情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 星集め サダル「生命。大事にしないといけませんから。」 ホムンクルスには子どもはできない。その筈だった。 でも自分は真っ当なホムンクルスではない。 お腹をさする。確かにここに命がある。 歪んだ生命体の自分の中に、確かな命が。 「この子のためにも。平和に暮らしたいんですけど。 私のしてきたことは軽い事ではなくて。 だから、今は耐えないといけませんね。 …本当に、助けに来てくれてありがとうございました。」 (82) 2021/12/15(Wed) 17:32:44 |
【人】 星集め サダルお腹を庇いながらゆっくりと頭を下げる。 もしあのまま倒れたままだったら、自分も、お腹の子もダメだったかもしれない。 そう思うと、目の前に彼女がいてくれることが嬉しくて。 (83) 2021/12/15(Wed) 17:32:59 |
【人】 星集め サダル「ミートパイ…一緒に食べても良いですか? ふふ、あの日を思い出しますね。」 サダル・ミロンとして対話した最後の日。 その日を思い出して、私はほんの少しだけ笑うことができた。* (84) 2021/12/15(Wed) 17:33:13 |
【独】 星集め サダル/* 急いでいて曲がり角を曲がりきれずに壁に頭をぶつけて昏倒したらしいですよ…(白目) 軽い脳震盪だそうです。そのくらいだったのでご心配なく! (-310) 2021/12/15(Wed) 17:34:41 |
【人】 星集め サダル―後日談― 「ありがとうございます。嬉しい。 そうですね、お酒はやめておきます。 もしあれば、白湯をくださいな。」 温かいものは心も身体も癒してくれる。 彼女のホムンクルスが食事の用意をしてくれて、久々に食べたミートパイに頬が緩んだ。 「美味しい。あそこのミートパイはやっぱり美味しいなぁ…。」 口にして。咀嚼して。 スパイスのよく効いたパイはお肉がしっかり詰まってて、時折感じる刻み野菜の存在がそこに優しい甘さを添えてくれる。 スパイスは香りを豊かにすると同時に身体に活力も与えてくれる。 ああ、美味しいなあ。 そう思って、懐かしさにも言葉少なになって。 (97) 2021/12/15(Wed) 20:22:49 |
【人】 星集め サダル「…近くまで、送ってくれませんか?」 浮かべたのは困り顔。 完全に帰ることはできない。 でも、今は離れ過ぎてしまったから。 少しだけ近くに戻るの、その為のお願い。 「エオスの近くの町か村か森で、 改めて暮らしていこうと思います。 それならイクリールさんともっとお話しできるし お手紙でもやりとりできるでしょう? エオスに戻ると。 私は私を見失ってしまいそうで。 置いてきた子たちの居場所を奪ってしまいそうだから。」 (99) 2021/12/15(Wed) 20:23:40 |
【人】 星集め サダル戻りたい。戻れない。戻らない。 そんな気持ちの揺れの中で。 だめ? と、彼女に問いかける私は、少しばかり苦しくて。 なんとかそこで、暮らしていけないから試してみよう。 真実を認めながら生きていくしかないんだと。 そんな気持ちで。* (100) 2021/12/15(Wed) 20:24:54 |
【赤】 星集め サダル「あっ…、あっ。あんっ…!」 マスターが幸せなのがベリルの幸せ。 だから、マスターが老若男女を相手にするのは別に良い。なんなら、マスターが望むのなら彼らと共にプレイしたり、マスターの他の相手に抱かれることすらするだろう。それをマスターが望むなら。 でも。マスターに触れられる時とは違い、他の相手ではあまりにも感じるレベルが低いのは明らかだったりする。そして。 マスターが他の誰かを相手している時。 自分から誰かと…ということは無いけれど。 彼の服の匂いを嗅ぎながら、一人彼を思い耽るのは、もう仕方がない事では無いだろうか。 (*67) 2021/12/15(Wed) 20:49:29 |
【人】 星集め サダル「一緒の家? でも、…お店とか、日銭、とか…。」 手を取られる。それを振り解くことはしない。 けれど、一緒に暮らすと金銭面ではどうなるのだろう。 完全に彼女を頼る形にはならないか。 それに。一緒に暮らせば、彼女の暮らしに影響させてしまう。なにより、目の前の彼を目にする機会が増えるだろう。 私が、私を見失いそうになる同じ顔を。 (116) 2021/12/15(Wed) 21:43:32 |
【人】 星集め サダル「…なら、頼って良い? でも、一緒に暮らすのは、ちょっと、怖い。」 怖いの理由。同じ顔をあまり見たく無い。 でもそれを言葉にするとこの子を否定することになるから。 (118) 2021/12/15(Wed) 21:44:21 |
【人】 星集め サダル「イクリールさんの家の隣に、家を建てるか、借りるか、します。 …そうしても、良いですか。 私も不安なの。怖いの。一人は、もういや。 何よりこの子のために平和な場所で暮らしたい…。」 うう、ぐすっ、と泣き声が響く。 両手でイクリールさんの手を握り締めながら泣くその姿は。 どこか祈りを捧げるような。* (119) 2021/12/15(Wed) 21:44:35 |
【独】 星集め サダル (-370) 2021/12/15(Wed) 22:03:26 |
【人】 星集め サダル―後日談― 「私が…お母さん…。」 そうだ。私はお母さんになる。 イクリールさんの過去を知らないけれど。 だからそのことには何言えないけれど。 私は私のために。この子のために。 「…ありがとう、本当に、ありがとう…。」 (130) 2021/12/15(Wed) 22:36:48 |
【人】 星集め サダル私は彼女と額を合わせるようにして。 泣いて、泣いて、ひとしきり泣いてから彼女と共に帰路につく。 家の手配はすぐにはできなかったから、その晩は一緒に寝かせて、と甘えて。 次の日から手配して。彼女の店の隣、青い屋根の小さな家を作る。 仕事も探した。幸い、街の人はサダルを知ってるから。文書屋のお手伝いやイクリールさんのお手伝いをしてお金を得て。 少しずつ時は過ぎていく。 私のお腹は少しずつ満ちていく。 (131) 2021/12/15(Wed) 22:37:09 |
【人】 星集め サダルお腹の父親について。 聞かれなければ伝えなかったけれど。 聞かれたら隠すつもりもなくて。 十月十日経った頃のある日。 痛みに耐えながら、私はその人の名前を呼ぶ。 (132) 2021/12/15(Wed) 22:37:22 |
【人】 星集め サダル私の名前を思い出させてくれて人。 私に唯一の命を授けてくれた人。 その人の名前を呼んで。 涙をほろほろ流して。 そうして産声が響く。 生まれたのは男の子の双子。 我が子をこの手に抱いた時。 (133) 2021/12/15(Wed) 22:38:28 |