「サルガス〜……」
端末越しではなく、直接。
あなたを探してやってくる。

「今いい？占いの……」

「……ん。ああ、構わない。
　どうだった？」

其方の方を見て、聞く姿勢。

昨日より緊張する。隠すことなんかできていないから、あなたの目にもそれはわかるだろう。

「昨日は……キファが、」

「人、だった」

「だから、……いや、占いの理由話すときに言ったほうがいっか。
……もうみんな結果教えてくれた？」
もしかしたら自分が最後だったかな、と思いながら。

「……了解した。理由は後程議論の場で説明して貰えれば、其れで構わない。
　他の報告状況に付いては……余り此方から言うのは良くないのでは、と判断している。
　ただ、そうだな。急かす様な真似をしてしまい申し訳ない。」

貴方の緊張の色を含んだ様子に、出来るだけ穏やかになる様努めつつ。

「成程。浮気調査に人探しと言われると、探偵と少し似ている様な。……。」

馴染みない方が良い、という言葉。恐らく彼が話した内容は『まだ綺麗な』部分の物なのだろう、と想像する。そうでない部分がどうなのかは、余り深追いはしたくない。お互いの為に。

「……ああ。何が、正解なのだろう。或いは正解など無いのだろうか。正解のない問いは、……苦手だ。
　……それならば、良いのだけれど。」

じ、っと目を見る。良いとは言ったものの、最終的に彼の行き着く所は、この地点では不確定だが予想出来ていた物。
そしてその覚悟を、恐らく貴方は既に決めているのだろう。

「あっ、そうだよなぁ〜……ごめん聞いちゃって！もう発表なのかなぁとかさ……思っただけ、だから！
謝んないで……」

更に何か口を開きかけて、閉じ。結局何も言うことはなく。
「……じゃあ、またあとでね！」
ばいば〜い、と手を振り去った。

「……。
　ああ、また後で」

疲弊しているのは目に見えて分かった。
けれど此方も何を言えばいいのか分からず、そのまま去っていく背を見送る。

適当な空き時間。サルガスは貴方の姿を探している。
姿を見つければ名を呼び声を掛け、見つからなければ諦めてそのまま帰るだろう。

適当な空き時間。サルガスは貴方の部屋の扉をノックしている。

「……テレベルム。
　少し、時間を頂いても良いだろうか。」

そう声を掛けている。居なければそのまま帰るだろう。

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ｽｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ（日課PL

「そうね、探偵に近いわよ。失せ物探しとかはあんまりしないけどね」

貴方が口を噤んだ部分に気付かないわけでもない。けれど、同じように、知らない方がいいと思っている。お互いの為。

「正解があったら苦労しないわ。正解がないのが救いとも言える。考えを放棄した時に、きっとアタシたち、ただの肉塊になるんだわ」

目を逸らしはしない。真っ直ぐに見据える。
いつも通り、柔らかな表情で。

「……アタシがいなくなったときは、沢山考えて、沢山心を揺らしてね。それがこのゲームを行う意味で、理由なんだから」

/*　ハローこんにちはおはようございます、シトゥラPLです。
処刑の際に　シェルタンに優しくされたから云々　みたいなムーブをしたのですが、ハマル処刑時に優しくされたくらいのエピソードだけじゃ弱いかなと思い、

シェルタンマジ優しいマジかわいいエピソードがあったんだよ

という過去を作ろうと思って秘話をしたのですがいかがでしょうか。