【人】 瀬戸 海瑠[―――待ち合わせ場所には、早く来すぎたので。 近くのお店に寄って時間を潰していた。 そうしたら見知らぬ人たちに声を掛けられて、 振り払うのに時間がかかってしまって……。 結果ぎりぎりになってしまったから、大人しく待ち合わせ場所に留まらなかった自分を恨んでしまいそう] ……もう少し大人しい格好に したらよかった、かも [そうしたら声をかけられたりなんて、 なかったかもしれない……なんて後悔。 でも、この格好には険しい表情なんて似合わないし、 何よりあの人に見せるものとして 相応しくないと思ったから] (7) 2023/12/18(Mon) 19:31:27 |
【人】 瀬戸 海瑠[まだ光の灯っていないクリスマスツリーの下、 その人は顔を上げてこちらを見ていたけれど、>>6、 視線が絡まなくたって、見つけ出しただろう。 ツリーの華やかな飾りのひとつみたいに、 世界で一人、自分の中に輝く存在なのだから] お待たせしました、 ……おひさしぶり、です。 [傍まで近寄って、声を掛ける。 病み上がり(と表現していいのかわからないけど)の人を待たせて申し訳ない気持ちはあったけれど、それを顔に出すのも違うと思ったから、微笑んで。 ゆるく巻いた髪を編み込みのハーフアップで飾って、 ベビーピンクのショートコートにオフホワイトのツイードのスカート、黒の編み上げのブーツ、なんて、雑誌でしか見ない様な出で立ち。 「もう気分はクリスマス!」みたいな格好だけど、 季節柄浮かれていた訳ではない。 ……久し振りに逢えるのが、嬉しかったから] (8) 2023/12/18(Mon) 19:32:51 |
【人】 瀬戸 海瑠……お元気そうでよかった。 [まだ無理をさせる訳にはいかないとわかっているし、 完全回復ではないのもわかっているけれど。 記憶の中の彼の顔色と遜色ない様に見えたから、 もう少し笑みを深めた。*] (9) 2023/12/18(Mon) 19:32:59 |
【人】 瀬戸 海瑠― 夏の終わりから ― [彼の卒業する数ヶ月前という時期に彼と恋仲になって、 刺激的な誕生日や夏を過ごした。 学業にも力を入れていたら目まぐるしい毎日だったけれど、本当に幸せだった。 そんな夏も終わった頃、不思議な体験をした。 自分が男の身体になって、 彼が彼女になって…… 二人して夢を見たのかと思ったし、今でも……夢か現実か、どちらかだとはっきりと自信を持って言い切れないところがある。 でも、 自分が憧れる様な可愛い女の子を目の前にして、 純粋に可愛いと思う気持ち、 姿形が変わっても愛おしいという気持ち、 それから、 ずるいって、うらやましいって思う気持ち…… そういうのは確かにここにあった、と覚えている。 でも「ずるい」っていう言葉は伝えられなかった筈。 先に子供ができる様な行為を体験したから、なんて、 自分がしておいて何を今更、という事もあったし。 翡翠さんがかわいくてたまらなくて 抱いてしまったけれど、 翡翠さんの方がかわいいから、 元に戻った後に抱きたいって言われても、 正直どうしていいかわからなかった] (14) 2023/12/18(Mon) 20:38:20 |
【人】 瀬戸 海瑠[それでも自分もそうしたかったから、身体を重ねた。 でも、うまくできたかわからない。 かわいいあの子の姿がちらついて、 あの子を抱いた感覚と、 あの子には敵わないなんて感情に挟まれて、 複雑な心境になったのもまた事実だった。 それでも彼は優しくて、 自分も、時が経てば解決してくれると思って。 彼の言う通り>>3に、 会いたくなったら……否、 自分の気持ちの整理がついて、失礼なく逢えると思ったら連絡をしようと日々を過ごしていた。 そしたら、 彼の方が忙しくなってしまって。 淋しかったけれど、自分には十分な時間が与えられたから、 その間にゆっくり休んで気分転換なども経て、 もう大丈夫ですってこちらから連絡して 約束を取り付けたけど、 そこからまた逢えなくなってしまった] (15) 2023/12/18(Mon) 20:38:26 |
