人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

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【人】 行商人 テレベルム

ゲームでの生存者は少ないけれど。
勝ってしまったからには手にいれてしまった景品。

花弁の入ったはちみつの瓶、ハーブティ。
お花の形をした木の実のクッキーとポプリのセット。

籠にいれて持ち歩いてどうしようかと覗き込みつつ。

「リュシーかニアにでもやろうか……。
 ラキ、という奴には、甘い女の子がいただろうし……」


それでも手に入れた勝利に一瞬だけ笑みを深めた。
一瞬だけ。本当に一瞬だけ。
(6) 2022/03/29(Tue) 0:18:06
ラキは、揶揄うなよ〜〜
(a3) 2022/03/29(Tue) 0:22:39

テレベルムは、からかってない。だが、イクリールの職業が……仲よさそうで良かったな?
(a4) 2022/03/29(Tue) 1:01:22

【独】 行商人 テレベルム

"ぼろ"
が出てしまう前に、皆の前から姿を消したい。

完全に病や時差ぼけが治ったテレベレムは目を瞬かせた。
ある程度のぼけが飛んで、蝶々やふわふわしたものに心がつれていかれるなんてことがなくなったのだ。
本当だ。あんな子供みたいなまね、もう二度としてやるものか。

来年に来る約束をしているが、少しは心が追いついているとだろうか……なんだったんだあのふわふわした自分は。素直すぎて驚いた。大体素直に物を言う性格だったが、ああいう素直とは違うのだ。全く違うのだ……。


「よし、帰るか」


会場に背を向け、祭りの終わりの余韻を感じながら。
街から出て行く準備の為に宿にこも、………る前にやり出した日課は終わらせることにした。

まだ全員を描いてはいなかったな。
最後の一日、店は無人でも開いておこう。
(-8) 2022/03/29(Tue) 1:03:04

【教】 灯火売り ポルクス

「ああ……負けてますね。
 まあ盗られたけど戻って来ただけ嬉しいですね、うん!」
(/0) 2022/03/29(Tue) 1:12:21

【人】 看護生 ミン


「まぁ…負けてしまいましたか。残念ですけれど…仕方ないですね。」

勝者にも敗者にも拍手を。
同じ舞踏会を過ごした仲間は、皆等しく健闘したのだろうから。
今はもう少しばかり続く祭りの時間を仲間と楽しく過ごしたいと思うのだ。
(7) 2022/03/29(Tue) 1:35:58

【秘】 風来人 ユピテル → 行商人 テレベルム


「はいはい、時間はあるからゆっくり思い出して〜」

あいも変わらず賑やかな声に呑気な返事をしながら。
場所の指定には了承の意を返し、
支払いを済ませ、店主から受け取った品を手渡して、

贈られた花に込められた意味は知らないけれど。
まあ、知らなくたって何とかなるし、後から知るのも面白い。
そして知る事に遅いという事はない。
つまりはこれもまたそういうことだ、そうは思わない?


「うん?ああ、慣れないと若干難しいかもだ?
 オッケー、ちょっとじっとしてて!」

手を引かれ、イヤーカフを受け取って。
少し屈んで、金具を耳朶に掛け、少し位置を調整して、…

「……はいできた、もういいよ!
 うん、いい感じじゃない?似合ってると思う!」

離す直前、その縁を指先で一撫でして、するりと手を離して
耳元を飾る、ささやかな対比の色に満足気に笑った。
(-9) 2022/03/29(Tue) 2:41:24

【秘】 風来人 ユピテル → 行商人 テレベルム


「さってと、次はどうしようかな…」

それからよいせと立ち上がって、暫し考える間。
悩む為の時間はまだあるけれど、
行きあたりばったりに探すばかりも何だしな。
そこまで考えて、あ、そうだ。

「──いいこと思い付いた!
 もう少し行った所に知り合いのやってる工芸店があってさ。
 私はあそこの彫金細工が結構好きなんだけど…
 確か時計なんかも取り扱ってた気がするんだよな」

