情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ「はあ、そりゃあまた」 初対面、ときいてますます、目を丸くして驚いたように。 「若い奴はやっぱ、いいな。 色々なものを救おうと頑張れて、未来があって。応援したくなるよな」 手をぱんぱんと叩いて拭い、珈琲をぐいと飲む。 ──彼が珈琲に拘るようになったのも10年前だ。 「一応言っとくが、俺とあのクソは完全に別件だぞ。 まったく、ちったあ大人しくなったと思ってたのに。 とんだ食わせモンだよあのオッサン」 どうやら留置場には、鏡は置いていないらしい。 自らを省みることも無く、あるいは全て承知の上で、 男はスウェットの裾で手を拭いつつあなたの問いかけを聞く。 「ん?」 ああ、と。もう一度、あなたの目をじいと見て。 「俺が、ダメだって言ったことがあったか?」 なくはない。だが、こういう目をしている時には、一回も無い。 /* スミマセン、おくったつもりが送れてませんでした…!!!!! (-403) 2023/09/25(Mon) 18:03:11 |
【秘】 corposant ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ結んだ小指は離れる。 まさかここに自分も入るわけにも行かないのだから、 自分は帰らなければならなかった。 大丈夫。自分は覚えている。 どんな自分でも貴方はきっと受け入れてくれる。 名残惜しさは残るが……やる事がある。 「よし。それじゃあお互い頑張ろうぜ。 もうひと踏ん張りだから」 そう言って、立ち去ろうと背を伸ばし。 「……無期限。回数無制限」 「いつでも言いな。」 ふ、と笑って爪先を廊下の向こうへ向ける。 引き留められなければそのまま歩きだすだろう。 (-404) 2023/09/25(Mon) 18:12:11 |
【墓】 黒眼鏡>>+64 ニーノ 「あるか〜〜」 へらへらと。牢屋に入って、マフィア稼業から解放されたのを楽しみでもしているのだろうか? 「そうそう、俺の言うことを疑うことから始めなさい。 マお前は賢いからよ、大丈夫だとは思ってるが。 それでもな」 あなたが溜息をつけば、それこそを喜ぶように目を細める。 「俺はその結論でいいのだ。 お前がそれではダメだと思うのも自由だが」 「ははは、いや、まだ泣かせて……いやたまに啼かせてはいるが……」 「まだ泣かせてないから」 多分。と自信なさげに言って、ついでに小声でなんか言っている。 そうしていつも通りの会話も、ざわざわと過ぎゆく看守や囚人たちに紛れていって。 「おう」 あなたを見上げて。 「すげぇ嬉しかったよ。いい土産をもらったわ」 にか、と、子供のように笑った。 #収容所 (+65) 2023/09/25(Mon) 18:26:46 |
【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオわかった。 この男が嫌いだ。 「そうだよ。」 「やむを得ない手段だ。」 ぼそぼそとした声が不快だ。 見下ろす視線も腹立たしい。 大きな図体だって不愉快だ。 この男が嫌いだ。 「そもそも捕まる方が悪い。」 「そういうことをしたんだからな。違うか?」 音を立てる檻がうるさい。 早く帰れ。話すことはない。 目は逸らさず、むしろ睨みつけて言う。 さて、貴方が来たのが昼を過ぎた時間帯なら。 男の顔色は悪く、左の手には包帯が巻かれていたはず。 何も無傷ではないのだ。これも報いは受けている。 それだって、貴方にとってはどうでもいいことかもしれないが。 (-405) 2023/09/25(Mon) 18:28:17 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → また、歌う カンターミネ「あははー。ミネのせいじゃないよお。」 それそのものは事実だと女は思う。 きっとどれだけ小型化しても、あの盗聴器はバレていた。 それは女が甘かったからだ。 非情でいられなかったからだ。 歌声に耳を傾けながら、申し訳ないような、それでも間違えたことはしなかったような、複雑な気持ち。 どっちつかずの蝙蝠は、その心までついにふらつかせてしまったのだろうか。 …そんなことはない、と女はまだ断言ができた。 (-406) 2023/09/25(Mon) 18:34:56 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → また、歌う カンターミネだから、歌声のその次に聞こえたその言葉は少しばかり効いた。 …一瞬、言葉に詰まっただけの時間があったように感じるなら、それは気のせいではないだろう。 「……あたしは、」 「でも、…ミネたちを、守れなかった……」 俯いた顔が小さく告げる。ぎりぎり、あなたに届いたろうか。 それはここ暫くずっと胸に刺さっていた棘で、痛んでいたけど見て見ぬふりした棘だった。 「…あは。でもお、うん。」 「だからねえ、…まだ、頑張れるよお。あたし」 「まだ終わってないからあ、…頑張るんだあ」 困った時、女はすぐに笑ってしまう。 だけど今は多分それで正しかった。 …ここで頑張らないと、今度こそ、本当に守れなかったことになってしまう。 (-407) 2023/09/25(Mon) 18:35:24 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → また、歌う カンターミネ「そんでえ、温泉行ってえ…」 「美味しいもの食べてえ…」 「…あ。」 「アレッサンドロさんにい、困らせたお詫びにコーヒーいれてもらうことになってるからあ」 「ミネも一緒に、飲んでえ…」 いつかと同じように、あなたの語った夢をなぞる。 「…式場はあ。」 「やっぱり、海の近くかなあ…。」 「…うん。そんで、ケーキの美味しいとこお。」 「それでねえ、またミネに」 「ぎゅーってしてもらいながら、寝るんだあ…」 ――うん。冷たいひとりきりの檻の中、薄く笑んで頷いた。 そんな未来のためなら、まだまだ。頑張れる。 「ぜえんぶ、付き合ってもらうからあ」 「覚悟しててねえ、ミネもお。」 咲くような、明るい声。 マリーゴールドの爪に、この日も静かに口付ける。 (-408) 2023/09/25(Mon) 18:37:17 |
【墓】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ (+66) 2023/09/25(Mon) 18:43:20 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡────初めは弁護士を呼べの一点張りだったくせに。 とは、わざわざ口にしない。 男の目の前にいるのはアレッサンドロ・ルカーニア。ノッテファミリーの幹部。港の支配者。 この男が最も嫌うマフィアだ。 男はマフィアを嫌っている。 それでも。 単に嬲り排除するのではなく、法に則って裁きを下そうという気は合った ────その法が悪法であれば無意味な真摯さだ 。は、とこれはひとつ息を吐く。 努めて冷静でいようとする仕草だった。かつてのけだものは今鳴りを潜め、そこにいるのは単に一人の巡査長。 ととん。再び紙面をペンが叩く。とん。とん。 「アリソン・カンパネッロ。」 「お前が口に出した名前だ。」 「どうしてお前が知っている、何を知っている。」 聞きたいことはそれである。 言ってやったぞ、さあ聞かせろ、と。 煮えはすれど燃えない金が語った。 (-409) 2023/09/25(Mon) 18:46:46 |
【秘】 favorire アリーチェ → 暗雲の陰に ニーノ「……そんなことないわ。 ちゃんと真実を受け止められる力が弱いって事で…… ……でも、共感してもらえるのは、嬉しいな」 頼りない先輩でごめんね、と、撫でられる手に僅かに力を入れて、苦笑する。 あまり元気はなかったけれど、貴方の言葉一つ一つを大切に聞いていく内、とある言葉にハッと顔を上げる。 「……優しさで、騙す。良い夢……」 それは大切な人がよく自分達に使ってくれていた手法で。 何かの糸が繋がったかのように意識が明瞭になり、続く貴方の言葉もわかりやすく、聞き取れる。 「……そう、そうね。表面上の行為だけを見て、目を逸らしていたら、大切な物は何一つ見えてこない、わよね……」 「騙されて嵌められた事から目を逸らしていたら、そこに込められた感情さえも蔑ろにしてしまう……」 「ありがとう、ニーノ。わたし、全然大事なものが見えてなかったみたい。でも……もう、大丈夫。幼稚な感情で自分の目に蓋をして、全部見ないようにするのは、やめるわ」 それで傷付かないのは、結局自分だもんね。 心からの感謝を貴方に告げた。 「あっ、ニーノも無理はだめよっ、 痛い?痛かったよね、よしよし……」 傷口に触れて痛くないように親指の付け根あたりをそっと摩って。 「……本当にありがとう。