【人】 瀬戸 海瑠[事故に遭ってしまったんだって。 そう知らせてくれたのは、彼の家族だっただろうか。 行っても逢えないってわかっていたけど、 居ても立っても居られなくて、 学校もバイトも休んで病院に向かって、 逢えなくても何日か病院の傍にいた。 でも彼が意識を取り戻す前に学園に帰る事にした。 彼のご家族とか、ルームメイトに言われて、だったと思う。 彼はきっと大丈夫だから、と…… 最初は随分取り乱してしまったと思うけれど、 病院を後にする頃には、 「恥ずかしいので、ここに来た事は翡翠さんには内緒で……」と ご家族にお願いできるくらいには平静を取り戻していただろう。 久々にバイトに行ったら 「痩せたね」って言われてすごい細いスキニーとか履かされて、 ちょっとウケたけど別にそれはどうでもいい。 今はもうだいぶ体重戻ったし……] (16) 2023/12/18(Mon) 20:38:30 |
【人】 瀬戸 海瑠[ともあれ、 彼が意識を取り戻したと連絡が入れば、 また学校を休んで逢いに行きたかったけれど、学業もバイトも、手に着かずに遅れた分を取り戻さなければいけなかった。 生きてる。 逢える。 その事実が支えとなって、 彼がきちんと回復するまで、 自分も自分の生活を大事にする様に努めた。 彼の意識が戻ってから最初の電話口では、 ボロボロ泣いてしまって、 何て言ってるかわからなかったかもしれない。 でもだって……誰だってそうなるだろう。 それからスマホでやり取りはしていただろうけど、 逢えるのは本当に久し振りだから。 だから、 今までで一番のおしゃれをして彼のもとに向かったんだ。*] (17) 2023/12/18(Mon) 20:38:39 |
瀬戸 海瑠は、メモを貼った。 (a3) 2023/12/18(Mon) 20:46:42 |
【人】 瀬戸 海瑠[人混みの中で声を掛けたら、 見えた彼の表情は、驚き、と言える様なもので。>>10 口を開いた彼も「驚いた」って、「モデルかと」って言うから、 何か可笑しくて、ふふ、と笑みを零す] ……、 [でも続く言葉>>11には、こちらの言葉が途切れてしまった。 見ない間……そう、彼に見てもらえない期間は、短くなかった。 綺麗になったって……それはただの服とお化粧の力で、 そんな風に言ってもらえるほど、何も変わってはいない。 少なくとも自分の中では、 翡翠さんという存在に自分が揺らぎまくって、 格好悪い事を沢山しでかして、 人間として……退化したんじゃないかとすら思っている。 それを隠す為に着飾った――せめて彼の前ではと―――……なんて深層心理もあったのかもしれない] (18) 2023/12/18(Mon) 21:31:02 |
【人】 瀬戸 海瑠……おかえりなさい…… [耳元に吹き込まれる声も、 スピーカーを通していない、素の彼の声だ。 あんなにずっと隣で聴いていたのに、 こんなにも懐かしいなんて、 可笑しいし、嫌だ。 こんなに長い間離れるなんて、 それももう二度と逢えなかったかもしれないなんて、 こんなの、もう御免だ。 彼の背に手を回して、ぎゅう、と コートに皺がついてしまうくらい抱きしめる。 ああ、本当に、生きていて……ほんのり、あったかい] おかえり、なさい…… ……あいたかった、です。 [もう一度繰り返したら、 俯いて、彼の胸にそう呟く。 もう、これだけで今日は満足してしまいそうな心地だった。*] (20) 2023/12/18(Mon) 21:31:41 |
