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【人】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>シトゥラ *ビープ音* (>>n2) 路地裏の、水辺の、会議室の、貧民街の―― データ 分かたれていた記憶が集まって。 少女は瞬きをする。首を傾げる。 さらり、髪が揺れる。その姿が、冷たい死の世界から戻る。 「――"orion"」 はじめに口にしたのは、どこか聞き覚えがあるような単語。 傍らの青年を見上げて問いかける。 「……って、何のことかしら」 (89) 2021/04/30(Fri) 21:32:14 |
【独】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア仲間がいっぱいいたわね ありがとう 勇気が出たわ ググっても…なにもわからないことが分かるだけだったのよ… 雰囲気でやるわ ちなみにこのPLは繰り上がりの足し算からもう怪しいわ (-79) 2021/04/30(Fri) 22:46:40 |
【独】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニアためしに分割なしで確かめたら、 行数が多すぎます(84行)。30行以内に収めないと正しく書き込まれません。 って言われたわ (-88) 2021/04/30(Fri) 23:09:24 |
【人】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア (99) 2021/04/30(Fri) 23:10:44 |
【人】 NIA[NPC] ニア【ソロール】 現実世界の少女は、普通の女の子だった。 甘いお菓子とゲームが好きな、何処にでもいる女の子。 NIA ただ、ちょっと変わった特技があった。 少女の指先はキーボードを滑らかに操った。 0と1の世界で、彼女を阻むものは――これまでのところ――なかった。 少女はある日、噂話を聞きつける。 開発中のヴァーチャルライフシュミレーター"proxy"。 最先端技術によって、精神あるいは脳からアクセスすることが可能な世界。 少女はそこに潜り込んだ。彼女の得意分野で。 NIA[NPC] 少女は自身にNPCのロールを付与した。 機械仕掛けの夢の中、参加者をちょっとばかり揶揄ってやろうと思って。 ――本当は、意地っ張りで可愛くない自分を束の間だけでも捨てたくて。 そして本当の本当は、 どこかの誰かが悪い子の自分に気づいてくれないかしら、と。 たったそれだけ。それだけの理由で、寂しがりの女の子は罪に手を浸した。 (→) (102) 2021/04/30(Fri) 23:20:04 |
【赤】 NIA[NPC]<β>★村人 ニア>>102 NIA[NPC]<β> そのアカウントはサルガスに発見された。 現実の自分を忘れて、けれど。――変わることは許されなかった。 意地っ張りで、捻くれてて、可愛くない性格。 冷めた顔立ち。ひょろりと細い手足。印象より高い身長。 いっときだけでも捨ててしまいたかったそれらを、すべて抱えたまま。 この世界に、生きることになる。 NIA[NPC]<β>★ 少女は他のプレイヤー同様、『課題』を与えられた。 ロール名、 「餓狼」 。強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。餓えた獣。人殺しの役割。 少女は殺人鬼へと成り果てた。 NIA[NPC]<β>★村人 最後に、表向きの肩書き「村人」をぺたりと貼り付けて。 これで「村人 ニア」の完成。 (→) (*0) 2021/04/30(Fri) 23:22:23 |
【人】 兎系 ニア>>136 >>140 >>144 >>147 シトゥラ ここまでの道のりを紐解かれて、丁寧に並べ直されて。 そうして少女は思い出す。 開発中のヴァーチャルライフシュミレーター"proxy"。 そこに潜り込んだ。自身にNPCのロールを付与した。 ぐらりと傾いだ体が青年へ一度、もたれかかる。 忘れていた“現実”を突然思い出した動揺と混乱で、 薄紫の瞳がひどく揺れている。 そのアカウントはサルガスに発見された。 現実の自分を忘れて、けれど。 ――動揺の理由はきっと、それだけではない。 少女は目の前の青年と恋をしていた。 ……そのことが、どこか遠かった。 (→) (160) 2021/05/01(Sat) 3:44:20 |
