人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

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視点:


【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



 本当にその「好き」は、言って後悔しないかい。
 俺は、君の人生を明るく照らせるかい。
 ─────俺にはとンと、自信がねェ。

 
(D0) 2021/05/21(Fri) 22:49:37

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[つ、とチケットの1枚を
 仏頂面のままお嬢さんの手元に突き返す。]


  俺が2枚持ってたって
  俺が2回行く他ねェや。


[もう1枚を唇にかざしたまま
 受け取ってもらえるのを待つ。]*
(49) 2021/05/21(Fri) 22:56:01

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[それでも、そうじゃない、と言われたならば
 俺はまた渋面を作って考えてしまうだろう。


 あんたの事を嫌いじゃない。
 あんたが来てくれるのは楽しみで
 でも、そんなあんたの未来を穢してしまうかも
 しれない自分自身が怖いのだ、と。

 それをどう説明したものか
 俺はまたじっと考え込んでしまう。]*
(D1) 2021/05/21(Fri) 22:59:43

【人】 ぷにぷに グレザン

[ たっぷりの生クリームにみずみずしいいちご、幸せのかたまりの“チョコ”がたっぷりの“クレープ”。

 ほおばった瞬間の感想は、春にとける山の雪みたいに、夏の日差しに負ける氷のように、まるでかたちにならなかった。
 口の中で美味しいものが暴れまわっている。ひとくち食べるたびに心がぽわぽわする。友人が書き記したメモ>>16の“あくまのたべものだ”という感想にはまるでうなずくしかない。自分もメモに“思いつく美味しさをこれでもかと詰め込んだおかし”と書く。これは本当にすごいものだ。

 絵は友人にまかせて、自分は作り方を書き残しておいた。これでどんな風に出来上がるか、みんなも想像できるに違いない。]


 これは、なかなかいいすべりだしだな。


[ 友人のべたべたになった口の周りを、長い一本でふきふきしてから、ベンチからぴょんと降りる。お腹いっぱい元気いっぱい。探索再開だ。

 初めて見る知らない店から、知っているのに山とはまるで雰囲気の違うお店まで。メモにたくさん記しながら、次は何を買うべきか相談しているときのこと。

 ちりんと鈴の音>>0:2が鳴る。視線を向けたのは友人と一緒だった。]
(50) 2021/05/22(Sat) 6:07:16

【人】 ぷにぷに グレザン


 なんだ?

 あ、ねこ。


[ 路地裏に一匹の猫がいた。赤い目の猫はこっちを向いて、じいっと見ているようにも思える。
 山にも色んなもふもふがいるが、その中でも猫は特にかわいいもふもふだ。慣れた子だと毛並みをもふもふさせてくれるし、ぷにぷにの体に頭をぐりぐりと押し付けて挨拶もしてくれる。仲良し相手に体をくっつける文化を持つもの同士としても、猫は大好きだった。]
(51) 2021/05/22(Sat) 6:07:31

【人】 ぷにぷに グレザン


 あの子はもふもふさせてくれるだろうか。


[ 街の探索中だが、猫を見かけるとつい近寄りたくなってしまう。心そわそわと友人に聞く。もふりたい気持ちが同じなら、よし、と一緒に猫の方へと向かう。
 急に走っていってはびっくりして逃げてしまうかもしれない。そろりそろり、ひょこひょこと黒猫の方へ歩み寄る。
 すると、その場でちょこんと待っていてくれた猫から、ちりんと音が鳴る。後もうちょっとの所でとことこと離れてしまった。

 むむ、と唸る。そう簡単にもふもふはさせてくれないようだ。慣れてない猫なのかもしれない。山にもそういう子はいるから、遠くから眺めるだけでおしまいにしておくべきだろうか。

 なんて悩んでいると、友人がなにかに気付いたらしい。あらためて猫を見てみると、少し離れてはいたが、また止まってくれたようだ。]
(52) 2021/05/22(Sat) 6:07:44

【人】 ぷにぷに グレザン


 これは、もふもふチャンスありか?
 もう少し近づいてみよう。


[ しかし、もふもふするまでに猫は離れていってしまう。そういうのを何度か繰り返してから、浮かんできたもしかして? を口にする。]


 これは、どこかへ案内されているのでは?


