人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【独】 綴り手 柏倉陸玖

/*
この死人の数は、変。
(-1) 2021/11/04(Thu) 21:01:33

【人】 綴り手 柏倉陸玖

 
──稲生学園は。

今日も今日とて騒々しい朝だ。
そう、今日も。生徒会副会長は、
日々何処かで何かが起きている事を知っている。

あらゆる異能者が集まるこの稲生学園に於いて。
ちょっとした隠し事を拾う目や耳など、幾らでもある。
誰も知り得ないような事は"知らない"けれど。

ずっと前からそんな気はしていたのだ。
ここ数日間続いている、『噂』による曖昧な不安は
一介の生徒に抑え切れるようなものではないと。

ここまで大事になってしまえば。学園側としても
真偽の程には関わらず、白を切り続けるのは難しいだろう。

つまるところ、終わりは近いのだ。

であれば、生徒会副会長のすべき事は変わらない。
今日も、いつも通りの仕事を始めよう。
(11) 2021/11/04(Thu) 22:19:44
柏倉陸玖は、憂鬱だ。
(a3) 2021/11/04(Thu) 22:19:50

【人】 綴り手 柏倉陸玖

「職務の割り当て、立場の違い……ははは……」

三年生、忙殺されています。あ〜あ。
(14) 2021/11/04(Thu) 22:56:26

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>17 鏡沼
「ああ……どうも、鏡沼君。
 いえまあ、これだけ騒ぎが続きますと、ね。」

流石に、と苦笑していつも通りを取り繕う。
取り繕っているのは、きっとお互い様。
であればお互い、上辺のその下はわかり切っているのだろう。

「そちらも晴れ晴れ、とは行かないようですが。
 本当に無理してません?」

上級生は頼るものですよ、なんてまた一つ苦笑い。
(20) 2021/11/04(Thu) 23:12:41

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>22 鏡沼
「ははは。本当に」

その一瞬だけ。
調子はそのままに、言葉に胸中を滲ませるあなたとは反対に。
この副会長は、言っている事こそいつも通りだけれど
その声色は随分とうんざりしたようなものだった。

「ねえ、鏡沼君。
 今に始まった話ではなく、きっと君は無理をしていますよ。
 随分慣れてしまって、それが無理なのだとわからないだけで」

それも束の間、いつも通り穏やかにそう切り出す。

「きっと君が必要と判断してそうしている事でしょうから。
 それを咎めるつもりは、俺にはありませんが。
 それでも、少しでも"上手くやる"為には。
 利用できるものは利用すべきと思いませんか?」

「放送室での一件もそう。
 後からでも、きちんと俺に話を通しておいてくだされば
 普川に便宜を図るくらいはしましたのに。」

根掘り葉掘り事情聴取を受けたかったのなら、話は別ですが。
一度言葉をそう締め括って、また一つ苦笑した。
(25) 2021/11/04(Thu) 23:47:21

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>26 >>27 鏡沼
「おや、信用されていませんでした?
 ちょっとショックです。
 これでも日頃の行いは良い方と自負していますのに」

とはいえこれも偏に俺の不徳の致す所でしょうか、なんて。
眉尻を下げてそう呟いた。
柏倉は、その敵愾心を物ともしない。

「そうは言っても、それはそれ、これはこれ。
 ええ、頭から信用して掛からないのは賢明な事ですよ。
 俺だって、君に隠し事が無いわけじゃない」

そんな猜疑心を煽りかねない事を一つさらりと言って。
実際の所、柏倉の隠し事なんて幾らでもある。
それはたとえば、異能の事だとか。

「信用していないからこそ、ただ利用すればよろしい。
 もしも何かが、君の信用、信頼、期待に付け入って。
 全て引っ繰り返そうとするなら、寝首を掻こうとするなら。
 
その悪意さえも利用し返してやるという気概を持ちなさい。


「現実は実に残酷で、世の中は決して甘くない。
 何かに期待する事すら億劫になる事もありましょう。

 それでも俺達は、たった一人で全てを為せるほど
 時には気に食わないものでも、頼らずには居られないほど。
 決して強くはないのですよ。ええ、忌々しい事に。」
(30) 2021/11/05(Fri) 0:39:37

