人狼物語 三日月国


153 『Override Syndrome』

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【人】 女子大生 マユミ

 
[ 二人わたしの幸福を心から願ってくれている。
  そんな人はきっと、目の前の先生くらいなもので。


          それこそが今の私が持つ、
          得難い幸福なのではないだろうか。 ]
 
(8) 2022/06/17(Fri) 22:34:22

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 診察が終わり家に帰れば、母にまず事情を説明した。
  スマホは外出する時以外は、母に預けるようにして。
  久しぶりに摂ったまともな食事は、
  真結実の好物だった母のお手製のポトフ。

  口に含めば、温かさとコンソメの旨味が広がる。
  エデンの疑似体験では決して味わえない感覚だ。 ]

 
(9) 2022/06/17(Fri) 22:34:57

【人】 女子大生 マユミ

 
 
  『 りょーかい。>>4

    13時で良いと思う。
    アタシたち、ガチ勢って訳でもないし。
    女子は支度に時間がかかるもんね! 』


[ 診察から数日後、
  教えて貰ったIDにメッセージを送ったら、
  休診日とかぶっていたとはいえ、
  すぐに了承の返事を貰えた。
            気を遣わせてはいないかしら?と
            心配にもなったけれど、
            流石に何か用事があれば
            そちらを優先させるだろう。 ]

 
(10) 2022/06/17(Fri) 22:35:23

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 翌日、黄色いドット柄のシャツワンピ。
  足元にはヒール付きのスニーカーを合わせて、

  メイクだってちゃんと、"真結実いつも"通りに。
  何とかこの位は持ち直した。
  ……だから、先生を誘ったんだけれど。 ]



   おはよー、先生。
   今日は楽しもうね!


[ 駅で先生の姿を見つければ、片手を上げて挨拶。>>5
  可愛いなんてリップサービスを貰えたら、
  「さては、言い慣れてるなー」なんて茶化した。 ]
 
(11) 2022/06/17(Fri) 22:35:53

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 夢の国に来るのは私もかなり久しぶりで、
  一応事前にアトラクションや
  レストランは調べておいた。
  テーマパークを歩くだけで、十分楽しい。
  まだ本調子とは言えないし、
  人気のアトラクションは控えた。

  映えそうなスポットで写真を撮ったり、
  レストランで可愛く作られた料理に舌鼓を打ったり。
  傍から見たら恋人同士というよりは、
  年の離れた兄妹に見えたのではないかと思う。
  
……だから心配いらないと言ったでしょう?
>>2:42

          私の様子はどう見えたかしら?
          元気な風は装ってみたつもりだけれど、
          本当に元気な人と比較すれば、
          空元気感は否めなかっただろう。 ]

 
(12) 2022/06/17(Fri) 22:36:29

【人】 女子大生 マユミ

 
[ パーク内を歩き回って、そろそろ陽が沈むころ。

  
黄昏色に塗り替えられた景色に、

  
一つまた一つと光が灯っていく。 ]



   先生、今日は付き合ってくれて有難う。
   ……ううん。
   私を見捨てないでくれて、有難う。

   あの時、先生が踏み込んでくれなかったら、
   多分私は、ダメになっていたと思う。
 
 
(13) 2022/06/17(Fri) 22:37:04

【人】 女子大生 マユミ

 
 
   私ね、今日一つ宝物を沈めようと、
   そう覚悟して来たんだ。
   最後まで、付き合ってくれる?


        
[ バッグから、スマホを取り出す。

          
外出時だから持っているそれを、

             
先生に見せる様に掲げて、

            
私は静かに、返事を待った。 ]**

 
(14) 2022/06/17(Fri) 22:37:28

【独】 女子大生 マユミ

/*
Windows Updateが入ったせいで、
PCが激重になってしまい、時間かかって申し訳ない。

皆様、エピ入りお疲れ様です。
翠さんはペア有難う御座います。
立ち回り下手くそマンなせいで、
ご迷惑おかけして本当に申し訳ない。
>>2:-11
行く所まで振ってなくても、全然大丈夫でしたよ!
それならそれで〆に持ってこようと思っておりましたので。
(-6) 2022/06/17(Fri) 22:45:49

【念】 内科医 カナ



  [鏡、自らの魂を形に変えて晒す鏡。>>2:!21
   それがガラス細工でも薄氷でこしらえたものでも
   映す先には投影だけ。

   一度ヒビが入ればその筋は伸びていき、
   割れた先に映るのは、本物の自分。]


   親しくなくても分かる時は分かるよ。
   なんとなく、だけどね。


  [微笑みは嘲笑か、皮肉なのか。
   しかし今ここが診察室であること。
   あなたがここにいること。


          それが答えだと、そう思うだけ。]
            

(!0) 2022/06/18(Sat) 8:54:56

【念】 内科医 カナ



    知ってる?


