人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「パオロさん……そんな風には見えなかったんですけど」

少しだけ視線が落ちそうになる、のを堪えた。
ふるふると軽く首を横に振ってから、貴方の言葉に耳を傾けつつ。
顔を覗かれて笑みを見せてもらえれば、少し眉を下げて笑う。

「心配してくれていますか?
 ありがとう、ダニエラさん」

「そうですね。
 ……前話したときはもう、深く考えなくていいかもって思ったんですけど」

貴方なりの励ましの言葉だと、男は勝手に受け取っている。
だからこそ素直に頷けないことにほんの少しの申し訳なさを感じながら、それでも抱いた感情を言葉にした。
込められている意図も今は、見える筈もないから。


「簡単に答えが見出せなくても、やっぱり考えていたくて。
 人を思いやること、信じること、疑うこと。
 全部大事だってせんぱいが教えてくれたんです。
 法律が絶対に正しい訳じゃなくて、そこを疑うことをやめたら……ただの独裁者になってしまうって」

「すぐにどうにかできることじゃないかもしれないけど。
 ……考えて、オレなりの答えを見つけて、できることがあるならしたい。
 ただの下っ端が何言ってんだ〜って感じですけどね」

気恥ずかしそうに頬を掻いた。
(-513) 2023/09/17(Sun) 17:08:03

【独】 陽光の元で ニーノ

/*
数時間後に崩すドミノをずっと立てて並べている……
余生……余生……
(-514) 2023/09/17(Sun) 17:14:27

【人】 月桂樹の下で ニコロ

「おう、ただいま戻って…何してんだ?」

片や見回りを終えて帰ってきたところで。
何やら美味しそうなパンの香りと面白そうな事になっている。

#警察署
(78) 2023/09/17(Sun) 17:14:49

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方の言葉に、これはふうん、という顔をした。
納得がいったような、いっていないような。
信じたような、信じていないような、そんな顔。
金色の瞳はもう一度、貴方のかんばせを浚って逸れた。そのまま左の方を向く。
よく聞けば、直角に曲がった道の先の方から足音が聞こえてくるのがわかるだろう。このままでいると、そろそろよくない噂を立てられそうだ。

ゆるり、近づいた顔が離れる。
添えられていた手も、手のひらから指の先。順に遠ざかって、男は一歩引いた。

「先輩。」

首を傾げて道の先を伺う。まだ誰も来ないことを確かめて。

「待っていますよ。」

最後に、もう一度。
これは貴方の方を見て。
そうして額を指の背で軽く小突いて。
では、と立ち去ろうとするのだろう。なにもなければ。
今晩にも、貴方を捕まえるのを楽しみにして。
(-515) 2023/09/17(Sun) 17:15:40

【人】 法の下に イレネオ

>>76 エルヴィーノ
>>77 テオドロ
>>78 ニコロ

「あ。」

初めの目当ての先輩が来て、説明しようと口を開ける。

「お疲れ様です。」

ところに、また新しい先輩が来て、タイミングを掴み損ねる。

「えっと。」

どこから話そうか、と整理しかけたところまた一人。
先輩三人に囲まれたところでこの体躯が動揺することはない。
ないけれど、さすがに立て続けに来られると参った。嬉しい悲鳴と言うやつだ。

「……。」
「食べますか。」

結局。
説明を全てすっ飛ばして、結論だけを口にした。
一緒に袋の口をそちらに向ければ、よりパンの美味しそうな匂いが濃くなったはず。

#警察署
(79) 2023/09/17(Sun) 17:22:47

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

「あー。ありますよねえ、そういうことお。」
「ついつい美味しそうで、買いすぎちゃってえ。」

なんの騒ぎだろう、と寄ってきた女。
どうやら見ただけで全てを察したらしい。
したり顔でうんうん、頷いている。

#警察署
(80) 2023/09/17(Sun) 17:23:17

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「お花屋さんだとは流石に思ってないけど……」
「意外ってこともないわね、よく似合ってるわ。聞けば納得。
 同時に、あなたがあれだけ難儀だなんだって言ってたのもわかる気がするわ」

