【人】 客 葉月-現在/店内- [果たして店内に、謝りたいと願った姿は未だなかった。 ほっとしてしまう自分に自己嫌悪を覚えつつ、カウンターへと腰掛ける。 果たしてそこに、厨房内を忙しそうに奔走する彼女の姿はあった>>109>>110] ありがとね、ゲイジーちゃん。 真鯛か……ならカルパッチョが食べたいな。 あとイベリコ豚があるならあれ食べたい、生ハムでチーズとか巻いたやつ。ある? [彼女の周りはいつだって眩しいな、と思う。 うじうじ悩んで、物事を歪んだ目でしか見られない自分とは大違いだ。 そんなどこか眩しいものを見るような視線を彼女に向けながら、ディナーの注文を**] (112) 2023/03/03(Fri) 14:05:09 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a13) 2023/03/03(Fri) 14:06:23 |
【人】 客 葉月(あいつ貝沢さんと仲良いんだよなやっぱムカつく……じゃない、違う落ち着け俺) [雑念を払うように頭をくしゃりと掻いて、どうにか言葉を絞り出す] この前は、ごめん。嫌なこと言って。 俺、こんな性格だからさ。お前……栗栖、くんが話しかけてくれてたの、ずっと捻くれて受け取ってて。 だからあのときも……あーダメだ、まどろっこしいなクソ。 嫌なこと言って悪かった。反省する。 それで……栗栖くんさえ良かったら、これからまた話しかけてくれたらうれしい。 無理だったら忘れてくれ。 ──俺はお前に話しかけられるの、嫌いじゃなかったからさ。 [相手の目を見て言うと決めていたのに、最後はつい俯いて目を逸らしてしまった。 恥ずかしさと、恐怖。 手遅れだったらどうしようという気持ちが頭の中をぐるぐる駆け巡る。そうだとしても自業自得だから何も言えない。 俯いたまま、相手の返答を待つ**] (130) 2023/03/03(Fri) 15:25:47 |
【人】 客 葉月[どくん、どくん。やけに心臓の音がうるさい。 永遠とも思えるような一秒のあと、落ちてきたのは優しい笑い声>>132。 何笑ってんだよ、そんなことを言うよりも先にやつの口から「嬉し」と、そう聞こえた>>132] (幻聴か?……いや、違うよな) [驚いて思わずやつの目を見てしまった。 栗栖瑛斗。その名前を口の中で転がす。 ──そういや、同性と下の名前で呼び合うのなんて何年振りだっけ。 同僚、ライバル、敵、あるいは女の子を口説く上での一時的な同盟関係。 そういったものはあれど、そこから親密な関係になることなどここ数年はなかった。 なんだろう、これ。 まるで体の奥底からぽかぽかしてくるような感覚] (144) 2023/03/03(Fri) 17:19:44 |
【人】 客 葉月それ以上に嬉しかったよ。あんなふうに話しかけてもらえるの。 俺はちゃんと返せてなかったけどさ。 [嘘じゃない。事実あいつが俺に話しかけてこなくなったとき、俺はずっと寂しかったのだ。 自覚して、自分で自分に馬鹿じゃねえのと思った。今まであんな態度とってたくせに、俺のツンデレとかどこの層に需要あるんだよって。 勿論それで料理のおいしさが損なわれるわけではないから、もりもり食ってたし傍目には気付かれてないかもしれないけれど] だからさ、これからもまた話しかけてもらえたら嬉しいよ。 ……気が向いたら俺からもその、あー、なんだ。アレするから。 [いやアレってなんだよ。そこは素直に話しかけてもいいか聞けよ馬鹿だろ俺] (147) 2023/03/03(Fri) 17:21:02 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a21) 2023/03/03(Fri) 17:27:20 |
【人】 客 葉月-俺の家の話/ルームメイト募集中- [ところで、だ。 俺のプライベート(※女の子関係とかではない)については、このお店で何度か話したことがある。 ライターをやっていること。仕事は忙しいが、とても充実していること。 (訳:仕事量だけは膨大だけど細々しためんどくさいことが多いし、フリーランスだから自由だけどその分先行き不安etc.) そして、ルームシェアをしていること。 相手は同業者で、生活リズムが似ているので割と楽しく暮らしていること。 (訳:そこまで仲良いってわけじゃないけどなんとなくウマがあってよく話す同業者と、家賃の折半が目当てで一緒に住んでる。 生活リズムも勿論だけど、何より女の子を連れ込むことへの考え方が同じなのがありがたい。 違う子連れ込んだ痕跡がバレても「ルームシェアしてるやつが〜」って言えば誤魔化せるし)] (176) 2023/03/03(Fri) 18:46:46 |
【人】 客 葉月[あのランチの日から結構時間が経って、その間にプライベートで変わったことがいくつかある。 まず一つ。ルームシェアしていた同業者が家を出て行った。 なんでも実家を継ぐらしい。ついでに親が決めた許嫁と結婚もするらしい(初耳すぎる) まあ幸せになるのはいいことだ、と思う。俺を置き去りにしないで欲しかったけれども。 そしてもう一つ。そいつが出て行って、家がクソ広くなった。いやまあ、当たり前の話ではある。 俺と比べてあいつは料理をするやつで、部屋を選ぶときキッチンの造形にはかなり拘っていた。 反対に俺は自炊を殆どしないので、そいつが出て行ってからはクソ広いシステムキッチンをかなり持て余している。 ──まあでも、全く使ってないわけでもないのだけれど] (177) 2023/03/03(Fri) 18:47:35 |