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>32 鏡沼
「ははは。いよいよ俺の周りは同類ばかりらしい」

とはいえ決して他者を信用していないわけではない。
基本的に、人の言う事は信じる方だ。
それはそれとして、常に不測の事態に備える事を選びはする。
柏倉陸玖は、いつだって他者に期待しないだけ。

だから他者に対して『こうなって欲しい』などと思う事は無い。
ただ在るが儘に、在りたいように在れば良いと思っている。
自分に誰かの在り方を変えられるような力は無い。

「たとえお前がどれだけ殆ど無数に遍在できるとしても。
 それらには、必ず集約される先である『鏡沼創』がある。
 身体は増えても、精神は一つだけ。違います?」
(34) 2021/11/05(Fri) 1:50:26

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>32 鏡沼
「仮にそうだと仮定するなら、『鏡沼創』は一人だけだ。
 枝は分かれても、その幹は一つ。
 その上、枝の伸びるその先に関しては
 どうせ"観測"されていなければ干渉できないんだろう。

 その異能は結局の所、何もかも。
 
他者の認識に依存したもの
なんじゃないか?」

姿を現し、そして消える『鏡沼創』を見て、そう結論付けた。

柏倉陸玖の両親は、異能の研究を手掛けている。
そして異能戦闘で勝つ為に、ままならない自身の異能と
それより余程戦闘に向いた他者の異能との差を埋める為に。
自らあらゆる異能と向き合い、分析を続けた。

あなたはこれまでで、もう十分に手の内を明かしてくれた。
今はまだ、その全てを見抜けたわけではなくとも。
柏倉は、見せ掛けに惑わされてくれるほど優しくはない。

それはそれとして。
残ったものが、真実『本物』であるかどうかは関係無い。
今相対しているものもまた、確かに『鏡沼創』なのだと。
そう認識し、そして定義しているのだから。
(36) 2021/11/05(Fri) 1:51:36
柏倉陸玖は、他者に期待しようとしない。期待させたがる馬鹿は居るが。
(a17) 2021/11/05(Fri) 1:51:48

柏倉陸玖は、在るが儘と向き合い続ける。いつだって。
(a18) 2021/11/05(Fri) 1:51:57

【独】 綴り手 柏倉陸玖

/*
癒やしと戯れてるのと平行して
こんなバチバチにレスバしてて大丈夫?
柏倉退場した方がいい?するよ?(届かぬ想い)
(-78) 2021/11/05(Fri) 2:22:58

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>37 鏡沼
「可愛い後輩からのお褒めの言葉は一つで十分ですよ。
 隠すつもりがあるか否かと、隠せるか否かは別の問題ですが。
 俺の異能は幸い、隠し通す事もできなくはない。
 であればこんな異能、隠す事こそ義務と思いますけどね」

こんな異能、という言葉が指すのは自身の異能。
その性質は、随分と物騒なもので。
であれば誰にも知られぬよう葬り去るのが賢明というものだ。

「人間、誰しもTPOに応じた側面があるもので。
 "自分"が複数あるのは何もお前に限った話じゃないだろうよ。
 問題は、その場合それら複数を並行して行える事。
 その負荷でそれらの統合される先が潰れれば御破算だ。」

或いは、他の『鏡沼創』が新たに成り代わるのかもしれないが。
そうだとしても、『本体』にあたる統合先が
高負荷に陥れば、何処かで機能不全を起こしかねないわけで。

「だからその負荷を分散できる先をよそに作れ、と。
 その為に利用できるものは利用しなさいと。
 お節介な副会長はそう言っているんですが。
 大層器用で、そしてお強くいらっしゃる後輩さんには
 どうにもご理解頂けない理屈でしょうかね?」
(40) 2021/11/05(Fri) 3:00:50