        弱さや苦労を認めることは
        決して、悪いことじゃないって。



(!1) 2022/06/18(Sat) 8:55:45

【念】 内科医 カナ



  [それが怪我であろうとも、病気であろうとも
   精神的な疾患であっても関係ない。

   いつかは受け入れなければならないことで。
   たとえ指先でガラスを砕くことになろうとも>>2:!23
   歪みを抑えきれないあなたに、問い続ける。]


   大変だと思ったことがあるんでしょう?
   それなら大変だった、が正解じゃない?>>2:!21


  [そこに在る矛盾。
   自己評価と世間体の大きな剥離。

   しかし必要なのは本人がどう思うかであって
   世間体や第三者の視点に意義なんてない。]


(!2) 2022/06/18(Sat) 8:57:36

【独】 内科医 カナ



   『死に取りつかれると、希望という逃げ道も
    理性の説く道理も何の役にも立たなくなる。

    無意味なだけに、かえって死への欲望を
    かきたてるばかりである。

    この欲望に打ち勝つ方法はただ一つ、
    死への欲望そのものをとことんまで
    生きぬくこと、その喜悦と苦悩を一身に浴び、
    回避行為を一切やらないことである』



(-7) 2022/06/18(Sat) 9:01:02

【念】 内科医 カナ



  [目の前で苦悶に満ちていくあなたを前にして、
   かつて哲学者シオランが遺した言葉が脳裏を過る。

   思い出したくもないだろう古傷。
   それでも私は、示さなければいけないから。


         たとえそれが、あなたを内側から
         乱暴に引き裂き、襲いかかろうとも。



(!3) 2022/06/18(Sat) 9:02:05

【念】 内科医 カナ



  [私の手にあるあなたの傷痕。
   見せれば返ってきたのは露骨な拒絶で。>>2:!24

   やめろと悲鳴を上げるあなたの前で
   私は紙束を一枚、一枚と捲る。

   そして紡がれた文字列を指先でなぞると。]


(!4) 2022/06/18(Sat) 9:03:04

【秘】 内科医 カナ → 会社員 ツグアキ



   いいえ、知ってるのは論文の中身だけ。

   この論文が完成するまでの歴史は
   あなたしか知らないはず、そうでしょ?


(-9) 2022/06/18(Sat) 9:03:30

【独】 内科医 カナ




   ええそう。あんな生まれがいいだけの
   お坊ちゃまに書けるような内容じゃない。


            盗っ人の虚言なんて
            聞いてあげるに値しないもの。



(-8) 2022/06/18(Sat) 9:04:06

【念】 内科医 カナ



  [論文からあなたへと視線を戻す。

   心残りなんて知らない。
   最もな正論と共にあなたの音が軋むと
   回らない歯車がその不良を示すように
   錆び付いてしまった螺子が呻いた気がした。

   怒りか、恐怖か、絶望か、諦観か。

                 哀しみか


   私はあなたの手に自分の手を寄せると、


                あなたの目を見て。]


(!5) 2022/06/18(Sat) 9:05:58

【念】 内科医 カナ



   それは出来ない。


      それでも生きてもらうことが
      古森佳奈の意志で、心療内科の役目だから。


(!6) 2022/06/18(Sat) 9:07:01

【念】 内科医 カナ



  [あなたの願い出に明確にNoと首を横に振る。
   そして、それがどんな意図であろうとも
   今自分が大変だと考える片鱗が見えた時、
   私はあなたに向けて病名を告げる。]


   佐々岡くんはOverride Syndromeに
   罹ってしまっている可能性があるの。

   罹ってしまったあなたに非はない。
   でも、治療をするかどうかは別の話、でしょ?


  [現状を伝えて対策を促す為の宣告。
         その声は、あなたに届くだろうか。]*
   

(!7) 2022/06/18(Sat) 9:07:50

【独】 内科医 カナ

/* 遅くなってすみません…!
お付き合いありがとうございます!

トラブル解決の方が大事ですしこちらは後回しで大丈夫ですので!
(-10) 2022/06/18(Sat) 9:12:55

【人】 医者 サキ

 
[ たかが3文字。生きる、と
  それだけでも重いのに、
  ちゃんと生きる、か。

  増えたのは4文字だというのに、
  含有された重さは比べ物にもならないな。


  息をしていることが、生きることか
  幸せをつかむことが、生きることか
  意味を説明してくれる人なんてのはいなくて、
  手探りで答えを探していくしかない。


  難しいという言葉に頷けば、
  「そうだね」と小さく呟いて。 ]
 
