人狼物語 三日月国


265 【ペアソロRP】配信のその先に2【R18/R18G】

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【独】 初波華音

/*
続きはもうちょっとおまちくださいヾ(:3ノシヾ)ノシ
(-21) 2024/06/03(Mon) 15:19:10

【独】 秋月壮真

/*
はわわわかわ…….°(ಗдಗ。)°.
料理の腕前に関われたんですか尊……
別の意味で手を合わせて生きててくれてありがとうww
かわ 面白い ひぇぇーー
胸を押し付け……!!!! へっへっへ
すりすりかわいいなあ

ありがとうございますりんと神様……🙏
(-22) 2024/06/03(Mon) 15:57:52

【人】 初波華音


[壮真くんに食べて欲しくて
 奮発して買ったちょっといい桃を、
 彼は自分で食べるより先に
 私の前に差し出してくれた。

 それなりに品質の良い桃だったのは
 買った私が一番よく知っていた。
 けれど今まで食べてきたどの果実より甘く感じた。

 きっとそれは、
 君が食べさせてくれたから。]
  
(30) 2024/06/03(Mon) 19:21:54

【人】 初波華音


[壮真くんを看病した日曜日の夕方
 着替えその他お泊りに必要な品々を取りに、
 一度ワンルームに帰宅した。
 乙女には色々あるの。
 
 私がずっとここに居たい、と思って
 彼も快く受け入れてくれたとして、
 自分はまだ学生の身だ。
 両親にも、友人達にも心配はかけたくない。

 居場所が見つからないと塞ぎ込んでいた私に
 少しずつでも何か頑張ろうと思わせてくれたのは、
 他ならぬ壮真くんだ。
 そうして不器用ながらも積み重ねてきた学びの日々が
 自分で思う以上に大切なものになっていたことを
 気付かせてくれたのも、壮真くんだ。

 自信を持って君の隣に居られる私になりたい。
 この先ずっと君の隣に居るためにも、
 結婚を認めてもらうためにも勉強はしておきたい。

 壮真くんの家の片隅に私物を並べて
 彼がどう思うかはさておき、意思は伝えた。]
 
(31) 2024/06/03(Mon) 19:23:51

【人】 初波華音


[──もっとも
 彼の言動ひとつで吹き飛んでしまいかねない
 儚い儚い意志ではあった。

 壮真くん曰く、
 抱きしめられたときに感じたしなやかな筋肉は
 日々のランニングによって育まれているらしい。
 朝から走って汗を流す壮真くん、見たすぎる。
 爽やかな朝陽に照らし出される壮真くんが見たい。

 是非とも連れて行ってほしい。
 私の申し出を彼は断らなかった。優しい。
 圧倒的体力差を後に思い知ることになる。]
 
(32) 2024/06/03(Mon) 19:24:29

【人】 初波華音


[迎えた翌朝。
 壮真くんの起床に合わせて一緒に早起きして、
 ウォーキング用に買ってそのままになっていた
 ほぼ新品のウェアに袖を通して家を出た。
 スタート前、壮真くんは
 無理はしないでと声を掛けてくれた。好き。

 温かい言葉のお守りをもらっておいて
 日課の足を引っ張るわけにはいかない。
 「体力には結構自信があるの!」
 そう言って走り出した。までは良かった。
 
 ランニングに慣れていない私に合わせて
 普段より速度を落としてもくれてたんだろう。
 それでも十数分経てば、息が切れてきた。

 朝から大好きな人と走れるとあって、
 序盤にはしゃぎすぎたのも
 いけなかったのかもしれない。
 何がとは言わないけれど思ったより揺れた。
 ゴール地点が近づく頃にはぐったりしていた。

 マラソン大会が苦手だった理由を思い出した。
 肩は痛いし男どもの視線が一点に注がれるからだ。
 でもあんなに嫌悪していたのに
 壮真くんになら、見られてもいいと思える。
 やっぱり壮真くんは凄い。
 そんな彼の穏やかならぬ心中は知らない。
]
  