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>41 鏡沼
「ははは。そんな大層なものならどれだけ良かったか」

決して、『傷を塞ぐ』だけではない事は否定しない。
それでも事実、そんな大層なものではないのだ。

「まあ、俺だけ教えて頂くのもフェアではないという事で。
 特別にお教え致しましょう。内緒ですよ?」

隠されるものには、隠されるだけの理由がある。
あなたはきっと、それがわからない人間ではないだろう。

そう考えて、一度声を潜めて囁いた。
(42) 2021/11/05(Fri) 5:03:45

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 鏡沼 創

 
俺の異能は、『触れたものの傷口を操作する』ものです。


それは、あなたが思うほど大層なものではない。
ただただどうしようもない扱いづらさだけがあって、
そしてただ、趣味が悪く物騒なだけ。

「ある程度のものであれば、塞ぐ事もできますが。
 主な効果は傷を拡大させる方。
 何事も、直すよりも壊す方がずっと容易いようで。」

何も、何の使い道も無い異能、というわけではない。
それでも傷の無いものには決して干渉できはしない。
そんな不自由で物騒極まりない異能。

「これでも、成長させた末の形ではあるんですけどね。
 まず対象に傷が無ければお話にならない。
 物に対して暴発すれば器物損壊。
 人に対して暴発すればスプラッター映画も真っ青の流血沙汰。
 扱いに慎重にもなるというものですよ。」
(-105) 2021/11/05(Fri) 5:04:25

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>41 鏡沼

「…それはさておき。
 そうですねぇ、一度それに慣れてしまえば…
 というより。君にとっては生まれつきそうであって
 その状態が"普通"なのでしょうけど」

それでも、異能抑制剤を使用してはいるのだから。
一般的に言う所の、『普通の状態』というものに
何も全く想像が及ばないという事もないのではないだろうか。
そんな詮無い事を思う。

「これまでその努力をしていなかった、とは思いませんが。
 根本的な解決を図るなら、制御を試みるしか無いのでは?
 自分に合った薬を探す、でも良いとは思いますが。
 あちこち首を突っ込むな、と言われてそうできるほど
 君は決して薄情者ではないようですし。」

何れにせよ、今一度、改めて制御の方法を模索するのであれば。
その為に適切な道を提示する事はできる。
何せ柏倉の家はそういう家系だ。

「それから、これは場当たり的な処置ではありますが。
 あちらこちらで抱えた問題を相談して頂けるのであれば。
 勿論、俺はいつだって力になりますけども。
 それもまた、ある程度は分散先の一つになりますでしょう?」

「つまり、結局の所。
 もう少し人を頼る事を覚えなさい、という事ですよ。」
(43) 2021/11/05(Fri) 5:05:10

【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 綴り手 柏倉陸玖

「壊す方が容易いってのは、道理でやがりますねぇ。
 僕も、制御しきれてねぇせいで
人の脳壊しちまう事が

 
ありやがる
んですよ。 ……って言っても、一点特化で
 やがるんで、壊れても支障はねぇっちゃねぇんですがね」

鏡沼の異能を考えれば、
脳の何処を壊してしまうか

すぐに想像が付くだろう。

「事情あっての事とは言え、朝日には悪い事しちまったなと。
 ……ホント、やーですよねぇ。物騒な異能って」

お気持ちお察ししやがりますよ、と。
友達を『壊してしまった』男は微笑んだ。
(-108) 2021/11/05(Fri) 6:19:16

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼
「…どんな異能も、持ち主が制御下に置く事ができなければ。
 どうしたって、大小問わず困った事にはなる。
 それを克服する為に、日夜研究は進んでいるのですよ」

明かされた詳細に動じないのは、自分の異能の事もあってか。
或いは単純に、そんな事もあると理解しているからか。
ともあれ柏倉は。
ままならない現実に、素直に甘んじてやるような人間ではない。

