人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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アンゼリカは、いつもの席に忘れ物をしていた。空の椅子の上に赤いリボンがちょこりと乗っている。
(c7) 2021/12/12(Sun) 1:27:20

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「ッ、……俺は…」

髪を掴まれ、吠え立てられる怒号に怯む。
そこに恐れは無い、けれど。

「…知られたくなかったんだ
 信じる信じないの話じゃない、知られる事が嫌だった
 知らなければ…知らなかった頃の俺達のままで居られる
 だが、知ってしまえばそれは事実として付いて回る…」

「…俺が不義の子だという認識を持ってほしくなかったんだ
 たとえ、お前が俺の言う事に理解を示したとしても
 それだけは変える事のできない事実として残り続けるから」

知られざるものは、無いものと同じだ。
そのようにして"貴族のフランドル"を葬り去ろうとした。
それが事の顛末で、そしてそれは失敗した。

一度、諦めたように下げた瞼を持ち上げて。
迷子のような貴方の表情を、その瞳を見れば眉を下げた。

「……結局は、信じていなかったのかもしれないな。
 この血が俺達の関係にとって、
 決して全くの疵瑕足り得ないと信じる事はできなかった。」

「都合の良い話だろうが、なあ。
 お前がこうして過ちを突き付けてくれるなら、
 或いはやり直す機会を与えてくれているのだと。
 もう一度だけ、信じさせてくれよ…」
(-110) 2021/12/12(Sun) 4:43:57

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「…俺が騎士になったのは、ただ
 あの狭い路地裏を、あの窮屈な街を飛び出して
 お前と二人で何のしがらみも無い所に行きたかったんだ」

その為に貴方と共にここまで生きて来た。
その為に、卑怯な手を使ってでもひたすらに強く在ろうとした。
その為に、殆ど左遷されるような形でこの任に就いた。

外征騎士フランドル・スキアーが、自らの剣に誓うものは。
最初から最後まで、それだけだ。

「そこにお前が居ないなら、意味が無い。
 お前が何かのしがらみに囚われているなら、意味が無い。
 俺の望んだ形はこんなものじゃない。」

思えば、それを言葉にして誓った事はあっただろうか。
きっとあったのだろうが、恐らくそれは幼い頃の約束だ。
貴方が覚えていなくとも不思議ではないな。

「俺の独り善がり、身勝手な我儘だと言われればそれまでだ。
 或いはこれを分不相応な夢だと言うのなら、
 せめてもの慈悲として、お前の手で終わらせてくれよ」
(-111) 2021/12/12(Sun) 4:44:54
フランドルは、その剣を捧げる先は、何処に。
(a30) 2021/12/12(Sun) 4:45:10

フランドルは、行き場の無い剣なら、折られる事も慈悲とさえ思う。
(a31) 2021/12/12(Sun) 4:49:32

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

ふ、と首を傾けた。わずかに細めた瞳が長い前髪に翳る。

「……ああ……、そうする。ありがとう。
 …………オーウェンは、なんだかチグハグだな」

一瞬、突き放すような言葉を投げてきたかと思えば
その本質はどこか配慮を感じるもの。
人の心に対する勘が鈍いエドゥアルトにはそう感じた。

そして、幾分、考えるような間。手短と言われたからか
エドゥアルトにも選ぶ言葉を探すこともあるらしい。

「貴方は……」

エドゥアルトは一歩、距離を詰めた。
(-112) 2021/12/12(Sun) 6:46:08

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン



「この街の、より良き日々を望んで"そこ"にいるのか?」

言われたとおりにとばかり、簡潔にしたつもりだった。
聞く人によってはきっと意味のわからない問い。
けれどエドゥアルトは、貴方にはわかると思って尋ねているような、眼差しをまっすぐ向けた。さて、実際はどうだろう。
(-113) 2021/12/12(Sun) 6:46:18

【独】 木偶の坊 エドゥアルト

こちら73歳まで童貞の現場のベテラン童貞です。魔術師とは名ばかりの、時々脳内に直接声が聞こえてきて教えてくれる、ということにしています。
でも正直元奴隷で童貞ってありえるんでしょうか。わかりません。
(-114) 2021/12/12(Sun) 6:59:00