このまま牢に戻されてたら、ずっとこの事ばっかり考えていたかと思うから、ニーノに話せてよかったわ。……何か相談事があればいつでも呼んでね。私も少しでも力になりたいから……」 勿論、今でも。と、笑う。 (-410) 2023/09/25(Mon) 18:50:29 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ「ええー。気になるのにい。」 「はあーい。」 一瞬口を尖らせるも、次の時にはへらへらと。 私語を注意された子供の態度で笑っている。 「……。」 着席をすると、打って変わって、今度は静かな女だった。 ただそのつま先が、ぱたぱたと揺れている。 とん、とん。あなたの鳴らす音。 それに合わせて、音もなく床を叩く。 (-411) 2023/09/25(Mon) 18:52:01 |
【墓】 favorire アリーチェ>>+62 黒眼鏡 「い、いえ……そう言う方を作るのは、今は…… その、今で精一杯と、言いますか……」 ごにょごにょ。急に口籠ってしまう。 意中の相手がどこかにいますとバレバレありありな所作。 「飲み始めは皆さんそうだと聞きますが今でも何ですか? ……じゃあ、雰囲気を楽しんでおられる方が多い……」 微妙に失礼だ。 「えぇ、そんな事したらあっという間に泥棒に入られてしまって、教会内の治安、一気に悪化しますよ。だめですだめ! もう、もし長期間口座が用意できなさそうなら取りに来てくださいね!返品です返品!なんたって、あれ隠しておくのも、結構勇気がいるんですよぉ……」 #収容所 (+67) 2023/09/25(Mon) 19:04:47 |
【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ「あ、なんだ。あんたちゃんとやむを得ないって思ってんだ」 「よかった〜。暴力振りてえから警察やってんのかと思った」 安心したわ〜、と心にもない事を言う。 そこでようやくまた口元に薄く笑みが浮かぶのだった。 「おや。そらごもっともだ。捕まるには捕まる理由がある」 「例えば猿の考えた横暴な改正案とかな」 かつん。かつん。 叩く音は続いている。貴方の神経を逆撫でする為の音。 傍迷惑なメトロノームが、二人の間で響いている。 「じゃああんたも悪いのか?檻の中のお人」 「なんで俺が檻の外に居るんだろうな?」 「世の中には良い法律と悪い法律がある…… 今回のはことさら悪い。数撃ちゃ当たるって? ダセェな……所長代理顔真っ赤かよ」 何のために男がここに居るのか。 ただの嫌がらせ だ。敵討ちにしては陰湿で、悪戯にしては大胆。 憂さ晴らし、八つ当たり、その他諸々。 なんにせよ質の悪い事! 「おかげですっかりここはサーカステントだ。 悪人嬲りは正義の人々の心をスッキリさせる 脱法エンターテイメントですからね。 楽しそうで何よりだよ……」 (-412) 2023/09/25(Mon) 19:08:21 |
【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ/* 拷問売りの少女様Ciao!夏に瓶ラムネ、そして最後の狂犬です。 拷問販売ありがとうございます。よろしくお願いします。 @イレネオさんの状況ついて 凡そそういった事情をお察ししておりましたので問題ございません。 ご丁寧に回答ありがとうございます。 A聞き出してほしい情報について 聞き出して欲しい情報とは少し異なりますが、マフィアから押収した銃の所持についてボイスレコーダーはありますが件の警部補との証言の食い違いもあり、 また、A.C.Aにてマフィアの一人が仲間であったり、ルチアーノさんと仲良く歓談検挙(ルチアーノさん出頭)、>>L4 のダニエラさんは簡単に自首をしないような罪でありながらリヴィオと共に出頭してきた点から、 リヴィオ・アリオストはマフィアの内通者ではないかと上層部が疑っている形が一番拷問を受けやすいのかなと思いました。 質問にするのであれば「内通者か否か」「銃の使用目的は?」等でしょうか。 勿論否定しますし実際異なりますが、簡単には口を割らないような質問である点から気にせず拷問していただいて大丈夫です。 殆ど何もしていないのに拷問するのはどうなんだ?という場合は遠慮なくお伝え下さい。 B特にされたい拷問について 特にというのは思い付かず、申し訳ございません。負担のない範囲で行っていただければと思います。 CNGについて 実は当方こういった方面で特にNGというものはございませんが、今回の状況において後(エピ)にこうでない方がいいという点が欠損・後遺症の二点となります。 