【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[週明け、何にもなかった顔をして会社で顔を合わせた。 宣言通りに本当に何もなかったみたいに。 そりゃもう完璧なまでに。 それから一週間、普段通り以上の何の接触もなく 何の連絡もなく過ごして、訪れた次の週末。] ・歯ブラシ ・下着 ・豆腐 ・もやし2袋 ・大葉 [仕事の帰り際に唐突に送ったショートメッセージは 一目で仕事とは何ら関係のないものだと伝わるだろう。] (-14) 2020/10/25(Sun) 2:02:10 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[お使いが上手に出来たのなら 豆腐はその晩、和風おろしの豆腐ハンバーグに化けただろう。 付け合わせには葉物のサラダ。スープはやたら具沢山に。 もやしは一袋は茹でてめんつゆと味ぽんと ラー油ごま油その他諸々の薬味に漬け込んで 箸休め兼酒のアテに もう一袋は翌日まで泊って行くならスープの具に化けて 提供されることになっただろう。 メインはひき肉の残りで作ったタコライス。 野菜を食わせる野望はどうやら継続したようだ。] プライベートでごっちゃになるときはあるな。 仕事中はない。 電話とるときだけ無意識に声変わる事あるだろ? あの感覚だな、殆ど癖だ。 [男二人顔を突き合わせて。 飯を食って、狭いベッドで寄り添って眠って 偶に気紛れにキスをしてみる。 そんな週末を繰り返す。 物足りないかと思ったが案外抱き枕で満たされたので まぁこれでいいかと納得する。] (-15) 2020/10/25(Sun) 2:03:14 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[材料費は家にあるものはそのまま使い なくて使いに行かせるものは完全折半を強要した。 二人分くらい払ったっていいが そうすれば遠慮しだすだろうし かといって全部出させるのは俺が癪だったので。 2週ほど手本に勝手にメニューを決めて 続く二週は何が食いたいかある程度選ばせた。 ひと月ほどのお試し期間を繰り返したのちに、 これでいいのか尋ねようとしてそのまま忘れた。 何度目だったかに…いやこれなにしてんだろうって 里芋の皮を剥きながら、ふと、不意に我に返った。 因みにこれは今夜の豚汁になる] ……なぁ、お前これでいいの? [タイミングがタイミングだったのでなんとなく 豚汁の芋は里芋かじゃが芋か、みたいな問いになった。 いや、そういうことではないんだ、そういうことでは。 なおメインおかずは総菜屋のアジフライになります。 誘惑されて衝動買いしてきた代物だ。 うちで揚げ物はしない。面倒なので。 なお千切りキャベツは山盛りがノルマである。*] (-16) 2020/10/25(Sun) 2:03:50 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[自分で希望したにも関わらず 後輩よりも近い距離というのがいまいち分からず、 結局いつも通りの日常を過ごして。 週末に何の前触れもなく届いたショートメールが 買ってこいの意なのはすぐに分かったけれど、 遊びに来ていいって意味だと気付くのには時間がかかった。 買い物してご飯食べさせてもらって 添い寝して帰るみたいな週末が続いていく。 途中、おつかい以外にデザート買って行ったり 一緒に見たい映画を持ってく余裕も生まれて、 仕事用とプライベートの違いにもだいぶ慣れてきた。 自分を僕って言う優しくて紳士な彼は可愛いけど 俺って言う彼は少しぶっきらぼうでかっこいい。 それを知ってるのは今は俺だけだって思うと 優越感みたいなので嬉しくなった。] (-21) 2020/10/25(Sun) 3:16:26 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡俺好きですよ、豚汁。 [調理中の相手の肩越しに手元を覗いて答える。 見当違いの答えなのは分かっている。 でもバカなふりしてわざと答えを外す。 最初に望んだ関係が続いている。 しかも行っていいかって聞くのは俺じゃなく 相手の方から連絡がくるのだ。 何なら一緒に過ごすのが当たり前みたいになっている。 最高じゃんって思うわけだ。 そりゃおうちデートだけじゃなくて外行きたいし セックスしたいって気持ちが消えた訳でもない。 けど欲出して今の関係が壊れたら困る。 一歩進んで二歩下がるくらいなら俺は動かない。 もうこの部屋も慣れたもので、 お茶や食器の置いてある場所も分かっている。 それ以上言及される前にと食器の用意へと逃げた。] (-22) 2020/10/25(Sun) 3:17:05 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[いつだったか、友人に虚しくないのかと聞かれた。 虚しくないよ。今だってそう答える。 でも彼の問いかけに「これでいい」とは答えない。 この関係に疑問を挟んではいけないのだ。 俺がこれでいいと思っていても 彼が飽きたり疑問を持ったら終わってしまうから。 だからバカなふりして話題自体を流してしまおう。 また的外れな事言ってるなって めんどくさくなって彼も忘れてくれたらいい。]* (-23) 2020/10/25(Sun) 3:17:48 |