(33) 2024/06/03(Mon) 19:25:33

【人】 初波華音

 
[隣を走る壮真くんを見れば、
 最後まで涼しげな余裕の表情だった。
 流れた汗が陽光を受けてキラキラと輝いている。
 えーーーんカッコイイ。汗拭いてあげたい。好き。
 壮真くんがいつも見てる景色が知れて嬉しかったな
 私ももっと体力を付けないと……
 
 連れていってくれたことにお礼を言って
 しょんぼり一人反省会をしているうちに、
 彼はバスルームに吸い込まれていった。
 どうやらこれも日課らしい。

 少しの間を置いて、
 扉一枚隔てた向こうから水の音がする。
 なんだかいけないものを聴いている気分になって
 慌ててリビングに避難した。

 そのうち、一緒に入ったりとか……するのかな。
 いやいやいや。そんな。妄想するのも畏れ多い。
 ていうかもしかして私もシャワー浴びた方がいい?
 汗臭くない??? ソファにも座れなくない?????
 どうしよう考えてなかった。]
 
(34) 2024/06/03(Mon) 19:26:49

【人】 初波華音


[そうこうしているうちに
 湯上りほかほかの壮真くんが現れた。
 彼はこれからピアノの練習をするらしい。
 ピアノ室への出入りも自由にしていいと言う。優しい。

 壮真くんのピアノなら
 二十四時間三百六十五日いつでも聴いていたい。
 これまでだって配信を一日中聴いていたから
 ライブ演奏はむしろ贅沢だ。
 でもその前に、]


  あ、あの〜〜……
  私もシャワー借りていい?

  練習がんばってね……!


[ピアノ室ということは防音の密閉空間だ。
 汗の匂いで壮真くんの気を散らせるのは避けたい。
 奏者が万全な体調で弾いてくれるなら
 観客だって万全なコンディションで聴きたい。
 
 ぱたぱたとバスルームへ走って汗を流し
 超特急でピアノ室前へと戻ると、 
 扉の中から聞き慣れたピアノの音色が聴こえてきた。
 曲と曲の合間を見計らってそうっと扉を開き
 邪魔にならないよう、部屋の隅に腰を下ろす。]
  
(35) 2024/06/03(Mon) 19:29:55

【人】 初波華音


[夢にまで見たソウマくんの生演奏が
 目の前で繰り広げられている。
 最高音質と謳われたヘッドホンをもってしても
 生音の素晴らしさには到底敵わない。

 譜面を見つめる真剣なまなざしも
 鍵盤を軽々と撫でていく長い指先も
 ペダルを踏む長い脚も、すべてがカッコイイ。
 ピアノの音色は言わずもがな、
 練習と言えど非の打ちどころがない。]


  (は〜〜〜〜〜至福 
   耳も目もしあわせ……だいすき……………………♡)


[熱い視線はどうしても注いでしまう。けれど
 壮真くんはそれも気にならないといった様子で
 夢中で延々と演奏を続けている。]
 
(36) 2024/06/03(Mon) 19:32:32

【人】 初波華音


[いつもこんな風に、ずっと練習してるのかな。
 ……凄いな。体力も集中力も精神力も想像以上だ。
 もうピアノが壮真くんの一部みたい。

 この部屋に居ると、時間を忘れてしまう。
 二時間くらい聴かせてもらったらお暇しよう、
 週末やりそびれた課題を済ませないと。
 最初はそう思っていたのについ長居して
 気付けば実に六時間近い時間が経っていた。]


  (……あっ カノン……!!!)