【念】 木偶の坊 エドゥアルト

「ああ、捕まえてくる。だから……待っていてほしい
 ……、では……調理場は、たのむ……」

あなたにも協力を頼むほどには、間違いなく、本気だった。
上手いチキンの素材である何かを、狩ってくる。
そう宣言したからには遂げて見せる。
無事に、美味しい明日がやってくるといい。
(!9) 2021/12/12(Sun) 7:16:07

【念】 木偶の坊 エドゥアルト

「…………それで、次は誰を、」

小銃を抱えなおす。ひとまず美味しい食事の話はさておき
できること、やるべきことを、遂行する。

「……ミズチ」

ぽつりと呟いた。自分で決めたというよりは
突然脳内に振って来たような。以前と同じ様式でそうするようだ。
(!10) 2021/12/12(Sun) 7:29:01

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 ん。と軽く頷いて、魔力源は素直に押し込まれた。もらわない理由もない。あー、と口を開いて待つ様子は雛鳥のようだっただろう。

 与えていけば、段々と無駄に左右に揺れ出し、雰囲気がほわほわとしたものになっていく。途中で止めると面白いのだが、今はそれが目的ではない。やがて揺れた勢いでベッドに倒れてそのまま、瞼を閉じて動かなくなった。スヤァ……。
(-115) 2021/12/12(Sun) 9:45:23

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 そうしていくらか静寂が続いた後、畳まれていた首巻がひとりでに持ち上がる。いや、意思を持って布が動いた。

「…下らん用なら怒んが、そんなんと違うじゃろ掃除屋さんよ」

くるりと布がはためけば、まばたきの内に赤い鱗の蛇の姿があった。彼の目覚めである。

「さて、何が起こったかなぁ、いっつも把握出来るわけと違うが、あー……?」

 ぺしん、尾でミズチの額を叩いた。酔って寝入った直後なのでこの程度では起きない。

「……妙竹林な奴らが寄り易くなってんの。今は散らしたったが、またすぐ寄ってくんぞ」

 あっちいけと追い払うように、空にもうひと振り。
(-116) 2021/12/12(Sun) 9:46:38

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「簡単に言やぁ低級霊に集られてたなぁ? 何もかもから見放されたくらいの。言語も忘れて持つのは思念だけ。ほんなどこにも行けんて彷徨いよる程度のが」

「うっかり呪いの類でも拾ってきたってぇよりかは、こりゃ誰ぞになんぞされよるわ。ナマの部分に術を編まれよる。死体に詳しい奴じゃの、こんなやれんのは」

 すいー、そのままカガチは、ミズチの衣嚢から符を何枚か取り出した。

「このへんの使わせたらマシになんじゃろ。身体いじる方の処置の仕方も、これ見よったらミズチにゃわかる」

「応急処置程度なもんで、外し切るなら術者に外させるんが一番か。安易に聖水だの聖属性の何某だのに頼んなよ? 下手ぁ打つと死にかねん」
(-117) 2021/12/12(Sun) 9:50:30

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>ノアベルト秘話
 編まれたモノの主目的の推測入れ忘れたな…ちゃんとはわかんないにゃんっていうだけだけど。
(-118) 2021/12/12(Sun) 9:57:45

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 お祭りに乗りそびれたけど叫んでおきます。墓下さいこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ペトラちゃん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 おれのことはなされよるんよ、三日目中になんか置き手紙ソロールしておきたいですね。
(-119) 2021/12/12(Sun) 10:04:59

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「―――


帽子を被り浮かべる表情に感情の色は見えない。
男も、男から見る主人もいつだってそうだった。
それは男にとって都合よく、時折感じる情に戸惑いを与えた。

愛を、情を知らないわけではない。
荒事もない平穏な永久も願われたことがある。
人懐っこい主人に慕われ、優しくされれたこともある。
それでも変わる人間の感情に、――男は大きな欠点を持っている。

