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【秘】 ウーヴェ → ヴィム ( なあ、ヴィム 俺がお前の心が変わるまで 見守るよって言ったらどうする? ) ( そんなの必要ないって言うか? ) ( 関係ないから好きにしろって言うか? ) (-6) 2022/05/25(Wed) 5:34:15 |
【人】 ウーヴェ[ どんな巡り合わせか ヴィムを知って 話を聞いて思ったこと。 彼の心を変えることは出来ない。 それなら変わるまで見守るくらいは 許してくれないだろうか、と。 同情と表すには言葉違いで 近い言葉で表すとすれば ”心残り”が死んだ後にもできてしまったから。 ] (19) 2022/05/25(Wed) 5:34:29 |
【人】 ウーヴェ[ 語ってくれたことがただの気まぐれだとしたら 俺がそれを聞いてどう考えるか。 その答えに気付かなかったことが悪い。 と擦りつけてでも、とは思うけれど。 俺にはまだ踏み切れない黒い心の穴がある。 その黒は俺の心臓を壊し 穴を開けた。 穴は静かに広がっていく。 タイムリミットがあるのは俺の方。 放っておけば俺は時期に■に染まる。 拒む必要なんてない。 ただ放置してくれば。 だからどうか ーーーーでほしい。 ]** (20) 2022/05/25(Wed) 5:35:06 |
【人】 ウーヴェそれとこれとはスケールが 大分違うだろ あ、おい!ちゃんとマスターには ごめんなさいってしたんだろうな [ そんなレベルで済まされるかどうかは 俺にはわからないのだけれど 酒場へと戻った後にマスターを心配そうに見る目に その腕のことも含まれていたのは間違いない。 ]* (22) 2022/05/25(Wed) 5:37:19 |
【赤】 騎士 ノア[ ───王様と妃様の間には、 三人の子どもがおりました。 二人の王子と、一人の王女。 皆、御二方に似て容姿端麗でありましたが 王女様は、その中でも特段美しく。 金糸のような色に絹のように滑らかな髪 コバルトブルーの海より鮮やかな瞳 噂伝いではありましたが 国中が彼女の美しさを知っておりました。 ] (*6) 2022/05/25(Wed) 6:02:29 |
【赤】 騎士 ノア[ ようやく両手を使い歳を数えるようになったころ 王女様は剣を選びます。 自分のことを守る大切な剣。 選ばれたのは水色の髪が特徴的な 少年 でした。 ] (*7) 2022/05/25(Wed) 6:03:02 |
【赤】 騎士 ノア[ 夢を捨て、王女様に仕えることになった少年。 王女様と少年の仲が深まるのには、 かなりの長い、長い時間がかかりました。 少年が青年へと成長し 王女ではなく、一人の少女として 王女のことを見続けようと決めてから 時が経ち、指を折り返し数えて、 王女様12の誕生日を迎えた後のことです。─── ] (*8) 2022/05/25(Wed) 6:03:50 |
【赤】 騎士 ノア[ ────いつものように、 青年に甘い笑顔を向けて町へと向かい 喧騒の中でも美しい花を咲かせていたお忍びの王女様。 "貴女が振り向く場所へ私がいよう" そんな騎士の誓いはあっけなく、 破り落とされてしまうのです。 ] (*9) 2022/05/25(Wed) 6:04:20 |
【赤】 騎士 ノア[ どれほど御本人が 忍びたいと言っていても、一国の王女。 まさか本当に忍んでいたわけもなく、 護衛は近衛騎士以外にもおりました。 安全な環境にいた。 間違いのない時間だったのです。 ですが。 ] (*10) 2022/05/25(Wed) 6:05:34 |
【赤】 騎士 ノア[ 王女様の美しさに目が眩んだ賊が、 禁じられた魔法を使って 王女様を攫ってしまったのです。 手がかりはほんのわずか。 辿れるような魔法に長けた者を 探すにも時間がかかります。 悠長にしていたら 王女様は二度と帰ってこないのではないか? そんな不安が、王室中を襲いました。 突如として消えた王女様。 王様へ報告に駆けつけたのは、 彼女の近衛騎士─────では、ありませんでした。 彼女の近衛騎士も、居なくなっていたのです。 「 必ず見つけてくる 」 そう伝えて貰うよう、言い残して。 ] (*12) 2022/05/25(Wed) 6:07:56 |
【赤】 騎士 ノア[ ───そうして二人が消え、 1週間ほど経った頃。 水髪の近衛騎士は、王女様を背負って現れました。 騎士は確かに、誓いを守ったのです。 幸い、王女様はずっと気を失っていたのか 以前とお変わりのない様子で また国民達の光となりました。 王女様を助け出した騎士は、 その功績を持って罪を免れることにもなったのです ] (*13) 2022/05/25(Wed) 6:09:04 |
