【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ「……肩を貸すのは構わないが。お前は、身を隠した方が良いのではないか? 誰ぞに知らせたいことがあるのなら小生が代わりに言伝てよう」 「どうしてもアンゼリカが向かわなければならない理由があるのなら……酒場の近くまでは共にして、あとは小生は身を潜めて一時的に護衛をするという形で手を打ってはくれないか。短時間であれば小生でも真似事は可能だと思う」 逆に言えば、姿を現すのが長時間になれば護衛と名乗るに足る働きをすることは難しくなるだろうと言っている。 「ノアベルトは姿がない」 そう告げて、リボンを差し出した。あなたのものだ。あなたがリボンを失くした場所に心当たりがあるのなら、あなたのことを気にしなかったはずがないノアベルトが拾っていないわけがないとミズチは考えている。つまり、無事ではない可能性が高いと。 人々の声からするに、それは可能性ではなく確定事項と言えるものだったが、それを言葉にすることは憚られた。 (-34) 2021/12/13(Mon) 0:25:38 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「 阿呆。要らんわンなもん。 隠密が強みの奴に目立つのをつけてどうする」布である内は着けていられるだろうが、変化が解けたらきっと弾く。留め具の類を壊さないのは多分がんばってくれます。 「……ワシの要りもんは、最初に言うた通りじゃ。ミズチに良うしてしてくれたらそれでワシに返る。こんな滅多に居らん屍もどきに何ぞ割くくらいなら、全部ミズチにくれてやれ」 カガチも、いつまでもそばにいられる保障はどこにもない。時たま目覚めてはお節介染みた小言を押し付けていくなんてことも、いつかには出来なくなる。 「言葉を違えてくれるなよ、掃除屋」 そんなことを投げ置いて、身を翻す。元の畳まれた状態の布に戻った。なんとかすると聞いたカガチを、それを告げたノアベルト自身を裏切るな。 (-41) 2021/12/13(Mon) 1:26:00 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト さて、先の話の主題にあったミズチはと言えば。そんな緊張した空気があったとは思えないすやっすや具合である。でもなんかうにゃうにゃ加減から見ると、当初の予想よりは早く目覚めそうに思えただろう。 「……、……?」 実際、あなたをそう待たせずミズチは意識を取り戻す。まだ酔いの醒めきらない、とろんとした視線があなたをとらえた。 「…のあー?」 間延びした声で愛称が呼ばれる。ミズチがあなたをそう呼んだことはない。 「旦那のまねっこ」 ふ、と息を吐く音がした。隠すものがない顔はほころんでいる。満足げにそのままもう一度寝入った。すや……。 (-42) 2021/12/13(Mon) 1:26:43 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト それからまた程々にあなたを待たせ、ミズチは目覚めた。少々眠たげにした後、あなたを見て、窓の外を見て、首を傾けた。思ったよりは時間経ってないなの顔。 (-43) 2021/12/13(Mon) 1:27:19 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 錆鉄御納戸 ミズチ「身を隠したい……。本当は、そうなんですけど……。」 あなたからリボンを差し出され、師匠の不在を察知する。 恐る恐る受け取って、小さな手でぎゅっと握り締めた。 「ああ…………せんせぇ、そんな……! やっぱりわたし、戻らなきゃ。わたし、革命派のひとに 『見せしめ』だ……って、そう言われたの。 だから皆の前に出て行って…良い子のふりしなきゃ。」 徐々に涙声になっていく。 「護衛、ありがとうございます、でも……見せしめだから、 むしろ石でも投げられてたほうがいいの……。 私が皆の前で良い子にしてないと、せんせが……! ノアせんせが、もっとひどい目に遭うかもしれない……! わがまま言って、ごめんなさい……!」 両手で目を覆ってわっと泣き出す。 もちろん自分一人の振る舞いが他の者の処遇に影響する可能性なんてほぼ見込めないだろうことはアンゼリカにもよく分かっている。 それでも、師匠や酒場の顔馴染み達の被害が大きくなるのをどうしても避けたいのだ。 (-44) 2021/12/13(Mon) 1:29:03 |
【独】 錆鉄御納戸 ミズチ/* あ〜〜〜〜〜〜笛吹きさん返してくれてるありがとう〜〜〜〜〜〜〜え? 地上人でこういうふうに隠しそうなの誰だよ、チェルシーとかシュシュさん?? 他の役職の不穏感の方が合うと思っているけど、フランドルもワンチャン。 夢見てそうなのが、エアハートノアベルト、オーウェンペトルーシャ、レイアイシャあたりなんよな。エドゥアルトはキャラ的にあんまりしていなさそう。旦那だったら嘘だろ??ってなるけど、あんなに踊り狂わせて面白そうな人踊らせてないってなると本人だからが理由かも知らんってそろそろ思えてくるんけどどうなんですか旦那。旦那が笛吹きでも愉快が過ぎるんだよ。 (-45) 2021/12/13(Mon) 1:38:45 |