水責めや爪剥ぎ・骨折等治療可能な物は大丈夫です。是非。 Dその他について 恐らくダニエラさんについて「彼女の爪を剥ぐのは遠慮して欲しい」と口にしますが、あくまでRP上となりますので、NGとしての発言ではございません。 御相手様の希望の可能性もございますし、もしものために先のお伝え失礼致します。 また、現在体調不良電池切れ人間で右手は猫による引っ掻き傷で化膿し発熱、頭痛、食欲不振状態です。 表の通り病院へは一度出頭前に行きました。念の為の情報提示です。 こちらこそ長文失礼いたしました。何か不明点・質問等ございましたら遠慮なく仰っていただければと思います。 (-413) 2023/09/25(Mon) 19:25:47 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → corposant ロメオ「お前からなら……聞いてやっても良い。 刺されなきゃ……いいんだろぉ……?」 もっとも断ることも知らない性分ではあったが、ネクタイを引かれればきっと自分から付けたみえない首輪がそこにある。 貴方の首にもきっと。都合良く絡まないように自分の分のリードを引いてやろうと思う。 「何度も、やられて、たまるか」 噛み付くように口付けを落として、声を上擦らせながら笑ってやった。 体制を変え腰を上げズボンも下着も脱ぎ去りれば、堪えきれずに既に持ち上がっていたものが外の空気に晒された。 先端から透明なものを滴らせる下半身は、毛の先一本まできれいに整えられている。 使用感のない後孔は指が宛が得られればヒクリと疼き、さらなる刺激を待ち望むように、艶めかしく腰は揺らされた。 久し振りでありながらも男の体が快楽を吸収するのは早かった。 圧迫され解される感覚が全て快感にかわれば、どんなに拙い仕草であろうとも甘く声を上げる姿が晒される。 その上で手慣れた動きであろうものならば、想像できない刺激には声を抑える思考もそぞろに敏感に締め付け早めの限界が訴えられた。 「ぁ……んんぅ、ロメオ……もっ、とそばに」 一段と愛おしそうなものを見つめる視線に偽りなどない。 貴方という存在を焦がれ、際限なく欲し甘えていた。 (-414) 2023/09/25(Mon) 19:27:46 |
【秘】 また、歌う カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「……。」 小さく告げられた言葉に、続く笑いに、 こちらははっきりと間が空いた。 ふっ、と小さく吐く息の音。届くかは、少し怪しい。 「少なくとも、俺の事はちゃんと守ってくれてたよ。 だって傍に居てくれたじゃないか、ずっと。……今も!」 「ふふ、いいな。退所祝いにメシ食いに行く時、 そこにアレっさんも呼ぶ予定だったし。 エリーもそん時一緒に行くか?ついでにその場で アレっさんに言って腰抜かさせようぜ、 『俺達、結婚します』ってさあぁ!」 けらけら、笑う。海の近くかあ、なんて声。 「三日月島ってのもありだよな、そうなると。 知ってるか?あの島の鐘は音がいいんだ。 前休暇の時に行って聞いたのがよくってなあぁ…… やーでもケーキも、ってなるとアレっさんの 港の近くもありだよな〜。報告の時に相談するかあ。」 「勿論ですとも、俺のお姫様。いつでも、どこにでも。 お傍に居ますよ、俺は。なんせ王子様だからな」 けらけら、声音に幸せを乗せて。運んでから、 少しだけ真面目なトーン。 (-415) 2023/09/25(Mon) 19:30:32 |
【秘】 また、歌う カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「……エリー。俺も尋問は受けた。イレネオ、だっけか? あいつだ。まあ幸い、相手は尋問の素人だったからさ。 ちょっとした怪我と、嫌がらせを受けただけで済んだ」 内容については、今触れる必要もないだろう、カットして。 「でも、もし尋問のプロが相手なら、エリー。 なるべく、隠すのはやめてくれ。 俺の情報なら何を言ってもいいから、 間違っても意地を張って何も言わないような事は、 しないようにしてくれ。頼むよ」 ほんの少しの間をおいて、ため息を吐く。 「……尋問する側からすれば、黙ってる奴は…… いいおもちゃなんだ。頑丈で、そのくせ、 黙ってるのが長い程、あとでよく啼く。やりたい放題して、 プライドも肉体もボロボロにして、情報も貰える。 いいことづくめのおもちゃでしかない。 だから、言えと言われたら、俺の事を言ってくれ。 他に守りたいものがあるっていうなら、それでもいい。 けど、せめて俺に、少しでもエリーを守らせてくれ」 カンターミネは悲しげに歌う。それは、『経験則』だ。 無論――する側、の。 (-416) 2023/09/25(Mon) 19:38:19 |
