【念】 サラリーマン 御門 涼司大丈夫ですか〜。 [やばいなって自覚はあった。 けど久しぶりの深酔いがふわふわして 思いの外気持ち良かったから自制せずに飲んで、 用を足せばちょっとは酒が抜けるかとトイレに向かった。 そこでちょっと洒落にならない声が聞こえたので 誰だか判別出来ない後ろ姿に声をかける。 返事の代わりにまた嗚咽が聞こえたものだから さすがに本気で心配になって背を擦ったら 振り返った顔がまさかの見知った顔だったわけだ。 相手がトイレに行っている事も覚えてないくらい 俺も大概に酔っぱらっていたわけで やばいって思ったのは間違いじゃなかったらしい。] ほんとに大丈夫ですか? [心配はもちろんしている。 けど苦しさから薄っすら滲んだ涙で潤む目が 妙に艶っぽくて目が離せなくなっていて、 吐くの手伝いましょうか、なんて口実を口にして しゃがみ込む相手に覆い被さるように身体を寄せた。] (!5) 2020/10/22(Thu) 0:46:14 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[唾液でわずかに濡れた唇は滑りが良くて 触れたらぬるりと容易に形を指先に伝えてくれた。 その柔らかい感触にぞくりとして いけない事をしている気になってくる。 けどそれが逆に好くて濡れた跡を辿るように 唇を何度も撫でて、指は次第に口内へ侵入した。 しんどくて抵抗する気力もないのか それとも酒で完全に頭がやられてしまっているのか、 彼の唇は俺の指を受け入れるみたいに開いた。 歯列や頬の内側を柔く撫で弄って その度につらいのとは違う息が漏れるのが楽しくて 吐くのを手伝うって言ったくせに まるで目的を果たそうともせずにしばらく弄ぶ。 その度に唾液が溢れて余計に酷い有り様になった。 そのうち指じゃ物足りなくなって、 気付いたら口を塞ぐように口付けていた。] (!6) 2020/10/22(Thu) 0:46:26 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[徐々にしんどいのとは違う顔が見えてくる。 可愛いな、なんて調子乗って舌を奥に進めたら 突然強い力で身体を押し退けられてしまった。 やり過ぎたかと一瞬冷静になる。 その上、相手が笑い出したものだから 完全にその気になっていた俺は置いてけぼりを食らう。 けど聞こえたのは想像とは全然違う言葉で。] はは。うそでしょ。 俺、 男ですよ? [彼の言の通り、確かにそこは布を持ち上げていて。 素面だったらあり得ない状況に驚いたりするんだろうけど すでにまともな思考なんてしてないから 自分を棚上げしてからかうみたいな言い方して 主張するそこをやんわり撫で上げてやった。 もっとヤバい事になればいいのに。 そんな悪意が顔を出す。] (!7) 2020/10/22(Thu) 0:46:37 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[どうやらその悪意は役目を果たせたようで イエスとしか答えられない問いかけを投げかけられ、 答えを声に出す前に俺はネクタイを掴まれた。 自分からも股間押し付けちゃってめっちゃエロいなあって 可笑しくなってにこにこしてついて行った俺の姿は、 一緒に飲んでいた知人達からしたら特別な事じゃなくて 『憧れの先輩に構われて嬉しそうないつもの俺』程度にしか映ってなかっただろう。 手を恋人みたいに繋いで歩くのなんて いつもの俺だったら飛び上がるくらい嬉しいのに、 もう頭の中がその先の事ばっかりで ずんずん先に歩いていく相手がホテルとは別へ向かっても 全然気にしないまま素直に付いて行った。 コンビニのトイレから出て来た時、 彼が割とすっきりとした顔をしていたものだから もしかして抜けたのかなって少し距離を取る。 正気に戻ってる可能性もある。 けど店を出た途端、やっぱり手は繋がれたから ああ、まだ酔ってるのかなって安堵した。] (!8) 2020/10/22(Thu) 0:47:06 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[そのうち相手の部屋らしき場所に連れ込まれて、 もう人目もないんだからって壁に押し付けた。] …責任取ってほしいのは、俺の方ですよ。 [正気に戻られる前にって気が急いて 貪るみたいに唇を少し乱暴に押し付ける。 今まで自慰だけで済ませてたのに。 貴方はノンケだから想うだけにしとこうって思ってたのに。 エサぶら下げて飛び込んできたのはそっちだぞ。 俺の頑張りを無にした責任取ってくれよ。 …酔ってる間だけでいいから。 