「気軽に訓練のできる異能ではないのは重々承知しています。
 であれば、薬によってある程度弱めた状態から始めれば良い。
 この頃はそういったやり方もあるのですよ。
 少し専門的な所で行うものですから、
 これまでご存知無くとも仕方ありませんけどもね。」

幾度も突き付けられる現実に、内心唾を吐きながら。
それでも。みっともなく、見苦しく、泥臭く。
利用できるものは、全て利用してでも。
ここまで足掻いて来たのが柏倉陸玖という人間だ。

「どのような形であれ、君が克服する事を望むなら。
 俺はその為の道を模索し、そして提示し続けましょう。
 尤も、その道を選ぶかどうかは、君の自由ですが。

 利用するに値すると感じた時だけ利用なさればよろしい。
 俺というものは、結局。前途ある君達の為の
 引き立て役たる影であり、乗り越える為の試練であり
 そして君達に寄り添う相談役、なのですからね。」
(48) 2021/11/05(Fri) 19:00:38

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼

「とはいえあの薬はダメですね。
 いえ、それそのものは決して悪いものではないのですが。
 やり方も良くなければ、適切に対応できる用意もない。
 そういった条件下で異能を不安定にすれば。
 それは、こうもなろうというものです。」

そうは言ってもそれはそれ、これはこれ。
生徒会副会長というものは、連日の騒動に対処する側でもあり。
杜撰な体制にそれはもううんざりとしていたのだ。

「ねえ、鏡沼君。
 犯人探しは、やめておいた方が良いですよ。
 少なくとも今は。直接関与した人間達を止めた所で
 他の誰かが犯人になるだけですから。」

それはまるで自分が犯人ではないかのような口振りで。
とはいえ柏倉は、直接関与していたにせよ、していないにせよ。
結局は同じ事をするのだろう。そういう人間だ。

「それでも君が"できるからやる"と言うのであれば。
 俺は決して止めはしませんけどもね。
 何よりも、やり返してやるというのは胸がすくものです」
(49) 2021/11/05(Fri) 19:01:39

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼

「けれど、今はもっと優先してやるべき事があるでしょう?
 だと言うのに無闇矢鱈と負荷を増やすというのは
 俺はあまり、得策ではないように思うのですよ。」

今のあなたには、既に随分と負荷が掛かっている。
そのように見える。
今まで生徒会役員として、それなりに接して来た中で。
これまで出す事の無かったボロを出してしまう程度には。

「真に是正すべきは、これを看過し続けた学園側。
 俺は実際の所、実に無力な副会長ではありますが。
 君に代わって苦情を届けるくらいは致しましょう。
 だから君は、今は知り合いの傍に居る事に注力なさると良い」

「幾ら君が、"何処にでも居る"としても。
 心ここに在らずというのは、寂しいものですよ。」
(50) 2021/11/05(Fri) 19:02:05

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 綴り手 柏倉陸玖

どこかの休憩時間。

「おー柏倉、大丈夫?
 めっちゃ忙しそうじゃん?」

ぱんと、耳元で拍手を。
音に釣られて、周りの生徒の注目も集めるが、
それはまた一過性のもの。ゆっくりと、活動に戻っていく。
触れないように、気づけるように、どちらも考えてのこと。

「生徒会の方、だよなぁ?
 織田に連絡つかなくて、そっちで忙殺されてんのかと
 ……その様子じゃあ、そもそもいない感じか?」

いくらか気をうかがっていたのだろう。
軽く息をつける、そんなタイミングに。
手土産として缶コーヒーを寄越す。
(-179) 2021/11/05(Fri) 21:55:48

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>51 >>52 >>53 鏡沼
「はは、仰る通りです。
 手の掛かる子ほど可愛いとはよく言ったもので。
 こういう立場を選んだ以上、必要としてくれる人が居なければ
 結局俺の居場所なんて何処にもありませんから。
 つまり、こうして気遣うのは。結局は自分の為という事です」