「―――レイ、とエドゥアルト……でしょうか。
 探る動きをしている二人組の声を聞きました。
 何かしら調べる能力に長けているようです」

憶測だが、調べ上げられたことを報告する。密告もこれっきりだ。

ノアベルトと名乗る前の男は、領主の一人娘に仕えていた。
しかし、婚約者と結婚間近だった娘は、幸せを掴む前に死んだ。
だから、男は彼女と関わったすべてを捨てた。
彼女を殺した主犯の名も捨てたのだ。

「反乱軍には蝙蝠と名乗る者が。
 確実にわかるのが、……エアハートとフランドル、
 あと野良猫がいます。にゃん、だとか」

向こう側にはおかしな語尾がついているようだ。

どうか変わらないで。
一番にしなくたっていい。
一番そばになんて求めない。

****は変化が怖くてたまらない。
(-120) 2021/12/12(Sun) 11:10:47

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「この程度でしょうか、私が残せるのは」

歪な感情の揺らぎを残して、被り直した帽子抑える。
安堵と、ほんの少しの   。

「――、主君の命のままに」

紫煙の香りと共に渡された花を受け取り、しばし見つめる。
縁の深い二人に渡されていたのだ、
あのときの彼女の説明もよく耳に残っていた。
そのまま無言の時間を過ごしたかったが、これ以上告げることもない。
最低限の会話とただ時間を共有している仲、口を開いてまた閉じた。

……平等。
しばらくそばに居られなく淋しさか、つい口をつきそうになって。

「どうかご無事で」

曖昧で、不要な言葉をこの日ばかりは告げて、貴方に背を向けた。
(-121) 2021/12/12(Sun) 11:14:18

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 花売り妖精 アイシャ

「野郎ばかりがあれほど花に興味を示すのも、
 あなたの愛くるしさのおかげでしょう。
 一部似合わないと思った面子もいましたが
 たまにはいいものですね、変わったものが見れました

 花の希望は、―――女性が贈られて嬉しいような。
 華やかな色がいいですね。籠に詰められるだけ。
 これで足りる分でお願いします」

銀貨を2枚よこし感情の起伏がない姿に首を傾げた。
肝が座っているのか、それとも妖精たる所以か。

「それと、アイシャにも。一輪。
 あなたを反乱軍とは思っていませんから、無事と早い釈放を祈らせてください」
(-122) 2021/12/12(Sun) 11:35:47

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「そこの男連中と一緒に踊らされる夢」

と、酒場にいる面子の何人かに視線を向けた。

「…………悪夢だったわ」
(+14) 2021/12/12(Sun) 12:45:35
ペトルーシャは、アイシャの姿を見た。こんなことをしていても、あなたには……
(c8) 2021/12/12(Sun) 12:51:21

アイシャは、概ねいつも通り。
(a32) 2021/12/12(Sun) 12:54:27

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

【2日目秘話】

「7枚」

「承諾で2枚、達成で5枚」

「……これなら?」
(-123) 2021/12/12(Sun) 13:03:26
オーウェンは、なんで揃いも揃ってそんな夢見てんだよ。
(a33) 2021/12/12(Sun) 13:28:20

【秘】 残氷 の エアハート → 花売り妖精 アイシャ

 
「そう、ですね。幼馴染でもある、か。……」

余りに傍にいる期間が長すぎると、客観的に見た自分達の
関係性がどうか、何を当てはめても不思議な気がする。

相棒、と言ったのも騎士団時代に背を預けていたから。
実際には何なのかと言われると、答えの代わりに苦笑だ。

「理由、理由は──」

アイシャの目を見つめ直す。
確かに少女は人に言わないだろう。
この会話自体を誰かに聞かれて問題になる事でもない。

 ──ただ、

「アイシャにはきっと理解ができませんよ」

その意味は彼女に対して失礼な感情が含まれている。
恵まれた──実際の境遇はどうあれ、そう見える人には。

「“貴族”の血を引いていたから」


ただ、“それだけの事”と、思うだろうか。
(-124) 2021/12/12(Sun) 13:54:56

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

 
「はは、願い下げとは手厳しい。
 これでもそれなりにはモテるのですが。
 お好みに合わないのなら仕方ないですね?」

この家業が──元の職もその要素は少なくはなかったが、
他より同性間のあれそれが多いとは言え、
珍しい部類なのは違いない。わかってて言ってそうだが。

「それは失礼。ですが変な気を回して奇を衒っても君は
 それはそれで“酒の方が”と言いかねないでしょう。
 次からただ声を掛けてくれるだけで出てきてくれるなら
 そう怒る事もないかもしれませんね?御一考ください」

