174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】
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| (a1) 2022/09/12(Mon) 0:06:30 |
| ―― 5回目の天使の出現 ―― [ 天使が松本と黒崎の名前を告げるのを >>0 ぼんやりとした頭で聞いていた] 亡くなったのは、俺か、津崎か……。 [ 尋ねたところで、どうせ教えてくれないだろうから。 消えていく天使を、これまたぼんやりと眺めながら。 パン、奢ってやれないかもしれないなと >>0:194 一番最初に考えた義哉は、 きっと“普通”ではないなと改めて自覚する]* (5) 2022/09/12(Mon) 0:19:52 |
| ―― 現在:レストラン ―― ……津崎。 [ 朝霞が消える前か後か、 レストランに飛び込んできた彼を見て >>2 その名を呼ぶ。 ただ、どう会話を続けようか迷って、 口を開いては閉じるを繰り返した]* (6) 2022/09/12(Mon) 0:23:04 |
| ―― 現在:レストラン ――
俺は、まあ覚悟はしてたから。うん。 ……お前こそ、大丈夫、……じゃない、よな。
[ “普通”ではない義哉は、こんな状況にも関わらず、 割と心は落ち着いていたのだが。
津崎はきっとそれを共感できないと義哉は思ったから、 労わるような言葉を投げかけることにした]** (10) 2022/09/12(Mon) 0:37:41 |
| (a5) 2022/09/12(Mon) 0:40:00 |
| [ 命に優劣があるのなら、 別に劣の評価を付けられても構わなかった。
問題は、この世界では劣側の人間が 必ずしも死ぬとは限らないということで] (26) 2022/09/12(Mon) 7:11:26 |
| ―― 現在:レストラン→特別展 ―― ……何だ? [ その慟哭が聞こえたのは、 >>15 津崎といくらか話をした後だったか。 そういえば、津崎も服装が変わってるなと >>4:203 ぼんやりと考えているときだった。 廊下の奥から聞こえたその声に、 きっと良からぬことがあったのではないかと、 心の中は騒めいて] 津崎、行こう。 [ そう呼び掛けたが、彼は共に来てくれたかどうか。 とにもかくにも、義哉は叫び声の元へと駆け付ける] (27) 2022/09/12(Mon) 7:12:09 |
| ……黒崎、一体何が [ 義哉が特別展の場所に辿り着いたのは、 おそらくは黒崎の後で、 >>23 むせかえるような林檎の匂いの中に、 跪く黒崎の姿が見え、その奥には――] ……松本っ?! [ 床に落ちたナイフと、 倒れ込んだ松本の姿が見えた。 >>17>>20]** (29) 2022/09/12(Mon) 7:12:38 |
| (a9) 2022/09/12(Mon) 7:16:41 |
| ―― 回想:レストランにて津崎と ―― そうだな。辛いな。 ああ、いいよ。落ち着くまでずっと座っておけ。 俺で良ければ、話も聞く。 [ 傍らに座る津崎を見遣りながらも。 義哉は別に死を願われても気にしなかった。 >>28 ただ、願いが叶うとは限らないこの世界で、 それを口にすることは憚られたが。 異変に気付いたのは、 それからしばらく後だったか >>27]** (30) 2022/09/12(Mon) 7:23:50 |
| (a11) 2022/09/12(Mon) 7:26:02 |
| (a13) 2022/09/12(Mon) 7:31:39 |
| /* いや、松本さんの説得は津崎さんいないと無理じゃない? とかPLは思ってしまって、先走り過ぎました。すみません。 (-24) 2022/09/12(Mon) 7:35:09 |
| ―― 現在:展示室 ―― [ 誰のことを言っているのか名前は聞こえなかったが、 >>31 義哉にはナイフで刺されるような痛みを抱えて 生きるという経験はなかったため、 きっと対象は自分ではないのだろうと考えた] ……自分で、か。 [ 黒崎の言葉を反芻して、彼女とは反対側に跪けば、 >>34 少しずつ松本の傷口が塞がっていくのが見えた。 >>31] (36) 2022/09/12(Mon) 8:28:16 |
| まだ、お前からの頼み事、聞いてないんだが。 もし、殺してくれというのがお願いということなら、 俺はそんなもの叶えない。 [ うわ言のように死にたいと呟く声には、 >>32 中断された頼み事の件を持ち出して >>4:321 さっさと聞かせろとせがむ] お前、生きててもいいなと思ってるって言ってたよな。 あれは嘘だったのか? [ 過去の会話も思い出して、問い詰める >>4:276] 俺、お前にパンを奢るって約束、果たせてない。 仮に俺が死んでても、生まれ変わってでも お前に美味い焼き立てのパン奢ってやるから。 だから、少なくともそれまでは生きてろよ。 [ バスで交わした約束も口にして、 >>0:208 僅かばかりにもなりかねない延命を願う。 めちゃくちゃで支離滅裂な会話になろうとも 彼が生きたいと思えそうな可能性があれば 何だって口にした。 なりふりなど構っていられない]* (37) 2022/09/12(Mon) 8:28:44 |