[ 友人も同じことを考えていたのかもしれない。怖がっているなら、走って逃げていくだけだ。でも猫は、ちょっと離れるだけで止まるし、こっちがついてきているか確認しているようにも見える、気がする。

 なら、例えば猫のおうち。友人のいるところ。おいしいごはんのお店。それとも噂の“猫の集会所”。そんな場所に招いてくれているのかもしれない。
 もう少しついて行ってみよう。意見が揃ったならその後も、夢中になって猫の後ろをとっとこ追いかけていく。

 路地裏を通って、一つ曲がって、も一つ曲がって、それからそれから。自分たちがどの道を通ってきたかを、きちんと確かめずに追っかけてしまったことに気付くのは、まだしばらく先のことになるだろう。]
(53) 2021/05/22(Sat) 6:07:57

【人】 ぷにぷに グレザン

― “うつぎ” ―

[ 黒猫の後ろをついていって、やがて辿り着いたのは一軒のお店だった。追いかけていた猫はするりと扉の隙間から入っていったが、自分たちはその前でぽかんと口を開いている。
 街にたくさんある建物は、山よりも大きくて立派だと思っていた。それなのにここは、]


 もっと大きいお店だ……


[ 街の建物と比べてもまだ一回り大きい。入り口の扉も、他のものよりずいぶん高い位置に取っ手がある。
 何のお店だろう。今までも街の大抵のお店には、看板やメニューのようなものが置いてあったのだ。きょろきょろと見回してる間に、友人が看板を見つけただろうか。
 同じものを見上げた。見上げてみた、が。]
(54) 2021/05/22(Sat) 6:08:16

【人】 ぷにぷに グレザン


 …… しょ、かん うつぎ。
 しょかん? しょ……
 あしょ、いしょ、うしょ、……

 としょ…… 図書館?


[ おそらくお店の名前が“うつぎ”で、前半はお店の種類だ。ただちょっと読めない。読める部分だけ音にして繰り返して、適当な文字をくっつけて考えてみる内に、ひとついい感じのものが思い当たった。

 図書館。本がいっぱいあって、読んだり貸してもらったりできる場所のことだ。森にもある。しかし、ここは森よりもずっとずっと大きい。]
(55) 2021/05/22(Sat) 6:08:30

【人】 ぷにぷに グレザン


 本屋はさっきあった。
 しかし、ここはもっともっと大きい。

 こんなに大きな図書館なら、
 本がたくさんあるだろうな。

 自由研究の役に立ちそうだ。


[ 今までの自由研究も、図書館の本で調べ物をすることが多かった。先生が教えてくれたことも、まだ教わってないことも、本を読めばたくさんのっている。

 そしてこの大きな図書館なら、もっと面白い話が、知らない話があるに違いない。ここで行かない選択肢なんてなかった。]
(56) 2021/05/22(Sat) 6:09:01

【人】 ぷにぷに グレザン

[店の前に行き、取っ手へみょんと長い一本をのばす。
 そしてギイと鳴る扉を押した。

 見たことのない、新たな本との出会いが待っている。
 わくわくと中を覗き込む。たくさんの本棚、たくさんの本の山、紙と一緒に不思議な匂いがふわんとただようお店の中。

 すぐ上の方から、声が降ってきた。>>0:1
 それに気付いて顔を上げて、]
(57) 2021/05/22(Sat) 6:09:26

【人】 ぷにぷに グレザン



 …………………………

 
(58) 2021/05/22(Sat) 6:09:45

【人】 ぷにぷに グレザン


[ ぱたん。

 すぐさま扉を閉めた。
 閉めてそそくさと扉の前から離れる。
 友人も一本で掴んで引っ張った。
 いや、いやいやいや、いや、そんな、見間違いか? え?]
(59) 2021/05/22(Sat) 6:10:04

【人】 ぷにぷに グレザン


 今の、なんだ……?


[ 大きく、毛が少しあって、体がいろんな色をしたなにか。
 初めて目にする生き物に大混乱。長い二本と短い四本を落ち着かなさそうにふよふよさせながら、友人と話し合い。]*
(60) 2021/05/22(Sat) 6:10:40