元々何か渡さないと面倒臭がるか避けるイメージがある。
とは言え昔の事なので、今はどうかはわからないのだが、
この男には逆に辞め所が見つからないという奴である。

「結局、お酒飲みたいんじゃないですか。
 不満なら食事でも構いませんがと言おうとしたのに。
 まあ酒場ならどちらもあります。好きに頼んで下さい」

言いながら辿り着くのは普段とは違った賑やかさの酒場。
──あなたも当然ご存じかも知れない。
“革命軍”の構成員が多い場所なのだから。

「ところで何故今日だったら気を使ってくれたんですか?」
(-125) 2021/12/12(Sun) 14:06:32

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
とある日、ある時間。
人払いを済ませた場所で、貴方を呼び出しただろう。

「と言う事でご要望にお応えする準備ができましたので。」

唐突にそう切り出しつつ、やんわりとした笑みを返して。
ご要望、の内容なんて、一つしかない。
貴方の過去についての会話で希望が出ていたのは一つだ。

「お会いしたいと言われましたので、改めてご挨拶を。
 はい、こんにちは。革命軍です。
 任命された名はホド。
 ──聞いていたならこれ以上はいいですよね?」

鼠とスパイが会話を聞いている。その事実は知っている。
ただそれがどの人間か確証はない。当然目の前の男かもだ。
それでも貴方である事が当然の様に言う。要はブラフ。

「こうして姿を見せる以上、想像がつくかと思いますが
 先にこちらの要件を言いましょう。《掃除屋》。
 契約は正常に結ばれなければならない。

 単純明快、政府を止めるお仲間になって頂けますか。
 ペトルーシャであの有様だ。腐敗具合は見え切っている」
(-126) 2021/12/12(Sun) 14:15:50

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
と言う事でとりあえず一度勧誘ロールを投げさせていただいたので、一度待ってと言われるなら、監視員なりなんなりいるので蹴飛ばしてきた確定ロールまでして貰っても構いません。こちらも問い詰めをするかもですし。
喧嘩を頼まれて喧嘩と言うのもシュールですが、組織の人間なので多分出来ちゃうんでしょうね……首輪は実は私も悩んでおりまして、「普通に勧誘が通った」場合、別段首輪する理由も政府にチクる理由もないんですよね……。

幾つか案を出すなら「そもそも承諾されたけど不審なのでこっそり政府にチクった(これだと吊り組と同じ様に政府にボコられるソロールができます)」「一人何もなしだと不自然なので首輪手配して来たので付けておいて」した。辺りでしょうか…… いっそ別に首輪腕輪なしでも世界観的には問題ないので、そちら希望でしたら質問箱の方で相談の手もありかも知れませんね……!よろしくお願いします!
(-127) 2021/12/12(Sun) 14:20:47

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

「ではそれで頼みたい」

 渋る様子もなく、銀貨2枚を差し出した。断られないことへの優先度の高さが窺える。

「場所もお前が決めてくれて構わない。いつどこでなら都合がいい?」

/*
 2日目中、ミズチは普段通りの様子で結構過ごしていますが「聞こえるようになる→発狂/忘却+逃避→日付変更頃に解除→再発狂/聴覚認識力欠如」か「ペトラルーシャが日付変更頃から聞こえるように工作した→日付変更頃発狂」くらいの感じでいるので、ノアベルトにダンジョンに連れ出されていた朝〜正午以外の時間ならどこでも大丈夫です。
(-128) 2021/12/12(Sun) 14:23:18

