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エリーは、胸にナイフを突き立てた。 (c2) 2024/02/08(Thu) 18:49:33 |
【独】 仕立て屋 エリーナイフで痣を抉る。抉る。抉る。 血が流れ、皮膚が、脂肪が剥ぎ取られていく。 痣が取れるまで。見えなくなるまで。 ぐちゃり。ぐちゃり。 鮮血で紅く染まっても、痣は光り続ける。 皮膚も、肉も、削ぎ落としたのに、そこに痣は"ある"のだ。 どうしようもない。これは呪いだ。 解呪のできない呪い。そんなものが物理的に剥がせるはずがない。 流れる血もそのままに再びベッドへ倒れ込んだ。 願わくば、このまま夢へと落ちて……二度と覚めませんように。 (-130) 2024/02/08(Thu) 19:18:04 |
【雲】 彼方をのぞむもの シヴァ道で彼女を見かけて、丁度いいと思った。 大したものじゃないよって、なんでもないように贈り物をして、 なんでもないようにそのままついでの買い物をして、 それで終わりにするつもりだった。 やっぱり気付くよな。いや、気付いていないか? 商品に対して真摯に振る舞っているだけで、深い意味はない。はず。 そう思いはしても動揺は明らかに出てしまって。 それで、半分逃げるように去ってしまった。 放っておいてくれるといいな。多分そうしてくれるよな。 そこまで仲良くないからな、俺がみんなにそうしてきたからな。 そんなことを改めて思って、微妙な気分になっていた。 こんなかまってちゃん染みた気分なんて、 持たないで来られていたのにな。 【 彩雲の夢 】 (D8) 2024/02/08(Thu) 19:46:48 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 宝石集め カリナ「仕組みに関しては俺も知らねえよ。 まあ、都合よく出来てるもんだろ。協力を募ってでも、聖女は祝福を与えたかったんだよ」 自分には祝福なんて必要ないと思っている男は、何ともなしにそう答えてのける。 バツの悪い気持ちがないわけでもないが、あなたが嫌そうでないのならそう振舞う必要もなかった。 「……」 「もう一度、会いたかったんだよ。 俺が人生で唯一、愛した女に。それだけだ」 それだけのために、ただ痣を与えられたというだけの他人を犠牲にする。 そういうことのできた理由だった。 もう叶わないと思っていた願いに、手が届くと分かったから。 本当にただ、それだけの話。 (-131) 2024/02/08(Thu) 19:51:25 |
【置】 掃除屋 ダーレンエゴで、他人を縛って。 そうして叶える願いは、本当に───が望むものだったのだろうか。 答えは出ないまま。 そうして置き去りにしたものと板挟みになって。 男は、 (L0) 2024/02/08(Thu) 19:53:49 公開: 2024/02/08(Thu) 21:00:00 |
【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ「もう少し長くその先も見てほしかったのよ。 大層な夢だと思うかもしれないけど、ブランドを持ってみたくてね。 家族とは違って怪しくない、ジュエリーショップを兼ねた情報屋になりたかったのよ」 忘れるような相手かしら。 忘れられるような相手かしら。 それでも忘れてもいいという言葉には「ばかね、」と些かここには似つかわしくない笑みを返してみせた。 あなたと付き合いたいと言った身であるけれど、あなたが往きたい場所に行けることが喜ばしいことであるはずだから。 「いるわよ。だからそれと同じことを返させて」 「……"私"からの挨拶はいる?」 それは今日限りの話ではない。 女が先程から話している言葉と以前の行動は、全てあの子という視点で使っていた。 (-133) 2024/02/08(Thu) 20:15:44 |