(15) 2022/06/18(Sat) 18:35:52

【秘】 医者 サキ → 女子大生 マユミ


 
   命を保つことは簡単だ
   けれど生きていくのは、難しい。
   俺はね 生きているだけで偉いと思うよ。

   ちゃんと生きるって言うのはさ、きっと

   何かしらの意思を持って、
   生に向き合うことなんじゃないかな
   正解とか、間違いとか、関係なくさ

 
(-12) 2022/06/18(Sat) 18:36:21

【人】 医者 サキ


[ ただの持論だけどね、と微笑んで。

  引き返せる段階の手を掴めたこと、
  ちゃんと生きる、と言ってくれたこと。
  
  その裏に、どんな事情があったとしても
  彼女が、幸せにしたいと思う人のために
  努力することは、間違いではないと思うから。

  助けられなかった自分の方を
  いつまでも見続けている俺も
  頬を張らなければと思う。 ]
 
(16) 2022/06/18(Sat) 18:36:40

【独】 医者 サキ


[ 母は、母なりに、生きていたのではないか。

  最後は哀れだったのかもしれない。
  けれど、最初からそうだったろうか。

  表情豊かな人だった。
  ころころと変わる奇天烈さは
  兄が譲り受けていたようにも思う。

  誰かのことを考えて、誰かの幸せを考えて
  自分の思うように突き進んで、壊れたのかもしれない。

  なら、それは間違いであっても、
  ちゃんと生きた、ってことなんだろう。

  ずっと、わかっていたけど
  置いていかれたのが悲しくて、
  目を背けていた。 

         今は、少しだけ。
         見ることができている気がする ]

 
(-11) 2022/06/18(Sat) 18:37:13

【人】 医者 サキ


[ 白黒ボーダーのTに、七分袖の黒シャツ。
  カーキのクロップドパンツといった
  わりとシンプルな服を選んできた。
  ……というか、引っ張り出してきた?

  出かける人もいなければ
  服もタンスの肥やしになるってものだが
  流石に恥はかかせられないからと
  引っ張り出し、そんなところ。

  いつも見ていた通りの彼女が見えれば >>11
  その努力に気づく意味で褒め言葉を送ったんだが。 ]


    慣れてねーよ、10年振りだ


[ ふは、っと笑いを零してそう言えば、
  恐らく万全ではないだろう体調に合わせるよう
  少しゆっくりとしたペースで向かった。 ]
 
(17) 2022/06/18(Sat) 18:37:34

【人】 医者 サキ


[ 今日の調子はいい。
  テーマパークは何年経っても変わらず
  賑やかで、時に少し騒々しい。
  
  人気の長蛇の列を見てやめとくかぁ、なんて
  苦笑いしつつ、それなりに乗って、食べて。

  彼女も楽しんではいるんだろうけど、
  少し無理が見えたような気がしたから ]


   装わなくていいよ。

   それとも、マユちゃんは
   無理して笑う子だっけ?



[ そんな問いかけはしたな。 ]
 
(18) 2022/06/18(Sat) 18:37:55

【人】 医者 サキ



[ 13時から向かえば、
  空が茜色に染まるのも早く

  街灯に明かりのつき始めた園内で、
  光に照らされる彼女の方を見た。 ]


    あぁ
    ……こちらこそ、ありがとう


[ アタシじゃなく、私か
  きっと、船越真結実である彼女自身の話
  
  俺は、助けられたんだろうかと
  ずっと不安だった。
  余計なことをしたかもしれない。
  手折ってしまうのが、怖い。

  沈まないでいてくれてよかった
  付け加えた感謝は、彼女に 向けて。 ]
 
(19) 2022/06/18(Sat) 18:38:11

【人】 医者 サキ



    …宝物を?


[ 一瞬では意味が理解出来ず、繰り返す。

  手に持たれたスマホ。
  沈めるとは、単に、物理的にか……何か。

  …手が、脱力する。
  どうしようか。何が最善か。
  考えて、出した答えは ]
 
(20) 2022/06/18(Sat) 18:38:30

【人】 医者 サキ



   ───…わかった

   でも、俺は、医者だから。
   理由を聞かないでは付き合えない。
   宝物を沈める、なんて物騒な話題を聞いちゃ、ね

   
   それだけは、聞かせてほしいな


[ 静かな空気を震わせて、
  俺なりの妥協案を告げた。 ]**

 
(21) 2022/06/18(Sat) 18:38:58

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 「生きてるだけで偉いっ!」
  なんて口癖のゆるキャラがいた。
  そんな他愛のない事が頭に浮かんで。
  私は捻くれ者だから、そんなことある筈ないと、
  その一言で切り捨てた。

  "生きる"という言葉の定義にもよるのだけれど、
  知っているもの。
  ただ"生きている"だけじゃない人が、
  沢山いるってこと。

  だからと言って、
  先生の言葉にケチをつけるつもりもない。>>-12
  生きている以上、
  生に向き合わなければいけないのは皆同じで、
  間違えてしまった人に与えられた罰が、
  挫折や不幸なのではないかと。
  今は、そんな風に考えている。 ]

 
(22) 2022/06/18(Sat) 22:04:16