見に行くだけでもどうだろう?
そう提案して、また片手を差し出した。

その提案に乗るなら、案内された先は小さな工芸店。
旅人の話を聞いて店主が取り出したのは、
名も知れぬ花の意匠の揃いの懐中時計。それが二つ。
蓋を飾るのはとろけるような深い蜜の色のアンバー。

曰く、ある国では。
アンバーを贈る事が、幸運を贈るという事を表すのだと。
(-10) 2022/03/29(Tue) 2:42:34

【人】 物書き ラサルハグ

>>-8 テレベルム

「……出立だろうか?」

なんとなくそんな様な、急ぐ雰囲気を纏う彼を見かけたから、なんとなく声を掛けた。
先日話をした時に、かの白いふわふわ、恐らく妖精族が完治云々言っていた。幾らも意思の強さを感じるのは、その事情だろうか。
首を傾いで、この場では珍しく自分より上背のある彼を見遣る。

「……そう急ぐ事もあるまいよ。
 リュシー殿が記念に絵を描こうと、提案していた。
 …貴公が筆を寄せてやれば…きっと喜ぶだろう」

杖を持たない手で裾を掴む。

「何、私も祭りが終われば……出立する。
 …馬車を予約しているから…、共に行くか?」

言葉には特に何の含みも無い。
年の頃が近く見えるから、多少気安いだけだ。
(8) 2022/03/29(Tue) 3:23:12

【人】 物書き ラサルハグ

舞踏会の勝者に拍手を送る。なんとも平和な『勝利』だ。
愛らしい景品は分けられ、欲しがる者にはおこぼれが。
どこまでもやさしい催しだ。またも敗北してしまったらしいナフに、通り過ぎざま肩を慰めつつ。

さて、絵に加わっても良いが。自分は足があるから、体勢の問題で協力がむつかしい。
ここに、引っ張って来られたテレベルムがいるかもしれない。
モチーフの提案などで口出しするも一興。

自分は。
その辺の大人を捕まえて、軽く確認と許可のくだり。
祭りの終わりが近いとあらば、ひと働きするも恩返しになるだろう。

杖を支えにしたまま、両の手をぱちんと合わせ。
(9) 2022/03/29(Tue) 3:46:24

【人】 魔法使い ラサルハグ

魔法使いがひらいた手から、火の玉が空にのぼり。


  ぱあん!
 



上空でそう大きくはない破裂音。
空をさまざまな色彩の光の花弁が彩った。

花火、というくらいだから。この祭りにも相応しいだろう。
指を鳴らせばひとつ、ふたつ、花火は打ち上がる。
(10) 2022/03/29(Tue) 3:52:36
ラサルハグは、花火に沸き立つ人々を眺めて、銀の灯火を思い出していた。
(a5) 2022/03/29(Tue) 3:56:26

ラサルハグは、魔法使いだ。そのちからはとても強く、ある国境では英雄もかくやという扱いだった。
(a6) 2022/03/29(Tue) 3:57:55

ラサルハグは、自分の最初の魔法がなんであったかは、忘れてしまったけれど。
(a7) 2022/03/29(Tue) 3:58:39

ラサルハグは、魔法でひとのこころをあたたかくすることは、決してむつかしい課題ではないことを知った。
(a8) 2022/03/29(Tue) 4:00:06

【人】 魔法使い ラサルハグ

光の花弁は散って弾けて消えていく。
何の事は無いオリジナルの術式だ。
攻撃性などなにもない。
ただ、ひとの思い出になる。こころをあたたかくする。

ひととおり花火を打ち上げて、自分もまたのんびりと空を彩るひかりを眺めた。
人々の笑顔が時折こちらを向き、また新たな花火を見上げている。

花祭りは、賑やかであたたかで穏やかで、
だからきっと、似合いだろう魔法をえらんだ。
(11) 2022/03/29(Tue) 4:06:55
ラサルハグは、ぼんやりと白く大きなキャンバスを眺めている。
(a9) 2022/03/29(Tue) 4:08:32