柏倉は、日頃から必要とされる為の努力をしているつもりだ。
その為に副会長という立場を選んで、
その為に、誰もが頼れるものであるように振る舞っている。

「けれど、それと同時に。
 知り合いが困っていたら助けたいと思うのは。
 それって別に、誰しも当たり前の事だとは思いませんか?」

だからと言って、"自分"を蔑ろにしているわけではない。
寧ろ、それこそが自分なのだと開き直ってさえいる。
そう定義している。きっと誰もが呆れ返るほど頑固に。

「とはいえまあ、釘を差しただけですよ。
 世の中言われなかったからと好き勝手する馬鹿も居るもので。
 そう仰るのなら、こちらも"適当に"やっておきますとも。
 ですから鏡沼君も、"上手くやって"くださいね。」

そんな言葉と共に、いつも通りに姿を消す後輩を見送った。
結局の所。
たとえその理由が、周囲の為に、であったとしても。
総合的に判断し、去就を"選んで"いるのは、『鏡沼創』だろう。
柏倉陸玖は、そのように認識している。
(54) 2021/11/05(Fri) 22:07:38

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 朧げな遮光 守屋陽菜

 
「おや、これはびっくり」

耳元でした音にはそれほど驚く様子も無く。
それはそれとして、問題無くそちらに意識を向けはする。

「生徒会、以外に忙殺される先があると思います?
 …会長に連絡が付かない、というよりも。
 そもそも連絡する暇すら無い始末でして。
 俺に仕事が回ってくるような事態である、という事は
 恐らく間違いないようですけれどもね」

困りましたね、なんて笑って缶コーヒーを受け取る。
生徒会副会長の役目は、主に会長不在時の代理。
そこに騒動絡みの対応も重なればそうもなろうというもので。
(-183) 2021/11/05(Fri) 22:21:37

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 綴り手 柏倉陸玖

「……今の口ぶりからすると、そっちにも居ないんだ
 はー残念」

お詫びとして持ってきてたんだけどなと、コンビニの袋。
中身はアイス。こんな季節だが。
溶けるのもなんだし、柏倉にやるよ。
居ないやつのことは知らん。

「素知らぬ顔をして、よく言うよ……
 大きくなる前にあれやこれやと顔を出してるくせに
 仕事を回す側はどっちかって話だよ」

「じゃあ、副会長さんに質問なんだが
 出来の悪い放送部でも出来そうなことってあるかい?」
(-187) 2021/11/05(Fri) 22:40:50

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 鏡沼 創

 
そうして"釘を差した"、その暫く後の事。

柏倉は、一つだけ届け物をしにあなたの元を訪れた。
あなたがきちんと"受け取る事のできる"時に。

「これが、無用の長物であれば良いのですが。
 どうにも不穏な動きが見えるもので。」

使うかどうかは君の自由ですが。
そう言って差し出したケースの中には、幾らかの錠剤。

とはいえ決して件の薬ではなく。
そもそもの話、柏倉はあの詳細を聞いて件の薬を使おうなどと
そう考えるほどの自殺志願者、或いは愉快犯ではない。

これは何の変哲も無い、異能を抑制する為のものだ。
仮にあまり相性が良くなくとも、使えば惨事は免れる。
少なくとも、件の薬の効果が切れるまでは
相性の如何に関わらず、恐らくは保つ程度の量であるとも。
問い質せばそう説明する。

その事を、柏倉を信じるか否かはあなたの決める事。
あなたの返答に関わらず、
用が済めば、柏倉はすぐにその場を後にしただろう。
(-188) 2021/11/05(Fri) 22:48:51

