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【恋】 逃亡者 ポルクス────すれ違った瞬間感じた気配。 「あれは……」 久しく感じていなかった胸の高鳴り。 あぁ、綺麗だ。 彼女の微笑みに俺の時間が止まったように感じた。 永遠にこの一瞬が続けばいいのにと、浅ましさながらも本気で思ってしまった。 疑いようもなく一目惚れというものだ。 (?0) 2021/10/17(Sun) 21:27:03 |
【恋】 逃亡者 ポルクスポルクスは優れた神の血筋。 双子の兄、カストルとはなぜか違った血を持って生まれた。 共にあるべきだったはずなのに、月と表と裏であるように決して共にはいられない。 恨まれる心が、憎しみの心が。 身体全体から愛を叫んでいるように聞こえて、兄がそこにいるのだと感じられた。 あぁ、逃げなきゃ。 逃げて、逃げて、逃げるから。その愛をもっと聞かせて。 俺を殺しにきて。 俺はずっと逃げるから。 簡単に殺されてしまってはつまらない。 だって、二度と愛を囁いてくれなくなってしまうから。 (?1) 2021/10/17(Sun) 21:39:43 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス>>1:190 「おや自分から追う気は無いのかね? こういうのは駆け引きさ、追いたくなる様に時々ちょっかいを出さないと」 キエは始めから大して待つ気も無いようだった。直ぐに座らないと見るや結局自分が座ってしまった。 足を組みポルクスへ視線を向ける。 「愛想を尽かされたという事になるか」 (-12) 2021/10/17(Sun) 21:40:21 |
【恋】 逃亡者 ポルクス彼女の名前は何というのだろう。 聞かなくてはと、逸る心を隠せない。 ねぇ。 君の名前はなに? 君が夜の一族であるならば 俺は昼の一族であろう 太陽のように輝いて、キミの恨みを買おうか。 そうしたら…… 君は俺を殺しにきてくれるかな? (?2) 2021/10/17(Sun) 21:41:42 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「俺から追うことは出来ないよ。 俺と彼は月の表と裏のような存在でね。決して表に出ることができない彼が、俺を殺したいほど愛してくれたんだ。 出会えばそれは俺が死ぬ時。 簡単に殺されては面白くないだろ?だから俺はずっとずっと逃げていたのさ。……離れていても彼の囁きは俺には届くから」 椅子に座るのを見届けると近くまで歩いてくるだろう。 まだ話を続ける気はあるようだ。 「そう、その声がもう随分と聞こえない。 彼に何があったのかは知らないけど……いくら血を分けていても、気持ちが離れることはあるって事なんだろうね」 (-20) 2021/10/17(Sun) 22:08:51 |
【人】 逃亡者 ポルクス「へぇ? ここは人が急に居なくなったりする館だったのかい? 神隠し……とするなら、居なくなった人はどこに連れていかれてしまったんだろうね」 周囲に視線を踊らせ、クロノと呼ばれた女性を探してみたがみつかるわけもなく。 (2) 2021/10/17(Sun) 22:12:45 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G9 チャンドラ 「ありがとう、俺もそう思ってる」 双子に秘められたこの名を俺は気に入っている。 片割れはどう思っているのか、それはわからないが。 「似てると思うんだ。 ……俺は落ち着ける夜も好きだけどね。 でも人は、輝く昼を、太陽を愛する。 月はずっと同じ面を向けているだろ?だから表面を昼だとしたら、裏面が夜と置き換えれば似てるんじゃないかと思って」 決して触れる事が出来ずに追いかけっこしてるとこまで、本当によく似ている。 まるで、自分とあの人のように。 見せられた包みの中身は当然知っている。 それでも一緒にと誘われれば、目を細めて頷いた。 「いいよ、一緒に食べようか。 俺ももう少し君と話ができたらいいなと思ってたから」 (G11) 2021/10/18(Mon) 0:41:41 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「確かに面白くない。