人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[けれど、今は和歌も読まなければ
 櫛も贈らない。
 言葉にして、気持ちを伝えて、
 元の意味とは違う意味で指輪を贈ったり。

 ……今の俺に必要なのは、物とかじゃなく
 もっとちゃんと素直に
 自分の気持ちを伝えることか。

 悪い大人は閉店時間の10分前には店を締め
 裏手に停めた愛機へと
 また飛鳥を誘うだろう。]


  ちょっと付き合ってくれると、嬉しい。


[また夕暮れ空の下をツーリング。
 さっきの問題が正解でも、不正解でも、
 俺が君にキスがしたいのだ、と。]*
(54) 2021/05/28(Fri) 18:52:32

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
うかれ、うかれ、うかれ、うかれ
うかれすぎおじさん
(-22) 2021/05/28(Fri) 18:52:58

【人】 西園寺 飛鳥


 
[嬉しい、だって。
 やきもち、焼いたって認めたら。
 突かれた頬をそっと覆って、にっこり笑って
 だけど、我慢できなくてにへら、と緩んだ。]


   ん。だいじょーぶ、信じてるから。


[そう、もしもね、お菓子くれてたのが女の人でも
 心配してるわけじゃなくて、
 信頼してないんじゃなくて、
 ただ、彼に気があるなら、諦めてもらわなきゃ
 だってわたしがいるんだからって、
 そういう意味だったんだけど───まあいっか。
 額に落とされた口づけに、視線を向けて、
 それからそっと背を伸ばして、その頬に
 触れるだけの口づけを送る。]



   がまん、 ね


[と目を細めて、少しだけ距離を取ったのに
 今度はまた彼から引き寄せられるから、
 ここまではいいんだ、と笑んで体を預けた。]
 
(55) 2021/05/28(Fri) 22:27:21

【人】 西園寺 飛鳥




   先生?


[提案にきょと、とそちらを見つめて、
 それから指さされた場所に目を移す。
 そうして始まるのは、プロポーズの歴史。
 え?どういうこと?って疑問符を浮かべる
 頭の中とは裏腹に、心はひどく躍ってやまない。
 だって、プロポーズの話だよ?
 ───わたしと、結婚してくれるの?
 
 だから、彼がこちらを見たとき、わたしの目は
 きっときらっきらに輝いていたに違いない。
 江戸時代のプロポーズ。
 古代ギリシアのプロポーズ。
 それぞれを私と彼で想像してみるけれど、
 なんだってロマンチックでとっても素敵。
 平安時代の和歌を介してのプロポーズもいい。]

 
(56) 2021/05/28(Fri) 22:27:36

【人】 西園寺 飛鳥



[わたしは歌は詠めないけれど、
 知ってる中から彼に送るのならば、
 「筑波嶺の 峰より落つる 男女川
  恋ぞ積もりて 淵となりぬる」がいいな、
 と思いながらまっすぐ見つめる。

 すると、問題、と置かれて。
 少しだけ腰を立たせて背筋を伸ばした。]



   古墳時代…なんだろ…


[獲物を献上するとか。…いやそれって昔すぎ?
 歌を歌う!とか…平安時代に引っ張られすぎか。
 だけど、スマートフォンで調べてしまうのは
 あまりに味気ないから嫌で。
 ヒントは?なんて言いながら、彼と共に、
 時間を過ごしていた。]
 
(57) 2021/05/28(Fri) 22:27:55

【人】 西園寺 飛鳥


[閉店時間まであと10分、というところで
 彼の腰がゆっくり上がる。
 どこかにいくのかな、と思ってその背を
 一度見送ろうとすると、そのまま閉店準備に
 入ってしまうものだから、面食らった。]


   悪い大人だ


[と口端を上げて近づいていけば、裏手に回るように
 言われるから、その通り、そちらまで歩いていく。
 するとそこには彼の愛機が佇んでいた。

 素敵な誘いにふわ、と綻んだ顔。
 こくこくと数度頷いて、ヘルメットを被れば、
 あの人同じように彼の背中にぴったり寄り添って
 風を受けながら、夕焼けに染まる街の中を
 駆け抜けていくだろう。