【独】 サラリーマン 御門 涼司/* 性欲処理に平日たまに男漁ってる事にしようかな。 付き合ってるわけじゃないしっていうクソメンタルで。 あ、でも葛西さんが同じことしてたら嫌だな。やめとこかな。 (-25) 2020/10/25(Sun) 3:30:51 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[最近付き合い悪ぃじゃん、なんて にやにやしながら友人に指摘されたから 別に女じゃないとまず否定して。 じゃあなんだと問われたから少し考えてから 犬を飼い始めたと答えた。 見せろ触らせろと騒ぐので、 うちじゃなくて姉のところでと付け足して 週末だけ遊びに通っているんだという事になる。 俺の友人は大体昔うちの姉に食われていて 今はもう別の男と結婚している姉に こっぴどく振られているのでそれ以上は黙った。 女じゃなく犬でもなく男だと言っても構わなかったが 多分あれは付き合っているとはいわないし 俺が口説こうとしている訳でもない。 じゃあなんなんだろうって?俺にもわからん。] (-27) 2020/10/25(Sun) 14:12:40 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[この関係性に対して これでいいのかと尋ねた問いが、通じなかったのではなく はぐらかされた事には何となく気付いたけれど そ。と短く一音を返しただけでそれ以上追及しなかった。 ただ何となく近くにいるから。 それ以上の理由もないこいつに これ以上を欲しがれと強請る理由もなければ 強要する権利もない。 初めて好きになったと、こいつは言ったが。 俺は特別誰かを好きになったことなんてない。 多少の強い執着は覚えても替えも効けば 性欲が満たされればなんとなく霧散する、 その程度の感情以外、しらない。 知らない以上こいつの『好き』を否定することもできないが こいつの言った好きは距離感がバグってる以外は 家族に対するやつみたいなもんで プラトニックな恋人関係を望まれた訳でもなければ 唯一を求められたわけでもなく 友人にしてはスキンシップが多すぎて 恋人にしては遠慮しなくていい。 家族にキスなんてしないし 抱き合って眠ったりしないから 時折本当に、飼い犬を愛でているような心地になる。] (-28) 2020/10/25(Sun) 14:14:00 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[それ以上を求めてこないから それでいいんだと解釈して。 特に望まれない部分は他で消費する。 平日の夜にはそれまでと変わらず女を抱いたりもした。 ただの処理とは別の満たされないその辺の 性的に求められたいなんて欲求は 若い雄として求めてくれる年上のセフレで解消した。 終わってしまえば虚しくなるのは別に今まで通りで 何が変わる訳でもない。] (-29) 2020/10/25(Sun) 14:14:27 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[女の気配を家に持ち込んだことはない。 恋人でもなければ、恋人前提でつるんでる友人でもない 俺が意識していないのと同じくらいに 何の意識もされていない男に対して報告義務もなければ 別段罪悪感もない身体の関係を含む交友関係は 多分このままずっと気付かれることも無いだろう。 そう思っていたが… 仕事以外では自覚がないだけで大分抜けているところの多い俺に そんな完璧な切り替えができる筈もなく…] (-31) 2020/10/25(Sun) 14:32:47 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 ん?ああ、…… すまんまちがえた [配信サービスの中から探せばいいのに 目の前に並ぶジャケットから探して見つけるのがすきで つい借りてきてしまうDVDを お互いに寄り掛かったりする可笑しな体勢で見ながら ちょっとそういう雰囲気になったときに 自宅で気が抜けきって少しのアルコールでも 意識が若干ふわふわしていれば ない胸を揉もうとして空ぶったり 尻の肉を鷲摑んでその堅さに疑問符を浮かべたり 女に触れる様な手付きで触れては、中断する。 