探偵としても見物人としても味気の無い終わり方だと思うね。 …そりゃあそうさ。親子だろうと心が離れる事はある。口振りからして兄か弟かねェ」 値踏みする様にキエはポルクスを見ている。ポルクスの瞳が映す誰かを覗こうとしている。 「して、君からは愛していたのかな? 話を聞くに彼からの想いは感じるが君からの想いが見えないんだがね」 (-44) 2021/10/18(Mon) 1:01:26 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「勿論。愛しているよ、誰よりもね。 だから俺は逃げ続けてたんだ、兄が……追い続けてくれるようにね?」 簡単に殺されてなどあげない。 殺されれば愛を受け取ることができるけど、一瞬で終わってしまう。 そんなのはつまらない。 「決して重なることの出来ない追うものと追われるものなのさ。 追ってこなくなって初めて離れることは出来ても近づくことは出来ない事に気づくなんて……皮肉だよね」 (-55) 2021/10/18(Mon) 1:39:19 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「太陽と月のようだね、君達は。つまり今ポルクス君は逃げる目的を失っているという事だ。 しかし其れは生きる理由に等しかったんじゃあないかね?」 キエの瞳の奥から何かが覗いている。値踏みは未だ続いていたが先程よりも興味を示している事は確かだ。 「其の愛は君の胸を癒やしているかい。それとも痛めつけているかい?」 (-103) 2021/10/18(Mon) 5:30:39 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「まさにそれ。大正解だよ。 皆に愛される太陽が俺なら、人知れず陽の光を恨んだ月が兄だ」 大きく息を吐きながら、小さく頷く。 自分が覚えている兄の顔は今よりもきっと随分と幼いだろう。 それでもきっと、自分とあまり変わらない顔をしているはずだ。だって、自分たちは双子だから。 全て等しく持っているはずの双子が決して交われない間柄になるなど、そんな。 「最初は悲しかったと思う。 会うなと言われても兄は俺の一部だったから忘れることなんてできなかったし。 でも兄が国を出て、それから俺を愛してるから殺したいって言い出した時は嬉しいって思ったんだよね。 愛されてることが嬉しいって。 だから……兄の愛を終わらせないように、俺は逃げることを選んだんだ。 俺も兄を愛してるから。 それは俺の生きる理由……だからこそ、なんだか胸に穴が空いた気分だよ」 狂気じみた互いの愛が、互いを癒やしてなどいなかっただろう。 だけど確かにそこに愛は存在していた。 (-116) 2021/10/18(Mon) 8:14:10 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G23 チャンドラ 「そういう可能性もあるかもしれないね? 決して夜が来ない明るい場所といえば、陽の光を受けて輝く月の表側だ」 決して混ざり合うことのない2つの例え。 この場が普通の場所に建ってない事は明白だ。 なにかの魔力で隔絶された異界なのか、夢幻なのか、それはわからないけれど。 「いただきます」 同じように手を合わせ、クッキーを1枚口に運んだ。 誰かとこうしてお菓子を共に食べるなど、久しぶりのことだ。 「さっきの話だけど。 夜を司る君たちは、昼の世界をどう思っていたの。 いつも光を受けて輝く昼を恨んだりはしたことなかった?」 (G25) 2021/10/18(Mon) 8:24:17 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「兄の近くに大きな愛が現れ彼は其方へ振り向いたという所か。きっと健康的な愛を得たのだろうね。君という弟を置いて」 皮肉の様な物言いであるがキエはただ感想を述べているだけだった。 「ん〜…僕の好みでは無いがとても美しく悲しい話だ。その胸に空いた穴こそが兄の痕跡を示すが、同時に それが埋まってしまえば君は彼の愛を忘れるかも知れない 。兄も同じように君の事など忘れて幸せになっているかもしれない。