 ぎゅ、と力を込めた腕。
 なんとなく、あの日よりも彼のことが
 近く感じられる気がして、愛おしさが増した。]*

 
(58) 2021/05/28(Fri) 22:28:09

【人】 にげん? グレザン

[ 飲み物の感想は大事だ。しかしこの体で書くのは難しく、文字がへにょんとゆがんでしまう。一応読めなくはないからよしとしよう。
 友人はというと、最初は先っぽのあつかいに苦労していたみたいだが、すぐにコツをつかんだらしい。普段>>1:12と変わらない絵の出来>>39に、メモをのぞき込んですごいなと誉めた。さすが二本でバランスを取るのも上手だっただけはある。

 そして問題の“こーひー”だ。一口の味見の結果は、思ったより苦くて困ってしまった。そこで一緒に受け取った、ミルクとお砂糖の出番である。
 コップの中の黒に白い渦巻きができて、あっという間に色が変わる。ツンとした匂いも少し収まっただろうか。見た目が大きく変わった飲み物を口に含む。

 その瞬間の驚きは真っ先に友人>>40に向かう。そわそわと落ち着かない友人へ、急いで、しかしこてんとこけてしまわないように気をつけてコップを寄せた。
 持ち上げて口をつけるところを見つめる。ごくり、思わず自分までつばを飲み込んでしまいながら、反応をうかがって、]
(59) 2021/05/29(Sat) 6:56:24

【人】 にげん? グレザン


 だろう……!!

 そうだな、そのままでは苦いものを、
 自分のちからで完成させる……

 すべて含めて、“こーひー”なのかもしれない……!


[ 二本を小さく振って興奮を伝える。黒くて苦いものが、こんなに飲みやすくおいしい飲み物に変わった。だからこそ面白く、その変化にとても驚いた。最初からミルクやお砂糖が混ざっていては、この感動はなかっただろう。自分で足すというひと手間が大事なのだと思う。

 この体験は一度しかできないとても貴重なものだ。友人と一緒にメモにしっかり書き残す。自分でよりよいものに作り上げる楽しさ。ただ飲むだけじゃないとは、なんと奥が深いものだろう。
 きっと自分たちしか知らないことだ、と思うと誇らしげな気分になる。みんなにもしっかり教えてあげられるように記録しなければ。]
(60) 2021/05/29(Sat) 6:56:36

【人】 にげん? グレザン

[ コップを空っぽにして、たっぷりメモを書いた後は、いよいよ図書館での本探しが始まった。
 作戦は、手分けしてたくさん見て回りたい気持ちと、離れるのは心細い気持ち、二つの間をとったものだ。何かあればすぐに報告しようと決め、友人と一緒に本棚へと向かう。]


 ……どこから、見よう……


[ はー。思わず口も開きっぱなしでそんな声が出てしまうほど、図書館の本はたくさんあった。通路を挟んだ向こうの本棚では、友人>>44がうおおと声を上げている。わくわく状態でも声をおさえてるところはえらいと思う。

 こちらもぼけっとせずにきちんと探さなければならない。改めて本棚と向かい合った。]
(61) 2021/05/29(Sat) 6:56:48

【人】 にげん? グレザン


 いろいろありすぎる……


[ まずは“にげん”について置いてあるところを調べないと。目当ての場所はどこか、きょろきょろと見て回る。知らない名前の歴史の本、知らない名前の伝記の本。頭に入ってこないものを通り過ぎた後、“すてきな石の見分け方”とか、“おいしい草花とは”、なんてタイトルがあってちょっと気になって見てしまう。森で取れるやつが載ってたりしないだろうか。でもあとあと。

 どこかの棚には、“毎日いいことをしなさい”とか“みんなに優しくしなさい”みたいなタイトルの本が並んでいる場所もあった。ただその本の近くに“まわりを気にせず生きなさい”とか“優しい人の裏のヒミツ”なんて本もある。むむ。なんだかややこしいエリアだ。]
(62) 2021/05/29(Sat) 6:57:00