一緒にいる時間が当たり前になりすぎるほど 誰かの気配を感じさせることは次第に増えて言っただろうし 寝惚けて女の名前を呼ぶことに 気付かれることもあったかもしれない*] (-32) 2020/10/25(Sun) 14:33:37 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[最高な週末を過ごしているとは言え 完璧に満たされているかと言えばそうでもなく。 落ち着くにはまだ早い年齢で しかも今までそれなりに遊んでいた身体は そのうち家で抜くだけじゃ物足りなくなった。 穴埋めを探しに行こうかって考えてみたけど 男を探す目線がどうにも変なフィルターがかかって 彼と比較して物色してる事に気付いてからは 何だか後ろめたくなって遊びに行くのをやめた。 その代わり、初めて大人の玩具というのを買った。 本物と比べると物足りなさはあるけど なかなかに今の技術というのは優秀である。] (-33) 2020/10/25(Sun) 16:34:11 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[幸せな休日に違和感を覚え始めたのはいつ頃だったか。 触れかけては引っ込む相手の手に 溜まってんのかなって思ったのは最初だけで それが俺にない物を求めてるんだって割と早く理解した。 恋愛感情を挟まない関係。 たまにキスするくらいで、それ以上の事もない。 この人は何のためにこの関係を続けているんだろうって 頻繁に考えてしまうようになった。 俺は彼にとって一体何なんだろう。 いくら考えても答えは出なかったけど 怖くて相手にヒントを求める事は出来なかった。 今までだったら、幸せだしまぁいいかって 適当に忘れて良い事だけ考えられていたのに 彼が何か違うものを求める仕草をする度 モヤモヤが溜まっていって幸せが淀んでいった。 決定的だったのは寝言で聞こえた女性の名だった。] (-34) 2020/10/25(Sun) 16:34:27 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[ごろんといつもみたいにベッドに転がって 俺が寝付く前に彼の寝息が聞こえてきた。 穏やかな寝息をBGMに俺の意識も落ちかけた時 腰へ置かれていた腕が不意に俺を引き寄せて 聞いた事のない名前が寝息の隙間から漏れた。 その時唐突に理解した。 俺が人の代わりなんだって事を。 実際のところは知りようもない。 けど今まで感じてた違和感が全部繋がった気がした。 その人にしてあげたい事を俺にしてくれて 触れたくなって代わりが女の身体じゃないって思い出す。 きっとそれの繰り返しなんだろう。 俺が女だったら、身体も必要とされたんだろうか。 女とは違うぺたんこで固い胸を撫で下す。 これが虚しいって事なんだろうかと 今になって友人の言葉が身に染みてくる。] (-35) 2020/10/25(Sun) 16:35:01 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[自分の中じゃ抱えきれなくなって 友達に相談したらすごい面倒そうな顔をされた。 お前がどうしたいか分かんなきゃ、 どうとも言えないじゃんって当然な事を言われて そうだよなってその場で考える。 気付かないふりして現状維持は無理だ。 俺がしんどい。現に友達に相談してるし。 別の名前を呼ばれた時の事思い出しただけで苦しい。 けど代わりは嫌ですって言ったところで じゃあいらないって言われたら全部失うわけで、 それが一番避けたい展開だった。 無理ゲーって言われた。 はい。そうですね。 ほら見ろ。欲が出たからこんな気持ちになるんだ。 現状に満足しときゃ良かったのに。 結局、友人から受けたアドバイスは 「本当にお前が代わりなのか確認しろ」だった。 いや、確認するまでもなくない? 女の名前呼んでるんだぞ?] (-36) 2020/10/25(Sun) 16:35:43 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[しかし俺は恋愛初心者なので 自称恋愛の達人である友人の提案に乗る事にした。 作戦はこうだ。 俺が別の男の存在を匂わす。 それで反応すれば少なからず執着心があるって事らしい。 もしいつも通りだったら御愁傷様。 俺は箸にも棒にも掛からない代わりの効く存在なので諦めろ、と。 諦められませんって言ったら無視された。 初恋に悩んでる友達にはもっと優しくしていいと思う。 作戦決行日はいつもの週末。 おつかいショートメールに友人の誕生会で遅くなると返し 匂いが残る程度に酒を飲んでから、 22時を過ぎたあたりで彼の部屋のチャイムを鳴らす。 