ボランティアだからこそ、仕事のことを忘れて話したいこともあるだろうと。あえて詮索を避けていたのだ。

「不安だったのは、立場に関わらず連れて行かれるかもしれないと思ったからよ。一般人でもいつ難癖つけられるか分かったもんじゃないじゃない」
「警察だからじゃなくて、テオだから心配だったし不安だったの」

こちらはこちらで、またあなたの事が知れちゃったなと上機嫌。
一向に離れるつもりも、敵意を向けるつもりもない。いつも通りの女がそこにいる。
肩書きを気にして生活するような人間なら、ここまで何も聞かずにいるわけもなく。

「逃げないわよ、住所教えてもらうんだから」
「今さらそんなこと言ったって離れてあげないわよ?」
(-516) 2023/09/17(Sun) 17:24:59

【秘】 オネエ ヴィットーレ → コピーキャット ペネロペ

/*
ワッ……!ご連絡ありがとうございます!
了解しました!良い感じに使わせてもらおうと思います!
二人とも優しいね……ンチュ………
(-517) 2023/09/17(Sun) 17:25:41

【人】 陽光の元で ニーノ

「あ!秋のパン祭りですか?」

昼食食べた後も見回り継続予定だったひと。
忘れ物した〜!とか言って一度戻ってきては、何やらの騒ぎを眺めて勝手にはしゃいでいた。

#警察署
(81) 2023/09/17(Sun) 17:27:10

【秘】 コピーキャット ペネロペ → オネエ ヴィットーレ

/*
どうぞよきようにお使いください Chu……🐈(既読ねこ)
(-518) 2023/09/17(Sun) 17:28:11

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

結構まとも・・・だな。
そんな感想を抱いて、愉快そうに口元を歪める。
まったく、こいつの先輩に比べたら大分マシだ。
…昔話を喜ぶ若者はいないから、やめておこう。

そんな、恐らく本人に知られたらより気分を害するであろう思考をいったんおいやり、
取調室の椅子をぎいと揺らす。
手錠をかけられ、黒眼鏡も外した。
そこにいるのはアレッサンドロ・ルカーニア。
ファミリーに所属するカポ・レジーム、つまりは悪党だ。

「そうだな、思ったより快適だな。
 10年ぶりに入るが、リフォームでもしたか?」
(-519) 2023/09/17(Sun) 17:28:33

【神】 コピーキャット ペネロペ

「んじゃ余りが出たらダヴィードに食ってもらうとするか」

冗談には冗談を返しつつ。
ポテトをつまみ、
次はカチャトーラにでも手を出すかと考えている。

#アジト
(G51) 2023/09/17(Sun) 17:35:10
カンターミネは、《待て!これは罠だ!落ち着いて目薬をさせ!》とテディが喋った。誰かが腹を押したらしい。
(a27) 2023/09/17(Sun) 17:38:21

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

そう。男はまとも・・・だった。
そうであると自負していた。そうでなければならないと自負していた。
真っ当に真面目な司法の番人。男が自認する素顔はそれである。

だからこそ。
今の貴方が好ましい・・・・・・・・・。いつもの飄々としたそれより、余程。

「気に入ってくれたようで何より。」
「お前に長く住んでもらう家だからな。気合いも入る。」
(-520) 2023/09/17(Sun) 17:44:59

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
「……ばか、わたしが怒れるわけないじゃない。
 それとも、わたしに怒って欲しい?」

流れ滴り落ちる血を止めたくて、花の刺繍が入った白いハンカチをその手に押し付けようとする。貴方が頑なに力を込めるなら暫しの後に諦めるだろうが、そうじゃないなら患部を拭おうとするだろう。