【人】 客 葉月えっと、ここでみりんを……。 [深夜のキッチン。慣れないエプロンをして、あいつが餞別がわりに置いて行ってくれた料理器具たちとにらめっこしている。 炊飯器に米と水、みりんと酒と塩を少々。水気を切った里芋を乗せて蓋を閉めた] 上手くできるかな、これ。 [あの日食べた芋ご飯>>0:471を再現してみようと思ったのは、キッチンの主だったルームメイトがいなくなってから。つまりつい最近のことだ。 広い部屋に一人になって俺はようやく、自分の機嫌を自分でとることの大切さに気付いた。 そして手始めに、あの日俺を励ましてくれたあの人のご飯を再現してみることを思いついたのだ。 出来上がったご飯をよそって、テーブルにつく] (178) 2023/03/03(Fri) 18:48:02 |
【人】 客 葉月んん、……微妙だなこれ。水の分量間違えたか? 芋もなんか硬い気がする……。 [とはいえ、レシピを教わったわけでもないから全部記憶頼りだ。 おまけに俺は普段全然料理をしない。というかしてこなかった。 言ってしまえば料理に関してはぴかぴかの赤ちゃんだ。そんな俺が、最初から「思い出の味」を再現するのは無茶だろう] (──誰かに聞ければいいんだけどな) [頭の中、ひとつの顔が過ぎる。 退店間際に見た顔。>>483 俺の記憶の中にあるよりも、当たり前だけど遥かに大人びていた。 あれ以来、彼と顔は合わせていなかった。 常連ではないだろうし、また会える保証もない] (……声かけときゃよかったな) [別にレシピを教えてもらうだけじゃなくて、ただ話が出来ればよかった。 そのささやかな願いが叶う日は、いつか来るのだろうか**] (179) 2023/03/03(Fri) 18:48:34 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a25) 2023/03/03(Fri) 19:14:33 |
【人】 客 葉月あっいや、別に変な意味じゃなくてね!? ほら、ゲイザーちゃんいつも明るいから。落ち込むことあるのかな、みたいな……。 [わたわたと焦りながら言葉を紡ぐ。 外ではすぐに出てくる言葉が、ここでは全然すっと出てこない。何も上手くいかない] (247) 2023/03/03(Fri) 21:04:05 |
【人】 客 葉月[余談ではあるが。 俺こと葉月佑一は、ゲイザーちゃんのことを女性だと思っている。 なんてことはない、一目見た瞬間に俺の中の「可愛い子」レーダーがびんびんに反応し、そこからずっとそのままだってだけの話だ。 この勘違いがこれから先どうなっていくのかなんて、まだ分からないまま**] (249) 2023/03/03(Fri) 21:04:41 |
【人】 客 葉月え、俺ももらっていいんですか? [自然と声も弾んでしまう。 かぶりつけば、チーズの香ばしい風味とあられのさくさくした食感が楽しい。 仕事ですか、と聞かれたならば] ええ、そうなんですよ。今日もちょっと大変で……。 でもここに来てこんな美味しいものを食べられたら、そんなの吹き飛んじゃいますね。 [頬を緩ませて、そう答えるだろう**] (334) 2023/03/03(Fri) 23:17:57 |
【人】 客 葉月-ほんのちょっと前/チエくんと俺- [あんなこと>>0:208>>0:209>>0:210があったあと、どんなやりとりがあったんだっけ。 けど相変わらず彼はキッチンにいて、俺はこの店へ足を運んでいる。 少しは心の距離も縮まっただろうか。 そうだとしたら嬉しい。けれど今は、とりあえず] (あれチエくん????その顔なに????どゆこと????) [なんだいそのそそくさっぷりは。>>190 もし俺がエスパーで彼の考えてることが分かってしまったなら、そりゃもう慌てただろう。 誤解、っていうか誤解って言ったらアレっていうか俺はまあ全然やぶさかではないっていうかアレなんだけど俺は君のその表情も気になるよ今日も可愛いね。 答え合わせをする時間は、はたしてとれるだろうか**] (357) 2023/03/03(Fri) 23:52:50 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a40) 2023/03/03(Fri) 23:58:31 |
【人】 客 葉月[押し黙った横顔に>>360、やっぱりこの子もイケメンなんだよなあなんて思う。 なのにムカつかないのはなんでだろう?いやまあ、ムカつく方がおかしいんだよって言われたらぐうの音も出ないんだけどさ] えっ鯛茶漬け?食べたい! [控えめな提案に、ついつい目をきらりと輝かせてしまった] 味噌汁も助かる……酒飲んでるわけじゃないんだけど、エナドリは飲んでるから胃荒れてるんだよね。頼んでもいい? [体が資本の仕事だけれど、だからこそ身を削らないといけないときもあるわけで。 そういうときはついつい頼ってしまう。怪物とか、翼を授けてくれるヤツとか。 だからその提案は正直めちゃくちゃありがたかった] ありがとね。やっぱ今日もこの店来て正解だったわ。 [緩む頬とともに、そう相手に告げた**] (375) 2023/03/04(Sat) 0:18:52 |
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