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 朧げな遮光 守屋陽菜

 
「残念ながら。いらっしゃれば良かったんですがねえ」

言っても仕方ない事ではあるけれど。
そんな事を思いながら、差し出されるならアイスを受け取って。
缶コーヒーのプルタブを引き起こした。軽い音がする。

「ははは。それはお互い様というものでは?
 ここ数日、そちらも随分ご多忙のようでしたけど」

たとえば放送室での件だとか。そんなふうに白を切る。

その口振りに咎めるようなものは無く。
結局の所、あなた達が動いたから、そうすると判断したから。
だからある程度日和見を決め込む事ができているのもまた事実。

「それはさておき、できそうな事、ですか。
 正直な所、後は事後処理くらいのものだと思いますよ。
 ここまで大事になれば、流石に学園側も動くでしょう」

初めは曖昧な『噂』から始まったものだけれど。
それらとの関連を思わせる騒動は連日続き、
そして生徒会や風紀委員が忙殺されるはめになっている。
大事になっていない、と言うには少し苦しい状態だ。

「まあ、俺達にできる事と言えば。
 結局は最初から最後まで、不安を鎮めて回る事。
 引き続き、可愛い後輩や同学年を気に掛けてやりなさい、と。
 無理をして、却って不安がらせるような事は控えなさいと。
 俺から言える事はそれくらいでしょうかね。」
(-192) 2021/11/05(Fri) 23:12:06

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 綴り手 柏倉陸玖

「こっちはあくまで、こっちでのことだからな
 規模は比べ物にならんよ
 ……いや、まあ色々あったのは確かだが」

後輩に恥ずかしいところを見せたしね。

「生徒会にも話はいっただろうが、
 風紀委員の方で……というか普川が握り潰しただろうさ
 感謝していいのかどうかは知らんけど」

さて、と。身を正す。
大人が介入するのは仕方ない。
“噂”が、“噂”以上に広まっているのだから。
もはや、手に余るというものだろうな。

「……柏倉、悪かったなぁ
 例の“噂”の一端、私は知ってたんだよ
 知ってた上で、黙っていた
 ……いや、ある意味では手を貸したといえるか」
(-199) 2021/11/05(Fri) 23:57:34

【秘】 鏡沼 創 → 綴り手 柏倉陸玖

差し出された薬について問い質し、一通り説明を聞いて。
少し考えてからにはなるが、鏡沼は薬を受け取るだろう。

「……既に、不穏じゃねぇ動きのが無い感じですが。
 ま、態々こうして“僕”に届けに来てくれやがったんです。
 有難く受け取っとかねぇと、バチ当たっちまうでしょうね」

そう言って、あなたを見送って。
鏡沼は受け取ったケースを、懐にしまった。
(-202) 2021/11/06(Sat) 0:02:29

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 朧げな遮光 守屋陽菜

 
「はは。うちはうち、よそはよそ。
 自分と人の苦悩や苦労を比べるものではありません。
 だからこそ、まあ。お互い様、なのですよね。」

色々あるのは、お互い様。
そのどちらが大変かを問うのはナンセンスというもの。
いつだってそれだけの話だ。

「まあ、ええ。
 "生徒会としては、何も存じておりません"よ。
 そういう事になっています。それに…」
(-208) 2021/11/06(Sat) 0:55:11

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 朧げな遮光 守屋陽菜

全てを初めから知っていて、黙っていたという点では。

 俺も同じようなものですよ。」

きっと、心の底では、もしかして、と。
誰しもそんな気持ちがあったのではないだろうか。
同室であり、以前から親交のある風紀委員が関わっている事を
この生徒会副会長が見逃す筈はないのだから。

「とはいえ誤解はなさらないで頂きたいのですが。
 俺も、そして加担した彼等も。
 決して大事には到らないと、その前提があったから。
 だからこそ此度の件に加担する事を決めたのですよ。」

決して大事には到らない。
そして、何よりも。
きっと、"選ばれた"彼等が後悔するような事にはさせないと。
きっと、何もかも悪い事ばかりで終わりはしないのだと。
これこそが、"選ばれなかった"自分のすべき事なのだと。

そう信じて、或いは。
ある意味では、"盲信"していたとも言えるのだろう。


「つまり、事態がここまで大事になってしまっている事は。
 正直な話、俺達としても想定外というもので。
 少なくとも、俺と普川はこの件が大事にならないように
 できる限りの事をしていた、つもりだったのですけどもね。」

