【秘】 夢渡り アルレシャ → 元魔王 ジャヤートなぜ――…。 [どうしてそう思ったのか。 普通にしていれば、そこらにいる人と区別などつかない。 魔王というのは、本当で、何かしらの揺らぎか、人の目で見るものとは違う何かを感じたのかもしれない。 あたりを見渡し、少し近づく。 人に聞かれないように。誤魔化しても良いけど、きっと別の何かを見ているのなら誤魔化しきれないから、] 貴方が魔王と言うなら…そうね、私はさながら夢魔と言った方が近いかも。 本物の夢魔とは違って、夢を渡るだけ、数多の世界を見守る異方者よ。 [でも内緒ねと言うように、しっーと、自身の唇に人差し指を当てる。 夜の訪れない、この国で何をしようか…きっと気づかれるだろうからと] (-11) 2023/03/19(Sun) 23:56:11 |
【見】 元魔王 ジャヤート[そして。] ええ、私は『魔王』。 正確には元がつきますがね。 今はしがない隠居の身です。 [彼女の思い描く『魔王』は果たしてどのようなものか。 それを今の私が察することは難しい。 数多の物語が、そして勇者や英雄たる主人公が存在するように 『魔王』たる私も、この姿とは異なる無数のカタチが存在する。 ――…貴女の心が描く『魔王』はどのような姿なのでしょう? その疑問を言葉にするより先に] (@30) 2023/03/20(Mon) 22:45:14 |
【秘】 元魔王 ジャヤート → 夢渡り アルレシャ[……ほう、と。 やや感嘆の色を帯びた小さく息を吐く。] 夢魔、ですか。 これはまた珍しい。 [私のいた世界にも、所謂夢魔と呼ばれる存在はいた。 だが、私の知る夢魔はどちらかといえば (彼女が知っているであろう言葉でいえば) サキュバスと呼ばれる存在に近かったし、 そもそも彼女たちは魔物ではなく、 森の人や大地の子と同じ 人の子と精霊の中間のような存在だった。 目の前の彼女は、私の知る彼女たちと違って どちらかといえば人の子の生態に近いように思う。 何より私の知る夢魔には『夢を渡る』能力はなかったはず] (-55) 2023/03/20(Mon) 22:46:33 |
【秘】 元魔王 ジャヤート → 夢渡り アルレシャふむ…総合すると、お嬢さん。 貴女は私と同じ彼方からの客人ということになりますね。 [一つ頷いてから] ええ、勿論。 ご安心を、黙っていたほうが面白そうですからね。 [安心させようと冗談めかして口許に指を添えて微笑するが、 恐らく先のような胡散臭さ>>6が増しただけだろう] (-56) 2023/03/20(Mon) 22:47:49 |
【見】 元魔王 ジャヤート――では、お手を拝借。アルレシャ嬢。 [触れられた手に改めて了承を得たところで。] そうですね。 では、話の続きは道中ということで。 [ちょうど私も彼女に…正確には 彼女の目的に興味が湧いたので。 道案内がてら、彼女の歩幅に合わせて 先ほどまでの道を一先ず戻ってみるとしようか。 無論、道中に何か気になるものがあれば そちらに行くのも良いだろう。 この国にいる限り――少なくとも現状は、 寄り道をしても時間は変わらぬままなのだから]* (@31) 2023/03/20(Mon) 23:00:20 |
元魔王 ジャヤートは、メモを貼った。 (t5) 2023/03/20(Mon) 23:04:18 |
【秘】 夢渡り アルレシャ → 元魔王 ジャヤート[感嘆の色をため息に、つい慌てて] 本物ではないわよ。 そういう血が混じってはいる噂は聞いたけど、正真正銘の夢魔ではないから。 だから…、貴方と一緒というわけではないわね。 もしかしたら遥か先祖はそうかもしれないけど、私はこの世界で生まれた者よ。 [不思議な力、魔力を持っていても、一応人間とカウントされているし、生まれも育ちもこの世界であるから] ありがとう。 [少し胡散臭く感じても、黙っていてくれる事。今はそれが大事である。] (-57) 2023/03/21(Tue) 0:13:37 |
【見】 元魔王 ジャヤート……そうなのか、我が僕たち? [背後の影に視線を向けて問いかければ ふつふつと影が泡立ったかと思えばそこからひょこりと 魔物たちが顔を出す。 『魔王』ではなくなり、 私の力が弱っているのもあるだろうが、 残念ながら、その姿は見るものに 恐怖を覚えさせるものではなくなっている。 たとえばティンダロスは額から小さな角を生やした毛玉のような仔犬と化しており。 ぴょこんと影から飛び出せばとててて…と群れて周囲を走り回る。 その様子は、文字通りの走る毛玉だ。 我が番犬たるケルベロスは三つ首の黒柴と化して 私の足元に座している。 私の問いかけにも不思議そうに首を傾げて、、 じっとこちらを見上げるだけだ。 フェンリルは通常の白狼と変わらぬ姿だが、 我々の周りをぐるぐると歩き回るたび、吐く息が凍って 氷の霧がきらきらと口許を輝かせている。] (@38) 2023/03/21(Tue) 11:39:15 |