【置】 錆鉄御納戸 ミズチ>>L0 笛の音 「……」 発生源と感じた場所には何もなかった。ミズチは己の探索能力を稚拙なものだとは思っていない。証拠を残さないために気を付けるべきことも心得ている。こうして現場に残ったものから得られたのは、相手の技術や意識が低いものでないという事実だった。 わざわざ痕跡を断つのは、暴かれたくない何某かの理由を持っていることの証左だ。わかるのはそれだけで、その内容はミズチには見当付けられないが。 音が聞こえてからでは、発見には至らないのだろう。見つけるのなら、こうした場所にアタリをつけておいてになるか。そんなことを考え、似た条件の場所をいくつか見繕うに一先ず調査は留めた。 ──まさかそれが最近何人かが見て話題になっている妙竹林な夢の原因だとは欠片も思わなかった。タイミングがタイミングだからね、しかたないね。 (L1) 2021/12/13(Mon) 2:05:37 公開: 2021/12/13(Mon) 2:05:00 |
錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。 (a7) 2021/12/13(Mon) 2:07:32 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ そんな気配はすぐに失せる。 「お前がそう言うのなら、それで構わない。そのつもりなら部屋に戻れはするな? 差し入れようと思っていた治療薬や食料はお前の部屋に置いておく」 女の子の部屋に入りますよって言ったねぇミズチくん。やましい気持ちは一切ないです。本人はとても真剣です。 「お前の身は潔白であるが、そうだな、お前の相手を見極める力は確かに革命派から見れば厄介だろう。無力化に近い状態にしておくことは理にかなっている」 (-49) 2021/12/13(Mon) 2:32:22 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ ふ、と息を吐く音がした。安心させるように、空気が緩むように。わらったつもりだ。 「酒場の近くまででいいな? その外套は好きにしてくれていい。小生にとっては使い捨ての品だ」 そうしてあなたに肩を貸し、酒場への道を共にすることになっただろう。 /* 御機嫌よう、骨噛み骸糾問です。死霊の声を聞いて、アンゼリカの役職が賢者であることがわかっています。PLはそれが特殊能力故かか飛び抜けた調査能力故かはわからないけど、ミズチは理解している感じです。 外套に関しては、被っていると「人がそこにいることはわかるが、それが誰かということには意識が行かない」感じの品です。好きにしちゃってください! (-50) 2021/12/13(Mon) 2:33:38 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー「チェルシー」 日中、宿の廊下か街のどこかか、あなたの姿が見かけられたところで声が掛けられる。(芸をしていたのなら、その輪の中に彼の姿はあったが、声を掛けたのはあなたが一人になってからだった) ミズチが気配なく死角から近寄るのは、一種の職業病だ。何度か驚かせたことがあるかもしれないし、初めてのことかもしれない。 「芸を頼んでいいか? 数日前に出されていたシチューに興味がある。噛み砕けはしないと思う故、出されていた物よりもいくらか小さいと喜ばしい」 あなたがシチューだと言った真鍮を、彼は本気でシチューの一種なのだと思っている。彼の好物はシチューだ。加えて、改めてあなたの技量を見極めたくもあった。 都合が悪ければミズチは引き下がる心づもりだが、余程でない限りは芸人が芸を要求されて煙に撒くこともないだろう。 (-52) 2021/12/13(Mon) 2:56:31 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット「シュシュさん」 日中、宿か街のどこかか、あなたの姿が見かけられたところで声が掛けられる。 ミズチは他人に用向きを持ちかける時、気配なく死角から近寄ることが多いが、あなた相手には姿を見せて現れることがほとんどだ。商人とは商品とを挟んで向き合う意識がなんとなくあるらしい。 ──が、今はあなたの死角から現れた。 「今、構わないだろうか。少し聞きたいことがある」 (-53) 2021/12/13(Mon) 3:11:15 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ霊の仕業だと? お前は、精神が弱っていると。 辛かっただろうと、慰めれば良いのか。 死者の声を聞いたからか、いいや、違うのだろう。 わかっている。 ミズチはただのからくりでは無いことぐらい。 まともに生きていた頃の人間の姿など知らない。 まともに生きていた頃すら無いのかもしれない。 だからなんだというのだ。 目の前に拾った彼の生まれを全て知る必要など無い。 ただ、拾ったものが壊れてしまえば後味が悪い。 居なくなるのが悲しいなんて考えたことが無い。 情をもたれる必要が無いのは、自分自身だ。 情を正しく抱けないのは、自分自身だ。 「ああ、起きましたか、ミズ……」 「は……?」 壊れた人形が、情をを持つことがあるものですか。 「……なんなんですか」 ただの物扱いをさせてくださいよ。 ただの物扱いをしてくださいよ。 だから、安心して傍に居られるのに。 (-56) 2021/12/13(Mon) 3:58:37 |
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