ミンは、大きな音と共に煌めく閃光に目を向けた
(a10) 2022/03/29(Tue) 4:19:27

テレベルムは、ラサルハグにつれられて、花火を見る。まったく、――どちらが魔術師なんだか。
(a11) 2022/03/29(Tue) 4:50:17

【秘】 風来人 ユピテル → 異邦人 サルガス


色の変わり始めた液体をストローで軽くかき混ぜた後。
不思議な色合いの、少しだけあなたに似ている液体を一口。
優しいハーブをベースに、蜂蜜とレモンの甘酸っぱさ。

「うん、いいね!きっと君にとってこの数日は
 殊更にたくさん得るものがあったんだろうな。
 知らない事が知ってる事になるのは、楽しいこと!
 今まで知らなかった事を知れば知るほど、
 自分がまだ知らない事があるってことに気付くんだよな」

今まではただ目に留まっていなかっただけの事も、
それから人々の手で作り出された未知も日々増えている。
全てを知る日というのは、なかなか来ないもので。

「私もけっこう長いこと旅をしているけどさ。
 案外、まだまだどこに行っても発見は尽きないものだよ。
 それに人々のことだってまだまだ全部はわからない」

「だからそう、
 君がそう過ごせる時間も長いものになるんだろうな。
 その中で今のように、きれいだったと思える事も
 たのしかったと思える事もきっとたくさんある。
 このお祭りが終わっても、この街以外の何処であっても。」

「君の友人として、そうである事を祈っているよ!」

難しい理屈は得意じゃないから、ただ単純な願いを。
魔法でも何でもないただの言葉と、屈託のない笑顔に乗せて。
春の昼下がりのひとときが、穏やかに流れていく。
(-11) 2022/03/29(Tue) 5:03:30

【置】 行商人 テレベルム

店の前で小さな画板を取り出して絵を描き始める。
碧を取り出す、ぬりぬりとクレパスを擦る。
髪は色を混ぜ合わせて、特徴的な翠と碧を使う。

完成したのはパンケーキを食べているアルレシャの絵。


橙を取り出す、ぬりぬりとクレパスを擦る。
髪は色を混ぜ合わせて、特徴的な白といつかの飴色を使う。

完成したのは蜜のかかったワッフルを食べている
シェルタンとナフの二人の絵。

笑い合ってる彼らを描いたあと、自分自身の絵を描こうとして。
ふと、鏡を見たところで、筆を置いた。
(L0) 2022/03/29(Tue) 5:03:49
公開: 2022/03/29(Tue) 5:05:00

【置】 行商人 テレベルム

水晶が揺れて、呼吸が止まる。

――一度深呼吸をして、別の紙に自画像を描いた。
色の無い髪に色の無い瞳、それを描くのに様々な色を使う。

なんと無情で、そして、心地良い時間だっただろう。
(L1) 2022/03/29(Tue) 5:04:27
公開: 2022/03/29(Tue) 5:05:00
ポルクスは、空にひらいた大きな光に、目を輝かせました。
(a12) 2022/03/29(Tue) 6:47:28

【人】 行商人 テレベルム

>>8 ラサルハグ

「なっ……ラサルハグ?」

は?
 とくそでかい声がでそうに鳴ったのを押さえ、赤い髪の美しい青年を見た。
被写体にするのは楽しかった、その手の感覚も感情も残っているのに、寝ぼけた気分から覚めた自分にとってはなんとも気まずい気分にさせられた

「……い、今すぐ出ようと思ったがそうだな。
 リュシーの為にも絵を描いてやりたい。
 まだ全員分描けていなかったから彼らを描いたら――
は?