「まあ、俺達の与り知らない所で、俺達の手の届かない所で
 "独断で薬を使った"方もいらっしゃるようなので。
 それらに関しては管轄外、とさせて頂きたいものです」
(-209) 2021/11/06(Sat) 0:56:37

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 綴り手 柏倉陸玖

「…………はあ
 ほんっと、良い性格してるよ」

そこまで打ち明けてしまったなら、態度を崩そうか。
なにしろ、同じ穴の狢なのだから。
負い目もなくなってしまったしね。

「せめて、三年生の皆々様には
 学園の顔として清く正しくあってほしかったんだけどね
 洩れなきゃいいとは言うが
 ……ないに越したことはないんだ
 その辺なんじゃないかなぁ?」

君が選ばれなかったのは。


「はぁ〜……もし、あの三人が大人たちに叱られるのなら
 私たちも並ばなきゃねぇ?
 そのくらいは顔を出すつもりはある?」

ないなら勝手に引っ張るけれど。
(-212) 2021/11/06(Sat) 1:24:40

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 朧げな遮光 守屋陽菜

 
「ははは。良い性格してる、というのは否定しませんよ。
 清く正しく在るのは会長の役目。
 その影たる俺は、汚れ仕事が相応しいというものでしょう」

選ばれなかった理由は、定かではない。
単に、無作為に選ばれ、そして選ばれなかったのか。
単に、彼等の方が優秀だったからなのか。
或いは。直接関与はしない立ち位置から、生徒会として
こうして手を貸すのが適任だと判断されたのか。

できる事と言えば、憶測だけ。
何れにせよ、"選ばれなかった"という事実だけがここにある。

「ええ、申し開きは最大限させて頂きますとも。
 とはいえ非は全面的に学園側にあると思いますがね。

 どうせ普川の奴も憎まれ役だから買って出たのでしょうし。
 であればせめて、俺達が。後輩達に負わされる責任を
 少しでも減らしてやりませんとね。」
(-215) 2021/11/06(Sat) 1:41:10

【独】 綴り手 柏倉陸玖

/*
そろそろ会長に秘話しないと
このままろくに話さず終わりそう………
でも最悪秘話三つ同時進行になるぞ でも やるしか
時間は有限 やるしかなくないか?そうですね……
(-216) 2021/11/06(Sat) 1:52:55
 




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注目:柏倉陸玖 解除する

生存者 (5)

若井匠海
1回 残 たくさん

永遠の命題だ

鏡沼 創
7回 残 たくさん

此処に居たい

白入 熊
2回 残 たくさん

秘話〇もふもふ

柏倉陸玖
14回 残 たくさん

手の掛かる奴。

普川 尚久
10回 残 たくさん

戻りました秘○

犠牲者 (10)

椿屋凜子(2d)
0回 残 たくさん

 

竹村茜(3d)
2回 残 たくさん

 

朝日元親(4d)
1回 残 たくさん

秘話〇

シオン・グレイヴズ(6d)
2回 残 たくさん

 

市川 夢助(6d)
0回 残 たくさん

全が、遅

笹原絵莉(6d)
0回 残 たくさん

諸々○入眠

世良健人(6d)
0回 残 たくさん

未来は手の中に

尾関春歌(6d)
0回 残 たくさん

えへへ…/秘話○

織田真宙(6d)
0回 残 たくさん

 

楢崎大地(7d)
2回 残 たくさん

 

処刑者 (6)

勢喜光樹(3d)
0回 残 たくさん

余裕少

神谷 恵太(4d)
4回 残 たくさん

 

守屋陽菜(5d)
0回 残 たくさん

最後の体育祭だよ

透 静(6d)
0回 残 たくさん

★おいしい天然水

御旗栄悠(7d)
4回 残 たくさん

全て=

牛丸紗優(7d)
7回 残 たくさん

明日を楽しみに

突然死者 (0)

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