持っていたコンビニの袋が足元に落ちて、 中に入っていた避妊具の箱が零れ落ちたけど 今すぐ必要じゃないやってそのまま捨ておいた。]* (!9) 2020/10/22(Thu) 0:51:12 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[まぁなんにせよ。全部何もなかったことにして 元通りにしたい訳じゃないことはわかった。 現状何かは期待されてる訳だ。 ならその辺に付け入るのはありかなぁなんて 目の前の男に正直に話したら 俺の知ってる葛西さんじゃない、くらいは 余裕で言われそうなことを考える。 フェイドアウトしてもうとっくにそんなシーンは終わった 映画の続きなんてもうどうでもよくなって 視界に写すことを放棄する意思表示に眼鏡をはずした。 腰を浮かせて離れて行った距離をこっちから詰めれば もう一度唇を重ねる動作で顔を寄せて…… 拒むか、受け入れるか、反応を楽しむ様に一度焦らして笑う。] いやなら、拒んでくれていい。 けれど、そうでないなら、もういちど… [しようか、って誘う言葉が声になる前に 唇を塞いで、一瞬掠めただけじゃ物足りなかった 柔らかさを堪能した。 キスを、しようと誘いたかったのか 昨日の続きを、しようと誘いたかったのか 自分でもわからないがどっちでも同じなように思えた。] (-21) 2020/10/22(Thu) 12:56:53 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[押し付けるでなく、柔らかく何度も食んで、 微かな唾液と熱っぽい湿った吐息で湿り始めた唇を ちゅ、ちゅう、と微かな音を立てて吸う合間に舌を遊ばせる。 どっちが先に欲しがるか我慢比べでもしてるみたいに 境目を擽るだけで、引っ込む舌先が 深い口付けを誘うが、誘うだけで何度も引き返す。 じゃれ合うみたいなキスが楽しくって、 くすくすと零す笑い声にも熱が灯って可笑しな艶を孕む。 唇から少しだけ突き出したそこを 魅せ付けるようにしながら一度離れて 悪戯っぽく笑う目を細めてゆっくりと舌舐め摺りを。 欲しいなら、お前から来い。 相手の目に映るその顔は酷く物欲しそうだったが 強請るでなくそんな傲慢さを湛えた眼の色を 瞼を伏せて覆い隠せば、薄く唇を開いて 掠めるだけじゃない口付けが与えられるのを待った。*] (-22) 2020/10/22(Thu) 13:00:27 |
【人】 サラリーマン 御門 涼司[少しぐらいは戸惑ったりすんだろうと 男に免疫がないはずの相手の反応を予想してたけど、 案外自ら手を伸ばしてくるほどに積極的で 嬉しいのが隠せてない顔で僅かに頭を横に振る。 けど今までなら絶対に入れなかったはずの領域に 緊張しているのは間違いなくて、 唇に触れる手を掬い取った俺の手は 少しだけ、ほんとちょっとだけ震えてたかも知れない。] もっと、近付きたい、です。 [普段なら無遠慮に近付けるのに たったこれだけ、足りないを伝える言葉が、重い。]* (106) 2020/10/22(Thu) 16:38:11 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[向こうから詰められる距離に 少し意外だなって俯瞰で見ている俺がいる。 だって彼は誰にだって紳士だし、聖人だし 誰か――特に男に迫る姿なんてまるで想像出来ない。 それに俺の妄想の中でだって迫ってきたりしない。 いつだって俺がちょっと強引に押しちゃって、 良い人だから流されるみたいに受け入れちゃうんだ。 だから本当にこれ、葛西さんなのかなって思った。 反面、自分の妄想とは全然違うから 今この時が夢じゃなくて現実なんだって感覚は強い。 俺が距離を測っている時とは違う、 からかわれてるみたいな微妙な距離で彼が笑う。 答えが一つしかない問いかけをした事も その答えを言わせてくれなかったキスも合わせて 段々この人が何を考えてるか分からなくなってきた。] (-23) 2020/10/22(Thu) 16:38:40 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[お互い昨日の事は覚えてないはずで 彼は男には興味がないはずで。 それなのに俺より躊躇ないのは何でだろう。 お遊びみたいなじゃれつく唇を受け入れながら 少しずつモヤモヤしてくるのを感じる。 もしかしてノンケだって思ってたのが間違い? 最初から男に抵抗なんてないのかも。 だからこんな余裕で俺を煽れるんじゃないか…? 明らかに誘ってくる舌先が想像を補強する。 きっとそうに違いない。 俺以外の男がすでにこの人に触れている。 