【独】 兎系 ニア そんなのわかりきっている。だから、期待なんてしない。 どうしてかそれが、ひどく痛い。 恋なんて、しなければよかった。 痛くて痛くて仕方がないから―― 突きつけられる前に、離れてしまおうと思った。 『 よ、シトゥラ』 傍にいればきっと、どうしたって。 ……おんなじだけを求めてしまうから。 「僕は──ニアが、好きです」 (-129) 2021/05/01(Sat) 3:53:05 |
【人】 兎系 ニア>>166 >>169 >>170 シトゥラ 青年の声が途切れる。 少女を撫ぜる手が離される。 もう――随分と多く、もらいすぎてしまった。 尽くされた言葉、幾度も触れてくれた手。 愛情にご馳走様も言わない不作法は、もうおわり。 少女は口を開く。 目の前の彼に届くのならば、誰に見られたって構わない。 ログ いつかの未来、この記録を見て、 恥ずかしい思いをすることになったとしても。 眉を顰められたって、囃されたって、伝えなければならない。 「――うるさくも胡散臭くもないあんたって、 こちらの調子が狂うわね。いつもの調子はどうしたの?」 けれど、少女は素直じゃないものだから。 はじめに出たのはそんな言葉。 (→) (197) 2021/05/01(Sat) 15:32:34 |
ニアは、はじまりを思う。 (a51) 2021/05/01(Sat) 15:33:47 |
【人】 兎系 ニア>>197 うるさい、胡散臭い。 初めて話したときから、彼を評するのに用いられた言葉。 「最初に会ったときは、随分と軽薄な人だと思ったわ。 次に、わたしの嫌いな『優しい人』だって」 たくさんの人と平等に話をして、不機嫌な―― あからさまに面倒そうな女の子にまで気を配る姿は、 少女からはそうとしか見えなかった。 「不機嫌にならないでくださいよ、お嬢さん。 僕のこの笑顔に免じて〜〜〜ねっ!」 あれも嫌これも嫌、嫌いなものばかりの少女は―― その中でもいちばん、優しい人が嫌いだった。 自分なんかに優しい人は、誰にだって優しいから。 愛想笑いも、謙遜も。お世辞も。 気遣いだって。平等に振り撒かれるそれらが、大嫌い。 誰の特別にもなれなかった少女は、 等しく与えられる優しさがいちばん、嫌いだった。 「だから、利用してやろうって思ったのよ。 壊れた……壊した弓を見せて。直してもらうついでに、 同情のひとつでも引いてやろうって」 ロール 少女はかつての役割に、思いを馳せる。 (→) (199) 2021/05/01(Sat) 15:35:21 |
ニアは、手にかけた女性を思う。 (a52) 2021/05/01(Sat) 15:37:36 |
ニアは、路地裏を思う。 (a53) 2021/05/01(Sat) 15:39:16 |
【神】 兎系 ニア>>*1 「……あんたは今、悲しんでるわよ」 どうしてあんな言葉を掛けたのか、あのときは分からなかった。 今もまだすこし、腑に落ちない。 人殺し 餓狼は、後悔なんて欠片も持ちえなかったはずなのに。 「“分かったようなことを言わないでください”。 アンタが、僕の何を知っているんですか?」 ……下手くそな笑顔が、見ていられなかった。 知らなくたって、なにかをしてやりたかった。 ――酷い話だった。傷つけたのはわたしなのに。 「あんたは――シトゥラは自分のせいだと言っていたけれど、 自分のしたことを背負ってもらうほど、子どもじゃないわ」 だからやっぱり、あれはわたしだけの罪で。 (→) (G13) 2021/05/01(Sat) 15:40:21 |
ニアは、雨降る部屋を思う。 (a54) 2021/05/01(Sat) 15:41:07 |
ニアは、仮想の死を思う。 (a57) 2021/05/01(Sat) 15:44:57 |
【人】 【墓】兎系 ニア>>201 「あんたは約束を守ってくれた。 痛かったでしょう。こわかったはずよ。 それなのに――馬鹿ね、ひどい女の手を引いて、後を追って」 辿った過程も、青年の吐露した胸中も知りはしない。 ただ、『ナイフで胸を刺して死んだ』。 その事実だけを、《観測者》ロールが伝えてくる。 「あんたは、いつだって欲しいものをくれた。 求めれば……いいえ、そうでなくたって、応えてくれた」 掬い上げられた手。囁かれた言葉。 不器用に求めたものも、隠したものも。 ぜんぶを拾って、与えてくれた。 「でも、嫌なことはひとつもしなかった。 わたしがほんとに嫌なことは――ひとつも」 だから、伸ばされた手を受け入れてしまった。 今だってそうで――思えば、はじめからだった。 「イヤならちゃんと教えてくださいよォ? 僕だってアンタが厭だと思うことはしたくないですし」 「……そういうの、ぜんぶ。 わたしだけの特権にしたかったと言ったら、笑う?」 (→) (202) 2021/05/01(Sat) 15:46:43 |
