありがとう。
 ……今日は、じゃなくて、今日"も"だね、あはは……」

言いながら立ち上がり、玄関まで見送りをする動作だ。
(-173) 2023/09/24(Sun) 16:01:17

【秘】 corposant ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「はい。
 だから、オレは別に人間じゃないんだと思います」

ひとのかたちは笑った。特に何の感情も無い笑みだった。

引き寄せられるその手首に、甘やかな痛み未満の痛みが走る。
口付けを重ねる毎に手にかかる吐息の熱さが増していく気がした。その最中に頬に手を添える事もしたかもしれない。
甘えられている。求められている。
貴方の普段の姿を知っている。
それでもこれは何を言うことも無かった。
穏やかにそれを見つめて、ゆっくり、頭を撫でて。

「……え?」

それに少しばかりの驚きの色が乗るのは一瞬だけ。

(-174) 2023/09/24(Sun) 16:04:29

【秘】 corposant ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「───あんたの事、欲しがっていいんですか?」
「嬉しいな……ハハ」

少しの思考の間を置いて、たちまちこれは喜色を見せた。
貴方から感じる熱をそっくり映したみたいに、
穏やかだった瞳は柔らかさを変えている。
清潔な、くすくすとした小さい笑い声。

それはこれの心からの反応だろうか。
それともこれの機構が相応しい反応を見せているのだろうか。


「欲しがってるのはあんたでしょう」
「……なんて意地悪な事は言いませんよ。無粋ですから……」

また貴方の顔に手を添える。実に愛おしそうに触れて見せる。
抱えられている手も解いて。温かい手のひらは両の頬に。

「ね、何をしてほしいんですかあ」
「好きにしろって言うんなら好きに。
 ああ、キスはしていいんですか? オレ、好きなんです」

さり、さり、と今度は親指が貴方の頬を撫でている。
欲しがるように。
(-175) 2023/09/24(Sun) 16:05:11

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

じ、と貴方の顔を見た。
腫れはどれくらい引いただろうか。
傷はどれくらい癒えただろうか。そういう目。
そういう目だけをして、ふいと逸らした。



/*
こんにちは!
ついでに秘話の打診をしてよろしいでしょうか。
ポップコーン殺人事件様がお手隙であればもう一回取り調べをやりたいなという気持ちがあります。
もちろん暇がないとか、暴力はそろそろ飽きたとか、兼ね合い様がないなどであれば断っていただいて構いません。

もし受けていただけれるのであれば、内容は「アリソン・カンパネッロについて」になるかと思います。警察署の面々でも素性を知らない者が多い相手をなぜ貴方が知っているのか、という方向性で……
何度も構いに行ってしまってすみません。モテる男、大変だと思うのですが……ご一考いただければうれしいです!
(-176) 2023/09/24(Sun) 16:07:48

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「どういう人なの?昔の知り合い……恋人とか?」

あなたの浮いた話とかはほとんど聞いたことがないのだけど。
珍しく少し答えてくれたから、もう一歩踏み込んでみる。

「……しなくちゃならない喧嘩ねえ」
「男の世界はやっぱり難しいわ、全然理解できないっ」

言葉そのものよりも、あなたの表情のほうがずっと気になった。
もっとも難しいことが分からないのは今に始まったことじゃあないが。
その目を見て。
無意識に、手を伸ばしていた。
その手も、牢に阻まれてしまうのだけれど。

どこかに行ってしまうんじゃないかと思って。


「私はあの子の姉さんだもの。
 解放された時には抱き締めて、頭を思いっきり撫でてあげるんだから!」



「泥棒は私じゃなくって。
 ホットドッグ用のパン?はいはい……具材も持っていっていいのよね?」

珈琲ってそんなに簡単なものだったかしら。なんて言いながら、とりあえず指示を覚えるように復唱していく。
聞いていれば、具材はなさそうな口ぶり。何でこんなにパンだけ買いこんでるの…?
後ほど、アジトでサンドパーティーに使われたようだ。有効活用。
(-177) 2023/09/24(Sun) 16:12:31