【人】 にげん? グレザン

[ そんな変なエリアを通り過ぎてやっと、“にげん”について並ぶ本棚に辿り着いた。目の高さの位置の本を試しに一冊、先っぽで引っかけて取ってみる。

 一冊目の表紙は文字だけだ。いつもと二本の使い方が難しいが、なんとかぺらっとめくってみると、中身は全部文字だらけで、しかも知らない言葉だらけだった。棚に戻して、何冊か離れたところの“体の仕組み”というやつを取ってみる。

 今度の表紙には、図書館の中にいる生き物と同じらしき絵がどどんと真ん中に描かれていた。丸も四角も全部同じ色なのはちょっと変わっているが、色を塗り忘れたのかもしれない。多分あっている。ちょっと中身をのぞくと、中身も絵がいっぱいだ。これは勉強になりそうだと確信する。]
(63) 2021/05/29(Sat) 6:57:17

【人】 にげん? グレザン


 これはよさそうだ。
 他にもいいのは……これか?

 ふぅん、文章はむずかしそうだが……
 絵はたくさんあるし、いいか。

 そっちはどう、 ――!!


[ と、本の物色をしながら友人の方を向いたとき。
 それはまさに本がぽろっと落ちてきた瞬間>>44だった。

 あ、と叫ぶよりも早く、友人の体がぷにぷにに戻る。本はぷにんと跳ね返って、そのままぷにっとキャッチされた。ふー。こちらも辺りを見回したが、近くには誰もいなかったようだ。大きく息を吐く。見つけた本たちを一本で抱えたまま、友人の方へと寄っていく。]
(64) 2021/05/29(Sat) 6:57:28

【人】 にげん? グレザン


 ふう……キャッチできてよかった。
 痛くなかったか?

 こっちはよさそうな本があった。
 一度、さっきの席に戻って読むのがいいだろう。


[ 落とさなくて済むしな、と笑う。一本で友人のてっぺんのもふもふに触れた。ねこよりも少しもさっとした毛は、ちゃんとさっきまでの“にげん”に戻っている。
 友人がもう少し選ぶのなら一緒にいいのを探して、高い場所にあるものを取る時は手伝うことにした。顔ひとつ分ぐらい一本を延長すると取るには楽である。“にげん”はしないのかもしれないが、友人しか見てないからセーフだということにしよう。

 選びぬいた本たちをほくほくとふたりで抱え、拠点である席へと戻っていった。]*
(65) 2021/05/29(Sat) 6:57:37

【人】 にげん? グレザン


 よし。
 ぶじ、本を何冊かえらんでこられた。

 ひとまず、別々の本を読んで……
 大事な部分を見つけたら、
 メモしたり、教えあったりしよう。


[ テーブルに本を積み、お互いに一冊ずつ目の前に置いた。やはりテーブルに置くと本は開きやすい。
 早速開くのは、最初に気になった“丸も四角も先っぽも全部同じ色”の絵が表紙にあった本だ。よく見ると頭のてっぺんのもふもふまで無かったし、手抜きなのだろうか。ちょっと気になりつつ、ぺらりとページをめくっていく。

 ぺらぺらぺらり。黙っていられたのは何ページかを読む間だけだった。ばっと顔を上げると、友人の体を先っぽでつんつんとつつく。]
(66) 2021/05/29(Sat) 6:57:45

【人】 にんげん? グレザン


 おい、これを見てくれ……

 “にげん”、いや、
 “
にんげん
”の“これ”は、
 からだの一部じゃないらしい……!