【見】 元魔王 ジャヤート……。 いえ、愚問でしたね。 私の魔物たちは私の僕であり、 同時に私の権能の一部でもあるのです。 仮に貴女がこの生き物を害そうとすれば この生き物たちは、即凶暴な本来の機能を発揮します。 [強いて言えば強い敵意に反応して凶暴性を発揮する、 極めて機能的な生き物たちだ。 とはいえ、敵意を示さなければ ただの飼い慣らされた獣と変わらないし、 なんなら優しくされれば相応に懐いてもみせる。 戻れ,と一声かけて湧いて出た魔物たちを影に戻せば] が、この世界でその機能が発揮される気がしませんね。 [願わくば、その通りであってほしいものだ。 悲しみも怒りも憎しみも、そして死も、 『魔王』の糧であり、物語には欠かせないものだが。 その彩りを、私は今のこの世界に求めてはいない。] (@39) 2023/03/21(Tue) 11:41:57 |
【見】 元魔王 ジャヤート[ちら、とケーキスタンドに視線を向けて] アルレシャ嬢。 よければ、一つ寄り道をしていきませんか? [もし、運良く金貨か、 或いはそれ相応のアイテムを見つけられれば 女王と出逢ったときに話題の一つになるだろうから。 それに、此方で茶と菓子を楽しんでいれば 誰かしら話を聞ける者たちがやってくるかもしれない。 具体的には料理を作ってくれている料理人だとか、 神出鬼没な猫のようなナニカだったりだとか 空を飛ぶカラスだとか。 或いは女王陛下本人がやってくることも万に一つあるかもしれない。 無論、否と言われれば無理強いはしないが]** (@42) 2023/03/21(Tue) 11:47:23 |
【独】 元魔王 ジャヤート/* 聞いてアロエリーナ。 なぜか魔物のチョイスが全部犬系になってしまった (他の動物もいたはずなんだが添削を繰り返しているあいだに消えてしまった) 重房が愛らしいのでつい対抗してしまった、わけではない、と言い切れないのが悲しいところではあるな(何) (-63) 2023/03/21(Tue) 11:51:27 |
元魔王 ジャヤートは、メモを貼った。 (t10) 2023/03/21(Tue) 11:53:02 |
【見】 元魔王 ジャヤートええ。 人の子の言葉でたとえるならば、 私にとって魔物たちは手足の延長のようなものです。 [可愛いと口にする彼女に>>48 そうと悟られぬようなんとも困ったように眉尻を下げる。 怖がらせたいわけでもないが、 とはいえ小動物と化している我が魔物たちに 思うところがないわけではない。 そして此方の考えとは裏腹に 仔犬…もとい魔物たちは己に向けられた彼女の声に反応する。 走り回っていた毛玉たちはぽててて…と、それまでの進路を 彼女のほうに変更すると、抱っこをせがむように 彼女の足元をぽてぽて飛び跳ねるし、 ケルベロスも立ち上がってが尻尾をぶんぶん振っている。 フェンリルも表情こそ変わらないが、じっと彼女から 視線を外さない様子を見るに、まんざらでもないのだろう] (@51) 2023/03/21(Tue) 15:47:39 |
【見】 元魔王 ジャヤート気に入られたようですね、アルレシャ嬢。 [もし、彼女が望むらあとで戯れの時間を作ろうか。 何よりここまで魔物たちが人の子に懐くのは久しいのだ。 このような機会もたまには悪くない。] ふふ、そうですね。 願わくば、この世界がこの子たちを 『悪い魔物』にしない人ばかりであってほしいものです。* (@52) 2023/03/21(Tue) 15:49:36 |
【秘】 元魔王 ジャヤート → 夢渡り アルレシャ…。 [少し、気になるのは。 先の私の問いかけ>>@37に対する彼女の様子>>47 ついでにいえば、その前の彼女の言葉もか。 人ならざる力を持ち、身分を気にかける少女が このような一種無礼講に近い催しにやってきたということ。 何かしら目的はあるのだろう。 自身の力を隠しながら、それでも女王に会おうとする理由が。] (-76) 2023/03/21(Tue) 15:50:16 |
【秘】 元魔王 ジャヤート → 夢渡り アルレシャ……、アルレシャ嬢。 [どう、言葉をかけたものか迷う。 なにしろ私は元『魔王』だ。 このような助言じみた行為自体、経験は少ない] 何事も、まずは自分自身の目で見て、 そして見定めるべきかと。 先にも言いましたが、私は元『魔王』です。 しかし貴女の思い描く魔王像と、目の前の私は 必ずしも一致するとは限らない。 [私自身が『悪』なのではなく。 私を認識したものにとって私が『悪』かどうか。 それと同じことではないだろうか。 何はともあれ、彼女が一度女王に会わないことには 話が進まないのは確かだろう。] (-77) 2023/03/21(Tue) 15:50:48 |