【雲】 彼方をのぞむもの シヴァ──視界のことがバレた。 俺が失敗したこともあるが、流石の賢人具合と言うか。 元々思いはしていたが、よく気が付く人だ。 なんだかずっと、自分を心配する母親に叱られているみたいだった。 この世界の母はああだったから、 こういうやさしさに触れたのは本当にしばらくぶりで。 失敗に情けなくて恥ずかしくなる気持ちと同時に、 泣きそうな気分にもなった。 それは、バレていないだろうか。 どうだろうな、分かった上でとぼけてもくれそうだ。 とぼけると言うかなんと言うか。 「あなたがそういうことにしたいのなら、 そういうことにしてあげましょう」 そんな、許容の精神があるように思う。 【 彩雲の夢 】 (D9) 2024/02/08(Thu) 20:35:41 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエここが聖女の創った世界である限り、聖女はどこにだって現れる。 聖女がただルフトの守り神であったなら、その限りではなかったろうに。 でも、守り神なんかでは、なかったから。 うなじを覆うその姿を見て、聖女はゆるやかに目を細めた。 本当に、自然な笑みで。 その自然さは異質と受け取られても不自然ないのだが。 努めてそう振る舞う聖女はそんなことすら わからない 。 (-135) 2024/02/08(Thu) 20:38:49 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ「 ふふ、ごきげん! そう見えるかしら! だとしたら、ええ。 "ファリエお姉ちゃん"の、おかげかしら? 」 静かで、ささやくようで。 それでもどこか子供みたいな声で笑う。 聖女にとってもあの日は本当に楽しい一日だった。 これが最後でいいって、本当に思っていた。 「 本当に楽しかったのよ。 だから―――」 (-136) 2024/02/08(Thu) 20:40:29 |
【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエだから、聖女は。 あなたもきっと楽しんでくれたと思ったから。 それを思い出してもらいたくて。……嫌なことを考えなくても、いいように。 「 ないわ ! 」「 もっといいこと、なんて! 」 そう、努めたのだ。 明るい笑顔で。そして、無邪気そうな子供のこえで。 (-137) 2024/02/08(Thu) 20:43:26 |
【置】 飄乎 シヴァ ──目が覚めたのは、何か予感めいたものがあったのかもしれない。 窓の外に白む空が見える。 太陽自体はまだのぼっていない、そんな時間。 寝直すか否かを考えて、 何かが身体をスーッと通り抜けたような、そんな気がした。 寝起きのまだ思考の定まらない頭でその正体に気を向けようとした時、 ごとん、硬いものが床に落ちる音がした。左手首が軽くなる。 ──外れた? アレが? 咄嗟に思い浮かんだ疑問の答えを確かめるべく、 左手を視界の真ん中に持ち上げてみた。 ──なにもない。 飛び跳ねる勢いで起き上がって、左手首を触る。なにもない。 本当になにもない、なくなった。 今の気分を象徴するように 窓から陽の光が差し込んで来た時、 ──あの声が聞こえた。 (L1) 2024/02/08(Thu) 20:48:40 公開: 2024/02/08(Thu) 21:00:00 |
【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン「……」 「もしかしてあなた、」 もし互いの状況を察しているのであれば、これ以上はうまく話せないのも道理。 ただ、どこぞの誰かが言ったようにあなたは気の利くいい男のように見えてきて、気は抜けていった。 「……私に声がしたのも、この人の祈りの力も、あの子の力も……聖女が祝福を増やす為のものだったのかしら」 不満はあれどその言葉に込めていたのは真実の追求だ。 話を聞く限り拍子抜けしていくことはいくつかあり、嘆き悲しみよりも追いつかないものが多いのが現状であった。 ただ、今ここに悪い人はいないと嬉しくて、それだけが知りたいのだけ。 「……正直私、痣が光らないことを願っていたの。 比べるようなものではないのだけれど、私も光らなかったらやりたいことがあったから」 「嫌味な女って思う? でもあなたの祈りの理由を聞いたらもうよくなっちゃった。驚いたけどロマンチックで素敵で」 勿論それだけが理由ではないのだが、あなたの理由と彼女の中で抱えていたものは運良く喧嘩することはなかったのだ。 「あ……私ばっか込み入ったことを聞いてごめんなさい。 一応聞きたいことは聞けた。……その……。 シヴァがあなたをいい男と言っていた理由が……ちょっとだけわかったわ」 (-138) 2024/02/08(Thu) 20:53:20 |
シヴァは、 「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 (a8) 2024/02/08(Thu) 20:59:33 |
シヴァは、明け方、宿で絶叫した。 (a9) 2024/02/08(Thu) 20:59:38 |