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

それは一般的な愛国心。
育った場所に対する自然な郷愁だ。
強い思想でもなんでもない、単純な愛着。

だから、貴方の言葉に揺れることもない。

「それがどうした?」
「別にいいんじゃないか。」

撫ぜられれば不愉快そうに手を退けた。
くるり。余裕を誇示するようにペンを回した。
乾きかけた血が固まって散った。


「出来ないから出来る人間がする。」
「俺はそのためにいる。」
「誰もが強く正しくあれるわけじゃない。」
「だから出来る人間がするんだよ。」

凪いだ瞳で言う言葉。
それは平素の男の姿にとてもよく似ていた。
そう、このテーブルが男のデスクであれば。
それは正に普段通りの姿、そのままだった。

男は正気だ。ずっと、正気のまま狂っている。
(-178) 2023/09/24(Sun) 16:27:43

【墓】 黒眼鏡

>>+37 カンターミネ

もーいーのか、なんて言いながら受け取り、スウェットの袂にひょいと隠す。

「何ィ? …こいつは一本だな。
 どちらにせよ、ご祝儀は覚悟しておけよ。
 なんかもう、すごいぞ。びっくりするくらい届けてやろう」

額をぺちんと叩いた後、楽しそうに笑っている。
物理的にびっくりする量が届きそうな手ぶりもしていた。冗談かどうかこちらもまるで分らない。

「おう、そう長くはねえさ。
 これは祈りというか…あれだな、予言だな。
 当たったら褒めてくれ」

偉そうに今はかけていない黒眼鏡をかちゃりとあげる仕草をしてから、

「飯くって寝てりゃ治る。徹夜すんなよ」

体が頑丈な奴の理論を言いながら、歩いていく背中に手を振る。
──いつも通り、アレッサンドロは去っていく者を引き止めることはせず、ただただ静かに見送っていた。

#収容所
(+39) 2023/09/24(Sun) 16:29:05

【独】 幕の中で イレネオ

/*
どうしよっか 同じ?
違う
(-179) 2023/09/24(Sun) 16:31:48

【独】 幕の中で イレネオ

/*
違うのね どうしよ
精力剤の抱き合わせでで嘔吐する
(-180) 2023/09/24(Sun) 16:33:35

【独】 幕の中で イレネオ

/*
ゲロ吐いていいの!?
サンキュ♡
(-181) 2023/09/24(Sun) 16:34:08

【墓】 黒眼鏡

>>+38 アリーチェ

「さよけ。
 まぁ、あんたの方法を否定するつもりはねえがさ。
 相手によっちゃこうなったりもするから、
 今度からは気をつけな。

 ノッテも警察も、多分色々変わる。どうなるかはわからねえ」
「マフィアに話の効く奴をつくってよ、
 とにかくそいつを窓口にしたほうが話がスムーズだから──……」

──止めたりするそぶりはない。
  ただもっとうまくやんな、とあれこれ挙げる。

そうしながらあなたの隣に無遠慮に腰を下ろすと、

「ハハハ、若いやつ同士で話したいさ、ああいう奴等は。
 そして"ロクな話をしない"といやあ、
 三日月島ではこのアレッサンドロのミドルネームだ」

…なんていって、あなたの隣で鼻歌などを奏でるだろう。
#収容所
(+40) 2023/09/24(Sun) 16:35:45

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ


ふ、と口許に笑みを浮かべて、掌を開いたり閉じたりした。

/*
こんにちは、打診有難うございます!
今日はちょっと色々あってまったり進行なのですが、
置きレス気味の進行でよろしければ大丈夫です!