[生配信で聴いたカノンとも
 それ以前のリクエストで聴いたカノンとも
 また少し違う、
 優しくてやわらかな旋律。
 耳を傾けていると胸が甘く高鳴る、
 まるで彼が抱きしめてくれているかのような
 錯覚を覚えてしまうあたたかい音色。]
  
(37) 2024/06/03(Mon) 19:33:25

【人】 初波華音


[哀しみも苦しみもすべてが
 今この瞬間のためにあったのだと思えるような、
 幸福な未来への祈りのようなメロディー。]


   ────……

   壮真くんが弾いてくれるカノンが、
   世界でいちばん大好き


[演奏が終わったところで惜しみなく拍手を送った。
 いつも練習の最後には
 パッヘルベルのカノンを弾いていると知れば、
 なんだか照れてしまった。]
 
(38) 2024/06/03(Mon) 19:34:11

【人】 初波華音


[やっぱり勉強は大事だ。
 好きだと思った曲も、
 どんな風に好きだと感じたのかも
 的確に君に伝えられるようになりたい。]


   お疲れさま
   素敵な演奏、聴かせてくれてありがとう

   さて──私、大学に行ってくるね
   今日は帰りはちょっと
   遅くなっちゃうかも……


[そう。そういう日もある。
 先週搔き集めたデータを纏めて分析して
 所見を交えて読めるレポートにせねばならない。
 午前中の講義をまるっとサボってしまったから
 せめて午後の講義には顔を出さねばならない。

 向かう先は文学部の心理学科だ。
 壮真くんが同じ大学に在籍しているとはまだ知らない。

 すぐ後ろをついてくる様子なら、
 振り返って小首を傾げてみよう。*]
  
(39) 2024/06/03(Mon) 19:36:01

【独】 初波華音

/*
すごくすごくお待たせしました……!!
あまりにも長い 削ってくださいましね!!

>>-22
へっへっへわらっちゃったw
華音にぐいぐいむにむにさせておきます。すりり〜
(-23) 2024/06/03(Mon) 19:39:09

【独】 初波華音

/*
>>18
何回読み直しても他の野郎は見たら殺す壮真くんがすきすぎてつらいです
壮真くんを犯罪者にしちゃいけない……!
でも壮真くんの貴重な外出機会を奪いたくないし
でもでもランニングマシンがおうちにあれば
おうちでそれぞれのペースでランニングできるし
雨の日や風の日や台風の日も運動できる!!
なやましい!!っておもってろるにはさむのをわすれましたおろか

無意識下でも好いてくれてる🍑のすきだし
演奏にはもちろん順番にも愛が込められてるのア゙〜〜〜!!!(語彙力)ってなります
心乱れてたまたま偶然大学来ようとしてくれるのもすきすぎて……( ;ᯅ; )
ながれんしゃんがたくさん褒めてくれるのでりんとは調子に乗れます
だいすきですえーんえーんありがとうございます🙏ねてね……!
(-24) 2024/06/03(Mon) 22:23:24

【人】 秋月壮真

 
[この先他の料理もかなり得意なようだと気付いた時は
 前に教えてもらった甘い卵焼きも
 リクエストしてみるかも知れない。
 出汁だけで作ってくれる田中さんのも
 自分はすきなんだけれど。

 華音が作ってくれたなら
 卵焼きもケーキもパフェもピザも
 みんな美味しいんだろうな。
 技術ももちろん確かなのだけれど
 誰が作ってくれたもので誰と一緒に食べるかも
 重要なんだって気付いた。

 ラザニアは、叶う事なら一緒に作ってみたい。
 睡眠薬はあれに入れたわけじゃないけれど
 タイミングが重なってしまった。
 彼女にとって特別で大切な料理が
 嫌な思い出になっていないと良い。
 楽しいだけの思い出で上書き出来ると良い。

 ただ自分はピアノを弾く以外のことが
 とんと駄目だから足を引っ張りかねない。
 だけどええとそうだな、鍋やオーブンを見張ったり
 熱いものを持つくらいなら……。]
 
(40) 2024/06/03(Mon) 22:25:27

【人】 秋月壮真

 
[何故キッチンにカメラがないのか。
 酷く悔やまれた。
 だけど、頭を撫でて貰えて
 心はぽかぽか、すっかり良い気分に早変わり。
 母がそうしてくれたのは片手で数えられるぐらい。
 華音の手、優しかった。……すき。
 枕を嗅ぎながら触れてもらった所に自分の手を当てた。
 華音もこれされるのすきかな? もっとしよう。
 寝たのはごく短時間。だけどかなりすっきりした。]
 