【見】 元魔王 ジャヤート――お茶会会場―― [誘ったのは私だが、気がつけば彼女に手を引かれ 促されるままに席に着いていた。 その間、何も言えなかったのは先程、 少女たちの噂を聞いた彼女の表情が気になったから 歪んだ顔に浮かぶものは、純粋な負の感情というよりも どこか迷子の子供のような、今にも泣いてしまいそうな そんな、奇妙な印象を私に抱かせた。 勘違いであればいいとは思っているが。] …いえ。 正確にはあるにはあるのですが、 いくぶん昔過ぎて記憶が曖昧ですね。 おそらくですが、 「思い出」というものがないぶん、印象が薄いのでしょう。 [彼女に差し出されたケーキを受け取り、 そしてまじまじと見つめながら。 知識としては、知っている。 何を材料として作られているか、その製造方法も。 だが、味に関する記憶は殆ど希薄だ。] ちなみにアルレシャ嬢は此方を食した経験は? 貴女の好みの味か、気になりますね。 (@53) 2023/03/21(Tue) 15:51:42 |
【見】 元魔王 ジャヤート[そう問いかけていれば>>52] ええ、はじめまして。 貴女も、女王のご招待を? [軽く会釈をしてみせれば、私が椅子を勧めるより先に 彼女のほうから手招きをされていて>>53 どうやら、この役目は私より彼女のほうが適任であるようだ。 では私は紅茶を彼女たちに淹れるお役目を頂くとしよう] フィエ嬢。 少し変わった名前のようだが、 貴女も此処ではない世界から招かれたのでしょうか? いや、突然不躾でしたね。すみません。 無理に聞こうというわけではないので、ご容赦を。 [言った後で不躾だったかと謝罪の言葉を口にしてから、 アールグレイと銘打たれた茶を三つのカップに均一に注いでいく。 そして。>>61 女王陛下とその為人については、彼女に任せたほうが適任のようだ。 私たちと同じ招待客であると同時に、彼女に厨房を任される料理人。 なんとも不可思議で、そして興味深いお嬢さんだと ソーサーにのせたカップを差し出しながらそんな感想を抱いた]* (@54) 2023/03/21(Tue) 15:52:23 |
【秘】 夢渡り アルレシャ → 元魔王 ジャヤート[呼ばれて顔を上げる。 何か言いたそうだが、迷っているようにも見えて、どうしたのかと言葉を待ってしまう。] ……。そうね。 [まさか助言じみた事を言われると思わず、目を丸くした後、困ったように視線を落とす。 それは解っている事。ちゃんと見極めないといけないと思っていたから。 それに、なんだか泣き出しそうな気分になってくる。 魔王と言うものからしたら、優しすぎるような気がするから。 だから魔王と言う座から追われたのかもしれないし、その優しさを見抜いた誰かが、倒したというふりをして逃したのかもしれない。 実際は違うのかもしれないが、少しの時間、会って、話して、感じたのはそんな事。 もしかしたら、助言も過去に何かあったからなのかもしれない。 見定めても、抗えない何かがあったような…そんな事はないかもしれないが、そんな事がよぎるからこそ、泣きそうな気持ち深くなる。*] (-81) 2023/03/21(Tue) 16:45:08 |
【秘】 元魔王 ジャヤート → 夢渡り アルレシャ…。 [願わくば。 少女の此度の『物語』が優しいものであってほしい。 我が魔物たちに向ける優しい眼差しが、 悲しみに曇ることのないように。 物語の機構を外れた、『物語の悪』でなくなった私が、 彼女に対しできることは少ないだろうから] (-103) 2023/03/21(Tue) 23:45:59 |
【秘】 元魔王 ジャヤート → 夢渡り アルレシャ[―――…私が優しいのではない。 もし、私を優しいと思うのならば、それは。 私をこの世界に喚び寄せた女王の、 彼女を支える民の、 私の世界で積み重ねられてきた数多の『物語』の、 …なにより、目の前の少女の心が優しく温かいからだ。 私は、そう考える。 『魔王』とは、本来は悪に位置するもの。 もっといえば、 物語において人の子がいつか討ち滅ぼすべきもの。 『人類にとっての悪』というシステムそのものなのだから。]* (-104) 2023/03/21(Tue) 23:46:37 |
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