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

 
「……ほらみろ」

「結局、俺にバレなかったとしても、残り続けるなら。
 血は血。自分は自分って言い聞かせてるようだが。

 事実は変えられないし、一番それを気にしたのも、
 それを消せないのも、お前自身が決めている」

「もしかすると最後まで隠し通せたなら“俺の中では”
 無い物にできたかもしれない。それでも、結局の所、
 
お前が血に脅かされる事実は何も、何一つ変わらない」


まだ、“この時は”貴方と対話する物言いだった。
文句に近い言い方ではあったものの、貴方に宛てた物。
ただ、言葉が徐々に別の何かに向き始めるにつれ一瞬だけ戻った発露した感情は消えていく。不自然な程早く。

「──だから、やっぱり消すしかなかった。
 殺さないと。或いは元から絶つ。それか全部奪う。
 
結局それしかない何も間違ってなかった俺は、
……私、は……?」


虚空へ何かを呟いていたのが、最後まで言い切られる事はないまま、ラジオを切り替えたように切られる。一瞬だけ怒りの感情の色があった目の色も、顔をあげたのと同時に先程までの薄い喜楽ばかり映すものに戻るだろう。

そう、余りに波が激しすぎる。元々感情が顔には出ないが内面はややこしい人間ではあったが、幾ら貴方に複雑な感情を抱いていてもこんなにも代わりやしない。まるで魔法の様だ。

──実際、何らかの精神干渉を受けているのが、もしそれらの魔術や技能に近い知識があるなら。或いは推測でも辿り着きはするだろう。エアハートは何らかの洗脳下に置かれていておかしくない、と。

 ▽
(-129) 2021/12/12(Sun) 15:29:26

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

 
「──まあ、いいや。あのですね、そう言う所なんですよ。
やり直す機会と思えるなら、信じるも何もそうしたらいいじゃないですか。私が「与えますよ」と言わないとそれすらできないんですか?信じないって言われた瞬間諦めて自殺でもします?へぇ。結局、それって──」

「こちらに決定権を委ねて楽になりたいだけですよね?」


「何故私が終わらせる必要が?貴方の独り善がりな部分は
 そこじゃないのお分かりです?また出てますよいつもの。
 “見える形”に縋る所。そしてそれを捨てきれない所」

本来の男なら、貴方の言葉に反応しただろう箇所に触れない。
その時点で、貴方からしたら違和感しか無いだろう。
最も、この言葉が全て的外れかと言うとまた別で、つまり完全な別人にされた訳じゃなく、半端に自我も残っているという事。
つまり、この言葉もある意味本音かもしれないと言う事。

「そりゃあこっちだってその性質見てたら信じられませんよね?或いはどうにかしようとするはずだ。その結果が現状ですよ。
 そんな訳なので、今の私含めて貴方のせいなんですけど、
 受け入れてくれません?色々と。一緒で良くないです?」

する、と腹部から下腹部を撫でてズボンをずらす。全部脱がすなんてしない。行為ができる程度にずらしておく方が服自体が枷の役割も兼ねてくれるのもある。

片手で手慣れた様子で小さな容器を取り出して液体を手に眩し、貴方の陰部や後孔にもかけていく。何をするかなんて明白だろう。状況的にも、経験的にも。

最後に、面倒臭がるよう、ベッドが濡れるのも気にせず思い切り乱雑に粘度のある液体をひたすら垂れ流す様にかけた。……碌な愛撫すらないが、“尋問”なら当然と思うだろうか。
(-130) 2021/12/12(Sun) 15:33:51

【秘】 埃運び オーウェン → 見習い少女 アンゼリカ

「フン。誰も彼もが不真面目なら組織なんて立ち行くわけないだろ。

 だいたい、お前はもう少し見聞を広げるべきだ見習い。盲信は罪とまでは言わないけどな……まだ若いってのに思想は固めるもんじゃない」

連れて行く時も説教臭い言葉ばかり溢れでる。きっと、どこにだって悪い奴はいるし、悪くない人も紛れている。

それを濁らせるのが、人の持つ損得勘定だ。黄金と夢に価値を見出してしまうからこその。

「これを機に、人の声を聞け。ノアベルトだけじゃなく、俺だけでもなくな」

そうして貴方の首には仰々しい首輪が嵌められる。
乱暴なやり方で多少見える所に痣や痕が残ってしまうかもしれないが、じきに消えるくらいにはした筈だ。
(-131) 2021/12/12(Sun) 15:41:36