[ 自分の顔の下にある黒い部分に触れつつ、開いて示して見せるのは、“にんげん”の体を描いたページだ。目や口といった分かる部位、それ以外の知らない部位についても書いてあるが、今指し示しているのはそこじゃない。
 顔と先っぽだけじゃなく、てっぺんのもふもふ以外全部同じ色。これが“にんげん”の本当の姿であり、この色のついた部分は、あと付けのパーツらしいという事実だった。

 てっきり、ねこの毛やとりの羽みたいに。それぞれが最初から持っているものだと思っていた。そうじゃないのだ。]


 もし、はずせと言われたら、とても困るな……


[ 目の出っ張りに触れながら、むむとうなる。
 ぷにぷには変化ができる。しかしあくまで全部は体であるから、取り外しは一切できない。外せと言われないことを願わなければ、と、深刻そうな顔で、この重大な事実を伝えるのだった。]*
(67) 2021/05/29(Sat) 6:58:50

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[もしも、もしも和歌を送るとしたら
 「古りにし嫗にしてやかくばかり
  恋に沈まぬ手童のごと」
 ……かな。

 なんて。言わないけれど。]
(-23) 2021/05/29(Sat) 11:02:37

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  さて……何だろうね、飛鳥。


[原始人じゃなく、文明を築き上げようとした人らの
 恋の気持ちを伝える方法とは。
 くるくると思考を廻らす飛鳥を見て
 俺はそっと微笑み名を呼ばう。

 ヒントを求められたなら
 スマホに頼らないその度量を買って
 「今俺も飛鳥も普通にしてる事だよ」と。
 
 当てられたなら、おでこにもう一つキスを落とそう。
 どうしても分からないなら此方から正解を。]


  名前を呼ぶこと。
  ……もっとも、婚姻制度が今と違うから
  そんなに重々しいものじゃなかったらしいけど。


[でも「お嬢さん」から「飛鳥」へ
 「江戸川さん」から「颯介さん」に
 互いの呼び名を変えた今なら、少しわかる気がする。
 自分、というのをもっと相手に
 深く受け入れてもらったような……
 1歩ずつお互い近付いた感じがする。]
(68) 2021/05/29(Sat) 11:14:15

【秘】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 → 西園寺 飛鳥



  ……好き、って気持ちの伝え方は
  キスやハグ、贈り物だけじゃねェ、ってことさ。


[な、飛鳥。と、髪を指に絡めて、また呼ぶ。
 昔よりも婚姻制度も複雑で、
 色んな価値観が絡み合って若干世知辛いが
 今『伽藍堂』の店主として許されるのは
 これが最大限かな、と。]
(-24) 2021/05/29(Sat) 11:17:38

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[さて、閉店時間10分前にふけるわるい大人は
 健全な若人からの指摘に、にひ、と笑って]


  いいじゃねェの。客来なかったろ?
  今日だけだよ、今日だけ。


[良いから行こうぜ、と手を引いて
 バイクに跨り、街へ。
 行先も告げないまま走り出しても、
 背中から回る腕の確かさには変わりがなくて。
 そこからもあすかの信頼が伝わって
 ヘルメットの中、ひとり口角を上げた。]
(69) 2021/05/29(Sat) 11:48:59

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[バイクを走らせ10数分。
 やってきたのは、街の外れにある
 高台の公園だった。

 季節になれば夜桜を楽しむ人や
 バラ園をスケッチする人で賑わうだろうが
 空にちりばめられた星がうっすら透ける
 夕暮れ時というのもあってか、
 数組のカップルが過ぎると気を惜しむような速さで
 ライトアップされた紫陽花の小路を歩いている。]


  ……くらぶ、?とか、他にも
  飛鳥の好きな場所があるかもしれねェけど
  それも今度教えてくれや。


[今日はもう一つ、俺の好きな場所。
 喧騒のない静かな公園で
 二人きりの時を紡げたら、なんて思うんだ。

 バイクを停めたら、手を差し伸べて
 花の小路へ誘おうかと。]*
(70) 2021/05/29(Sat) 12:00:12

【独】 西園寺 飛鳥

/*
ろまんちっく…すき…
(-25) 2021/05/29(Sat) 14:31:33

【人】 西園寺 飛鳥


[出してみる答えは全然当たらなくて
 普通にしてること…って言われて]


   あ、キス、とか!