| ―― 回想:レストランにて ――
そうだな。 自分が生きている前提で会話していても、 未来の約束も果たせるかは分からないし。
俺はこの世界に来てからずっと、 自分が死んでることを想定して動いていた。 だから、自分の死後にどうしたら みんなが幸せになるかを考えながら過ごしていたんだよな。
でも、津崎の場合は、 俺よりも誰かの側にいてくれることを みんなから望まれているみたいだったから。 だから、みんなのことを考えると苦しくなるんだと思う。 落ちてしまうのはきっと、津崎が優しいからだよ。 (39) 2022/09/12(Mon) 9:03:11 |
| 結局、自分が生きてようが、死んでようが、 後悔しないように、動くしかないんだろうな、とは思う。 津崎は、もし自分が死んでいたとしたら、 「こうしておけば良かった」と後悔しそうなことって 何か思いつくか? そういうのを、一つ一つ解消する、とか。 悪い。話を聞くと言った割に、 漠然としたことしか言えてないな、これじゃ。 [ どうすべきなのかは義哉には分からない。 >>35 けれど、後悔は残してほしくないというのは 本当の気持ちだったから、それを伝えたつもりだったが、 それが彼のためになる話となったかは分からない]** (40) 2022/09/12(Mon) 9:03:31 |
| ああ、知ってたよ。一度だけコメントも残してる。 (-33) 2022/09/12(Mon) 9:03:50 |
| ―― 現在:特別展→スタッフルーム ―― どうしてって、お前の存在が大切だからに 決まってるだろうが。 [ 俺も黒崎も、津崎だって絶対にそう思っているに 違いないと思って、 その零れ出た言葉に返して >>38] ……あっ。 [ 松本が意識を手放した、 >>41 と同時に黒崎が動き出したため、 >>46 義哉は一旦その場で待機することにした] (49) 2022/09/12(Mon) 9:43:10 |
| ……じゃあ、お前ら2人揃って生きてることでも 願っておけよ。
[ その残酷な言葉を気にしないと言えば嘘になるが、 義哉は自分の人生に価値は見いだせないため、 津崎の生存を心から願う] (-38) 2022/09/12(Mon) 9:43:32 |
| [ 黒崎が戻ってきたとき津崎の姿は見えなかった。 >>46] ああ、スタッフルームのベッドでいいと思う。 ありがとう。 [ 松本を乗せた担架をスタッフルームまで運びつつ、 担架の片側を持ってくれる黒崎に心から感謝した。 きっと、1人でこの事態に立ち会ったら、 冷静ではいられなかったから]** (50) 2022/09/12(Mon) 9:43:50 |
| ―― 回想:レストランにて津崎と ―― まあ、余裕があるかないかは、 人それぞれだと思うし。 あー…… [ ズバリと突き付けられた質問に、 >>43 少しだけ口ごもりながら] (54) 2022/09/12(Mon) 10:07:46 |
| そうだな。俺も死にたいと思ってる。
[ ゆっくりと頷いて肯定した] (55) 2022/09/12(Mon) 10:08:02 |
| 一番好きなのは、Life in A Northern Town あのとき歌ってくれた曲だよ。 [ 生で聴いた歌声を思い出しながら、 >>3:235 何度も聴いた、と付け加える] (-41) 2022/09/12(Mon) 10:08:18 |
| [ 何かを決意したように 津崎の視線が床からこちらへと動く。 >>44 それから、いくらか会話はあっただろうが] ああ、また後で。 [ ふらりと立ち上がる津崎に、手を振った >>48 次に会うときは、お互いにどんな顔をしていることやら。 できれば、気まずいことにならなければいいと願う。 早く天使のお告げが欲しいと、 義哉は不安で仕方がない]** (56) 2022/09/12(Mon) 10:08:35 |
| (a20) 2022/09/12(Mon) 10:14:35 |
| ―― 現在:スタッフルーム ―― ……そうだな。 良い夢を見れているといい。 [ 松本の寝るベッドから、 少し離れた場所に立ったまま、 返事をしつつも、義哉は半分上の空だった。 >>60 天使の報告の後に、 >>0 死にたがりの松本はこんなことになった。 もし、次に天使が来た時に、義哉の名前が呼ばれたら。 半分死んだ気になっている自分は、 はたして、正気を保てるのだろうか] (67) 2022/09/12(Mon) 11:41:26 |
