人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ


──雨が降り出してしまう前に、と。

食事をしていた相手と別れ歩く、ひとりの帰り道。
月も星も見えない暗い夜道を辿る男の心は、天気とは裏腹に晴れ晴れとしたものだった。
迷っていたこと、悩んでいたこと、いつか何か見えるだろうかということ。
零してしまった弱音と涙を受け止めてくれたせんぱいが、暖かな言葉で信頼と勇気を与えてくれたから。

明日からも頑張れる、そうして頑張った姿を見てもらう。

考えただけで元気が溢れてくるから笑みも自然零れていた。
……ところ、ぽたりと。

「……あ、降って来た?」

頬に当たる雫に瞬く。
身体が冷えると熱も出やすいからよくはない、休みたくはないのだ。
だから少し小走りに、帰路を急ぎ始めていた。
(-71) 2023/09/18(Mon) 0:22:48

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

どうやら気づかれていたらしい。

拗ねたように、皮肉るように突き付けられた言葉には少し面食らった。
ああ、そうか、自分が見ていたのだ。
今日はやけに貴方の表情が目に入るのも、その瞳の色を花浅葱だと知ったのも、困ったように視線を逸らす軌跡が網膜に残像を刻んだのも、全部自分が見ていたからだったのだ。
そんなことに今更気づいて、少しの間口ごもる。

「……。」
「嫌でしたか。」

やや困ったように問いかけるのはそんなこと。
聞かれた方が困るだろうことを、これは簡単に口にする。

「そうですね。いいことだ、警察に信用があるのは。」
「裏切りたくないものですね。ああ、いただきます。」

酒を飲むと眠りが浅くなるとは言うけれど、少しくらいなら構わないだろう。
貴方の今晩の相手は自分であって酒ではない。酔い潰れるために飲むわけではないのだ。
そう知っているから、貴方の好意に男は甘えた。

「ここに出していいですか。」

その間に持ってきたものをテーブルに出そうとしている。
皿に出すのではなくパックやケースのままで気にしないたちらしい。どうもズボラなところが見て取れた。
(-72) 2023/09/18(Mon) 0:24:11

【妖】 路地の花 フィオレ

『分かった』
『連絡、待ってるから』

メッセージを送って、小さく溜息。
一人になれる場所、探さないとな。

「……っ…」

とにもかくにも、立ち上がって。
しばらく時間を潰すために、歩き始める。このままここにいると、泣いてしまいそうだったから。

祈りでも捧げてこよう。もう、何も起こらないように。
($2) 2023/09/18(Mon) 0:25:59

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「無茶だな。
お前程度が1人で噛みついたところで
ニーノやイレネオの二の舞になるだけだぞ。」

珍しくも厳しい言葉を吐く。
事態の深刻さはこの男もよく分かっているからだ。

「俺なら…署長代理殿をどうにかする算段を考えるね。
下手に動かず、機を狙って。」

そして真面目に貴方の問いに答えた。

「反発する奴は多いだろうからな。
こういうのはいずれ、爆発する時が来る。
それまでは、被害を最小限にしながら耐えるしかないだろ。」
(-73) 2023/09/18(Mon) 0:26:12

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


「そりゃあ何より。
 自分の事には自分で責任持つのが一番だ」

この地で夢の話を笑うのは難しい。
相手が相当なホラ吹きでもなければ。

「信じていないなりに信頼と情を傾けてくれて光栄だ、
 とでも言っておこうか。」

「俺ァあんたの腕と情報は信じてるよ。
 その他は人体のリミット外れたやべー奴だと思ってるけどな。
 だからま、それ聞いて安心したわ」
(-74) 2023/09/18(Mon) 0:27:10

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……恥ずかしいわね。そこまで気づいてなかったの。
 あ、ありがとう、ニコ。……ココア飲むの、久しぶりだわ」

そうして缶を開けて、口づける。
甘くて暖かい。それが少し、体の緊張を解きほぐしてくれて。
何度も口をつけるうちに少しは落ち着いてきたのか、
署を出ようとしていた頃の顔色の悪さは、大分落ち着いてきた。