結局口に出してしまった。今までの自分の発言からすれば、妙に聞こえるかもしれない其れを打ち消すように言葉を続けた。無表情であることをありがたい。

「一緒に……そ、それも良いかもしれないな。
 ラサルハグとはまだ話したかったんだ。
 旅の話や、それなら……そうだな」

予約の時間を教えてくれ……と、無表情は少しの困惑を含めて髪を揺らした。
多少健康的に見える彼は、随分と物をハキハキ言うようになったが、その代わり戸惑いを覚えたようだ。
(12) 2022/03/29(Tue) 6:59:07

【人】 行商人 テレベルム

誰にも気付かれぬようにため息をつく、そのまま筆をとれば
リュシーの用意したキャンバス>>1 に色を置いた。

残りのまだ描いていなかったゲームに参加した皆の姿を彩っていく。

ニアとリュシーが仲良く蜜の瓶で囲まれている光景を。

キンウとプルーが楽しげに蜜を届ける光景を。

キンウの頭の上には猫がのっていた。にゃん。


夜の闇の中に一輪咲いた花火と共に、
其れを見上げるサルガスの姿を描いておいた。


そして、最後の一人が思い浮かんだがやめておく。
上手く描けないので別の機会にすることに。
描けないときは描かない、それに限るのだ。
(13) 2022/03/29(Tue) 7:02:23

【秘】 看護生 ミン → 異邦人 サルガス

「ええ、ええ。貴女の強くて美しい生き方はきっと人々に勇気を与えて、貴女が手を伸ばすことが叶わなかった人々にも伝わっていくことでしょう。
…そうして、幸福の輪が広がって行くことを私は望んでいますよ。」

その望みは尊いもの故に、きっと困難にぶつかることもあるのだろう。
だけれど、その美しく、穢れのない心の在り様が折れてしまわない事を、私は切に祈るのです。

「それならばよかったです。私が一つ決めるのもいいですが、複数の候補をサルガスさんに選んで頂くのもいいですね。
それも踏まえて宿題の件はゆっくり考えておきます。

私たちの別れは今生ではないですから。大丈夫ですよ。きっと、笑って『またね』って言いあえます。
……ふふ、それじゃあ早速…実はまだ食べてないお菓子もあって……」

そうして、二人は並んで歩きだす。
残りの時間を惜しむように、育むように。祭りを楽しむ事だろう。
(-12) 2022/03/29(Tue) 7:26:17

【秘】 約束の花 ミン → 魔法使い ラサルハグ




 
咲く
季節
に、またここで。


 
(-13) 2022/03/29(Tue) 7:34:10

【独】 約束の花 ミン



ミリアンは31くらい絵が上手い
(大きければ大きいほどよいとする。)


 
(-14) 2022/03/29(Tue) 7:37:11

【独】 灯火売り ポルクス

「お絵描きかぁ……」

*ポルクスのお絵描き力は?
*32ぐらいですよ。
(-15) 2022/03/29(Tue) 7:49:34

【人】 約束の花 ミン

花祭りの記念に 絵をのこしてみませんか


そんな看板を目にして足を止める。
とてもいい案だと思った。
初めて参加するお祭りだけれど、思い出深いものになったから。
そのうち沢山描かれるであろう思い出の中に、自分も入りたくて。
そうして紙の前にしゃがみ込んで、近くの色鉛筆を手に取る。