【人】 瀬戸 海瑠[世界で一番近くで、 あいたかったって、同じ言葉を返してくれる。>>22 たったそれだけで、逢えなかった時間を埋めてくれる。 それなのに離れたくないなんて言われたら、 離れる前の二人に戻ったみたいに、 簡単にどきっとしてしまって。 ゆっくり顔を上げて、人目も憚らず、 そのまま唇を重ねてしまいたくなって、] ―――ん、……ん?! [そっと瞼を閉じようとしたところで、 賑やかな曲が始まって>>23、 彼と同じタイミングでびっくりして肩を震わせた] ぁは……はい。 [気恥ずかしそうな彼が教えてくれる。 これからツリーがライトアップされるらしい。 そっか、と笑う自分は楽しそうでいて、 ちょっぴり残念そうな顔になっただろう] (24) 2023/12/18(Mon) 23:28:57 |
【人】 瀬戸 海瑠[目の前にいた彼が腕を解いて、 横から肩を抱く体勢に変わる。 正面から抱きしめられていると彼しか見えなくて、 あんまり他の事を考えなくて済む分、 この格好の方が恥ずかしい気がする……。 今更人目が気になった様にちらちらと まわりに目線を泳がせていたが、 ツリーに光が灯り出すと、そちらに目が奪われる] ……きれい。 [まわりの人たちと一緒に、小さく感嘆の声を上げる。 自分の実家はそこそこ広い割に、 小さくて質素なツリーを居間に飾る程度だった。 街中でクリスマスツリーやイルミネーションを見る事はあっても、それらを見るのが目的ではなく、背景の一部でしかなかった。 きれいだなと思った事もあるけれど、 今呟いた言葉ほどの意味は持たなかった] なんで、こんなにきれいなんでしょうか…… [きらきらと輝くもみの木をじっと見つめながら、 白い息と共に空に問いを溶かす。 彼は答えを持っているだろうか。 あんまり寒い所で長居するのは彼の身に障るだろうから、 ほどほどにして移動しなければ、とは考えながら。**] (25) 2023/12/18(Mon) 23:33:17 |
【人】 瀬戸 海瑠[目の前のツリーの煌めきを、二人で見つめる。 彼と視線を交わらせる機会も見逃すくらい見入って、 ふと、湧いた疑問を口にしたら、彼はこんな突拍子もない質問にも答えようと、考えてくれたみたいだ。>>26] そう、ですか。 ……そっかぁ…… [もらった答え>>27に瞬いた後、 頷いて、噛みしめる様に胸の中で反芻する。 確かに、自分もこんなライトアップされたツリーを見たのは一人、もしくは部活の仲間等、集団であった事が多かった記憶だ。 それに、大事なのは人数じゃなくて、 誰と見るかなのかな、なんて思えて。 翡翠さんと見てるから、こんなにきれいなんだと 納得を超えて気恥ずかしい様な答えに、しばし浸る] (38) 2023/12/20(Wed) 21:48:20 |
【人】 瀬戸 海瑠[……と。 写真を撮ろうと言われて>>28、 ああ、相変わらず写真を撮るのがお好きなんだなと、 よく知る彼の行動に、くすりと笑う。 本当に、元気になったみたいでよかった] 最近のスマホってすごいですよね…… [ いや昔のスマホを知らないのだけども。 暗かったり過度に光が入っていても、 案外きれいに撮れるこの機器に、未だに驚かされる。 言われるままツリーの前に立って、そんな事を言いながら。 モデルのバイトをしてからは 随分季節を先取りして服を買える様になったので、夏の終わり頃にはこのコートをクローゼットに加えていたけれど、彼に見せるのは初めてだった。 似合ってるって、可愛いって言ってくれて>>29、嬉しい。 好きな人にそんな風に言われたら、 そりゃあ、「いい顔」になってしまうだろう。 彼の格好の方には見覚えがあったけれど、 初めてのデートの時と同じ、とは気付けなかったかも。 あの時は手汗が出ちゃうくらい緊張していたし、 あれから何度も、数えきれないくらいデートを重ねたし……] (39) 2023/12/20(Wed) 21:48:30 |