取り急ぎご連絡だけ、よろしくおねがいいたします!
(-182) 2023/09/24(Sun) 16:37:15

【秘】 幕の中で イレネオ → けだもの カンターミネ

二発。
顔面に食らったものとは比較にならない痛み。
それだけ下品・・なことをされたことはこれまでなかったし、
それだけ容赦のない・・・・・暴力を振るわれたことだってなかった。

ぐう、と押し潰れるような音が男の喉から絞り出されて力が緩む。
その隙にもう一発。食らわせたなら腹が浮く。空間が出来れば抜け出すことは容易になるはずだ。
逃げ出す貴方を捉える余裕は今はない。

せめてとばかり顔をそちらに向けたのがついに運の尽き・・・・
貴様Troia、と吼えようとした口は、的として不足がないはずだ。

無味の液体が口内に流し込まれる。
男もまた、その指に噛みついたかもしれない。
少なくとも。
近づく貴方の身体を捕えようとする。それくらいはした。それくらいの、反撃は。
(-183) 2023/09/24(Sun) 16:50:14

【秘】 路地の花 フィオレ → corposant ロメオ

首に腕を回したまま、うーんと少し考えるような素振り。
普段は注射器やら小さなナイフやらで、懐に入って目立たないように殺すばかりだったから。
それじゃあ、つまらないだろう。
あの子達を殺したことと釣り合わない。

「……拳銃、とか」
「ちゃんと自分の手で殺したって、思いたいから」

基礎の基礎くらいは教わったけれど、結局活かせずにいる拳銃の技術。
どこを狙うべきなのか、そういったところから教わることになるのだろう。
ただでさえ対格差のある相手だから、知識はあって損はないのだ。

「正義とか悪とか、結局」
「その人の中だけの価値観だものね」

押し付けるものでもなし、だからそれを大義名分にしているような人は苦手だ。
自分の為と割り切っている人間の方がよっぽど信頼できる。
自分がそうしたいから、自分がそうありたいから。そういった考え。

「それに、誰にも見えないところで死んでもらっても困るもの」
「ちゃんと死んだことが分からないと、子供たちを安心させてあげられないわ」

「早く、解放されるといいわね」
(-184) 2023/09/24(Sun) 16:55:16

【秘】 幕の中で イレネオ → 路地の花 フィオレ

/*
いいですね! そうしましょうか。
さすがに聞きとがめて声をかけたということで。
電話で黒眼鏡さんの名前を出してくれたらより確実にマフィアの烙印を押せるかと思います。

そして了解しました! では顔面への暴力は避ける形で。
こちらは性的な暴力を加えないPCですので、その部分もPL単位では安心して頂いて大丈夫です。
ただ腹とかに暴力をする可能性はあります。ほか確認事項などなければ次のレスから始めて頂ければ!
(-185) 2023/09/24(Sun) 16:59:38

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

余程煽ってくれる。
これは規則の従順な犬。飼い主に噛みつくことはしない。
けれどそのジェスチャーを見れば口の端を簡単に歪めた。

チ、と舌打ち。がやついた環境では届かなかったかもしれない。



/*
ありがとうございます!
私も今日はかなりゆっくりですので大丈夫です。置きレスでお願いします。
今は二人とも全チャにいる状態なので、時間軸はこの後でどうでしょうか。
(-186) 2023/09/24(Sun) 17:06:41

【秘】 門を潜り ダヴィード → corposant ロメオ

「そうだといいんですけど……」

口では格好いいことを言って、本当に自分がそうあれるのか分からない。そうなりたいと思った分だけ、理想の自分と今の自分はかけ離れていく。
でも、背を押してくれる貴方の期待を裏切りたくはないから、前に進むしかないのだ。

「うう。そう言われたらもう……
 カッコよくなるしか道がないじゃないですか。
 これが終わったら……頑張らないとなあ」

勿論、そのための相談だったのだから貴方は何も間違っていない。
この一連の事件が片付けば、組織内も一気に騒がしくなるだろう。食い付いて、責任を引き受けるに相応しい立場に上り詰めることだってできるかもしれない。
それはきっと茨の道だろう。

「……もう!
 そりゃあいい子ですけれどね、俺は。
 そうじゃなくてですね、……も〜」

子ども扱いが嬉しかった。後輩として可愛がってくれることが嬉しかった。
いつかこういった一面は弱さとして淘汰されていくのだとしても、一緒に笑いあう時間はとても幸せなものだった。
(-187) 2023/09/24(Sun) 17:07:04