【秘】 corposant ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「そ。撃たれても、許しませんけど」 ……薬で死んだって嫌だし、うっかり事故で死んだって嫌だ。 そんな日が来ようものなら、そういう世界の造りに落胆し、 暫くの間は世を儚むことになるだろう。 「なぁんだ、残念……ん、ハハ」 下衣を降ろしたところで、こんな所まで気を使っているのかと感心したものだ。貴方のシャツのボタンの一つ一つを外しながら、丁寧に後孔を解していく。擦って、押し込んで、指を増やして。 その度に上がる甘やかな嬌声は随分耳に毒だった。 もっと聞きたい、もっと自分の手で乱れている姿が見たい。 貴方が、この自分の手で、こんなになって。 頭がぼーっとしていた。自分の鼓動がいつの間にかうるさいことに気が付いた。 「は、」 それを自覚した瞬間に──奇しくもそれは、 貴方のその言葉が聞こえた瞬間と同時で。 「……アハ。挿れます、じゃあ」 ──どっと、限界が来た。きっと互いにそうなのだろう。 自分も下衣を降ろす。もはや自身の準備などいらなかった。 上を向いたそれに手早にスキンを付けて、 「ぁ、はあ、っ…………熱……」 そのまま覆い被さって抱き着くみたいに、ぐ、と腰を押し進めた。ゆっくり、負担にならないように、奥まで。 (-417) 2023/09/25(Mon) 20:02:38 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 新芽 テオドロ「なんだ、余計な心配だったか」 本当に手間をかけているのか、貴方から帰ってくる言葉には安心したように一息をつく。 お手付きであるのは確かであるので嘘ではなかった。 最近はそんな時間はなかったが。 「あ? テオドロがマフィアにい? ……向いてないことはないだろうよ。 俺の前で全裸にもなるし、意見もはっきり言えるし、 なにより死ぬよりマフィアになる方がマシなんて大したもんだろ」 「俺より向いてなかったやつも早々いないさ」 (-418) 2023/09/25(Mon) 20:10:00 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「……だからあんまり言いたくなかったんだよ。 幼馴染に言えるか、なんというか…… あー……男の色だったわけでもないが……そういうこともしていた」 過ぎたことではあるが、色んな経験もあれば今にそれを拒むことでもないと。 ある種貴方にとっては悪い方向性で、この男はいかなる内容も断ることを知らないのかもしれない。 相手によって決めるが、お人好しなどではなく、出来るかどうかで決めている。 「は?なんだそれは、……」 即答がされなかった。なんとも比べにくいジャンルだ。 相手が黒眼鏡であれば答えられたのに。 「……お前、だよ」 少し悩んでからそう応える、目の前にいるのに手放したいとは思えなくて。 (-419) 2023/09/25(Mon) 20:29:25 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ――甲を撫でただけでは、親指の具合には気付く事はできなかった。せっかく包帯を巻いているのを暴くような真似もしたくはなかったし、あまり強く聞くのも嫌がりそうな気配がしていたから。 それでも、痛そうなのはわかったから、あとで痛み止めを正規の手段で差し入れするつもりで居たが。 「キス、されるのかと思ったのに」 あの時はキスどころか変顔をされたけど、今度は違うと思う。 思ったけど、その唇はなかなか降りては来なかった。 「キス、されるのかと思ったのに」 ガラスの壁のない金の瞳をじっと見て、くすりと笑う。 強引なくせに、こんな時はいつも止まるし。 なんでも確認しようとする。 そんな、犬のようなあなただ。 ”いいよ”をしたら、多分。 あなたが躊躇するなら。 目を閉じてあげようか。 (-420) 2023/09/25(Mon) 20:39:12 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「っ…!」 