「……ごめん、ニコ。迷惑かけて。
 あったかい飲み物は、落ち着くわね。」
(-75) 2023/09/18(Mon) 0:27:40

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「冥土の土産か?
 時間は無理に取れるぞ、だが俺にハンドルを握らせるな」

「今なら海に二人で突っ込める」

冗談か冗談でないのかわからない言葉をつけたした。
(-76) 2023/09/18(Mon) 0:29:15

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「いい……んじゃないでしょうか?
 あ、でも他の人には内緒にしてくれると……
 まだ一人で寝れないのか、なんて言われたら嫌ですし」

急にこんなことを言われて混乱するのも無理はない。
貴方が気にしそうなことをいくつか挙げて補足を開始した。

「ベッドはまあ、でかいので我慢すれば二人でも寝れます。
 ソファベッドもあるので好きなほうを選んでもらって……
 あっ、寝間着か。買い置きのシャツがあるからそれを」

他に心配なことはあるだろうか。
ホットミルクにはブランデーを入れないと嫌だろうか?
そっと貴方の顔色を窺う。
無茶なことを言っている自覚はあるようだ。
(-77) 2023/09/18(Mon) 0:29:27

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「気にすんな。
こんなことが立て続けに起こってんだ。
ショックを受けるのだって仕方ねえよ。」

落ち着いてきた様子を見計らって
肩をポンポン、と叩いた。

「やっぱりお前はこういうやり方、好きじゃねえよな。
思い詰めすぎたりはしてねえか?」

迷惑だなんて欠片も思っていないけれど
ただただ、妹の事が心配で。
(-78) 2023/09/18(Mon) 0:31:41

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

かつん、と革靴の底が地面を叩く音。

「――ニーノくん」

やけに硬質なこえだった。
名を呼ばれ振り返ったあなたの瞳には、夕刻別れたばかりの女の姿が映る。
ひとつだけ、違うことがあるとすれば眼鏡をつけていないこと。

ぽつ、ぽつ。
雨が地面を濡らしていく。女は傘を差していた。
酷く悲しそうな顔をしていた。
それも、傘と夜道の暗がりのせいで、すぐには分からないのかもしれない。
(-79) 2023/09/18(Mon) 0:32:02

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
ゲームを続ける上で必要な陣営がまとめて落ちかねない場合
運営ちゃんからストップは入るそうなので
そこらへんの処理はお任せするとしまして

パスも指定も希望はございませんがパスで特に希望がなければ
ダイスを振って出目が高い方(あるいは低い方)というのも1つの案ですね
カンターミネさんとはご縁がないのもあり
A.C.Aとして強制検挙以外の案が思いつかないため……
(*4) 2023/09/18(Mon) 0:33:12

【神】 コピーキャット ペネロペ

「ま、我らがボスの言う通り、
 『上手くやれ』を実行する他ないわな」

ボスが戻るまでは、何があったとしても。
このノッテの屋台骨だけは死守しなければならない。

「優先事項は現状維持だ。尻尾出さねえように上手くやれよ」

山積みの仕事を思い、やれやれと言わんばかり。
片手をひらと振った。

#アジト
(G19) 2023/09/18(Mon) 0:33:28

【独】 法の下に イレネオ

/*
お! ニーノくんが襲撃なのが割れましたね
(-80) 2023/09/18(Mon) 0:35:28

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → コピーキャット ペネロペ

「ところで一個いいか?」

「その顔ですげー真面目な話されると脳がバグる。
 めっちゃ面白い。なんで今その顔なん?」

真面目のリミットが外れた。

「ま〜安心してくれ、信じてなくても仕事はちゃんとするし
 仕事する以上は一定までは信じてるから。
 つーことで、席がスカスカになった時は
 負担増えるだろうけどよろしく〜。
 俺のチームにもなんかあったらペネロペ指揮下にって
 言ってあるからさあぁ〜」
(-81) 2023/09/18(Mon) 0:36:31

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

/*
カンターミネさんは
実は此方の方が少しご縁があるのですよね…
なので、特にそちらにご希望が無ければ
此方が行こうかな〜と考えてました。

ので、今回は此方でセットする形で
N.Nさんの方はパス、でどうでしょうか?