【人】 瀬戸 海瑠―――、 手、 で。 [手を彼の方に伸ばす前だったのに、 そんな風に言われて>>31、ぽっと頬を赤らめて固まってしまった。 腕、は、恥ずかしい。 というより、自分が今手を繋ぎたかったのに、 彼の方も同じ事を言ってくれたから、 同じ気持ちだったのかなって嬉しくて。 手袋もしていないけれどしっかりケアをしている手を そのまま彼の手の上に乗せ、そっと握る。 久し振りに触れる彼の手は、 やっぱり記憶よりも細く感じられたけれど、 骨と、血の通っている体温にじんわりと胸が熱くなって、 握る手に少し力を込めた] 行き、ましょう。 [彼を見つめて、手を引いて歩き出した。*] (42) 2023/12/20(Wed) 21:49:09 |
【人】 瀬戸 海瑠[クリスマスシーズンらしい街の様子は、 恋人と歩くと心を躍らせると知った。 でもインスタ映えする写真を撮れるとか、 クリスマスに何か欲しいものがある訳ではなかったから、 少し、同じ世代の女の子と楽しみ方は違ったかもしれない] 本当に、欲しいものとかは、ないです。 [そう言い切ってしまうのは可愛げがなかったかもしれないけど、だって本当になかったし、考える様に言われても思い浮かばなかったから、そんな返答になってしまった。 あげたいものは色々あるのにな……。 ショーウインドウや店頭で可愛いもの>>30を見るのは楽しかったので、彼との散歩を心から楽しんで] おなか空きました。 [お腹の虫の声を素直に代弁して、お店へ足を向けた] (44) 2023/12/20(Wed) 22:40:50 |
【人】 瀬戸 海瑠[おしゃれな店内に踏み入ると、 ほわんとあたたかくてほっとする。 これだけで評価が高いお店であるのが頷ける。 席に着いてタブレットを見つめながら、] じゃあ、自分も烏龍茶にしようかな。 [そっか、お酒、まだ駄目だよね。>>35 退院おめでとうございますって乾杯できると思ったけど、お預けか、と思いながら、顔には出さない様にして、烏龍茶を二つにしてもらう。 おでんは餅巾着が好きなのでそれを真っ先に選んで、 あとはこんにゃくと……] お茶美味しいですね。 [ドリンクが運ばれて来たら、 ちょっとしょんぼりした顔の彼>>36に可笑しそうに、 それから元気付ける様に笑って、ジョッキを軽やかに鳴らした] (45) 2023/12/20(Wed) 22:40:56 |
【人】 瀬戸 海瑠[彼から紙袋を差し出されると>>37、 小首を傾げながら両手で受け取る。 何だろうと思いながら、 断ってから袋を開けさせてもらって、中身を取り出す] ぁ、かわいい…… [自分の好きな、うさぎみたいなキャラクターのキーホルダー。 ご当地キーホルダーの様で、 さくらんぼの着ぐるみに包まれている。 お土産、との説明の後に、 本当はもっと前に渡される筈だった事を理解して、 眉がふにゃりと下がってしまう] 嬉しい、です。 [小さなキーホルダーを両手に包んで、 ぎゅっと大切に胸に抱く。 これを、彼の手から受け取る事ができて、本当によかったと。 強く想うと泣いてしまいそうだったから、 ショルダーバッグにかちゃりと着けて、それを彼に見せる] (46) 2023/12/20(Wed) 22:41:02 |
【人】 瀬戸 海瑠ありがとうございます。 [大人びたシンプルな黒のバッグが、 一気に可愛らしくなったと、嬉しそうに笑う。 おでんが運ばれて来たら、 しみしみの具材に舌鼓を打ちながら、これ美味しいですよってもうひとつ餅巾着を頼んで食べてもらおうとしたりしただろう。 それから……これから来る休日について聞いてみる] 翡翠さんはクリスマス―――、 お仕事じゃない、ですか……? [本当はもっと早くに聞いて予定を立てたかったけれど、色々あったので、クリスマスを一緒に過ごそうという話は出ていたとしても、きちんと話すのは初めてだったかもしれない。 クリスマス一緒に過ごしたいと誘いかけて、働いているのだから、動かせないお仕事が入ったりしていないかなと思い至って、こんな聞き方になってしまった。*] (47) 2023/12/20(Wed) 22:46:00 |
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