【独】 中隊長 アーサー/* アーサー・ルイスくんです。 よろしくお願いいたします。 チェスの時点で自分なのだけど、ルイスまで出したら ドンピシャん名刺っぽ、なので名前だけ。 嘘。苗字は親を捨てた時に捨てました。 (-11) 2021/04/14(Wed) 22:33:36 |
【人】 中隊長 アーサー[白地に青のアラベスクの走る石廊を歩く。 朝と昼との合間、日差しを避けた道はまだ ひやりとした風が吹いていた。 外気温は高いが、陽さえ凌げば心地良い風が吹く。 十年近く暮らして得た知識。 流浪の頃には何度肌と喉とを焼かれただろうか。 喉奥でく、と笑って回想を追いやる。 こんな事を思い耽ってしまうのは、 あの頃とは違う剣呑とした空気が この国に充満しているからだろう。 何度もすれ違う警備兵は挨拶すら碌にしてこない。 ピリピリとした視線を一度此方に向けては、 足早に廊下の奥へと消えていく。] (57) 2021/04/15(Thu) 6:16:57 |
【人】 中隊長 アーサー[受付の司書官に何時もの様に挨拶をして。 頼んでいた本の貸し出しを願い入れる。 何冊もの棋譜。 雑学書。 王宮内の情勢を知らせる封書。 東の国の詩集。 受け取れば踵を返しその場を離れる。 ………ああ、そういえば あいつは本も読むのだったか。 ふ、と気付いて立ち去ろうとした書庫の内部へ立ち戻る。 一つ思案し、ある棚の影にと姿を消して。]* (60) 2021/04/15(Thu) 6:19:28 |
【独】 中隊長 アーサー/* ごめんごめん、 触れて貰えるだけでにこにこしてしまう。 帝王学では良い部下を持て、と提唱されているんだ。 ………なあ? (-56) 2021/04/15(Thu) 22:23:13 |
【人】 中隊長 アーサー[棋譜 雑学書 東の国の詩集 戦術書 歴史書 □□□ 随分な荷物を得てしまったものだ、と 内心何処か苦笑しつつも気分は晴れやかであった。 何分良い手土産を見繕えたのだから道理ではある。 手渡した時にどんな顔をするだろうか。 想像するだけで楽しく。] (100) 2021/04/15(Thu) 23:18:17 |
【人】 中隊長 アーサー[紐で結わえた本束を提げ王宮書庫を発つ。 気付けば陽はすっかり頂点へと辿り着き 庇の無いがら空きの外苑を照らし尽くしていた。 木陰を歩けばまだ直射は避けられそうだが 景観を整える為淑やかに切り揃えられた木々の 細やかな枝垂れは短く、薄く。 色素の薄い目にはどうにも酷な道に映った。] 市場の方に行くには 此処を抜けた方が早い、が [肩を竦ませ踵を返す。 仕方が無い、と遠回りの道を選び、] (101) 2021/04/15(Thu) 23:19:23 |
【人】 中隊長 アーサー[ついでに大隊長殿にでも いいや、旅団長殿にでも挨拶に行っておこうか。 手土産が無いな。ならば、 参謀室の方にでも……… と、 思い出して、 先程受け取った封書を取り出した。 周囲に人が居ない事など把握済みで、 人目も憚らず三つ折りの紙を 取り出し広げる。] (102) 2021/04/15(Thu) 23:20:07 |
【人】 中隊長 アーサー[概ね予想通りの文面が認められた それにふ、と一笑すれば、 悩ませていた歩先を定め、 王宮の或る一区画へと向かい始めた。 ―――― 数刻の用事を済ませたならば 昼餉を求め、気に入りの店の方面へと]* (103) 2021/04/15(Thu) 23:20:42 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ―――― 剣ばかり揮う様な奴だろう、と 思っていたが。 お前も本を読むんだな。 [それはいつかの昼下がり。 酷暑の過ぎた頃、些か昼間でも 外で過ごしやすくなってきた頃の噺。 大河の裾、川縁に揺れる緑葉樹の下、 普段は敵に向けるであろう真剣な眼差しを その手に収まる程の小さな本に注ぐ青年に向けて。 赤眼の青年は不意打ち気味に 背後の方から声を掛けていた。]* (-59) 2021/04/16(Fri) 0:00:25 |