テオドロに聞けば良い。 そう口に出そうになったけれど 弟をこんな男の手に晒すのは、許せなくて。 「は、っぅ……んっ…… そういう逢い引きするような相手は 男だろうが女だろうが、いねえっつってんだよ。」 体を震わせて、ぞわり、ぞわりと走る感覚を堪えて 喉を撫でられれば反射で熱い息が漏れる。 逢い引きする相手は居ないのだ。それは本当。 大切な相手は居るけれど それこそ言えば碌なことにならないから、口には出さない。 変わらず、熱に浮かされた瞳で睨みつける。 お前なんかに屈しない、と。 (-421) 2023/09/25(Mon) 20:42:45 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「それで僕に、男の恋人の事聞いたの?」 あれは本当に、何の話かと思ったのだ。 答えた内容については、今も見解は同じだ。 ただ、男を受け入れたことがないわけじゃない……とは、あの時言わなかったが。 「まぁ、過去のことを言ってもしかたないよね……。 そいつにはちょっと殺意沸いたけど」 「でもよかった。ここでそいつだと答えられたら、振り向いてくれるまで頑張らないといけないとこだった」 それは手順が増えるだけ。 やることは何も、変わらないんだけど。 黒眼鏡が言っていた。 『マフィアとして生きさせなくするなら、生きる意義を奪え』と。 『そしてそれをやるなら自分に依存させるのがセット』だと。 「キミを愛しておいて、居なくなったやつなんか、いらないよ。 それなら、 僕がずっとキミのそばにいる 。キミには、僕が居るし、絶対に裏切らない」古ぼけた首輪が見えた気がした。 それはきっと、その男が昔かけたものなんだろうから、今、それに力はない。 だったら今は僕が、それに力を与えようと思う。 ――僕が家族でも恋人でもなんにでもなるから、それならもう、ノッテも要らないよね? いつかで良いから、人に依存しなくても生きれる世界で息がしやすくなって欲しいんだ。 (-422) 2023/09/25(Mon) 20:54:34 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ「後で無理やりにでも会える機会作ってみるか? 無駄に集まれそうな場所があるなら、……まー。 起きてたら姿見せてやるよ」 誰か程ではないが。誰か以上かもしれないが。 男は酷く無気力で動かなくなるタイミングがある、そのときは頑張れないかもしれない。 いい男を見せられる時と見せられないとがあると、これもまた正直に告げた。 「ずっと格好つけれるやつなんて早々居ないってことだな。 ニーノも頼ったり甘えるのは悪いことじゃあない。 ……バランス良く、いざという時に駆けつけられる男になればいいさ」 身分も気にせずやりたいことを貫けるようなそんな奴になって欲しい。 最後の一口だと言いながら差し出したスプーンも特に遠慮なく。 自称甘ったれは少しでも貴方が元気である時間が続けばそれで良いと思った。 落ち込んだらまた見に来ればいいだろうから。 (-423) 2023/09/25(Mon) 20:56:28 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → マスター エリカ斯くして、あなたが答えに窮する事はなかった。 ふたりきりの店内には、変わらず穏やかな時間が流れている。 「ええー、いいじゃないですかあ。 料理ができる人に直接レクチャーしてもらうほど 便利なレシピ本もないですよ!」 わざとらしく口を尖らせてみせて、軽口ひとつ、きゃんと吠える。 実際、あなたは調味料の類は全てきちんと計量して使う。 きっと料理上手な人を新しく探すよりも、 物言わぬレシピ本に習うより話が早いのも確かな事。 「…ふふ、ありがとうございます」 サブマリノ。工程を眺め、名前を聞いてまた小さく笑んだ。 食も酒も、あなたには不思議と好みがばれてしまう。 それに何某かの疑りを気にはならないのも、また不思議と。 ゆっくりとグラスを傾けて、色や香り、味の変化を楽しむ。 そうしてゆるりと五感で味わうのは、 随分と久し振りの事のように思うけれど。 「マスター。 いつか 私 が居なくなっても、また見付けてくれますか」いつかはこの名前も仕事も、なかった事にしなければならない。 それでもやはり不思議と、あなたなら見付けてくれる気がして。 (-424) 2023/09/25(Mon) 21:10:11 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ/* おっかしいな……セリフの位置変えた時消したはずが残ってダブってるな……(悲しい 大事なことは2度……言ってません。言ってないよ。 申し訳ない……! (-425) 2023/09/25(Mon) 21:12:23 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ思惑があってこちらを囲い込もうとしているのだろう。 とまでは分かるが、位置を調整されていることまで気が付けただろうか。 自分の見つけた逃げ道は、誘導されたものではないのか。 そこまでは、思考が追いついていない。こちらに、地の利があると信じ込んでいる。 「お生憎様」 「私、リードされるよりする方が好きなのよ」 頼んでもいないことを聞いてやる義理はない。 ショートブーツが地を蹴って、低い姿勢であなたの横を走り抜ける。 大人から逃げることには慣れっこで。 路地裏は、自分達スラム育ちの庭だ。だから、あなたを撒くことは容易だなどと 思い上がっている 。逃げ込んだ路地で、携帯からメッセージを送ろうと画面をタップしている。ただでさえ文を考えるのは苦手なのに、焦ってうまく打てない。 (-426) 2023/09/25(Mon) 21:22:10 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → また、歌う カンターミネぶらぶらと広義の街歩きを続ける中、貴方の経営するモーテルの近くに差し掛かる。 主のいないそれはいつもよりもひっそりと眠りの中にあるように思える。 貴方の鼻歌が聞こえず、高笑いもなく、妙な踊りもない。 押せば鳴るテディベアにいいなあ、と言ったのは数日前のこと。 それから顔を合わせられていない不思議な先輩のことを思うが、今は警察に近づくこともできない。 というわけで、貴方が戻ってきたときのために端末にメッセージを残しておいた。 『先生へ お怪我はありませんか? あれば、痛みを眠って忘れようとしないでくださいね。 しっかりと休んで、ご飯も食べて、野菜も食べてください 無事に戻って来られたら、先生の歌が聞きたいです』 別にここからいなくなるつもりもないし、捕まるつもりもない。 ただなんだか、書いておきたい気分だったのだ。 (-427) 2023/09/25(Mon) 21:46:44 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 路地の花 フィオレぶらぶらと広義の街歩きを続ける中、いつぞや貴方に連れて行ってもらったバーの近くに差し掛かる。 平然な顔をして、背中に冷や汗を多分に流しながらはいったそこはいかにもな「大人の世界」風で、そこで貴方に奢ってもらったノンアルコールカクテルの味を思い出した。 それと同時に思い出すのは、あまりにも酷な知らせを聞いて泣き崩れる姿。 貴方の上司に言付けた伝言は、しっかりと伝わっただろうか? 分からないから、端末を取り出してぽちぽちと文字を綴る。 『フィオレさんへ 元気じゃなくていいので、どうか無事でいてください。 元気だったら嬉しいです。 落ち着いたら、また遊んでくれると嬉しいです』 別にここからいなくなるつもりもないし、捕まるつもりもない。 ただなんだか、書いておきたい気分だったのだ。 (-428) 2023/09/25(Mon) 21:56:11 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → また、歌う カンターミネ「……。」 「…ふふー。…うん。それでえ、ミネもずっと」 「あたしの傍にいてくれたあ。」 ずっとずっと。昔から。今も。 心細い現実をこうして笑えているのは、あなたがそこにいてくれるから。 「アレッサンドロさん、びっくりするかなあ。」 「……。また、なんかたくさん高いものくれそお。」 それもたくさん。容易に浮かんで、また笑んだ。 するり、するりと小指を撫でて。 「ふふー。やったあ。」 「うれしいなあ。…王子様」 「 だいすき 」とくとく、自分の鼓動の音を聴く。 そうして真面目な声音には。 「…んー?…ふふ。」 小さな笑顔を、ひとつ。 女の中では不思議と、あなたの言葉を聞く今も、緩やかな空気が過ぎる。 (-429) 2023/09/25(Mon) 21:57:46 |