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【独】 エウロパ 死に追いやられないための努力に なにをしていたのか私は知らない。 ユスティがそこまで言うなら大丈夫だとは思っても 危険だと分かってても付き合ってくれるその決意に 応えられるか、自信がなくて。 でもそれも、秀才を舐めてるってことになるのかな。 (-25) 2023/10/14(Sat) 5:04:30 |
【独】 エウロパ 火の魔法は単純に相性が悪いのかなって思ってた。 だって、私は氷や風の魔法が得意で それと火は相性が悪いのかな、って。 ユスティに聞かれるまで深くは考えてなかったけど 小さい頃に火傷したことがあるのを思い出して 原因の一つかもしれないって思うんだ。 火傷させないか怖いから火を使いたくない。 聞かれなければ曖昧なままだったことも ユスティのおかげではっきりとして。 (-26) 2023/10/14(Sat) 5:05:29 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「魔法で何かあったわけじゃないけど 小さい頃に火傷したことはあったよ。 加減を間違えて火傷したくないし…… 火傷させるのも嫌だから、 魔法で火を扱いたくないの。 焼け落ちたりしたら取り返しつかない……。」 (-27) 2023/10/14(Sat) 5:06:19 |
【墓】 エウロパ 言いながら、袖をまくって腕を見せる。 よく見ればそこには火傷の痕が見えるはず。 私の家族では痕までは消せず、 自分でも消し方が分からなくて。 火傷の痕を意図的に隠したりはしてないから 何処かで知られててもおかしくはないかな。 (+11) 2023/10/14(Sat) 5:07:58 |
【墓】 エウロパどうして風を選んだか、っていえば 氷の次に得意な魔法でもあるからだけど 氷を飛ばしてモモイ先生の腕を落とした出来事が 頭に過ってしまうからで。 もし、ユスティにどうして氷の魔法じゃないの? って聞かれたならモモイ先生の講義のことを 話すことになるけれど。 風の制御が難しいのは理解しているつもり。 この前空を飛んだのは偶然に近い成功。 あれを安定して成功させることは出来ない。 空を飛ぶまでいかなくても 今の私では難しいだろうと思う練習を選ぶのは 隣にいるユスティへの信頼から。 (+12) 2023/10/14(Sat) 5:08:58 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 君がいるなら出来るかな。 君の傍に居るなら成功させたい。 ユスティの心境も知らないまま 私は真剣にどうすればいいか考えてた。 (-28) 2023/10/14(Sat) 5:09:23 |
【墓】 エウロパ 成功させたいって想いだけで簡単に成功するほど 制御の練習は甘くない。 燭台を吹き飛ばしかねない風が巻き起こって どうしよう、やっぱりできなかった、って 動揺してしまったのが伝わったのか。 (+13) 2023/10/14(Sat) 5:09:56 |
【秘】 エウロパ → ユスティ不必要な魔力まで溢れているのは私にもわかるのに。 どうすればいいんだろう、わからない。 不安そうにユスティを見てしまう私を 落ち着かせるように、支えるように 強く手を握られる。 ―――――魔力の流れが変わっていく。 (-30) 2023/10/14(Sat) 5:10:46 |
【秘】 エウロパ → ユスティこの感覚を覚えないといけない。 私が少しだと思っていた魔力量は多くて もっと少ない魔力でも魔法は成功するのだと 君が、教えてくれる。 強風はいつしか頬を撫でるような風へと変わり 蝋燭の火はゆらりと揺れた後に、消えた。 (-32) 2023/10/14(Sat) 5:11:46 |
【墓】 エウロパまだ、成功したとは言えない。 風を止めた後、ユスティから手を離す。 「ユスティ……? いま、何を……どうして…? 魔力、が……。」 何が起こったのかはわかる。 だから私が聞きたいのはそこじゃなくて。 (+14) 2023/10/14(Sat) 5:12:31 |
【秘】 エウロパ → ユスティあれは、私の魔力を含んだ水のせい。 私のせいで、怪我をさせた。 また同じことが起こるんじゃないか、って 不安になって、君の手を見ようと手をのばして ―――――伸ばした手は空で止まる。 触れたら危ない、かな。 大丈夫なのかわからなくて 不安そうな目でユスティを見ていた。* (-34) 2023/10/14(Sat) 5:13:18 |
【秘】 ユスティ → エウロパそれは魔法を扱えるかどうかよりも 誰かが傷つくということの方を指す。 当たり前のことだと思う反面 その当たり前の事が人よりも重いことを 目の当たりしてしまえば この訓練を通してエウロパが何を得るべきか 自ずとその答えも見えてくる。 (-38) 2023/10/16(Mon) 0:40:46 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「いいかいエウロパ。 力を正しく扱う努力を怠るのは 確かに罪かもしれない。 でもね、持って生まれた力には… 力そのものには、なんの罪もないんだ。」 (-39) 2023/10/16(Mon) 0:41:57 |
【秘】 ユスティ → エウロパエウロパに見せた掌は あの頃とは違って綺麗なまま。 それは努力によって得られた器。 彼女の才能と力を受け入れたという証。 (-41) 2023/10/16(Mon) 0:46:28 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「キミに出来ないことはボクがやる。 ボクに出来ないことはキミがやる。 いずれそれじゃ通用しない時が来るけど 今だけはこういうのもありでしょ?」 (-42) 2023/10/16(Mon) 0:47:36 |
【秘】 ユスティ → エウロパ触れるのを躊躇ったかのように エウロパから伸びた手が止まる。 その意図を察したユスティは 彼女の手を引くと頬に片手を添えて。 「ほら、もう大丈夫だ。今見せたろう?」 そう笑って手を離すと 掌に氷の花を咲かせてみせた。 (-43) 2023/10/16(Mon) 0:51:02 |
【秘】 ユスティ → エウロパ掌に咲いたスターチスを あの日からずっと持っていた彼女の髪飾りと 共に掌の上へと乗せたまま魔力を込めると スターチスは髪飾りの装飾となって 新たな星となり輝きを放つ。 いつか返そうと思っていたけれど せっかくなら何かひとつでもと ユスティが必死に考えた末の選択だった。 (-44) 2023/10/16(Mon) 1:02:31 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「この花はキミの魔力を貰って咲いているんだ。 もし魔力が溢れ出そうになっても しばらくはこの花が受け止めてくれる。 せっかくだからキミのためにと思って。」 (-45) 2023/10/16(Mon) 1:03:25 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「……うん、怖いの。」 自分が傷つくのが怖いんじゃなくて 好きな人を傷つけるのが怖い。 私が失敗してしまうことは 誰かが死ぬことにすらつながりかねないから。 (-47) 2023/10/16(Mon) 19:16:25 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 「私は……いるだけで疎まれるんだ、って 力を持っているだけで罪なんだと思ってた。 君に嫌われたと思ってたあの日からずっと。」 (-48) 2023/10/16(Mon) 19:16:47 |
【秘】 エウロパ → ユスティでも、違うんだね、って。 安心したように笑うんだ。 もうこれからは悲しい思いをしなくて済むんだ、 その事実は私をすごく安心させてくれる。 (-49) 2023/10/16(Mon) 19:17:20 |
【墓】 エウロパ理屈じゃなくてやってみればいい。 ユスティのおかげで火だけが消えて 失敗だったはずの制御が小さな成功へと変わる。 自分一人では絶対にこの感覚を掴むことは出来ない。 以前モモイ先生が言ってたのは ユスティのことだったんだ、って。 今更納得してしまうんだ。 (+20) 2023/10/16(Mon) 19:18:21 |