こんな様子の、こんなにも小さなヴィットーレを見たのは初めてだった。
いつも明るく、話しているだけで元気が出るような朗らかな気のいいオネエの姿の内に、どれ程の苦労を背に隠して抱えて来てくれたのか。

考えるだけで込み上げてくるものを必死に押し留めた。
泣きたいのに、泣けていない人だっているのだ。
どうしてもそれだけは堪えきった。

貴方の言葉を聞いていく度に胸が締め付けられるように苦しい。
一言一言が、その悲痛さを痛いほど教えてくれるから。
貴方のその食いしばるような判断に基づいて平和を享受した者の誰が、その事を責められるだろうか。
どうしたらその痛みを少しでも和らげる事ができるのか、考えても考えても答えは何一つ出なくて。

ただ、貴方が振り返った時、
咄嗟に体が動いて、貴方に抱き着く。

「それでも、優しいわよ、ばか、ばか、」
「謝らないで。貴方に救われたわたしだっているのよ、」

「善良でも善良じゃなくても、
 わたしにとっては大切な、最高の家族、なんだから」
(-521) 2023/09/17(Sun) 17:46:23

【神】 コピーキャット ペネロペ

>>a27

「どういう台詞だよ」

数分ぶり二回目。

#アジト
(G52) 2023/09/17(Sun) 17:48:05

【人】 月桂樹の下で ニコロ

「ふはっ!なるほどなぁ。
折角だしみんなで食べようぜ。」

珍しいこともあるものだ、と噴き出して。
後から来た仲間も含めて、と誘うだろう。

#警察署
(82) 2023/09/17(Sun) 17:48:06
カンターミネは、《今《今日もいい腕して《今日も《今日もいい腕してるねえ》。連打にも対応している。
(a28) 2023/09/17(Sun) 17:49:51

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

「なるほど……?
 まぁ、皆食べるなら全部とは言われないで済みそうだね」

大分大きいので、事前に切ってくれてる半分だけもらうことにした。
あんな法案が施行されたあとだというのに、なんとも呑気な昼食風景である。

#警察署
(83) 2023/09/17(Sun) 17:54:24

【人】 法の下に イレネオ

三人の先輩方よりは遠巻きに見ているだろう後輩たちにも、男は目をやって。
目だけではなく袋の中身が見えるように向けて、無言のまま問いかけた。食べるか。
もちろん腹いっぱいだとか、忙しいのなら、無理にとは言わないけれど。

「助かります。」

みんなで食べようという案が出れば、ようやくほっとしたように肩肘を張るのを辞めた。
そして袋の中を指さして味の説明をしていく。内訳は定番のハムチーズにペッパーマヨソースがかけられたもの、えびとアボガドとサーモン、トマトとレタスと卵のもの。それと新発売のチキンとマッシュルームのホワイトソースに、クリームチーズとハニーマスタードの商品だとか。全部半分に切って、ふたつずつ。

各々手を入れて持って行っても構わないし、こちらが配っても構わない。いい感じになればそれで。

#警察署
(84) 2023/09/17(Sun) 17:59:13

【神】 コピーキャット ペネロペ

ムキュムキュとテディベアのお腹を連打して遊んでいる。
キュム……キュム……

#アジト
(G53) 2023/09/17(Sun) 18:01:33
カンターミネは、《どこ触ってるんだよエッチな奴》《自爆スイッチ作動。半径5m以内を破砕します。5,4,3,2...》
(a29) 2023/09/17(Sun) 18:07:58

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「どうかな。この悪法が改定されれば、思ったより早く出られるかもしれないぞ」

せせら笑うように口元を尖らせて、
あなたの対面でふてぶてしく椅子に背中を預けて座る。

「それで、今日の日程は?
 尋問までお前がするのか、仕事熱心なことだよ」
(-522) 2023/09/17(Sun) 18:09:37

【人】 Chiavica テオドロ


「挙句さらっと巻き込まれたし。
 昼の用意はあるんですが……」

それはそれとして内容物を見る。
中々美味しそうではないですか。この付近で言うとダニエラの言っていたベーカリーの物でしょうか?
案外挙動が素直な警部補は既に一つ手に取っている。