良ければ運営ちゃんにはその予定でお伝えしておきます。
(*5) 2023/09/18(Mon) 0:38:35

【独】 情報屋 エリカ

/*>*5
スーーーーーーーーーーーーー
(-82) 2023/09/18(Mon) 0:39:43

【独】 情報屋 エリカ

/*
リヴィオ、赤窓お前の一人窓になるよ、おめでとう。
(-83) 2023/09/18(Mon) 0:40:13

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「……そう、かな。皆、ショックを受けてた?
 私一人、変じゃなかった?」

心配そうに尋ねるのは、"自分だけおかしくなかったか"と言う少し変わった問い。
法案の事を気にしているのだろうか。その癖ふらりと不安げな状態で飛び出して行ったりはしたが。

「苦手よ。多分、いつまで経っても慣れないわ。
 だけど、慣れるしかないの。テオも言ってた。
 今は大人しくしてる事しかできないって」
(-84) 2023/09/18(Mon) 0:40:22

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

家へと急ぐ足は、けれど。

「──ダニエラさん?」

名を呼ばれると動きを止めて、そのまま振り返った。
一瞬誰なのかわからなかったのは眼鏡の無い素顔を見たことがなかったから。
それでもすぐに理解する。
知らない誰かではなく貴方であるということと、それから。

「どうかしましたか?」

その表情が、悲しみの色に染まっていたこと。
だから帰りたい気持ちはすぐに吹き飛んでしまって。
降り始めた雨に身体が濡れていくのも構わずに、一歩ずつ近寄った。

「……なにか、あった?」
(-85) 2023/09/18(Mon) 0:40:47

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「ぞっとしない提案だな。
 直したばっかの車ダメにしたら
 アレさんがカンカンで牢から出てくるだろうぜ」

これは冗談であってほしい。
なぜなら今日この日の苦労を返せという気持ちになるので。

「ひとっ走りするくらいの時間は……まああるか
 しょうがねえな、最後に美少女とドライブでもさせてやるよ」
(-86) 2023/09/18(Mon) 0:45:06

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「ふうん。穏やかじゃねーな」

こちらも、べろりと笑顔の仮面を取れば
階級なりの表情が顔を覗かせる。

「つってもこっちも絶賛情報収集中でね。
 精々今ある手持ちの確実な情報は、
 次はお前か俺かも・・・・・・・・、ってくらいだ」

確実なのに「かも」とつく辺り、
状況の混沌具合がよく理解出来るかもしれない。

「普段より無理する事も出来んしな、状況的に。
 それで?そっちは、なにがあったって?」
(-87) 2023/09/18(Mon) 0:45:06

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「ああ。そりゃそうさ。
テオもダニエラもみんな、ショックを受けてるよ。」

ポンポン、と肩を叩くのは継続しながら
穏やかな声音で続ける。

「そうだな。大人しくしていなきゃ、こっちまでお縄だ。
署長代理殿の命令だからな。一巡査の言葉で覆る筈もない。」

「下手すると、テオや俺も
難癖付けられてしょっ引かれる可能性もある。」

そうなった時のショックは
此処までの比じゃないだろう。
けれど、可能性として示唆するのは、兄としての気遣いだ。

「慣れろっていうのは酷だが…
それでもやれることを見つけるしかないのが現実だ。
アリーは、何かやろうとか、考えたりはしたか?」
(-88) 2023/09/18(Mon) 0:47:25

【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ

「うん、分かってる」
「フレッドはいつだって、私のことを心配してくれる」

目の前にいたのなら、抱き締めていたんだろうなと思う。
明るくて優しい声色が、いつだって私を元気づけてくれたのだ。

「私もなるべく行くようにはするけど、出来ない時はお願い」
「ほんとうに、何もないのが一番なんだけどね」

警察の人間も捕まっているのだというし。
養育院の大人や、スラムの人たちだって手にかけられないとも限らない。
子供たちに罪はないのに、悲しい思いなんてさせられない。