ニアは、現実の生を思う。 (a58) 2021/05/01(Sat) 15:47:32 |
【人】 兎系 ニア>>202 「もう、分かっているかもしれないけれど。 現実のわたしは、ここにいる資格なんて持たなかった。 ……人を殺めこそしていないけれど、ただの犯罪者よ」 両親に捨てられて、頼れる親族も無く。 兄は仕事にのめり込んで、ちっとも帰ってこない。 学校にも馴染めなくて、高校からは通信制の学校を選んで。 寂しさを埋めるように電子の海にとっぷりと浸かって――そうして、溺れた。 「それに、ひどい引きこもり。 モニターが家族でキーボードが友達の、つまらない子よ。 ――それでも、わたしのこと、」 「ねえ、それでも―― わたしのこと、愛せるっていうの?」 いつかと同じようなことを言いかけて、口を閉ざす。 その答えはとうにもらっている。いいえ、と呟く。 「……それでも、わたし――」 (→) (204) 2021/05/01(Sat) 15:51:52 |
ニアは、青年に手を伸ばす。 (a59) 2021/05/01(Sat) 15:52:27 |
ニアは、青年の左手をそっと握る。 (a60) 2021/05/01(Sat) 15:53:41 |
ニアは、歯を立てず、彼の左手の薬指をやわらかく食む。 (a61) 2021/05/01(Sat) 15:53:59 |
【人】 兎系 ニア>>204 >>a59 >>a60 >>a61 ――それから、唇を離し、金の瞳を真っ直ぐ見つめて。 目を細める。逸らしはしない。 青年は守ってやりたいと言ってくれたけれど。 大人しく守られてばかりの、 か弱いお姫様になるつもりはない。 だって、この寂しがりの青年一人分の―― いいえ、“技術指揮シトゥラ”と、 その中にいるかもしれない、あんたのこと。 二人分の重さを支えなければならないから。 だから少女はその足で立って、青年に真っ直ぐ微笑みかける。 逃げはしない。――逃がしも、しない。 その瞳から餓えの色はすっかり薄らいで、 しかしそれでもやっぱり、すこしばかりは残っている。 ……このどうしようもない寂しがりにとっての 『すこしばかり』が、 万人にとってもそうであるとは限らないけれど。 ロール 役割に浸されきったあの頃より、 正気の色であることは確かだ。 瞳の中、微かにたたえられる餓えが、 青年の手を食んだ行為が、包む両手の温もりが。 拙い言葉の隙間を、埋めてくれればいい。 (→) (205) 2021/05/01(Sat) 15:55:21 |
ニアは、目の前のひとを想っている。 (a62) 2021/05/01(Sat) 15:56:07 |
【秘】 兎系 ニア → 特殊NPC シトゥラ>>205 これはただひとりへ向ける言葉だ。 寂しがりでひどいわたしから、寂しがりでずるいあんたへ。 この【記録:ログ】を覗き見る無粋な誰かさんにも聞かせるのは、 すこしばかり――いいえ、とっても癪だけれど。 ❀ ふわりと微笑みを浮かべる。かたい蕾がほころぶように。 薄紫の、正直な瞳。その目元に慕情をたたえて。 隠す言葉も、密やかな行動も、胸中で独りごちる声もなく。 嘘つきで、肝心なことには噤んでばかりだった小さな口で。 少女はようやく、言葉にする。 「――好きよ」 真っ直ぐに、想いをかたちに変える。 目の前の愛しいひとが、そうしてくれたように。 「約束を、無かったことになんてさせないわ。 わたし――これから先、ずっと。 あんたの傍で、生きていたいもの」 「死なないでください、僕がアンタに願うのはそれだけ。 最初に言ったでしょォ──僕は寂しがり屋なんで」 (-137) 2021/05/01(Sat) 15:57:21 |
ニアは、恋をしている。 (a63) 2021/05/01(Sat) 15:57:38 |
【秘】 特殊NPC シトゥラ → 兎系 ニア少女の髪を撫でる。髪にキスを落として、囁いた。 「やっと、素直になりましたね。 まさかこれは演技です、なんて意地悪は言わないでしょう?」 青年は低く笑った。 「──嬉しいですよ。 ちゃんと、ずっと一緒に居てくださいよ。 僕は約束通り、アンタの手を離さない。 偉いでしょう、僕は。 思いつく限りの賛辞で褒め讃えてくださっていいですよォ」 (-196) 2021/05/01(Sat) 21:32:10 |
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