【赤】 ユスターシュ ……ぁ? [気づいたら崖の下。 一体どれ程気を失っていたのか。日が、眩しい気がした。 ゆっくり体を起こす。] 生きて……る、のか? [信じられない、といった風に周りを見渡す。 胸に受けた筈の傷がない。 血だまりが己のいる場所に見える。 体は、おそらく動物に持っていかれたのだろう。この場で見つかる事はなかった。 もしかしたらその後、人の味を覚えてしまった狼の討伐依頼がギルドに入ったかもしれない。] ……! アイシャ! [どうして助かったとか気にするのは後にした。それよりも、何よりも愛娘が危ない。 あの女は彼女を、娘をどう扱うかなんて わかったものじゃない。 体がやけに軽いのに気づかず。 その場を飛び出した。] (*16) 2022/05/25(Wed) 8:36:15 |
【赤】 ユスターシュ[そうだ、薬草を持って帰らなくては。 急いで崖の上に、 何でもないよう登れたのに疑問をもてなかった。それだけ余裕がなかった。 先日取った場所になくて、奥深くにもぐって 木々は冒険者時代の身のこなしでかわした 魔物が一体も自分の元に来なかったのには僅かに違和感があったが、時間が惜しかった。 探して、探して探して探して 時間の経過で起こる筈の空腹も、眠気も 何も感じないのに気づかない。 やっとで見つけた時、空がどれだけ色を変えていたとか分からなくて 上手く手に掴めないのにイラついて 魔法で草を刈り取って、手にした その手からすり抜けたのに気づかない。] (*17) 2022/05/25(Wed) 8:36:21 |
【赤】 ユスターシュ[それから走った。 不思議と息は切れなかった。 走って走って走って走って……] おじさん! おばさん! 悪い! 今帰った! アイシャは! アイシャは無事か!? 変な女剣士は来なかったか? [いつも通り宿屋に入って 落ち込むようなおばさんを 旦那さんが背をさすっていたのを見た。 彼らは、こっちを見なかった。] おい、遅かったの怒ってるのか? 悪かったよ、ちょっと色々あって なあってば! (*19) 2022/05/25(Wed) 8:36:51 |
【赤】 ユスターシュ ────── あ? [己の手をまじまじ見る。 何の変哲もないように、見える だけの 手。もう一度、目の前の夫婦を見る。 自分の存在に欠片も気付いてない 彼らは優しいから、無視などする筈がない 彼らは、通常通りに宿の営業を行っている 客であろうか。 誰か、知らない人が通り過ぎた。 自分の体をすり抜けて。] ……待ってくれ [目の前の世界に、分厚いガラスが張られたかのようだった。 寒くなんて感じないのに、体が震えた。] (*21) 2022/05/25(Wed) 8:37:04 |
【赤】 ユスターシュ ────なん、だ、よ……これ [ふらり、と体がふらついて。 その場にあった壁すら通り抜けた。] ……俺、は 俺は──── [はた、と気付いて大急ぎで二人で使っていた部屋に走っていった。 あれからどれだけ日が過ぎていたのだろう 娘はどうなったのだろう。 頼むからいて欲しい。 そんな願いは簡単に打ち砕かれる。] アイシャ!! [宿代を少しでも浮かすために、空いた時は従業員もしていた。アイシャも働いていたのもあって使わせて貰っていた従業員用の日当たりの悪い部屋。] (*22) 2022/05/25(Wed) 8:37:15 |
【赤】 ユスターシュ[そこで二人で生きていた。 寒い日は二人で寄り添って眠ったり 一緒に美味しいレシピを考えたり 家を買ったら何をしようかって そう、最近あげたリボンも喜んでくれて…… この扉を潜れば 娘がいつも通りに「お帰りなさい」と 笑ってくれると信じ たく て───── ] (*23) 2022/05/25(Wed) 8:37:23 |
【赤】 ユスターシュ ……あ、あ、あ、………… ああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああ [その慟哭は、誰にも届かない。] [その日から、一人の亡霊は彷徨い続けた。 アイシャ、アイシャ、と愛娘の名を呼びながら。 呼び続けながら 街中を彷徨い、気付けば外に出て 居る筈もない場所を彷徨い迷い 彼女の名をただただ呼んだ どこを探せばいいのかもわからず 人間らしい感覚を失った彼は 人間らしさをどんどん失くして ただ妄執一つがその存在の足を進め続けた。] (*25) 2022/05/25(Wed) 8:37:35 |