何を描こうか暫く思案して、思い出の全てを絵にするのは難しいから。
一つ、白い花を描いて。花の後ろには思い出の色を使って虹をかける。

ラサルハグの
紅緋色
、サルガスの
藤色
、イクリールの
珊瑚色
、ラキの
若竹色
、ルヴァの
青竹色


もう少し続くお祭りの中で、思い出の色をもっと貰えたらいいなと思ったので、まだ貰ってない色も。沢山の色を使って沢山沢山虹を重ねていくのです。

でも絵はあまりうまくないもので。
それは虹には見えないかもしれないけど。
それでもいいのです。

それでもいいと、思ったのです。
(14) 2022/03/29(Tue) 8:13:37

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル


揺れる黄色に、触れた指。髪の内側は黄金を反射させ。

「外れたら、またつけてくれるな?」

そのまま瞳を見つめ返し、何度か瞬いて。
無表情は機嫌よく、くすぐったそうに頬を緩めた。
(-16) 2022/03/29(Tue) 9:13:28

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル



「なるほど……それじゃあそこも、見よう。
 ついでに取引先に出来ると良いが……」

ごくたまに商人らしさを見せながら、またつれられて工芸店へと向かった。
目に入る宝石や細工品の輝き。
髪にいくつもの光を反射させながらまじまじと店内を眺めていたが、用意された懐中時計を見れば目を輝かせるようにして興味深げに近寄った。
金属に溶けたアンバーの色に見蕩れ、寸分違わず刻まれる針の音に耳を傾ける。
ほう。と感嘆の息をこぼせば、その盤を長い指でなぞった。

「ありがとう、ユピテル。
 せっかくの揃いだ、絶対に無くさないようにしよう」

出来れば、あなたも。之をなくさないで欲しいと思う。
なんだかあまり考えたことも無い感情がふっと沸いて、
そして霧散せずに胸の中に残った。

刻まれる針の音も、輝く黄金も。
――これが好きな色になりそうだ、と。

そんな事を考えて、再び帰るまでの道のりを再び手を繋いで歩いただろう。
(-17) 2022/03/29(Tue) 9:17:53

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

――――
――


ゲームが終わり、祭りも終わりの日が近づく。

テレベレムは大きな紙袋を抱えて辺りを見渡していた。、
人目を避けるように取っている宿へと駆ける、怪しい。

袋の中には日持ちする果実や干し肉に、長いパン。
美味しそう。

良い香りがするのでつい買ってしまったものである。
焼きたてが一番と言われたため、今日中になくなるだろう。


「――はあ、あいつはいない。な?」

まさかこんなところで誰かがぶつかってくるとも考えずに。

あえて日の当たる暖かい場所を避けて、あの笑顔と声から離れるように。

坂道の下から聞こえる子供達の声から逃げるように曲がり角を曲がった。
(-18) 2022/03/29(Tue) 9:20:29

【人】 魔法使い ラサルハグ

>>12 テレベルム

「そうか?光栄だな。…私も、短く話すのみでは
 惜しく思っていた。 ………」

リアクションが派手になっている事は十二分に分かるが動じない。
長い睫毛を一往復させたのち、掴んだままの裾を普通に引っ張って踵を返す。元軍人とはいえ力加減は55%程度、問題は無い。

「…では、行こうか。何、すぐそこだ。
 顔を見せた方が良い…、長旅になるのなら、猶更。
 …貴公は目立つから。顔見知りは、寂しがると思う。
 何なら、挨拶回りでもするのは如何か」

ずるずる……


杖をついて歩く細身の男が、長身の男を市中引き回しにする図。

「ちなみに馬車は…祭りが終わった
翌日の朝
だ。
 しまったな…もう少し滞在しても良かった。
 …良い街だ、そう思わないか、テレベルム殿」

ずるずるずる……
(15) 2022/03/29(Tue) 10:11:27
ラサルハグは、まあまあ力強く引いていた。そのままリュシー達の元まで連れて行っただろう。
(a13) 2022/03/29(Tue) 10:13:52

【秘】 風来人 ユピテル → 行商人 テレベルム


「ええ?何だって?
 急げって言ったり止まれって言ったり今日は随分──」


曲がり角を曲がった、瞬間。

「どわあああ〜〜っ!!!!!」


ごちーん!
と音がしそうな勢いでぶつかって来たのは、
今や見覚えのあるものになってしまった茶色のふわふわ頭。
ぶつかり盛大によろめいて、目をぱちくりと瞬かせた後。

「……あれ、テレベルム?
 こんな所で奇遇だね──じゃなくて。
 うっかりしてた、大丈夫…大丈夫じゃなさそう?」

やや困惑気味な様子を隠しもせず問うけれど、
多分この状況に於いて、一番困惑しているのはあなたの方と思う。

何はさておくとして。
さてあなたがその手に抱えていたものは無事だろうか?
無事じゃない?無事じゃないかも……
(-19) 2022/03/29(Tue) 10:32:22