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「ミズチが体調が悪くなることなんておかしいでしょう。
 くだらなくありません」

からくりを過信している、というよりは
生身の人間と同じ傷を受ける存在ではないと認識している。
同時に、やはり術や精神的作用にはめっぽう弱いことも
似通っている、己と同じようなものだとも認識している。
何かの為に作られ、何かの為に運用されようとした存在。
倫理観も感情も、一体どこから来て
どのように成長するのかなど知る由もない。

「低級の霊? 旦那よりはペトルーシャ……
 レイの可能性もありますが、影響されるなら彼女でしょう。
 自発的にされたのかどうか……まぁいいです。
 ふわふわしてるのは問題ですが、幽霊の声を聞いておかしくなってるのであれば、治しては頂きたいですね。
 でも、ミズチに説明したところでうなずくとも思いません」

ブツブツとつぶやきながら符を受け取りテーブルにおいた。
過剰供給でダウンした体を再度撫でてやってからカガチに向き言う、撫でますか?

「……その、符っていうのでしばらくどうにかして、
 影響があるのなら声をかけるようにいい含めましょう。
 ありがとうございます来てもらって、……急ぎだったんです」
(-132) 2021/12/12(Sun) 15:52:24

【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト

「は?」

何を言っているんだ?というまるで心当たりのないようなら間の抜けた声。

何処からだ?投げ捨てたくじ引きから?夢に対する嘆きか?ありえない、そんな尻尾未満の毛先一つを摘まれてたまるか。


僅かな左眼の揺らぎはあなたに見抜けるか。

「何を思えば、お前までこの騒ぎに当てられたか。配達にそんな大層な役目なんかあるはずないだろ?

 俺は──誰かの未来を祈ったことなんかない。自分のささやかな、そして健やかな明日を守る為に仕事をしている。それだけだ」

瞬き一つすれば、些細な揺らぎも収まって。
真っ直ぐな眼差しを受け止めた、“一応の答え”を、続けた。
(-133) 2021/12/12(Sun) 15:59:40
ノアベルトは、花売りに花を注文して掃除屋の仕事を休んだ。
(a34) 2021/12/12(Sun) 16:16:47

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 骸狩り スカリオーネ

【2日目秘話】

「────」

少しの間、考えるようの素振りを見せて。

「〈人皮綴り〉と〈屍蜂繰り〉……私が知ってるのはそれくらい」

それから、そのふたりの死霊術師についての情報を伝える。

〈人皮綴り〉は死体に自作のポエムと呪文を書き込んだりする変態。
呪文を書き込まれた死体は、普通よりも増強されているだとか。

〈屍蜂繰り〉は生き物の身体に寄生する蜂を死体で育ててる陰険者。
蜂に刺されないのと、死体をなんとかするのを一緒にすること。

などと、ペトルーシャとしては珍しく仔細に情報を与えて。

「……私が知らないだけど、他にも潜伏しているのはいるかもね。
 この都市は、私たちのような死霊術師にとっては居心地がいいもの」

「ちょうどいいわ、貴方があいつらを片付けてくれるのなら。
 それと一緒に借りを作っておけるのなら、遠慮はしないから」
(-134) 2021/12/12(Sun) 16:23:35

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「そうね……」

「なら、私の工房で。
 わざわざ近付く様な人間もいない。
 聞かれたくない話をするのならちょうどいいでしょう?」

工房の場所をあなたに伝える。
それ以外の場所はないと言わんばかりだ。

/*
了解です!それではそんな感じで!
午後、ダンジョンから帰ってきたらこっちに来たみたいな……
(-135) 2021/12/12(Sun) 16:28:16

【人】 残氷 の エアハート

 
「あの夢、なんであの人選だったんでしょうね……
 まだペトルーシャがいないならわかるんですけど……

 何か何処かの勢力が変な電波とかを、
 こう、実験がてらに飛ばして来てません?」

そう思うくらい摩訶不思議な夢だった。
(43) 2021/12/12(Sun) 16:28:49