(41) 2024/06/03(Mon) 22:25:32

【人】 秋月壮真

 

  (うっ……)


[押し付けられると互いの間で
 形を変えているものの存在感が、物凄い。
 華音のお顔はもしかしたら美形なのではないかと
 薄々感じていたのだが
 体型もかなり非凡なのでは?
 と今さら気づく。
 大でも小でもそのまま愛するのみだけれど
 これは……、と、兎に角凄い(語彙力)。]
 
(42) 2024/06/03(Mon) 22:26:47

【秘】 秋月壮真 → 初波華音

 
[お陰で撫でる手つきが
 ぎこちなくなりつつも
 すきだと言って貰えてよかった。
 頬をすり寄せてくる彼女がかわいい。
 落ち着くし、落ち着かない。
 きみといて飽きることは一生ないんだろう。]
 
(-25) 2024/06/03(Mon) 22:27:03

【人】 秋月壮真

 
[謝罪は受け入れられた。
 なんて心が広い。]


  気持ち悪く……? 全く

  華音はぜんぶかわいい
  ぜんぶ嬉しかった

  ぜんぶすき


[口をついて出てくるのは小学生並みの感想。
 実は難しい言葉は辞書を引いたり
 検索しないと使えない、恥ずかしいことに。
 飾らない、素直な気持ちだった。

 手を握り返す。小さくてかわいい手。
 自分に力を与えてくれる手。]
 
(43) 2024/06/03(Mon) 22:27:31

【人】 秋月壮真

 

  ……壁に俺の写真が?
  そっか

  華音にされるのは嬉しい……よ


[コレクションについて謝罪されれば
 全く問題ないと返事した。
 きみは特別なオンナノコ。

 どちらかというと彼女の寝食を見守ってきた
 自分の写真たちが羨ましいとさえ……。

 でも、彼女は逃げないし帰ってくると約束してくれた。
 これからは自分自身の目で見るから……、良いんだ。*]
 
(44) 2024/06/03(Mon) 22:28:19

【独】 秋月壮真

/*
ごめんなさい筆速的に前半拾ってる場合じゃないんですけどかわいかったので!!!!
ひえっありがたみ……
(-26) 2024/06/03(Mon) 22:30:01

【独】 秋月壮真

/*
後半これからなので寝てくださいね
お布団かけかけ
あまりにもおろか!!**
(-27) 2024/06/03(Mon) 22:34:16

【独】 初波華音

/*
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー0(:3 )〜 (‘、3_ヽ)_
ありがとうございます助かりますいのちが
なんて……なんていとおしいんだ壮真くん……かわいい
オーブン見張ってくれるやさしい……熱いのは分厚いミトン着けようね……なであいっこしてね
きもちわるくないとおもってくれる……自分の写真に妬いてくれる……えーんすき
一緒に暮らしたら語彙は似通ってくると思います(??)
華音ちゃんとたくさんいちゃいちゃして……

ところでめろんが壮真くんをおびえさせていませんか?
だいじょうぶこわくないですよ(?)
(-28) 2024/06/03(Mon) 23:05:59

【人】 秋月壮真

 
[桃を先に食べて貰った理由は
 添えられたフォークが一本だけの様で
 感染したら悪いと思ったから、だったりする。

 今更である。散々キスをしておいて。

 感染って彼女が生活に支障をきたしたら
 腹を切って詫びよう……、看病をした上で。

 桃は自分がすきだと言ったから
 択んで買ってきてくれたのだろう。
 いままでで一番、特別な味がした。]
 
(45) 2024/06/04(Tue) 10:01:02

【人】 秋月壮真

 
[翌朝伝えられた彼女の意思。
 己はそれを尊重する。
 そのつもりだと返答した。

 好きなら離れてはいけないんだ。
 父に迷惑をかけないようにした結果
 孤独であった母のように。

 そんな単純な理屈で動く自分と違って
 彼女はずっと現実を見ていた。

 彼女の言葉を信じ、
 自分自身の成長を改めて決意する。
 きみの隣にいて恥ずかしくない自分に、
 物理的に閉じ込めなくても
 心にゆとりを持てる男に、なりたい。

 私物を持ってきた彼女に対しては
 空き部屋は沢山あるから好きに使って良いと。
 ……だけど寝るのは自分の部屋がいいと主張した。
 寝顔を眺めて寝起きがしたい、ここは譲れない。
 