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「タダの三日月島にきてた観光客さ。
 一月もいなかったぜ」

恋人なんてもんじゃない、と手を振って笑う。

「理解できねえほうがいいなあ、これは。
 男だってくだらねえ、ばかみてえだと分かってるんだ。
 
 わかっちゃいるが、それでも俺たちゃあ男なのさ」

伸ばされる手が届くことは、物理的にもありはしない。
どうしたんだ、とばかりに、きょとんと見つめ返されるだけ。
──そうしてみれば牢屋の中のアレッサンドロは、ずっと、随分と。
  どこか満足そうで、重たい荷物を下ろしたかのように、軽く透き通るように見えた。


「俺が頭撫でると嫌がるのになあ。
 お前なら喜ぶだろ、おもいっきりいけ」

乱暴にやるからである。


「イヤ、あんなボロいガレージ、泥棒だって見向きもしねえよ。大丈夫。
 だからお前が歴史上初のドロボーだ」
「いいよ。
 あればだけど」

ない。…調味料すらロクになさそうだ。
それでも品目自体をちゃんと記憶しているのは腐っても物流の元締めというところか。
ひととおり伝えれば、「ジャ、よろしく」とばかりに親指をグっとたてた。
(-188) 2023/09/24(Sun) 17:08:09

【秘】 corposant ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

底の固いショートブーツが留置所の廊下を鳴らす。
一つに括った髪を揺らしながら、
瓶底眼鏡は並ぶ牢屋を一つ一つぼーっと眺めていた。

がつ、がつ、

がつ。

そうして大股ののんびりとした足音は、
貴方の牢の前で止まった。

「ニーノ」

牢の中にあるだろう貴方の姿に、
極めていつも通りの声を掛ける。
返答はあるだろうか。
(-189) 2023/09/24(Sun) 17:08:25

【墓】 favorire アリーチェ

>>+40 黒眼鏡

「……難しいですね、本当にこの手の仕事は。
 自分一人の身であるなら悩む必要はないけれど今回のように
 他にも被害が波及することを考えると、動きが鈍って」

少なくとも教会にまで捜索の手が及んでるとは聞かないから、
今回はひとまず助かったのかもしれないけど、次はわからない。

「なるほど、潜入にこだわらずマフィアに話の効く人を……
 ……怒らないんですね。そんなやり方してるからだ、とか、
 迷惑かけられるのはこっちだ、みたいな」

貴方が挙げる提案を真剣な眼差しで素直に聴き入って。
ふと思いついた疑問は普段警察内で言われている事なのだろう。

「……?えっ、私が若くないみたいじゃないですかぁ……
 でもいつも、ためになる話しかして貰ってないような……」
#収容所
(+41) 2023/09/24(Sun) 17:12:08

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

/*
このあとで大丈夫です!よろしくお願いいたしますね。
(-190) 2023/09/24(Sun) 17:17:05

【秘】 けだもの カンターミネ → 幕の中で イレネオ

咳き込み、肩で息をしながらそれらを実行に移す。
移すしかない。少なくとも止められなければ、
また同じようけだもの同士の戦いになると考えている。

容器を握り潰した拳を噛み切る事は難しいだろう、
とはいえ歯を立てれば出血くらいは見込めるはず。
女も、ここで喉に膝蹴りでも入れてしまえば
それこそ再起不能にくらいは出来ると踏んでいた、が。

「おい、『警察』!」

恐らくは、捕えられながらもそう、呼ぶ。
睨みに怒りは混じれども、狂乱の色は少し薄めて。

「ここが分水嶺だくそったれ。乙女の大事なモン奪った罪は、
 お前のムスコを蹴っ飛ばしたので帳消しだ。
 そしてお前が俺に働いた『尋問』関係ないただの暴力は、
 指を食い千切った俺の罪で帳消しにしてやる。
 だからいいか、よく聞けよ」
(-191) 2023/09/24(Sun) 17:17:56