#警察署
(85) 2023/09/17(Sun) 18:09:49

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>73 リヴィオ

「いや食事までは」

と言いかけて、まさかと口元を抑え少しの間黙りこくる。
自分が多忙を理由に食事を抜きかける日が来ると思わなかったのだ。

「……すまないな、レディ。
 今日は顔合わせと癒やしを貰いに来たのでね。
 ゆっくり味わってこそありがたみが分かると言うもんだが、
 彼に分けてもらうことにするよ。
 俺が注文できない分はここにおいておくから、また来るよ」

そう言って自分の分の金額を支払えば商品は頼まず、あなたのスープを半分貰うようだ。
意図は想定とは違うだろう、わざわざ頼んで飲み込む時間よりもそれを選んだまで。
朝から漸く腹に入れたのがスープだけになるのは多分しばらく気づかれることはない。

連中と同じになるのは気に食わないが、今日ばかりは……


しかし本人の何らかのプライドが自らの食事の不摂生は許してないようだった。

#路地裏
(86) 2023/09/17(Sun) 18:12:19

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

お返しにオイルサーディンを一つ奪ってやろうかと
思ったけれど……思っただけだ。

「へえ……そうだったんすか。迷惑な話すね……
 よそモンが勝手に縄張り荒らしてったのか」

「……センパイの言う通りっすわ。
 オレたちの代は抗争なんかなきゃいいですねー。
 世知辛い世界なのは知ってますけど、
 オレセンパイたちに居なくなられるのは嫌す」

水のボトルは相も変わらず寂しそうに
端の方で佇んでいて、やっぱりまだ封は切られていない。
とはいえロメオもまあまあ飲んだのだし、
そろそろ人の事も言えなくなって来たか。

「まあ」
「オレもうっかり居なくなるかもしれないすけど。
 その前にオレの事いいように沢山使ってください」
(-523) 2023/09/17(Sun) 18:12:20

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

そんなわけで後日。二人の休日が被った日。
丁度焼き上がるタイミングを逆算して、あなたにいつ頃に来て欲しいと連絡を入れた日の事。

1LDKの広さのする小さな部屋は、玄関の外でもお菓子の甘さが少しだけ漏れ出ている。
鍵はいつも通り連絡した後には開けてあるから、小奇麗に……少々靴がなさ過ぎる玄関を開ければ、キッチンでちょうどトルタアルリモーネ
レモンタルト
を焼き上げた所だった。

「いらっしゃい、テオ!お腹、空かせてきてくれたかな」

そういってリビングの机にまずは一切れ、とばかりに皿に取り分けてその正面に座る。
勿論、円状のこれを全て食べろと言っているわけではない。
もし貴方が満腹できたとしても、その一切れの一口さえ食べてくれれば本人は満足する事だろう。

「……お菓子はいつも通り焼けたのに、外は大変なことになってるんだね。今も。……マフィアの人たちも、きっと大騒ぎなくらい。……大丈夫かな」

ここはいつも通りに、随分と質素な部屋だ。
アリーチェが母と暮らしていた頃は物が比較的雑然と置いてあったものだが、教会に引き取られ就職し独り立ちをした後のこの部屋では最低限の家具が置かれているだけで少々寂しいほどだ。辛うじて机にかけられたテーブルマットのレースが女っ気を醸し出しているくらいである。
(-524) 2023/09/17(Sun) 18:12:48