全て判らないからこそどうとでも考えられてしまうのが恐ろしいねェ? ………まるで呪いのようじゃないか」 (-141) 2021/10/18(Mon) 13:13:15 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「実際のところはどうなったのかはわからない。 でも兄が死んだなどという知らせはないし、それなら俺がわかるはずだからね。 ……双子の神秘ってあるだろう?そういうのが俺と兄の間にも確かにあったんだ」 死んだのではないとしたら、きっとあなたの言う通り、彼は自分以外の何かをみつけたということなんだろう。 それは喜ばしい事のはずだが、自分には大きな虚無感が残ってしまった。 俺への恨みはもうないのかと。 だけどそうではなかったとしたら。 そうではなかったとしたら、なんだというのだ。 双子の絆という呪いが残ってるとしたら、自分から手放すのは嫌だと思う。 もうそれは、悪循環でしかない。 「君はこの悪循環を呪いと表現するんだね。 俺にとってはずっと心地いい鎖だったんだけど。 だからこそ……誰かに殺しに来てもらうのを望むくらいには、追われ、逃げる自分で居たいと思うんだよ」 殺意から逃げるのはゾクゾクするんだ、秘密だよ。 そう言ってくすりと笑った。 (-164) 2021/10/18(Mon) 16:40:58 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G36 チャンドラ 「へぇ、素敵な一族だ。だけど閉鎖的だね。 夜らしいといえば夜らしい……」 素敵だと思いはするが、それに心惹かれるかというとそうではない。 夜の静けさも星々の美しさも好きだが、それのみを愛していては光を得ることは出来ない。 「俺は君のような不真面目さの方がよっぽど好ましく思うよ。 昼のほうが夜を嫌うというのはどうしてだろうね。隣の芝生は青く見えるという話なのかな。 そうだとしたらきっと昼の方も夜を嫌ってるわけじゃない……。 君と同じなのかもね」 俺もきっと最初は同じだったんだ。 口には出さないけど、俺は確かにそう思った。 (G41) 2021/10/18(Mon) 17:31:31 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「…っふふ、ははは」 ポルクスを秘密を聞くや否やキエは笑った。 「至極当然の事を言うのだねェ君は! どんな形であれ求められるのは誰だって気持ち良いに決まっている! 嗚呼、ポルクス君」 キエは椅子から立ち上がり軽い足取りでポルクスの前に立つ。広げた両手は称賛を表している。そしてポルクスの周りを上機嫌でゆっくりと歩き始めた。 「その穴を埋めるヒントをあげよう。 その虚は只 誰かに求められたい だけなのさ。此れは承認欲求とも言うが人間であれば誰だって持ち得ている物だ、大切にしなさい。君は今困っているのだろうけれど、本当は自分を求める相手なら誰だって良いんだよ。気付いているかい?」 「…しかし誰でも良いとは言え中々に得難い一品である事に変わりはない。だからこそ 尊い宝物 であり大切にしなければならない。兄君は其れに気付いてしまったのだろうねェ………」 (-185) 2021/10/18(Mon) 21:13:46 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G43 チャンドラ 「それは昼に攻め込まれると君たちもまずいだろうからお互い様というやつではないの? 紛争というのは自分たちの都合のいい時間を選んだほうがいいしね」 それとも本来の昼における夜の一族は、何か特別なものに守られているのか。 何にしても、紛争というものは穏やかではない。 あなたがクッキーに手を伸ばしたのを見ると、こちらももう1枚。 今度はチョコ味のクッキーのようだ。 「長年の確執となると解決させるのは難しい。 それでも対話を重ねるのは大事だけど……、ふふ、君は戯曲に出てくるジュリエットにでもなれそうな事を言うね。甘いのはそうだけど……でも俺は、その甘さが時には必要になることだってあると思うよ」 (G52) 2021/10/19(Tue) 0:46:49 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「ふふ、そう」 「もう俺は、誰かに狂おしい愛情を向けられていないと満足できない身体になってしまっているんだ。