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

机がずらされたなら
貴方が支えない限り、男は椅子からずり落ちる形となる。

鈍い音を立てて転がるが、痛みよりも衝撃に震える。
男なら分かるある一部分が反応しているのが分かるかも。

同性とはいえ、こんな姿を見られるのは
男も本意ではないから。

「みる、な…!」

貴方から距離を取ろうと
ようやっと体を動かそうとするだろう。
(-192) 2023/09/24(Sun) 17:18:19

【秘】 また、歌う カンターミネ → 幕の中で イレネオ

肩で息をしながら、この女はやっと唸り声ではなく、
取り戻しつつある人間としての『言葉』を紡いだ。

「あの指を氷で包んで、急いで処置すればまだギリ繋がる。
 薬が効いてぶっ倒れる前に署員を呼んで処置して貰え。
 次に『まともに取り調べする』気があるんなら、
 少しはまともに答えてやるから、この下らねえ喧嘩は
 ここで手打ちにしろ。これで嫌だってんなら、
 お前は今度こそ路地裏のチンピラ以下の、糞野郎だ!
 薬が効いた後ぶっ倒れたお前の手足指喉目舌全部潰す!
 どうする、正義の警察官さんよ……!」

そうやって、カンターミネは選択肢を提示した。
今、天秤はこちらに傾いている。このままにするのは簡単だ。
だが、そうすれば揺り戻しが来る。今の男のように。
だから、傾きを平らに、とまでは言わないが。
『正義』の下に、平等に。問うくらいは、する。
それが例え、損得勘定からなるものだとしても。
再度、歌った。
(-193) 2023/09/24(Sun) 17:19:14

【墓】 黒眼鏡

>>+41 アリーチェ

「ダメだぞう、自分は大事にしないと。
 自分のやりたいことは、
 自分しかやってくれねえんだから」

──自分の身を第一に、とかそういう話ではないようだ。

「マフィアに一番詳しいのはマフィアだからな。
 それはそれで、信頼できる相手を見つけないといけねえんだが」

そして怒らないのかと言われれば、
にかー、と大仰な――うさんくさい――笑みを浮かべて。

「しょうがねえんじゃねえの。
 あんたがやりたいことがそれなら。
 自分がやりてえこと以外に、自分が大事にすることなんてねえ。
 だったらそれがどうやればできるのか、考えなきゃいけねえよな」
「うちの部下は迷惑がってたが、マ、それも仕事だしな」

本人はどちらかといえば面白そうに。

「イヤあんたは若いけど、ほら……
 なんか変わってるからな。
 面白え女だから。
 
 俺の話をためにすると、今度こそ共犯者になっちまうぞ」

#収容所
(+42) 2023/09/24(Sun) 17:27:14

【人】 門を潜り ダヴィード

街中を歩きながら端末を引っぱり出し、アジトにいるであろう幾人かに向けて連絡をする。
道中に屋台に寄ってアランチーニを買い、はふはふと食べながら。
近況を上に報告するなんていつも通りの日常だ。なにもおかしくない。

『昨日から付けられてるみたいです
 今日はアジトに顔を出せなさそうです』

「ううん。
 この際温泉でも行こうかなあ……
 見つかったらサボってるって思われないかなあ……」

観光客に紛れられると思って、とか。
街がこのザマじゃあ言い訳っぽいなあ。
次はどこへ行こう。
油の染みた包み紙をゴミ箱に放り投げて、またため息をついた。

#街中
(26) 2023/09/24(Sun) 17:28:31

【墓】 幕の中で イレネオ

壁際にいた男はふい、と顔ごと逸らし。
仁王立ちのようになっていた足を緩め、一歩踏み出した。

向かう先は収容所の出入り口。
おそらくはそれなりに出入りの制限されているだろうそこへ、
迷いなく。止められるとは思っていないような自然な動作で。

そして、実際その通り。
男は立っていた警官と一言、二言言葉を交わし、そのまま場を後にした。

#収容所
(+43) 2023/09/24(Sun) 17:35:18

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

すれ違いざま。

「後で行く。」

そんな、一縷の甘さもない一言を貴方に落として行った。
(-194) 2023/09/24(Sun) 17:36:25