| ……パン屋? [ 黒崎の方へ顔を向けながら、 >>60 考え事をしていたせいで、話題から一拍遅れて ぽかんとした真顔で、鸚鵡返しに返事をした。 それから、続く言葉が頭に入ると、 >>61 少しだけ頭が冴えてきて] そうだったのか。 可愛いもの、好きだったのか? 武藤も虎型パンを買いたいと言っていたから、 目が覚めたら一緒に買いに来るといい。 [ 自分が声を荒げたときの黒崎の反応も >>0:40 武藤にパン屋の場所を教えていないことも >>0:146 懐かしいどこか遠くの記憶のように感じながら。 秘密を打ち明けるように話す黒崎に 聞けて良かったと伝わるように、 小さく笑みを返した]* (68) 2022/09/12(Mon) 11:41:44 |
| ―― スタッフルーム ―― [ 電話の内容が聞こえてくれば、 >>70>>73 津崎、来てくれるのか、と安堵の小さなため息を零す。 それから、しばらくして津崎が姿を現せば、 >>75] ……俺じゃたぶん無理だから、どうにかしてやってくれ。 [ 少し前の会話を思い出しながら、 >>64 津崎にそう語りかけて] ……悪い。俺、ちょっと厨房に籠る。 [ パン作りか何か、集中できるものがないと、 頭に浮かんだ思考を拭えないと思ったから。 >>67 2人共に聞こえるように、そう宣言した。 誰にも引き留められなければ、 血色の悪い顔のまま足を進め、 そのままスタッフルームを後にしただろう]** (79) 2022/09/12(Mon) 12:21:43 |
| (a30) 2022/09/12(Mon) 12:27:03 |
| ―― 現在:厨房 ―― [ 一次発酵、ガス抜き、ベンチタイムが 終わったパン生地に、作ったばかりの カスタードクリームを包み込みながら、 義哉はこの世界のことを考える。 天使が死者の名前をなかなか言わないのは、 自分の希望に沿っているとは思った。 死者に冥途の土産を渡さないとと思われて 気遣われながら過ごすくらいなら、 みんなが好き勝手に過ごす方がマシで。 でも、こんなことが続けば色々と弊害も出てくるし、 みんなにとっての心地よい時間は もうここには存在しない。 >>4:343] (107) 2022/09/12(Mon) 18:21:04 |
| ……俺が生きているなら、どうしようか。 きっと、みんなが津崎が亡くなったことを悲しむ中で、 独りだけ罪悪感に蝕まれながら生きるんだろうな。 [ きっとみんなはそんなこと言わないだろうけど、 それでも、義哉はきっとその気持ちを抱えることになる。 所詮、“普通”もどきの人間に、 誰かの代わりになることなど不可能なのだから。 今まではこれは災害だって割り切るつもりだったし、 >>4:242 それは他の誰かが亡くなっていても同じだと思っていた。 けれど、みんなからかなり遅れて やっとのことで義哉には“現実”が見えてきたようだ。 正直、逃げ出したいと思った。 死にたがりにとっても、この世界に“慈悲”はない] (108) 2022/09/12(Mon) 18:21:33 |
| [ 考え事をしていても、義哉の手は勝手に動く。 黒崎と話したことを無意識に考えていたのか、 >>61 4つのクリームパンはいつの間にか 猫型に成形し終わっていた] じゃあ、あとは二次発酵を―― [ オーブンの発酵機能を使おうと足を進めると、 いつかと同じように林檎を蹴っ飛ばす。 >>4:55 体が強張って動けないでいると、 またもや林檎の下部がぱっくりと空いて、 父親の言葉を紡ぎだした] (109) 2022/09/12(Mon) 18:21:53 |
| [ 「俺が“普通”の父親じゃないって言うのか!」 それが怒鳴り声なら、 きっと踏みつけることができた。 >>4:59 ……でも、泣き声だって気づいてしまったから、 義哉にはもう手出しはできなかった] (110) 2022/09/12(Mon) 18:22:10 |
| ―― 小泉義哉の父親の話 ――
[ 義哉は高校生の頃、母親に尋ねたことがある。 どうして父親と結婚したのか、と。
母親曰く、「同族だったから、同情したのかしら」 とのことだった。
“同族”の意味を知ったのは、 大学に入学してすぐの頃のこと] (111) 2022/09/12(Mon) 18:22:35 |
| [ その日は義哉の父親の親戚の葬儀で、 父親の親族と顔を合わせたのは、数年ぶりのことだった。 父親は家族旅行は頻繁に行くけれど、 >>1:43 実家に自分たちを連れていくことはほとんどなかった。 義哉は特に気にしていないというか、 その理由に興味もなかったのだけれど、 親族を観察すれば、いやでもその理由は察せられた] (112) 2022/09/12(Mon) 18:22:49 |
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