【秘】 魔法使い ラサルハグ → 約束の花 ミン

「ミリアン殿」

テレベルムを引きずってきたかと思えば、大きなキャンバスに虹をえがく少女に声を掛けた。

「……ひとつ、頼まれてほしい」

相変わらず男の声は静かで、だから近くへ歩み寄る。
手には丁寧に包装された四角いなにか。
あしらわれたミストグリーンのリボンは花そのものの色ではないが、春の朝を思わせ季節には相応しい。

「……折角のものだ。 旅をする私が持って歩くより…
 貴公の元にある方が、大事に出来るだろうからな。
 私の手柄ではなく…テレベルム殿の手によるから、
 機会があれば…話してみると良いと思う。
 ……今中身を確かめて頂いても、構わない」

差し出すそれは、両手に乗る程度の大きさのキャンバス。
包装を解けば、>>3:L0色彩豊かに少女と男の元にアップルパイが届けられる様子をえがいた絵が現れる。

「――…………」
(-20) 2022/03/29(Tue) 12:16:25

【秘】 魔法使い ラサルハグ → 約束の花 ミン

「頼みは、これを保管して」

魔法使いは今は旅を続け、物語を描き、平穏な世界を味わう。
そして、来年もきっとこの祭りを訪れるけれど。

「……顔を忘れないで頂きたい、といったところか」

冗談めかして言うのは、言葉ほど真剣な頼みではないからだ。
恐らく顔を合わせればそれなりに思い出してくれるだろう。
心配している訳ではなく、絵を預ける口実。

「…如何だろうか。…いや…、
 ここは、受け取ってほしい」
(-21) 2022/03/29(Tue) 12:24:57

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

* あんまりにこやかにされると、少し恥ずかしい気がして。
* でもいやではないから、同じように頷くのです。

「えっ、」
「……う、うん。
 でもお腹いっぱいになるかも……」

* 思ったより食べるんだなあ、なんて。
* 声に出しませんでしたけど、そのうちぽろっと言ってしまうかも。
* とにかくルヴァは、あなたとの甘味の旅に、もうしばし付き合うのでした。
(-22) 2022/03/29(Tue) 13:07:44

【秘】 約束の花 ミン → 魔法使い ラサルハグ

少しだけきょとんとした顔をした。…が、
…もし、今の自分に尻尾があったならば、それはきっと嬉し気に揺れるのだろう。
無くてよかった。などと思った。
我ながら浮かれている。

立ち上がって彼の手元の包装された四角いなにかを見やる。
爽やかなミストグリーンのリボンがなんとも可愛らしい。
丁寧な包装を解くのはなんだか気が引けたが、出来るだけ元に戻しやすいように形を残したまま解いて確認する。
…まぁまぁ、これは…。なんとまた。

「テレベルムさんというと…。
…大きくて…ふわふわされてる…あの…。」

白いふわふわではない。本人の事である。
蝶々 >>1:a12 の事を思い出して少しばかり微笑ましい気持ちになる。

「そうですね、まだお話したことがありませんでしたから
お祭りの間にお話しする機会があるといいんですけれど…。」

そうして静かに頼みを聞き届けて
少しだけ、困った顔。
(-23) 2022/03/29(Tue) 15:15:16

【秘】 約束の花 ミン → 魔法使い ラサルハグ

忘れる。…私が。      
あか

貴方が――、一番私に、鮮烈な
を残したくせに。
困った顔のまま、眉を下げて笑う。

「…構いませんよ。貴方の頼みなら。
私も頼みを…聞いていただきましたから。」

差し出された小さなキャンバスを受け取って
大切そうに胸に抱く。
束の間沈黙。

「…旅を、されるんですね。
…私の方が…忘れられてしまいそう。」

口をついて出た言葉。
これから様々な出会いと経験をしていく貴方にとって
お祭りで出会った一人の少女の事なんて、いつか大勢の内の一人になってしまいそうで。
…そんなことは、きっと、ないんだろうけど。
(-24) 2022/03/29(Tue) 15:17:40