襟の乱れた首筋には驕る代わりに嫌々協力してもらった わざと見えやすく付けたキスマークが残っているはず。] (-37) 2020/10/25(Sun) 16:36:06 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[なかなかドアが開かなければ 酔っぱらった風な声で名前を呼んでみるけど 頭の中はほとんど素面なので羞恥心は隠せなかった。 やば。 これ、作戦以前に追い返される気しかしない。 いつかの自分みたいにドア横でうずくまって 入れてくれますようにって祈りながら待った。]* (-38) 2020/10/25(Sun) 16:37:05 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[飯食いにきてついでに泊ってる感覚だと思ってたから。 他に付き合いがあるなら別に そのまま真っ直ぐ家帰ればいいのにと思わなくはなかったが。 来ると言うので待ってみる。 本当に来るかもしれないと思うのが半分 もう半分は、やっぱり直接帰るという 連絡を待っていたような気がする。 なお野菜の接触的な摂取に拘りのない夕食はピザになった。 たまにくうと無償にうまい。 明日胃薬が必要になりそうな予感を察知したが無視する。 ビールを飲みながらバラエティ番組を聞き流していた辺りまでは 辛うじて記憶にあるが寝落ちていたらしい。 インターフォンの音にびくりとして目を覚ます。 なんだっけ、ああそうだ御門だ。 いい加減合鍵を持たせようか考えては その距離感が正しいのか悩んで 何度目かの試案はまた有耶無耶のまま終わらせた。] (-40) 2020/10/25(Sun) 20:25:53 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[近所迷惑な呼び声に疑問符を浮かべてドアを開ける。 いらっしゃいといえばいいのかおかえりといえばいいのか 何時も解らなくて何時もと同じ挨拶を] おつかれ。 まだ10時だろ…早かったな。 [まぁ入れと道を開けようとして 何時もはきっちり占めてるネクタイが緩んでる事に気付く 釦もいくつか外れて珍しいと思った視界に 魅せ付けるみたいな鬱血の後。 まるで見つけてくれといわんばかりだなぁと 思いながら、腕時計を見下ろした。 本当にパーティーならの大凡の時間を見繕ってみたら その後に盛り上がってきたにしては早すぎやしないだろうか。 ならそもそも二人きりの誕生祝いだったら まぁ、うん、無くはないかもしれない。 けど多分そういう事じゃないんだろうなぁと あからさますぎる状況を鑑みて思う。] (-41) 2020/10/25(Sun) 20:26:23 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司……、……もう終いにするって話ならここで聞くが。 [こいつに他に新しく好きなやつができたとか 或いはこいつの事を好きなやつがけん制してきたにしても 男に添い寝するのなんてもう辞めたいと思うかもしれないし 付き合ってもいない男の部屋に上がること自体を もう辞めたいかもしれない。 ゲイはその辺がフランクだなんて何時か聞いた気がするので ただの挨拶みたいなものなのかもしれないが つい見えてしまった、でなく、 明らかに魅せられている気がする違和感と 何となくよそよそしさを感じる相手を見て 念のためにと尋ねる。 こいつから始めるといった手前きっと言い出し難かろう。 漠然と、良い相手が居るなら良かったじゃないか、と思うのに 何となく心から喜べない自分を、薄情だな、なんて少し思った*] (-42) 2020/10/25(Sun) 20:29:39 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡は? 何でそういう話になるんですか。 [突拍子もない言葉に思わず酔っ払い設定が崩れた。 だってこんなの想定していない。シミュレーションしてない。 予習してたのはキスマークアピールして 問い詰められるパターンとスルーするパターンだけだ。 酔っ払い面倒って追い返されるのはさっき予想したけど さすがに関係自体を終わりにされるのは想定外すぎる。 慌てながらも顔だけはヘラっと笑って とにかく酔ってるふりだけは継続いておく。] 寒いんで入れてもらっていいですか〜? [答えを待たずに強引に相手を押し込んで 陽気な笑い声を演出しながら部屋に上がり込む。 頭の中はどうする?!の大合唱だ。] (-43) 2020/10/25(Sun) 22:04:14 |
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