[といったら違うって顔をされてしまっただろうか。
 そうしたら唇を尖らせて、「うーん」ってまた
 唸って困ったように首を傾げるのだ。
 そうしたら彼が、答えを教えてくれるから。
 キョトンとして、それから、じゃあもう、
 私たち結婚の約束してるみたいなこと?って
 微笑みかけてみたら、彼の言葉に、また、
 呼ばれた名前に、触れた指先に───]

 
(71) 2021/05/29(Sat) 18:07:23

【秘】 西園寺 飛鳥 → 『伽藍堂』 江戸川 颯介





    うん、 颯介さん


[と柔く表情を緩めて、大好きを込めて、
 その手に自分の指を甲の方から絡めて
 そっと握った。]
 
(-26) 2021/05/29(Sat) 18:07:40

【人】 西園寺 飛鳥



[バイクで街を抜けていけば、
 髪が靡いてふわふわ、宙に浮く。
 ぎゅっと力を込めた腕。
 高台の公園に滑り込んだ車体が止まれば、
 そっと緩めて、乱れた髪を手櫛で直した。
 
 ヘルメットを外して手渡したあとは、
 彼の隣にそっと寄り添い、その手を握る。
 ちら、と見あげて口許を緩めれば]


   …うん、でも、クラブに颯介さん
   連れてくのはやだなあ…
   ナンパされそうだもん。


[彼に連れられて、紫陽花の小路を歩いていく。
 夕暮れに染まった空に、薄く紫がかかって
 星が瞬くのがみえる。]

 
(72) 2021/05/29(Sat) 18:08:00

【人】 西園寺 飛鳥


[腕を絡めてまたくっついて、見上げて、
 キスしたいなあってその唇に目を落とす。
 けど、今そんなおねだりをしたら、
 呆れられないだろうかと思うわたしは、
 きっと前よりもずっと臆病になってる。]



   ──颯介さん


[名前を呼ぶ。]



   颯介さん


[もう一回。
 別に、なにか言いたいことがあるわけじゃない。
 ただ、呼びたいだけ。
 さっきの話を聞いて、もっともっと
 特別に思えるようになったあなたの名前を。]

 
(73) 2021/05/29(Sat) 18:08:20

【人】 西園寺 飛鳥



   颯介さんっ


[にっこり笑って、噛み締めるの。
 この喜びを、幸せを。]*

 
(74) 2021/05/29(Sat) 18:08:55

【人】 絵描き ルナリア

 

  ぱちりと目を開ければ、目の前になにかがあった。
  驚いて目を瞬く私と同じように、相手も驚いたのか
  『 おぉ 』 なんて間抜けな声を出している。


   「   、? 」


  離れて顔が見えれば、
  思わずというように彼の名前を呼んだ。
  そうして、確かめるように
  手を伸ばしてその頬に触れる。
 
(75) 2021/05/29(Sat) 19:09:44

【人】 絵描き ルナリア



  久方ぶりに見た彼の顔は、
  どこか前に見たより痩けているように見えた。
  でもそんな様子を感じさせないかのように
  柔らかい笑みを彼は浮かべる。

  ぽつん、と心の中に雫が落ち、波紋が広がる感覚。
  
  私は、彼の頬を抓れば
  そのまま横に引っ張り


   「 ……ばか、急に居なくならないで。 」
  

  そう、言葉を零したのだ。
 
(76) 2021/05/29(Sat) 19:10:07

【人】 絵描き ルナリア



  恋というものが私にはわからない。
  今まで無縁であったもの、
  きっとすぐにわかることはないのだろう。

  これが恋なのか、恋ではないのか。

  少なくとも。
  私には、彼が必要なのだと思う。
 
(77) 2021/05/29(Sat) 19:10:25

【人】 絵描き ルナリア



  真っ白なキャンバスに、
  流れる星々を感じさせるような
  イロトリドリの絵の具を塗って。
  
  真ん中にモチーフを入れたなら。
  描くのは、2匹の動物の姿。**
 
(78) 2021/05/29(Sat) 19:10:34