「私?」
「今は……この間お話したお店の近くにいるわ。
 うん、時間はあるから会えるわよ。ここで待ってたらいい?」

何を渡してもらえるのかしら、楽しみにしてるわね。と、電話口から嬉しげな声が聞こえてきたはずだ。
(-89) 2023/09/18(Mon) 0:47:37

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


「しょうがねえだろ俺は演技派なんだよ勝手にバグってろ」

やっぱりこういう奴だよなあという気持ちになった。

「うげえ。マジかよ、まあ手綱握れる分マシだけどよ…
 戻ってきた後にそっちの人員が
 俺の管轄に鞍替えしたいって言い出しても文句言うなよな」
(-91) 2023/09/18(Mon) 0:48:30

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

そう、本当に有り得ない話だとは言えなかった。
立場も可能性も、この状況下では何もかもが有り得てしまう。

だと言うのに、君と来たら。
そう返されてしまったら、やっぱり何も言えなくなる。
そういえば歳上だったかと今更に思い返して。

「…………思っていた反応とは違ったけどね」

握りしめる手を更に緩め、
差し出された手のひらの──指先だけを恐る恐ると掴んだ。

「……ずっと、掴み返す必要はない。
 この終わりまで、少しの希望であってくれよ」

最後に選ぶのはお互いに違う道でも構わない。
ただ、運命共同体と言えるうちだけは。
自分さえも食い殺してしまいたくなる俺を留めるように、
縛っていて欲しいと小さく願った。
(-92) 2023/09/18(Mon) 0:48:37

【独】 法の下に イレネオ

「どうして俺なんです!」


身柄を拘束された男は当然激しく吠え立てた。
それもそうだろう。男は実質正義の徒だ。
男がマフィアと繋がったり取引をしている事実は一切なかった。それは男自身が誰より知っていた。むしろそういうことを嫌悪していて、それで同職に食ってかかったことさえあるくらいなのだ。

硬く、硬く、先鋭化された目的意識。
ノッテファミリーを撃滅する。
悪しき組織を打ち砕き、この国のマフィアを正しい在り方に戻す・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それに手足が着いて生きているような男だった。ノッテファミリーは唾棄すべき怨敵である。だからこそ、それがどれだけ賢い手だったとしても、奴らを利用するなんて選択肢にも入らない。ましてや慣れ合おうなんて、これまでは勿論、今後一切思うことはない!
(-90) 2023/09/18(Mon) 0:48:52

【独】 法の下に イレネオ

男は口を開いて吠えた。鋭い犬歯がよく見えたことだろう。
けれど警察の対応は冷たいものだった。
イレネオ・デ・マリアは内通の嫌疑をかけられ拘留される。
どのような異論も、一切認められない。

自分の所持しているデータの全てを引き渡す。解析してくれ。
否認させてくれ。誓ってそんな事実はないと弁明させてくれ。
しかし、しかし、しかし。その全ては聞き入れられなかった。

男の誇る正義が、男の敬う法が、男の愛する警察組織そのものが、男を否定したのだ。
(-93) 2023/09/18(Mon) 0:50:48

【独】 法の下に イレネオ

この逮捕は痛かった。
男の精神を揺さぶった。屈辱を与えて傷つけた。

その牢からは、押し殺したような呻きが聞こえるだろう。
それが、今の彼に出来る全てだったから。
(-94) 2023/09/18(Mon) 0:51:24

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
了解しました
ではではそのように致しましょう

運営ちゃんへのお伝え助かります
こちらもパスにセットした点に関しては連絡しておきます
無事に生きていた場合は次回襲撃でこちらがセットにしますね
御手数ですがよろしくお願いします!
(*6) 2023/09/18(Mon) 0:52:37
イレネオは、牢の中にいる。
(c0) 2023/09/18(Mon) 0:52:40

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「……」

すぐには言葉を紡げずに、女は薄く瞑目した。
ぽつ、ぽつ。雨足が増していく。
けれど女はその傘を、あなたに差し出したりはせず。

「…あのね」
「あの、果物なんだけど」

いつもの暢気な声音はなりを潜めている。

「ニーノくんが、果物を配ってくれた人」
「アレッサンドロ・ルカーニア」
「…どういう人か、知ってる?」

静かな声。別人みたいに。
だけど傘を持つその手の小指のエナメルは、あなたの知る女と変わらない。
(-95) 2023/09/18(Mon) 0:53:15