温い愛情はいくらでももらった。兄に向けられない愛を俺は全部もらった。 だからもう一度……あの愛を受けてみたいんだよ」 そう、誰だって良い。 お気に入りの子でなくとも、愛を向けてもらえるなら俺はきっと満足してしまえるだろう。 「嫌だな、俺だって一途に兄を想って逃げていたのに。 気づいてもらえてると思っていたのに……別の誰かに違った愛を向けているのだとしたら妬けてしまうよ」 (-248) 2021/10/19(Tue) 0:47:19 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G45 ゾズマ 「おやおや、猫みたいな驚き方をするね?」 ビクリと身体を震わせ、毛を逆立てたようにも見えるあなたを見てくすくすと笑う。 「どうしてお世辞だと思うのかな。君に似合ういい衣装だと本当に思ってるのに。 え、酔っぱらい……? それは、来るのが遅くなってしまってすまなかった。何もされてない?」 これに関しては本当に申し訳無さそうにしてあなたを覗き込んだ。 あなたを女性と間違ってるゆえのもの。自分がいれば男避けになれただろうにと思っている。 「全部は渡せないけど、お菓子は多めにあげよう。せめてもの罪滅ぼしだよ」 あなたの苛立ちを敢えて全て受けながら、クッキーやチョコレート、キャンディといったお菓子の詰め合わせを取り出すと、素直にあなたに差し出すだろう。 (G53) 2021/10/19(Tue) 0:47:46 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G54 チャンドラ 「対話をしていないだけで、昼の民は案外夜に攻め込もうとは思ってないのかもしれないね? それか、大義名分を探してるか……何にせよ、イメージや想像だけで恐れたりいがみ合うのは良くないことだ。俺は、キミの考え方の方が好きだよ」 部族、国といったものの争いで傷つくのは何も力を保たない末端の存在ばかりだ。 俺は、そういう事を子供の頃からよく教え込まれて育っている。 あなたから教養の話が出ると、その事も含めてバレてしまったねと小さく苦笑した。 「あぁ、君もよく知ってるね。 俺は……うん、これでも一応王族でね。子供の頃から定期的に観劇はしてたんだ」 (G55) 2021/10/19(Tue) 1:25:03 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G56 チャンドラ 「こうやって普通に外に出てるとそうは見えないよね。服も溶け込めるように一般のものだし」 今は仮装してるから一般も何もないけど。大きな帽子に触れながら笑う表情からは、一切腹を立てた様子が無いことが窺えるだろう。 なるべく一般人に溶け込めるようにしてるものの、よく見ると所作がいちいち丁寧で高貴な身の上であることは分かる人には分かってしまうはずだ。 「そうだと思った。お父さんが一族の偉い人みたいな話しぶりだったから。 霞むなんてとんでもない。王族だと明かしても怯えないでいられるのは君も同じ立場にあって、思うところがあるからだよね。市井に降りている時くらいは誰とでも会話出来たほうが俺も楽しいよ」 今の俺は逃亡者だ。 それ以上でもそれ以下でもない。 (G60) 2021/10/19(Tue) 8:08:40 |
【神】 逃亡者 ポルクス>>【ハロウィン】 >>G61 チャンドラ 「うん、俺の両親もそういうところ気にする人だったから、随分叱られたよ。 特に双子の兄との接触は禁じられてたんだよね」 同じ両親から同じ血を分けた半身であるはずなのに。 兄と自分では立場がまるで違ったとぽつりと語る。 クッキーを気にしている様子を見れば、元々はあなたの物だと食べるように勧めた。 「話してるとあっという間に時間が過ぎてしまったね。 君とはもっと話してみたいと思うんだけど、よかったらまた話さない?」 場所を変えてどこかの部屋でも、明日またどこかでも構わない。 そんな風に付け加えて。 (G62) 2021/10/19(Tue) 12:28:49 |
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