結果悶々とした夜を過ごすことになる。

 
(46) 2024/06/04(Tue) 10:01:09

【人】 秋月壮真

 
[欠伸を意地と気合いで殺して
 迎えた早朝ランニング。
 走る前、体力に自信があると豪語していた。かわいい。]


  (えっ? えっ……?)


[横を見なくても視界の隅で
 ふわふわがばいんばいん。
 何事????!

 切れた息がまた妙にあれなのだ。
 えっちだ……。

 髪が揺れてちらりと覗く頸や
 健康的なふくらはぎなんかも目の毒。

 こんなの誰でも攫いたくなるに決まっている。
 
やっぱり閉じ込めようかな?

 
(47) 2024/06/04(Tue) 10:02:01

【人】 秋月壮真

 
[ペースは落としたものの
 ぐったりしているのに気づけば
 クールダウンに入るのを早めて
 歩いて帰ってきた。

 ばいんばいんを意識する余り
 彼女自身の変化を見落とした。不覚。

 矢張り凡ゆる意味でランニングマシンは有用。
 田中さんにすぐにでも手配を頼むとする。

 歩かせずに抱えても良かったのだけれど
 エアコン室軟禁育ちのために
 普段は殆どかかない筈の汗を
 普段と違うためにそれはもうぐっしょりかいていた。
 そんな身体では彼女に触れたくなくて。]
 
(48) 2024/06/04(Tue) 10:03:30

【人】 秋月壮真

 

  ごめん、先に済ませる


[だから悪いとは思いつつ
 シャワーは先に浴びさせて貰った。
 超特急で済ませて
 肌に張り付く髪をタオルで拭きながら
 彼女を探すと、何故か立っていた。うん?]


  勿論使って
  脱衣所のタオルも好きなだけ
  ドライヤーも確かあったと思う

  俺はピアノ室にいる


[キッチンでプロテイン入りのスムージーを作ると
 脱ぎ置かれた服を見ないように脱衣所に顔を出し
 彼女の分を棚の上に置いて逃げる様に去った。
 近くに居てくれて嬉しいのだけれど
 心臓がいくつあっても足りないぞ……。]
 
(49) 2024/06/04(Tue) 10:04:22

【人】 秋月壮真

 
[一気に飲み干してグラスをシンクに置くと
 すぐさまピアノ室に向かった。]


  ……しまった、場所教えてなかった


[彼女は大学がある日だろう。
 行く前には声をかけてもらえると嬉しいし、
 無断で出て行きはしないだろうという信頼があった。
 部屋を見つけられるように
 一階にあるピアノ室の扉を少しだけ開けておく。
 耳が詰まるような感覚があるその部屋は完全防音で
 母が家を建てる際に一番拘った部分らしい。]
 
(50) 2024/06/04(Tue) 10:04:54

【人】 秋月壮真

 
[楽譜に視線を向け、鍵盤を鳴らす。
 耳で憶えた通りに弾いていたとき
 そこには何も置いていなかった。

 いまは譜面越しに作曲家と向き合い
 記号のひとつひとつに込められた想いを想像し
 自分の想いを載せて弾いている。

 他人の感情、自分の感情。
 鈍い自分にとっては、難しいアプローチ。
 だけどだからこそ、やり甲斐を感じ、
 心から楽しいと思える。

 華音が入ってきたのはすぐに気が付いた。
 曲と曲の間。気遣いのできる優しい女の子。
 行動一つとっても愛おしさが溢れるから
 愛を囁くかわりに音色に載せる。

 大好きだよ。愛してる。ずっと一緒にいて。]
 
(51) 2024/06/04(Tue) 10:05:07