【秘】 傭兵団長 ダイゴ → 中隊長 アーサー―――― [太陽の下は好きだった。 腹を空かせる度、訓練後泥の様に眠ってしまう度、 空の色が血塗られているように見える度。 自分はまだ、光のある場所に立てるのだと自覚してしまうから。] . (-66) 2021/04/16(Fri) 5:59:49 |
【秘】 傭兵団長 ダイゴ → 中隊長 アーサー[この国では珍しいメタセコイア並木が少し色づき始めた頃。 揺れる葉音が心地いいと感じていたせいで、 不意に掛けられた声に、らしくなく肩を跳ねさせた。] は… …あ、アーサー、殿。 ご無沙汰、している。 [顔を合わせたのは数か月前の迎撃戦の時だったか。 意識して顔を合わせた事もなかったが、彼の特徴的な深紅の瞳と円やかな笑みは自分の中である種の強い記憶に留まっていた。 数少なく、『顔を覚えている輩』だ。 本を閉じ座っていた身体を絶たせ、肩についていた木の葉を手で払い背筋を伸ばし敬礼する。現在は休みのため金糸雀の外套も身に纏っておらず、挙句後ろに流し固めている髪も少し崩れているかもしれない。] [手に持っていた本を指摘されれば、ああ、と言葉を詰まらせる。 少し迷った時、首筋を掻くのは癖のようなものだった。 小さな文庫本は、この国の言葉で『レイジー・ファミリー』と表題を示している。面倒くさがりのスパイ一家がカジノや銀行で潜入、乱闘を起こすような派手な物語で、冒険小説というにはいささか尖っている作品である。] ……初めは。勉学の一環だった。 知らない言語や世界を知るのが、楽しくてな。 [事実、その本自体がもともとアーサーの国の作品であるが、有名なものが翻訳されているものだと推測できるだろう。尋ねられれば、東の国の有名どころはだいたい網羅してしまっているのだとも告げる。] (-67) 2021/04/16(Fri) 6:00:08 |
【秘】 傭兵団長 ダイゴ → 中隊長 アーサー 自分が自分で無くても、"彼ら"のようにはならない。 物語に自分を重ねたり、ずらしたりする事が、 いつだったか面白いと感じるようになった。 同時に、今自分が戦いに身を投じれる事が、 自分にしか出来ないとも自覚できるからな…。………。 [そういって、手の中の本を撫ぜ、 普段の強張っている表情を蕩けさせる。 自分の人生が、別に誰に描かれるわけでもない『ノンフィクション』であると思い込めるだけで、どんな空虚を強いられる戦いがあっても、乗り越えることができた。 間違いではないと、感じることができた。 戦地で身体に釘を刺すことが、できた。 ――アーサー殿の国ではどんな本が存在する? 今読んでいるものが彼の出身国のものだとも知らず、 普段より融和な眼差しで問いかけた、その応えは―――]** (-68) 2021/04/16(Fri) 6:01:16 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ[そこまで驚かせるつもりも無かったが 想定よりも跳ねる肩に目を開いて。 けれど次にはいつもの笑みを湛えて 遅ればせながらの挨拶を青年へと向けた。 思わぬ来訪に返すぎこちない挨拶と 続く気心の知り切れていない硬さの残る口調には 楽しそうに口許を緩ませて。 その不遜を隠さずながらもしかし、 青年の話を深く聞き入り遂げた。 かの洞窟での一件で 一切緊張を緩めなかった青年が ふ、と表情を蕩かす様は仄か面白く。 また人間としての奥深さを感じられるな、 等と外れた事を過らせながらも 問われた言葉に記憶を 巡らせて。 左に目線だけ泳がせ口許に親指を添え、 そうだな、と] (-90) 2021/04/16(Fri) 23:07:10 |
【秘】 中隊長 アーサー → 傭兵団長 ダイゴ Life’s but a walking shadow, a poor player that struts and frets his hour upon the stage, and then is heard no more. It is a tale told by an idiot, full of sound and fury, signifying nothing. (-91) 2021/04/16(Fri) 23:08:41 |
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