モヤモヤが苛立ちになっていった。] (-24) 2020/10/22(Thu) 16:38:59 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[どこまで許容されるのか確認してって ちょっとずつ俺に慣れさせていくつもりだったけど どうやらそんな気遣いは必要ないらしい。 じゃあ遠慮なくいただきます。心の中で合掌。 遊ばせていた手を彼の後頭部に添えて 余裕かましていた舌先に唇で噛み付いてやる。 塗れた先っぽが逃げないようなら吸ってやって、 隠れてしまったなら舌を口内に捩じ込んで追いかける。 呼吸を忘れて食らいつく唇の端から 飲み込む暇のなかった唾液が垂れていくけど構わない。 頭の中にちらちらと、現実とはどうも違う 息遣いとか蕩けた彼の顔とかが浮かんでは消えて 昨日もこんな感じだったのかと思ったら 股間がどうにも窮屈になってしまっていた。] ほら、分かります…? これ――葛西さんのせいですよ。 [パンツしか履いてない無防備な太腿を跨いで 視線を自らの股間に向けて見せる。 密着した衣類よりは分かりにくいとは言え、 それでも怒張してきているのが見て取れるはずだ。 もし相手が口付けに夢中で溶けているようなら その素肌に股間を擦りつけて分からせてやってもいい。] (-25) 2020/10/22(Thu) 16:39:25 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡今度は忘れないようにしますね。 葛西さんの中が、どんな風になってるのか。 [これから侵入する相手の奥を夢想して するりとその腹を撫でながら欲を孕んだ眼を細めた。]* (-26) 2020/10/22(Thu) 16:39:46 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[噛み付かれるまま唇を合わせて 応えるうちに僅かに残ってた理性も溶けていった。 全然ロマンチックじゃない、獣みたいなキスで 口の周りが唾液で酷い有り様になっていっても構わず 半ば襲われるみたいに服を脱がされた。 始めてくる場所、室内は真っ暗、酔い潰れた頭。 トリプルパンチで全く足元はおぼつかない。 頼みは家主である相手だけなのに その当人は這いつくばって歩く気すらないらしい。] ははは、葛西さんが溶けてる。ウケる。 [普段涼しい顔してる相手がだらしない恰好で伸びてる。 その光景が酔っ払いのツボに入ったらしく 一人しばらく笑いが止まらなくなってしまった。 呼ぶ掌の動きに誘われてのそのそ近付いては そこが床だってだけでまた笑いが込み上げてきた。] (!15) 2020/10/22(Thu) 16:40:00 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司ほら〜、風邪引くから〜。 [笑いが治まる頃には情欲もわりと治まっていて 相変わらず床に転がる相手を心配する余裕も出てきた。 さすがに男を抱きかかえるような筋力はないので 脇を抱えて引きずるようにベッドへと持ち上げる。 叩きながら声をかけたら相手も少し協力してくれただろうか。] (!16) 2020/10/22(Thu) 16:40:44 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司[玄関にコンビニ袋を放り出していたのを思い出した。 さすがに少し目が慣れてきたから、 脱ぎ捨てられた衣類に躓く事なく玄関に到着。 飲料を冷蔵庫に入れて、 勢いで買ってしまった避妊具を手にベッドへと戻った。] 誘ったのそっちだぞ。 この無責任男め。 [こっちもその気はもう萎えたし、 酔っ払いを同意なしでどうにかするつもりはない。 何より正気に戻った時の反応が怖いし。 でも散々その気にさせといて、当の本人は もう寝る体勢に入ってるってのは妙に腹立たしい。 少しくらい仕返しの悪戯をしてしまっても、 後でネタになるくらいの冗談だったら許されるだろう。 箱を開けてびろんと繋がった避妊具を取り出す。 それを今にも寝そうな相手の目の前に垂らしてやる。] (!17) 2020/10/22(Thu) 16:41:02 |
【念】 サラリーマン 御門 涼司6個入りだから、一人ノルマ3個ですよ。 中身出しといた方が、それっぽいかな。 [一つ切り離して開封。 抵当に伸ばして使用済み感を演出しておこう。 眠たくなるまでそんな工作で時間を潰すつもりだが、 俺より泥酔している家主は眠ってしまっただろうか。]* (!18) 2020/10/22(Thu) 16:41:26 |
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