【人】 陽光の元で ニーノ

「! 食べます!」

無言の問いかけには元気なお返事ときらきらの瞳を返していた。
本日のお昼はいつもより少なめ、というかクロスタータだけだったのでお腹の空きがたっぷり。

「オレ、え〜っと……チキンのやつがいいです!」

でもせんぱいたちが食べるんだったら他のでもいい!
とりあえず何かしらを配ってもらえた新人巡査は幸せそう。
頬張りながらもイレネオせんぱいにたくさんお礼を伝えていた。ちょっと行儀が悪かったかも。

#警察署
(87) 2023/09/17(Sun) 18:13:32

【人】 月桂樹の下で ニコロ

「美味いもんはみんなで食ってなんぼだろ。」

言いながら手が伸びている弟分に笑いながら
自分も一ついただいている。

溜まらない香りにお腹も鳴るというものだ。
ぐう。

#警察署
(88) 2023/09/17(Sun) 18:15:29

【神】 コピーキャット ペネロペ

「どこってそりゃ腹だろうよ」

「台詞何種類あるんだこれ」

全15種類らしい。
端末片手にテディベアをこね回している。

#アジト
(G54) 2023/09/17(Sun) 18:16:01

【人】 渡りに船 ロメオ

>>69 ダニエラ

「あ?」
「ん? ……あ。あー。朝客の」

足元の猫にやっていた視線は、
聞き慣れた声を聞いて上を向く。
その先にあったのは貴女の顔だった。
見慣れたはずの顔と記憶を一致させるのにやや時間がかかったのは、いつも見ない場所に居るからだろう。

「こんちは。今日もお日柄よく」
「オレねー……困ってんの」

なー、と足元に。ナア、と返ってくる。

「野良猫に懐かれて動けなくなっちまった。
 コイツずっとオレの足元に居るんすもん。
 動いても纏わりついて蹴りそうになるし」
「持って帰るわけにも行かねーし……」

「あんたは何してたんすか」
(89) 2023/09/17(Sun) 18:18:42

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「医者も神も、自分のいいように言う分には同じ、と。
 俺の持論で…不信心者ですまんな」

少し――なんだか気恥ずかしそうに笑う。
ぱちぱちと瞬くあなたの瞳に、黒く澄んだ瞳を合わせて。

「だがまぁ、たいていのやつはそうだろう。
 助けるのがよっぽど悪い奴で、のちのち利用するみたいな話じゃなけりゃあな」

その言葉を吐く時のアレッサンドロは、自嘲と自省とその他もろもろ、なんとも微妙な表情だ。
つまりはそういうことをやっているのだが、
神に懺悔しても自分が楽になるだけだとよく知っている。
だからつとめて何も言わず、花束を揺らす――が。

「あんたが?」

興味深そうに首をかしげて。
…にー、と。歯を見せるように笑うと、

「――共犯者があんたみたいな人なら、神様も目こぼししてくれそうだ。頼めるかい、悪党仲間さん」

あなたの肩にガッと腕を回して――よけようと思えば避けられる程度だが、まごうことなきセクハラだ――墓地の方へといざなった。
ただその前に。


「ちなみにあんたの罪は、聞いた方があなたの助けになるやつかい?
 面倒なことを頼んだお礼がしたいんだがね」

――肩を組むにしろ組まないにしろ、耳元でぼそりとこう尋ねる。
デリカシーも配慮もないが、言う通り、お礼の気持ちではあるのだろう。
(-525) 2023/09/17(Sun) 18:19:44

【教】 pasticciona アリーチェ

「あ、はは……やっぱり逮捕されそうに見える?私。
 ……結構ミスばかりして迷惑かけているから、
 恨みを買ってないとは言い切れないわね、困ったわね」

「でも私がいなくなったら、ペネロペ。
 ここの景色を独り占めできるわよ?落ち着けるかも」

なんて冗談めかしていって。
わかっているとは言いつつも、まだ内心「自分が捕まる可能性」への実感は抱けていないようだった。
それが楽観視のしすぎだったと思わされる機会は果たして来るだろうか。
(/30) 2023/09/17(Sun) 18:23:29